勝敗はどんなスポーツにもある。だが、勝者だけが輝くのではないはずだ。(本文より) 入試ではあまり見ない大物作家の最新作。 上下巻合わせ700ページには怯んだが、 頻出の駅伝モノなのでチェックしてみた。 『十二月の都大路上下ル』なども含めて このテーマは今年も良く出ていたからよ。 駅伝を描いた作品の例 『あと少し、もう少し』(瀬尾 まいこ) 『タスキ彼方』(額賀 澪) 『風が強く吹いている』(三浦 しをん) 『駅伝ランナー』(佐藤 いつ子) 『白をつなぐ』(まはら 三桃) 『襷を、君に。』(蓮見 恭子) 結論から言うとシーンが次々に流れてく 下巻よりも問題文の素材に選ぶとしたら 人物の掘り下げが…