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わたしの家族 https://watashinokazoku.hatenablog.jp/

2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

りんご
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2020/08/12

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  • 励ます人が励まされる

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 松田聖子さんが中央大学を無事卒業されたというニュースを聞きました。 jisin.jp 4年間の間には悲しすぎる事故があったけれど、それでも卒業されたというのは、同じ自死遺族として励まされる思いです。 ただ、週刊誌の見出しに「急死乗り越え」とありましたが…乗り越えたかどうかなんてご本人にしかわらかないもの。 無事卒業されたからって乗り越えたね、と外からは言えないよねと思うのでした。(母も、職場の人から「乗り越えたんだね」と言われたときすごく違和感をおぼえたのだとか) そんなことは思いもしましたが、それでもやっぱり松田…

  • 励ます人が励まされる

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日のテレフォン人生相談を聞かれた方、いらっしゃるでしょうか? 息子さんが原因不明で亡くなったけれど、後から調べたら借金があり、法的にどうしたらいいのか?そして気持ちをどう持っていったらいいのか? そんなお悩みを抱えたお母さんからのご相談でした。 回答者は弁護士さんで、3か月以内に相続放棄をすることを勧めたうえで、「25才で亡くなったことは事実だけど、25年間頑張って生きてらしたことも事実ですから」と温かい言葉をくださっていました。 この相談されたお母さん、お仕事は介護職だそうです。「元気になりましょうって呼びかけ…

  • 有名人の訃報

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 鳥山明さんのことがあったと思ったら、今度はまるちゃんの声優TARAKOさん。 有名人の訃報ってそれほど…という感じだったけれど、ちょっと動揺してしまうのはその方が亡くなることで、自分の思い出も消えていくからかもしれないです。 まる子、ターもわたしも大好きで、ターはとくにトイレにまで持ち込んでよく何度も何度も読んでたなあ。永沢くんや藤木君のマネをしたり、おじいちゃんとまる子になりきって会話したり。 まるちゃんの思い出はいっぱい。 さくらももこさんのときは、ターと一緒にああだこうだと話せたのに、いまターと話せないのは寂…

  • ターボ君

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 漫画界の神様ともいわれる、鳥山明さんが亡くなったそうですね。 わたしは彼の漫画についてそんなに知らないので…と思ってましたが、そういえばアラレちゃんの「ターボ君」のことを思い出しました。 アラレちゃんが大好きだった3歳くらいのわたしは、当時お母さんのおなかにいた子に「ターボ君」と名付けたんです。 ターボ君なら、空も飛べるし超能力も使えるし、と思って。 もちろん、本名こそ違うものでしたが、みんなから「たーぼ、たーぼ」と言われてました。 ターはミーハーだからきっと、鳥山さんが天国に来たのを大喜びで駆け付けただろうなあと…

  • 事件事故

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 実家の近くで火事があったそうです。テレビに映ったのは「あそこだ!」とわかる建物でした。 こういう映像を見たり、実家近くで事件事故情報が出たりすると、「あ、ターに連絡してみよ」と思ってしまいます。 ターがいなくなって今年で4年、もうすでに3年半が過ぎてます。 それでも、「あ、連絡しよ」って思ってしまうなんて、一体どんだけ連絡とりあってた兄弟だよって自分でもおかしくなります。 実際、気の合う友人みたいだったなあ、ほんとに。

  • 自死遺族、被害者遺族、加害者家族

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ふとテレビをつけたら日テレで特番ドラマを放映してました。 www.ntv.co.jp フィクションをもとにした女性報道記者さんのお話です。 オウムや秋葉原無差別殺傷事件、銀座の強盗など実際の事件を追いかけながら進むドラマでした。 主役はたぶん報道記者さんたちなんだと思います。 が、わたしとしては事件の被害者、そしてドラマで触れられることはありませんでしたが加害者の家族のことが気になってしまいました。秋葉原の犯人の弟さんは自死されてますから…。 自死遺族も辛い、被害者遺族もものすごく辛い、けれども加害者家族も辛い。ド…

  • 「津波のおかげで出会えた」

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ラジオを聞いていたら津波被害にあったかたの支援をしているという教授さんのお話がありました。 「津波があったからこの出会いがあると思っていただければ」と語っていて、うーん…と考えてしまいました。 悪気はないのだろうけれど、津波被害に実際に大切な人を失った方にとってはそんなこと思えるはず、ないですよね。 わたしは自死遺族になったおかげで、いままでお付き合いのあった友達との絆が深まったり、新しい出会いが数えきれないほどあったりと広い世界を知ることができました。 だけど、一度たりともこの出会いのために弟を失ったんだなんて考…

  • アルバム

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 「明けない夜はないと思う」なんて記事を書いたあとですが。 ちょっと我が家の猫たちのことをブログに書こうと挿入する写真を検索するためにアルバムを見返してました。 2020年、2019年、2018年…ターがまだいた時代です。そう思ってみているせいかもしれないけれど、自分の撮るものやインスタにアップしたものは明るいものばかりというか… いま、当時にはいなかった子どもがいますが、それでもやっぱり「ああ、このころはよかった。戻りたい」と思ってしまいました。 何を犠牲にしてもいいから、ターがいた時代に戻れるなら。そしてターが両…

  • 明けない夜はない

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 「明けない夜はない」という言葉。 ターの亡くなる前は100%信じてましたが、死後はまったく信じられなくなっていました。 けれど、あれから3年半ちょっとが過ぎたいま、その言葉は本当かもしれないと思うようになりました。 相変わらず、急に思い出しては涙が出るし、思い出さない日はありません。 だけど、毎日忙しい。考えることがたくさんある。よくも悪くも、日々のことに笑ったり泣いたり怒ったり… おかげでいつの間にか「生きてるっていいもんだなあ」と思う日が増えてきたような気がします。3年半前のように。 もうどうにも元通りにはなり…

  • 清掃車

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 2歳のうちの子は車が大好きで、中でも清掃車がお気に入りです。 ターは、産廃処理の仕事にかかわっていたので、清掃車やそれに関連する車によく乗っていました。なので、小さい手の中にある清掃車を見ても、やっぱりターを思い出してしまいます。 「母さんの弟のターがね、この清掃車に乗ってたんだよ」と話しましたが、子はさほど興味なさそう。そりゃそうだ^^; けれども、「あーあ、ターがいたらよかったねえ!きっとかわいがってくれたよ!」と話したら、子が清掃車をつかんで「ん!」とわたしに差し出してくれました。 聞いてないようでちゃんとタ…

  • 旅に出ようかな

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 最近、ずっと前に住んでいた海外に行かないとならない用事ができ、行かないとなあと考え中です。 ターが亡くなったときは2020年7月。コロナ初期でみんなが自粛していて旅行なんて考えらなかったし、なによりコロナがなかったとしても旅になんて出る気分じゃありませんでした。 けれど、それからもうそろそろ4年が経つんですよね。この間に子どもが生まれて、自分の中でも新しい人生がはじまった感じがあります。 旅に出るいいタイミングなのかもしれません! ただ、やっぱりターのことは考えてしまいます。きっと旅先でも考えてしまうんでしょうね。

  • 「命の価値が高いところだけでは生きづらい」村田らむさんの言葉

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 Youtubeを見ていたらなぜかおすすめに西成地区の動画が出てきました。 www.youtube.com 西成というと関西屈指のドヤ街というイメージがあります。 ターは関西に住んでいた時期があったので、一度見に行ったことがあると言ってました。なので、少しだけ「知ってる」感覚があります。 村田らむさんというルポライターさんによるその動画の最後には、「村田さんにとって西成とは?」という問いに対して「命の価値が高いところだけでは生きづらいから、こういうところに来て命の価値を見直す」ということをおっしゃってました。 ターも…

  • お金の問題

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは! 先日、ちょっとお金のからむ問題が発生しました。問い合わせても紋切り型の回答、のらくらした対応… こっちが気にかけているなんてことはお構いなしで、お金の主導権を握っている奴らってのはそういうもんだな、と。 自分ひとりのお金じゃないものと、結構な大きな金額を扱うものと2件の問題があったので、結構この数日はしっかり眠れませんでした。 そんなときやっぱり、ターのことを思い出すんです。 学費のため、故郷の病気の家族のためと言われ、大事な人だから何とかしてあげたいと思って出したお金の問題を抱えてました。 本質的にはお金問題では…

  • 世界の自殺率

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは! 精神的にも経済的にも満たされているというデンマークやフィンランド。 そんな地域の育児や高齢者福祉などの情報を集めることが好きです。 でも、ターがいなくなって以来、ついつい見てしまうのがその国の自殺率。 「こんなに豊かそうな国だけど自死率は高いのか」とか「やっぱり貧しい国は自死率高いな」とか「寒い国の自死率は昔から高いよなー」とか。。。 そんな感想をもったところで何もならないのですが、この国にいたらターは生きてたかなとか、もっと生きやすかったかななんて思っちゃいます。 やっぱり住むなら自死率が低い国に憧れます。日本な…

  • 震災でもなんでも、喪失感は同じ

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 今日は能登震災から1か月ということで、テレビで特集をしていました。 そこで被災時のメンタルケアをされているお医者さんが「最初の1か月はから元気で頑張っていても、ここらへんでがくっと落ち込むことが多いんです」とおっしゃっていました。 ターを亡くしたときもそうでした。当日なんてハイになって飲まず食わずでしゃべりまくってたのですが、翌日、3日後、1週間、1か月と日を追うごとに喪失が現実になってきました。 事情は違えど、大切な人を亡くした人にとってのこの1か月、そしてこれからの心の痛みがとてもわかります。 「どんなに大切な…

  • 心ある警察の方

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 何気なくつけていたテレビから、警察のお仕事紹介について流れてました。 警察のお仕事というと交通安全のための見守りとか、防犯がメインですよね。 でも、実は自死した人の鑑定をしてくれるのも警察のお仕事です。(自死なのか他殺なのかをはっきりさせるためだとか) ターが亡くなったときにも何人もの警察の方、刑事さんまでいらして、服を脱がせて時間をかけて鑑定して、家族への聞き取りまでしてくれていました。 呆然としている母に「お母さん、頑張ればなんとかなるって思えないこと、あるんですよ…僕もちょっと休職していた時期があります」と、…

  • 祖父母のこと、親戚のこと

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。寒く雪の日です。わたしの出身地は冬は暗く雪というどんよりした気候でしたが、結構それが好きでした。そういう日こそ、あったかい家族や友人と過ごす家が心地よくて、ターがよくこたつに首までしっかり入ってたことを思い出します。 でも、いまはもうターのそんな姿を見られないことも寂しくて。両親とも孫のおかげで笑っている時間が増えたけれど、それでも寂しさは全然消えるものではありません。 こんなときふと思うことが、「祖父母がいてくれたら」ということです。母の両親、父の両親がいてくれたら、おじいちゃんおばあちゃんとしては孫の自死なんて切…

  • 自分事として考えられない

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる わたしには尊敬する年上の友人がいるのですが、そんな彼女のご家族が自死してしまったという連絡をいただきました。 弟が自死してしまったと連絡したときには本心から慰めてくれつつも「でも自分で最期を決めることって権利でもあるよね」と達観していた彼女。それでも実際、彼女のご家族が自死となると毎日涙が出る、後悔ばかり、と切ない気持ちを語ってくださいました。 その友人は愛情深い方で、人に寄り添ってくれる人です。それでも、自分が渦中にはいる前と後ではやっぱりとらえ方は違うもののようです。 もしターがこんなことにならなかったら、私だってきっと自分…

  • 夢の中の出来事

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる ターがいなくなって3回目の新年を迎え、その間に自分は出産育児という自分の人生計画ではあまり予想してなかったことがありました。 自分が子育てしていることも、ターがいないことも夢の中の出来事のようです。 体調不良でふらふらとしてるときなんて、とくに、いま自分がいるのが夢か現実かますます、わからなくなります。 でも、ターの遺品となった服を来て、リュックを背負っていると、いよいよ彼がいないんだと実感します。それでも、実家に戻るときにはターがいるような気がしてしまうんですけどね。 先日、4年ほど前にご主人を亡くした方と昔話をしました。やっ…

  • 若草物語、ベスの言葉

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる 明けましておめでとうとも言えない大変な年明けとなってしまいました。 もっとも、わたしは3年経ってもまだまだおめでとうなんてという気分ではありますが…。 そんな大変な年始でしたが、クリスマスあたりからまた「若草物語」を読んでいました。 やたらと英語を学びたくなり、英語版の書籍と配信を見るという合わせ技です(笑) そこで、もう長くはないと悟ったベスが姉妹の中でも一番の仲良しだったジョーに語った「私たちは家族だったし、どちらかが先にいったとしてもだれも引き離せないわ」という言葉が印象的でした。 ターからのメッセージだと思っていいよね、…

  • また、年末の寂しさ

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは、いつの間にか年末というかもう今年も今日でおしまいですね。 40も過ぎると、大晦日といってもさほど通常と変わらないというか、通常の連休という感覚です^^; 大晦日を感じるのは、スーパーやせいぜいデパートくらい。いつもよりちょっと、帰省してきたであろう若い人が多いかなというくらい。 その中に混じって、ターも帰省してくれたらと思うのですが、やっぱり今年もターはいません。 わたし含め、両親もターのいない年末年始に慣れてきた気がします。 だけどやっぱり寂しいです。 来年もきっとそんな気持ちで毎日を過ごすのでしょう。その中にたま…

  • 神を呪うしかない

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日の買い物帰り、一人で歩いていたら「うちの家族は問題のない、幸せな家だったからターが生きることを教えるために来てくれたのかもな」なんていう考えがすっと入ってきました。 けれど、そう思うと同時に、それじゃあターがかわいそすぎる、とも思ってしまいました。 ターが亡くなったときに「お母さん、辛いけれど試練だね」と言う人がいました。 わたしは激怒しました。じゃあお前の子ども死んだら同じこと言ってやるよ、と腸が煮えくり返りました。 今日わたしがふと思ったことはその人の発言のようで、自分ごとながら情けないような申し訳ないよう…

  • レトロ好きな理由

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 この頃、とあるガチャガチャで昭和レトロなアイテムを手にしたことがきっかけで、インスタではレトロなもののガチャガチャばっかり見てます^^; Youtubeでもガチャ紹介があったり、さらには昭和な暮らしをしている人がいたり…ほんとにずっと見てしまう! わたしのレトロ好きは今に始まったことではありません。 一度離れていたのですが、レトロにまた戻ってきた感じがします。 「3丁目の夕日」のような自分の知らない時代のものにも魅力を感じますが、やっぱり自分が小さかったころのグッズを見たりさわったりするとなんとも言えない幸せな気持…

  • 12年に一度の大幸運

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 以前ちょっとタロットや数秘術という占いにこっていた時があり、いまでもたまに人の運勢を見ることがあります。あくまで、遊びですけどね! ターが亡くなってからは、占いなんて何もわからないじゃないかともう占いに手をつけたくないくらいになってましたが、でもまた最近ちょっと気になることがあり、調べものをしてました。 すると、今年2023年は幸運の星「木星」が牡牛座に大接近する年だったそうです。 牡牛座はターの星座です。ターは占いとかスピリチュアルを信じるところがありました。 生きてたら「ほら、今年は大幸運の年なんだからさ!」な…

  • ギャンブル依存の人は責任転嫁できる人間を見つけるプロ

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日またまた、ラジオ人生相談を聞いていたら、加藤諦三先生がギャンブル依存の方について「彼らは責任転嫁できる人間を見つけるプロなんです」と話されてました。 そのときの相談は、息子さんのギャンブル依存。借金までしていて、お母さんが肩代わりしてあげたこともあるそうですが、何度も借金を繰り返し、お母さんが借金取りに追われているような気分になる、とのこと。 しかも、そんなお母さんの様子を見て息子さんは「お母さんの育て方が悪かった。自分の人生がうまくいかないのはお母さんのせいだ」と言うそうで、さらに相談者であるお母さんはほとほ…

  • ギャンブル依存の人は責任転嫁できる人間を見つけるプロ

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日またまた、ラジオ人生相談を聞いていたら、加藤諦三先生がギャンブル依存の方について「彼らは責任転嫁できる人間を見つけるプロなんです」と話されてました。 そのときの相談は、息子さんのギャンブル依存。借金までしていて、お母さんが肩代わりしてあげたこともあるそうですが、何度も借金を繰り返し、お母さんが借金取りに追われているような気分になる、とのこと。 しかも、そんなお母さんの様子を見て息子さんは「お母さんの育て方が悪かった。自分の人生がうまくいかないのはお母さんのせいだ」と言うそうで、さらに相談者であるお母さんはほとほ…

  • ロバートハリスさん

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 平日は仕事中にAMラジオを聴く習慣があるのですが、珍しくFMラジオをつけました。 すると、ロバートハリスさんという方がパーソナリティをされているラジオ番組が聞こえてきました。この方、立派な仕事をお持ちのご両親がいて、クオーターで、日本の有名私大を出て海外放浪をしていまは作家・パーソナリティなど有名人として活躍しているという、ちょっと嫌味なくらい華々しい経歴の方です^^; 番組では「人生を楽しく生きるコツ」について娘さんに話した内容をお話されていました。そこで「2人の弟を失ったこと、離婚したこと、子どもと会えなくなっ…

  • 母のケガ

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 母から電話があり、趣味のバレーボール中に骨折をしたとのこと。「治るまで黙ってようとしたんだけど、(わたしの電話番号を)第二連絡先に書かせてもらいたくて」とのことでした。 ターがいれば、まめに母の様子聞いたり、心配する父のことも子ども目線で伝えてもらえただろうに。 以前、「お母さんになにかあったらやだ!僕も死んじゃう!」というターをわらったものですが、ケガしただけで、わたしもちょっと動揺してしまいました。ターのこと、笑えないものです。

  • もやもやすること

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 見なければいいものを見てしまった、という感じです。 救急医療にたずさわる医療従事者の方のツイッター(いまはX?)で「自殺未遂やアル中の人に対しては医療従事者は優しくなれない」という内容のつぶやきがあったのです。 そのツイートには続きがあって「何度も自殺未遂したり、わかっちゃいるのにお酒を飲んだりする人に対してはまたかよと思ってしまう」とのこと。 この方を責める気はないです。だけど、だけどさという気持ちが沸いてきてしまうのはわたしだけでしょうか? さらに悲しかったのは、その方のツイートに反応する形で「救う対象に差がで…

  • 戻りたいけれど

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 11月ですね! 11月1日は、わたしたちの結婚記念日です。 9年前の今日、ちょっと雨がぱらつく中、式までの時間を使って地元でご縁のあるお寺で記念撮影をしていました。そこに「おねーちゃん!」と呼びかける声。振り返るとターが写真を撮ってくれていました。 そしてまた、「おねーちゃん!」。見ると、ターが「おねーちゃん、ぼく何してたらいいかね?」とへらへらと笑いながらついてきました。 本当にかわいいやつ! 結婚式では中座でターと一緒に退場したことで、ターも注目されて、目立ちたがりのターは調子に乗っちゃっていろんなポーズを繰り…

  • グルテンフリー

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ここ数か月、鼻の不調をはじめ疲労がひどかったのですが、友人からすすめられた「グルテンフリー」を1週間ほどしてみたらとても体調がよくなり驚いてみます。 調べてみると、グルテンフリーには腸の粘膜の炎症にも効果があるという記事もありました。 クローン病で腸の具合があまりよくなかったター。 生きてたら本気でグルテンフリーの良さを説いたのになあ。 そういえばマクロビをしていたときのことです。 ターに、「えーちゃん、白砂糖とか白米とか、白いものは食べないんだ」と意気って言ったら「それ何?宗教?」と笑われて、2人で大笑いしたこと…

  • 3年ちょいかかった

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 強面でガタイよくて、キレることもあったけれど、でも根っから優しかったター。やっと最近、思い出して涙が流れて止まらない、なんてことにはならなくなってきた、かな。 ここまでに3年ちょい、かかりました。

  • 頼られるとうれしい

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ちょっと家族内トラブルのある友人が、着の身着のままで逃げてきました。 家電もない状態で生活も大変とのこと。なのでわたしの知る限りの情報を伝えてます。 頼られるとうれしいのは、ターもそうだったなと思い出します。ただ、わたしは「ごめん、ここまではできるけれどそれ以上は無理」と言えてしまう性格ですが、ターはどうだったかな。 もしかして「あれがない、これがない」なんて言われたらそこら中に聞いて代わりに買ってきちゃったりするかもしれません。そういうヤツでした。

  • お薬手帳

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 最近医者にかかることが増えてしまい、お薬手帳が終わってしまいそう!(そのくらい、今年に入って医者通いの日々💦) 「いつから使ってたっけ」と最初のページを繰ってみると平成30年の処方がありました。 2年くらい前までは病院にかかるのなんて年に数回だったのになぁ。という思いとともに、平成30年、ターのまだ元気だったときを思い、平成ってよかったなぁと過去に思いを馳せてしまいました。

  • 潰瘍性大腸炎

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 この頃テレビやラジオでやたら「潰瘍性大腸炎」のことを聞きます。 ターは、潰瘍性大腸炎のもっと広域に、消化器官全体に炎症が発生してしまうというクローン病を3年ほど患ってました。 だから余計に気になっちゃうのかもしれません。 その病気の大変さ・辛さを紹介したりここ1~2年でどんどん新薬が登場しているということを紹介されていました。 「あ~腹痛い」と言いながら、誕生日にあげたドライマンゴーをばくばく食べている様子を笑ったり、「お腹痛くて食べられないって生きる楽しみ半減じゃん」「そうなんだよー」とか茶化しながら、2人で笑っ…

  • 円谷幸吉さんのこと

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ふと、マラソンランナーだった方の自死のことを思い出しました。 「玉子焼きだか何かがおいしかった、あれがおいしかった」という書き出しの遺書を書いたランナーさんだったか陸上選手さんはどなただっけ…?そんなことが気になり、調べたら円谷幸吉という方だったことを思い出しました。 亡くなったのは1968年というから、わたしの生まれるだいぶ前の方です。 なのに、なぜこの方のことを知ってるかというと、10年も20年も前に、母から何度か話を聞かされていたから。母の父(祖父)は、円谷さんの遺書を見て「食べ物のことばかり書いていてだめだ…

  • ターとわたしの共通の友人その後

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日ターとの共通の友人が来てくれる、という記事を書いたのですが、その後日談です。 こんなに素敵なお花やらお菓子やらお供えやらお菓子やらお菓子やら…ものすごく大荷物(しかも、とらややロダス、福砂屋さんなどすべて超一流品というさすがお嬢様です…)を抱えてお越しくださいました。 ターのお位牌はありません。 その代わりに、クリスタルの写真入りの柱のような置物があるのですが、その写真は偶然にも3人が出会ったインドで撮影したものです。 それを見て、お越しくださった友人はほろほろと泣き、思い出話をしては泣き… でも、両親はちょっ…

  • ターとわたしの共通の友人

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 近々、ターとわたしの共通の友人がはるばる遠方から来てくれることになりました。 「本当はターくんが亡くなったときにすぐ来たかったけれどコロナだったので…」という彼女。ターとわたしがインドに旅行したときに出会ったとても素敵な方です。 空港で手持ちのルピーがなくなったときに、その方にお茶を買ってさしあげて、そしてそのときの姉弟のやりとりがとても心に残っていたそうで、そのときからもう17年のお付き合いになります。 超優秀でいいところのお家で、超多忙なこの方、わたしもターも大好きな人です。 ターと会うのは、わたしの結婚式以来…

  • Googleフォト

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 Googleフォトを見てると、「3年前の今日」といったタイトルで当時の写真が編集されて出てきますよね。 自死遺族の方のTwitterを見るとよくこれを見て落ちたという話を聞きますが…ほんとですね。 3年前の8月、9月。必死でお父さんお母さんのつくってくれた美味しいお料理写真なんかを撮って平静を装っていたけれど、心からダラダラと血が流れているようでした。 当時の写真を見るだけで、あのときの息苦しいほどの切なさ、身を切られそうな感覚がよみがえってきました。 でも、違うのは立ち直りの速さでしょうか。ああ…という気持ちにな…

  • ラジオパーソナリティーさんに感謝した話

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ラジオを聞いていたら、「今日はスーパーマリオの発売記念日なのでマリオ=兄弟、兄弟にちなんだエピソードを募集してます!」と言っていました。 ターが生きてたら、「小さいころはよくケンカしてたけれど海外旅行も一緒に行くほどの仲です」なんて投稿をしていたかな?いや、そこまで兄弟という言葉に反応しなかったかも。 聞くのがちょっと辛くなって消そうと思ったら、ラジオパーソナリティーさんが「実の兄弟姉妹だけじゃなく、兄弟姉妹みたいな関係でもいいですよー!」と言ってくれたのでほっとしました。 別に死別した兄弟を持つ人を慮ったというわ…

  • ずっと嫌な予感がしていた

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 最近なんだか寝る前なんかにターのことを思い出し、もう会えないなんて気がおかしくなりそうだと思いながら眠ってる、なんてことが多いです。 でも、こんなに最悪なことが起きたので、もう今後はそれ以上の底はないんだろうな、とも。 昔から遠くに行きたい、海外で仕事したいとずっと思っていて確かにそれを実行してきました。 が、十年くらい前からでしょうか、どこかで「家を離れちゃいけない」とも思うようになっていて、なるべく実家の近くで暮らしたいと思い、無事にそれを実現できました。 神社仏閣で願い事をするときには「家のみんなが元気で、無…

  • 縊死に関する偏見

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる 先日、Yahooニュースを見ていて、なんとなーく下の方までスクロールしたら「死刑執行人のお仕事」という内容の漫画がありました。 もともと死刑制度には興味があったのでちょっと興味本位で読んだら、「現在の日本の死刑は首吊り(縊首)で、執行したときに色々飛び出さないよう布をかぶせる」とかなんとかと描かれてました。 以前の自分だったらきっと「そうかー、やっぱり首を吊るってそういうことか」と思ったと思います。 でも、違うんですよね。死刑のように勢いをつけてするものならそうなのかもしれません。 けれども、自分で自分を亡くす縊首だとすっと消え…

  • ほっとすると寂しい

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 9月に入った途端、少しあの暑さも終わりかなという感じがしました。 ほっとする、とはこの感じですね。 でも、ほっとすると同時にやっぱりターがいないんだという寂しさをまた近くに感じました。最近は全然、夢にも出てきません。 暑さがピークを越えたとき、仕事を終えたとき、一日すべて終わって眠るとき…ほっとすると寂しいという感覚は、自死遺族になってから感じるようになりました。 もう遠い出来事になってしまった気がするけれど、やっぱり寂しいんです。

  • 頂き女子とかいう底辺のクソブスどもは全員逮捕されてほしい

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 すいません、今日は荒れていて絶対子とか知り合いには聞かせられない言葉のオンパレードですのでご注意ください💦 テレビでニュースを見てたら「頂き女子逮捕」という見出しで流れてました。 一言で説明すると、男性の恋愛感情を武器に、お金を巻き上げるハニートラップとかロマンス詐欺みたいなやつです。 ニュース詳細はこちらをどうぞ。 news.yahoo.co.jp 自称「りりちゃん」とかのたまう、頭の弱そうなクソブスが今回逮捕されてたとのことですが、その顔写真を見てちょっとびっくり。ターをだましていたベトナム人の元交際相手によく…

  • 子どもに会えなかった未来でいい

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 ちょっと体調不良や寝不足で疲れていたのか、とてつもなくマイナス思考になってました。 普段なら「晴れてて気持ちいい」「掃除を終えられてスッキリ~」とか基本的に平和な脳内ですが、そういうときは何を見ても、やってもだめですね。 気づけば、「ターが生きててくれるのであれば、15年前みたいに自分も独身で実家にいたままにすればよかった」とか「子どもに会えなかった未来でいいからターが生きててほしかった」なんてことばかり考えてしまいます。 こんなこと思っちゃいけないけれど、どこで間違えたんだろう、あのとき、あのとき…と繰り返し思っ…

  • 不平等

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 先日は夫の家族の集まりに行ってきました。 夫は兄弟が4人、それぞれみんな結婚して子どももいるので総勢17名の大所帯。 海外赴任している義理の兄含め全員欠けることなく集まって楽しそうにしていて、しかもおばあちゃんは100歳を超えての大往生だったし、子どもに先立たれた人なんて一人もいません。 さらに夫の兄弟の配偶者もそれぞれ、みんな兄弟がいて甥っ子姪っ子が何人もいます。 そんな光景を見てたら、世の中こうも不平等かと思ってしまいました。 でも、家族血縁だけがすべてじゃないから。わたしには血縁関係よりも濃い友人がいるから、…

  • 床下の倉庫掃除

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 猫のトイレシートの在庫を調べるために、床下にある倉庫を探ってました。 地域の消防団の仕事に入ってたことがあったので、長靴やら書類やら出てきたのですが、そこでロープが目に入って… 一気にあの日に引き戻されてしまいました。 「ターの使ってたロープはこれよりもっと太かったな」なんて一瞬のうちに考えてしまうんです。 悲しい寂しいという思いはもう、ずっと残るものだと思ってます。けれど、あれから3年ちょっと経ったというのに、まだまだ「嫌な感覚」もきっちり残っていて、なんだか気が滅入りました。 でもきっと、自死遺族の方はみんなそ…

  • 気をかけてくれる猫らと子

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 お盆が終わりましたね。 なぜかお盆最終日の昨日は寝つきが悪く、ぱっと目が覚めてターのことや、もういなくなった大好きだった叔父のことが浮かびました。 夜中に一人で起きてしまったこともあり、ちょっと不安な気持ちもあったせいでしょうか、ぼんやりしていたらターがさいごに使ったロープが浮かんできて苦しくなりました。ターのその姿を発見したのは私ではなかったのに、そのときの姿が浮かびました。 「一度ちゃんと目を覚ましちゃおう」とお菓子をつまんで本なんかを読んでたら、子がわたしを探すかのように起きてきたので、そこでもう一度眠るきっ…

  • とうもろこし

    ランキング参加中メンタル ランキング参加中グリーフとともに生きる こんにちは。 とうもろこしで有名な町へ行ってきました。 夫は5本購入したとのことですが、入っていたのは6本! 「おまけとか何も言われなかったけど、いいよね^^;」ということで、いただいてきました。 出発前、夫が「ターが先に行ってるって言ってたよ~」と冗談半分に言ってたけど、案外本当だったのかも。 生きてるターと一緒に食べたかったよ。 おいしいものを食べると、「いいこともあるのになあ」と思って、悔しいやら、腹立たしいやら、です。

  • 電話口で泣いてた父

    こんにちは。 先日帰省したときに母から聞いた話ですが… 父が、会社の同期と何か連絡があって電話してたときのこと。 「そういえばうちも孫が生まれて」なんて話をしたら、同期さんから何か言われたようで、泣いていたそうです。 その同期の方とご家族6人とは昔、ターを含むうちの家族4人で何度かキャンプに出かけていた時期がありました。 もう20年、いや30年近く前なので、その方の中ではターの印象はあまりないかもしれません。 けれどもやっぱり人の親だし、会社の仲間だったから、父の悲しみをくみ取ってくれたのだと思います。 Tさん、ありがとうございます。 ターと、口下手な父に代わってお礼申し上げます。 読んでくだ…

  • 一見幸せそうだけど

    こんにちは。 土日は子と一緒に帰省してました。そして、見送りの駅では両親とも大騒ぎ^^; そんな様子、60、70代くらいの男性にちらちら見られていることに気づきました。 と、思ったら、改札の向こうでは両親がその男性に話しかけられている! どうしたのかと後で電話で聞いたら、「お子さんたち、どこまで帰るんだい?」と話しかけられたとのこと。 や、やっぱり私たち、どっか遠くへ行っちゃうみたいな大騒ぎしてたんだなー、ほんの隣の市なのに!…恥ずかしい…(*ノωノ) それにしても、「うるさい!」と怒られたわけではなく、和やかに話していただけということでよかったです(笑) が、よく聞くと、その男性、「いいねえ…

  • 家族を亡くした人の言葉の力

    こんにちは。 ネットニュースなどを見てると、思わず見てしまうコメント欄。 事故や災害で、事件で亡くなった人への追悼や同情するコメントを読んでは「世の中捨てたものじゃないよなあ」と思ってます。(そりゃマイナス10個くらいつけてやりたいくらいのクソコメもあるけど(# ゚Д゚)) 中でも「わたしも家族を亡くしましたが」「同じ経験をしたことがあります」というコメントがあると、はっとして姿勢を正してしまいます。その方たちのコメントは、どんなに簡潔だったり飾り気ない言葉で書かれていても「そうだよな」としか思えなかったり、言葉が出ないとしか表現できなかったり…要は心を打ちすぎるものばかりです。 家族を亡くし…

  • 【読書】Bye-Bye アタシのお兄ちゃん

    こんにちは。 友人から素敵な本を借りたので紹介させてください。というか、漫画ですが! 「Bye-Bye アタシのお兄ちゃん」という竹内佐千子さんの作です。 このタイトルを見たときから、「あ、きっとお兄さんが自死とかなんかしちゃう話かも」と構えてしまったのですが、そうじゃないです。 確かに自死に関することも出てきます。 だけど、それ以外の死も扱ってますし、死というテーマながらさいごはハッピーエンド、だとわたしは思います。 「死」がマイナスじゃなくというかこんなに明るく扱っている作品をわたしはほかに知りません。 竹内佐千子さんは「赤ちゃん本部長」という漫画(これも同じ友人に”借りた”^^;)以来面…

  • 高校野球で泣いてしまう

    こんにちは、暑いですね💦 でもわたしは暑さにはめっぽう強くて炎天下でも1時間とか平気で歩けちゃうので逆にちょっと怖いです笑 その代わり寒さが苦手で、ターもそれは同じでした。 よく首までこたつまで潜り込んでは「寒い寒い」と言ってこたつ談義をしたなあと思い出します。 そんなひ弱っぽいターでしたが、高校時代は野球部。というか、小学生のころから少年野球をずっと続けてきました。 いま、高校野球の番組を見ると、どうしてもターを思い出します。そして、ターの葬儀にはユニフォームを飾ったことも。 高校野球、よくみなさん涙なしでは見られないと言いますが、わたしたちは違う意味で涙してしまいます。 ちゃんと褒めたこと…

  • みんなのうた

    たまたまテレビをつけたら「みんなのうた」が流れてきました。 確か、「君へ」という歌だったと思います。途中から見たので不明点もあるけれど、大人になった人物が、孤独だったりみんなと違って悩んでいた子どものころの自分に、それから自分の子どもに声をかけるという歌のようでした。 子どもの感じる生きづらさをを歌にして応援してくれるなんて、すごい時代、いい時代になったなあと思いました。 が、子どもの不登校も、自死も過去最高だということで、こうして悩むことをオープンにして、応援までしてくれてもなお、いまの子どもたちを救えなくなっているのでしょうか。 子どものころは周りから浮かないように、目立たないようにしちゃ…

  • CREAのインタビューを読んだ後だったので

    ちょうど、CREAでpecoちゃんのインタビューを読んだ直後のことだったので、余計に…いまでも彼の自死について考えてしまいます。 男女の関係でなくなっただけで、いまも3人で川の字で寝てる、一緒に暮らしているという言葉が、素敵だなーと思って。 SNSの批判がいけなかったのか、彼自信のどうしようもない苦しみが彼を傷つけてしまったのかわからないけれど、そのまま貫いてほしかったなあ。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:10328537792365079395:banner]

  • 「病、市に出せ」を思い出した話2

    とか「病、市(いち)に出せ」という言葉を思い出した出来事、の続きです。 以前わたしが読んだ森川すいめい先生の「その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く」という本の中にあった言葉です。 この自殺希少地帯と言われる地域は徳島県の海陽町を指しているのですが、そこでは「近所のだれそれさんがうつ病らしい」「そりゃみんなで行ってやらんとね」とか、「あんたうつじゃない?早く病院行きな」という話になるそうです。 普通は、「うつ病だって」「そっとしておこう」だったり、「この人調子悪いのかな」と思っても言えなかったりするのに、この自殺希少地帯ではそうではないらしい。むしろ、「大丈…

  • 「病、市に出せ」を思い出した話1

    先日、弟の命日がありました。弟の友人や前にお付き合いしていた方からメッセージを、そして勤務していた会社からは上司の方がお参りに来てくださいました。 そして、直接は弟とは会ったことのない友人が来てくれて、一緒に食事をしました。 彼女が来てくれたのは命日当日ではなかったのですが、命日が近づいて不安定になるその日の前に一緒に過ごしてくれて、家族全員の気持ちの角が取れました。 正直、この方がいなければわたしはもちろん両親もダメだったんじゃないかと思うほど。わたしのことだけじゃなく、両親のことまで気をかけてくれて、お手紙をくれたり、ちょくちょく訪問してくれては気を紛らしてくれる。 そして、偶然にもご家族…

  • 3度目の命日

    弟の命日のため、またまた帰省しています。 でも、3度目の命日というけれど、三回忌って実は昨年なんですよね。 したがって、今年はフツーの日になりそうです。 ただ、命日の前って不安定な気持ちになるだろうし、と思って帰ってきました。 帰省初日は、わたしがまさかの実家の食べ物で食あたりを起こし、子も体調不良で嘔吐というひどいスタートでした💦 でもやっぱり、子と一緒に両親と過ごせてよかったと思います。 わたし自信も気持ちが救われます。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:103…

  • 言論の自由を武器に

    ネットニュースだか週刊誌だか忘れてしまったのですが、何気なく見ていたら、先日の歌舞伎俳優さんの報道について触れている言葉がありました。 「来世で生まれ変わろうと言ってみんなで死のうとしたなんて気持ち悪い」という内容で、わたしはこれに怒りすら覚えました。 パワハラは事実あったのかもしれないけれど、それを週刊誌で面白おかしく書かれ、ご一家を死まで追いやって現に被害者も出てしまったこの事件について、同情や哀悼という気持ちはないのか、それどころか亡くなった方たちをも感情的に切り捨てるのかと。 そして、そういう気持ちで自死を選んだ人をも冒涜しているように思えてなりませんでした。 俳優さんのご一家のことを…

  • ドキッとした電話

    先日、母から仕事中に電話がかかってきました。 すごく気を使ってくれる母が、わたしの仕事中に電話をかけてくるなんてめったにないことです。 父に何かあったんじゃないかと緊張しながら電話に出ると、慌てた様子。だったのですが…「いまお洋服屋さんに来てるんだけど、ター姉ちゃんの欲しがってたハイネックの服あったよ!買っておこうか?」という確認電話でした(笑) あ~、よかった。40過ぎて母に服買ってもらうなんて、でもうれしいものです^^ それにしても、ターのことがあってからは母からの電話がものすごく怖くなりました。でも、ターの知らせ以上にもう、怖いことはないのだけど。 [blog:g:10257846132…

  • 悲しみは消えないけれど

    7月の、ターの命日が近づいてるせいか、なんだか落ち込むというか、沈む日が続きます。 それでも、七夕飾りを見れば子どもに買ってやろうかと思ったり、ターの好きだった食べ物を見れば「よく食べてたなあ」と思い出したり、逆に苦手だったカエルを見ては「なんであんなに怖がったかなあ」と笑ってしまったり。 悲しみは消えないけれど、気をそらして、紛らして3年が過ぎようとしてます。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:10328537792365079395:banner]

  • 「元気でね」

    実家に帰ったときに、母とターを見送ったときの話になりました。 ターの仕立てたいいスーツを持たせて、そして「元気でねと言っちゃったよ」とのこと。 母のターを思う気持ちの強さゆえの切なさ、どこか遠くに送り出すような気持ちでないとやってられない…そんな心境になったあの日が近づいてきます。 最近、夜眠りが浅いのはそのせいかもしれません。 あれから3年。まだ3年のようなもう3年のような。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:10328537792365079395:banner…

  • ぬいぐるみ

    自死遺族に限らず、とくに若く、あるいは幼くして亡くなった方の遺影や仏壇にぬいぐるみを飾っている方をお見掛けすることが多いなと思ってました。 でも、ぬいぐるみを飾ったらいよいよその人の死を認めるようでなんとなく気乗りしなかったのですが、ちょっとディズニーにハマってぬいぐるみを大人買いしてしまったときのこと。 「飾る場所もないし、いいや」とターの写真の前に飾ってしまいました。色々考える割に、衝動的ですよね(笑) すると、なんだか明るく楽しそうな雰囲気になって、いつもは目を背けていたターの写真をじっと見ることができるようになった気がします。 心なしか、写真の笑顔のターもいつにもまして嬉しそうな気がし…

  • 机の上

    ターが亡くなってからというもの、母の机の上には長いことノートがありました。 開いた状態だったことがあったので、いけないと思いつつ、ちらっと見てしまったら案の定というかターへの言葉が連日のように書かれていました。 家族の悲しむ姿を見るというのは切ないものです。 それでも、つい数か月前から、母は書道を習い始めました。 母の父、つまりわたしの祖父は書家としての一面もあったため、その影響もあるようです。 最近の母の机の上には、書道の毛氈やお手本が並ぶようになりました。 ターがいなくなったことを嘆かない日はないけれど、また一つ気を紛らす方法を手にした母。尊敬しかありません。 [blog:g:102578…

  • 記憶力

    子が、保育園で「すごく記憶力がいいですね!」と褒められました。 なんでも、クラスの子たちや先生の名前を先生が言うと、該当する写真をぜんぶ指指していったのだとか。まあ、まだ1歳なので偶然もあるかもしれませんが^^; ターも、小学校のころのIQテストを受けたとき先生に親が呼び出されて「学年でトップですよ!伸ばしてやってください」と激励されたのだそう。 でも、「二十歳過ぎたら」の諺のとおり、やっぱり凡人だったんですけどね。 小さいころに「すごいすごい」と言われていたけれど、そうじゃなかったことがわかって人生つまらなくなったのか、それとも妙な頭の良さが考えすぎにつながったのか。 原因を考えてもいいこと…

  • 7月の日程

    子どもの保育園の7月の預かり予定表がきました。 7月は夏好きなわたしが一番好きな季節でしたが、なんとなくざらつく気持ちを感じ、ああそうかと、弟の命日があることを思い出しました。 「弟の命日」なんて言葉、はあ…考えたこともなかった。 実家に帰る予定との兼ね合いで保育園の予定を決めているのですが、今年は命日周辺に帰省しようと思いました。 最近ようやくぽちぽちと歩き始めた子。仏壇のまわりを歩き回ってほしいと思います。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:1032853779…

  • 自分の幸せだけを

    母と父の誕生日(どっちも日にちが近い)のお祝いをしてきました。 プレゼントは、こどもからの両親と一緒に撮った写真などの写真集という倹しいものだったのですが^^; 母がとくに喜んでくれました。(孫のパワーは最強です…) そして、アルバムの中を見て、母がとってもきれいに撮れている写真を見てさらに大喜び。 父まで「こりゃ若作りだなあ」と言いつつまんざらでもなさそうでした。 孫のとっておき写真もあったのですが、それよりも自分たちの写真のできを見て喜ぶ両親。もしかしたら「孫の写真を見なよー」という人もいるかもしれませんが、わたしは逆に、自分たちの見た目に一喜一憂してくれる両親がうれしかったです。 子ども…

  • ネタでしかないくそ坊主(言葉汚めですのでご注意を^^;)

    思い出し怒りというものを結構する方なのですが、やっぱり思い出しても腹が立つのは、ターのときの坊主。 ターのご遺体を前に、「あれ、このお兄ちゃんは北海道に行ってたんだよね?鳥類研究してたっていう…」とのたまった。 は? それは父の弟だよ! お前、何年前の家族構成言ってるんだ、オイ、クソ坊主。 ちなみにこの坊主、地元の中学で説法会などを開いているそうで、それを自慢げに話してました。 子どもは真偽を見抜きます。とくに中学生なんていう大人が嫌いな時代の子だもん。きっと「草生えるわ」とか言われてるんだろーなと思って、ひとり溜飲を下げております。 せっかくのお天気も陽気もいい季節なんだけど。まあ、悲しんで…

  • 家族会の人の言葉

    西原理恵子さんの漫画にあった「家族会の人から言われたことは”なぜそうなったかという原因追及をしない。明日から、これからのことを考える”という言葉」という表現。 西原さんは、ご主人のアル中で家族会の方と出会ったわけだけど、この言葉は自死遺族の人にも通じるものがあるなと思いました。 なんで、どうしては禁句。 に、したって出てきちゃうもんだけど。 でも、ターの死からもうすぐ3年になり、なんで、どうしての数は減った気がします。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:103285…

  • 甘やかされた長男と言われても

    数日前のことですが「え、こんなところで?」というような殺人事件が起きてしまいましたね。 「市議会議員議長さんの息子できっと金銭的に不自由することはなかっただろうになぜ?」「甘やかされてたんじゃないの?」 …これが世間の目だと思います。 ターは、人を傷つけることはなかったけれど、ちょっとこの事件の犯人に似たところがあるというか、まあはっきり言うと親から、とくに金銭的には甘やかされてました。(それはわたしもそうなんですが!) そして、人生の途中から学校を中退したり仕事が続かなかったりして、だんだん挨拶もしなくなるとか…ニュースを聞いていて他人事とは思えなかったです。 犯人に同情はできないけれど、色…

  • ディズニーリゾート

    母と、子と、わたしの3人でホテルミラコスタ宿泊してきました。5月はターの誕生月なので、そのお祝いという名目もあります。 ターがいなくなってからはじめての旅行。 ターがいなくなってはじめての東京。(東京は経由しただけだけど) ターがいなくなってはじめてのディズニーリゾート。 アクアトピアというターが好きと言ってたアトラクションの前では、母とターの話をしたり、ホテル客室内では持って行ったターの写真を出して撮影したりと、ところどころにターの思い出を感じる旅でした。 でも、新入りの子がいるので、やっぱり全体的に「夢と希望」という雰囲気で。 すごいねすごいね、きれいだね、楽しいね、という母の言葉をたくさ…

  • 「人生バラ色」

    実家の父は毎朝ラジオ体操をしてます。 わたしも朝早く起きたときには一緒にやってるのですが、体操をしながらだとなんだか普段話せないことも話せる気がします。 わたし「近所の公園でみんなでラジオ体操やってるんだからそっち行けばいいじゃん」 父「知らない人とやるのもなあ。お茶一杯どうだとか言われても困るし」 わたし「そういうのを受けることが幸福度アップだよ」 父「もう十分幸福度アップしてるからいいや」 わたし「毎日が夏休みだしねえ。人生バラ色だね」 父「そう、毎日休みで好きなことやってるからバラ色だ」 ターがいないことが日常になってきたあれから3年後になる今日このごろ。 父の言葉にはかなり脚色とか、自…

  • 38歳

    5月はターの誕生日がある月なので、やっぱり考えてしまいます。 生きてたら38歳。 38歳、わたしがターとお別れしたときと同じ年齢になります。 もう3年かあ。 でも、ターの誕生日はちょうど、子の保育園参観という明るいイベントがあるので、両親にも伝えてなんとか「楽しい」ムードを出そうと頑張りました。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:10328537792365079395:banner]

  • 忙しくても書いてしまう

    あんまり忙しいと言いたくないのですが、忙しい~~~。 毎日家事を1日1~2時間やって、11時~17時は仕事。 いつもはそんな程度なのですが、ボランティアをやっているので11時前、17時から家族が帰ってくるギリギリまでやったり、休日にやったり、家事の代わりにパソコン作業してたり… 先日5時間×2日間シッターさんをお願いしてみたのですが、結局何してたかというと、1時間は家の掃除。 その4時間、翌日の5時間はボランティアのPC作業!! 合間にボランティア仲間とのやりとりや友達同士のLINEの返信とか…をしていると、ほんとに時間が足りません~。 でも、ここにはこうして書いてしまいます。 こんなに忙しく…

  • 「親が何してあげても友人関係で変わってしまう」

    www.youtube.com おすすめにメンタリストDaiGOさんの動画が出てきて、育児の参考になるかなーと思って流し見してました。 その中で、「いい友人関係においてあげることが大事」と言ってました。魅力のある学校に入れてあげるとか情報を持ってきてあげるっていうことですね。 でも、逆に言えば親が何してあげても友人関係で全然変わっちゃうとのこと。 うちは小学校中学校は公立でしたが、とくに小学校は所在する地域がよかったため、変な親・子というのはあまり聞いたことがありませんでした。 一方で、両親とも問題児と言われる子だからといって差別することもなく接していて、子どもながらに「よその親みたいに問題児…

  • 景気づけの方法

    朝、家族を送り出してから急に涙が止まらなくなることがあります。 そんなときはわんわん泣きながら猫相手にターへの怒りやら不満をぶちまけ、そして猫らをぎゅっと抱かせてもらうと、少し落ち着きます。 その後は、コーヒーを飲んでカフェインでテンションアップして、猫らには感謝の意味も込めて「よーし景気づけにちゅーるだ!」と叫んで2階にみんなで走っていってちゅーるをあげます。 これで結構すっきりすることは多いです。 回復には3つのT(Time、Tear、Talk)が必要と言いますが、まだまだどれも必要そうです。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:103…

  • 【映画】マイ・ブロークン・マリコ

    永野芽郁さん主演の映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見ました。 今はやり?のシスターフッドというか女の友情をベースに展開される話です。 友人のマリコの飛び降り自殺から始まる話なので最初から気持ちは落ちますが、まあそれは予告で知っていたので折り込み済といったところでしょうか。 正直なところ、別に自死遺族が励まされるとかの話ではないかな、と思いました。そして案の定というべきか、この亡くなったマリコちゃん。親から虐待を受けていて正常な家庭で育った子ではないんですよね。家みたいに、ごくごく普通の家庭で育っていても自死ってあるのに、やっぱり自死=異常な家庭と思われてしまうんじゃないかとちょっと心配になり…

  • 土曜日

    わたしたちが小学生だったときは完全週休二日制の過渡期だったので、土曜に授業があるときがありました。 学校が好きとは言えなかったわたし。 土曜の授業が終わって帰宅して、日曜を楽しみに待ちながらターとアニメなどを見て過ごす土曜の夕方が大好きでした。 結婚して家を出てからも、毎月土日前後で家には帰っていたので、やっぱり土曜の夜にターや両親と過ごすことも少なくありませんでした。何年経っても、土曜の夜って変わらず大好きだったけれど、もう4人で過ごせる土曜はないんだなと思うと、大好きな実家の土曜の景色も物悲しく見えてきます。 あと2カ月ちょっとで、ターが亡くなって3年になるけれど、こんな気持ちです。 [b…

  • 「ターくんとしゃぼんだま」

    夫の実家に、夫とわたしの両親、子の5人で遊びに行ってきました。 義理の母がもらったという絵本を見せてもらったら、タイトルは「ターくんとしゃぼんだま」。 うちの子も「ターくん」なのですが、わたしも、きっと両親もターのことを思い出していたはず。 言葉に出すと義理の母に気を使わせてしまうから誰も言葉には出さなかったけれど、そう思っていたと思います。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:10328537792365079395:banner]

  • カメラ

    Twitterではちょっと呟いたのですが、東京ディズニーシー内にあるホテル「ミラコスタ」の予約が取れたので、母と子、わたしの3人で行ってこようと思ってます。(何があるかわからない子連れなのであくまで予定!) そんな気軽に行けるところでもないし、しかも子のファーストディズニーなのですごく記念になりそう。ということで、スマホだけじゃなくカメラでたくさん写真を撮ってこようと思ってます。 3年前の7月、わたしがやっているボランティア活動に、ターも来てくれるという話になっていました。そこで、彼に撮影もやってもらおうと思って買ったミラーレスカメラです。 ターの亡くなる前夜の7月6日の夜、わたしは近所の電気…

  • 「若草物語」に何度も励まされる

    大好きな若草物語。 その中でジョーが、早くに亡くなった妹について書いてたっけ。「私たち姉妹のうち一人がちょっと一足早く行っただけ」。 ただ雰囲気が好きだった「若草物語」だけど、弟を亡くして改めて読むと、妹を亡くされた作者オルコットさんの気持ちがすごくよくわかります。 と、同時に、自分はオルコットさんのことを「妹を亡くされた女流作家」と記号化して見ていただけだったことに浅さを感じました。 それにしても、中高生のころから夢中になって読んだ本に、20年経ったいま励まされるとはなあ。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176…

  • 家族を亡くしている人

    先日、1日外に出て仕事してたという話の続なのですが… その日の仕事は、昨年お母さんを亡くした友人と一緒でした。一緒というか、その友人の応援のために仕事に行ったという格好です。 亡くされてからまだ半年もたたないのに、人生を変える重大決断をされて、お父さんと一緒に二人三脚で頑張ってました。 応援したいという気持ちがあったのは言うまでもありません。それ以上に、前向きにぐいぐいと進む姿。勇気づけられました。 もちろん、親を亡くすのと、子や兄弟を亡くすこと、病死と自死の違いはあるけれど、家族を亡くしているという共通点から応援にもすごく力が入りました。 [blog:g:102578461326340174…

  • 離れて思い出す

    1日だけ、外で仕事をしてきました。 いつも在宅仕事で、外出はせいぜい20分くらいという自分にとって、8時間しっかり外にいるのは本当に久しぶり。しかも、山間部をずーっと車移動です。 なので、ちょっと不安というか落ち着かない気持ちがあったのですが、仕事は楽しかったし一緒にいた仲間もいい方ばかりで、気持ちよく過ごさせてもらいました。 ただ、やっぱり1歳の子を置いてきての仕事なので、ちらちら子どものことを思い出してしまいました。 そして、それ以上にきれいな景色を見ると、「ターもこういう景色を見てたらよかったのになあ」と思って。 子どものことよりも、結局ターのことを多く思い出していたような気がします。 …

  • 「しあわせ~」と言う回数

    実家では、両親と子と4人でみんなでお花見したり、朝ごはん後のあとにお茶したりというのんびりした暮らしをしています。 心からいい時間だなあと思うので思わず「しあわせ~」と言っちゃう部分もあり、自分に、家族に幸せだよねと言い聞かせている部分もあり。 ターが亡くなってからしばらくは幸せなんて口にできる状態じゃありませんでした。 でも、あれからもうすぐ3年。「しあわせ~」と言う回数は増えた気がします。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:1032853779236507939…

  • 老けたなあ、自分

    子と一緒に遊園地に行ってきました。 お花見の時期と重なり、気候もよく、大満足の時間を過ごして、さて今日撮影してもらった動画や画像を見ると…老けたなあ、自分、と思います^^; 1歳のぴちぴちしたお肌と並ぶから余計にアラが目立つというか💦 自宅には、ターの写真を飾っています。 大学生のときの、お友達と卒業旅行に行ったときの写真だから、亡くなる10年以上前の顔です。だからということもあるけれど、若い。 それに、ターはずっと35歳のまま。自分ばかりが老けていくのはずるいなあと思うのでした。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687…

  • 春が来たって何になる、の気持ちからの変化

    去年?2年前?の3月くらいだったと思います。 「春が来たって何になる。あの子がかえってくるでない」という中原中也の詩がすごくわかる、という日記を書いてました。 今年は桜の開花が早く、子がお花大好きということも判明したので「お花見に連れていきたい。喜ぶ顔が見たい」と思ったら、これまでよりも春が来たって何になる、の気持ちから変化したなあと思います。 もちろん、母とふと、「なんでいないんだろうね」という会話を始めてしまって2人で無言になってしまうことはあります。 だけど、春になっても絶望という空気感からはみんな少しずつ抜け出してきているような気がします。 [blog:g:10257846132634…

  • 兄弟ディズニー

    1歳になった子と、母と一緒にディズニーデビューしようかなと考えてます。 いまって、ディズニー、下調べしないとかなり効率悪くなっちゃうみたいですね💦ブログやYoutubeを穴が開くほど見てしまう。でもまた、そんな時間も悪くないです。 ディズニー、ターも大好きでした。映画ピノキオの真似をよくしてたし、ディズニーランドもシーも大好きで、SNSのアイコンをミッキーにしていたこともありました。 「ター、一緒に行こうか」「うーん、お姉ちゃんとかあ。兄弟でディズニーってなあ」 なんて言いながら、ちょっと行ってみるかという気もなきにしもあらず、でした。 結局実現はしなかったけど、一緒に行けたら楽しかっただろう…

  • ノーマスク。余計虚しい

    マスク解禁になりましたね! あと、観光系もばんばん宣伝してるし、3年ぶり、4年ぶりの開催なんて言葉もよく聞こえてきます。 コロナ感染リスクは変わらないけど、気持ちがみんな変わってきたなあという感じ。コロナ前の日常が戻ってきたのかもなあ、なんて思えます。 でも「戻ってきた戻ってきた」なんて声を聴くと、「うちはもう戻らないんです!ターは戻ってこないんです!」となんだか腹立たしさすら覚えてしまいます。 ターと一緒に「よし、またやるか、兄弟海外!」って言いたかったな。ノーマスク、~年前の暮らしが戻ってきた…なんて余計虚しくなります。 [blog:g:10257846132634017433:banne…

  • お彼岸だから?

    ここ数カ月、ターの夢は見なかったのですが、今日は久々にがっつりと出て来てくれました。 見かけるだけじゃなくて、話もできていて、でも「これいつまで続くのかな?」とちょっと不安にも思っているという夢です。 とはいえ、全体的に明るい雰囲気。 兄弟で大好きだったくっだらない話(ラッキー商会という縁起良い名前のお店なのに儲かってなさそうだねとか、ここらへんってお母さんの実家にあった廃れたお店に似てるけどお客の入りは良さそうだとか)をたくさんしてきました。 そして、なぜかその夢を見て「ああそうか」とちょっと納得いったことがありました、いや、あった気がしました。何をどうわかった!なのかちゃんと覚えていないん…

  • 吐き出させてやればよかった

    有名温泉旅館さんの不手際があったということで、数日前その社長さんが会見をしていました。 それがしばらくたってニュースを見たら、その社長さんが自死なさったとのこと。ネットでは「会見では淡々とした様子だったのに」という声も多いようです。 印象に残っている会見というと、証券会社の社長さんとか、ささやいてしまった女将さんの会見を思い出します。 が、彼らはいまも元気なのだとか。(もちろんあの証券会社の社長さんは不祥事ではなくお人柄のおかげもあったようです) 世間に叩かれたり、号泣したりして、いまにもどうにかなっちゃうんじゃないかという人の方がそうでもなくて、そう見えない人の方が心の中はぐちゃぐちゃになっ…

  • 「復興ではなく新しいものをつくっていく」

    先日、3月11日は東日本大震災から12年となったそうです。テレビではその日の番組で特集をしていたけれど、ラジオの方はちょっと遅れてぽつぽつと特集を継続して放送している様子。 なので、3月11日だけじゃなく、今日もまた震災についてのお話を聞きました。 お名前を聞き逃してしまったのですが、とある東日本を応援している司会者?アナウンサー?の方が復興について「復興というけれど、元に戻すのではなく新しいものをつくっていくしかないんですよね」と話されていました。 大切な人を亡くしたという意味では自死遺族も同じです。 あの日常を取り戻したいと躍起になるけれどどうにもならないんですよね。 12年前、大変なこと…

  • 自殺予防強化月間

    ラジオを聞いていたら、「3月は自殺予防強化月間」とのことです。確か9月も強化月間だったような? 3月も9月も始まりの前。新しい環境、生活になる前の時期ですね。 新しい生活を心待ちにしている人の方が少ないんじゃないかな。そして、「自殺予防強化月間だよ」と言われて自分事のようにとらえられる人なんてほんのわずかじゃないかなと、ラジオCMを聞きながら思います。 3年前は自分たちもあっち側のヒト、でした。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:103285377923650793…

  • 危険な海外に行く

    ターがまだ生きてたころ、もう何年も前のことですが、死にたいなーというか消えたいなーということ、何度かありました。 多分、ほとんどの人間がそう思ったことあるはず…ですよね^^;そんなときには「危険な海外に行くこと」を考えてました。 いまで言えば、ウクライナやロシア、トルコ、シリア。 当時は中東とかアフリカのルワンダとかケニア、チュニジア、フィリピンのミンダナオ、南米…そんなことを考えてました。若いころ貧乏旅行をしていたので何も渡航禁止区域に行かなくても海外の危険度は日本とは比べ物にならないということは肌感覚で知ってました。 普通にリゾート地であっても夜遅くに変なところに行けば犯罪に巻き込まれる確…

  • 【読書】残された人が編む物語

    Twitterで「自死遺族になって以来読みたい小説がなくなった。でも何か読みたい」みたいなツイートをしたら、フォロワーの方がこの「残された人が編む物語」という本を紹介してくださいました。 短編集はあまり得意じゃないなあなんて思いながら読み始めたのですが、もう最初の弟を探す女性の章から心をつかまれ涙したり、家族の話はもちろんだけど、家族だけじゃない人同士のつながりの話には、他人だからこそより厚い情を感じたり… 感情が動きっぱなしになる一冊でした。 久しぶりに心に栄養が行き渡るような小説を読めた気がします。図書館で借りたのですが、手元に置いておきたいと思い購入し、母にも渡しました。 他にも何人かの…

  • 過去最悪の512人

    昨年の子ども(高校生までのことらしいです)の自死数が、過去最高の512人になったそうです。 とくに男子高校生が多く、全体の4割だとか。 自死は急にそうなるものだから防ぐなんてなかなかできるものじゃないと思うけれど、もっと社会全体の考えが変わらなくては子どもの自死は減らないと思います。 同性婚を認めようという意識変化に対して「社会が変わってしまう」という考えや、「学校にはなんとしても行くべき」という考えのような昔の当たり前やこうあるべきを考え直さないとこれからもっと生きづらい世の中になってしまう気がします。 せめて、自分は色んな考えに「いいよ」と言える人間になりたいものです。 [blog:g:1…

  • ハイスタンダード

    ちょっと前のことですが、ハイスタンダードのメンバーさんが亡くなったとのこと。 わたしは音楽全般を聞かない音楽オンチなのですが、あらら、と引っかかるものがありました。というのも、ハイスタンダードはターが音楽に熱狂するきっかけとなったバンドだから。(多分、だけど)いまもターのCDコレクションの中にあります。 ハイスタ、よく知らなかったけど有名なんですね^^;テレビ番組のオープニングとかでも使われてますよね。▼ www.youtube.com 好きなグループさんというわけじゃないし、こういう音楽を部屋で大音響で聞いていてイライラもしたけれど、亡くなったと聞くとなんか寂しい。 というか、ありがとうござ…

  • 少子化の原因は「子どもを産むと年収が7割も減る」じゃない

    Yahooのニュースに、子どもを産むと年収が減るといった趣旨のニュースがありました。 ▼ 子どもを産むと年収が7割も減る…世界が反面教師にする日本の「子育て罰」のあまりに厳しい現状(プレジデントオンライン)#Yahooニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5fccd157c0f3861d6535d56ea53ec23802d959bb それも一因かもしれないけれど、若い人が子ども産みたくない理由はそこじゃないと思う。 10~30代の死因1位は自死。G7でそんな国は日本だけ。若者の死因1位が自殺なんて国は日本と韓国だけだそうです。韓国も出生率が激減している国…

  • 杞憂

    最近強盗事件が相次いでいて物騒ですね💦自死が身近になってしまってから、殺人も強盗も「あり得る」ことだと考えて戸締りをかなり気を付けるようになりました。 その程度なら危機管理意識を高めるとも言えるけれど、「杞憂」という言葉のように、心配ばかりしていては普通に暮らせないものなので…まあ加減が大事ということなのでしょうね。 しかし、暗くなると不安感が増してしまいます。(まあとられるようなものは何一つないんですけどね!)蛇足ですが、杞憂とは空を落ちてくるのを心配していたのだとか。 大事な人を失うくらいなら、空でもなんでも落ちてきて自分も消えてしまいたい。空が落ちるくらい、なんてことないよなぁ。 この感…

  • 子が眠ると思い出す

    子を寝かしつけして、今日も終わったなぁとホッとしてると、ターの悲しい記憶が降りてきます。 なんだか、音もなくするすると降りてくるクモみたいな感覚。 そしてすぐ、あの日こうしてたら、ああしていたらという思いにとらわれてしまいます。もう2年半も過ぎたというのに、やっぱりたられば考えてしまう癖は変わりません。 こんなこと、本当はしたくない。 けど、やめられない。頭の中がいつも忙しく考えごとをしてしまうせいか、なんだか疲れます。 でもきっと自死遺族の人はみんなこうなんだよな。 Twitterで同じような境遇の方の呟きを見てなんとか生きてます。

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