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いつもの今日 https://calmelavie.livedoor.blog/

おもに読んだ本の感想文ですが、そのほか日々の雑記や独学中のフランス語のことなども書いています。

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2020/09/19

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  • 『ライオンのおやつ』 小川糸

    人は、生まれてきた以上、いつか、死ぬ。その晩年、そう遠くはない自分の死を悟った人は、何を思い、何を祈り、何を語るのだろう。生きている傍らの人間はその人に接して、何を感じ、何を惑い、何を語りかけるのだろう。瀬戸内海の小島にあるホスピス「ライオンの家」。死の

  • 『オジいサン』 京極夏彦

    出版当時四十八歳の京極が描く七十二歳の<オジいサン>の一週間。朝起きて、近所を散歩して、アパートに帰る。ただそれだけの話が、なぜこんなに面白いのか……それは僕が、(前期)高齢者の仲間入りをしたからだ、と思う。僕も<オジいサン>になりつつあるから、よくわか

  • 255文字・『びっくり館の殺人』綾辻行人

    恐怖はいつも背後から忍び寄る。背筋が凍るのはそのせいだ。肉眼で自分の後ろ姿を見ることはできない。びっくり館には恐怖が宿る。中村青司が設計した館。その館では必ず誰かが殺される。そこに住むのは、祖父と孫と、そして、リリカ。腹話術の人形。(666の映画は「オー

  • 『鰐』 ドストエフスキー

    ワニに呑まれると、ヒトは何を考えるのだろう。或る夜、いつもの晩酌でいつものように酩酊しはじめたころ、娘がこんなことを訊いてきた。「お父さん、森鴎外ってドストエフスキーも翻訳してるの?」「お?どうしてだい?」「久しぶりに<文スト>読み返していたらそんなこと

  • 255文字・『暗黒館の殺人』綾辻行人

    読み終えたとき、喪失感のようなものが湧いた。終わってほしくなかったのだ。延々と果てなく読みつづけたかった……。しかしそれはかなわぬ夢。<亡びてしまつたのは/僕の夢であつたろうか>中原の詩が脳裏に甦る。<海にゐるのは/あれは人魚ではないのです。>人魚。人魚

  • 謹賀新年

    2021年の元旦は、いつも通り、二日酔いに始まった。前年に引き続き、友人から頂いた福島の名酒『笹正宗』。美味くて美味くて……呑みすぎた。1年前にもほとんど同じような写真を載せたが、これは今年の画像。昨日一晩で約4合と、缶ビール5缶開けてしまった。僕は酒豪

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