ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
物的進歩にもそれなりの役割があります。身体にとって必須のものを無視することは私共の教えに反します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
さらに霊的進化について聞かれてーーー 「霊に関わる分野において進歩が容易に得られることは有り得ません。もし容易であれば成就する価値がないことになります。霊的進化はもっとも成就し難いものです。一歩一歩の向上が鍛錬と努力と献身と自己滅却と忠誠心によってようやく克ち得られるものだからです。霊的褒賞を手に入れるには奮闘努力がいるのです。もしも簡単に手に入るものであれば価値は無いことになります。価...
地上生活は永遠なる生命のごく短い一時期にすぎません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
出席者がしきりに、”災害”とか”悲劇”とかの言葉を使って語り合っているのを聞いていてこうの述べた。 「物的な側面だけを見つめてはいけません。物的尺度で無限なるものを計ることはできません。そのことを常に念頭において物事を判断してください。物的な目だけで見れば地上は不公平だらけです。しかし悪業に対する懲罰があるように、善行に対する報酬も必ずあります。霊的な天秤はいつかは平衡を取り戻すようになっているの...
今回は未来についての質疑応答です。ーーーこれから先のことはどの程度まで運命づけられているのでしょうか。それは自分の行いや心掛けによってどの程度まで変えられるのでしょうか。”なあ、ブルータスよ、オレたちがうだつが上がらんのは星のせいじゃない。オレたち自身が悪いのさ”(シェークスピア)”門がいかに狭かろうが、いかなる逆境が運命の巻物に記されていようと、私は平気だ。なぜなら運命の主人公はこの私だからだ。私...
すべての事故は因果律によって起こるべくして起きているのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー航空機事故のような惨事は犠牲者及びその親族が業を消すためなのだから前もって計画されているのだという考えは、私にはまだ得心がいきませんが・・・「ご質問はいろいろな問題を含んでおります。まず”計画されている”という言い方はよくありません。そういう言い方をすると、まるで故意に、計画的に、惨事を引き起こしているように聞こえます。すべての事故は因果律によって起こるべくして起きているのです。その犠牲者ーー...
霊的生長というのは実際に物事を体験し、それにどう対処するかによって決まります。その辺に地上への再生の全目的があります。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー地上で辿るべきコースがわかっているとすると、その結果得られる成果についてもわかっているということでしょうか。「その通りです」 ーーーそうなると、前もってわかっているものをわざわざ体験しに再生することになりますが、そこにどんな意義があるでしょうか。「地上に再生する目的は、地上生活から戻って来て霊界で行うべき仕事があって、それをおこなうだけの霊的資格(実力)をつけることにあります。前もってわ...
大半の人間は地上で辿るべき道程について再生前からあらかじめ承知しています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回の内容は寿命についての質疑応答です。ーーー寿命は魂そのものが決定するとおっしゃいましたが、すべての人間に当てはまることでしょうか。たとえば幼児などはどうなるのでしょう。判断力や知識、教養などが具わっていないと思うのですが・・・「この世に再生する前の判断力と、再生してからの肉体器官を通じての判断力とでは大きな差があります。もちろん再生してからの方が肉体器官の機能の限界のために大きな制限を受けます...
善因善果、悪因悪果というのも大自然の因果律の一部です。その働きには何者といえども介入は許されません。これは神の公正な証として神が用意した手段の一つです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は業や寿命、戦争についての質疑応答です。ーーー戦争と事故、疾病などで何万もの人間が死亡した場合も業だったのだと考えるべきでしょうか。もって生まれた寿命よりも早く死ぬことはないのでしょうか。戦争は避けられないのでしょうか。もし避けられないとすると、それは国家的な業ということになるのでしょうか。「業というのは詰まるところは因果律のことです。善因善果、悪因悪果というのも大自然の因果律の一部です。その...
大きな業(カルマ)を背負って生まれて来た人間の業がいっぺんに消えることはありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は業に関しての質疑応答です。ーーー大きな業(カルマ)を背負って生まれて来た人間が、何かのキッカケで愛と奉仕の生活に入った場合、その業がいっぺんに消えるということは有り得ますか。 「自然法則の根本はあくまでも原因と結果の法則、つまり因果律です。業もその法則の働きの中で消されていくのであって、途中の過程を飛び越えていっぺんに消えることはありません。原因があれば必ずそれ相当の結果が生じ、その結果...
物質界に誕生する霊としない霊とがいるのはなぜかという質疑応答です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー物質界に誕生する霊としない霊とがいるのはなぜですか。「霊界の上層部、つまり神庁には一度も物質界に降りたことのない存在がいます。その種の霊にはそれなりの宇宙での役割があるのです。物質器官を通しての表現を体験しなくても生長進化を遂げることが出来るのです。頭初から高級界に所属している神霊であり、時としてその中から特殊な使命を帯びて地上に降りてくることがあります。歴史上の偉大なる霊的指導者の中には、...
双子霊の片方が他界した場合について。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は昨日に引き続き、ツインソウルの問題です。ーーー双子霊でも片方が先に他界すれば別れ別れになるわけでしょう。「肉体的にはその通りです。しかしそれもホンの束の間のことです。肝心なのは二人が霊的に一体関係にあるということですから、物質的な事情や出来事がその一体関係に決定的な影響を及ぼすことはありません。しかも、束の間とはいえ地上での何年かの一緒の生活は、霊界で一体となった時と同じく、素晴らしい輝きに...
双子霊が出逢った場合には、正に地上天国を達成することになります。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は双子霊Twin Soulsついての質疑応答です。ーーー”双子霊” Twin Souls というのはどういう場合ですか。 「双子霊というのは一つの霊の半分ずつが同時に地上に生を享けた場合のことです。自分と同じ親和性をもった霊魂ーーいわゆるアフィニティは宇宙にはたくさんいるのですが、それが同じ時期に同じ天体に生を享けるとは限りません。双子霊のようにお互いが相補い合う関係にある霊同士が地上で巡り合うという幸運に浴した...
進化の過程についてです。進化するにつれて利己性が薄れ、一方、個性は益々発揮されていくとのことです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は進化についての質疑応答です。ーーーでは今ここに類魂の一団がいるとします。その個々の霊が何百万年かの後に完全に進化しきって一個の霊になってしまうことは考えられませんか。 「そういうことは有り得ません。なぜなら進化の道程は永遠であり、終わりがないからです。完全というものは絶対に達成されません。一歩進めば、更にその先に進むべき段階が開けます。聖書に、己れを忘れる者ほど己れを見出す、という言葉が...
霊的関係というものは、その最も崇高なものが親和性に起因するものであり、その次に血縁関係に起因するものが来ます。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もダイヤモンドに譬えられている類魂についての質疑応答です。ーーーあなたがダイヤモンドに譬えておられるその”類魂”について、もう少し説明していただけませんか。それは家族関係のグループですか、同じ霊恪を具えた霊の集団ですか。それとも同じ趣味をもつ霊の集まりですか。あるいはもっと他の種類のグループですか。「質問者がファミリー(家族)という言葉を文字通りに解釈しておられるとしたら、つまり血縁関係のある者...
霊があるからこそ肉体も地上生活が営めるのです。霊が引っ込めば肉体は死にます。霊そのものに名前はありません。神性を具えているが故に無限の可能性をもっています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回の質疑応答も類魂についてです。ーーー霊にいくつかの側面があり、そのうちの一つが地上に生まれ、残りは他の世界で生活することもあり得る、という風におっしゃいましたが、もう少し詳しく説明して頂けませんか。「私達霊界の者は地上の言語を超越したことがらを、至ってお粗末な記号にすぎない地上の言語でもって説明しなくてはならない宿命を背負っております。言語は地上的なものあり、霊はそれを超越したものです。その超...
疑い深い人間につける薬はありません。何でも疑ってかかる人は自分で納得がいくまで疑ってかかればよろしい。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は霊的なことに対して疑い深い人間についての質疑応答です。ーーー一先天性心臓疾患の子や知能障害児は地上生活を送っても何の教訓も得られないのではないかと言う人がいます。私達スピリチュアリストはこうした難しいことは神を信じて、いずれかは真相を理解する時が来ると信じているわけですが、疑い深い人間を説得するいい方法はないものでしょうか。「疑い深い人間につける薬はありません。何でも疑ってかかる人は自分で納...
すべての生命、特に霊的な生命に関する限り、常に進歩的です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も再生に関する質疑応答です。ーーー再生するごとに進歩するのでしょうか。時には登りかけていた階段を踏み外して一番下まで落ちるというようなこともあるのでしょうか。「すべての生命、特に霊的な生命に関する限り、常に進歩的です。今は根源的な霊性についてのみ述べています。それが一番大切だからです。一旦神の摂理に関する知識を獲得したら、それを実践するごとに霊性が生長し、進歩します。進歩は永遠に続きます。なぜ...
再生すべき人は自分でそう決心するのです。すべて魂自身が決めるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も再生の質疑応答です。ーーー再生するに際して過ちのないように指導監督する官庁のようなものが存在するのでしょうか。「こうした問題はすべて自然法則の働きによって解決されます。再生すべき人は自分でそう決心するのです。つまり意識が拡大し、こんど再生したらこれだけの生長が得られるということがわかるようになり、それで再生を決意するのです。再生専門の機関や霊団がいるわけではありません。すべて魂自身が決めるの...
生まれ変わるということは必ずしも罪の償いのためとは限りません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は地上で犯した罪の償いについての質疑応答です。ーーー死後、霊界に行ってから地上生活の償いをさせられますが、さらに地上に再生してからまた同じ罪の償いをさせられるというのは本当ですか。神は同じ罪に対して二度も罰を与えるのですか。 「償うとか罰するとかの問題ではなくて、要は進化の問題です。つまり学ぶべき教訓が残されているということであり、魂の教育と向上という一連の鎖の欠けている部分を補うというこ...
愛は宇宙最大のエネルギー シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回の質疑応答は再生についての疑問です。ーーー生命がそのように変化と進歩を伴ったものであり、生まれ変わりが事実だとすると、霊界へ行っても必ずしも会いたい人に会えないことになり、地上で約束した天国での再会が果たせないことになりませんか。「愛は必ず成就されます。なぜなら愛こそ宇宙最大のエネルギーだからです。愛は必ず愛する者を引き寄せ、また愛する者を探し当てます。愛する者同士を永久に引き裂くことは出来ま...
再生時、意識している霊もいれば意識しない霊もいます。それも霊的進化の程度次第です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も再生についての質疑応答です。ーーー再生するということが自分で分かるのでしょうか。「魂そのものは本能的に自覚します。しかし知的に意識するとは限りません。神の分霊であるところの魂は、永遠の時の流れの中で一歩一歩、徐々に表現を求めています。が、その段階でどう表現してもその分量はわずかであり、表現されない部分が大半を占めています」 ーーーでは無意識のまま再生するのでしょうか。「それも霊的進化の程...
再生の証拠についての質疑応答です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は再生の証拠についての質疑応答です。ーーーなぜ霊界の方から再生の決定的な証拠を提供してくれないのでしょうか。 「霊言という手段によっても説明しようのない問題に証拠などがあり得るでしょうか。意識に受け入れ態勢が整い、再生が摂理であることが明確になってはじめて事実として認識されるのです。再生はないと言う者が私の世界にもいるのはそのためです。まだその事実を悟れる段階にまで達していないからそう言う...
類魂同志、全体の進化のために体験を求めて物質界にやってくるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も霊についての質疑応答です。ーーー人間の霊も原始的段階から徐々に進化してきたものと思っていましたが・・・ 「そうではありません。それは身体については言えますが霊は無始無終です」 ーーー古い霊魂と新しい霊魂との本質的な違いはどこにありますか。「本質的な違いは年輪の差でしょう。当然のことながら古い霊魂は新しい霊魂よりも年上ということです」 ーーーマイヤースの言う類魂と同じものです...
霊は永遠の存在ですから、あなたも個体に宿る以前からずっと存在していたわけです。霊界にはすでに地上生活を体験した人間が大勢います。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は霊魂はどこから来るのかという質疑応答の内容です。ーーー霊魂はいったいどこから来るのですか。どこかに魂の貯蔵庫のようなものがあるのでしょうか。地上では近頃産児制限が叫ばれていますが、作ろうと思えば子供はいくらでも作れます。でもその場合、魂はどこから来るのでしょうか。 「あなたのご質問には誤解があるようです。あなた方人間が霊魂をこしらえるのではありません。人間がすることは霊魂が自我を表...
愛する者が再生していったら残った者との間はどうなるのかとの質問のお答えです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は愛の絆で結ばれた者同士の片方が再生してしまったらどうなるかの質疑応答です。ーーー死後は愛の絆のある者同士が生活を共にすると聞いておりますが、愛する者が再生していったら残った者との間はどうなるのでしょうか。「別に問題はありません。物的な尺度で物事を考えるからそれが問題であるかに思えてくるのです。何度も言っていることですが、地上で見せる個性は個体全体からすればホンの一部分にすぎません。私はそれを...
地上で学ばねばならない教訓、果たすべき仕事、償うべき前世での過ちも、施すべきでありながら施さなかった親切、こうしたものを明確に自覚するようになり、再生する。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は再生がどのようにして、行われるかについての質疑応答です。ーーーー再生は自発的なものでしょうか、それとも果たすべき目的があってやむを得ず再生するのでしょうか。「そのいずれの場合もあります」 ーーーということは、つまり強制的ということですね。「強制的という言葉の意味が問題です。誰かに再生しろと命令されるものであれば強制的と言ってもいいでしょうが、別にそういう命令が下るわけではありません。ただ...
今回も続きです。ーーー一つの意識体の個々の部分、というのはどういうものでしょうか。「これは説明の難しい問題です。あなた方には”生きている”ということの本当の意味が理解できないからです。実はあなた方にとっての生命は実質的には最も下等な形態で顕現しているのです。そのあなた方には生命の実体、あなた方に思いつくことのできるものすべてを超越した意識をもって生きる、その言語を絶した生命の実情はとても想像できない...
類魂同志の体験について。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も前回の続きです。ーーー個々の意識は自らの進化に自らが責任を負い、他の分霊の体験による恩恵は受けないというのは本当でしょうか。「その通りです。個々の霊は一つの中心霊の構成分子であり、さまざまな形態で自我を表現しているわけです。進化するにつれて小我が大我を意識して行きます」(訳者注ーーマイヤースは、”類魂”の説明の中で他の仲間の体験を自分のものとすることができると述べている。ここでシルバー・バーチ...
再生の原理 あなたも他の分霊も一個の中心霊の側面です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も昨日の続きで「再生の原理」からです。しばらく続けようと思います。ーーー個々が独立しているのでしょうか。「いいえ、独立はしていません。あなたも他の分霊も一個の中心霊の側面です。つまり全体を構成する一部であり、それぞれがさまざまな媒体を通して自我を表現しており、時折その分霊同志が合体することもあります。合体したことに互いに気づかないこともありますが、それは表現し始めて間もない頃(霊的な幼児期)に...
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓の中の「再生の原理」の中からの記載です。”再生”ーー生まれ変わりーーはスピリチュアリストの間でも論議の的となっている問題で、とかく意見が食い違うことがある。シルバー・バーチはこれを全面的に肯定するスピリットの一人であるが、ただ従来の輪廻転生説にみられる機械的な生の繰り返しではなく、進化のための埋め合わせを目的とし、しかも生まれ変わるのは同一霊の別の意識層であるとする。次...
一個の魂が物質界に誕生することになっている時は、それを阻止しようといかに努力しても、必ず誕生します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も昨日のシルバー・バーチ霊の霊訓の「”苦”の哲学」からの抜粋です。ーーー遺伝的に精神病を抱えた人の人生が、その肉体的欠陥のために地上体験から教訓が得られないという意味で無意味であるとした場合、その病気の遺伝を防ぐ目的で断種をするという考えをどう思われますか。「私には、そして全宇宙のいかなる存在もみなそうですが、生命の法則を変える力はありません。一個の魂が物質界に誕生することになっている時は、それ...
霊は妊娠中のどの時期に宿るのでしょうか。の質問に答えています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の「”苦”の哲学」の抜粋です。ーーー霊は妊娠中のどの時期に宿るのでしょうか。「異議を唱える方が多いことと思いますが、私は二つの種子(精子と卵子)が合体して、ミニチュアの形にせよ、霊が機能するための媒体を提供した時、その時が地上生活の出発点であると申し上げます」 霊が宿るのは精子と卵子が合体した時と言われています。その時点で、命は宿っているのです。だから堕胎...
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ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...
ーーー身体の機能上の不平等はどうでしょうか。「奇形もしくは脳に異状のある場合のことをおっしゃりたいのでしょうか。それは別に扱わねばならない複雑な問題でして、これには宿業カルマの要素が入ってきます」 ーーーカルマの要素があるということは再生もあるということでしょうか。「再生はあります。しかし一般に言われている形(機械的輪廻転生)での生まれ変わりではありません。霊界には無数の側面をもった、霊的ダイ...
ーーーあなたは、成長のためのチャンスは平等に与えられるとおっしゃってますが、私はどうも納得できません。魂の本質は同じかも知れませんが、その本質が発揮される能力は必ずしも平等ではありません。同じチャンスから必ずしも同じだけのものを摂取できるとは限りません。能力の程度によって異なったチャンスが与えられるか、それともチャンスは同じでもそれをうまく活用する能力が平等に与えられていないかのいずれかだと思いま...
ーーー人間の立場からみると悪に思えるものもまったく悪ではないことがあるものでしょうかーー高い次元から見ればむしろ善と言えることが。「地上の人間にとって苦しみは悪であり、痛みは歓迎されませんが、実質的には必ずしもそうではありません。苦は楽と同じく神の計画の一部です。苦がなければ楽もなく、暗闇がなければ光明もなく、憎しみがなければ愛もありません。作用と反作用は同じものであると同時に正反対のものです。一...
ーーーせっかくの成果をぶち壊しにするような行為も、全体の計画にとっては大して支障を来さないということなのでしょうか。「とんでもないことをして成果のいくつかをぶち壊しすることはあっても、全部を台無しにするようなことはないということです。人間の行為が及ぼす被害も多寡が知れてるということです。地上のいかなる人物にも、神の意志を完全に台無しにしたり、計画を推進を完全に阻害するほどの損害を及ぼす力はありませ...
ーーー先ほどあなたは、一歩控えて思い通りにやらせるほかはないことがあるとおっしゃいました。その人には好きな道を選ぶ自由意志があるわけですが、もしもその人が自由に行動してそれが仕事をぶち壊すようなことになったらどうなるでしょうか。「自由といってもある一定の範囲内での話です。無制限の自由ではありません。その人の霊的成長と進化から生じる一定の条件によって制約されます。完全な自由選択が許された無制限の自由...
ーーー霊の指導によって行われる範囲と人間の努力によって行うべき範囲について教えてください。「私たちも一定の法則の範囲内で仕事をしなければなりません。霊にもできることとできないことがあるということです。その法則による制約は人間よりはるかに厳格です。私がこれまでいちばん辛い思いをしたのは、私の愛する者が危機のさ中にありながら何も手を出さずに一歩下がって控え、自分で工夫するにまかせ、どちらの道を選ぶかじ...
今回から大英スピリチュアリスト協会で開催された講演及び、一問一答を抜粋して記載させて頂きます。初めに冒頭のシルバー・バーチ霊のお言葉からの抜粋です。「肉体に閉じ込められているが故の厄介な問題の一つとして、正しい焦点を定めることが難しいことがあげられます。つまり霊力というものが適切な通路を得た時の影響力がいかに実感あふれるものであるかについて、共通の認識が得られないことです。また、皆さんのように霊的...
ーーー精神に異状のある方は本当に気の毒でならないのですが、治療家として無力であることを痛感させられています。「精神上の病も治すことができます。身を私たちにあずけるーーあなたに要請されるのはそれだけです。ご自分を通して霊力が流れるようにするのです。じかに治療できない人には遠隔治療を施してあげなさい。霊的治療はもはや地上に根づいております。退散することは決してありません。あなたもあなたなりの貢献ができ...
ーーーわずか数分で治してしまう治療家がいると知って驚いているのですが、治療家によっては二時間とか数週間、あるいは数ヶ月、時には何年もかかって、それでも良くならないというケースがあります。なぜでしょうか。「果を見て木を知るべしです。大切なのは結果です(※)。治療家は背後霊団との最高の調和関係を目指して日常生活を律すべきです。そうすれば必ず良い成果が得られます。あなた方は身を正すことだけを考えてくださ...
ーーー心霊治療によって回復した人が間もなく他界することがあります。なぜでしょうか。「あなた方はなぜ死ぬということをそんなに悪いことのように考えるのでしょう。私たちの世界では仲間が地上へ誕生して行った時に泣くことがあります。地上を去ってこちらへ来ると手を取り合って喜びます。地球を離れることがなぜ悲劇なのでしょう」 今回の内容はやはり肉体を持った人間である私たちと霊界とでは、雲泥の差があると感じま...
ーーー私が遠隔治療を依頼されたケースが三つないし四つあるのですが、不幸にして成功しませんでした。少なくとも私はそう考えております。いずれの患者もそのまま他界されからです。「それはもしかしたら最高の成功だったと言えるかも知れませんよ。他界に際して何らかの力になることができたら、それは治療として成功といえます。治療の目的は地上での寿命を引き延ばすことはでありません。目的は霊との接触です。それが一番大切...
ーーーサークル活動に参加できる治療家は開発する上で勉強になりますが、そういう機会に恵まれない人のために何かアドバイスをいただけないでしょうか。それと、交霊会に出席することは治療家にとって不可欠でしょうか。「あとのご質問からお答えしますと、これにはきっぱりと
「人生において、自分が役に立つということほど大きな喜びはありません。何処を見ても闇ばかりで、数え切れないほどの人々が道を見失い、悩み、苦しみ、悲しみに打ちひしがれ、朝、目を覚ます度に今日はどうなるのだろうかという不安と恐怖におののきながら生きている世の中にあって、たった一人でも心の平静を見出し、自分が決して一人ぼっちの見捨てられた存在ではなく、無限の愛の手に囲まれているという霊的事実に目覚めさせる...
「暗闇にいる人に光を見出させてあげ、苦しみに疲れた人に力を与え、悲しみの淵にいる人を慰め、病に苦しむ人を治し、無力な動物への虐待行為を阻止することができれば、それがたった一人の人間、一匹の動物であっても、その人の地上生活は十分価値があったことになります。価値ある者を求める闘いに嫌気がさすようではいけません。これはあらゆる闘いの中でも特に偉大な闘いです。唯物主義と利己主義ー地上世界を蝕み、何のために...
「現今のように物質性が勝り霊性が劣る状態から、逆に霊性が物質性を凌ぐまでに発達してくれば、霊界からの指導も随分楽になることでしょう。それは、間をつなぐものが霊と霊との関係になるからです。しかし残念ながら大部分の地上の人間においては、その霊が余りに奥に押し込められ、芽を出す機会がなく、潜在的な状態のままに放置されております。これではよほどの努力をしない限り覚醒は得られません。物質性にすっかり浸りきり...
「霊的真理は、これを日常生活に活用すれば不安や悩み、不和、憎しみ、病気、利己主義、うぬぼれ等々を追い払い、地上に本物の霊的同胞精神に基づく平和を確立することでしょう。霊的真理を一つでも多く理解していくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からエネルギーを受けやすい体質にしていきます。これは地上と霊界を結ぶ磁気的な絆なのです。地上とのつながりを持つためには、それなりの道具が要ります。つまり霊力を送り込...
霊の世界からこうして地上へ戻って来るそもそもの目的は、人間の注意を霊的実在へと向けさせることにあります。ただそれだけのことです。地上世界の出来事に知らぬふりをしようと思えばできなことはありません。別段地上との関わりを強制される謂れはないのです。また人間側には我々に対して援助を強要する手段は何もないはずです。ですから私たちの尽力は全て自発的なものです。それは人類愛ともいうべきものに発し、援助の手を差...
「ある時は魂を感動させ、ある時は眠りから覚まさせ、当然悟るべき真理を悟らせるのが私たちの仕事です。言ってみれば霊への贈物を届けてあげることです。それが本来自分に具わる霊的威厳と崇高さを自覚させることになります。その折角の贈物をもし拒絶すれば、その人は宇宙最大の霊的淵源からの最高の贈物を断ったことになります。私たちからお贈りできるものは霊的真理しかありません。が、それは人間を物的束縛から解き放してく...
「人間の心に浮かぶ思念がすべて霊界からのものであるとは申しません。それは明らかに言い過ぎでしょう。しかしその多くが、背後霊が何とかして精神と霊とを豊かにしてあげようとする努力の反映であって、少なくとも単なる心像として見過ごしてはいけないことだけは真実です。その思念の伝達が地上における平面上の横の繋がり、つまり同じ意識の次元での交信でないことを忘れてはいけません。霊的なものを物的なものへと、二つの全...
「その他にも霊媒の精神ないし霊的体質によるエクトプラズムの微妙な個体変差があります。エクトプラズム※は決して一様のものではありません。いちばん元になるものが霊媒から抽出されるからです。霊媒の体質が粗野であればエクトプラズムも精神的ないし霊的に程度は低く、精妙度が劣ります。精神的に霊的に垢抜けした霊媒であれば、その性質がエクトプラズムにも反映します。(※元になるものをエクトプラズムミック・フォースと言...
「霊界の通信者の伝えたいことが百%伝わることは滅多にありません。あることはあるのですが、よほどの例外に属します。あなた方が電話で話を交わすような平面上の交信とは違うのです。その電話でさえ聞き取り難いことがあります。混線したり故障したりして全く通じなくなることもあります。地上という平面上の場合でもそうしたトラブルは生じるのですから、まったく次元の異なった二つの世界の間の交信がいかに困難なものであるか...
「地球は完全な状態で創造されたのではありません。個々の人間も完全な状態で創造されたのではありません。完全性を潜在的に宿しているということです。その潜在的完全性が神からの霊的遺産であり、これを開発することが個人の責務ということです。それには自由意志を行使する余地が与えられています。善か悪か、利己主義か無私か、慈悲か残酷か、その選択はあなたの自由ということです。但し忘れてならないのは、どちらの方向へ進...
「私にできることは、いつの時代にも適用できる真理を繰り返し説くことです。それを受け入れ、生活の基盤とするのはあなた方の役目です。それは容易なことではありません。しかし、もしも容易であったらそれだけの価値はないことになりましょう。霊的探検に容易なものは何一つありません。霊の歩むべき本来の道は何にも増して困難なものです。聖者の道、悟りへの道、円熟への道は容易には達成されません。自己犠牲を伴う長くゆっく...
「徐々にではありますが、光が闇を照らすように知識が無知の闇を明るく照らしていきます。生長、変化、進化、進歩、開発、発展ーーこれが宇宙の大原理です。一口に進化と言っても、、そこには必ず潮の干満にも似た動きがあることを知って下さい。循環(サークル)運動、周期(サイクル)運動、螺旋(スパイラル)運動ーーこうした運動の中で進化が営まれており、表面は単調のようで内面は実に複雑です。その波間に生きるあなた方も...
「私たちは法則と条件による支配を受けます。その時々の条件に従って能力の範囲内のことをするほかはありません。が、目に見えようと見えまいと、耳に聞こえようと聞こえまいと、手に触れられようと触れられまいと、あなた方を導き、援助し、支援とする力が常に存在します。人のために役立とうと心掛ける人に私はいつも申し上げてきたことですが、見通しがどんなに暗くても、いつかは必ず道は開けるものです。霊の力は生命の力その...
「あなた方が直面する悩み事は私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いて...
「地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は、大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発言を妨げます。不安の念を追い払いなさい。真実の愛は恐れることを知りません。その愛が宇宙を支配しているのです。そこに恐怖心の入る余地はないのです。それは無知の産物にほかなりません。つまり知らないから怖がるのです。ですから知識を携えて霊的理解の中に生きることです。取り越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知と...
「人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇も共に神を理解する上での大切な要素です。もし光と闇とが存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜がなければ昼は昼でなくなり夜は夜でなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみは憎しみでなくなります。その違いが分かるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の...
「人間は物質の中に埋もれた生活をしているためにバイブレーションが低くなっております。朝、目を覚まし、まだ意識が完全に働かないうちにから、あれやこれやと煩わしいことや心配事の波にのみ込まれていきます。大きい悩み、小さい悩み、真実の悩み、取り越し苦労に過ぎぬもの等々いろいろあります。が、いずれにせよ全ては一時的なものにすぎないのですが、そういうものに心を奪われてしまうと、背後で霊が働いてくれている事実...
「その日その日の煩わしい雑事に追いまくられ、心配事や悩み事を抱えた生活を送っていると、時としてあなた方は、なぜこんな目に遭わなければならないのかと思ったり、また、これもよくあることですが、気持ちの通じ合った仲だと思っていた人から冷たい態度に出られたりして、理想を求める旅路で初めて光を見た時の感激をつい忘れてしまいがちです。その感激的体験の純粋無垢の美しさは時の経過とともにある程度その輝きを失いがち...
「霊的真理は単なる知識として記憶しているというだけでは理解したことにはなりません。実生活の場で真剣に体験して、初めてそれを理解するための魂の準備が出来上がります。どうもその点がよく分かっていただけないようです。種を蒔きさえすれば芽が出るというものではないでしょう。芽を出させるだけの養分が揃わなくてはなりますまい。養分が揃っていても太陽と水がなくてはなりますまい。そうした条件が全部うまく揃った時によ...