chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
わたしの家族 https://watashinokazoku.hatenablog.jp/

2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

りんご
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/08/12

arrow_drop_down
  • 自分の城を持つ

    テレフォン人生相談から派生し、加藤諦三先生の本を何冊か読みました。 「心の休ませ方」という本にあった「心に自分の城を持つ人はどこに行ってもやっていける。うつ病患者には自分の城、居場所がない」という言葉は、当たり前のようで、ターはできてなかったのかな、なんて思いながら読みました。 友達やちょっと見てかっこいいと思った有名人の持ち物や格好をマネしたがっていて、あとになって友人から「ターは自分がこうしたいっていうのがなかったのかもなあ」なんて言われてたっけ。 自分はこれというものを持って、心の中に城を持って、自信もって生きててほしかったなあ。いや、姉から見たらターの性格や気質は羨ましいとすら思ってた…

  • 【読書】結局一番だった本のこと

    ターがいなくなってもう2年3か月。昨日も夜中に目が覚め、「え?ターっていなくなったんだっけ?もう話せないってこと?そんなことないよね?」と頭が混乱してしまいました。 年月はとても早く過ぎていくのに、ターがいないこの世にはどうもまだ慣れません。 けれども、最近は小説や漫画などを以前のように楽しむことができるようになってきました。支えてくれた人がいたことはもちろん、本にもすごく頼りました。自死・自殺というワードがあればもう手あたり次第読んだと言ってもいいくらい。 かなり乱読をしたのですが、やっぱり一番自分を引きあげてくれたのは、これまでに何度かご紹介した「死は終わりではない」です。 銃で自死した主…

  • 20万!

    昨日から物欲話が続きますが…笑 ターが生きてるときに「お母さんにあげたいね」と話していたネックレスが、値上がりして20万円超えになってました! 「15万!お姉ちゃん、引き継ぎありきでお母さんにあげようとしてるの?」とさすが弟らしいことを言ってた、若干思い出のネックレスです笑 ターがいたら、この値上げについてどう言うかな。「もう無理だね」「さすがに手が出ないよ」? でもね、安心せぃ。値上げ前に、いやもう昨年既に、おかーさんにあげてるから! ターがいない間に、えーちゃんはジュエリープレゼントして、孫の顔を見せて、親孝行しまくってるぞ!悔しかったらたまには顔見せに、せめて気配だけでも表しにこい!

  • おかえり、物欲

    東京のデパートが好きです。良いもの、きれいなものが詰まっていて、賑やかで華やかで。 でも、ターがなくなってから一気に色褪せた。それはデパートに限った話じゃないのですが。 だけど最近、仕事の休み時間にカチカチと久々に大好きな日本橋三越さんのサイトをクリックして「いいな」とわくわくしていました。 物欲も食欲もなくなって以来、欲があることは心が良好だと思うようになりました。 ましてや、物欲があるのはかなり健康な状態かと。 よくぞ戻ってきてくれた、物欲さん!

  • 世の中捨てたもんじゃない

    電車とバスで子どもの病院に行きました。そしたら、バスで降車を手伝おうとしてくれる高齢男性がいたり、はだしになった子を見て「寒くないかい」と心配してくれる車いすのかなり高齢の男性がいたり。 高齢男性は子連れにキツイとか老害とか言われていて、実際そういう場面も見たことがあったけれど、いざ、子連れで外出すると世の中優しいじゃないかと実感することが多いです。 ターは結婚もせず、子どももいなかったけれど、もしわたしと子と一緒に外出していたら。そして世の中の優しさに触れてたら、絶望することなんてないなと思えたかもしれないのにもったいなかったなあ。

  • 幸せ以外の何物でもない

    仲のいい友人が朝からきてくれて、子どもの病院に途中まで付き添ってくれたり、病院に着いたらもうそこに母が待っていてくれたり、さらに帰宅したら父がご飯を作ってまっていてくれたり。 これ、幸せ以外の何物でもないですよね。 ターのことは片時も忘れないけれど、いま幸せだと感じられることがうれしい。自死遺族の方みんなと、こういう幸せを実感できる日もあるんだよねと分かち合いたいです。

  • そうならないようにしてたのに

    投資詐欺にあって娘さんが自死された方が損害賠償を求めているという、ニュースをやってました。 その娘さんの遺書には「親不孝でごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい」とあったとのこと。 お金をムダにしたことに対してダメだよと、そんなに人を信用しちゃダメだよと叱ったかもしれないけど、それは全部娘さんを思って心配から出た行動だろうに。 それなのに肝心の娘さん本人が命を絶ってしまうなんて。 親ってのは子どもが最悪のこと、事件に巻き込まれたり病気になったり…自死したりしないよう心配だから叱ったり頑張ったりしてくれてるのに。

  • 「たいちゃん」

    ターの声を聞かなくなって2年4カ月になります。 2年もあれば十分状況は変わるもの。この間に、親戚やご近所さんが亡くなったり、馴染みのお店が閉店したりと、自分たちに直接かかわるでもないけれどよく考えると寂しい出来事がいくつかあったし、何よりわたしは出産という大きな経験をしました。 ターの名前を一文字とった名前を子どもにつけ、呼び名を「たいちゃん」としています。ターは彼に会えなかったけれど、それでもターのことを思い出すと「たいちゃん、元気?」「たいちゃんに買ってきたよ」とたいちゃんのことを話すターの声が聞こえてくる気がします。 本当に「たいちゃん」と呼んでほしかったよ。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、りんごさんをフォローしませんか?

ハンドル名
りんごさん
ブログタイトル
わたしの家族
フォロー
わたしの家族

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用