chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
koyorin55
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/08/28

arrow_drop_down
  • 報道写真展、車椅子で観る

    年末の報道写真展を観に日本橋三越へ行った。わが家の恒例行事といったところ。昨年は、正月を家で迎えるための一時的な退院の時だった。去年のブログを読み返すと、食事や病気のことなぞ、ぐだぐだと・・。最後に申し訳程度に、報道写真展に行ったことを書いている。実際は内容がどうだったのか、具体的にふれていないのは何ぞやである。外出すると決めたからには、新鮮な外気を吸い、人々の活力ある動きに元気をいただこう。そんな気持ちが、今の自分にとって最上のクスリである。とはいえ内実は、行くことが決定した二日前から体調は落ち、食欲のない不振状態が続いていた。家を出てみれば、20mほど歩くと息切れし、咳が出て疲れを感じた。ドラクエではないが、毒の呪いをかけられ、歩くたびにHPポイントが減ってしまう。それに等しい消耗度だ。本格的な冬の訪...報道写真展、車椅子で観る

  • ゴジラ-1.0、IMAXで観る

    噂では聞いていたが、IMAX(アイマックス)というシステムを完備した映画館でみる『ゴジラー1.0』は、やはり想像を超えるド迫力だった。この齢でIMAXを経験しないのは悔いが残る。そんな✖✖な、笑わせるなという人はいるだろうが、正直にいえば、死ぬまでには一度観て体感したかったことは確かだ。当然のごとく、小津安二郎をIMAXで見るのはお門違いだ。今回の『ゴジラー1.0』はまさにIMAXを前提にした映画製作であり、もちろん作品のストーリー性、役者たちの渾身の演技も素晴らしく、存分に楽しめたことは言うまでもない。まずは、海外版予告編や映像クリップ集というの見つけた。ここに紹介するのは問題ないと思うが、ストップがかかり削除の憂き目にあうかもしれないので、お早めにどうぞ。『ゴジラー1.0』を、湾曲した大スクリーンと1...ゴジラ-1.0、IMAXで観る

  • 愛猫の死、経惟と弘

    三匹の死んだ猫(部分)長田弘二十年かかって、三匹の猫は、九つのいのちを十分に使い果たして、死んだ。生けるものがこの世に遺せる最後のものは、いまわの際まで生き切るというそのプライドなのではないか。雨を聴きながら、夜、プライドを失わずに、死んでゆくことの難しさについて考えている。上記の詩は、長田弘の『死者の贈り物』という詩集にある「三匹の死んだ猫」の最後の部分である。全体は27行であるから、それほど長い詩ではない。なぜ、冒頭にこの詩を冠したかというと、本棚を整理していたら、荒木経惟の小さな写真集『チロの愛死』が出てきた。病をえて再び見ると、感じ方が違う。避けられない定めは受け入れるしかない・・ただ無性に悲しくなった。で、見終わったあとに、放心の体で書棚の本をつらつらと眺めていたら、長田弘の詩を思いだしたのだ。...愛猫の死、経惟と弘

  • 木口版画家・日輪尊夫の近くへ

    柄澤齊(からさわひとし)著『銀河の棺』のなかの「星より近き」に、すこし読み進むと日輪尊夫(ひわたかお)について書かれた、こんな文章がある。ヒワさんこと日輪尊夫は1941年高知市に生まれ、1992年同市で不帰の人となった。現代の木口版画はこの人に始まる。私がヒワさんの作品と出遇ったのは1970年、銀座の画廊で開かれた個展会場でのことである。友人からすすめられて初めて入った地下の画廊で、その版画を見た時の総毛立つようなショックは今でもはっきり覚えている。白い壁面にかけられた額縁の中の一点一点が、この世に穿たれた深い闇の入り口であり、その中に限界まで圧縮された生命体を思わせる光の粒子が隙間なく蝟集している宇宙━━それはヒワさんの制作が最も旺盛であった時期の作品群、「カルパ」と題された連作と詩画集『卵』の展開で、...木口版画家・日輪尊夫の近くへ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、koyorin55さんをフォローしませんか?

ハンドル名
koyorin55さん
ブログタイトル
小寄道
フォロー
小寄道

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用