ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
寒雀(かんすずめ)
晩冬・動物/餌の少ない冬、雀は人家の周りに集まってくるので親しみがわく。 しみじみと牛肉は在り寒すずめ 永田耕衣 歳時記をぱらぱらとめくっていると、時にこんな一句に出会う。それがまた楽しい。 「しみじみ」「牛肉」「寒すずめ」。たった十七音に、この三つのことばが並ぶ不思議。 何度...
2021/01/31 11:30
冬薔薇(ふゆばら)
三冬・植物/冬になっても咲いている薔薇のこと。枯れたような枝に小ぶりの花をひらく。 冬薔薇の花弁の渇き神学校 上田五千石 葉の落ちた枝にぽつんと取り残されたように咲く冬の薔薇。 冷たい風にさらされ、くすんだピンクの花弁に水気はなく、硬そうだ。触れたら、ぱりぱりと音をたて...
2021/01/30 02:00
寒稽古(かんげいこ)
晩冬・人事/武道・芸道で、寒中三十日間の早朝や夜間、特別に猛烈な稽古を行うこと。 面取れば妙齢なりし寒稽古 永田百々枝 緊張と寒気とでぴりッと空気の張りつめた道場。力強いかけ声と竹刀の音が響きわたる。 そのなかに、ひときわ気合の入ったすげえ奴がいる。 いったいどんな...
2021/01/29 11:02
冬鴎(ふゆかもめ)
三冬・動物/海猫、百合鴎など種類は多く、日本中で見られる。秋に渡来する冬鳥。 冬かもめ少年ふいにジャンプする 佐野典子 寒いけれど青空のかがやく島の港。少年が一人、フェリーが着くのを待っている。 島を出る用事はなんだろう。 観光客が餌をやるので鴎がたくさん集まってき...
2021/01/27 13:31
大寒(だいかん)
晩冬・時候/二十四節気の一つ。1月21日ごろ。大寒から立春までが一年のうち最も寒さがきびしい。 大寒や転びて諸手つく悲しさ 西東三鬼 まず笑ってしまった。あまりの率直さに。 「両手」ではなくて、「諸手」という響きに。 転んで諸手をつくなんて、転び方としてはうまいほうだ。...
2021/01/25 00:00
一月(いちがつ)
晩冬・時候/一年の最初の月。寒さが最もきびしくなる。 赤き実を咥へ一月の鳥日和 阿部みどり女 南天の実と鵯。ピーヨピーヨと、鋭い声が耳に痛い。 冬の弱々しい西日のさす庭を、窓越しにそっとのぞいていた幼きころを思い出す。 母は買い物で留守番だったか。 美しい赤い実...
2021/01/24 16:21
2021年1月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、ジョスィーさんをフォローしませんか?