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Zooey's Diary https://blog.goo.ne.jp/franny0330

映画は年に100本ほど鑑賞、話題の新作を自分の好みで勝手に批評しています。二十代でNYで一ヶ月過ごしたのを皮切りに、海外は30か国以上を廻りました。おバカなダックス犬を溺愛、読書やグルメやお出かけも大好きです。

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2020/10/16

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  • 「ありふれた教室」

    ドイツの中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いたヒューマンドラマ。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持つが、校内で盗難事件が相次ぐようになる。教え子の一人が疑われたことに反発したカーラは犯人捜しをしようと職員室の様子を撮影すると、ある人物が盗みを働く瞬間が収められていた。しかしその人物は逆切れし、やがて保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立を招き、カーラは孤立無援の窮地に追い込まれる。なんとも息苦しい映画です。生徒思いのカーラが頑張れば頑張る程、彼女の行動すべてが空回りしてしまう。何かというと「人権」「差別」という言葉が飛び出し、身動きできなくなる。カーラが隠し撮りをしたこ...「ありふれた教室」

  • コットンクラブ、NYの伝説の

    ジャズ好きの夫と、コットンクラブ東京に行って来ました。我家はジャズライブといったらブルーノートに行くことが多いので、こちらはとても珍しい。東京駅丸の内口のすぐ隣の、高層ビルの中にあります。エントランスに行き着くまでの壁に、白黒の大きな写真が何枚も。これは1920年代にNY・ハーレムで人気を博したナイトクラブ、CottonClubの写真であり、その再現を目指して東京店が作られたらしい。経営者と客はすべて白人、ミュージシャンは黒人というNYの伝説のクラブの写真が、なんだか懐かしい。NYのブルーノートには行きましたが、こちらは勿論行ったことないのに。何故?と考えてみたら、そうだ、80年代に「コットンクラブ」という映画を観たのでした。フランシス・コッポラ監督の、禁酒法時代にギャングやその情婦が活躍する映画としか覚...コットンクラブ、NYの伝説の

  • 無人の庭

    母の一周忌で帰省していました。両親ともに亡くなり、何年も無人の実家はなんともよそよそしい。かつてこちらに父方の祖父母、両親が住んでいましたが、祖父母が亡くなり、そして18年前に父が亡くなりました。その後、母が住んでいましたが、8年ほど前に心筋梗塞で倒れてからは身体が少々不自由となり、こちらは広すぎ不便すぎてとても無理。車で一時間ほど離れた、町なかの家に移りました。それでもこちらに帰りたがるので、私が帰省した折によく連れて来たものでした。この田舎の家は兄が、町なかの小さな家は私がこの先管理することになります。どちらも普段は無人、母が亡くなってからは町の家にも法事位でしか帰っていない。そうしたら町の家の庭に雑草が人の背丈より生い茂って、ジャングルとなっている。道に面した庭は高い垣根でぐるりと取り囲まれているの...無人の庭

  • 五月大歌舞伎夜の部、みずみずしい初夏の

    「五月大歌舞伎團菊祭」夜の部は、歌舞伎初心者にはなんとも理解しづらい内容でした。20年来毎週映画を観ている者として私は、どうしても歌舞伎もひとつの演劇物として観てしまう。その伝で行けば、今回はもう滅茶苦茶。伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)。我が子を殺されながらも忠義を尽くす乳人政岡(菊之助)の苦衷を描く「御殿」。ストーリーとしては、子を持つ母として大概イライラさせられる。毒饅頭で千松を殺した栄午前は、何故あんなに平然としているのか?八汐は何故いたいけな子供を嬲り殺しにしたのか?いやエンタメとは分かっていますが、話に整合性がなさすぎる。「床下」では最後に仁木弾正(團十郎)が現れるのですが、見栄も切らず、一言も発することもなく、スーッと花道を引っ込んでゆくだけ。あれ?これって團菊祭だよね!?そして四千両小判...五月大歌舞伎夜の部、みずみずしい初夏の

  • AI格差

    前のネスカフェの日記からSNSでスターバックスに話が飛び、ミラノ在住の友人M氏からイタリアにもスタバができたというコメントを頂きました。私が2007年にイタリア旅行した時には、スタバは一軒もなかったのです。イタリア全国にあるBAR(バール、軽食、エスプレッソ、酒を提供する飲食店)の反対が強くて、スタバはできないのだと聞きました。その後行ったスペインもBAR(バル)文化があるのに、スタバがあちこちにあるのとは対照的でした。イタリアには一体何店くらいのスタバがあるの?と、最近よく利用しているBing(Microsoftに搭載されている無料AI)に聞いてみたら、17店ということでした。ところがM氏が有料AIに聞いたら、36店だと。そんなに違うの?では日本にはどのくらいの数あるのだろうと、Bingに聞いてみたら1...AI格差

  • 違いが分かる…

    先日のお能の舞台で92歳の野村万作氏を観て驚いたと書いたら、SNSでネスカフェの「ダバダ~」のCMの万作翁ですね、というコメントを頂きました。なんと懐かしい!ネスカフェのゴールドブレンド、そんなCMがありましたね。トップ写真は、2000年版の野口健氏のCM。ググってみたら、そのCMの出演者の一覧表が出て来ました。万作氏は1977年に出ていらしたのね。遠藤周作、北杜夫、阿川弘之と、私にはやっぱり作家の印象が強かったようです。そして熊川哲也の、あの空中を飛ぶような画面には感動しました。山本容子、松たか子と女性も出ていたのでしたっけ?「違いが分かる男」のキャッチコピーは「違いを楽しむ人」に変わったのかな?2021年と、ごく最近までやっていたのですね?元々テレビはそんなに見ないので、詳しくないのですが…ついでに。...違いが分かる…

  • 「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」

    グアンタナモ収容所に収監された無実の息子を救おうとする、ドイツの母の実話を映画化。2022年ベルリン国際映画祭で銀熊賞2冠(主演俳優賞、脚本賞)。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの1カ月後、ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民クルナス一家の長男ムラートは、旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑をかけられ、グアンタナモにある米軍基地の収容所に収監されてしまう。母ラビエは息子を取り戻そうと奔走するが警察も行政も動いてくれず、わらにもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケに助けを求める。やがてラビエはドッケから、アメリカ合衆国最高裁判所でブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことを勧められる。グアンタナモ収容所でどんなに酷いことが行われていたかは、そこに14年間収容されていたモハメドゥ・...「ミセス・クルナスvs.ジョージ・W・ブッシュ」

  • その日が来るまで@クラシックハウス

    薔薇に囲まれた赤坂クラシックハウスでのランチに、今年も行って来ました。今日は特に着物を着るつもりではなかったのですが、3日前に椿山荘で着た着物がまだ部屋の隅にかけてある(着物は着用後、湿気や汗を取るために数日間かけておくのです)。あの時着物の達人からちょっとしたコツを色々教わったことを思い出して、そうだ、あれを実践してみようと着てみたら…珍しく、30分程で出来上がり!着付けを始めて3年程、私にとっては最短記録。いつも汗をかきかき、何度もやり直し、1時間位かかるのです。おおお、なんと嬉しいこと!たまたまできただけで、次回はまたできないかもしれない。3日前に着たのと同じものを、続けて着たことがよかったのかもしれない。着慣れた人が見たら、まだまだ失笑ものであるに違いない。よく見れば、帯揚げもおハショリもグズグズ...その日が来るまで@クラシックハウス

  • ビックリ!神田明神薪能

    昨夜の神田明神の薪能「幽玄の花」は、一夜限りのものでした。神田のビル街の真ん中にある神田明神のお社の前に、巨大なテントがしつらえてありました。雅楽演奏に始まって、金剛流の金剛龍謹(こんごうたつのり)氏と書家の根本知(ねもとさとし)氏(大河ドラマ「光る君へ」の題字を書かれた人)との対談。お二人とも意外にお若く(失礼!)、「光る君へ」の制作裏話など色々聞けて楽しいものでした。そして、素謡「神歌」、狂言「貰聟(もらいむこ)」、能「葵上」。驚いたのは、テントの入口に日本語と英語の字幕アプリが展示してあったこと。スマホでQRコードを読み取ると、演目中にそのアプリが解説してくれるのです。コロナ前は叔母の付き合いでよく宝生流の能楽堂に行ったものですが、そんなものは一切なかった。一応予習して行っても、あの独特な節回しで、...ビックリ!神田明神薪能

  • 雨の椿山荘

    昨夜の時点で、今日は今年一番の大雨という天気予報。ウソでしょう?椿山荘でのランチの予定が入っているのに。今日のメンバーは少々年齢層が高く(最高齢89歳)、とても久しぶりの集まりだし、そうそう簡単に集まれる訳ではないのです。しかもその中の着物好きな友人とは、着物で行こうとなんとなく言っていたのでした。正絹の着物は雨に非常に弱く、濡れれば駄目になる。着物初心者の私は、雨の日に着物を着るという想定をしていなかったので、雨コートや雨用の草履を用意していない。困り果てて、前の晩に椿山荘に電話をかけてみました。一流ホテルのトイレや化粧室はゆったりと作ってあるので、着物の着付けができるようなスペースがあるのではないかと確認したかったのです。椿山荘には若い頃からどれだけ行っているか分からないのですが、そんなことに注意した...雨の椿山荘

  • ラトリエ・ロブション

    久しぶりにラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションに行って来ました。六本木ヒルズの中にある、広いオープンキッチンをロングカウンターで取り囲むようなしつらえのお店です。トップ写真はネットから頂きました(実際には人がいっぱい、外国人率が高い)。これだけ丸見えだと、一瞬もさぼることもできないなあなんて初めて行った時に思ったものですが、今回も大勢のスタッフがキビキビと働いていらっしゃいました。右上の細長いのは真鯛のカルパッチョ、その下はグリーンアスパラのヴルーテ、そして仔羊のロティ(実際にはもっと長たらしい名前でした)。デザートは「柑橘香るサバラン」、これは右の丸い容器に入った、シナモンとオレンジの皮が入ったラム酒をたっぷりかけて。最後の小菓子は、こちらから好きな物を選びます。私はハーブティと共に頂きました。前回こち...ラトリエ・ロブション

  • マロニエ通り、お菓子の話

    銀座マロニエ通りのマロニエが開花していました。背が高いから見上げないと分からないし、花をつけていない木もあるので、桜並木の開花のような華やかさはありません。「アンネの日記」のアンネが隠れ家から覗いていたマロニエの木を思い出しますが、こちら本当はベニバナトチノキなのですってね。薄ピンクの花が円錐状に固まって咲いています。マロニエとトチノキはよく似ているようです。トチノキといえば、岐阜には栃の実煎餅というお菓子があり、鄙びた味を子供の頃食べました。雪に埋もれる飛騨地方では、冬場は栃の実は救護食だったと聞いたことがあります。お菓子繋がりで、シンガポール土産のお菓子BengawanSolo(ブンガワンソロ)のクッキーを。カシューナッツ、アーモンドなどがたっぷり入っていて、口の中に入れるとホロリと溶ける優しい味です...マロニエ通り、お菓子の話

  • 分かっていても

    今日の読売新聞に「施設にバスの来ないバス停」という見出しの記事が。どういうこと?と読んでみたら、愛知県豊橋市の認知症高齢者が暮らすグループホームの敷地内に、標識とベンチがある「バス停」が設けてあるのだそうです。実際にバスは来ないのだけど、自宅に帰ろうとする利用者を、ここで少し待とうといって引き留めるのですって。そこで雑談などしながら暫く過ごすと、利用者も帰れると思って安心し、気持ちが切り替わるのだそうです。なるほどねえ。認知症の人が訳の分からないことを言っても、頭から否定しない、まず肯定し、時間をかけて気をそらすことが鉄則と言われているようです。しかし分かっていても、ごく近い身内にそんなことは中々できない。私の母は幸い、認知症とは言われないままに亡くなりましたが、晩年90歳を過ぎたあたりから、財布や指輪が...分かっていても

  • 鮮やかな墨画、喫煙の可不可

    歌舞伎が終わった後、友人の友人が出品しているという墨画展を観に行きました。「墨画GROUP82」@O美術館(大崎NewCity)。こちらの墨画展では、絵によっては色がついているものもあります。墨画といっても色々あるのだなあとつくづく思いました。少々紹介させて頂きます。昨日の茜屋珈琲店での紫煙に参って、ハテ今の時代、飲食店は禁煙じゃなくてもいいのだっけ?と、改めて確認してみました。そうしたら、2020年に施行された法律によって、やはり”2020年4月以降に開業する飲食店は原則屋内での喫煙は禁止”なのだそうです。但し、それには例外がある。喫煙室を設置、喫煙のルールの標識を提示、技術的基準を満たし、喫煙エリアに20歳未満が入室できないようにする、これだけの条件を満たせばよいと。しかも、2020年4月以前にオープ...鮮やかな墨画、喫煙の可不可

  • 五月大歌舞伎、ぐれいぷじゅうす

    五月大歌舞伎團菊祭、昼の部。なんといっても、三幕目の「極付幡随長兵衛」が面白かった。任侠の親分の長兵衛(團十郎)、殺されると分かっていて敵陣からの誘いを受けるのはどうにも切ない。「いかにも命は差し上げましょう。殺されるのを合点で来るのはこれまで町奴で、男を売った長兵衛が命惜しむと言われては、末代までの名折れゆえ、熨斗を付けて進ぜるから、度胸の据わったこの胸をすっぱりと突かっせえ」と言って長兵衛は、敵方武士の水野の槍を胸に受けるのです。一等席の5列目、花道のすぐ隣という席で、丁度花道のその辺りで役者が立ち回りをしてくれるので、老眼にはありがたい限り。私は水浅黄色の大島に、亡き義母が染めてくれたアヤメの帯を締めました。義母は紅型染が趣味で、素人の手習いとはいえ個展を開くほどでした。お昼は、お食事処「花籠」での...五月大歌舞伎、ぐれいぷじゅうす

  • 「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」「あきらめない」

    フジ子・ヘミング氏が亡くなられました。日本が誇るピアニスト、謹んでお悔やみ申し上げます。ナマの「ラ・カンパネラ」を聴かずに終わってしまったことが、ただ残念。以前、この人の自伝的著書を読んで、肉親との壮絶な確執に驚きました。これだけ親を恨んでいたらさぞ生き辛かったのではと勝手に思ったものですが、この人はそれを良い方のエネルギーに持って行かれたのかしら?「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」の感想ついでに、朝ドラ「寅の翼」で今朝、暴力で検察に自白強要された主人公の父親が、法廷に引き出されるシーンがありました。丁度、冤罪で逮捕された村木厚子氏の「あきらめない」を読んだところでした。52歳で厚生労働省の局長に就任された村木氏、どんなやり手のエリートかと思っていましたが、著者の言葉によると子供の頃は泣き虫で人見知り、...「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」「あきらめない」

  • こどもの国とラファ動物園

    長男一家は10日間ほど日本に滞在し、我家に6泊ほどした後に今朝、帰国しました。賑やかだったおチビが行ってしまって寂しい限り。子供が一人いるといないとで、こんなにも違うのかと思ってしまう。我家の息子たちの腕白ぶりも大概のものでしたが(何しろ二人とも幼児の頃、多動症の疑いがあると言われた)、女の子はまた違った種類の手がかかる。なんというか、ずっと注視して相手をしていなければならない。息子たちはもっと、勝手に暴れていたような気がします。ウチの子に限ったことなのかもしれませんが…髪を伸ばしていたおチビ、七五三の写真をスタジオで撮った後、短くなりました。息子夫婦の仕事のない休日には、ズーラシアの他、横浜のこどもの国に行きました。ここはとにかく広く、アスレチックもたっぷりあり、我家の息子たちも幼少期に散々遊んだ所です...こどもの国とラファ動物園

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