松平定信の書いた『花月草紙』を読みましょう。今回は名医に予告された病気になった人の話です。人間はいくら忠告されても、本当に困った状態にならない限り、なかなか他人のいうことを聞かないものです。悲しい性ですね。
【言いあてし薬師・花月草紙】人は苦しい目にあってはじめて忠告の意味を知る
松平定信の書いた『花月草紙』を読みましょう。今回は名医に予告された病気になった人の話です。人間はいくら忠告されても、本当に困った状態にならない限り、なかなか他人のいうことを聞かないものです。悲しい性ですね。
【徒然草&花月草紙】友人の選び方と付き合い方くらい厄介なものはない
『徒然草』と『花月草紙』を比べて読んでみましょう。トピックスは友人です。どんな人を友とすればいいのか。昔の人も人間関係ではかなり苦労したのです。いつの時代も同じなのかもしれませんね。悩みの種です。
【発心集・鴨長明】煩悩の虜になると名僧も十悪の罪業に陥る危険が
人間の煩悩には限りがありません。鴨長明の書いた『発心集』には薬師寺の僧侶の話がでてきます。律師という高い位にのぼったにも関わらず、さら上の位をねらおうしたのです。その結果はどうなったのでしょうか
【ノートPC】キーボードが最大のカギ【8メガメモリと256ssdは必須】
ノートPCを選ぶのは、意外と難しいものです。スペックにはかなり気をつけますが、本当に大切なのはキーボードです。文字を多く打ち込む人にとってタイプが安心してできるキーボードこそが、1番使いやすいのです。どこをチェックすればいいのでしょうか。
【フィルターバブル現象】本の選び方についての考えをまとめる【学力テスト】
全国学力テストは小学6年生と中学3年生を対象に、学力や学習意欲などを毎年調べている試験です。中学3年の国語の問題に「フィルターバブル現象」を問う内容のものがありました。なんのことかご存知ですか。アルゴリズムの問題です。
【雲居にのぼる橋・唐物語】中国の偉人伝を翻案したユニークな説話集
【雲居にのぼる橋』という説話を紹介します。これは「唐物語」という中国の偉人伝を翻案したユニークな説話集の中にあるものです。日本人が書いた本の主人公が中国人という不思議な体裁の話なのです。
【腹悪しき女房・沙石集】親孝行と嘘をつくことの重みを考えると【説話】
仏教説話『沙石集』の中にある話です。母親の主張に反論もせず、息子は自分の土地も召し上げられそうになります。原因は暴力をふるったということにありました。 しかし実際はつまづいた母親の言いがかりだったのです。
【固定観念の怖さ・歴史学】廻船交易人や商人までいた小作農の存在が明らかに
人間は先入観や思い込みで物事を判断しがちです。いわば固定観念にがんじがらめにされているのです。そこから抜け出すためにはどうしたらいいのか。事実に対して謙虚で自由になれるということが、何よりも大切です。
【雲林院の菩提講・大鏡』2人の老翁の出会いが昔物語の世界を創った
『大鏡』は歴史物語の代表です。藤原道長の威光を記録した作品です。読んでいると実に生き生きとした道長の様子が見事に描かれています。楽しいです。その昔話をしているのが2人の老人なのです。180歳と190歳というのですから、驚きですね。
【日知録・清朝考証学】法令が細分化されると人間は次第に無気力になる
『日知録』は中国の清朝の顧炎武の著書です。さまざまな儒学の思想を日常的な儒学の中に実学として落とし込んでいます。それだけに読んでいると、なるほどと納得させられる内容に満ちています。今回は法令の細分化が持つ落とし穴についてです。
【落語の定番・一目上がり】テンポのある楽しくてめでたい噺【トントン落ち】
めでたい落語の代表に「一目上がり」があります。前座噺の1つですが、リズムよく噺を進めるのは大変に難しいのです。長いセリフをきちんと覚えないといけません。そのリズムが最後のオチまでトントンと進むところが楽しいのです。
【戦国策・三人成虎】同じことを何人にも言われると人はつい信じてしまう
『戦国策』という本の中には実に多くの知恵がつまっています。その1つ1つが論客たちによって説かれた内容なのです。今回は同じことを何人にも言われると、最後はかぎりなく真実になるという話です。
【願氏家訓・子孫への戒め】書物を読み学ぶことを続ければ生を全うできる
『願氏家訓』という漢文の本を読みましょう。子孫への戒めとして書物を読み学ぶことを続ければ生を全うできるというのが、その趣旨です。現代は効率優先の時代です。本を読む人の数も減ってきました。
【Wayback Machine】アプリが無料だったのは過去の話【神】
以前のサイトを引っ張り出して、そこから必要なソフトをダウンロードする。この方法は実にリーズナブルです。しかしそれほどに簡単ではありません。 しかしどうしても欲しいアプリがある時は、なんとかしなくちくゃいけませんね。
【デスクトップ不要】ノートPCを利用して外部モニターに映せば即OK
ノートPCをなんとか外部モニターにつないで、デスクトップのように使えないか。いろいろと考えました。様々なオプションが組み込んであるので、誰でも簡単に利用できます。これでいつでも安心して、ノートパソコンが使えるようになりました。
【キーボード修理第2弾】リベット留めボードの交換は素人には超無理筋
キーボードは長くつかっていると、かなりへたってきます。文字が薄くなったり、調子の悪いところがでてくるのです。そこで交換をしたいと思うようになった時、あなたはどうしますか。簡単なのもあります。しかし最近のリベット留めタイプは厄介です。
【薬屋のひとりごと・後宮ドラマ】主人公猫猫の漢方好きが難事件の闇を暴く
「薬屋のひとりごと」という 後宮ファンタジーが若い人たちに人気です。主人公の, 猫猫が実に愛らしく、それでいて複雑なせ性格を持っています。漢方好きな探求心が 難事件の,闇を次々と暴いていきます。その様子が楽しいのです。
【地球へのピクニックと二十億光年の孤独】谷川俊太郎の世界は豊かで寂しい
谷川俊太郎の詩は不思議な魅力に満ち溢れています。ことばに対する感性がなみなみでないのです。誰もが使っている言葉の背後に全く別の力を見つける能力が宿っています。そのパワーで新しい世界をつくり続けてきました。
【千曲川旅情の歌】島崎藤村の詩を読み時の流れに身を浸したい【旅人】
島崎藤村の詩の中で、最もよく知られたものです。日本人なら、誰でも1度は口にしたことがあるはずです。ぜひ、暗記して声に出してください。心地がとてもよくなります。彼の持っていた抒情性が見事に結晶した詩です。
【キーボード交換】ノートPCをすべてバラす覚悟をお持ちですか【難行】
ノートPCのキーボードを取り換えるのは容易なことではありません。それでも比較的に簡単なのもあります。全部ばらすタイプのHPやNECのものは厄介ですね。それだけの覚悟がなかったら、チャレンジするのはやめた方がいいかもしれません。
【Windows10の時代は過去】アップグレードもできずに世捨て人の旅へ
新しいOSが出てからすでにかなりの時間が経ちました。あと、1年半でwindows10もサポートが切れます。アップグレードの条件を満たさないパソコンを持った人たちは、これからどうしていくのでしょうか。本当に悩ましいことです。
【上野鈴本無観客配信】コロナ禍の土壇場に1つの決断があった【寄席勘】
コロナ全盛の中、上野の鈴本演芸場では同時生配信を無料で行ないました。寄席の歴史が始まって以来、はじめてのことです。ベテランの噺家はお客が全くいない中で、いつもと同じ「間」をキープし、見事な芸を披露しました。
【落語・星野屋】男と女の騙し合いはどちらに軍配があがったのか【壮絶】
落語にはさまざまなバリエーションの噺があります。今回は男と女の騙し合いです。「星野屋」という元々は上方の噺です。男と女が死力をつくして、騙し合うとどのようなことが起こるのかという、とんでもない落語です。
【生成AIvs総合型選抜】八方美人的意識で小論文を書いたら不合格確実
総合型選抜が時代の流れとなっています。年内入試と呼ばれ、はやく合否を決めたい人にとっては大きな意味を持っています。ただし難関大学をこの試験で突破するのは容易なことではありません。生成AIと総合型選抜との関係はどうなっているのでしょうか。
【富士山記】平安時代の儒学者が残した霊山への畏敬【漢詩文の傑作】
『富士山記』という日本人の儒学者が書いた漢詩文の本があります。当時は漢字を書ける人の数がそれほど多くありませんでした。文章博士でもあった筆者が全て漢字で、富士山の記録をまとめたというユニークな本を紹介します。
【過剰性と希少性】見せかけに騙されて人間は欲望を増殖させていくのか
人間の欲望とは本来どのようなシステムで起こるものなのでしょうか。アメリカのインディアン達が行っていたポトラッチの中にその起源を探そうという研究が以前からあります。来客に対して過剰な接待を行います。客はその倍にも匹敵するもてなしをするのです。
【流言とメディア】フェイクニュースが消滅した社会は幸福と言えるのか
流言とメディアの関係は非常に近いものがあります。フェイクニュースが簡単に捏造できる時代です。今の社会は幸福と言えるのでしょうか。人間はどのように生きていけばいいのか。もう一度考えてみましょう。
【接続詞と修飾語の怖さ】つい使ってしまう便利な表現を潰す勇気を持つ
文章を書くのは本当に難しいです。どのようにまとめてもいいだけに、その人の力量が全てあらわになるのです。どうしたらうまく書けるのか。その基本的なテクニックをお教えします。諦めないで続けてください。必ず上達します。
【紫式部日記・憂愁】藤原道長の野望は若宮の誕生でかなえられたのか
『紫式部日記』にはさまざまな内容が盛り込まれています。誰にも読まれないはずの日記だけに、彼女の心の声が見事に浮かび上がっているのです。NHKの番組でクローズアップされて以来、道長との関係がよく取沙汰されています。さて真相は…。
【世説新語】曹操が顕彰碑の謎を解けず臣下に完敗したという心爽やかな話
『世説新語』はいろいろな人のユニークな話を集めた人気のある本です。その中でも曹操の豪胆ぶりは見事なものです。ある顕彰碑に書かれた漢字の意味が分からず、先に謎を解いた臣下に負けてしまう話です。心爽やかないい話ですよ。
【通信制高校】12人に1人が進学する時代になった背景には社会の認知度が
通信制高校を知っていますか。12人に1人が進学する時代になりました。定時制高校が次々と閉鎖される中で、通信制の高校が新しく生まれ続けています。どういう生徒が進学するのか。その内情を分析してみました。お読みください。
【ベル・エポック・絲山秋子】独身女性同士の友情の切なさが身に沁みる短編
作家、絲山秋子の短編『ベル・エポック』は実に切ない作品です。けっして難しい言葉を使っているワケではありません。しかし30歳を過ぎた頃に知り合った女性同士の友情の難しさというものをしみじみと感じさせます。いい小説です。
【戯曲の中の対話】演劇で使われる言葉は情報の塊りであるという真実
戯曲の中の対話は、一般的な会話ではありません。劇作家が渾身の力をこめて作り上げた情報の集積なのです。一見、無駄に話しているように見えるセリフも、その背後にたくさんの内容を含みこんでいます。その事実を掴み取ってください。
【箱男再読・安部公房】実写化された映画の存在が起爆剤になる可能性は
箱男という小説を御存知ですか。今から50年ほど前に安倍公房が書いた作品です。それが今年、実写化され封切られることになりました。段ボールの箱の中に入って外を眺めている男は、いったい何を見ようとしているのか。それを考えてみましょう。
【人情噺・鹿政談】鹿の餌料を着服する守役を裁いた奉行の真骨頂とは
講談から落語になった人情噺の1つです。奈良の鹿にまつわる政談ものです。豆腐屋が間違えて鹿を殺してしまうところから噺が始まります。やがて裁きの場面にかわり、鹿の守役が餌代を着服していたことが判明します。そこから一気に話が面白くなるのです。
【小説とは何か・三島由紀夫】現実を震撼させる言霊の在りかは【遠野物語】
小説とは何かということを考え始めると、その難しさがひしひしと迫ってきます。作家、三島由紀夫はどう考えたのでしょう。そのヒントになるエッセイが『文学国語』の教科書に載っていました。『遠野物語』にヒントを得たというのです。
【小論文・文体の獲得】立ち位置を明確にしつつ生命力のある文章を書く
小論文の難しさは文体を獲得することにつきます。自分の立ち位置がはっきりしなければ、少しもアピールする文章にはなりません。採点者は日記や感想文を要求しているわけではないのです。あなたがどういう位置から現実を認識しているのかを知りたいのです。
【捨てない女・多和田葉子】書き損じた原稿用紙は燃やしてもいいの?
作家、多和田葉子の掌編です。本当に短い作品なので、何を表現しようとしているのかが、よくわからないかもしれません。しかしシュールな切り口が、とても爽やかです。捨てるという行為と書くという作業との間にある距離がよく見えてきます。
【源氏物語・須磨】栄達への転機となった光源氏の歴史絵巻【貴種流離】
『源氏物語』は日本が誇る世界に通用する文学です。その12段に「須磨」の巻があります。ここで光源氏は今までにない流離の生活をします。そこからの復活にはかなりの時間がかかりました。しかしここでの成長が、それ以後の出世を約束したのです。
【本当は怖い前提の話】さまざまな情報が氾濫した社会を生き抜くには
言葉には大変微妙な関係があります。ある情報を手に入れるために、その前提となる内容の理解が必要なケースもあるのです。しかしその前提になる情報にバイアスがかかると、それだけで正常な判断がしにくくなります。少し考えてみましょう。
【徒然草・54段】必要以上に小細工すると結果は予想より惨めになるのです
徒然草はいつ読んでも心に残る本です。今回はまたもや仁和寺の法師の話です。よほど、このお寺に親近感があったのですね。必要以上に手を入れたりすると、結果は惨めなものになるという話です。愉快なので、ちょっと読んでみてください。
【現代の価値観】「私」の消えた欲望には主体がなく始まりも終わりもない
現代という時代はどこに真実があるのか。それがよく見えなくなっています。あらゆる価値が輻輳化し、私の概念さえも揺れています。自分が本来持っている欲望の姿さえ、はっきりと見えなくなっています。それを追いかけると、まるで蜃気楼のように消えるのです。
【小論文・人権】マスコミはなぜ事件の容疑者を男や女と呼び捨てにするのか
犯罪に絡んだと判断された時から、男性や女性という呼称は男や女になります。なぜそうした変化があるのか。そこには微妙な人間観が宿っています。ある意味、人権にからんだ問題なのです。その思考構造について、少し考察してみましょう。
【小論文あるある】令和6年度推薦入試に出題された頻出パターンはこれ
令和6年度の都立推薦入試が終わりました。どういう問題が出るのでしょうか。気になりますね。進路指導重点校の問題は、大変に難解です。しかしそれ以外の学校のものは、練習さえすれば、いい結果がついてくると思います。
【京大入試】現代文の問題で読解力を鍛え小論文を書く力を養う【教養とは】
今回は2004年度京都大学の入試問題を考えてみましょう。現代文の課題文は大変にレベルの高いものですが、勉強するには内容の濃い最適なものです。実際は国語の問題ですが、これを小論文の問題に応用して、纏めてみましょう。
【孤独の深さ】他者と比べるからこそ疎外感を持つという悲しい人間の宿命
人間の孤独というのは存在の本質に関わる重要なテーマです。なぜ、人間は孤独感を感じるのか。これは難しく、悩ましい問題ですね。それを子供の発達心理から解き明かそうとした研究者がいます。その著書にあたり、一緒に考えてみませんか。
【項羽の最期・史記】自分の運命を見切った男の死にざまは壮絶だった
項羽の最期は『史記』にどのように描かれているのでしょうか。高校の漢文では必ず学ぶところです。平家物語を読んでいるような感覚にも囚われてしまいます。不思議な味わいのあるシーンです。ぜひ、読みこんでみてください。
【懐疑を乗り越える・橋爪大三郎】哲学の永遠のテーマをどう料理するのか
懐疑をどう乗り越えるのかという 橋爪大三郎氏の文章を題材に考えます。 哲学の永遠のテーマ だと言っていいでしょう。どこまでつきつめていっても、その真実の姿が顔をあらわすということはありません。それだけに難しい内容なのです。
【都立西高校推薦入試速報】人はパンのみにて生きるにあらず【国分功一郎】
都立西高校の推薦入試速報です。毎年、非常に短い文章がでます。どう答えるかによってその受験生の人柄の出る問題です。今年は「 人は,パンのみにて 生きるに あらず」という哲学者、 国分功一郎の文が出題されました。
【伊勢物語・身を知る雨】在原業平の代作が男の恋心に火をつけた【107段】
『伊勢物語』の107段を読みましょう。「身を知る雨」というタイトルです。自分のところに仕えている女のところに男が手紙をよこします。それに歌を代作してあげたことで、男はさらに恋心を募らせてしまいました。その結末はさて。
【令和6年度推薦入試速報・新宿高】伝統文化と酒の醸造法に戸惑う【高倍率】
令和6年度の推薦入試問題を速報します。新宿高校は倍率が8倍に近かったです。大問が3つでました。50分で解くのはかなりの厳しさです。あらかじめ何がでるか、全く予測できません。それだけに勉強法も非常に難しいですね。解法のヒントを探してみましょう。
【書評のススメ】言葉によるアウトプットは脳を鋭くし視野を広げる【神様】
書評は難しいです。たんに読後の感想を書くのとは全く違います。もっと第三者の目を鋭くさせなければなりません。それと同時に批評する自分の立場を明確にする必要があるのです。この両者をうまく捕まえられなければ、いい書評は完成しません。
【本を読むと路に迷う・朝吹真理子】自分を見失う楽しみのための読書とは
朝吹真理子氏のエッセイを題材に選んでみました。『文学国語』の教材して所収されていたからです。彼女が芥川賞を受賞した『きことわ』はユニークな構造の作品です。夢と時間が交錯する中で、人はどのような感覚を持つのかがテーマなのです。
【フェルマーの最終定理】300年間も数学者を悩ませ続けた話【完全数】
フェルマーの定理という数学の論証を知っていますか。300年の間、世界中の数学者が戦ってきた難問なのです。それを解いた人がいます。どのような苦労をして、チャレンジしていったのか。読んでいると、ワクワクしてきますよ。
【詩は近いところに・蜂飼耳】生と死をめぐる充実が一瞬にして増殖する場
詩とはどのようなもののことをいうのでしょうか。難しいですね。実は詩は私たちのすぐそばにあるのです。格別に形をかえて存在しているわけではありません。日常の片隅にちょこんと置かれているのです。人がそれに気づくとき、そこに詩が生まれます。
【コミュ力の頂上】話を熱心に聞こうとする姿勢に人は好感を抱くのです
どんな人が1番有用なのか。複雑な時代です。先が見えません。しかし人間力のある人はなんとか生き残っていけるでしょう。その力とは何か。学力だけで測れないもっと別の力が必要です。それが「コミュニケーション力」なのです。
【芋粥・芥川龍之介】人間の欲望には限りがなく幸福と幻滅とは表裏一体
芥川龍之介の短編はどれも面白いですね。非常に感覚が鋭いので、時に痛い思いをします。『芋粥』もそうした作品のうちの1つです。芋粥を腹いっぱい食べるのが夢だった男が、どんな思いでその日を迎えたか。その後に襲われた精神の不安について示されたものです。
【自己肯定感がカギ】格差社会の日常に囲まれながらも強く生き抜くには
日本人は自己肯定感が低いとよく言われます。特に中高生り登校拒否現象などをみていると、どうして自分をもっと強く支えきれないのかとかんがえてしまいます。原因は何であるのか。どこにその解決法があるのかを探ってみましょう。
【無為自然・列子】主体性のない判断には常に危険性が潜むという教訓
無為自然を常に考えていた道家の思想家、列子について考えてみましょう。今回の話はいつの時代にも通用する基本的な考え方です。主体性もなく、ただ他人の考えにのると、あとでとんでもないことになるという教訓です。
【銀の匙・中勘助】灘中の名物教師が1冊に3年かけて授業をした伝説の本
中勘助の『銀の匙』という本を知っていますか。灘中の名物先生が、この作品を3年間かけて授業に使いました。多くの生徒がこの小説を通じて、国語力を身につけたと言われています。ぜひ、チャンスがあったら手にとってみてください。
【いますぐ書け・堀井憲一郎】文章は身体から絞り出されるものだ【小論文】
小論文を書くためにはどうすればいいのか。誰もが悩むところですね。堀井憲一郎の本に面白いタイトルのものがありました。とにかく今すぐ書けというのです。プロ用のライティングの本ですが、真理をついています。内容をチェックしてみました。
【益久染織研究所】この店の醍醐味は懐かしい天然自然のやさしさに由来する
益久染織研究所という名前のお店を知っていますか。天然自然の素材を大切にした店舗なのです。糸や布を中心に販売しています。奈良の法隆寺近くに本店があり、現在は他にネット販売をしています。その経営理念に賛同した人が主なお客様なのです。
【晏子之御】他人の権威を笠にきて今の地位に満足する小人物とは誰のことか
晏子之御という話を知っていますか。晏嬰の下で働いていた御者の逸話です。昔から語られていたようです。自分の地位が低いのに、偉い人の権威を笠にきて威張り散らす人間の悲しさを訴えたものです。
【小論文・翻訳の創造性】日本文学と外国文学を翻訳することの内側には
外国文学を翻訳することにはどういう意味があるのでしょうか。それと反対に日本文学を外国語に翻訳することの意義はなんでしょうか。いずれにせよ、翻訳は固定化された言葉のキャッチボールではありません。一つの創造活動なのです。
【沈黙する花】美しい花があるだけで花の美しさというものはない【死の予感】
映画監督、西川美和氏のエッセイから考えたことを文章にしました。花はいつも沈黙しています。しかしその存在感は非常に絶大なものです。なぜでしょうか。1つは枯れて腐っていくからです。死の匂いを放つ最強のアイテムなのです。
【枯野抄・芥川龍之介】芭蕉臨終の場面で弟子たちがみせた心理のドラマ
芥川龍之介の『枯野抄』は芭蕉が亡くなる死の床を描いた小説です。多くの弟子たちはそれぞれの自意識で動いています。その心理を一人一人めくっていくという作業が容赦ありません。短編ですので、一読をお勧めします。
【デジタルサイネージ全盛】動的な情報媒体は現代に必須の広告アイテムです
デジタルサイネージという言葉を知っていますか。スーパーマーケットやショッピングセンター、ドラッグストア、病院、ホテル、銀行、オフィスなどあらゆるところに設置されています。動画を主題とした広告宣伝用の媒体です。その意味をさぐっていきましょう。
【和漢の境をまたぐ】中国の文化をどう日本人は自分のものにしたのか【戸山高】
和漢の境をまたぐとはどういう意味なのでしょうか。日本が中国から学んだ文化は数知れずあります。それを日本人は自分の国にあうように、少しずつ変形させていきました。そのプロセスを考えてみようというのです。都立戸山高校の入試問題です。
【想像し物語ること・大江健三郎】誰もが自己表現をしたいと願う欲求の意味
人間は誰でも自分を表現したいのです。それが生きているということの証しです。想像力を自由にはばたかせ、他者との垣根を払いのけようとする作業なのです。今回は大江健三郎のエッセイを取り上げてみました。
【能・隅田川】梅若殺しを取り入れた狂女ものの代表作【母の悲しみ】
能の中でも狂女ものとジャンルの作品はそれほど多くはありません。『隅田川』はその代表でしょう。『伊勢物語』を題材にしながら、それとは違う梅若伝説をあしらっています。子供に死に別れた母親の悲しみが実にみごとに描かれています。
【猟師仏を射ること・宇治拾遺物語】世間知らずな聖と判断力のある猟師は
説話集の中から題材を取り上げてみました。世間知らずな聖と世の中を冷静に見ている猟師の話です。2人の対比がわかりやすいので、昔話として、長い間親しまれてきたのでしょう。ここからどのような教訓が得られるでしょうか。考えてみてください。
【一文一義・貫徹】短文をうまく重ねられる人だけが小論文の勝者になれる
文章を書くのは本当に難しいです。何か秘訣はないのでしょうか。あります。とにかく短文を積み重ねていくことです。長い文章を書くと、主語と述語が離れてしまいます。それだけ内容を読み取るのに、手間がかかるのです。これを一文一義主義といいます。
【はじめての沖縄・岸政彦】湿気を含んだ独特の甘い亜熱帯の匂いに誘われて
沖縄の魅力とは何でしょうか。社会学者がハマったその土地の持つ力とは。自分の感性のままにエッセイを綴りました。何が彼をそうさせたのでしょうか。ほんものの沖縄はどこにあるのか。それを一緒に考えます。
【ブログ1500本達成】随分遠くまで来たもんだと勝手に感心してます
随分と遠くまできました。だからといって、何かがかわったというのでもありません。暢気にこれからも2000記事をめざして進んでまいります。どうぞよろしくお願いいたしますね。
【フェミニスト批評の試み】男性文化の視点から離れた別の切り口を模索する
批評は長い間、男性の文化を起点として行われてきました。それを女性の視点から試みるという流れが存在しつつあります。「フェミニスト批評」がそれです。どのようにして、女性の切り口から批評を行えばいいのかという指標になります。お読みください。
【陰翳礼讃・谷崎潤一郎】風雅を愛する日本人の美意識を突き詰めた随筆
日本人の美意識を究極まで煮詰めたエッセイが、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』です。どれほど日本人が自然の明かりを大切にしてきたのかということを、論じています。ここに示された漆器に対する愛情なども、彼の経験に基づいてまとめられています。
【鞄・安部公房】青年が抱えて苦しんだ鞄の持つ意味は【寓意のナゾ】
安部公房の小説はどれも寓意に満ちています。その意味を探りながら読まないと、何が書いてあるのかよくわかりません。この『鞄』という短編も実に難解です。どういう意味があるのか、あなたも考えてみてください。
【山東京伝・内田百閒】不思議な味わいのある夢物語は師・漱石の筆致に似て
作家、内田百閒の世界は実にユニークです。今回は彼の夢物語『山東京伝』を読みます。この江戸時代の作家に弟子入りした男が見たものはなんであったのか。それを追いかけていくだけで、不思議な世界がそこにあらわれます。
【無常ということ・小林秀雄】常なるものを見失った現代人に必要な心構えは
文芸評論家、小林秀雄の評論『無常ということ』を読みます。名文の誉れ高い内容です。最初に古典の文章を取り出し、そこから人生や歴史をどう考えればいいのかというテーマを展開していきます。内容に飛躍があり難解です。
【文学の仕事・加藤周一】科学技術の時代に文学が必要な理由【小論文】
立川高校の推薦入試に出題された文章です。筆者は評論家の加藤周一氏です。彼は文学の役割について考えました。科学技術の時代にどこまで文学は意味を持つのか。人間の生きる意味を考える手段としての役割を考察したのです。
【完璧・十八史略】故事には歴史の重みと人の魂を鼓舞させる知恵がある
完璧という故事はどのようにして生まれたのか。中国の歴史を読み解かなくてはなりません。『十八史略』の中にありました。「和氏の璧」と呼ばれる宝を欲しがった秦とそれを取られたくなかった趙との心理作戦の様子が元だったのです。
【那須野・奥の細道】眩しい光の中に突如あらわれた撫子のような少女は
『奥の細道』の中の「那須野」の段を読みましょう。ここで特筆すべきなのは、突然登場するひとりの女の子です。名前をかさねと言います。そこから重ねるという文字を連想し、さらに撫子の花を思い浮かべました。句と共に鑑賞してみてください。
【褒めるということ】カウンセリングの手法「コンプリメント」の難しさ
カウンセリングの基本的な手法の中にコンプリメントがあります。これは褒めるということです。しかし誰もがうまく褒められるワケではありません。やり方によっては、相手を不愉快にしてしまうこともあるのです。そのうまい使い方を考えてみましょう。
【朋党論・欧陽修】君子と小人の党派を見分けられる君主が天下を治める
欧陽修という文人が書いた『朋党論』 について学びましょう。 君子と 小人の 党派をどのようにして 見分けるのかということです。優れた人々が率いる党派を見定められなければ、皇帝は天下を治めることができません。しかしその難しさはどれほどか。
【月やあらぬ・伊勢物語】梅の盛りに恋人のいない屋敷を訪ねた男の感傷
『伊勢物語』は在原業平が主人公だという歌物語です。美しい表現に彩られた作品は、能などにもなっています。ここでは藤原高子との恋に破れた主人公が、かつての逢瀬の場所を訪れ、歌を詠むという設定になっています。
【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピー】
人間はなぜ戦争をするのか。これは永遠のテーマですね。誰もがそれはいけないことだと知りながら、知らずしらずのうちに、熱狂にまきこまれていくのです。そこには何があるのでしょうか。ここではエントロピーの考え方を1つの材料にしてみます。
【貧窮問答歌・山上憶良】万葉の歌人は農民の貧しい暮らしに声を荒げたが
山上憶良という万葉歌人は不思議な立ち位置にいますね。他の歌人とは明らかにみているものが違います。この『貧窮問答歌』は憶良でなければ、絶対に書かなかった作品だと思われます。苦しい農民の暮らしを赤裸々に綴っているのです。
【桜が創った日本】視点を反転させた時に見える風景は人間の常識を覆した
日本の風土に桜の花は見事にマッチしていますね。しかしその品種の80%がソメイヨシノだというのも驚きです。第2次世界大戦の後、急激に増えました。接ぎ木や挿し木でないと、植えられないという厄介な品種なのです。なぜこんなにふえたのでしょうか。
【韓非子・猿の彫り物】バラの棘に鑿の刃は立たず【法こそが国の基軸】
『韓非子』を扱います。法家の代表的な本です。ここでは1つのユニークな例え話を持ち出して、いかに国家を運営することが困難であるのかということを示しています。ポイントは猿の置物です。こんな話が中国にはいくつもあるのです。
【語彙力を増やす】人間関係を豊かに築きあげるために言葉のセンスを磨け
語彙力を身につけるためには、さまざまな方法があります。活字を読むというのは絶対に必要ですね。さらに言い換えを学ぶことです。別の表現なら、何が使えるのか。それを考えるだけで、言葉の力が違ってきます。
【人間の尊厳・石原吉郎】シベリア抑留から生還するまでの日々の記録【共生】
詩人の石原吉郎を御存知ですか。派手な人ではありません。しかし人間の存在をギリギリまで追いつめた文学者です。第2次世界大戦の後、シベリアに抑留され8年間を過ごしました。その間に人間の本性を見てしまったのです。
【IPS細胞と生命倫理】科学は問い続けても解答の出ない神の領域に入った
iPS細胞の出現によって、人類は新しいフェーズに達したとよく言われます。つまり人間の持つ能力を超え、神の領域に入りつつあるということです。キメラ動物の存在などもその1つです。あるいは生殖治療の可能性もあります。
【カタカナ語の氾濫】無限に増殖する外来語とどう向き合えばいいのか
外来語とどのようにつきあっていけばいいのでしょうか。右を見ても左を見ても、ものすごい数の外来語が氾濫しています。全てを拒否するのも1つの生き方でしょう。しかしそれが容易でないのも、現実の姿なのです。
【小論文のトレーニング】3本の矢の教訓を胸にアウトプットを続ける覚悟で
どうやったら小論文がうまく書けるようになるのか。悩みますね。なかなか思うように文章が出てこない。誰にでもあります。上達するための方法は、3本の矢をつねに繰り出すことです。その繰り返しが、最終的に大きな成果をあげるのです。
【世代間における環境倫理学】我々は未来の世代にエネルギーを残せるのか
環境倫理学という学問を御存知ですか。未来の世代にどのような形で遺産を残していくのか。資源を繋いでいくのかという哲学の分野です。特に未来の世代へどうエネルギーを残すのかというのは、大きな問題です。
【小論文・問題解決マインド】代案を含め結論への糸口を最大限に書き切る
小論文の最大の目標は問題の解決です。しかし今日のテーマはどれも難しく、それほど簡単に解決策が出るものはありません。それでもなんとか解決のためのマインドを持ってと前進する勢いをみせてください。
【及ぶものなきを憂う・呉子】有能な部下を育てるのが真の「長」の役割
「及ぶものなきを憂う」という表現を聞いたことがありますか。『呉子』の中にある大切な言葉です。誰も意見を言わなくなった状態くらい、怖いものはないということなのです。それだけ風通しの悪い組織ということになります。
【孟子・性善説】礼を身につけ欲を抑え仁の心を持てと説いた儒学の師
孟子の文章を読んでみましょう。いずれも高校の教科書に載っているものです。難しいことは書いてありません。どれも基本的なことばかりです。しかしそれを実行することは、大変に難しいです。どのようにしたらうまくいくのでしょうか。
【神様・川上弘美】寓話9編が懐かしさに彩られた非日常をあぶりだす
川上弘美の短編集『神様』はユニークな本です。今から15年も前に出版されたものですが、ちっとも古びていません。むしろ今という時代に必要な寓話かもしれないです。高校の教科書にも載っています。1度手にとってみてください。
【正岡子規・臨終の場面】悟りとはどんな時でも平気で生きることなり
正岡子規の臨終がどのようなものだったのかは、大変有名です。その様子をありありと描写してくれた文章がありました。俳人、長谷川櫂氏の『平気』というエッセイです。ぜひ読んでみてください。
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松平定信の書いた『花月草紙』を読みましょう。今回は名医に予告された病気になった人の話です。人間はいくら忠告されても、本当に困った状態にならない限り、なかなか他人のいうことを聞かないものです。悲しい性ですね。
『徒然草』と『花月草紙』を比べて読んでみましょう。トピックスは友人です。どんな人を友とすればいいのか。昔の人も人間関係ではかなり苦労したのです。いつの時代も同じなのかもしれませんね。悩みの種です。
人間の煩悩には限りがありません。鴨長明の書いた『発心集』には薬師寺の僧侶の話がでてきます。律師という高い位にのぼったにも関わらず、さら上の位をねらおうしたのです。その結果はどうなったのでしょうか
ノートPCを選ぶのは、意外と難しいものです。スペックにはかなり気をつけますが、本当に大切なのはキーボードです。文字を多く打ち込む人にとってタイプが安心してできるキーボードこそが、1番使いやすいのです。どこをチェックすればいいのでしょうか。
全国学力テストは小学6年生と中学3年生を対象に、学力や学習意欲などを毎年調べている試験です。中学3年の国語の問題に「フィルターバブル現象」を問う内容のものがありました。なんのことかご存知ですか。アルゴリズムの問題です。
【雲居にのぼる橋』という説話を紹介します。これは「唐物語」という中国の偉人伝を翻案したユニークな説話集の中にあるものです。日本人が書いた本の主人公が中国人という不思議な体裁の話なのです。
仏教説話『沙石集』の中にある話です。母親の主張に反論もせず、息子は自分の土地も召し上げられそうになります。原因は暴力をふるったということにありました。 しかし実際はつまづいた母親の言いがかりだったのです。
人間は先入観や思い込みで物事を判断しがちです。いわば固定観念にがんじがらめにされているのです。そこから抜け出すためにはどうしたらいいのか。事実に対して謙虚で自由になれるということが、何よりも大切です。
『大鏡』は歴史物語の代表です。藤原道長の威光を記録した作品です。読んでいると実に生き生きとした道長の様子が見事に描かれています。楽しいです。その昔話をしているのが2人の老人なのです。180歳と190歳というのですから、驚きですね。
『日知録』は中国の清朝の顧炎武の著書です。さまざまな儒学の思想を日常的な儒学の中に実学として落とし込んでいます。それだけに読んでいると、なるほどと納得させられる内容に満ちています。今回は法令の細分化が持つ落とし穴についてです。
めでたい落語の代表に「一目上がり」があります。前座噺の1つですが、リズムよく噺を進めるのは大変に難しいのです。長いセリフをきちんと覚えないといけません。そのリズムが最後のオチまでトントンと進むところが楽しいのです。
『戦国策』という本の中には実に多くの知恵がつまっています。その1つ1つが論客たちによって説かれた内容なのです。今回は同じことを何人にも言われると、最後はかぎりなく真実になるという話です。
『願氏家訓』という漢文の本を読みましょう。子孫への戒めとして書物を読み学ぶことを続ければ生を全うできるというのが、その趣旨です。現代は効率優先の時代です。本を読む人の数も減ってきました。
以前のサイトを引っ張り出して、そこから必要なソフトをダウンロードする。この方法は実にリーズナブルです。しかしそれほどに簡単ではありません。 しかしどうしても欲しいアプリがある時は、なんとかしなくちくゃいけませんね。
ノートPCをなんとか外部モニターにつないで、デスクトップのように使えないか。いろいろと考えました。様々なオプションが組み込んであるので、誰でも簡単に利用できます。これでいつでも安心して、ノートパソコンが使えるようになりました。
キーボードは長くつかっていると、かなりへたってきます。文字が薄くなったり、調子の悪いところがでてくるのです。そこで交換をしたいと思うようになった時、あなたはどうしますか。簡単なのもあります。しかし最近のリベット留めタイプは厄介です。
「薬屋のひとりごと」という 後宮ファンタジーが若い人たちに人気です。主人公の, 猫猫が実に愛らしく、それでいて複雑なせ性格を持っています。漢方好きな探求心が 難事件の,闇を次々と暴いていきます。その様子が楽しいのです。
谷川俊太郎の詩は不思議な魅力に満ち溢れています。ことばに対する感性がなみなみでないのです。誰もが使っている言葉の背後に全く別の力を見つける能力が宿っています。そのパワーで新しい世界をつくり続けてきました。
島崎藤村の詩の中で、最もよく知られたものです。日本人なら、誰でも1度は口にしたことがあるはずです。ぜひ、暗記して声に出してください。心地がとてもよくなります。彼の持っていた抒情性が見事に結晶した詩です。
ノートPCのキーボードを取り換えるのは容易なことではありません。それでも比較的に簡単なのもあります。全部ばらすタイプのHPやNECのものは厄介ですね。それだけの覚悟がなかったら、チャレンジするのはやめた方がいいかもしれません。
柳田國男は日本民俗学を作り上げた人です。彼の著作にはさまざまなものがあります。その中でも高校の教科書に載っている「清光館哀史」を取り上げます。かつて泊まった宿屋は既に没落してなくなっていました。旧盆の夜に歌われた歌を柳田は追いかけたのです。
思考コードという言葉を御存知ですか。新学力観にそって語られるようになりました。今までのように暗記中心ではとても今の世界を生き抜くことはできません。圧倒的な想像力で正解のない問いに答えを見つけていかなければならないのです。
人間と他の動物はどこが違うのか。昔からよく議論になりますね。最大の差は、世界の認識の方法です。そのシステムをここではイリュージョンと名付けました。世界を察知するため、人間以外の動物は種の中にある本能に頼ります。しかし人間はさらなる広がりを持ちます。
チャットGPTの話題が毎日新聞に掲載されています。それだけ衝撃的なソフトなのです。生成系AIの特徴は、日々進化するところにあります。それをアカデミズムの世界でどのように使用すればいいのか。これは想像以上の難問です。
論理的な文章というのは、自分にだけ通用するようなものではありません。誰が読んでも、必ずこの結論に辿り着くという確信が必要なのです。そのためにはどうしたらいいのか。なるべく多くの時間を割いて、必ず1つの結論に導かれるように書くことです。
全国学力調査が今年も行われました。国語の問題も以前とはかなり変化しています。しかし以前と同じパターンの設問もありました。本の読み方というテーマです。今回はそれを小論文の問題にしたらどのようになるかと考えてみました。
日本語は基本的に主語を必要としない言語です。しかし近年、グローバル化の中で論理を優先した文章が評価されるようになりました。そのため、小論文などの試験が課されるようになったのです。どのように勉強したらいいのでしょうか。
総合型推薦入試希望者が増えています。年内入試と言われ、はやく合格が決まるのも好感を持って迎えられています。どのタイプの生徒が合格できるのでしょうか。アドミッションオフィスとは何なのか。試験の内容はどのようなものなのか。チェックしてみます。
幸福の意味を探るのは至難です。人によって全く内容が違うからです。経済的に恵まれていれば、幸せだというワケではありません。親ガチャだといって構えていても状況がかわることもありません。全ては自分自身の問題なのです。
近年、入試でよく使われる言葉に「年内入試」という表現があります。これは翌年まで持ち越さずに、受験で合格を勝ち取ることを意味します。かつては青田刈りと言われた総合型のAO入試が今は大変な人気です。背景には共通テストを敬遠する傾向があるのです。
解剖学者、養老孟司氏の『バカの壁』が出版されたのは今から20年前です。大変なベストセラーになりました。この本の中で著者は幾つかの大切な事実を伝えています。それは絶対的な真実を捕まえるということは、ほぼ不可能だということなのです。
紙の本を読むことと、ネットで文字を読むこととの間にはかなりの違いがあります。それを一言でいうとするならば、身体性でしょうか。そこにどの程度の実感があるのか。肌で感じる接触感などが全く異なるはずです。当然、言葉に対する感覚にも違いがあります。
AIの開発速度が想像を超えています。わずか数か月で新しいチャットボットが世界を席巻しています。すでに厳しい規制をかけようとしている国もあるのです。国家秘密や個人情報を新しく内側にしまい込んで自己増殖しているのです。
テーマ型の小論文について考えます。問題文が短いのです。ほとんどヒントがありません。わずかな糸口から自分の識見を引き出します。それができなければ、惨憺たる結果になるのです。長い課題文のある文章の方がずっと楽なのです。
世阿弥の書いた能楽書『風姿花伝』は豊かな内容に満ちた本です。芸能に携わるものだけでなく、あらゆる学習に対する基本的な態度を論じています。その年齢に応じた稽古の仕方があるという事実を知るだけでも、大きな意味合いを持つのです。
生成系AIの登場はあまりに革命的でした。今後、人類がどのようになるのか。シンギュラリティはどのような形で訪れるのか。あらゆる側面から考えていかなければなりません。特に大学やビジネスの現場での対応が問題なのです。
ChatGPTという言葉を聞いたことがありますか。AIをつかった応答システムです。日々勉強をし続けながら、的確な回答を探し続けます。あらゆる内容の問いにこたえるために、AIのシステムが計算し続けるのです。これは救世主になりうるのでしょうか。
左甚五郎をご存知ですか。江戸時代の彫物師です。名人といわれ、日光東照宮の眠り猫などが最も有名です。彼の生きざまを描いた落語がたくさんあります。有名なものをここではいくつか紹介します。チャンスがあったら聞いてみて下さい。
WordPressのテーマ選びは難しいです。しかし無料で最高レベルのものを求めるのなら、ここにあげた2本しかありません。どちらかを使ってブログや日記をつくってみてください。きっとすばらしいデザインのものが出来上がるに違いありません。
芸能をする人間にとって、世阿弥の著書『風姿花伝』は大切な本です。ここにはあらゆる人間の煩悩が描かれています。それをどう乗り越えたらいいのか。そのための秘術が示されているのです。しかしそれを達成するのは容易なことではありません。