国際高校のIB入試は毎年グラフの読み取りがでます。数字を短時間で読み取るために、さまざまなパターンの問題を練習しなければなりません。今回は図書館の数から、質の変化までを読み取る問題を取り上げました。
「国際高校IBプログラム」図書館をテーマにして統計データ使った小論文
国際高校のIB入試は毎年グラフの読み取りがでます。数字を短時間で読み取るために、さまざまなパターンの問題を練習しなければなりません。今回は図書館の数から、質の変化までを読み取る問題を取り上げました。
「令和6年国際高校IBコース小論文問題」多摩地域の林業における経営力強化
令和6年度国際高校IBコースの小論文を考えます。森林資源の問題を考える問いでした。多くの受験生にとっては、あまり実感のないテーマだったのではないでしょうか。どのような問いが出ても、それに食いついていく気概が必要です。
「令和7年度国際高校IB小論文」生成AIアプリを使って解答を試みた
都立困祭高校のIBクラスを受験するためには小論文のテストが必須です。過去にどのような問題が出たのかをグーグルの新ソフトを使って分析してみました。解答例もあげたので、読んでみてください。
「NotebookLM」数分で要約をし会話にまとめる能力は驚異的
NotebookLMというアプリをご存知でしょうか。生成AIを使ったアシスタントプログラムです。短時間で問題のありかをつきとめ、要約します。さらに会話体でまとめることもしてくれるのです。そのスピードも驚異的です。
「蜻蛉日記」藤原氏本流の夫との結婚生活で味わったとまどいと苦悩の21年間
蜻蛉日記には複雑な女性の心がみごとに描かれています。自分の夫が昇進するのもそれほど嬉しくはありません。仕事が忙しくなり、かまってもらえなくなるのがイヤなのです。そのため、ちょっとした歌の中に、その気持ちが強くあらわれました。
「能をつかんとする人・徒然草」1つの道を愚直に突き進むことの難しさ
兼好法師の『徒然草』には今も通用する真理がたくさん含まれています。そのうちの一つがこの芸能に関するものです。芸の道に精進するということの厳しさを実感させられます。飽きずにコツコツと長くやり続けることの大切さが示されています。
本を読むことの意味をネット全盛の社会の中でもう一度考えてみたら
ネット社会の中で、本を読むことの意味はどこにあるのでしょうか。考えてみると、なかなかに難しいテーマです。自分の知らない世界への飛躍に満ちた想像力の遊飛とでも考えることはできませんか。
「幸福はどこに」子ども時代との断絶を経験しない大人の行き着く先は
働くことの意味みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。子ども時代との断絶を経験しなかった人が増えていますね。大人と同じような価値観を、いかにも自分の考えとして述べる子どもも増えました。学歴厨などと呼ばれる人も、その中に入るか...
「ネット時代」世界が狭くなり人は観客席に座ったままの傍観者になる
ネット時代とはとういう表情を持っているのか。人はそこでどんな行動をとるのか。考えてみる価値がありますね。本来、人間がしてきた考えるという行為も、今やAIが代わって行う時代になりました。そこで人の知識や経験はどういう意味を持つのでしょうか。
「落窪物語」継子いじめというテーマは人間の本性に根差したものなのか
落窪物語といえば、中世から読み継がれている継子いじめの話しです。人間は本質的にいじめという行為をやめられないものなのかもしれません。どこかで非難しつつ、やはり好奇心をそそらずにはいられないのでしょう。
「いつも何度でも」主題歌には宮崎駿の死生観が滲み出ている「千と千尋の神隠し」
いつも何度でもという「千と千尋の神隠し」の主題歌には死生観が色濃くにじんでいる。作詞家、覚和歌子さんの詩の中に「ゼロになるからだ」という表現が何度もでてくる。ここに彼女の持つ死への観念が滲み出ている。今回は詩の中にある意味を読み取ってみた。
「続古事談・長方卿の両京の定め」福原遷都の無謀さを清盛に説いた男がいた
福原遷都みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は平清盛が周囲の反対を押し切って、強引に福原へ都を遷そうとした話を取り上げます。『続古事談』は説話集です。編者はわかっていません。成立は鎌倉時代前期と言われています。源顕兼...
「同調圧力の強い社会」異邦人の存在とは何かという問いに答える試み
同町圧力の強い社会の中で生きていくということは、容易ではありません。しかし何かの拍子に異邦人になる可能性があるのです。それは病気になった時と同じ質を持っています。その内側を少し探っていきましょう。
「沈黙とことば」一見対立するようなものの中に濃密な関係が潜むという発見
ことばと沈黙の関係は複雑です。饒舌であればそれでよいというワケではありません。沈黙が十分なコミュニケーションの役割を果たすこともあります。どちらも必要にして十分な力を持っているのです。
「羅生門・芥川龍之介」高校用教科書「現代の国語」がこだわる定番小説の教育力
改訂版「現代の国語」には今年からかなり小説が載りました。従来は文科省が承認していなかったのです。定番小説を所収し、高校生達に文学を知ることの意味を学ばせたいとする意向なのでしょうか。あるいはほかに意図するところがあるのか。
「セレンディピティ」偶然の幸運が出会いや縁をはぐくみ新しいチャンスを生む
セレンディピティというのは難しい言葉です。日本風にいえば、縁と出会いということでしょうか。ふとしたきっかけが元になって、大きな成果がもたらされるということです。人生には本当にいろいろなことがありますね。
「自分の木の下で・大江健三郎」学校へ行くことの意味を改めて問うてみた
学校へ行くという行為にはどういう意味があるのか。大江健三郎は自らの著書で問うています。子供が障害児として生まれたことで、さまざまな現実を見ることになりました。それが教育や学校という命題に向き合うきっかけになったのです。
「9割本の行方」数多く出版されたこのジャンルにもさすがに飽きが来たか
9割本と呼ばれる本のジャンルがあります。タイトルに9割があふれかえっているのです。今までに何冊出版されたのでしょうか。人間の心理の奥に9割がヒットする場所があるのかもしれませんね。そのヒミツを探ってみましょう。
「漢字とひらがな」文章を書くときに一番悩むのはこのポイント「使い分け」
漢字とひらがなの使い分けにはいくつかのルールがあります。もちろん、これが完全な正解だというものではありません。それぞれの人の感覚に負う場面も多いのです。しかし基本を知っておけば、あまり悩むこともなくなります。
「桜旅」本が高いという記事を読みながら読書をすることの意味を考えた
桜を見るたびに出かけきました。帰ってきてからふと目にとまった記事がこれです。本が高い。ハッとしました。確かに近年の値上げラッシュの中で、本の値段は上がっています。しかしもともと、本は高いものでもあるのです。本の価値とは何でしょうか。
「細雪・谷崎潤一郎」桜の放つ悠久への夢を非情の時が消し去ってゆく
谷崎潤一郎の『細雪』はよく源氏物語との類似性が指摘されます。長い小説の中に、人の持つ無常の悲しみが色濃くにじんでいるからです。大人のための小説といっていいのではないでしょうか。ぜひ四姉妹の生きざまを追いかけてみてください。
「浮舟と薫の再開・山路の露」宇治十帖の主人公・薫の後日談が気になる
浮舟と薫の再開は宇治十帖を読んだ人にとっては気になりますね。その後二人はどうしたのか。そのまま別れてしまうか。あるいはどこかで出会うのか。それを解決しようとしたのが『山路の露』という本です。薫の後日談なのです。
「紫の上の死・御法」光源氏最愛の人は養女・明石中宮に看取られて世を去った
紫の上と源氏はどのようにして出会ったのか。その後二人の関係はどうなったのか。大変気になりますね。たくさんの女性に懸想した源氏が最後に戻ったのは、やはり紫の上のところだったのです。何が二人を繋げあったのか。考えてみましょう。
「機械論的身体観・中村雄二郎」人間を器官として捉えることの是非を問う
人間を分解可能な機械として考えるといしう唯物論的な認識に対して、哲学者中村雄二郎は、正反対の立場をとりました。そこから新しい見られるものとしての身体だけでなく、根源から総体として見る人間の可能性を考えたのです。
「雨の夜の訪問・いみじう降るをりに・枕草子」男の本心を推しはかるには
雨の夜にやってくる男の本心はどこにあるのか。そこに本当の愛情があるのかどうか。それを見極めることがいかに難しいのか。清少納言は枕草子の中で、そのことを丁寧に解説しています。待つ身のつらさをあらわす女性の立場を考えてみます。
「愛嬌こぼるる女御・建春門院中納言日記」平安の時代のきらびやかな回想録
建春門院中納言日記という懐古記録があります。藤原俊成の娘が書いた本です。対象は彼女が仕えた後白河院の女御、建春門院その人です。平安貴族の時代が去り、当時のことを知っている人も次第に減っていきつつあったのです。
「陰翳礼讃・谷崎潤一郎」微かに光の残る情景のなかにこそ日本文化の神髄が
谷崎潤一郎の『陰影礼賛』は昭和8年に書かれた彼の代表的なエッセイです。ここでは日本の文化の神髄がどこにあるのかということを、光と影の二項対立の中から示しています。現実には次第に失われつつあった時代に抗おうとした文章でした。
「趣きのある情景とは何か」兼好法師の説を批判した本居宣長の考え方は
徒然草を書いた兼好法師の立場を批判した本居宣長の文章です。どちらの立場を貫くのかによって、見えてくる風景が微妙に違います。しかしよくよく考えてみると、どちらもそれほどに違う立場に立っているようにも見えません。ぜひ、考察してみてください。
「旅人かへらず・西脇順三郎」超現実主義的感覚の果てに得た「幻影の人」とは
詩人、西脇順三郎は超現実主義を学び、そこから自分の世界を切り開きました。「旅人かへらず」という詩集には一人の旅人が戦後の武蔵野の原を歩きながら、幻影の自分に出会う情景を描いています。淋しさという言葉に代表される彼の世界を味わってみてください。
「岩橋の契り・俊頼髄脳」修験者の途方もない願い「葛城から金峰山へ橋を」
岩橋の夜の契りという題で有名な葛城山の話です。一言主という葛城山に住む神に役行者が橋を架けてくれと頼みます。金峯山までの石の橋です。ところが一言主は夜の間だけしかやろうとしません。その理由が非常にユニークなのです。
「茶番に寄せて・坂口安吾」日本の文化に道化の観念が希薄なのはなぜか
日本の文化には道化の観念が薄いといわれています。日本人は真面目な民族なのかもしれません。笑いはどのようなシステムの上に成り立っているのか。それを坂口安吾は解析しています。理由をたずねながら、読んでみましょう。
「義家、兵法を学ぶ・古今著聞集」匡房卿の教えを守り伏兵を見破って勝利した
大江匡房に師事した八幡太郎義家は戦いの場で、その教えを守り、伏兵の存在を察知しました。そのおかげで、無事に勝利を収めたという話です。孫子の兵法がどれほどの意味を持っていたのかを、実感する話です。
「蜂飼耳」詩はいつも近いところにあるのに「見たことのない風景を見たい」
詩人、蜂飼耳の世界を考えてみましょう。詩は本来どのようなものなのか。それを正確に知るためには何が必要なのか。神話の世界から平行移動しながら、現在を読み取る試みをしてみました。
「発心集・西行法師と娘」出家して数年後粗末な着物姿で遊んでいる娘を見て
西行法師と娘みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は歌人、西行(1118~1190)を取り上げます。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての人です。俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院に仕える北面の武士でした。西行は歌人と...
「徒然草・百日の鯉」兼好法師を支えた美意識はわざとらしさの排除だった
徒然草の中に出てくる百日の鯉の話です。料理の名人に鯉の調理をみせてもらいたかった人の話です。もったいぶって、話をつくるくらいなら、ただ素直に包丁をもってさばいてほしかったという兼好法師の美意識を示したた段です。
「町田高校推薦・オーバーツーリズム」価値観と文化の違いをどう乗り越えるのか
今年度、都立町田高校の推薦入試問題を考えてみましょう。内容はオーバーツーリズムについてです。しかし400字の制限があります。高校に入った後の自分の行動を予測しながら、他者と折り合いをつけていくための方法を考えさせる問題です。
「源家長日記・良経の急死」暗殺説もあるという新古今集を代表する歌人の謎
新古今和歌集にたくさん収められている藤原良経の話です。彼は仮名序まで書きました。しかし若くして突然亡くなってしまいます。その原因もはっきりとはわかっていません。どのようなひとであっのかを少し深堀してみましょう。
「小論文・オリジナルであるために学び続ける」という坂本龍一の真意は
音楽家、坂本龍一の言葉を使って小論文を考えてみましょう。都立高校の推薦入試に出題された問題です。ポイントはオリジナリティを探す道のりは、日々の学びの中にあるということです。珍しいことでなく、むしろ地道な探求の連続が新しい地平を生むのです。
「源氏物語・心づくしの秋風・須磨」新たな出逢いの予感と海辺の寂しい日々
源氏の須磨がえりという有名な言葉があります。桐壺から読み始めた人も、須磨の段あたりまでくると、くたびれてしまうのです。実はこのあたりからが本当に面白くなるんですけどね。ぜひ、この本を覗いてみてください。
「文学者・大江健三郎」作家は人間を存在・行動・想像力の3種類に分割する
文学は終わったのか。その役割は何か。いずれも難しい問いです。作家はどのようにして言葉を紡ぎ出すのか。それをあらためて考えてみましょう。ここでは大江健三郎の評論を元にして考察します。
「生成AIvs人類・町田高校推薦」共存は可能か「人間にしかできないこと」
生成AIと人間との共存は可能でしょうか。コンビュータの持つ正確さを人間に求めることはできません。記憶力では完全に人間は負けています。それではどの分野で生き残れるのか。それを考えてみましょう。
「小論文必勝法」一文50字以下を厳守。短い文は正義「漢字は30%」
小論文は短文でまとめる。これが鉄則です。一文は50字以内にしましょう。それだけで読みやすい文章になります。しかしこれがやってみると、実に難しいのです。とにかく書いてみる。長かったら切る。この練習を続けてください。必ず上達します。
『源氏物語』一条天皇の中宮・定子に対する鎮魂のための文学だったという説
源氏物語は平安時代を代表する文学作品です。紫式部はこの物語をどのような構成のもとに書き始めたのでしょうか。具体的には誰をイメージしてまとめたのか。それを考えていくと、彼女の周囲にいた人間模様がはっきりと見えてきます。
「町田高校小論文」最善の手を求め藤井聡太名人は沈思黙考する「AIの時代」
AIと人間の違いは何か。コンピュータと人間の差は何か。それを真剣に考えなければ、これからの時代を生き抜くことはできません。令和6年度の町田高校の問題は内容の豊かなものでした。小論文は難しいです。真剣にあなたも考えてみてください。
「メディアとの共生」広告と情報の境界線はどこにあるのか「ステマの恐怖」
情報と広告の違いをどのように見抜くのか。なかなかに難しい問題です。ネット社会において、膨大な量の広告を記事の中に埋め込まれて発信されると、見分けがつきにくくなるのです。それをどう解決していくのか。そのための方法があるのでしょうか。
「世界をつくり替えるために」自分を作るタネは世界とのズレを意識すること
青年期になると、世界と自分との関係がはっきりと見えなくなってきます。ズレを感じるようになるのです。実はそこがスタート地点なのです。認識の在り方を深く考察し続け、やがで真実をつかむことができるようになるのです。
「別れを告げない」済州島4.3事件を題材にした静かなノーベル文学賞受賞作品
2024年度ノーベル文学賞に輝いたハンガンの小説を紹介します。タイトルは『別れを告げない』です。済州島4.3事件を題材にした静かな小説です。虐殺の話ですが、凄惨な場面は少なく、むしろ散文詩を読んでいる気すらしました。
「連詩の可能性」詩人大岡信が願い続けた新鮮な言葉との出会いはあったのか
「連詩の可能性」ということについて考えてみましょう。ご存知ですか。詩人同士がお互いに1つの場で詩を綴るという試みです。大岡信が願い続けた新鮮な言葉との出会いはあったのでしょうか。NHKのアーカイブスもみつかりました。
「原始社会像の真実」原始の時代にも戦争、女性差別、環境破壊はあった
原始の時代は戦争もなく、平和だったのでしょうか。なんでも昔はよかった式の考え方をするのは大変に危険です。その時代を生きた人たちは必死だったのです。そこには戦争も差別も環境破壊もあったと考えるのが自然なのです。
「体験格差」低所得家庭の小学生の約3人に1人が体験ゼロという厳しい現実
体験格差という言葉をよく聞きます。子どものころに必要な体験をほしていないということが、自己肯定感の育成を阻害しているという考え方です。親や社会の価値観をどう体験させていくのかという重大なテーマなのです。
『紫式部日記・すきものと』誰も知らない藤原道長と紫式部にまつわる真実とは
紫式部日記は実に興味深い日記です。誰にもみせる予定はなかったはずです。しかし中宮彰子のためにどのような動きをしていたのかということもよくわかります。清少納言に対するライバル心もここにはみてとれます。道長との関係はどうだったのか。
「中島敦・山月記」主人公・李徴は完璧主義と自己実現の狭間で揺れた
中島敦の名作『山月記』は高校で必ず習います。人間の本性を正面から捉えた小説だからです。自尊心と羞恥心の間でもがき苦しむ主人公の姿は、今日の我々に通じるものがあります。その内実を読み取ってください。
「枕草子28段・にくきもの』観察力の鋭さと独自の感受性が反映された段
枕草子28段には清少納言が嫌いだったものが、取り上げられています。彼女の鋭い視線は、人間の持ついやらしさを見事に掬い上げています。特に複雑な宮中の中で生きていくことり難しさを感じさせるものが多いのです。
「本居宣長・同じ人の説」真面目に学問に取り組めば学説も変化するのは当然
学問の研究というものは真面目にやればやるほど、自分の考えが次々と変化していく事実につきあたるものです。それを正しくないということはできません。自分に正直になればなるほど、学説の変化を知ることになるのです。
「課題文をどう解釈して小論文にまとめるのか」字数が少ないほど難しい
小論文は制限字数が少ないと難しくなります。エッセンスを短文の中にすべて押し込めなければなせらないからです。さらに課題文が短い場合も難問ですね。どのようにまとめるのか、すべて自分で考えなければなりません。
「枕草子・大納言殿参り給ひて」定子サロンの雰囲気が色濃くにじむ章段
枕草子にはさまざまな章段があります。今回とりあげるら日記的な段落には、当時の定子サロンの様子が実によくわかります。衰亡していく一族の悲しみがみてとれます。清少納言の観察力の鋭さには舌を巻きますね。
「ChatGPTの応用」論理的な文章の書き方とプロンプトの効果的な使い方
ChatGPTとプロンプトジェネレーターを使って文章を推敲することができます。そのまま実際の試験で使うことはできません。しかし勉強するときに参考にすることはできます。ぜひ、一度試みてください。
「小論文・リスキリングの可能性」AI時代の学習テーマはズバリこれ!
小論文のテーマとしてリスキリングについて考えました。特に大学の入試問題として設定した場合、今後の教育の在り方について論じることに意味がうあるのではないでしょうか。ぜひ、考えてみてください。
「小論文・SNSの功罪」利便性の裏にある課題をどう修正して使いこなすか
SNS全盛の時代です。多くの利点を持っているとはいうものの、マイナスの要素も多々あります。最近では犯罪にからむ闇バイトと呼ばれるものが、広まっているのです。どうしたら私たちは上手にSNSを使いこなせるのか。考えてみましょう。
「AIと労働」人工知能に仕事を奪われず生き残るために必要なスキルとは
AIがますます進化しています。取り残されていく職業も出てきています。特に繰り返しの多い単純作業は消滅していく可能性が高いです。どうやったら生き残るためのスキルを身につけられるのでしょうか。考えてみましょう。
「AIを利用した小論文の勉強方法」ChatGPTを参考にテーマを予想する
AIが着実に進歩しています。せっかくですから、この技術を使わない手はありません。小論文の勉強法にも役立つはずです。具体的に考えてみましょう。さらにAIが進んだ社会はどのようになるのか。考えてみましょう。
「超高齢化」リタイアした人々も役割と生きがいを感じとれる社会とは
高齢化する社会の中で、リタイアした人たちに生きがいを創造してもらう必要があります。長い人生の豊かな経験を、社会のために貢献してもらうにはどうすればいいのでしょうか。考えてみましょう。
「自己生成型小論文」問題を発見し解決の方法をまとめて書くという荒業
自分で問題を探し、それに対する解決方法を考えるという荒業の設問があります。本来の意味での小論文とはこういうものをいうのかもしれません。しかし難問であることに間違いはないのです。学際的な知識を自分の中に取り込む勉強をしなければなりません。
「テーマ型小論文」感動するのは良いことなのかという問いかけへの解答は
テーマ型小論文は隋分すくなくなりました。一見簡単そうですが、実は書き出してみると、なかなか厄介なのです。どういう内容で書いたら一番アピールするかを考えなくてはなりません。それが難なくこなせるようになれば、あとは楽勝です。
「自信とプライド」既成の枠の中に押し込められず個性的に生きていくには
誰でも自信とプライドを持って生きています。しかし日本型社会では、あまりにそれが目立ちすぎると、いじめに発展してしまうのです。どうやったら、うまく他者と調和しつつ、自分の個性を発揮できるのでしょうか。
「バイアスを排除し科学を続ける」先入観に安住しないという宣言の書き方
科学はつねに疑うところから始まります。しかし人間はつい過去の記憶に安住しがちな生き物なのです。それをどうやって防ぐのかというのは、大変に難しいテーマです。ここでじっくりと考えてみましょう。
「ChatGPTに負けない小論文を書く」たった1文字だけの課題に挑む
ChatGPTに負けない小論文を書くためにどうすればいいのでしょうか。これは予想以上に難問です。相手は優秀です。戦うとすれば自分だけにしか書けない内容を用意するしかありません。それは何か。個です。個の思索のみです。
「無名抄・腰の句の末の手文字」名声に甘んじていい気になっていると
鴨長明の歌論書『無名抄』のなかにある面白い話です。和歌の腰の句に「て」の文字を入れると、それだけで歌が台無しになるという話を土台にして、当時の歌人がやり取りをするというストーリーです。ご一読ください。
「合格一直線の小論文を書くために」絶対に守るべき3つの鉄則はこれ
すぐれた小論文の解答を書くために、何をすればいいのか。難しいテーマですね。ここでは大切な3つの鉄則をお教えします。自分を過信しすぎてはいけません。しかしすべてはあなた自身から始まるのです。
「サステナビリティの主語は誰なのか」私と私たちでは全く境界の意識が違う
SDGsなどとよく人々は口にします。しかしその実態を自分のこととして、認識している人がどれくらいいるのでしょうか。サステナビリティ学という学問の分野があることをはじめて知りました。少し読み込んでみましょう。
「貧困概念・社会的排除」自己のアイデンティティを見失う危機が身近に
貧困概念を追求していくと、社会的排除という言葉につきあたります。自分の生存理由を社会の中に見つけたいと思っても、そこからはじかれてしまった時、どのようにしたらいいのかわかりません。 非正規雇用の在り方がそこにはあるのです。
「足元を掘れ、そこに泉あり」出題意図を理解して読み手をインスパイアーする
ニーチェの箴言をどう読み込むか。難問ですね。基本はあなた自身の体験や見聞を必ず文章の中に落とし込むことです。気づきがいかに大切なことかを示さなければなりません。
「5分後に意外な結末」日常の中で起こったドラマがちょっと快感になる日
短い小説というのはよくありますが、すべての話が5分で読める本というのはユニークだと思いました。生徒が好んで借りていくのだと図書の先生が教えてくれたのです。こわごわと中を覗いてみました。
【国語力低迷の危機】読書はタイパが悪すぎる「本なんか読まなくたって」
本を一月に一冊も読まない人の数が60%を超えました。はじめてです。その背景にはネットの普及があります。スマホでゲームをする時間はあっても、本は読まないという現実は何を意味しているのでしょうか。
2つのブログを統合するために3つのプラグインが予想以上の力を発揮してくれた
ブログの統合じだいはそんなに面倒じゃありません。ただしその後の細かな作業がたくさんあるのです。便利なプラグインも時には凶暴な横顔をみせます。十分に注意してトライしてみてね。
【をかしげなる猫・更級日記】古典文学に描かれた猫の生きざまはしたたか
『更級日記』は平安時代を代表する日記文学です。その中に出てくる猫の話をここでは紹介しましょう。夢に出てくる話の中に猫が登場します。その面影をしのぶたびに、猫がよりかわいらしくなっていったのです。
【安元の大火・方丈記】都の大半が燃え焼死者数千人を数えた未曽有の災害
都の大半が燃え、焼死者数千人を出した火事が、安元の大火です。鴨長明はその様子を子細に書き留めています。平家が滅亡していく時代の様子を無常観とともに描いています。
【水魚の交わり】劉備玄徳は漢室再興の志を参謀である諸葛孔明に委ねた
水魚の交わりという言葉をご存知でしょうか。本当に親密な仲のことをいいます。劉備玄徳は 漢室再興の 志を参謀である諸葛孔明を得たことで大きく前進させました。三国志は実に楽しい本です。
【ダニ捕りマット・ビール酵母】痒くてたまらん時に使ったら効くの?
ダニ取りマットなんて買う気もなかったのに、ついふらふらと。どんなのがあるのかも知らずに、高いのに手を出してしまいました。ビール酵母でおびきよせるのだそうです。本当に効くのかな。かなり半信半疑です。
【PayPayポイント】甘い話にのって損してもなぜか継続中というアホな話
QRコード決済が盛んです。そのポイントを使って投資をしましょうというので、さっそく始めてみました。いろんなパターンがあって。どれがいいのか悩みます。結果は案の定の損。やめればいいのにまだやってます。
飛行機にはバックするギアがないという当然のようで不思議な話【逆噴射のみ】
飛行機は自分で後ろには走れません。頭からゲートに突っ込んだ後は実に情けないのです。専用の車で、頭を押してもらいます。とにかく前に向かって走ることしか知りません。気持ちが真っすぐでわかりやすいですけどね。
【究極の遊び・Linux】結構楽しくて暇つぶしになるオタクのおもちゃです
windows全盛の時代です。しかし安くあげたい人にとってlinuxは面白いです。半分はオタクの遊びですけどね。本気でやりだすにはかなり勉強しなければなりません。しかし遊びなら大丈夫。トライしてみてください。
【唐土の后の兄・閑居友】放浪をやめなかった兄が目指した救済の形とは
中国で聞いた話だそうです。王の后の兄が、みすぼらしい恰好をして、諸国を遍歴しました。何をいっても帰ってきません。そこで后は貧しい恰好をしている人に対して、やさしくしてあげるようにという宣旨を出します。その結果、生活困窮者が助かったというのです。
【学校推薦型選抜のリアル】年内入試は慎重に大学の将来まで見極めるべき
年内入試が声高に叫ばれています。早く決まるのはコスパがいいですが、よく考えないと、あとで取り返しがききません。推薦入試は基本的に合格したら、必ず入学しなければならないからです。いくつものバターンがあります。よく研究してください。
【お風呂場の手すり】ソフトな素材についた汚れは頑固だけれどコレなら落ちる
お風呂場の掃除は簡単じゃありません。特に手すりの黒ずみは難物です。何度こすっても完全にはとれないのです。いろいろと試しました。なにがいちばんよく落ちるのか。奮闘ぶりをちょっと覗いてください。
【年内入試・少子化】焦りだした大学と受験生の思惑が完全に一致する日
共通テストが予想以上に難しいのです。私立大学を受験する人は別の勉強をしなくてはなりません。非常にコスパが悪いのです。さらに少子化によって年内入試が盛んになりました。都市部では共通テストから離脱する生徒が増えています。
【行け!ミラ中合唱部】すばらしいハーモニーが心にしみて勇気がわいてくる
ミラ中合唱団の紹介をさせてください。数年前からネット上に動画をたくさん載せてくれるようになりました。音大を出たプロの方がが中学校で歌う混声3部のうたを紹介してくれています。ぜひ一度聞いてみてください。
【宮内卿の君・増鏡】千五百番歌合に呼ばれて名を連ねた栄誉は夢の続きか
歌合というのをご存知ですか。左右に分かれて和歌を詠みあい、優劣を判定する遊戯です。かつて1500首の歌を判定した歌合が後鳥羽院によって開かれたことがありました。それに呼ばれて若手歌人の緊張はいかばかりだったでしょうか。
【脱北者の独白】彼女の偽らざる話を聞いているうちに鳥肌がたち怖くなった
脱北者の動画はかなりあります。その中でも、これは自分の体験をありのままに話したもののひとつです。真実が重なっているだけに、そのリアリティに押しつぶされそうになります。どうやって脱出したのか、とにかく見てください。
【ビッグモーター崩壊】BUDDICA社長中野優作氏の語る真実が刺さる
中古自動車販売のビッグモーターがついにく消えてしまいました。その幹部の1人で当時の事情をよく知っているパディカ社長の中野氏のインタビューをみてみてください。彼の悔しさがよくわかります。
【都々逸】いくつか知っているだけでグッと粋な人になれる【江戸へワープ】
都都逸を知っていると、ちょっとびっくりされます。突然、江戸へワープしちゃいますからね。町民たちの文化を少しだけ、身体の中に入れておいてください。楽しいですよ。
【スマホをなめるな】暇があったら昔書いたブログをリライトしよう
スマホは生きています。どんどん新しい情報に追い越されていくのです。以前、たくさんの読者が北からといって、今年来てくれるとは限りません。つねに新しくしていくことです。リライトをし、リニューアルを繰り返すのです。
【ブログ修復】3つのキーワードとタイトルの変更で新鮮味を強調する
新しいブログの顔をいろいろと考えてみなければなりません。いつまでも同じでは飽きられてしまいますからね。そのためにはタイトルもキャッチ画像もかえてみる必要があるのかもしれません。いろいろと試みてみましょう。
【足摺岬・とはずがたり】補陀落渡海の風習がこの地名の由来だった【痛恨】
足摺岬という地名の由来を書き留めた「とはずがたり」の一説を読みます。学校では滅多に取り上げられることはありません。昔の人の仏に対する信仰心の篤さがよくわかります。補陀落渡海という風習とあわせて理解してください。
【ワードプレス】バックアップ・アプリにはそれぞれ独特の癖がある【難敵】
ワードプレスはブログにとって大切なCMSです。ただし、バックアップが常に必要になります。そのためのアプリを用意しておきましょう。ここでは代表的な3つをご紹介します。ただし、それぞれに癖があるので、ご注意を。
【喜劇と悲劇】想像の限界を超えて自由に動けなくなった現代人の悲しみ
悲劇と喜劇が生まれなくなくなったのです。昔も今も現実は変わっていません。しかしそれをどう捉えるのかという視点はかわりました。今はすべてが結果主義です。そこからしか現実を見ようとはしないのです。
【日本人と外国語】読めるけどしゃべれないのはなぜなのか【地政学】
日本人の多くは外国語を読むことはできても、しゃべることはできません。これはなぜなのか。聞き取りができないからというのも1つの理由です。しかしそれ以上に外国語をしゃべる必要がなかったからなのです。その理由は。
【断捨離あるある】処分したケーブル類や本はやっぱり宝物だった【後悔】
断捨離というのは理屈ではわかります。しかし、それを実際にやることは実に難しいのです。そこには断念が必要ですからね。そんなに簡単にはできないのです。小田嶋隆さんのエッセイの中にあった部分を、少しだけひきのばしました。
久しぶりにブログの体裁をカスタマイズしてみたけれど【子テーマ爆発】
長い間内容だけに注力していたら、見映えがかなり悪くなっていました。あちこちにとんでもない広告が入って、コミックだらけ。これでは読む気もしません。pcよりモバイルに着目しなければダメな時代ですね。
「ブログリーダー」を活用して、すい喬さんをフォローしませんか?
国際高校のIB入試は毎年グラフの読み取りがでます。数字を短時間で読み取るために、さまざまなパターンの問題を練習しなければなりません。今回は図書館の数から、質の変化までを読み取る問題を取り上げました。
令和6年度国際高校IBコースの小論文を考えます。森林資源の問題を考える問いでした。多くの受験生にとっては、あまり実感のないテーマだったのではないでしょうか。どのような問いが出ても、それに食いついていく気概が必要です。
都立困祭高校のIBクラスを受験するためには小論文のテストが必須です。過去にどのような問題が出たのかをグーグルの新ソフトを使って分析してみました。解答例もあげたので、読んでみてください。
NotebookLMというアプリをご存知でしょうか。生成AIを使ったアシスタントプログラムです。短時間で問題のありかをつきとめ、要約します。さらに会話体でまとめることもしてくれるのです。そのスピードも驚異的です。
蜻蛉日記には複雑な女性の心がみごとに描かれています。自分の夫が昇進するのもそれほど嬉しくはありません。仕事が忙しくなり、かまってもらえなくなるのがイヤなのです。そのため、ちょっとした歌の中に、その気持ちが強くあらわれました。
兼好法師の『徒然草』には今も通用する真理がたくさん含まれています。そのうちの一つがこの芸能に関するものです。芸の道に精進するということの厳しさを実感させられます。飽きずにコツコツと長くやり続けることの大切さが示されています。
ネット社会の中で、本を読むことの意味はどこにあるのでしょうか。考えてみると、なかなかに難しいテーマです。自分の知らない世界への飛躍に満ちた想像力の遊飛とでも考えることはできませんか。
働くことの意味みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。子ども時代との断絶を経験しなかった人が増えていますね。大人と同じような価値観を、いかにも自分の考えとして述べる子どもも増えました。学歴厨などと呼ばれる人も、その中に入るか...
ネット時代とはとういう表情を持っているのか。人はそこでどんな行動をとるのか。考えてみる価値がありますね。本来、人間がしてきた考えるという行為も、今やAIが代わって行う時代になりました。そこで人の知識や経験はどういう意味を持つのでしょうか。
落窪物語といえば、中世から読み継がれている継子いじめの話しです。人間は本質的にいじめという行為をやめられないものなのかもしれません。どこかで非難しつつ、やはり好奇心をそそらずにはいられないのでしょう。
いつも何度でもという「千と千尋の神隠し」の主題歌には死生観が色濃くにじんでいる。作詞家、覚和歌子さんの詩の中に「ゼロになるからだ」という表現が何度もでてくる。ここに彼女の持つ死への観念が滲み出ている。今回は詩の中にある意味を読み取ってみた。
福原遷都みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は平清盛が周囲の反対を押し切って、強引に福原へ都を遷そうとした話を取り上げます。『続古事談』は説話集です。編者はわかっていません。成立は鎌倉時代前期と言われています。源顕兼...
同町圧力の強い社会の中で生きていくということは、容易ではありません。しかし何かの拍子に異邦人になる可能性があるのです。それは病気になった時と同じ質を持っています。その内側を少し探っていきましょう。
ことばと沈黙の関係は複雑です。饒舌であればそれでよいというワケではありません。沈黙が十分なコミュニケーションの役割を果たすこともあります。どちらも必要にして十分な力を持っているのです。
改訂版「現代の国語」には今年からかなり小説が載りました。従来は文科省が承認していなかったのです。定番小説を所収し、高校生達に文学を知ることの意味を学ばせたいとする意向なのでしょうか。あるいはほかに意図するところがあるのか。
セレンディピティというのは難しい言葉です。日本風にいえば、縁と出会いということでしょうか。ふとしたきっかけが元になって、大きな成果がもたらされるということです。人生には本当にいろいろなことがありますね。
学校へ行くという行為にはどういう意味があるのか。大江健三郎は自らの著書で問うています。子供が障害児として生まれたことで、さまざまな現実を見ることになりました。それが教育や学校という命題に向き合うきっかけになったのです。
9割本と呼ばれる本のジャンルがあります。タイトルに9割があふれかえっているのです。今までに何冊出版されたのでしょうか。人間の心理の奥に9割がヒットする場所があるのかもしれませんね。そのヒミツを探ってみましょう。
漢字とひらがなの使い分けにはいくつかのルールがあります。もちろん、これが完全な正解だというものではありません。それぞれの人の感覚に負う場面も多いのです。しかし基本を知っておけば、あまり悩むこともなくなります。
「千両みかん」という落語があります。たった1粒のみかんが千両もしたなんてと思いますが、真夏にどうしても食べたかった人にとっては、それだけの価値があったのです。冷蔵設備もなにもない時代の話ですかね。そこから経済のしくみを考えます。
孔子の弟子は多士済々です。その中で最も有名なのは子貢と子路です。2人はどういう性格の人だったのでしょうか。その違いについて、『史記』の中で司馬遷は詳しく論じています。ぜひ、じっくりと読んでみましょう。
「春暁」という孟浩然の書いた詩を御存知ですか。中学か高校で必ず習います。誰もが一度は聞いたことがあるのではありませんか。 漢詩の代表と呼べるものです。科挙の試験に落ちた詩人の一生はどのようなものだったのでしょうか。
『源氏物語』にはユニークな教育論がでてきます。光源氏が自分の息子、夕霧をどのように育てようとしたのかという点です。12歳の元服の時には、貴族の特権で4位になれるところを、きちんとルール通りの6位から始めたのです。なぜだったのでしょうか
難しい時代になりました。作文コンクールにChatGPTで書かれた文章まで登場するようになったのです。近年は総合型選抜の自己推薦書などにも使われるようになりました。さらには探求型の論文にも利用されいます。どのように判断をしたらいいのでしょうか
ポピュリズムという言葉をよく聞きますね。正確にはどういう意味なのか。把握している人はそれほど多くはないのではないでしょうか。ここでもう一度その意味を考えてみましょう。宗教の熱情にも似たその内側には何があるのか。
男言葉と女言葉というものがあります。最近では随分減ってきたとはいうものの、全くなくなったわけではありません。このような表現はどのようにして、私たちの内側に棲みつくようになったのでしょうか。そのプロセスを探ってみます。
夢をみたあと、人はだれでもその意味をしりたくなるものです。しかしとんでもない判断のミスが、その後の人生を左右することも゜あります。甘くみてはいけません。誰に絵解きをしてもらうのかということを、よくよく考えなければいけません。
ジャンクPCと戦っている人の動画をたまに見ます。実に楽しそうなのです。こんなにものすごいのをどうやってなおすのかと思いますが、なんとかしちゃうのです。しかしその苦労は並大抵のものではありません。ちょっと覗いてみましょう。
北宋時代の儒学者に司馬光という人がいます。彼が著した本が『資治通鑑』です。そこにはさまざまな帝王学が記されています。その中でも徳と才のどちらをより高く評価すべきなのかという大きな問題について考えた箇所があります。読んでみましょう。
饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。久しぶりに著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけです。大学時代に授業を受けることができ、幸せでした。今になっても、当時のことをよく覚えています。
ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。
多田行綱の 密告によって鹿ケ谷の変が始まります。『平家物語』の中のクライマックスです。しかし学校では滅多にやりません。やはり密告という事実が重いのでしょう。平清盛邸に馳せ参じた気弱な男の心境はどのようなものだったのでしょうか。
排除ベンチという言葉をご存知ですか。わざと座りにくいベンチのことです。ホームレスの人に長居をされては困るので、居心地の悪い椅子を設置してあるのです。私たちは寛容の言葉の裏に、悪意も持っています。その意味を少し考えてみましょう。
矢野誠一という演芸評論家を御存知ですか。彼のユニークな本は面白いですね。今朝もなんとなく本を拾い読みしていたら、途中でやめられなくなってしまいました。エスプリのきいたおしゃれな話がたくさん載っています。人間に対する愛情がたっぷりです。
ノートPCのバッテリーはどれくらいもつのか。それを数字で知りたいですよね。そのために今回は2つの方法をお教えします。どちらのアプリも同じ数字を正確に教えてくれます。電池のへたり具合を知るには最適です。
ips細胞の研究は日々進化しています。今回は、精子卵子のもととなる細胞を作り出すことに成功したというニュースから考察してみました。とくにips細胞の理論を使い、精子卵子になる直前の細胞に至る方法を発見した点が大きいのです。
もともと「ハレルヤ」という表現は神の恩寵を称えるものでした。その言葉を使ってレナード・コーエンは、詩を書き、歌をうたったのです。それが「ハレルヤ」でした。イタリアの歌手、ボッチェリもみごとです。聞いてみましょう。
徒然草217段にはお金の話が出てきます。学校では扱ったことがありません。ユニークな段ですね。大金持ちの大福長者はどのような金銭哲学を持っているのか。兼好法師はどのような考えだったのか。その違いについて少し探ってみましょう。
書評を書いてみるというのは大変に国語力増強のために有効です。ぜひ試みてください。その際、自分なりの新しい視点を探すことです。そこから光をあてて、あらゆる可能性を探ってみてください。必ず文章力が身につくはずです。