『大江健三郎全小説12』2019年8月9日第一刷発行株式会社講談社--------(抜粋)お祖母ちゃん(オーバー)の魂を受け継ぎ「救い主」となったギー兄さんは当初人々から偽物と見なされる。次第に賛同者をふやし、現代人の魂の救済を模索してゆく模様を、独特の性遍歴を経たサッチャンが記録してゆく。教会分裂の危機の中で襲撃され障害者となるギー兄さん。最後の決断と死、未来への大いなる励ましとは何か?【収録作品】「救い主」が殴られるまで──燃えあがる緑の木第一部揺れ動く〈ヴァシレーション〉──燃えあがる緑の木第二部大いなる日に──燃えあがる緑の木第三部──魂の救済--------・燃えあがる緑の木第一部、第二部、第三部に分けて「新潮」掲載(1993年9月~1995年3月)この『燃えあがる緑の木』はイエーツの詩の引用か...『大江健三郎全小説12』