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Zooey's Diary https://blog.goo.ne.jp/franny0330

映画は年に100本ほど鑑賞、話題の新作を自分の好みで勝手に批評しています。二十代でNYで一ヶ月過ごしたのを皮切りに、海外は30か国以上を廻りました。おバカなダックス犬を溺愛、読書やグルメやお出かけも大好きです。

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2020/10/16

1件〜100件

  • 「じっと手を見る」「私の台所」

    「じっと手を見る」窪美澄著富士山を望む小さな町で暮らす20代の介護士、日奈と海斗はかつての恋人同士。日奈は東京から来る既婚デザイナーとの性愛におぼれ、日奈を思い続ける海斗は職場の後輩と肉体関係を続け、しかしお互いを思い切ることができないでいる。寂しい生育環境、支えなければならない家族、厳しい介護の職場が、彼らを取り巻く。視点人物が次々に切り替わる連作短編集で、登場人物の誰もが不器用で生きづらさを抱えている。この著者の「ふがいない僕は空を見た」で泣きたいほどに感動したのですが、本作ではそこまでのヒリヒリ感は得られませんでした。「私の台所」名脇役だった沢村貞子さん、1996年に87歳でお亡くなりになったのですね。きっぷのいい、曲がったことは許さない、背筋がしゃんと伸びた江戸っ子というイメージでした。「私の浅草...「じっと手を見る」「私の台所」

  • どんどん短く、どんどん楽に

    以前は、圧力鍋でトウモロコシを茹でていました。皮を剥いて3~4個に切ったトウモロコシを、何本か。美味しくできるのですが、圧力鍋は毎日使うものではないので、我家ではシンクの下の奥に入れてある。それを取り出すのが大変でした。しかも圧力鍋は、圧力をかける時間そのものは数分間と短いのですが、沸騰するまで、そして圧力を抜いて蓋を開けるまでに結構時間がかかり、結局30分ほど。息子たちがいる時は沢山のトウモロコシを茹でましたが、二人暮らしになった今、たった2本のトウモロコシの為に大きな圧力鍋を取り出したり、洗って片付けるのもちょっと面倒。その次に登場したのは、フランスの鋳物鍋ストウブ。これに水を少しだけ入れ、皮を少し残したトウモロコシを長いまま入れる。10分茹で、蓋をしたまま10分放置。これも美味しくできますが、ストウ...どんどん短く、どんどん楽に

  • 「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」

    1990年から始まった「ジュラシック・パーク」シリーズの第6作目、完結編。2015年の「ジュラシック・ワールド」のコリン・トレボロウが再び監督、シリーズ生みの親のスティーブン・スピルバーグが製作総指揮。ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パークを創設したロックウッドの亡き娘のクローン少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。ある日ヴェロキラプトル・ブルーの子供と、メイジーがさらわれてしまい、二人は取り戻すために立ち上がる。その頃、巨大イナゴの大発生で、アメリカ中西部の農家は壊滅的な被害を受けていた。どち...「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」

  • やっぱりね

    日本の先週1週間の新型コロナの新規感染者は約138万人で、2週連続で世界最多だったとWHOが発表。またかと思いながら読んでいたら、こんな記事も見つけました。京大大学院の藤井聡教授が先週、イタリア、ドイツ、スイスに学会で行った所、どの国も何の規制もなく、マスクしてる人もおらず、入国時の帰省もなく、拍子抜けしたと。空港にPCR検査場があるが、そこにいるのは日本人だけでガラガラだったと。そしてコロナの問題は欧州では終わっている、日本だけが調べてるから世界一になってるのだと断言。やっぱりね、と思わずにはいられませんでした。先月スイスを旅行した友人(日本人)、イギリス、スコットランドを旅した友人(アメリカ人)から、同じようなことを聞いていましたので。ジム仲間からまた、陽性になっちゃった!というLineが来ましたが、...やっぱりね

  • ワクチン4回目、向き不向き

    昨日の夕方、近所のかかりつけ医院でワクチン4回目を打って貰いました。7月中旬に予約した時点では、最短でも今月末しか取れなかったのですが、キャンセルが入ったということで急遽、昨日に。私が3回目を打ったのは3月1日だったので、ジャスト5ヶ月目!モデルナ、モデルナ、ファイザー、ファイザー。私は2回目の後が高熱が出て一番酷かったのですが、今回はどうなるかな?とりあえず今は36.9℃の微熱(私は平熱が35℃台なのです)でだるいのと、打たれた右腕が痛いだけ。今日の午後のジャズダンスは無理かな?天気予報では最高の暑さになるなんて言ってるし、本でも読んでゴロゴロするか…のんびり多肉の世話なども。これは小指の爪ほどの大きさの、可愛らしい花が咲くハナキリンといいます。かざぐるまのように巻き込むように咲き、なんとも可愛い。多肉...ワクチン4回目、向き不向き

  • もうそろそろ…

    日本の先週1週間の新型コロナ新規感染者は100万人近くにのぼり、世界最多だったとWHOが発表。日本はおよそ96万9000人が感染、続いてアメリカが86万人、ドイツが57万人。でも今や、新規感染者を数えない国もあるというのに。感染者の数にそんなに意味があるのかな?しかも先週の死者についていえば、アメリカは2600人、日本は272人で、約十分の一なんだけど。ジムの友人、近所の友人が今月になって罹患し、包囲網がどんどん狭まって来ました。二人とも2~3日高熱が出たそうですが、今はもうすっかり元気です。ジムの友人には高校生の息子君がいるのでそちらからかと思ったら、息子は陰性で感染経路不明。近所の友人は夫君からだったそうですが、どちらもインフルエンザよりも楽だったと。ただ薬がないので解熱剤を飲んでひたすら寝るしかない...もうそろそろ…

  • 左肩異変

    ここ一ヶ月ほど、どうにも左の首と肩が痛いのです。その辺りに、大きな漬物石でも乗っかっているみたい。左に首を回すこともできない。相変わらず週に3~4日、ジムでジャズダンスなど踊っているのに。踊った後はサウナ、水風呂、お風呂に入り、週に2回はその帰りに整骨院に。ここ一ヶ月は、左の首にだけ鍼もして貰う始末。鍼を打つと、その直後は楽になるのですが、すぐに戻ってしまう。整骨院の先生に、何で左ばかりこんなに痛いのかしらと聞くとしばし沈黙の後、エアコンの風が左から当たってませんか?と。エアコン!?考えてもみませんでした。20畳ほどのリビングの南上の位置にエアコンはあり、随分離れてはいるが、確かに左の方ではある。でも直接、私に向かって風が来る訳でもないし、第一毎年その位置は変わらないのに、何故今年だけ?と半信半疑だったの...左肩異変

  • 「エルヴィス」(ネタバレあり)

    ロック・シンガーとして音楽の世界に革命をもたらし、42歳の若さでこの世を去った伝説のスーパースター、エルヴィス・プレスリーを描いた音楽伝記ドラマ。代表的な歌以外、エルヴィスのことは殆ど知らないままに鑑賞。1935年生まれ、父親は不渡り手形で服役し、貧しさ故に黒人が多く住むテネシー州メンフィスで育つ。掘っ立て小屋での黒人ばかりのキリスト教集会で、ゴスペルソングの洗礼を受ける。更にブルースの街として知られる黒人街ビールストリートをうろつき回り、BBキングを始めとするミュージシャンたちに影響され、親交を結ぶ。黒人文化にどっぷり浸かって育った彼が人種差別を否定するのは、自然の成り行きだった。革新的な音楽、そして下半身をセクシーに震わせる独特な動きに目をつけたのは、トム・パーカー大佐(トム・ハンクス)。エルヴィスの...「エルヴィス」(ネタバレあり)

  • 「ストックホルムの密使」

    第二次世界大戦末期、米軍による本土空襲が激化するばかりの日本。絶望的な戦局の中で、日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、ストックホルムに駐在する海軍武官・大和田は、ポーランド人の諜報部員から、日本にとどめを刺す連合国軍側の極秘情報を入手する。1945年7月、一日も早くその情報を軍上層部に伝える為、二人の密使が放たれた…パリに暮らしていた自称遊び人の日本人シローと、亡命ポーランド人将校のコワルスキ。ストックホルム→ハンブルク→フランクフルト→ベルン→モスクワ→ボルジャ→満州→東京の命懸けの旅。実在の人物と架空の人物が入り混じるハードボイルド、夢中で読みました。陥落した後の荒廃したドイツや大空襲で丸焼けになる東京が、交互に舞台となる。全方向から命を狙われる密使の旅、実際目的地にたどり着く前に、一人は命を落...「ストックホルムの密使」

  • 3年ぶりの…

    コロナ禍以来初めて、3年ぶりのAAF展(AutomobileArtFederation)に行って来ました。緑茂る公園の中の目黒区美術館。イラストレーターの友人たちが何枚もの作品を出しているので、毎年楽しみにしていたのです。ほんの一部だけ、御紹介を。「セクシーロボット」などで有名な空山基氏のシルバーのサメ。これは50㎝ほどのものでピカピカ光って、強烈なインパクトがありました。腰高の位置に展示してあり、私はこの写真を撮って満足していたのですが帰ってから、SNSにこんな写真をアップしていた友人がいました。口の中にこんなものが!「こんなん入ってたの!?」「こういうの見逃しちゃダメよ」「ってか、こんなオモロイの、その場で教えてよね!」「気がつかないヤツがわるい」「性悪爺…」「注意深く鑑賞するのが製作者に対する礼儀っ...3年ぶりの…

  • 悪さばっかりしていた頃

    昨日の東京都の新規感染者が過去最多3万1878人全国では18万6千人超え。医療の専門家会合では「緊急事態宣言検討を」といい、岸田政権は「現時点では行動制限を考えていない」と。どうしたらいいのか国民は戸惑うばかりですが、最近、ポルトガルのコロナ状況が日本に似ていると、よく引き合いに出されています。高齢化の割合、ワクチン3〜4回の接種状況などが、この両国はよく似ているのですって。ポルトガルでは一ヶ月ほど前にBA5が激増したが、重症化率は低く、今では収束に向かっていると。そして欧米の他の国のように人々はマスクもせず、バカンスを楽しみ始めていると。そんな話を聞くと、今更緊急事態宣言と言われてもねえ…?タロウが仔犬だった頃を描いてみました。小さいけれどエネルギーの塊で、悪さばっかりしていました。カーテンの裾、クッシ...悪さばっかりしていた頃

  • 「月夜の森の梟」「ある小さなスズメの記録」

    37年一緒に過ごした伴侶・藤田宜永を亡くした小池真理子の、悲しみに満ちた喪失エッセイ。肺癌の宣告を受けてから2年弱で亡くなるまで、作家夫婦はどのように病や死と向き合ったのか。”昨年の年明け、衰弱が始まった夫を前にした主治医から「残念ですが」と言われた。「桜の花の咲くころまで、でしょう」と。以来、私は桜の花が嫌いになった。見るのが怖かった。”どの章も悲しみに溢れていますが、若い頃は人は老いるに従って色々なことが楽になるに違いないと思っていたが、それはとんでもない間違いだった、老年期の落ち着きは殆どの場合見せかけのものに過ぎず、大抵の人は心の中でどうにもしがたい感受性と日々、闘って生きているという文章が、印象的でした。戦時下の1940年7月、ロンドン郊外で生まれたばかりの子雀が老婦人に拾われた。脚と翼に障害を...「月夜の森の梟」「ある小さなスズメの記録」

  • リバーシブル・タロウ

    ブロ友のポンままさんが、タロウの栞を作って下さいました。ラミネート加工してあり、どれもリバーシブルです。写真の形に切り取るだけでも大変そうなのに、タロウ型の黒い栞に至っては、画像をコピーして左右に90度反転させたものをカットして貼り合わせたのだそうです。毎日、何かしらの本を読んでいる私には、本当に嬉しいプレゼントです。もうすぐ15歳になるタロウ、人間で言えば80歳位らしい。よく寝るようになりました。耳も遠くなり、私が帰宅すると相変わらず玄関で寝ていて、どんなに叫んでも気が付きません。散歩は毎日出かけていますが、以前のように私をぐいぐい引っ張るということはない。行きはそれでも喜んで歩くのですが、帰りは私の後をトボトボついて来るようになりました。オモチャを与えても、以前のように部屋中駆け回り、ウレションするほ...リバーシブル・タロウ

  • さすが大阪人!?

    昨夜、大阪・関西万博公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まったのですって。2025年の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、この「ミャクミャク」という愛称には、歴史・伝統文化世界とのつながりが”ミャクミャク”と引き継ぐ意味が込められていると。3万点以上の応募の中から選ばれたのだそうです。しかし、久しぶりに見たこのキャラ、そしてその名前も、やっぱりキモチワルイ…2年前にこのキャラが選ばれたときにも、かなりの衝撃だったのですが。私はこの中だったら、A案かな、いやちょっとつまらないからB案かな?なんて思っていたのですけれど。E案は失礼ながら、捨て案かと思っていました。発表直後、「キモい」「なんかやっぱ生理的な問題であかんやつ」「大腸ポリープか思た」「向こう5年近く毎日これを見せられる大阪...さすが大阪人!?

  • そこでしたか!?

    今話題になっているというこの画像、面白いのでご紹介します。記事に残しておかないと、その意外な意味など忘れてしまいそうですので。へえ!?と思ったものをいくつか書き出しますが、その蘊蓄は下のサイトからの引用です。「カメハメハ」、ハワイ語の「ka」は英語の「the」、「メハメハ」は「孤独な」という意味であり、つまり「孤独な人」という意味なのだそうです。カメハメハと聞くと「南の島のカメハメハ大王」の楽しい曲が浮かんでくるので、意外でした。「ウラジオストク」、これは知っていました。ロシア語のヴラジ(支配する)、ヴォストーク(東)で「東方を征服せよ」という意味。以前読んだロシア関連の本に書いてあって、そんな意味で都市の名前をつけるのかと驚いたのでした。「プエルトリコ」、これは英語だとポトリコというような発音(アクセン...そこでしたか!?

  • コロナのラスボス

    連日うっとうしい雨が続いていますが、インスタに友人が快晴の山景色の写真をアップしていて驚きました。スイスのエヴォレーヌにいると。検査とか隔離とかどんな感じ?と聞いたら何もなし!帰る時に日本入国のための検査があるだけだと。なんとまあ。このところ日本ではオミクロンBA5が激増し、昨日は全国で10万人突破。第7波襲来ということで、旅割は延期、なんだかまたピリピリした雰囲気に。久しぶりに行動制限のない夏を迎えるということで、楽しみにしていたのに。そうしたら今日の昼の情報番組で、海外のコロナ対策の比較という特集をしていました。それによるとイギリスでは今年1月から、コロナに関する規制はすべて撤廃されたと。PCR検査もなし、陽性になっても隔離期間もなし、マスク着用もなし。つまりコロナはインフルエンザのような扱いになって...コロナのラスボス

  • 死なば死ね。生きなば、生きよー「白光」

    明治5年、絵を描きたい一心で故郷の笠間(茨城県)を飛び出した山下りん。下級武士の娘として生まれ、結婚しか女の道はないとされていた時代に、絵師になりたいと周囲の反対を振り切って上京する。工部美術学校で学び、西洋画を更に極めたいと思った彼女は駿河台のロシヤ正教の教会を訪れ、大司教ニコライと出会う。ニコライの尽力で、日本人初の美術留学生としてロシヤに渡ることになる。明治初期に日本人女性がロシヤに渡り、苦労して成功した話かと思ったら、そんな単純な話ではありませんでした。まずロシヤに渡る船の中で、驚愕の試練が待ち受けていた。同行したロシヤ人宣教師たちは船室で寝起きし食堂で食事をするが、彼女は船底で世界中の荒くれ下男たちと雑魚寝、食事はなんと乗客の残飯を与えられる。”けれど下士とはいえ、私も武家の生まれだ。そしてあの...死なば死ね。生きなば、生きよー「白光」

  • 夏の痩せ我慢

    絽というのは、紗と並ぶ夏の着物の生地です。お坊さんの法衣などに使われる、あの透けたような薄い生地です。あれをキリリと着ると、見た目は非常に涼し気ですが、実はとーっても暑い。その下に和装下着、長襦袢(どちらも全身の長さ)を着て、帯をグルグルと巻き、紐を何本も締めているのですから。普段ならこの時期は素足なのに、足袋も履かなければならない。つくづく着物は痩せ我慢の美学だと思います。が、せっかく着付けを習ったのだからと、夏の着物ランチ会を。水色の絽の着物にベージュの絽の帯を締めました。うかい亭カフェ「春待坂」の小町御膳。真ん中の写真はジュンサイと冷たい昆布出汁の「二ツ井豆腐」、ツルリと美味しく頂きました。ジュンサイってぬるぬるして、子供の頃は何だかよくわからなくて嫌いでしたが、大人になると美味しいものですね。この...夏の痩せ我慢

  • 北海道旅行③見渡す限りの花畑

    美瑛町の四季彩の丘には、見渡す限りの広大なお花畑が拡がっていました。15Haの敷地に数十種類の花が咲き乱れ、遥か向うの丘にまでそれが拡がっている。北海道ならではの雄大な風景ですね。パッチワークの路を通り、セブンスターの木、ケンとメリーの木などを楽しみながら、富良野の富田ファームへ。こちらでは1958年(昭和33年)に香料用のラベンダー栽培が始まったのですって。いっときは成功するも、1972年からの貿易の自由化によって安い香料が広まり、更に合成香料の技術が進んで瀕死状態。それを救ったのが、1976年の国鉄のカレンダー採用されたラベンダー畑の写真。そしてドラマ「北の国から」でも放送されて徐々に観光客が訪れるようになり、今では年間100万人以上の人が訪れる観光スポットに(コロナ前)。1990年にはフランスの「ラ...北海道旅行③見渡す限りの花畑

  • 帰省の収穫

    昨夜、岐阜から戻って来ました。義父の二十三回忌も無事済み、そしていつものように私の実家に行ったのですが、今回は珍しく、長男夫婦も来てくれたのです。91歳の私の母、ひ孫と初対面。おチビが一昨年の秋に生まれ、写真や動画はせっせと送っていたものの、実物に会うことなく、義母が昨年旧急逝してしまったことが、ずっと心残りでした。あんなに喜んでくれたのに、会えないまま亡くなるなんて、コロナはどこまで残酷なのか。なのでとにかく一度、老母におチビを見せたかったのでした。写真は、叔母宅で能舞台デビューしたチビ姫。ここは広いので、走ったり転がったり、おチビは大喜び。そしてもう一つ小さなグッドニュース。私の夫は、おチビが可愛くて仕方ないものの、どう扱ってよいか分からなかったのです。自分の息子たちが幼い頃にもろくに相手していないの...帰省の収穫

  • 北海道旅行記②青とピンク

    まさか、日本でこんな事が起こるなんて。まだ信じられません。モリカケサクラ、アベノマスクと色々ありましたが、凶弾に倒れるなんてあってはならないこと。ご冥福をお祈り致します。気を取り直して、旅行記の続き。美瑛町の「青い池」は、2012年Apple社のPCの壁紙にその写真が採用され、世界的に有名になったのだそうです。私もネットでその写真を見かけ、あまりの美しさに感動して、一時期フリーソフトを壁紙にしていました。(Apple社に採用されたShiraishi氏のフリー写真)この池は、十勝岳の噴火の被害を抑えるべく造られた堰堤のひとつに、水が溜まったものなのですって。青く見えるのは、アルミニウム含有の地下水によるせいということです。(今回の写真)今回は青というよりは、薄青緑という感じでしたが、それでもとても綺麗。コロ...北海道旅行記②青とピンク

  • 北海道旅行➀

    こう暑くちゃかなわん、北海道で涼もう!の夫の一言で、3日間の小旅行に行って来ました。快晴の小樽は30℃あり、暑いじゃん!というのが第一印象。潮風が心地よくはあるのですが、あの運河の辺りなど、私が持っていたちょっとイメージが違う。日記で確認してみたら、前に行ったのは2010年1月の雪の中。やはり冷涼な雪景色の方が、この街には似合うような気がします。こんな看板を見つけました。こちらの昆布専門店に意味をお聞きしてみたら、お父さんに昆布茶を差し上げるからそれ飲んでゆっくりして、お母さんはその間に買い物して下さいということなんですって。確かに夫族は買い物を嫌がるものねえ(写真はヨソのお父さんです)。そして旭山動物園に。ここも10年前の真冬に訪れていました。日記で確認したら、その日はマイナス18℃。”雪の中の動物園を...北海道旅行➀

  • 「ペガサスの記憶」(ネタバレあり)

    桐島洋子さんの最新刊「ペガサスの記憶」が昨日amazonで届き、すぐに読み終わりました。驚くこと多々でした。ネタバレがありますので、これからお読みになる方はお気を付けください。前半は洋子さんの自伝。祖父は三菱財閥の重鎮であったが戦後没落し、上海、葉山、東京で過ごした子ども時代のこと。駒場高校を出て文藝春秋社に勤め、仕事と恋と遊びに寝る間も惜しんで明け暮れたこと。新幹線の中でアメリカ人の退役軍人と知り合い、たちまち恋に落ち、子どもを身籠ったこと。長女をこっそり産み、信頼できる人に預け、二人目を身籠った大きなおなかで欧州を旅し、そして船上出産を果たしたこと。そこで前半は終わっています。後半は、三人の子供たちから書かれた桐島家のこと。どんな思いをして子供時代を過ごしたか、そして子供たちの目線から捉えた母親の像。...「ペガサスの記憶」(ネタバレあり)

  • あるオペラの一日

    メーテルリンク原作、ドビュッシー唯一のオペラという「ペレアスとメリザンド」。王太子ゴローとその異父弟ペレアス、謎の女メリザンドによる三角関係の愛憎劇ということですが、英国の鬼才ケイティ・ミッチェルの演出は、シュールで摩訶不思議で、さっぱり意味が分からない。「お客様には夢、より正確には悪夢を見ているような、次に何が起こるかわからない、怖いことも起こるかもしれないという不安定さを共有してもらえたら」というのが彼女の言葉。本当に悪夢のようでした。私はもっと分かりやすいオペラの方がいいな…現代風にしつらえられた舞台には二人のメリザンドがいて、一人は妊娠したり赤ん坊を抱いていたり、挙句はレイプされかけたり。そんなオペラってある!?韓国ドラマよりも波乱万丈ではありませんか。鑑賞前に、オペラシティ53階「よし田」のステ...あるオペラの一日

  • あの聡明な女史が…

    根耳に水でした。あの桐島洋子さんが認知症になられたとは。「淋しいアメリカ人」や「聡明な女は料理がうまい」に始まってその頃の彼女の著作、若い頃に一通り読みました。今から半世紀以上も前に、妻帯者のアメリカ人との間に3人の子をもうけ、シングルマザーとして孤軍奮闘。文芸春秋社に勤めながら、一人目はオーバーブラウスでおなかを隠して働き続け、二人目の時は船上出産は医療費がかからないため、ヨーロッパ旅行の船の中で産んだという。その後フリーのライターとして活躍されたのは、周知のとおり。『渚と澪と舵ふうてんママの手紙』や『マザー・グースと三匹の子豚たち』にはその辺りのこと、アメリカでの生活の様子がイキイキと描かれていました。その後、スピリチュアル的な方向に行かれたようで、彼女の本から長らく遠ざかっていました。その彼女は今、...あの聡明な女史が…

  • 「ベイビー・ブローカー」(ネタバレあり)

    土砂降りの深夜、黒いフードを目深に被った若い女が、教会へ続く細い階段を登って行く。おくるみに包んだ赤ん坊を、赤ちゃんポストの前にそっと置く。それを見ていたクリーニング屋のサンヒョン(ソン・ガンホ)と、教会でバイトしている児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)は、こっそりと赤ん坊を持ち去る。赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を、子どもを欲しがる親に売り飛ばすことが、彼らの闇稼業だった。赤ん坊を捨てた母ソヨン(イ・ジウン)もついて行くことになり、ついでに養護施設から逃げ出してきた少年へジンも加わり、クリーニング屋のおんぼろワゴンで養親を探す5人の旅が始まる。その後ろには、児童売買を現行犯で逮捕しようと追いかけている警察の車があった…登場人物は全員が訳アリです。妻子を捨てたサンヒョン、母親に捨てられたドンス...「ベイビー・ブローカー」(ネタバレあり)

  • アクアパッツァ青山店

    (パサージュ青山、この奥にお店があります)何年ぶりかの友人とランチをしました。リストランテ・アクアパッツァ、広尾から青山に移って初訪問でした。食事中に日高シェフがテーブルに挨拶に来て下さり、YouTubeを始めたので是非見て下さいと。ふうんと思ったのですが、久しぶりの友人とのお喋りに忙しくてそれっきりに。帰宅してからネットで検索してみたら、”コロナのおかげ伊料理の巨匠、ユーチューバーになる”という記事が出て来ました。それによると広尾から南青山に移転したのは、キッチンでの油の不始末からぼやを出し、退去を余儀なくされたからなのだそうです。店は大きく壊れて原状回復に1億2千万円かかり、毎晩アルコールと睡眠薬なしでいられなかったのだと。ようやく青山に移転してこれからという時に、コロナ襲来。予約のキャンセルが相次い...アクアパッツァ青山店

  • この3年の夏

    (昨夜の宴、焼き肉の後)いきなり暑くなりましたね。昨日の東京の最高気温は35.9℃で、観測史上最も早い猛暑日だったのだとか。伊勢崎市では40.2℃、鳩山町では39.2℃。今日もピーカン、週間予報を見てもずっと晴天の猛暑日が続いているようです。ええと、まだ6月なんですけど。梅雨はもう終わっちゃったの?毎年、暑いの寒いのと大騒ぎするのですが、時期を過ぎれば綺麗に忘れてしまう。しかし、去年と一昨年の梅雨明けと7月の気象については、ハッキリ覚えています。なんとなれば私は、東京五輪のボランティアをやることになっていたので、天気が気になって仕方なかったからです。一昨年の梅雨は長く続き、7月中旬になってもまだ毎日のように降っていました。東京2020、本当だったら今、五輪が開かれるはずだったのに、この長雨の中では海外から...この3年の夏

  • 「ナワリヌイ」

    恐ろしい映画です。アレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件に迫るドキュメンタリー。2022年、アメリカ制作。1976年生まれのナワリヌイ氏はロシアの弁護士であり政治家であり、反汚職キャンペーンを繰り広げて、以前にも何度も投獄されていたといいます。そして2020年8月、ロシア国内の航空便の中で苦痛にもだえ、昏睡状態となった。運び込まれたオムスクの病院では毒を盛られた可能性はないとされるが、ベルリンの病院に移り、そこでロシアが開発した猛毒神経剤「ノビチョク」が検出される。退院したナワリヌイ氏は、イギリスの調査報道機関ベリングキャットの協力のもとに、自分を暗殺しようとした敵の正体を、そしてその方法を突き止めようとする。毒殺作戦の分析を担当するロシア国家安全保障会議の高官を装って、FSB本部の電話番号(に見えるよう...「ナワリヌイ」

  • 真っ赤なディゴの季節

    渋谷のNHKのすぐ近くで、ディゴの花を見つけました。まだ小さな木ですが、真っ赤な花は遠くからも目立ちました。近年、都心で真っ赤なディゴの花をあちこちで見ました。日比谷公園、紀尾井町の清水谷公園、恵比寿のアメリカ橋公園、どれも見上げるばかりの大木です。昔、沖縄で見たディゴの花かと思いましたが、確認してみたらこれらはみなアメリカディゴなのですって。(2017年アメリカ橋公園のディゴ)アメリカデイゴとは南アメリカ原産のマメ科の植物で、日本には江戸時代に渡来したのだそうです。鹿児島県の県木であり、アルゼンチンとウルグアイの国花に指定されていると。(ディゴ、ネットから)かたやディゴは沖縄の県花であり、本州では栽培できないらしい。アメリカデイゴの花は卵型の旗弁が大きく垂れ下がっており、デイゴの花は細長い筒のような花び...真っ赤なディゴの季節

  • 想像以上に下剋上

    我家の長男が発案した「下剋上鮎」、先週はYahooニュース、一昨日はまた別のサイトで取り上げられたようです。ありがたいことです。そしてSNSの友人が、ネットにこんなの出てたよとそれを教えてくれることは、もっと嬉しいことです。「発想も命名もすごい」何度もバズる異例の和菓子「下剋上鮎」仕掛け人が語るヒットの裏側「想像以上に下剋上してて笑った」時々こうした記事が出て、そのせいもあってか今は玉井屋本舗に10分おきにネット注文が入る状態だとか。他にも色々な商品をプロデュースしていて、それらも結構ヒットしているのだそうです。長男が広告代理店博〇堂を勝手に辞めて起業した時には心配したものですが、今は他の会社も手伝っていて、そこそこ順調であるらしい。忙しそうではありますがテレワーク中心なので、やはりテレワークのお嫁さんと...想像以上に下剋上

  • 「おそロシアに行ってきた」「ヴィオラ母さん」

    ウラジオストック、サハリン、カリーニングラード、モスクワ、サンクトペテルブルク、イルクーツクの旅行記、帯には面白過ぎる国だったと。しかし…本文を読む限りでは、何処がそんなに面白いのか伝わってこない。本書に出てくるロシア人は殆どが不愛想で、中にはいきなり怒鳴りつけてくる「鉄仮面女」も。そして、書き方が少々表面的。例えば、サンクトペテルブルクの食料品店に入った時。”ビールと水を購入しようとしたが、2人の女性店員は露骨に差別的な態度で電卓に金額を打ち込み、それを見せてくれる”とありますが、愛想の良い店員に慣れている日本人に、どんな風に差別的なのかたやすく想像できるのかしら?私は実際ロシアであの酷い接客を経験しているので、情景が浮かぶのですが…所々にジョークを交えたやり取りが出て来ますが、それは同行者(日本人)と...「おそロシアに行ってきた」「ヴィオラ母さん」

  • 行き倒れの図

    福岡市教委は黙食をやめて「大声でなければ会話をしてもよい」と、市内の小中学校に通知したのだそうです。市教委によると、給食時に机は向かい合わせにはせず、従来通り正面を向いたままとする。ただ机の間隔を空けた状態であれば、横を向いて話してもよいと。黙食を巡っては、子どもの発育への影響を心配する声が保護者から上がっていたのだそうです。そうか、今は机をグループごとに向かい合わせたりしないで、授業時と同じようにみんな前を向いたままで、黙って食べているのね。なんとも寒々しい光景が頭に浮かびます。しかも、これがニュースになる位なんだから、全国的にはまだまだ黙食のままの学校が多いのでしょうね。今日もチビ姫のお守を頼まれました。昨日、熱を出したというので、保育園から帰されたらしい。今日はもう元気なのですが、私は今週、腰の調子...行き倒れの図

  • 「水金地火木」

    ”学校で暗記したもので、大人になった今は使うことがないのに、数十年経った今もスラスラ暗唱できるものはありますか”はい、あります。文系人間の私は、やはり古典の冒頭文などが好きでした。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」(平家物語)「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」(方丈記)「あり、おり、はべり、いまそかり」という、ラ行変格活用も。何の役にも立たないのに、ね。学校で習った訳ではありませんが、子供の頃に家庭で遊んだ百人一首は、かなり覚えています。好きな歌は沢山ありますが、例えば「白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける」庄司薫の「赤ずきんちゃん気をつけて」の中で、...「水金地火木」

  • 「戻ってきた娘」「チョウセンアサガオの咲く夏」

    「戻ってきた娘」ドナテッラ・ディ・ピエトラントニオ著イタリアでベストセラーとなり、二大文学賞のひとつカンピエッロ賞を受賞、28か国に翻訳され、映画化も進行しているのだそうです。13歳の時にそれまで育った裕福な家庭から、実の親と兄妹が暮らす田舎の貧しい家庭に突然戻されてしまった「わたし」。優しく愛に包んで育ててくれた養親は、その理由も説明してくれなかった。何故?どうして私はこんな目に遭うの!?13年間育ててくれた養親とは、中々連絡を取ることもできない。劣悪な住環境、粗暴な実の親、好色な目を向ける兄たち、食べるものにも事欠く暮しで、何故急に戻ってきたのだと厄介者扱いされる。大人達の事情で「まるで荷物のように」住む家を移され、嘆き悲しむ多感な年頃の「わたし」。その理由が最後に明らかになった時、その残酷さに言葉を...「戻ってきた娘」「チョウセンアサガオの咲く夏」

  • タカノのフルーツ・アフタヌーンティ

    (タカノのHPから)お嫁さんとチビ姫と、新宿タカノで「カットフルーツ食べ放題&アフタヌーンティー・セット」を頂きました。30種類ほどのフルーツの中から好きなものを選んで、その場でカットしてくれるサービスと、アフタヌーンティがセットになったというものです。HPによればタカノでは、フルーツを「自然が生み出した宝石」と表現しており、その高級フルーツを職人が目の前で素早くカットしてくれる様は、まるで芸術のようです。但し、フルーツは一度に3種類までで、その度に並ばなくてはいけません。食べ放題と言われても、私は3皿が限度だったし(その半分はおチビが食べた)、それだけのフルーツでおなかはもう膨れてしまって、三段トレーのアフタヌーンティ・セットは残しまくり。最下段のサンドイッチも甘いフルーツサンドで、しょっぱい系のオカズ...タカノのフルーツ・アフタヌーンティ

  • 実にタイムリーなウクライナ映画「ドンバス」

    ドンバスとは、ロシアと国境を接するウクライナ東部地域のことであり、もともとロシア系住民が多く住む地域なのだそうです。2014年からこの地方で起きている「分離派」(ロシアの支援を受けている勢力)とウクライナ軍の軍事衝突を背景に、ウクライナ兵士たちや市民の日常を描いた映画です。13のエピソードは、実際起きたことを基にしたフィクションだといいます。2018年に作られた映画であるが、ロシアの軍事侵攻が起きている今、なんとタイムリーであることか。カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で監督賞を受賞。ウクライナ人セルゲイ・ロズニツァ監督。只でさえ毎日、ウクライナでの戦争のニュースで心が塞ぐ今日この頃ですが、なんとなく観なくてはいけないような気がして、勇気を振り絞って観て来ました。ウクライナの状況が少しでも理解できるのではな...実にタイムリーなウクライナ映画「ドンバス」

  • 梅雨の合間の

    梅雨の合間の日比谷公園では、薔薇はほぼ終わったとはいえ、色とりどりの花が咲いていました。ここにあるアメリカンデイゴの、血の滴るような紅い花を私は楽しみにしているのですが、まだ蕾ばかりが大きな木にびっしりついていました。あと一週間くらいかな?ここにはまた、10mもあろうかと思われる、大きなタイサンボクの木があります。東京とNYが姉妹都市提携をした際の、桜の寄贈のお返しに1960年にNYから贈られたものだそうで、洗面器くらいの大きさの白い花が、ポッカリと咲いていました。これも頭上遥かの高い所に咲いているのを下からようやくという感じ、正面アップで撮れないのが残念です。東急プラザ銀座では、「オビ=ワン・ケノービの館」が出現。「オビ=ワン・ケノービ」の配信を記念して「STARWARSGalaxyinGINZA」を開...梅雨の合間の

  • パディントンとのお茶会

    エリザベス女王の在位70周年を祝うプラチナジュビリーが、昨日で閉幕したようです。ニュースでチラリと見た程度ですが、なんといってもパディントンとのお茶会の動画が可愛かった!コンサートの冒頭に流されたという動画はこんな感じです(1分弱の短い動画です)。パディントン「マーマレードサンドイッチはいかがです?私はまさかの時の為に持っています」女王「私もですよ。ここに入れています」いやいや、サンドイッチを剥き出しで帽子やバッグの中に入れないでよ、せめてラップとかワックスペーパーで包んでよと、日本人としては思ってしまいますが…wそれにしても、こんな動画を作ってしまう英国のユーモアには脱帽です。パディントンはイギリスの児童文学に出てくるクマです。プーさんと共に子供の頃親しんだし、数年前の英国映画「パディントン」は、子供向...パディントンとのお茶会

  • 「トップガン マーヴェリック」

    コロナで公開が延期に次ぐ延期となり、満を持して先週5月27日に日米同時公開。冒頭から、1986年公開の前作と同じオープニングで始まり、胸が熱くなりました。広大な滑走路、戦闘機と並行してKawasakiのバイクで走るマーヴェリック(トム・クルーズ)、そしてあの音楽。正直言って、36年前の前作をしっかり覚えている訳ではないのですが。米国海軍のトップ1%のエリート・パイロットを養成する訓練学校、通称トップガン。エリートたちの切磋琢磨、華々しい空中戦、主人公と教官との恋、仲間の死、そして挫折からの復活。何しろ強いアメリカ、男たちの友情、明るい未来がそこにはありました。(1986年版のポスター)新作では、「ならず者国家」の深い峡谷にある核施設を爆破するというミッションにトップガンが当たることになり、マーヴェリックが...「トップガンマーヴェリック」

  • 「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」

    枕草子の英語版に夢中になって、仕事にも人生にもうんざりしたアラフォー、フィンランド人の著者は、清少納言の研究の為、長期休暇制度を使って日本へ旅立つ。「セイ、あなたと私は驚くほど似ている」と彼女は言い切っているのです。京都でゴキブリだらけのガイジンハウスに住み、色々な国からの同居人たちとドタバタ生活を始める。博物館や図書館で資料探しをし、歌舞伎や能を鑑賞し、座禅や写経を経験し、「セイ」を探し求める。「セイ」の素性や本名や性格、結婚相手、性生活について探る。在日中に東日本大震災が起こって精神的混乱をきたし、タイに避難し、そしてまた戻る。京都の桜の「この世のものとは思えない美しさ」に感動し、「もののあはれ」とはこういうものかと思う。紫式部と清少納言の評価の違い、性格の違い、作品の違いについての考察。ロンドンの大...「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」

  • 最近観た新国立劇場の舞台

    「オルフェオとエウリディーチェ」亡き妻を救う冥界への旅を歌い上げる、ギリシヤ神話を基にしたグルックのバロック・オペラ。「決して見てはいけない」というところ、でもその禁を破って台無しになってしまう悲劇、日本のイザナギとイザナミの話とそっくりです。登場人物も舞台装置も最低限までこそげ落として、シンプル極まりなし。オルフェオをローレンス・ザッゾ、エウリディーチェをヴァルダ・ウィルソン、指揮は鈴木優人。「不思議の国のアリス」最初に新国立劇場バレエ団の芸術監督、吉田都氏の舞台挨拶がありました。2020年6月に公開予定だったこのバレエ、コロナ襲来で中止になって、ようやく開演の運びになったのだとか。アリス役は米沢唯、指揮はネイサン・ブロック。この演目は、文句なく楽しい。カラフルな衣装を着たダンサーたちが、夢のような不思...最近観た新国立劇場の舞台

  • 知恵も忠誠心もありません

    普段、生意気な映画評を垂れている私ですが、動物モノにはからきし弱い。ハチ公の、日本映画でもハリウッド版(リチャード・ギアがハチ~!と言ってたことだけが記憶に残ってる作品)でも泣きました。昨夜のテレビ「ワールド極限ミステリー・忠犬ハチ公の初めて明かされる感動秘話」という番組、かなりこじつけ感がありましたが…ハチの遺体は、普段いた渋谷駅の改札前ではなく、駅から少し離れた稲荷橋付近で見つかった。それは、自分の死期を悟ったハチが、普段世話になっていた駅前の店々にお礼回りをし、方向感覚も体力もなくなり、駅まで戻れず力尽きたのだと。いや、それは無理があるでしょうと思いましたが、それでも上野博士の亡き後、厄介者扱いされたりいじめられたりしていたハチ公の一生を改めてなぞって号泣。見出し写真、ハチ公のような知恵も忠誠心もあ...知恵も忠誠心もありません

  • 韓国女性の悩み「82年生まれ、キム・ジヨン」

    2016年に韓国で出版されるや100万部を突破し、社会現象を巻き起こしたという話題作。キム・ジヨンは33歳、3年前に結婚し、去年女の子を出産して会社を辞めた。専業主婦になった彼女は育児に専念していたが、ある日突然、別の人格が憑依したようになる。カウンセリングに通い、その原因を探るため、彼女の誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児までを振り返る。彼女が出会ってきた、様々な小さな差別や社会の不合理が浮き彫りになって来る。韓国の家父長制度や男尊女卑については多少聞き知っていましたが、その詳細を知って驚きました。1999年には「男女差別禁止及び救済に関する法律」ができたということですが”決定的な瞬間になると「女」というレッテルがさっと飛び出してきて、視線を遮り、伸ばした手をひっつかんで進行方向を変えさせてしまう”のだ...韓国女性の悩み「82年生まれ、キム・ジヨン」

  • 赤坂クラシックハウスの薔薇

    着付け教室をやめたら着物を着る機会がなくなってしまい、たまには着なくちゃねと、着物ランチ会を計画しました。赤坂クラシックハウスの薔薇に囲まれて、アフタヌーンティを。色とりどりの薔薇が、夢見るように咲いています。リモンチェッロという名の、小ぶりの黄色いつる薔薇がありました。黄色と白の2色があると思ったら、鮮やかな黄色から、咲き進むと淡い色になるのだそうです。ちなみにリモンチェッロというのは、イタリアのレモンを用いたリキュールの名前です。私はブルーの裾模様の着物と、牡丹の柄の帯を。せっかくの牡丹の柄がよく分からないし、グズグズの着付けですが、とりあえず分解しなかっただけでよしとしましょう。しかしこれ、涼し気に見えると思うのですが、袷なので実はとーっても暑いのです。つくづく着物は瘦せ我慢の美学なのだと思います。赤坂クラシックハウスの薔薇

  • 狂ったように喜んで

    水彩画2作目。ごく最近のタロウの様子を描いたのですが、これを見るとちょっと悲しい。以前、私が外出先から帰ると、タロウは玄関にこんな顔して飛んできたなあと。尻尾を盛大に降り、ワンワン言いながら狂ったように喜んで跳ね回って。帰省や旅行から数日ぶりに帰った時には、ウレションまでしていました。最近は、こんな感じで玄関マットの上でぐっすり寝込んでいます。玄関ドアをガチャッと閉めても、ただいまッ!と叫んでも、タロウのすぐ横にバッグをどさっと置いても、まったく気が付かずに寝込んでいる。反射神経も悪くなり、耳も遠くなったようです。タロウの身体に触ると、初めて気が付くのです。それでも散歩に出れば、上のような顔を見せてくれる。この夏15歳になるタロウ、人間で言えば80歳位らしい。小さな命が長からんことを。狂ったように喜んで

  • PCR検査と鮎ピザ

    金曜日から帰省するにあたって、その直前、近所でPCR検査を受けました。無症状であれば無料で検査ができる所が、今はあちこちにあります。近所のドラッグストアを選び、2日ほど前にスマホで予約しました。ドラッグストアの店先に小さなテントが作られ、そこでスマホで予約した際のQRコードを見せる。容器を渡され、梅干しやレモンの写真が貼ってある所で唾液を出して提出。結果は翌日、スマホで確認できます。「検出なし」というのは、陰性を意味するそうです。私の母は無頓着なのですが、周りの人が気にするらしいのです。オミクロン株は重症になりにくいとはいえ、やはり高齢者には危ないということか。私の周りの友人知人で感染した人はもう結構な数となり、しかも最近は軽症の人が圧倒的に多くて、コロナもそんなに怖くないという風潮になって来たように思いますが...PCR検査と鮎ピザ

  • 「マイ・ニューヨーク・ダイアリーズ」

    作家を夢見るジョアンナ(マーガレット・クアリー)は西海岸からNYに来て、出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の女上司マーガレット(シガーニー・ウィーヴァー)の編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。感動が籠る手紙に、素っ気ない定型文を返信することにうんざりした彼女は、タブーを犯して個人的に返信してしまう。予告編から「プラダを着た悪魔」の文芸版という感じがして、楽しみにしていました。が、こちらの上司マーガレットは、あそこまで暴君ではない。ジョアンナの成長物語といっても、西海岸に恋人を残したままきちんと別れもせず、NYで新しい恋人と同棲を始め、いきなり別れてまた元恋人の胸に飛び込んだりと、何やってるんだかとも思う。恋に仕事に揺...「マイ・ニューヨーク・ダイアリーズ」

  • ボテロ展とフォアグラ丼

    あらゆるものをふくらませて描く、南米の画家ボテロ。90歳で今もコロンビアに健在の御本人が監修したという、文化村の展覧会です。「オレンジ」なんて明るい静物画!背景もオレンジ色、クロスはピンク色、暖色の中で丸くふっくらとしたオレンジが転がっている。それだけの構図なのに、幸福感が漂っているようです。「フォルナリーナ(ラファエロにならって)」これは撮影可。ラファエロの聖母のような美人に比べて、こちらは銭湯の番台にいるオバちゃんみたい。全体を膨らませると、目や鼻や口など、パーツは小さく感じられるのね。(ラファエロ版)「ピエロ・デラ・フランチェスカにならって(2点組)」(撮影可)。元絵の「ウルビーノ公夫妻の肖像」、これはウフツィでも観たし、辻邦生の「十二の肖像画による十二の物語」の中では高潔な人格の公爵のように描かれていて...ボテロ展とフォアグラ丼

  • 会員制のモンブラン専門店

    代々木公園からほど近い、渋谷区富ヶ谷にそのお店「和栗や」はありました。入口は和食屋のような佇まいで看板もなし。引き戸を開けると、カウンター席6席のみのこじんまりした店内。茨城に4haの農園を持ち、栗の栽培も自ら手掛けるという竿代氏の和栗専門店です。突出しは栗きんとん((上の写真)。このお盆も椅子も、栗の木でできているのですって。箸置きも栗の形です。店主が目の前で作って下さいます。メインのモンブランパフェ、これに厳選茎ほうじ茶、ほうじ茶ラテ、和紅茶ラテ、笠間の日本酒から飲み物を選びます。私はほうじ茶ラテを。作りたてのモンブランは、口に入れた瞬間にとろけ、芳醇な余韻が残ります。その下には生クリーム、乙女メロンが入っていました。果物は、季節によって変わるのだそうです。店内は満席でしたが、たまたまだったのか或いはいつも...会員制のモンブラン専門店

  • 居場所を失くしたすべての人へ「JR上野駅公園口」

    昭和8年、福島県相馬郡の貧乏な家に生まれた男は、生涯を家族の為に働き続けた。結婚してからは出稼ぎの為に上京、ひたすら送金し、たまに帰っても息子や娘が懐くことはなかった。還暦を迎えて48年の出稼ぎ生活を終え、平穏な暮らしに入ろうとしたところで、妻が65歳で急逝。男は家を出て、上野公園のホームレスとなった。その後、故郷は東北大震災の津波に呑み込まれた。”自分は悪いことはしていない。ただの一度だって他人様に後ろ指を差されるようなことはしていない。ただ、慣れることができなかっただけだ。どんな仕事にだって慣れることができたが、人生にだけは慣れることができなかった。人生の苦しみにも、悲しみにも…喜びにも…”上皇と同じ年の同じ日に生まれた男。天皇と同年同日に生まれ、浩一と名付けられた長男は、21歳で急逝してしまう。ホームレス...居場所を失くしたすべての人へ「JR上野駅公園口」

  • 「MINAMATAーミナマター」

    水俣病の惨事を世界に伝えた写真家、ユージン・スミスの日本での活動の様子を描くヒューマンドラマ。ジョニー・デップが製作・主演を務め、監督アンドリュー・レビータス。1971年、ニューヨークに住むカメラマンのユージン・スミス(ジョニー・デップ)は、過去の栄光にすがり、酒に溺れる日々を送っていた。そんな折、日本のカメラマンとその通訳を務めるアイリーン(美波)がやって来て、水俣病のことを取材して欲しいと訴える。ユージンはアイリーンと共に、1971年から3年間にわたり水俣で暮らしながら、公害に苦しむ人々の闘いの日々を撮影する。当初は水俣の人々にも中々受け入れて貰えず、チッソの社長(國村隼)には大金での買収を持ち掛けられ、挙句は家に放火され、デモの際に企業側から半殺し(脊椎骨折、片目失明)の目に遭う。それでも彼はあきらめず、...「MINAMATAーミナマター」

  • シャングリラ

    昨日のモスクワでの「対ドイツ戦勝記念日の式典」をテレビで少々見て、気分が悪くなりました。ウクライナでの「軍事作戦」は唯一の正しい選択だったと言い張る卑怯な小男。それに答えて「ウラー!(万歳!)」と叫ぶ、一糸乱れぬ若い軍団。あの赤の広場、2017年に行きましたが、とてつもなく広いのです。そこを埋め尽くす兵士たちって、一体何万人いるの?あれだけの膨大な人数が、あの小男の言うことが正しいと信じるように教育されているの?人が燐家に突然侵入して、略奪暴行、挙句は殺人を犯したら、重い罪に問われる。それが国だと、何故許されるの?私にはどうしても分かりません。気を取り直して、先日行った小さな展覧会のことを。新宿の中村屋サロン美術館での富田菜摘展「シャングリア」。色々な動物たちが廃材で作られていて、とにかく楽しいのです。例えば上...シャングリラ

  • 食べられるお花のケーキ

    函館のFlowerPicnicCafeという会社の「食べられるお花のケーキ」。まるで生花のようなお花、というキャッチコピーですが、確かにこの花に目を奪われました。可愛らしい薔薇の花、バタークリームで作られているというので、アメリカで食べた死ぬほど甘いバタークリームのケーキを思い出したのですが、こちらは甘さもほどよく、意外にあっさりとしていました。黄色い花の下は、クランベリーとシナモンが入ったキャロットケーキ、青い花の下はラムレーズンが入ったチョコレートケーキ。ちょっとしたプレゼントにしたら喜ばれそうです。こちらは、珍しくもなんともない昨日の昼食。ハムとキュウリのホットサンド、シナモンロール、フルーツ、コーヒー。さて、このお花のケーキとカーネーションの鉢は、母の日に息子たちに何も貰えなかった私を気の毒がって夫が買...食べられるお花のケーキ

  • 見栄えはしないけれど

    普段から毎週末ゴルフに行っている夫は、この連休中にも3回コースに。留守中、私はいつものように読書や絵描きやガーデニングなどの趣味で過ごし、合間に息子たちも来てくれて楽しい思いをしたのですが…おさんどんや片付けをするのは当然私だし、連休の特別感が何もないじゃん!?という思いが。その気配を感じ取ったのか、昨日もゴルフに出かける予定だった夫がその前夜、帰りに渋谷で待ち合わせて食事しようと言い出しました。私は早目に出かけて、新宿の伊勢丹(上の写真)で買い物をし、その近くの小さな美術館の展覧会に。久しぶりに行った伊勢丹の人出に驚きました。マンボウ実施の頃、新宿で映画を観たついでに寄った伊勢丹は、気の毒なほどに人がいなかったのです。あの広いワンフロアにお客は数えるほどしかいないという感じで、沢山の店員が所在なさげに立ってい...見栄えはしないけれど

  • 花の色はうつりにけりな

    3年ぶりの制限なしの連休ということで、各地の行楽地は人で溢れているようです。もとより出好きで、しかも最近オミクロン株に感染した友人知人は皆軽症と聞いている私にとっては、これは嬉しいニュース。でも、あれだけコロナ対策優等生だった台湾が最近になって感染者急増しているとか、あんなに厳しくロックダウンしている中国で、まだしぶとく増えている(数字は微々たるものですけど)などというニュースを聞くと、コロナはこのまま収束してくれるのかと不安になります。いつまでコロナとの闘いは続くのか?FBの「過去のこの日」のお知らせで、2013年5月7日の写真(上)が出て来ました。これは以前住んでいたマンションのベランダで、ゼラニウムで溢れています。2014年に今のマンションに引越して、ガーデニング用のシンク付きのルーフバルコニーに喜んだも...花の色はうつりにけりな

  • 「掃除婦のための手引き書」ルシア・ベルリン作品集

    レイモンド・カーヴァーも影響を受けたというこの人の本を、楽しみにしていました。2020年本屋大賞「翻訳小説部門」第2位。なんとまあ、物凄い人生を送った人です。訳者後書きによると1936年アラスカに生まれ、鉱山技師だった父親の仕事の関係で、アメリカの鉱山町を転々とする。テキサスの母の実家に移り住んだ時には、祖父も叔父も母もアルコール中毒という環境。アメリカでは下層階級だったのに、父親の転勤でチリに行ったらいきなり上流階級の暮らし。ニューメキシコ大学在学中に最初の結婚、その後3度の離婚を経験し、高校教師、掃除婦、電話交換手、看護師などしながら、シングルマザーとして4人の息子を育てる。アルコール中毒に苦しみながら小説を発表、最終的にコロラド大学の教授となるが、2004年癌で死去。彼女の作品は死後10年を経て再発見され...「掃除婦のための手引き書」ルシア・ベルリン作品集

  • 久々、多肉系女子

    連休は息子たちが来たりして、穏やかに過ごしています。衣替えや部屋の片付け、そしてガーデニングも。多肉は相変わらず元気で、その一つカランコエ・テッサがこんなに華やかに咲いています。バルコニーの手摺にかけてあるのも皆、多肉のカランコエ。この子たちは高所強風という状況にもめげず、元気に咲いています。ゼラニウム、サフィニア、ペチュニア、インパチェンス、アイビーやオカメ蔦などは全滅しました。花が咲く多肉とは別に、緑だけの多肉も。こちらは基本、緑を楽しむ種類ですが、時々こんな風に花が咲きます。思いがけないプレゼントのようで嬉しい。こちらは室内多肉、屋外多肉はまた別にどっさりあります。多肉の楽しいのは、葉っぱを一枚土に置いたり、或いは挿すだけでどんどん増えること。増えやすい子、増えにくい子と色々ありますが。まだまだ多肉初心者...久々、多肉系女子

  • 「親愛なる同志たちへ」

    1962年、ソ連南部の地方都市ノボチェルカッスクで起こった市民の虐殺事件。冷戦下のフルシチョフ時代のソ連、困窮にあえぐ工場労働者たちによる大規模なストライキが起きる。直ちに中央から高官が派遣され、5000人のデモ隊や市民に対して無差別に銃撃が行われる。広場は阿鼻叫喚のパニックとなり、血まみれになって逃げ惑う夥しい市民。ソ連崩壊の1992年まで30年間、その事件は国家によって隠蔽されていた。リューダは熱心な共産党員として長年、国家に忠誠を誓い、現在は市政委員会のメンバー。その地位の為、一般人が群がって奪い合う食料品店でも、裏口からこっそり優遇されたりする。それを当然のこととし、店員にも横柄な態度を取るリューダ。夫は名誉の戦死、老いた父親と18歳の一人娘と暮らしている。娘は若者らしく反抗的な態度で、母親や体制を批判...「親愛なる同志たちへ」

  • 銀座の旗艦店

    銀座にダイソーの旗艦店がオープンしたと、情報番組で騒いでいました。マロニエゲートに久しぶりに行ったら、1~4Fがユニクロ、6Fがダイソーとなっている。ダイソー、そして同じ系列の300円ショップの「StandardProducts」および「THREEPPY」の旗艦店が、広々とオープンしていました。お洒落な店舗の中で、自動お掃除ロボットが静かに働いていました。かつてここは、銀座プランタンというお洒落なデパートだったのです。80年代にプランタンがオープンした時には、パリの香りがする!と嬉しかったものです。オーガンジーのサシェとか、素焼きの陶器のサシェとか、見たことがないお洒落な小物たちを天井から吊るしたりして、ディスプレイの仕方も斬新でした。フランス料理のクィーンアリスも入っていて、若い私はドキドキしながらランチした...銀座の旗艦店

  • 「世界の美しさを思い知れ」「新しい星」

    「世界の美しさを思い知れ」人気俳優の弟が突然自殺し、残された双子の兄は悲しみの底から這い上がれず、途方に暮れる。”親が戸惑うくらいそっくりだったし、親が呆れるくらい仲が良かった”のに、弟が自殺した理由が皆目わからない。弟のスマホに残された情報から、少しでも弟のことが探れないかと、礼文島、マルタ島、台湾、ロンドン、NY、南米と様々な場所を旅していく。旅行といってもそれぞれほんの数日間、紀行文としては短かすぎるし、世界各地の上っ面だけなぞって旅と言えるかとも思う。それでもコロナ禍で中々海外に行けない今、底知れない悲しみを引きずる旅だとしても、旅情をそそられます。この挑発的なタイトルは、「あいつは先に逝っちゃったけど、残った片割れの俺に、世界は美しいということを残して逝ったんだと、それはつまり、お前は末永く生きろとい...「世界の美しさを思い知れ」「新しい星」

  • 素敵な植物に出会える場所

    川崎の住宅街の中の、土日祝日だけOPENするファームマーケット「ソルソファーム」に行って来ました。インドア用、アウトドア用の多種多様な植物、その鉢、グッズなどが広い敷地に展示してあります。HPによると「ガーデン、グリーンのあるくらしを楽しみたい方が素敵な植物に出会える場所」なのだそうです。ここは犬連れ可なので、タロウを連れて行ってみたのでした。季節の花や世界中から集めた珍しい植物の他、サボテンや多肉植物も山ほどある。多肉をこんな鉢にこんな風に寄せ植えするとこんなに素敵なんだと、感心することしきり。ただ、いいお値段!ちょっといいなあと思った手のひらサイズの鉢入りの多肉が2千円、3千円する。ホームセンターの園芸店で買えば、この半額以下じゃんと思ってしまう貧乏性。それにしても、世の中にこんなに多肉愛好家がいるとは驚き...素敵な植物に出会える場所

  • 「メイド・イン・バングラディシュ」

    ダッカの小さな縫製工場で働くシムは、過酷な労働条件にあえいでいた。どんなに働いても残業手当もつかず、失業中の夫を抱えて、家賃すら満足に払えない。ある日労働問題活動家に出会い、彼女からの入れ知恵で、労働組合を作ることを決意する。労働法を学んで奮闘するが、工場幹部からの脅しは半端ではなく、夫や周りの人間からも反対される。必死に署名を集めて組合を作る条件は満たしても、あろうことか労務省の役人も企業と癒着していた。ニワトリや野良犬が駆け回る汚い町、天井の扇風機だけが冷房の粗末な工場、教育のない女性たちを怒鳴りつけるだけの工場幹部たちが出てきて、これはいつの時代のことだろうと思いながら観て行くと、中盤からスマホが登場して現代のことだと分かります。シムは14歳の時に親から高齢男性に嫁ぐことを強制されて田舎を飛び出し、工場を...「メイド・イン・バングラディシュ」

  • 黒集団、トロリ味玉

    神保町で映画を観たついでに、北の丸公園を散歩しました。九段下の駅辺りから、黒っぽい服を着た若い男女がぞろぞろ歩いている。武道館に近づくほどにその数は増え、武道館の周りはもう、黒づくめ集団でびっしり。全身黒っぽい服、リュックやカバンも黒、それに帽子を被ったり、例えばこんな感じ。(コッソリ撮りました、お顔が分からないから許してね)何のコンサートだろうと思ったら、鬼滅の刃のあのテーマソングを歌っている、Lisaでした。公演の前の、あの楽し気な興奮や熱気がこちらにも伝わってくるような感じ。日本は平和だ…北の丸公園の中に、ハナズオウが咲き乱れる一角があります。あのショッキングピンクの花が一斉に咲くと、まさに桃源郷のようになるので楽しみにしていたのですが、昨日はもう、散りかけていました。残念。代わりに藤やツツジがもう、こん...黒集団、トロリ味玉

  • 「ハムネット」

    「シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか?あの名作誕生の舞台裏には、400年前のパンデミックによる悲劇があった!」裏表紙のキャッチコピー。シェイクスピアの妻といえば、“未来の大劇作家を篭絡した8歳年上のしたたかな悪女”というイメージが定着していると思いますが、この本にはまるで別の視点から捉えた魅力的な妻アグネスが登場し、生き生きと活躍します。アグネスは地主の娘で、森の動物や植物と交流し、ある種の霊能力を携え、魔女とも噂される個性的な女性だった。18歳のラテン語教師のシェイクスピアは一目で恋に落ち、二人は結婚し、3人の子供を設ける。一人息子のハムネット(当時はハムレットもハムネットも同音)が11歳の時、流行り病のペストに罹って亡くなる。その4年後、父親は「ハムレット」という戯曲を書き上げる。「死別...「ハムネット」

  • 小惑星とチューリップ

    火星と木星の中間位にある小惑星に、Yoshidanaokiという名前がつけられたのだそうです。吉田直樹氏は、「ファイナルファンタジー14」のプロデューサー兼ディレクター。小惑星の命名権が買い取れるほどお金持ちなの?と驚きましたが、よくよく読んだら、そのゲームの熱狂的なフアンの男性が名付けたのですって。海外掲示板「Reddit」にRukongaiという人が、4月12日「NamedanasteroidafterYoshiP」というタイトルで、「小惑星に名前を付ける機会があったのでYoshidanaokiを選びました」と。ルコンガイという人がどういう人なのか、どうして小惑星に名前を付ける機会があったのかは不明なのですが、昨日のニュース番組に、その人の映像が出て来ました。「ファイナルファンタジー14」の大フアンなので、...小惑星とチューリップ

  • うら寒い今日この頃

    初夏のような天気から一転、今日も冷たい雨の日でした。巡洋艦が撃沈されたというニュースを聞いて、何の戦争映画の話?と思ってしまいました。そして、そうだ今現在、海の向こうで戦争が起きているのだったと悲しく思い直す。ウクライナ側はミサイル攻撃によって沈没、ロシア側は火災による誘爆が原因で沈没と、言い分は違っているらしいですが。いずれにしても大きな旗艦が、海の底に沈められた訳ね。ロシアの巡洋艦「モスクワ」は、12,500トン、全長186m、幅20mという、巨大なものであるらしい。日本の戦艦大和は、65,000トン、全長263m、幅39mだったといいますから、それよりはかなり小型らしいけれど。日本人が大和を失った時に感じた喪失感(あくまで想像ですが)を、ロシア人も感じているのかしら?それにしても日本は80年も前に、随分大...うら寒い今日この頃

  • SNSの功罪を暴く「英雄の証明」

    イランの名匠アスガー・ファルハディーが監督、去年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したヒューマンドラマ。イランの古都シラーズ。ラヒムは借金を返せなかった罪で投獄されているが、ある時、婚約者が金貨を17枚拾う。借金を返済すればすぐにでも出所できるラヒムは大喜びするが、借主との示談が上手く進まず、罪悪感にも苛まれて、それを落とし主に返すことにする。その善行がSNSに取り上げられ、「正直者の囚人」として英雄視されるが、SNSに広まった別の噂で状況は一変。金貨を返したというのは自作自演の大嘘だったのではないかと、卑怯者呼ばわりされることに。追い詰められたラヒムは、別の嘘を重ねることになり、嘘が嘘を呼んで収拾がつかなくなる。嫌なストーリーです。人間の感情の襞にメスをグリグリ突っ込んで、奥に隠れている感情を暴き立てるような...SNSの功罪を暴く「英雄の証明」

  • メトロポリタン美術館展

    サブタイトルは「西洋絵画の500年」、日本初公開の46点を含む65点が国立新美術館に集結。ネットで日時指定予約をして行って来ました。ジョヴァンニ・ディ・パオロ・ディ・グラツィア「楽園」(上の絵)初期ルネサンスの頃、シエナの大聖堂に描かれた祭壇画の一部だそうです。修道士、普通の人、天使、様々な14組の人たちが向き合って挨拶をしている。なんだかよく分からないが、服装は彩りに溢れ、花も咲き、明るくて楽しそうな絵です。こんな風に争いなく生きて行けたらいいのにねえ?それができないから「楽園」なのか…ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「女占い師」ポスターにも使われた、何とも色鮮やかな変わった絵。右端の女占い師が金持ちの若い男を占ってコインを受け取り、左端の女は若者のポケットから財布を抜き取ろうとし、その隣にいる女は、その財布を受...メトロポリタン美術館展

  • 「オートクチュール」

    ディオールのアトリエを舞台に、引退を目前に控えたお針子の女性エステルと、定職も持たずいい加減に生きてきた移民二世の少女ジャドという、世代も境遇も異なる2人の女性の人生が交差する様子を描いた作品。という粗筋を聞くと、ほのぼのとした人情物語を想像しがちですが、そうはいかないのがフランス映画。そもそも二人の出会いは、エステルのバッグをジャドの仲間がひったくった所から始まるのです。”エステルは地下鉄で若い女性にハンドバッグをひったくられ、その犯人ジャドの滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、彼女を警察へ突き出す代わりに見習いとしてアトリエに迎え入れる”と映画comその他に紹介してありますが、何故こんないい加減なことを?と不思議です。ジャドは盗品のギターで弾き語りをし、それに見入ったエステルのバッグ...「オートクチュール」

  • 春の銀座、4億5千万円

    久しぶりに銀座で映画を観たついでに、街を散歩しました。三越のライオンはポロの服とマスクを装着。ポーラビルでは、若手アーティストによるグループ展「ポーラミュージアム・アネックス展2022」を。私には理解できない前衛的な作品が多かったのですが、こんな楽しいのも。地面に置かれた肉まん位の大きさのこの子たち、時々コソコソ動くのです。電動ハムスター?デジタル・モフモフ?ITネズミ?昼間はちょっとマヌケに見えましたが、暗い所では上の写真のように綺麗なのですって(これはHPからお借りしました)。銀座TANAKAの店先に、こんな柴犬が。貴金属店に何故柴犬が?と入ってみたら、木彫り作家はしもとみお氏が作ったオブジェなのだそうです。はしもと氏デザインの純金犬もあり、大きさは5㎝ほどと可愛いのに、お値段は135万円!ガラスケースの中...春の銀座、4億5千万円

  • 「ベルファスト」

    俳優・監督・舞台演出家のケネス・ブラナーが、自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品。舞台は1969年の北アイルランド、ベルファスト。9歳のバディは労働者階級の住む町で、両親、祖父母、兄と平和に暮らしていた。誰もが顔見知りの町で、友達と路地で遊び、クラスメイトの可愛い女の子に熱を上げる。しかし1969年8月、プロテスタントの武装集団がカトリック住民への攻撃を始め、そうした日々は一変する。紛争が始まった町での、もっと悲惨な話かと思っていましたがさにあらず、バディの目線で捉えた温かいホームドラマです。バディの父親はロンドンに出稼ぎに行って不在が多いし、町の様子は日に日に悪化しますが、そこは9歳の少年、めげずに生活を楽しんでいる。そこに祖父の軽口など、ユーモアがさりげなく挟まれるのです。イギリスに引越したら言葉が...「ベルファスト」

  • 上には上

    ロシア軍が撤退したキーウ及びその周辺の都市で、露軍がいかに酷いことをしたかが明るみになって、騒がれているようです。日本のテレビやネットのニュースは、路上に転がった遺体の部分をぼかしたり、それ自体の画像を出さないようにしていますが、海外のニュースはそんなものではない。「KyivBuchaCorpse」などでネット検索すると、凄惨極まりない画像がこれでもかと出て来ます。只でさえ眠れなくなる軟弱な性格なのに、そんなことをする自分にも腹が立ちますが。国際的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ロシア軍がウクライナ市民をレイプし、拷問し、略奪を行ったと非難している。それに対してロシアは、戦争犯罪の疑いを否定し、死体が転がる恐ろしい映像はフェイクであり、ウクライナによる挑発や演出だと主張している。開いた口が塞がらな...上には上

  • 老いにまつわる3冊

    「ショローの女」伊藤比呂美著息子たちが幼い頃、何度も読み返した育児エッセイ「良いおっぱい悪いおっぱい」。明るい育児のための合言葉はがさつ、ぐうたら、ずぼらであるなどの言葉に、新米母の私はどれだけ慰められたことか。その著者の最新本「ショローの女」は、著者が60代半ばとなり、カリフォルニアから熊本に戻ってからの一人暮らしの様子が書かれています。米国人の夫を看取り、3人の娘たちは自立し、愛犬クレイマーと暮らし、週一回上京して早稲田大学で教える日々に、コロナが襲来する。著者の、学生たちを見る目が何とも優しい。”この一年生たちは、まだ大学という場所に一度も行ってない。普通の時なら、大学生になると、サークルに入ったり、友達や恋人を作ったり、セックスをし始めたりする。町に繰り出す。飲んで吐く。失恋して泣く。目に浮かぶ、キャン...老いにまつわる3冊

  • 停戦交渉、伊豆二日目

    昨日の読売新聞の「編集手帳」に、イスタンブールでの停戦交渉について”強盗でいえば、被害者が加害者側の要求をのまなければ解放されないという交渉に似ている”と。ロシアの暴挙が何処まで続くのか、世界は止めることができないのか、なんだか泣けてきます。まだ伊豆二日目のことを書いてなかったのでした。宿の温泉を堪能し、上々のお天気の中、向ったのは西伊豆の黄金崎公園。「伊豆桜」で検索して、そこでは海に映える桜の光景を楽しめると知ったのです。海なし県で生まれ育った我々夫婦、そういえば海に映える桜って見たことない!ということで(我々が知らないだけで、海に囲まれた日本にはそこら中にあるのかもしれませんが)、伊豆半島の真ん中あたり、東側の伊豆高原から、西側の黄金岬に向かって山道を横断したのでした。途中には名もなき桜の名所が幾つも。松崎...停戦交渉、伊豆二日目

  • アカデミー賞と誕生日ランチ

    第94回アカデミー賞で、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞。確かに面白いとは思いましたが、盛り上がりや起伏に欠ける3時間もの淡々とした長編が、よく取れたものです。作品賞は私も好きな「コーダ」が受賞したし、ウクライナへの支援も呼びかけられ、ちらっと見ただけですが納得できる今年のアカデミー賞授賞式でした。ところがウイル・スミスが壇上で、プレゼンターの男性クリス・ロックの顔を平手打ちしたというのです。ロックがスミスの妻ジェイダを侮辱したからという理由で。ジェイダは病気による脱毛症だそうで、今は丸刈りという感じのヘアスタイルなのですが、ロックは「G・I・ジェーンの続編を楽しみにしている」と発言。「G・I…」は90年代のデミ・ムーアが軍人役で丸刈りになった映画なのですが、ポリカル問題(ポリティカ...アカデミー賞と誕生日ランチ

  • 伊豆の桜

    都心で桜が満開となった昨日から、伊豆に出かけていました。伊東マリンタウン「漁師めし」でランチを取って、伊豆高原桜並木道へ。満開のソメイヨシノの並木が3㎞続くという起伏の多い並木道を、14歳のタロウ、よく歩きました。そして大室山の麓にある「さくらの里」へ。40000㎡の広大な敷地に40種類・1500本の桜が植えられているというここは標高が高いので、ソメイヨシノや枝垂れ桜はまだこれからという感じ。それにしても大寒桜、台湾緋桜、伊東桜、修善寺寒桜、八重紅彼岸桜、豆桜、里枝垂桜、etc。桜にこんなに種類があるなんてね?モコモコのコアラを背負った人懐っこいレトリバーがいました。あんまり可愛いので一緒に撮らせて貰いましたが、必死に逃げようとするタロウ。お宿は、昨秋行った「愛犬お宿」。ここはスタッフが舐めるように犬を可愛がっ...伊豆の桜

  • 「テスカトリポカ」

    参りました。麻薬と貧困と暴力の、果てしない残酷物語。直木賞・山本周五郎賞受賞。何度も鳥肌を立てながらも550ページの長編を最後まで読んだのは、アステカ文明への信仰がこのストーリーにどう関わるのかを確認したかったからです。3年前、コロナ襲来の直前メキシコに行った際に、私はアステカ文明についての本を夢中で読んだのでした。メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロは、対立組織との抗争の果てにジャカルタに逃げ、日本人の臓器ブローカーに出会う。日本に生まれ育ち、虐待された挙句に両親を殺した少年コシモは、その並外れた体格と格闘能力をバルミロに見込まれて、殺し屋として雇われる。アステカ文明への信仰を持つバルミロとコシモの人生が臓器シンジケートという闇の世界で交わり、破滅へと突き進んでいく…1996年、麻薬カルテルに支配...「テスカトリポカ」

  • ロシアの隣接国の痛み「金の糸」

    ジョージアの古都トビリシの旧市街に暮らす作家のエレナは79歳。娘夫婦やひ孫と暮らしてはいるが、彼女の誕生日を誰も覚えていない。脚が悪くて外出もままならず、孤独な日々を送っていた。娘の姑ミランダがアルツハイマーとなって一人暮らしが難しくなり、一緒に暮らすことになるが、ソ連時代に政府高官だったミランダを、エレナは快くは思っていない。エレナの両親はソ連時代に逮捕され、酷い目に遭っていたのだった。そんなある日、エレナの昔の恋人から電話がかかってくる…静かな映画です。特にこれといった事件が起きる訳でもなく、昔の恋人とまた盛り上がる訳でもない。リアルな社会派映画と思いきや、時にシュールな映像が入り混じり、叙事詩のような作品でもあります。しかし、その場所が何処なのかもよく分からないジョージアという国で(ロシアの下、黒海の右に...ロシアの隣接国の痛み「金の糸」

  • レトロな車両、岩波ホール

    昨日乗った銀座線は、木目調のレトロなデザインでした。ウッディな壁に深緑のシート、真鍮色の手すり、レンガ色の床。そして、中吊り広告が一枚もない!NYやパリやロンドンの地下鉄に比べて、日本の地下鉄は非常に清潔で綺麗だと思うのですが、あのベタベタぶら下がる中吊り広告に、私はいつも不満を持っていたのです。このレア車両、もう大分前にできたらしいのですが、コロナ禍以降外出が激減して、初めて経験したのでした。日本橋で用を済ませて、向ったのは岩波ホール。この映画館がこの夏、閉館するというニュースに驚かれた人も多いでしょう。去年の冬、綺麗にリニューアルされたばかりだったのに。コロナ禍の影響で運営が困難になったとして、54年の歴史に幕を下ろすことになったのだそうです。今ホールの壁には、これまでに上映された65か国271作品のポスタ...レトロな車両、岩波ホール

  • ゴッホの死の謎「リボルバー」

    アート史上最大の謎とも言われる「ゴッホの死」を題材にした、アートミステリー小説。ゴッホやゴーギャンの絵に幼い頃から魅せられた高遠冴(たかとおさえ)は、彼らの世界を深く知るためにパリへ行き、美術史の博士号を習得し、パリの小さなオークション会社で働いていた。ある日、冴のもとに一人の女性が訪れ、ゴッホの自殺に使われたという古い拳銃(リボルバー)を差し出した。冴えはその錆びついたリボルバーが本物かどうか、調査を始める。リボルバーが誰のものであったのか、誰によって使われたかを調べるにあたり、ゴッホの死の謎が一段と深まる。ゴッホは自殺ではなく、ゴーギャンによって殺されたのか…?ゴッホについては同じ著者の「たゆたえども沈まず」を面白く読んだので、こちらも楽しみにしていました。しかし前半はストーリーがあまりに絵空事のようであり...ゴッホの死の謎「リボルバー」

  • 開花宣言

    学校や病院やショッピングモールが空爆されたり、千人以上が避難していたという劇場が爆破されたりと、聞くに堪えないようなニュースが続いています。そしてまた、ウクライナから数千人の市民がロシアに強制連行されたのだとか。いやそれ、いつの話?昔のナチスの話?大戦後の日本兵のシベリア連行?と思わず毒づいたら「第2次世界大戦中のナチスによる強制連行のような行為が起きている。21世紀にもなって、市民が他国へ強制的に連行されるなんて想像しがたい」とマリウポリの市議会が非難したのだそうです。やっぱり…市民も子供もすべての人を殺せと命令されたというロシア軍兵士の音声を、ウクライナ保安庁が傍受したとか。フェイクニュースも飛び交っているようので、何を信じていいのか分かりませんが。東京では昨日、開花宣言が出たのだとか。昨年より6日遅く、平...開花宣言

  • 下鴨神社とみたらし団子

    今回の京都旅行の最後に立ち寄ったのは、下鴨神社でした。正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)、京都の社寺では最も古い部類に入り、世界遺産なのだそうです。こちらの「糺の森」(ただすのもり)は、縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の森なのですって。ここには有名な梅の木があります。その名も「光琳の梅」、尾形光琳の「紅白梅図屏風」のモデルなのだそうです。ここはまたラグビー発症の地でもあり、「第一蹴の地」の石碑があります。日本初のラグビー部が創設された慶應義塾の学生が、明治44年旧制三高(現京都大学)の学生に糺の森でラグビーを教えたのが始まりなのだそうです。そしてまた、「みたらし団子」発祥の地なのですって。みたらし団子は「御手洗団子」と書き、御手洗川の流れる下鴨神社で団子を串焼きにして売ったのが始まりだとか。そ...下鴨神社とみたらし団子

  • 世界中のみんなが

    西麻布のウクライナ大使館に行って来ました。こじんまりした建物にあの黄色と青の旗がなびき、護衛警官が立っているのですぐに分かりました。献花台が設けられ、戦時下のウクライナを映した写真が貼られ、寄付金を郵便箱のような所に入れられるようになっていました。メッセージを書いたカードと共に、心ばかりの寄付をして来ました。私のすぐ前に、大きなリュックを背負った、ガタイのよい中年男性がいました。大使館のインタフォンを押したので、何事?と思って見ていたら、ドアが開いてウクライナ人らしい女性が現れました。日本語を話せないが何の用ですか?と英語で。そうしたらその男性が、寄付をしたいのですと封筒を。寄付ならそこにと言いかけた女性、その封筒を、ありがとうございますと押し頂いていました。一瞬見ただけですが、少々分厚かったので、結構な金額が...世界中のみんなが

  • 枝垂れ梅の天国

    昨夜の揺れは酷かったですね。11時40分頃、私はそろそろベッドルームに行こうと、PCなどを片付けていた時でした。最初は小さな揺れから始まって、段々大きく、しかも長い。テレビやスマホからは、あの神経を逆なでするような不協和音が鳴り響いている。思わずケージの中のタロウを引っ張り出して、抱きしめました。犬は地震や雷をとても怖がるのです。もっとも怖かったのは、私の方ですが…幸い、被害は何もありませんでしたが、否が応でも11年前のあの日を思い出します。宮城、東北の方にも被害が大きくありませんように。京都旅行の続き。平安神宮での結婚式の後、さっさと着替えて向かったのは城南宮でした。ここの枝垂れ梅が真っ盛りという情報を得ていたのです。京都駅から1時間に1本くらいしかないバスに揺られて、30分程だったか。天国でした。ここには1...枝垂れ梅の天国

  • 平安神宮

    甥の結婚式は、平安神宮で行われました。こちらはその名前から、なんとなく平安時代からあるのかと思っていましたが、改めて確認してみたら、1895年(明治28年)に造られたのですね。平安遷都1100年を記念して創建されたのであり、平安京を開いた桓武天皇と平安京最後の天皇となった孝明天皇を御祭神としているのだそうです。明治維新によって東京に首都が移り、気落ちした京都人を元気づける意図もあったのだそうです。そんな新しい神社であったとは。(HPから)社殿は創建当時の平安京の正庁、朝堂院が約5/8の規模で再現されているといいますから、平安京の昔には、もっと立派な社殿があったのですね。あの巨大な朱色の大鳥居は、1928年(昭和3年)に昭和天皇の大礼を記念して建てられたのですって。まったく、無知もいいところです。敷地面積は一万坪...平安神宮

  • ごまめの歯ぎしり

    天満宮を後にして、昔の友人とお茶をしました。京都在住の彼女が行ってみたいということで、清水のホテル青龍で。歴史ある小学校の校舎をリノベして最近建てられたという、独特の雰囲気があるホテルです。(清龍の門を入ったところ)屋上のバーのテラスからは、京都市街が一望出来ました。十数年ぶりに会った友人と積もる話に花が咲きましたが、その中でひっかかった言葉。「あの人はごまめだから」うん?「ごまめ」って何?よくよく聞くと、一人前じゃない人というような意味らしい。後で調べてみたら、ちゃんと出て来ました。”大阪弁では、「半人前の子供、大目に見られる子」という意味を持つことがあります。兄が、まだ小さい弟を連れて友達と遊ぶときに、まだ力の弱い弟は、遊びのルールから除外される扱いになるとき、その弟は「ごまめ」と呼ばれるようです”私が育っ...ごまめの歯ぎしり

  • 匂ひおこせよ梅の花

    甥の結婚式があり、週末、京都に行って来ました。ついでに泊まって少々京都見物を。この時期、梅が見頃だというので、まずは北野天満宮に。HPによると、御祭神は菅原道真公、全国に12000社ある天満宮・天神社の総本社で、天暦元年(947年)に創建されたのだそうです。ここには有料の梅園があり、50種約1,500本の梅がこれでもかと咲き誇っていました。「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」白、ピンク、濃いピンク、赤、一重、二重、枝垂れ梅…梅といっても、こんなに色々とあるのですね。梅がこんなに見頃の京都に来たのは初めてです。今でこそ日本の花というと桜ですが、万葉集の頃は花と言えば梅だったのですよね。梅のいいところは、ほのかな甘い香りがすること。ピンクの梅よりも白い梅の方が、少々香りが強い気がします。木によって微...匂ひおこせよ梅の花

  • 「ナイル殺人事件」

    アガサ・クリスティによる名作「ナイルに死す」を、ケネス・ブラナーの監督・製作・主演で映画化。ナイル川をめぐる豪華客船内で、サイモン(アーミー・ハマー)との新婚旅行を楽しんでいた大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が何者かに殺害される。容疑者は、サイモンのかつての婚約者であったジャッキーを始め、結婚祝いに駆け付けた乗客全員だった。若い頃原作を読み、1978年版の映画も観ているのに、内容をほぼ忘れて新鮮に鑑賞。冒頭、第一次世界大戦の塹壕が舞台となり、激しい戦争のシーンが現れて唖然とします。ポアロの若き日々が描かれたのですが、あれはクリスティの原作にはなかったのではないか。あんなのに時間をかける分、何人もの容疑者の人物紹介と、ポアロが彼らを疑ったそれぞれの理由にもっと時間をかけて欲しかった。更に、映画ラストのポアロに...「ナイル殺人事件」

  • 夜空に輝くロゴとくぎ煮

    今日、3月8日は「国際女性デー」なのだそうです。それは新聞記事などから知っていたのですが、何故に今日?確認してみたら、今日は「1904年にアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こした日」なのですって。そして友人が見せてくれた、今日のこの写真。とても綺麗ですが、真ん中にグッチのロゴが輝いている!グッチが国際女性デーを記念し、ジェンダー平等を目標に掲げブランドが継続的に取り組むプロジェクト、“チャイム・フォー・チェンジ”を象徴するカラーに東京タワーをライトアップしたのだそうです。国際女性デーに「グッチ」が東京タワーをライトアップ!この時期兵庫では、いかなごのくぎ煮用の容器がセットになったレターパックが売られているとブロ友さんから聞いて、画像検索したら出て来ました。昔、神戸出身の近所のママ友に、その御母堂か...夜空に輝くロゴとくぎ煮

  • 「滅びの前のシャングリラ」「東大教授、若年性アルツハイマーになる」

    一ヶ月後に小惑星が衝突し、滅びることになった地球。高校で毎日、執拗ないじめを受ける友樹、社会の下の下まで落ち、人を殺したヤクザの信士、妊娠して暴力的な恋人から逃げ出した静香、個性的な歌手で成功するも恋人を殺してしまったLoko。人生をうまく生きられなかった四人が、最期の時までをどう過ごすのか。静香の独白。”子供の頃、あたしには夢があった。大人になったらゴミタメのような家を出て、惚れた男と結婚して、休日には家族で動物園や水族館に出かける。自分には縁がなさそうだと、一度も使わず玩具箱にしまった夢。もうすぐ遥か上から巨大な石が降って来て、あたしたちはみんな死ぬ。けれど最期の時、あたしの隣には惚れた男と子どもたちがいる。神さまが創った世界では叶わなかった夢が、神さまが壊そうとしている世界で叶ってしまった。ねえ神さま、あ...「滅びの前のシャングリラ」「東大教授、若年性アルツハイマーになる」

  • Shame on you!

    ワクチン3回目を打って5日経ったのに、ワクチン接種アプリに3回目が登録できません。そのアプリの「よくある質問」を見てみたら、自動更新はされない、再度登録すべしとあったのでマイナカードを読み取らせ、再登録してみましたが、効果なし。FBでどうしたらいいの?と聞いてみたら、10日目位でようやくできたという人が。3回目を打ってすぐに登録できたという人もいたようで、どういうことなのかさっぱり分かりません。「日本政府が公式に提供する、新型コロナワクチン接種証明書を取得できるアプリ」ということなのに。あの新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」といい、日本のデジタル・システムの弱いこと!情けないなあ…あの駐日大使ミハイル・ガルージン氏は、相変わらず厚顔無恥な発言を繰り返している。ハリコフの庁舎舎への爆撃はウクライナ軍に...Shameonyou!

  • 「ドライブ・マイ・カー」

    村上春樹作品の映画化については、過去に何度もガッカリさせられてきたので、こちらも観る気には中々なれませんでした。ところが、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞、ゴールデングローブ賞を受賞、そしてアカデミー作品賞にノミネートされたとあっては、やはり気になってしまう。という訳で先日ようやく観たのですが、どうにも感想が書きにくくて放置していました。原作との比較を中心に、ネタバレしない程度に、簡単な感想を書いてみようと思います。舞台俳優で演出家の家福(西島秀俊)の妻・音(霧島れいか)は、ある秘密を抱えたまま他界してしまった。喪失感を抱えた家福は、寡黙なドライバーみさき(三浦透子)を雇うことになり、彼女と、そして若手俳優・高槻(岡田将生)のやり取りの中で、今まで自分が目を背けていたことに向き合うことになる。最愛の...「ドライブ・マイ・カー」

  • やっぱり楽な方がいい

    3回目のワクチンを、今日の午後済ませました。私が2回目を受けたのは、去年の7月中旬でした。ワクチンを打って6ヶ月経つと、抗体価は90%以下に下がるのだとか。もう7ヶ月も経ってしまい、とにかく早く打ちたかったので、先週接種券を受け取ってすぐに予約。前回と違って近所でもすぐに打てるという情報を得て、歩いて数分の内科に電話、めでたく今日の予約が取れたのでした。前回は何しろ、ボランティアすることになっていた五輪に間に合わせたかったのです。近所だと1ヶ月以上待たされるというので、大手町の大規模接種会場に飛んで行ったのでした。そこでは大変テキパキとやって頂けたのですが、何しろ人数が多い。一日に何千人という人が集ま、大きなビルの下に長い行列ができ、何十人という係員が仕切っている。流れ作業であちこちに移動させられ、必要書類を提...やっぱり楽な方がいい

  • 「ドリームプラン」

    黒人初のグランドスラム・テニスプレイヤー、ビーナスとセリーナ・ウイリアムズ姉妹を育て上げた父リチャードの奮闘を描いた実話物語です。カリフォルニア州コンプトンに暮らすリチャード・ウィリアムズ(ウイル・スミス)は、2人の娘を最高のテニスプレイヤーに育てると決意し、そのための78ページの計画書(ドリーム・プラン)を作成する。特記すべきは、リチャードはテニスをしたことがないということです。貧困家庭に生まれ、食べるのがやっとだった彼は、テニスどころではなかったのでしょう。それでも専門書を徹底的に読み、人体力学からテニスの技術まで研究し、詳細なプランを作り上げる。家計を支えるために警備の仕事などしながら、一日も休むことなく娘たちにテニスの特訓をする。リチャードという男は、一言で言うなら「ものすごく熱くてあり得ない程にウザい...「ドリームプラン」

  • 一筋の涙

    (2017年、モスクワの地下鉄)テレビのニュースでウクライナの地下鉄のホームに殺到する人々の姿を見ると、胸が痛みます。ロシアに行った時、地下鉄のホームが非常に地下深く作られていることに驚きました。有事の時の核シェルターも兼ねているのだそうで、最も深い駅は地下84mなのだとか。(ちなみに日本で最も深い駅は、大江戸線六本木駅の42mだそうです)ウクライナは訪れたことがありませんが、旧ソ連の国ということで同様のものだろうと思ったら、やはり世界で一番深い地下鉄の駅は、キエフにあるアルセナリーナ駅というのですって。いかに深くて安全とはいえ、あの硬い床で夜を明かすとは。5~6歳の男の子の顔が、ニュースの画面でアップになりました。フードを被ったその顔に、一筋の涙が。どんなに不安でどんなに怖いことか。子どもにこんな涙を流させる...一筋の涙

  • 怖い夢のよう

    (2017年、赤の広場のワシリー寺院)まさかと思っていたのに起きてしまったウクライナ侵攻。21世紀の現代に、自分の目の前でこんなことが起きるなんて。2017年に旅行で訪れたロシアの、サービスは最上とはとても言えませんでした。お釣りを投げるようにしてよこしたスーパーのオバサンもいたし、不貞腐れたようにコーヒーのソーサーをガチャン!と置くウエイトレスもいたし、モスクワの空港では半日以上待たされました。でも、英語表記のない地下鉄のホームで案内してくれたオジサンや、路上で途方に暮れた我々を助けてくれたお兄ちゃんと、親切な人も色々いたことも事実。あの人たちが戦争を望んでいるとは、とても思えません。どうか一日も早く停戦して欲しいものです。25日、駐日ロシア大使が会見を行ったというので、一体どんなことを話したのだろうと思った...怖い夢のよう

  • こんなにガラガラ

    夫が沖縄に出張した際、JALのエアバス350はこんなにガラガラだったそうです。乗客が少なくてあまりにもヒマだったせいか、CAが色々話しかけてくれたのですって。その日の乗客はたった60人であるとか、今、富士山が実に綺麗に見えるから是非お撮りくださいとか。ああそれで、普段はそんなことしたことない夫が、上の写真をLineで送ってくれたのね。ついでに誕生日の夫に、こんなプレゼントが頂けました。ガラガラの飛行機を飛ばさなきゃならない航空会社も、コロナ禍なのに沖縄まで出張する夫も、ご苦労様なことです。コロナ以前、毎年海外旅行に行っていた頃は、ハイシーズンが多かったせいか、飛行機は常にギッシリ満席でした。JALの2021年4~12月の最終損益は1283億円の赤字だったが、昨年10月以降の国内線の旅客需要が回復したせいで、前年...こんなにガラガラ

  • 「ミロ展―日本を夢みて」

    現代スペインの芸術家ジュアン・ミロの創作活動の裏には、日本文化への深い造詣があったのだそうです。ミロは1888年の万国博覧会で始まったジャポニズム・ブームの真っ只中のバルセロナに生まれ、生家の近くに日本美術の輸入販売店もあって、早くから日本文化への憧れを持っていたのだと。一方日本では1930年代からミロの作品が紹介され、世界に先駆けてモノグラフ(単行書)が出版されるなどの人気ぶり。そんなミロと日本との深い繋りを紐解こうという展覧会です。上のポスターを飾っているのは、《絵画(カタツムリ、女、花、星)》。56年ぶりの来日を果たした絵だそうです。カタツムリ、女、花、星を表すフランス語が、踊ったり流れたり尻尾が伸びたりして楽しそう。《アンリク・クリストフル・リカルの肖像》背景に浮世絵のコラージュが。《ゴシック聖堂でオル...「ミロ展―日本を夢みて」

  • 時の番人

    駅の構内から時計が取り外されるというニュースを聞いて驚きました。JR東日本は昨年11月から時計の撤去を進めており、今現在で22駅から撤去、今後500駅から撤去する計画だと。なんで?と思ったら、駅の時計は自動で時刻を整正するために通信ケーブルを配線しており、その取り換えや故障修理にコストがかかるのですって。500駅から撤去することで、年間3億円の削減効果があるのだそうです。駅のあの時計に、そんなにお金がかかっているなんて知りませんでした。ちょっと寂しい気もしますが、このご時世仕方ないのか。と思った今朝、リビングの時計が止まってしまっているのに気が付きました。トールペイントで描いた上の時計、もう20年ほども我家のリビングで時を刻み続けているのです。遂に壊れたかと思いながら、電池を替えてみたら、元気に動き出しました。...時の番人

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