福岡の劇団「ジグザグバイト」の2024年春公演「漫豪ストレートMAX」の感想です。
夢の続き「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」感想
パラダイス・リゲインド鑑賞前の心情 パラダイス・リゲインド感想 不満点、今一つと感じた部分 夢の続き パラダイス・リゲインド鑑賞前の心情 「仮面ライダークウガ」から始まる平成ライダーシリーズの中で「仮面ライダー555」はリアルタイムで見ていない。理由はこの時期に仮面ライダーを離れたいと思っていたからだ。 クウガが始まったと同時に私は中学生になったが、リアリティを重視したクウガ、アギト、龍騎の作風はまさに思春期真っ只中の男子の心を鷲掴みにするものだった。 しかし昭和ライダーをビデオで繰り返し見ていた私は、龍騎にハマってはいたもののライダー同士が戦う、悪人がライダーに変身するという作風に「これは仮…
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福岡の劇団「ジグザグバイト」の2024年春公演「漫豪ストレートMAX」の感想です。
パラダイス・リゲインド鑑賞前の心情 パラダイス・リゲインド感想 不満点、今一つと感じた部分 夢の続き パラダイス・リゲインド鑑賞前の心情 「仮面ライダークウガ」から始まる平成ライダーシリーズの中で「仮面ライダー555」はリアルタイムで見ていない。理由はこの時期に仮面ライダーを離れたいと思っていたからだ。 クウガが始まったと同時に私は中学生になったが、リアリティを重視したクウガ、アギト、龍騎の作風はまさに思春期真っ只中の男子の心を鷲掴みにするものだった。 しかし昭和ライダーをビデオで繰り返し見ていた私は、龍騎にハマってはいたもののライダー同士が戦う、悪人がライダーに変身するという作風に「これは仮…
福岡で舞台を観始めた頃は好きな女優を追いかけることばかり考えていた。それは今も変わってはいない。 好きな役者も増え、その人たちに会いに行くことは楽しみではあるのだが舞台を観に行く生活も3年に差し掛かると気持ちの方も落ち着いてくる。 ミーハーな気分から少しだけ進んで、以前よりも舞台の魅力や面白さとは何なのかを考えながら観劇するようになった。 舞台の魅力の一つは「感情を思い出させてくれること」である。少なくとも自分はそう思っている。 大人になって日常生活を送っていると感情を忘れることを覚えていく。辛いことや理不尽な目にあっても、怒ったり悲しんだりするのではなく関わらない、反応しないことがデフォルト…
福岡市に住んで10年以上になる。よくいわれることだが福岡は程よい都会であり、暮らしていくことに関しては申し分ない環境だ。 もちろん不便に感じる部分もあるが、オタクが楽しめるイベントも豊富で2023年も色々と楽しませてもらった。 そんな福岡市で、昨年初めてその存在を知ったイベントが「48 Hour Film Project」である。 48時間で一本の短編映画を完成させるというこのいい意味でぶっ飛んだ映画祭は、日本を含め世界各国で開催され選ばれた作品にはカンヌ映画祭で上映するチャンスが与えられる。 前置きが長くなったが、今回紹介する短編映画「路地裏のコスモス」はこの映画祭で知った小田憲和(おだのり…
その人に初めて会った時、以前にもどこかで会ったことがあるような、そんな気がしました。後になってそれは完全な勘違いであったことがわかるのですが、今思うと「会ったことありませんか?」という口説き文句(失礼!)のようなことを言ったことでお互い印象に残ったのかもしれません。 たくさん色々なことがあって、再び出会えたその人とも別れの時がやってきました。 その時が来るまでの間、ずいぶん弱音や愚痴なども聞いてもらいました。もっと楽しい話もたくさんしておけば良かったと思うのですが、この一年ほどはそういう心の余裕が私にはありませんでした。 いつだったかその人が夢を語ってくれたことがあります。それはとても温かくて…
2022年11月13日 2022年11月13日、僕は福岡タワーをピンクにライトアップした。推しのためだった。 かつてメイドカフェで働いていた女の子、大きくて美しい瞳が印象的だった子。明るい声と笑顔が太陽のようだった、この世界で一番かわいい僕の推し。 彼女が店を卒業してしばらく経った頃、ふとしたきっかけで僕は福岡タワーをライトアップできることを知った。 福岡では「ドゲンジャーズハイスクール」という特撮番組が放送されていた。出演は当時アイドルグループ「MAGICAL SPEC」に所属していた藤松宙愛(ふじまつそら)だ。 推しの卒業後、僕は心にぽっかりと空いた穴を埋めるように新たに出会ったこの子を応…
「矢野特殊自動車」の創業者である矢野倖一(やのこういち)は福岡県の芦屋町の出身です。 矢野特殊自動車はタンクローリーなどの特殊車両を製造している会社ですが、その原点となったのは矢野倖一が作り上げたアロー号という車でした。 このアロー号は現存する日本最古の国産車で、実業家の村上義太郎の頼みを受けて矢野が3年の月日をかけて開発しました。 このアロー号完成までのドラマを描いた舞台演劇が「大正くるま浪漫〜矢野倖一の挑戦〜」です。 福岡を中心に活動する「劇団ショーマンシップ」による本作は過去に上演された作品ですが、今回2023年秋に再演されました。 芝居だけでなく歌やダンスシーンが多く描かれており、老若…
※この記事は舞台『HANABI』のネタバレ」を含みます。 暑すぎる。 2023年の夏はこの一言に尽きます。毎日のように「全国で過去最高気温を観測!」なんてニュースを聞くと、本当にこの先どうなるのかと不安になりました。 なんせ普通に生活しているだけで、明らかに他の時期より体が疲れているのがわかるんですよね。 とはいえ今年の7月から8月にかけても、それなりにあっちこっちに動き回ったという感じです。 8月にはまた一つ年を重ねました。なかなかどうして、それがありがたくない年齢にもなりましたが、まずはこうして生きていることに感謝です。 病むことも多いのですが、それでも今日まで生きてこられたのは出会えた人…
はじめに 『小川夏鈴(おがわかりん)』さんという女優を知ったのは偶然でした。インスタグラムでフォローしている方の投稿を見て「こういう人が福岡にいるんだ」ということを知りました。 調べてみると、小川夏鈴さんは東京で活動されドラマ『相棒』にも出演したことがあるとのこと。そして2023年7月に、福岡市の甘棠館Show劇場で一人芝居をされることがわかりました。 相棒は好きなドラマですし、説明するまでもなく超メジャーな作品です。初めて知った女優さんですが、これはぜひ観劇したいと思いました。 これが私が小川夏鈴さんを知った経緯です。 『スポットライト』 芝居は二部構成でした。第一部のタイトルは『スポットラ…
「とても元気のいい子」 それが最初に抱いたその子への印象でした。 まだまだ世間的にいえば私も若いといわれる年齢ですが、それでもその子が持つ弾けるような若さと溢れてくるパワーは眩しく羨ましいと感じたものです。 その勢いのままに、彼女はどんな時も全力でメイドの仕事に取り組んでいました。 もちろん最初は慣れないこともあったと思います。戸惑うこともたくさんあったことでしょう。 それでも表に立てば、彼女はいつでも変わらぬ明るさで私たちと話をしてくれました。 少し前のことですが、色々あって酷くふさぎ込んでいた時期が私にはありました。 「自分がいない方が、自分が出会ってきた人たちは幸せだ」 来る日も来る日も…
色々と挑戦的な作風ではあったものの、子どもたちへの受けが気になった1話とは対照的にウルトラシリーズらしく明るい作風になった2話と感じた。 新設されたSKaRDの隊長に任命されるゲント。メンバーは既にハルノ参謀長が選択していたが、もしかしたら何か伏線があるのだろうか。 ゲントとの会話の中でハルノが怪獣のことより、ブレーザーの存在を気にしていたのが気になる。 もしかしたらゲントがブレーザーだと疑っていて、そういう事態に対処できそうな人員を集めたとか? しかしゲントも前触れもなくブレーザーの名前を口に出すと怪しまれそうな気もする。 その後とんとん拍子で進んでいくSKaRDのメンバー集め。 面白いと思…
演劇はもともと全く観ていなくて、人とのご縁で観に行きはじめたという経緯があります。 その中で色々と俳優さんを知っていくんですが、今回感想を書くナシカ座の『バックヤード・マーチ』もそんなご縁がきっかけで観に行った作品です。 舞台はスーパーのバックヤードで、これは本来は倉庫などの意味があるんですが店員の控室のような感じですね。 上手のホワイトボードや脚立、下手に店長が作業する机、中央にテーブルといった配置になっていました。 物語の主題は映画『男はつらいよ』のような兄と妹の話です。 兄はスーパーの店長をしていて、すぐに人を信用してしまうお人好しな性格。妹はそんな兄の正確に悩まされながらも二人でスーパ…
そのメイドに会ったのはコロナ禍が一番酷い時代でした。 もうかなり懐かしい響きになりましたが、緊急事態宣言で飲食店の時短が繰り返していた頃です。 新しいメイドがお店に来たことは知っていましたが、シフトの遅い仕事をしていたのでなかなか会いに行くことができませんでした。 ようやく会いに行けた時は嬉しかったですね。ツーショットチェキを撮ってもらいました。 その子と撮れてとても嬉しかったのですが、その子も嬉しそうな笑顔を浮かべていたことを想い出します。 まだメイドの仕事に慣れていない、だけど何となく堂々とした雰囲気を持った方だと思いました。 自分にとって『推し』という言葉は結構特別な意味を持っています。…
(妙な胸騒ぎがするな・・・・・・) 1月の曇り空を見ながら私は思った。なぜそう思ったのかは自分でもわからない。 いつものように仕事を終えて車に乗る。遅いシフトの仕事は朝が楽な分、夜は帰りが遅い。慣れているとはいえ、毎日21時頃の帰宅にウンザリする。 スマホを起動させインスタを見る。真っ先に目に飛び込んできた「ご報告」の三文字。 「えっ!?」 思わず声をあげた。昨日舞台の上で元気に動き回っていた陽projectの代表・シマハラヒデキ氏が事故にあったとのこと。しかも相当酷い事故らしい。 「嘘だろ・・・・・・」 辺りはすでに真っ暗で人影はない。この時間に退社しようとしているのは私くらいだ。 先ほど感…
最近は特撮作品を見て「面白い」と感じることが少なくなった。 誤解のないようにいっておくが、それは作品のクオリティとは一切関係ない私個人の心情よるものが大きい。 生まれてからずっと、30代も半ばになった今に至るまで私の人生にはいつも特撮があった。 母親がビデオテープに録画していたウルトラセブンの再放送に始まり、レスキューポリス、平成ウルトラ三部作、平成仮面ライダー、牙狼シリーズ、スーパー戦隊・・・ 全ての特撮を見たわけではないが、それでも私にとって特撮とは人生の相棒のような存在だった。 だがあまりに長く付き合いすぎたからこそ、どんな新作を見てもそれに対して何かを感じるということは少なくなっている…
「あっ!あの記事読みました。私はあの子のことが大好きだから凄く嬉しかったですよ」 もう随分昔のことですが、とあるメイドカフェのメイド長のことを記事にして書いたことがありました。 そのメイド長と仲の良い親友とも呼べる間柄のメイドさんがいたのですが、その人に会った時に冒頭の言葉を私に伝えてくれました。 とても嬉しかったですね。そのメイド長さんだけでなく、その周りの人も喜んでくれたことがとにかく嬉しかったんです。 おこがましいかもしれませんが、誰かを助けているようで誇らしかった。 この言葉を伝えてくれたメイドさんはとっても明るい方で、まるで花のように笑顔が素敵な方でした。 どんな話も楽しそうに聞いて…
考えてみれば映画に限らず映像作品というものは実に難儀なものである。 数ヶ月、あるいは数年という時間をかけて制作するにも関わらず完成したものはどう多くても3時間ほど。 もちろん短期間で制作されるものも沢山あるのだが、基本的には費やされた時間に耐して完成作の時間はあまりに短い。 逆に考えれば、その短い時間の中に多くの人間のアイデアと情熱が埋め込まれていることに映像作品の尽きない魅力がある。 2001年から世界各地で開催されている『48Hour Film Project』は、映画を48時間で制作し、その中から作品の審査が行われる映画イベントだ。 日本では東京、大阪、福岡で開催されており最終的に選ばれ…
2年間とはあっという間でした。 彼女が最初にお店に来た時はコロナ禍の真っ只中でしたね。最近はコロナのコの字も聞かなくなったので、何だか何十年も遠い昔のような気がします。 当然なんですが、最初はやっぱり緊張していました。先輩メイドの後ろに隠れるようにして、お客さんの様子を見ていました。 おとなしそうな子だと思いました。もしかしたら短い期間で卒業してしまうかもと思いました。 それがこんなにも長くいてくれたことに驚くと同時に感謝をしています。 この2年間は色々なことがありました。たくさんの出会いと別れがありました。 だけど彼女がこの店にいてくれることに大きな安心感がありました。 あれは私の推しの卒業…
時間が過ぎるのがあっという間で気が付けば2023年も5月が終わろうとしています。 出会いと別れの季節はおもに3月から4月といわれていますが、それが過ぎても今年はいくつかの別れがあるようです。 メイドカフェで出会った方が卒業する際に、想い出をブログに書き始めて約3年。 もうそんなに過ぎたのかと思うのと同時に、我ながらよく続けているなあと感心なのかなんなのかよくわからない気持ちもあります。 今回卒業していく方とはたくさん会えたわけではありません。 それでも最初に会いに行ったきっかけは覚えています。 お客さんのツイートで、新しく入ったメイドさんが前にいたメイドに似ているという一文を目にしました。 そ…
orangecatblog.com 先日観劇した『控えめに言って、崖野は殺した方がいい』で、改めて俳優が演じる生の感情が舞台演劇の魅力だと感じた。 その感情が、思いっきり『笑い』というポジティブな方向に向けられた作品がこの記事で紹介する『キグルミオッカナイト』だ。 本作は福岡で活動する劇団ジグザグバイトの作品である。 物語は架空のテレビ局である『NHA』を舞台に退魔士(エクソシストのようなもの)のショウコが、弟のユウゾウにかけられた呪いを解くために二人でNHA内で発生している子どもの失踪事件に立ち向かうというもの。 放送局、NHA・・・・・・ この単語に何かを感じる人も多いだろう。 そしてこの…
智尋さん、私は・・・・・・ 宴の終わりに 沈まない太陽 終わりに 前回の記事 orangecatblog.com 理解されること、人を信じること。 怖い。 例えば理解されたとして、わかってくれたと安心するよりも軽蔑されたんじゃないかと思う不安。 信じてもらえたとして、失敗をした時にその信頼を壊してしまうんじゃないかという不安。 そんなことになるくらいなら、最初から信じなければ傷は軽い。 わかってくれたと思うより、どうせわかってくれないと思う方が「やっぱりそうだよね」で終わらせられる。 「信じられぬと嘆くよりも 人を信じて傷つく方がいい」というのは金八先生の歌だったか。 だけどやっぱり傷つくのは…
前回の記事 orangecatblog.com 『妖怪事変』という作品 ストーリー 作品の魅力 ただ一つの夢 生涯唯一の脚本 ありふれた、どこにでもある話 本作が伝えたかったこと 孤独になる理由 誰も死なない物語 「猫娘可愛い!」 『妖怪事変』という作品 ストーリー 【情報解禁❗️❗️❗️❗️】劇団テンペスト旗揚げ公演『妖怪事変』脚本・演出 武東 亜斗夢(劇団テンペスト)●日程●2023年4月1日(土)14:00/19:004月2日(日)12:00/17:00全4公演●会場●博多市民センター大ホール#劇団テンペスト#妖怪事変 pic.twitter.com/LboyxWZsHD — 劇団テンペ…
はじめに 私と今中智尋 出会い、それからの日々 広がる出会い 人生を閉ざすことだけが得意な愚か者 そして妖怪事変へ はじめに 劇団テンペストの舞台演劇『妖怪事変』の感想を書くにあたり、最初に記さなければならないことがある。 本作に関してはさまざまな事情から、これまで書いた演劇感想のような「ここは良かった、ここはいまいちだった」といった感想は書くことはできない。 その理由としては、本作のテーマがあまりにも今の自分にリンクしていたこと。 そして記事の中心である猫娘役の女優・今中智尋について、本作の感想を書くということは、彼女を応援してきた私自身について書くということに他ならないからである。 したが…
「なぜいまさら初代をリブート?」 『シン・ウルトラマン』と『シン・仮面ライダー』を観るにあたり、常に抱いていた疑問だ。 自分なりの答えとしては、既に高い知名度のあるキャラクターの最初の作品を現代に作り直すことでその普遍性を証明するため。 しかしこうした試みは、映画でなくてもシリーズの最新作が何らかの媒体で制作される度に行われれていることだ。 例えば仮面ライダーに関しては、1992年発売の『真・仮面ライダー序章』で仮面ライダーをテレビシリーズ以上に掘り下げたバッタ怪人として描く試みがなされていた。 ウルトラマンにしても、1993年発売の『ウルトラマンパワード』において初代ウルトラマンに登場した怪…
メイドカフェでたくさんの子の旅立ちを見てきて、もう何人見送ったかわからない。 寂しい気持ちはあるにしても、ここ一年ほどは以前にも増して見守っていきたいという気持ちが強くなった。 今回卒業する子も前向きな理由での卒業と聞いた。前の自分であればどんな理由でも「卒業しないで」という気持ちが第一だったと思う。 それが今は、ただその子の未来が幸せであってくれたらそれでいいと思う。 その子に店で会った回数はそんなに多くはないけれど、店に入ってから今日までたくさんこの場所を支えてきてくれたのだと思う。 お笑いが好きで、素敵な髪の毛の色が印象的な子だった。 常に明るく、短い時間の間でもお客さんを思い笑顔にして…
同じ部屋に10年近く住み続けていると物が増える。 それは何も大きなものに限った話ではなく、小さな物も確実に増えてくる。 特に増えたものがカード類。クレジットカードをはじめ病院の診察カード、ポイントカードなどなど。 実はそのうちポイントカードに関してはモバイルで使えるものも多いので、実質的には使っていないものが大半。 だけど万が一スマホが使えない状況、アプリに障害が起きた状況に備えて一応持っておきたいのが自分の心情。 そうやって適当な袋に入れて保存していたら、まあ何がどこにあるかわからない。 何でも風水学的には、財布にはあまりポイントカードや交通系ICカードは入れない方がいいらしい。 熱心な風水…
30代半ばの年齢になるまで、そこそこ色々なクレジットカードを使ってみました。 自分がカードを持てるようになった年齢くらいまでは、まだ世の中も景気がよく還元率もそこそこあったように思います。 今はやっぱり景気が悪いんでしょうね。還元率の改悪のニュースなんかもたくさん聞くようになりました。 特に今みたいな物価高の時代に自分のような一般庶民が生きようとしたら、カードを上手く使うことも立派に生きていくための手段になり得る。 そこで色々試した末に、自分なりにこれが一番しっくりくるというカード2枚を見つけました。 それはJCBカードWとリクルートカード。 詳しい情報はここで説明しなくても、既に解説している…
『SSSS.DYNAZENON』は放送当時(配信で見たからこの言い方で正しいかわからないけど)見ていました。 それ以来見返していなかったので、今回の劇場総集編を観ている中で「こういう話だったのか!」と意外と新鮮な気持ちになりました。 何といってもダイナゼノンの迫力ある戦闘シーンはスクリーン映えしていましたね。 もちろん前作の『SSSS.GRIDMAN』も迫力ある作品でしたが、大きな鉄の塊が動き回る重厚感は本作ならではの個性だったと思います。 あと改めて思ったのが、アニメに登場する怪獣はリアリティよりも派手さを追求すればするほど印象が強くなるんだと思いました。 あくまで自分の感覚ですが、実写特撮…
2020年から続くコロナ禍もようやく終わりが見えてきた。 実際のところ、これで終わりのような空気が漂っていることに疑問を感じる点もあるがライブでの声出しが解禁されるなど、比較的コロナ以前の日常が戻りつつある。 舞台『Last Moment 〜福岡で最後に贈る、ありがとう』はコロナ禍の中で必死に作品を完成させようとする若者たちを描いた作品だ。 演劇という形をしているものの、実際は出演者たちがこの作品を完成させるまでに遭遇したトラブルなどを下地にしており、ある部分ではノンフィクションの一面も持つ。 本作で主演を務めるだけでなく、演出も手掛けるのは弱冠21歳の宮﨑美光。 木村拓哉主演の『教場2』など…
ちょうど去年の今頃はメイドカフェで働く推しの卒業が発表された頃で、深い悲しみの中にいた。 過ぎてみればあっという間の一年だったけど、この時間は自分にとっては何だったのだろう? 余生・・・・・・ という言葉を軽々しく使っていいものかわからないけれど、どこかそんな気持ちで、推しの卒業後に出会った子たちに接してきた気がする。 縁というものが人生にはある。 推しがいた時代に自分が初めて店を訪れたことが縁ならば、余生を送るような気持ちの時に何人かの子たちに出会ったのも縁だったのだろう。 その子たちに何かができたとは強くは思えない。 もっとこんなことをしてあげたかったとか、こういう話をしたかったとかそうい…
※この記事は作品のネタバレを含みます。 最近はほぼメイドカフェのメイドの想い出と舞台観劇の感想で占められるようになったこのブログ。 とはいっても実際のところは観劇した舞台の数はさほどでもなく、まして福岡以外の演劇を観たことがないので作品を適切に捉えられる目があるかと聞かれたら自信はない。 しかし! そんな浅い観劇歴の中で、というより人生で観てきた『演劇』と呼ばれるジャンルの中で「これがナンバー1だ!」と感じる作品に出会った。 それが今回紹介する『Thank U Next』である。 最初にはっきりと自分の意見を述べるが、本作は『傑作』ではない。 それを越えた『超傑作』である。 今回だけで終わるの…
行動して何かが終わってしまった時、その先にある新しい日々を怖いと思う気持ちがある。 人生は前に進むめるものと頭では理解していても、居心地のいい今に留まりたいと思う心情。 「今が変わってしまうことが怖い」 口に出さないだけでその気持を抱えている人も多いのではないだろうか。 福岡で新しく旗揚げされた『劇団テンペスト』 その第一回公演作品『体温』はそんな気持ちを抱えて生きる主人公の日常を描いた物語だ。 あらすじ 高校卒業後、ふとした出来事からインスピレーションを受け、短編小説を書き上げたことをきっかけに小説家となった秋(しゅう)。しかし28歳となる現在まで、常に髪はボサボサ、暗いオーラを纏い人生に何…
『エンタメの感想を書く』という行為は恋愛のようなものだ。 なぜなら感想のもとになる感情をいくら追求しようとも、最終的に行き着くのは理屈のない感情だからである。 どれだけ誰かを愛した理由を考えても、何となくその人のことを良いと思ったから愛した。そんな人は多いのではないだろうか。 エンタメの感想にも同じことがいえる。 結局のところどれだけ理屈をつけようとも楽しいと感じたものは楽しい。つまらないと感じたものはつまらない。 つまり面白かったの一言さえあれば感想は成り立つ。 だからそれを深く掘り下げる『感想を書くという行為』は恋愛のように難しい。 しかしである。 「面白かった」の一言で終わらせるのは簡単…
慌ただしく日々が過ぎる中であっという間に年が明け2023年になりました。 忙しさにかまけブログも更新しなくなって随分になります。 『シン・ウルトラマン』をはじめ昨年の色々なエンタメを観ましたが、ことごとく何も書かず過ぎた日々。 大体そういった感想はTwitterやインスタグラムに書いて投稿しているので、わざわざブログに書く必要を感じなくなったのが大きいのかもしれません。 文字数制限がない分ブログの方が自由なはずなんですけどね・・・・・・ 他にもありがたいことに昨年辺りから月の前半は忙しく、後半は多少ゆっくりできるという日々を送っています。 自由にできる時間は減った分、少しずつ分かってきたことも…
前回の記事 orangecatblog.com どんな悲しみや苦しみもいつかは終わる時が来る。 それは結局の所、人間は「忘れる」ということができる生き物だからなのかもしれない。 だけど本当にそれだけが、忘れることだけが悲しみや苦しみから逃れられるただ一つの方法なのだろうか? 推しのいない夏 メイドカフェで出会った推しが卒業してから約半年。 日常にいてくれることが当たり前だと感じていた彼女がいない喪失感を抱えたまま、新しい出会いや別れを繰り返しながら僕は生きていた。 近年では珍しくもない短い春が終わると、あっという間にうだるような夏がやってくる。 額に流れる汗を拭い、街中にあふれるエアコンの音に…
福岡という街が、演劇活動が盛んな土地であると知ったのは最近のこと。 たくさんの劇団とたくさんの演者たち。 役者、モデル、アイドル、パフォーマー、芸人・・・・・・ 経験も経歴も異なる多くの人たちが1つの場所に集い、互いの全力をぶつけ合いながら作り上げる演劇というエンターテインメント。 そのエンターテインメントに本屋が参加! 「一体何のこと?」と思われる方もいるかもしれませんが、文字通り本屋の一角を舞台として演劇を提供するという試みがこの度行われました。 場所は福岡市にある福岡天狼院。 さまざまなゼミやイベントを提供し、単なる本屋という枠組みを越えたサービスを展開している天狼院書店の新たなプロジェ…