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Zooey's Diary https://blog.goo.ne.jp/franny0330

映画は年に100本ほど鑑賞、話題の新作を自分の好みで勝手に批評しています。二十代でNYで一ヶ月過ごしたのを皮切りに、海外は30か国以上を廻りました。おバカなダックス犬を溺愛、読書やグルメやお出かけも大好きです。

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2020/10/16

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  • 「重要証人 ウイグルの強制収容所を逃れて」

    著者は新疆ウイグル自治区にカザフ人として1976年に生まれ、医師であり、教師であり、2人の子供を持つ母親。子供の頃は豊かであった故郷が中国にどんどん侵略され、搾取され、監視体制が強化する中、ある日突然、強制収容所に連行される。命がけで国から脱出した彼女によって、そこでの地獄のような実態が詳細に書かれています。表向きは「職業技能教育訓練センター」という名前で、「先住民が資格を得て卒業する学校」と中国が位置付けている強制収容所。2017年11月、武装警官にいきなり家に押し入られ、著者は頭巾を被され収容所に連れて行かれる。そこで彼女は中国語教師として働かされるので、一般の収容者よりは遥かにマシな扱いであったらしいが、それでも読むにも辛い日々。一般の収容者は手錠足錠を嵌められ、16㎡に20人詰め込まれる。トイレは...「重要証人ウイグルの強制収容所を逃れて」

  • 「イル・ポスティーノ」、恵比寿のクリスマス

    恵比寿ガーデンプレイスはもう30周年を迎えたのですって。こちらのガーデンシネマで映画を観て、ウエスティンホテルのラウンジでお茶を。今年のウエスティンのクリスマスツリーは、白を基調とした、とってもシックな装い。映画は1994年制作の「イル・ポスティーノ」。実在したチリの詩人パブロ・ネルーダのイタリア亡命時代を元に描かれた、村の青年と詩人との友情がテーマのヒューマンドラマ。製作30周年とパブロ・ネルーダ生誕120周年を記念して、4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開したのだそうです。内気で純朴な村の青年マリオは、世界的に有名な詩人パブロに郵便物を届けるという仕事を通して、詩人との友情を育んで行く。パブロに教えて貰った詩のお陰で村一番の美人とも結婚するが、やがてパブロが帰国する日がやって来る。それだけの話です...「イル・ポスティーノ」、恵比寿のクリスマス

  • Coppa2024、レンタカーの危険

    「CoppadiTokyo」が今年も汐留イタリア街で開催されました。ブガッティだのベントレーだの、威容を誇る大型車がひしめく中で、今年は超小型車にも惹かれました。例えばこのメダカのような、もといコックピットのような小型ドイツ車は「メッサーシュミット」。乗り降りする時はこんな風にぱっくり開けるのですって。赤い車に乗っていらっしゃるのは、クレイジーケンバンドの横山剣さんです。この青いオモチャのようなのは、「BMWイセッタ300ブライトン」というのですって。なんと珍しい三輪車で、これもフロント部分をこんな風に開けて乗り降り。オーナーの御好意で、乗せて頂きました。しかもこれ、岐阜ナンバーなのです。岐阜から東名高速を走ってここまで来たのかしらん?こんな小さくてスピードも限られるでしょうに、大丈夫なのかと心配になって...Coppa2024、レンタカーの危険

  • メキシコ料理、イタリアンもしくはペルー料理

    何処かの国に行くと、帰ってからその味が恋しくなります。新宿で映画を観る前に「メキシカン・ダイニング・アボカド」で、タコスとタコライスを友人とシェア。こちらはどちらかと言うと、テクスメクスというアメリカ風メキシコ料理のようですが、本場のように辛すぎることもなく、日本人の口によく合います。新宿3丁目の裏通りと分かりにくい所にあるのに、メキシコのカラフルなインテリアで彩られた店内は、若い女性でいっぱいでした。本当はペルー料理店に行きたかったのですが、新宿では見つけられなかったのです。日を変えて、二子玉川のChikama(チカマ)でランチ。こちらは大きなピザ窯がある広々としたイタリア料理店で、何度も行っている店です。熱々のピザに舌鼓を打ちながら、そういえば店名の意味を知らなかったと、料理を運んでくれたスタッフに聞...メキシコ料理、イタリアンもしくはペルー料理

  • 「ぼくとパパ、約束の週末」自閉症の少年の旅

    自閉症の少年が「推しサッカーチーム」を見つけるために、週末毎に父親と一緒にドイツ国内のスタジアムを旅する、実話を基にした物語。アスペルガータイプのASD(自閉症スペクトラム障害)と診断された10歳のジェイソンは、好きな宇宙物理学に打ち込む反面、生活すべてに独自のルールがあり、それが守れないとパニックを起こしてしまう。例えば通学に使うバス停の、自分の椅子(と勝手に彼が決めた)に老婦人が座っていると癇癪を起こし、泣き叫び、リュックを投げ捨てる。老婦人は母親に、躾がなってない、どうして叱りつけないのかと責める。母親は辛いよねえ…そうしたことはしょっちゅう起こる。電車の中の食事シーン、別々にと頼んだのにパスタにトマトソースが(かすかに)くっついていると見るや、パニックを起こして皿を放り投げ、泣き叫ぶ。これは大げさ...「ぼくとパパ、約束の週末」自閉症の少年の旅

  • 南米旅行⑪ラスト(多分)

    アルゼンチン側イグアスの滝から近い街プエルトイグアスには、ブラジルとパラグアイが臨める場所があります。国境を流れる川が2本あり、この写真の左側がパラグアイ、右側がブラジルであり、写真を撮っているこちら側がアルゼンチンです。3カ国の国境の場所ということで、こんな巨大なモニュメントがありました。ここを最後にサンパウロに飛んで一泊、メキシコシティまで9時間、トランジット5時間、そしてモンテレ―経由で成田まで18時間と、気の遠くなるような時間をかけて帰ったのでした。国境を超える、つまり海外に行くとなると、パスポートが非常に重要となります。個人で海外に行く時は、いつも緊張を持ってパスポートの携帯を確めますし、ツアーの場合は、添乗員がしつこいくらい確認しろと言って来ます。日本のパスポートは世界最強であるという記事を、...南米旅行⑪ラスト(多分)

  • 辻邦生の世界、リスは今もいるのか?

    学習院の教授であった辻邦生を記念しての「琵琶と声明による西行花伝」という催しがあり、久しぶりに母校に行って来ました。やはり同校の教授である中条省平氏の、辻氏の「西行花伝」がテーマの講演が第一部。西行というと、百人一首の中の「嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なるわが涙かな」のイメージが強いだろう、自分も月を見て泣いている坊さんのイメージを持っていたと(はい、私もそうでした)。がしかし、それは大違いで、簾を上げて貰い一目見た、位の高い待賢門院璋子を生涯、恋焦がれた情熱の人であったのだと。辻邦生は、西行をスタンダールの「パルムの僧院」の情熱的なファブリスと重ねていたのだと。(木立の奥の図書館、昔どれだけ通ったか)第二部は、辻の「西行花伝」をテーマに声明、薩摩琵琶の演奏。フランス留学の経験もあるお洒落なイメージ...辻邦生の世界、リスは今もいるのか?

  • 南米旅行⑨食事編

    ペルーの料理が意外に美味しいのに驚きました。ものの本によれば、インカ帝国時代から続く伝統料理に、スペイン植民地時代の影響、そして中国や日本、アフリカからの移民がもたらした食文化が融合し、独自の発展を遂げたものであるらしい。新鮮野菜を多用しているし、何というか日本人の口に合うのです。例えば、茹でたジャガイモにピリ辛のチーズソースをかけたパパ・ア・ラ・ワンカイーナ、牛肉の細切りに玉ネギやピーマン、フライドポテトを一緒に炒めたロモ・サルタード(右中)、新鮮魚介のマリネのセビーチェ(下中)、鶏肉のイエローペッパー煮込み(右下)など。飲物で印象的だったのは、ブドウの蒸留酒ピスコに、卵と砂糖、レモンやライムを入れたカクテルピスコ・サワー(左上)。紫トウモロコシの甘酸っぱい飲み物チチャモラーダや、黄色く甘いインカコー...南米旅行⑨食事編

  • 南米旅行⑧イグアスの滝、アルゼンチン側

    ブラジル側からは、遊歩道からやヘリコプターで滝を見た他、ボートからも観ました。ボートはずぶ濡れになるということで、水着とサンダルといういで立ちに。それは正解だったようで、小さなボートはまともに滝の下に突っ込むのです。確かに全身ずぶ濡れになりました。イグアスのホテルに二泊して、翌日はバスでアルゼンチンに。検問所のような所に差し掛かり、バスは停車、ツアーコンダクターとローカルガイドが私たちのパスポートを集めてそこに持って行きました。30分程もかかってようやく通過。ローカルガイドの話では、かの地の公務員は試験ではなくコネでなるのであり、勤労意欲は甚だ低いのだとか。それは公務員に限らず、空港やスーパーでも感じたことです。よく言えばのんびり、悪く言えばとってもダラダラ、人によっては同僚とお喋りしながらという仕事ぶり...南米旅行⑧イグアスの滝、アルゼンチン側

  • 休暇の取り方

    我家に昨夏ホームスティしたドイツ人のB君が、この秋から名古屋大学のインターンシップ生として再来日。そして彼の両親が息子を訪ねて初来日、名古屋からB君も駆けつけ、夫も一緒にランチをすることになりました。ステーキハウス・ハマ六本木店の個室を予約して、ゆっくりと。焼きホタテにウニソース、松坂牛のステーキ、サラダ、ガーリックライスと味噌汁、デザートにコーヒー。こんな風に目の前で焼いてくれるステーキを食べるのは初めてだと、喜んでくれたようです。鉄板焼きは寿司やラーメンほどには、まだ海外に進出していないのかな?メキシコ、カンクンで食べたTeppanyakiは、呆れる程に酷いものでしたし。色々な話をした中で、例えばドイツの作家エーリヒ・ケストナーの話。全寮制男子校のギムナジウムを舞台にした「飛ぶ教室」、「点子ちゃんとア...休暇の取り方

  • チームラボミュージアム、泳ぐタロウ

    赤坂から神谷町の麻布台ヒルズへ。こちらにあるチームラボ・ミュージアムを随分前に予約していました。私は6年前にお台場と豊洲のチームラボ・ミュージアムに行って、感動したのでした。麻布台ヒルズに移って、この春オープン。訪日外国人の美術館の人気投票で一位になったこともあるとか。ここはもう、写真をご覧ください。光と音と照明が炸裂しています。お台場や豊洲と似たようなものもあり、まるで違うものもあり。ここは全体図というものがなく、暗い迷路のようになっているので、ちゃんと全部を観られたのかどうかも分からないのですが。新しくできた企画の一つに、自分の描いた絵が動き出すというものがありました。水族館のような一部屋があり、壁一面が青く、カラフルな魚たちが泳いでいる。画用紙にクレヨンで絵を描き、それをスタッフが特殊な機器で加工し...チームラボミュージアム、泳ぐタロウ

  • 秋薔薇の赤坂クラシックハウス

    地方から上京した友人たちと、赤坂クラシックハウスでアフタヌーンティをしました。彼女たちと前に会ったのは、確認したら2017年5月。実に7年ぶりでした。コロナ禍を経て、お互い親の介護がほぼ終わり、子供は何とか自立し、夫たちが定年を迎え始めたというところ。こちらに私はこのところ毎年、ランチやお茶で5月の薔薇の時期に訪れていたのでした。秋薔薇も結構綺麗だと別の友人から聞いていたのですが、今年はなんともショボショボ。スタッフにお聞きしたら、この夏の異常な暑さのせいではないかと。あの香りにむせるような春薔薇のゴージャスな咲きぶりに比べて、この寂しさ。人生の秋を迎えた私たち、少々身につまされます。秋薔薇の赤坂クラシックハウス

  • 南米旅行⑦イグアスの滝

    リマからサンパウロまで飛行機で5時間、そして乗り換えてイグアスまで2時間。空港でのトランジットもあるし、何よりここは南米、搭乗手続きや荷物が出て来るのに嫌という程時間がかかります。一日がかりでイグアスに辿り着き、ホテル泊。翌朝、バスでイグアスの滝国立公園に。広大なジャングルの国立公園、高温高湿度の中を汗みどろになってどんどん歩くと、次第に滝が見えてきます。イグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルにまたがる世界最大瀑布。150から300の瀑布があり、中でも最大の「悪魔の喉笛」は高さ82m、幅150mのU字型で長さ700m。飛び交っているのはイワツバメ、はるか上空にはコンドルも見られました。これはもう、下手な説明よりも動画をご覧頂きたいと思ったら、動画が貼り付けられなくなっている!gooブログ、以前はできたのに...南米旅行⑦イグアスの滝

  • 南米旅行⑥リマ

    リマはペルーの首都であり、その旧市街は世界遺産に登録されています。広々としたアルマス広場の周りには、17世紀に建てられたサンフランシスコ教会や大統領府、リマ市庁舎などが整然と並んでいます。でも私は本当は、こんな綺麗な所ばかりではなく、例えば「恥の壁」"WallofShame"に行ってみたかった。80年代に造られた、富裕層と貧困層を隔てているという壁。世界銀行の分析によると、ペルーでは2022年、人口の3分の1弱(30.1%)が貧困ライン以下の生活をしており、1人当たりGDPは1万5048ドルで世界95位。上部に有刺鉄線を有する壁は治安上の懸念から作られたといい、不平等を物理的に象徴するだけでなく、貧困層がより賃金の高い仕事へのアクセスを妨げているのだと。壁を挟んで一方は富裕層の住宅街、もう一方はスラム街。...南米旅行⑥リマ

  • 南米旅行⑤マチュピチュ村

    (駅前)マチュピチュ村に二泊すると知った時、あんな山奥のマチュピチュにホテルなんかあるの?と驚いたのでした。ところがどうして、山間列車の終点で降りたマチュピチュ駅からは、小さいながらも商店街が続き、ホテルや飲食店が並んでいます。細い階段状の道の両脇にお店が並び、台湾の九份にちょっと似たような感じ。マチュピチュ村の人口は約3千人ですが、年間200万人が世界中から訪れるのですって。そしてその村を作ったのは、日本人だったのだそうです。野内与吉、100年ほど前に福島からペルーに渡り、ジャングルを切り開いて村を作り、ホテルを建てて行政官となり、初代村長になったのですって。マチュピチュのホテル、どんなものかと思いましたが、「ELMAPI」というシティ派ホテル、小さいながら結構お洒落な部屋でした。お料理もおいしくて驚き...南米旅行⑤マチュピチュ村

  • 南米旅行⑤マチュピチュ

    オリャンタイタンボから山間列車に1時間半ほど乗って、マチュピチュ村へ。駅からほど近いホテルに着いたのが夜9時頃、遅い夕食を取ってその日は就寝。そして翌朝、バスで山をぐるぐる登り、遂にマチュピチュ遺跡へ。(入口)マチュピチュ遺跡の標高は、2400m。1532年、インカ帝国はスペイン人によって徹底的に滅ぼされたが、山の奥深くにあるマチュピチュは見つからなかったようです。長らく世界から忘れられていたここを1911年に発見したのは、アメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガム。この人は映画インディ・ジョーンズのモデルでもあるらしい。裕福な家に生まれた長身の優男、ハーバード大を出てイエール大学で南米史を教える。ティファニーの創業者の孫と結婚し、嫁の実家に援助して貰って南米の発掘調査にのめり込む。そしてマチュピチュ遺跡を発見...南米旅行⑤マチュピチュ

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