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十七音のとびら https://junanaonno.blogspot.com/

いろいろな人の俳句を自分なりに味わっていきます。

ポエムブログ / 俳句

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2021/01/29

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  • 春の夜(はるのよ)

    三春・時候/体も心もやわらぐ暖かな夜。花の香がただよい、なんとなくつやめいている。 春の夜や皿洗はれて重ねられ 川崎展宏 皿洗いはきらいじゃない。 むかしロンドンの日本料理店で皿洗いをしていたとき、流しの洗いものは実際に目にすることのないお客さんが好きなように食べて飲んで帰って...

  • 春の水(はるのみず)

    三春・地理/春の河川や湖沼、井戸などの淡水をさす。雪解けで水量が増え、水音が高くなる。 腰太く腕太く春の水をのむ 桂信子 自分の奥さんだったらいやだな。母親だとしたら──。 久しぶりに実家に帰った。玄関の戸は開けっぱなしで母の姿がない。田舎のことゆえめずらしくはないが、ちょっと...

  • 浅春(せんしゅん)

    初春・時候/立春をすぎても寒さの残る、春らしさの整っていない頃。 浅春や音一つなき楽器店 土生重次 楽器店でなにか違和感をおぼえるのは、たくさんの楽器に囲まれながらも、そこから音がいっさい聞こえてこないからだろう。 大勢の人がいるのに声がしない朝の通勤電車にすこし似ているけれど...

  • 下萌(したもえ)

    初春・植物/枯れ草の大地から草の芽が生え出ること。確かな春の到来を感じさせる。 下萌の僅かな地にも贈与税 竹中碧水史 贈与税を俳句に使うなんて、自分にはとてもできそうにない。やってはみたいけれど。 親から安く譲り受けた土地だろうか。こんなに狭いのに税金を払わなきゃならんのかと呆...

  • シクラメン

    三春・植物/地中海原産のサクラソウ科の球根植物。花は長い花茎の先に一つ下向きに咲く。 美しきうなじ蕾のシクラメン 片山由美子 子供のころ家族でときどき行ったとんかつ店。そこに飾られていた風変わりな鉢植えの花を母がいたく気に入ったこと、よしのちゃん(洋風の家に住んでいたクラスメイ...

  • バレンタインの日(ばれんたいんのひ)

    初春・宗教/2月14日。キリスト教の聖人バレンチヌスの祝日。親しい人や恋人にカードや花などを贈る。日本では女性が男性にチョコレートを贈る。 駈け去れりヴァレンタインの日と囁き 小池文子 暗にチョコの要求だけして去っていった男? 勇気があるというか、ずうずうしいというか、そんな奴...

  • 春寒(はるさむ)

    初春・時候/立春のあとの寒さ。余寒とちがい春のほうに重きをおく。 春寒の指環なじまぬ手を眺め 星野立子 もし季語が余寒だったら、この先の結婚生活に暗雲がたちこめている気がする。結婚なんてするんじゃなかったという後悔。 春寒だから明るい。しあわせで満たされた新しい人生の一歩を踏み...

  • 春の日(はるのひ)

    三春・天文/春の日光またはのどかで暖かい春の一日(時候)をさす。 春の日の朱をべつたりと中華街 原裕 「べつたりと」がいい。門でも看板でも、中華街を一色であらわすとしたら朱。春の陽ざしをあびて、その朱がいっそう色濃くべったりとしてまぶしい。なんだか食欲がわいてくる。 どこの店で...

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