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2020/08/28

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  • 『棟方志功展』その後

    前回のブログの最後に「MOMAT館(所蔵作品展)に足を伸ばした。身体がふるえるような、嬉しい驚きに遭遇したのである」と書き残した。そのことを書く前に、さらに嬉しいトピックを発見した。木口版画家の柄澤齊さんについては、これまで版画芸術家としてだけでなく、文芸・芸術評論やミステリー小説を書く多才な人としても再三紹介している。なので詳しいことは省くが、山梨南アルプスの麓に住む柄澤さんが、最近『棟方志功展』に行ってきたことをフェイスブックで公開されていたのだ!いろいろ前後して申し訳ないが、実はMOMAT館に足を伸ばして、震えるほどの嬉しい真意とは、柄澤齊さんの師匠である日輪尊夫氏の作品、20点ほどが纏まって展示されていたからである!氏の実作品は数点しか見たことがなく、その全容を確認したことがなかった。で、駒込の「...『棟方志功展』その後

  • 生誕120年棟方志功展から

    過日、竹橋の東京国立近代美術館で開催している『棟方志功展メイキング・オブ・ムナカタ』に行ってきた。前回と同様に妻のたっての要望。祝日の前日、陽気はことのほか桂く、文句なしの散歩日和に思えた。疲れることは承知の上だが、ガウディ展のときのような混雑はないとの情報もあり、「まあ、行ってみるか」と重い腰を上げたのである。棟方志功は、子供のころから知っていた。その頃は芸術に特に親しんでいたわけではなく、知らぬまに向こうからやってきた、そんな感じの芸術家である。岡本太郎、山下清、梅原龍三郎、洋画家ではゴッホ、ピカソ、ユトリロらも同列である。当時、地元の芸術家といえば横山大観だが、岡倉天心との相違が分からず、とにかく偉い日本画家というイメージが勝手にこびりついている。棟方志功は、テレビでみたり、映画館でみる本編の間のド...生誕120年棟方志功展から

  • マイナンバーカードの変

    急遽、マイナンバーカードについての私見を覚書として残すことにした。一昨日のこと(11/22)、グーグルニュースのまとめサイト(各メディアの主要トピックニュース・地方新聞含)を読んでいたら、NHKニュースの「暗証番号設定必要ないマイナンバーカード12月中に導入へ」という見出しに目が留まった。記事としては以下の通り(ですます調を直し)。総務省は、認知症の人や高齢者に加え、希望するすべての人にマイナカードの対象を拡大し、来月中に導入する方向で調整を進めている。マイナカードの申請には暗証番号が必要だが、「設定や管理が難しい」という声が多く、当時の総務大臣が暗証番号のないカードを11月に導入する方針を示していた。また、すでに交付されたカードも暗証番号なしに切り替えが可能とのこと。総務省は自治体の準備期間を考慮して、...マイナンバーカードの変

  • 秋の散歩、なじみの銀杏の木へ

    ついこの前、一年以上も遠のいていた谷中墓地に行く。のぼりが辛い蛍坂を見ると、やり切れなさが先に立つ。春先の墓地に行けば、土は匂い立っている。冬は霜が降りるし、夏はいろんな虫が這いつくばっている。秋は桜の葉が黄色から真紅になる。銀杏の実も落ちはじめる。墓地のメイン通りは桜並木で、そこの土は踏み固められて面白くない。古い墓石の間の、人通りのない通路のような、雑草が生えている土がいい。ここは懐かしい、子どものころを思い出す場所だ。五重塔のあったところの近く、銀杏の木はずっと見覚えがあり、下日暮里に降りていく芋坂に出て、羽二重団子の店に降りるための、そう、メルクマール的な大木である。この木に辿りつく前に、了ごん寺さんのめだか、金魚をみる。もう咲き終わったしまった彼岸花も、紅白そろって見事だった。前記事のリンクを貼...秋の散歩、なじみの銀杏の木へ

  • 竹下節子さんのトークを聞きに

    何年ぶりだろうか、竹下さんにお会いできたのは。ほんとにコロナ禍は長く、大きな災いをもたらしたと思う。今年の3月か4月頃にも来日して講演会をなさったはずだが、入院中の身だったので行けなかったのは無念。今回は2回、講演というより軽いトークの会が開催された。来春に出版される本の内容にそった話になるらしい。初回のトークの日は、訪問診療の日で行けず、2回目の日仏会館の方に出席した。竹下さんの集いは、これまで参加者が女性9割ぐらいの印象であったが、今回は7対3、もしくは6対4ぐらいの構成であった。開始が18:30だったので、仕事終わりの男性陣が参加しやすかったのかな。学生風の若い男性もいたし、フランス人らしき男性が2名も出席していた。やはり恵比寿の日仏会館というロケーションが影響していたのであろうか・・。前置はさてお...竹下節子さんのトークを聞きに

  • 多摩永山のブックカフェを訪ねて

    今年のはじめ、神楽坂にデザイン事務所をもつ友人を訪ねた。きけば年内に多摩市に移り住み、仕事を減らしながらブックカフェをつくるとのこと。高齢化にそなえて、彼なりの考えや目算があるのだろう。そういえば、お互いに齢を喰って慌てふためくことのないよう、歳相応の心構えをもちたいものだ、と話し合ったこともあったかな。どちらかといえば東京の下町生まれの小生、新宿より西側のJR中央線沿線や小田急、京王線の私鉄沿線には縁もゆかりもない。但し、武蔵野の台地、森には、文学的な憧憬はあった。さらに奥多摩は、低山ハイキングの絶好地で、多摩市はその足がかりとしても理想的だと思う。これまで市街地の多摩方面はとりわけ行くこともなかったが、多摩ニュータウンなどの大規模団地が少子高齢化の影響でだいぶ様変わりしていると、何やらさびしいニュース...多摩永山のブックカフェを訪ねて

  • 希望のない国、イスラエル

    がんを患って、自分の生死の目途がついたとき、ブログには政治、社会的なテーマは避けようと決めた。なぜなら、昨今、書くことの根拠、エビデンスのことごとくが希薄で、信用のならないものに思えてきた。情報ソースはすべからくメディア経由であり、ITのSNSなどだが、それらはもはや信のおけない媒体であると、自分のなかではほぼ断定している。そうなのだ、自分にはそれらを客観的に取捨選択する確信、判断基準を持ち得なくなった。専門知のない自分がどう足掻いても、地に足をつけたつまり事実に基づいた文章は書けないのではないか、と。実に哀しいことだし、自信(confidens)の喪失でもある。ならば、自分の関心のあること、この齢でも学ぶべきこと、惹かれること、好きなこと、身の周りのほっこりすることを書いていこう、と。そう、決めてからは...希望のない国、イスラエル

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