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わたしの家族 https://watashinokazoku.hatenablog.jp/

2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

りんご
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2020/08/12

  • 兄弟ディズニー

    1歳になった子と、母と一緒にディズニーデビューしようかなと考えてます。 いまって、ディズニー、下調べしないとかなり効率悪くなっちゃうみたいですね💦ブログやYoutubeを穴が開くほど見てしまう。でもまた、そんな時間も悪くないです。 ディズニー、ターも大好きでした。映画ピノキオの真似をよくしてたし、ディズニーランドもシーも大好きで、SNSのアイコンをミッキーにしていたこともありました。 「ター、一緒に行こうか」「うーん、お姉ちゃんとかあ。兄弟でディズニーってなあ」 なんて言いながら、ちょっと行ってみるかという気もなきにしもあらず、でした。 結局実現はしなかったけど、一緒に行けたら楽しかっただろう…

  • ノーマスク。余計虚しい

    マスク解禁になりましたね! あと、観光系もばんばん宣伝してるし、3年ぶり、4年ぶりの開催なんて言葉もよく聞こえてきます。 コロナ感染リスクは変わらないけど、気持ちがみんな変わってきたなあという感じ。コロナ前の日常が戻ってきたのかもなあ、なんて思えます。 でも「戻ってきた戻ってきた」なんて声を聴くと、「うちはもう戻らないんです!ターは戻ってこないんです!」となんだか腹立たしさすら覚えてしまいます。 ターと一緒に「よし、またやるか、兄弟海外!」って言いたかったな。ノーマスク、~年前の暮らしが戻ってきた…なんて余計虚しくなります。 [blog:g:10257846132634017433:banne…

  • お彼岸だから?

    ここ数カ月、ターの夢は見なかったのですが、今日は久々にがっつりと出て来てくれました。 見かけるだけじゃなくて、話もできていて、でも「これいつまで続くのかな?」とちょっと不安にも思っているという夢です。 とはいえ、全体的に明るい雰囲気。 兄弟で大好きだったくっだらない話(ラッキー商会という縁起良い名前のお店なのに儲かってなさそうだねとか、ここらへんってお母さんの実家にあった廃れたお店に似てるけどお客の入りは良さそうだとか)をたくさんしてきました。 そして、なぜかその夢を見て「ああそうか」とちょっと納得いったことがありました、いや、あった気がしました。何をどうわかった!なのかちゃんと覚えていないん…

  • 吐き出させてやればよかった

    有名温泉旅館さんの不手際があったということで、数日前その社長さんが会見をしていました。 それがしばらくたってニュースを見たら、その社長さんが自死なさったとのこと。ネットでは「会見では淡々とした様子だったのに」という声も多いようです。 印象に残っている会見というと、証券会社の社長さんとか、ささやいてしまった女将さんの会見を思い出します。 が、彼らはいまも元気なのだとか。(もちろんあの証券会社の社長さんは不祥事ではなくお人柄のおかげもあったようです) 世間に叩かれたり、号泣したりして、いまにもどうにかなっちゃうんじゃないかという人の方がそうでもなくて、そう見えない人の方が心の中はぐちゃぐちゃになっ…

  • 「復興ではなく新しいものをつくっていく」

    先日、3月11日は東日本大震災から12年となったそうです。テレビではその日の番組で特集をしていたけれど、ラジオの方はちょっと遅れてぽつぽつと特集を継続して放送している様子。 なので、3月11日だけじゃなく、今日もまた震災についてのお話を聞きました。 お名前を聞き逃してしまったのですが、とある東日本を応援している司会者?アナウンサー?の方が復興について「復興というけれど、元に戻すのではなく新しいものをつくっていくしかないんですよね」と話されていました。 大切な人を亡くしたという意味では自死遺族も同じです。 あの日常を取り戻したいと躍起になるけれどどうにもならないんですよね。 12年前、大変なこと…

  • 自殺予防強化月間

    ラジオを聞いていたら、「3月は自殺予防強化月間」とのことです。確か9月も強化月間だったような? 3月も9月も始まりの前。新しい環境、生活になる前の時期ですね。 新しい生活を心待ちにしている人の方が少ないんじゃないかな。そして、「自殺予防強化月間だよ」と言われて自分事のようにとらえられる人なんてほんのわずかじゃないかなと、ラジオCMを聞きながら思います。 3年前は自分たちもあっち側のヒト、でした。 [blog:g:10257846132634017433:banner] [blog:g:10328749687176925910:banner] [blog:g:103285377923650793…

  • 危険な海外に行く

    ターがまだ生きてたころ、もう何年も前のことですが、死にたいなーというか消えたいなーということ、何度かありました。 多分、ほとんどの人間がそう思ったことあるはず…ですよね^^;そんなときには「危険な海外に行くこと」を考えてました。 いまで言えば、ウクライナやロシア、トルコ、シリア。 当時は中東とかアフリカのルワンダとかケニア、チュニジア、フィリピンのミンダナオ、南米…そんなことを考えてました。若いころ貧乏旅行をしていたので何も渡航禁止区域に行かなくても海外の危険度は日本とは比べ物にならないということは肌感覚で知ってました。 普通にリゾート地であっても夜遅くに変なところに行けば犯罪に巻き込まれる確…

  • 【読書】残された人が編む物語

    Twitterで「自死遺族になって以来読みたい小説がなくなった。でも何か読みたい」みたいなツイートをしたら、フォロワーの方がこの「残された人が編む物語」という本を紹介してくださいました。 短編集はあまり得意じゃないなあなんて思いながら読み始めたのですが、もう最初の弟を探す女性の章から心をつかまれ涙したり、家族の話はもちろんだけど、家族だけじゃない人同士のつながりの話には、他人だからこそより厚い情を感じたり… 感情が動きっぱなしになる一冊でした。 久しぶりに心に栄養が行き渡るような小説を読めた気がします。図書館で借りたのですが、手元に置いておきたいと思い購入し、母にも渡しました。 他にも何人かの…

  • 過去最悪の512人

    昨年の子ども(高校生までのことらしいです)の自死数が、過去最高の512人になったそうです。 とくに男子高校生が多く、全体の4割だとか。 自死は急にそうなるものだから防ぐなんてなかなかできるものじゃないと思うけれど、もっと社会全体の考えが変わらなくては子どもの自死は減らないと思います。 同性婚を認めようという意識変化に対して「社会が変わってしまう」という考えや、「学校にはなんとしても行くべき」という考えのような昔の当たり前やこうあるべきを考え直さないとこれからもっと生きづらい世の中になってしまう気がします。 せめて、自分は色んな考えに「いいよ」と言える人間になりたいものです。 [blog:g:1…

  • ハイスタンダード

    ちょっと前のことですが、ハイスタンダードのメンバーさんが亡くなったとのこと。 わたしは音楽全般を聞かない音楽オンチなのですが、あらら、と引っかかるものがありました。というのも、ハイスタンダードはターが音楽に熱狂するきっかけとなったバンドだから。(多分、だけど)いまもターのCDコレクションの中にあります。 ハイスタ、よく知らなかったけど有名なんですね^^;テレビ番組のオープニングとかでも使われてますよね。▼ www.youtube.com 好きなグループさんというわけじゃないし、こういう音楽を部屋で大音響で聞いていてイライラもしたけれど、亡くなったと聞くとなんか寂しい。 というか、ありがとうござ…

  • 少子化の原因は「子どもを産むと年収が7割も減る」じゃない

    Yahooのニュースに、子どもを産むと年収が減るといった趣旨のニュースがありました。 ▼ 子どもを産むと年収が7割も減る…世界が反面教師にする日本の「子育て罰」のあまりに厳しい現状(プレジデントオンライン)#Yahooニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5fccd157c0f3861d6535d56ea53ec23802d959bb それも一因かもしれないけれど、若い人が子ども産みたくない理由はそこじゃないと思う。 10~30代の死因1位は自死。G7でそんな国は日本だけ。若者の死因1位が自殺なんて国は日本と韓国だけだそうです。韓国も出生率が激減している国…

  • 杞憂

    最近強盗事件が相次いでいて物騒ですね💦自死が身近になってしまってから、殺人も強盗も「あり得る」ことだと考えて戸締りをかなり気を付けるようになりました。 その程度なら危機管理意識を高めるとも言えるけれど、「杞憂」という言葉のように、心配ばかりしていては普通に暮らせないものなので…まあ加減が大事ということなのでしょうね。 しかし、暗くなると不安感が増してしまいます。(まあとられるようなものは何一つないんですけどね!)蛇足ですが、杞憂とは空を落ちてくるのを心配していたのだとか。 大事な人を失うくらいなら、空でもなんでも落ちてきて自分も消えてしまいたい。空が落ちるくらい、なんてことないよなぁ。 この感…

  • 子が眠ると思い出す

    子を寝かしつけして、今日も終わったなぁとホッとしてると、ターの悲しい記憶が降りてきます。 なんだか、音もなくするすると降りてくるクモみたいな感覚。 そしてすぐ、あの日こうしてたら、ああしていたらという思いにとらわれてしまいます。もう2年半も過ぎたというのに、やっぱりたられば考えてしまう癖は変わりません。 こんなこと、本当はしたくない。 けど、やめられない。頭の中がいつも忙しく考えごとをしてしまうせいか、なんだか疲れます。 でもきっと自死遺族の人はみんなこうなんだよな。 Twitterで同じような境遇の方の呟きを見てなんとか生きてます。

  • 紅蘭さんも弟を亡くされてるから

    2月14日、草刈正雄さんのお嬢さんでありタレントさんでもある紅蘭さんが、弟さんの命日のお参りをされてましたね。 弟さん、草刈雅士さん(YUSHIさん)という方で2015年に転落死されたとのことです。 ja.wikipedia.org 画像は紅蘭さんのインスタからお借りしました。 真っ赤なバラ!華やかで紅蘭さんらしいですね。お墓にあげる花って何も決まり事はないですもんね。 紅蘭さんの「オムツも変えたしミルクも飲ませた」「今隣いないのが本当に辛くなる日もある」という言葉や、弟さんについてのタトゥーを入れたという一方、日々のキラッキラした紅蘭さんのインスタ。 息子さんを亡くして大声で現場で泣いたとい…

  • うるせえばばあ

    タイトル、口が悪くてすみません。。。 直接の知り合いじゃないけど、「夫が浮気してたので死にたくって死にたくってたまらない。でも家の中って首吊れる場所もないし、旅行行っても楽しくないし、ほんともうすべてが嫌になっちゃう」と愚痴っているオバハンがいました。 こういう人って殺しても死なないタイプ。 ターみたいな心根の優しい人じゃないと、本当に死ねないんだと思います。 軽々しく死にたいとか自殺を考えるとか言うな、うるせえばばあ!

  • 普通のいい日を楽しめばいいのだけど

    子のワクチンのために頑張って雪の中を歩いて、でもご機嫌で注射されて帰宅して。家で一緒に英語を勉強したり、おやつを食べたりして、一日を終えました。 こういう日があると2年前に亡くなったオトートに、「あんたもフツーのいい日を楽しめばいいじゃない」と声をかけたくなります。そしていつにも増して寂しさを感じます。 いつか、ターは私に対して「お姉ちゃんて、結婚してなかったらただのフリーターだよね」と言ってきたことがあります笑 わたしは、「そうだよー、だからいい人と結婚したんだよ」と開き直った回答をしたような。 小さいころからあんまり学校が好きじゃなくて、職を転々として、フリーターみたいな稼ぎしかないけど、…

  • 家族丸ごと見てくれる友人

    子の誕生日会がありました。 人生初めての、0から1になる誕生日ということで、わたしたちだけじゃなく、両親、義理の両親も大騒ぎで大喜びでした。 そんな様子を写真に収めて、海外にいる友人Tに送ったらお祝いとともに「お母さんがすごく幸せそうでよかった」とコメントをもらいました。 Tはものすごく頭が良くて勘がいい子。今回の子の誕生日の際、あるいはそのイベントを知らせた友人知人から母に言及してもらったのはTが初めてでした。 Tがそういった背景には、ターのことがあったはず。わたしたち家族のことを丸ごと見てくれる友人がいることがとても有難いです。 喜びの1歳の誕生日のあとはやっぱり、ターのいない寂しさが顔を…

  • 心音

    子の寝かしつけをしてたら、直前までバタバタしていた子の心臓のドキドキが手に伝わってきました。おー元気に生きてるなあ。 と、思うと同時にやっぱりターのことが浮かびました。 ターの亡くなった直後、両親は警察の方と話をしていました。 「手を取ったら冷たかったから、こりゃだめだと思ったんでねえ」 「あ、脈を取られたんですね?」 「いや、手を取っただけで脈は取ってなかったけど、冷たかったからね…」 父はそんな風に警察の方と話していました。 母が大騒ぎしていることで後から駆け付けたという父ですが、実はベッドで目が覚めたときに「ターはもう起きてこないかもしれないと思った」そうです。 それが現実になってしまっ…

  • 世界名作劇場

    最近、「小公女」「小公子」「少女パレアナ」などを読んでいます。 そう、世界名作劇場でアニメになったやつですね。 最初から親がいなかったり、親がいても途中で天涯孤独になったりと結構な喪失を子どもが経験して、でもそれでも生きていくお話ばかりです。 日常を描いたような現代の小説は、「でも家族生きてるんだからいいじゃん」なんて斜に構えてしまってもうあまり面白いと思えません。 むしろ現代小説ではありえないくらいの喪失の物語の詰まった昔の子ども向け小説に力をもらってます。

  • 子のありがたみ

    子は保育園に通っているけれど、朝は忙しいし、夜は早く寝かさないとと思って忙しいし、夜中に起きないかと心配だし… そこに仕事が入るので、1日があっという間です。 ターの写真を見て「ああ、そうだった」と思うこともあります。 ふと空いた時間に涙することも少なくありません。 だけど、子がわたしたちのところに来てくれて、忙しくしたり、笑ったりできます。ただただ、子どもって有難いですね。

  • 「神は乗り越えられない試練を与えない」の謎

    「神は乗り越えられない試練を与えない」。私が好きな作家三浦綾子さんもおっしゃってたかな、とにかくよく聞く言葉ですよね。 でも、それを同じ弟を亡くした自死遺族の友人に話すと、「それならどうして弟には乗り越えられない試練を与えたんだろうと思う」とのこと。まったく、その通りなんですよね。 じゃあ、神とやらは自死遺族に対して試練を与えているのか?最愛の家族を喪うことで私たちに試練を与えているのか? でも、それを乗り越えたとしても虚しさしかありません。もしもターの死を乗り越えて私がひとかどの人物になれるとしても、そうならなくていいからターを生かしておいてほしかったとしか思えません。 「神は死んだ」という…

  • 「私なら生きてられない」をやめてほしい

    ネットに、10年以上前に起きた保育園での死亡事故の記事がありました。 コメント欄には励まし、教訓といった温かいコメントがたくさん目につきましたが…「こんな事があったら私なら生きてられません」「自分だったら耐えられない」という励まし?もありました。 前の自分だったら相手への同情からそう言っちゃったかもしれません。 だけど、いざ家族を喪ってみるとそれは励ましでも共感でもなく「当事者でなくてよかった」に聞こえるんです。 自分の想像を絶するだろう苦しみには「なんと言っていいかわからない」でいいんです。家族を亡くした人や辛いことがあった人への言葉に「私なら生きてられない・耐えられない」をやめてほしいと切…

  • わたしと母の後悔

    子どもがコロナと突発性発疹になり不機嫌&きちんと寝ない&ぐずぐず泣くのが1週間ほど続いて死にたい気持ちになってました…。(実際自分で死ぬことはないけれど、早く人生終わらせたい願望というのでしょうか。大地震が来てほしいとか誰かに殺されてしまいたいというような) でも、幸運にも実家にいたので両親のサポートを受けることができ、その間に子も回復。いつもの穏やかな子に戻ってました。 でもこれからまたこういうことはあるんだろうし、こんなもんじゃない眠れない日があるんだろうな…なんて思ったらもう、「この子は素晴らしい世界一の子だけど、でも自分が子どもを産むのは間違ってたかもしれない」と思い、そんな話を母にし…

  • 借金、飲酒、薬物など依存症はもう専門家を入れるべき

    昨年末のことになっちゃいますが、2022年最後のテレフォン人生相談を聞いてたときのことです。 相談者さんは40代の一人息子をもつ女性の方。過去に借金が原因で自己破産をしているが、また借金をしているようでどうしたらいいのでしょうとの相談でした。 ご主人が「もう放っておけ」という方らしく、そんな夫婦間での相談ができない状態を回答者の先生は指摘されてました。 それも、解決法の一つではあると思うのですが…けれど私は、直らない借金はもう「依存」という病的なものだと思うので専門家を入れるべきじゃないかと思いました。 漫画家の西原理恵子さんのご主人はアル中で、何をどうしても治らなかったそう。飲酒からの暴力か…

  • 挨拶

    年が明けて実家の母に電話しました。(どうせ数日後には会うんですけどね) 子どもが隣にいたので一応新年らしい挨拶といったら「おめでとう」しか浮かばず、そう言ったのですが、母から返ってくるまでに間があった気がしました。 年が明けようがターは返ってこない。おめでたくなんかないのになあというのは私も同じ気持ちです。 その後何度お正月きてもやっぱり寂しいねと連絡してみたけどやっぱりなんだか母に悪いことをしてしまった気がして、一日からちょっと気持ちが沈みました。 新年の挨拶、「あけましておめでとう」と言われたらかぶせるように「今年もよろしくお願いします」と言ってるけど、なんかもっとおめでとう以外でないもの…

  • やっぱり実の親

    クリスマス前日に子どもがコロナになり、そこから家族みんなにうつり… 結構大変な今年の年末です^^;やっぱり保育園学校に行く人間がいると、家庭内で広がりやすいもんですね💦 実家の両親、義理の両親にも心配かけてしまいました。 でもやっぱり、実の両親。義理の両親の心配事は孫のことだけでしたが、実の親たちは「ゆーちゃん(わたしのこと)は大丈夫?みんな大丈夫?」と始終気にかけてくれてました。 この世で一番自分のことを心配してくれる人は夫でもなく、自分でもなく、親だなあと有難く思いました。 ターが自死したとき、両親に対して「辛すぎるよね、もうどうにもならなければ人生終わらせてもいいよ、私は大丈夫だよ」と思…

  • お飾り

    年末ですね。 こたつに入って兄弟であーでもないこーでもないと話していた昔を思い出し、辛い時期でもあります。いつでも辛いけれど、冬は一緒に室内で過ごす濃い時間だったからかな、余計に寂しさが募る気がします。 今年、クリスマスの飾りつけはしました。子どもも生まれたし、かわいい飾りは自分も見ていて楽しくなるから。 だけど、お正月のお飾り…新年が来たことを喜ぶようなお飾りは、去年同様用意する気になれずにいます。

  • 気持ちに蓋をする時間

    うちの子、離乳食後期となり、だいぶ大人の私たちと同じものが食べられるようになりました。 「いままでスーパー行くと、ターはあれ好きだった、これ好きだったと思って涙が出てくる」と言ってた母が、「いまはたいちゃん、これ食べるかな、あれ食べるかなと思って嬉しくなる」と言ってくれるようになりました。 今日もわたしは一人でいると涙が止まらなくなってしまいました。どうやってもターのことを考えない日はないもんね。 だけど、子ども(孫)のおかげでターのことを思う気持ちに蓋をする時間が少し長くなった気がします。

  • 意味のない会話

    なんとなく、自分のブログを見なおしてみました。 すると、まあ同じことをぐるぐると呟いている感じですね^^; 母との会話もそう。「さいごのあのとき、声をかけていれば」「私が実家に帰ってれば」たらればばかり、同じ言葉を何度も何度も繰り返しています。 わたしはもともと、意味のない会話が苦手でした。ただの会話は時間の無駄、何か解決しないとだめ!そう思ってました。 だけど、家族を喪って、自死遺族となってどうにも解決なんかできないことがあるってことを知って、意味のない会話の意味が少しわかってきた気がします。

  • やっぱりまだ見られない

    子どもがテレビ下のDVDを漁っていて、偶然わたしたちの結婚式のDVDを出してました。 それを見たうちの母、「見ようか~」とDVDを入れたのだけど、やっぱりターが元気だった様子がたくさん映っていて、なんとか見終えたけれどやっぱり母もわたしも涙してしまいました。 まだまだ見られないし、多分一生涙なしには見られないんだろうな…。 今でも、実家にいると、ターが離れから眠そうに歩いてくるような気がします。

  • 「オレに死ねってことか」に対する回答

    大好きな(笑)テレフォン人生相談を聞いてたときのこと。 就職しない・仕事が長続きしない40代の息子に苦言すると「オレに死ねってことか」とつっかかってくる息子への対応について相談がありました。 ターも、同じようなこと、母に言ってたなあ。ということで、思わず仕事の手を止め回答に聞き耳を立ててると… 回答者の先生は、「死ねってことかなんて言われたら、ああそうだと言ってやんなさい!40面下げて何甘えたこと言ってんだ!」と厳しい回答でした💦 もし、ターが「仕事続けろってことは死ねっていうことだね」と言ったとき、「ああそうだ」と言ったらどうなってたんだろう。 どっちにしろ、ターはバリバリ働いて生きていくの…

  • 急降下

    自死遺族だからでしょうか? それとも家族を亡くした人というのはみんなこうなのでしょうか? クリスマスムード漂う雑貨屋さんでわくわくしながら買い物をしていたら急に「ああ、ターはもういないんだ」という気持ちになり、ぽつんと取り残されたような感覚になりました。 一生この残念な気持ちは消えないんだなあと思うと、この先生きていくのが嫌になりそう。 まあ、両親を見送るまでは死ねないなという一心でようやく立っている状態です。

  • いいぞいいぞ!

    母と子と3人で出かけたときのこと。二人で大泣きした公園を横目にしつつ母が「ターは辛いこともあっただろうけれど、でも親の対応が悪くて辛い思いや惨めな思いをさせたことはなかったと思うんだけどねえ」と呟きました。 ずっと、産んであげるんじゃなかった、親として失格だと嘆いていたのに…。ターが亡くなってから2年半、やっと聞きたかった言葉が聞けました。 「そうだよ、親のせいで悪い思いをしたことなんてあるわけないじゃん!同じ子の立場として保証する!!」わたしはバスに乗っていることも忘れてつい大声を出してしまいました。 きっとまた後悔や残念な気持ちを感じることもあるだろうけれど、とりあえずいいぞいいぞと心の中…

  • 亡くなった後にどれだけ想ってくれる人がいるか

    ちょっと先日の続きみたいになりますが… 育児って結果論じゃないと強く思います。長い人生と同じで、アップもダウンもあるものです。 人の最期は結果で、それでエンドとなりがちに思われるけれど、亡くなったあとにどれだけの人が悲しんでいるか、思い出してくれているかでその人の本当の人生が見えてくるものではないでしょうか。 色々振り返る年末という時期もあるかもしれませんが、今日も同級生だった子やわたしの友人からお悔やみの言葉が絶えません。 ターは仲間に恵まれた人生を送っていました。

  • 子育ての答え合わせ

    有難いことに、子どもが無事生後10か月を迎えました。 離乳食も問題ないどころか保育園で誉められるくらいよく食べ、そして遂につかまり立ちも始まり、病院でも「早産、低体重で生まれたけれど全然問題ないね」といった言葉をかけていただき、安心するとともに嬉しい気持ちでいっぱい! この嬉しさって何だろうと分解してみると、純粋に子どもが成長している喜びが半分、そして「自分のやってきたことが正解だった」という確信と誇りを持てる喜びがあるような気がしました。 そこでやっぱり、ターのこと、母のことを思い出します。 お世辞半分だったかもしれないけれど、ターの言動を見たご近所さんや先生から「どうやってこんないい子を育…

  • 自分の城を持つ

    テレフォン人生相談から派生し、加藤諦三先生の本を何冊か読みました。 「心の休ませ方」という本にあった「心に自分の城を持つ人はどこに行ってもやっていける。うつ病患者には自分の城、居場所がない」という言葉は、当たり前のようで、ターはできてなかったのかな、なんて思いながら読みました。 友達やちょっと見てかっこいいと思った有名人の持ち物や格好をマネしたがっていて、あとになって友人から「ターは自分がこうしたいっていうのがなかったのかもなあ」なんて言われてたっけ。 自分はこれというものを持って、心の中に城を持って、自信もって生きててほしかったなあ。いや、姉から見たらターの性格や気質は羨ましいとすら思ってた…

  • 【読書】結局一番だった本のこと

    ターがいなくなってもう2年3か月。昨日も夜中に目が覚め、「え?ターっていなくなったんだっけ?もう話せないってこと?そんなことないよね?」と頭が混乱してしまいました。 年月はとても早く過ぎていくのに、ターがいないこの世にはどうもまだ慣れません。 けれども、最近は小説や漫画などを以前のように楽しむことができるようになってきました。支えてくれた人がいたことはもちろん、本にもすごく頼りました。自死・自殺というワードがあればもう手あたり次第読んだと言ってもいいくらい。 かなり乱読をしたのですが、やっぱり一番自分を引きあげてくれたのは、これまでに何度かご紹介した「死は終わりではない」です。 銃で自死した主…

  • 20万!

    昨日から物欲話が続きますが…笑 ターが生きてるときに「お母さんにあげたいね」と話していたネックレスが、値上がりして20万円超えになってました! 「15万!お姉ちゃん、引き継ぎありきでお母さんにあげようとしてるの?」とさすが弟らしいことを言ってた、若干思い出のネックレスです笑 ターがいたら、この値上げについてどう言うかな。「もう無理だね」「さすがに手が出ないよ」? でもね、安心せぃ。値上げ前に、いやもう昨年既に、おかーさんにあげてるから! ターがいない間に、えーちゃんはジュエリープレゼントして、孫の顔を見せて、親孝行しまくってるぞ!悔しかったらたまには顔見せに、せめて気配だけでも表しにこい!

  • おかえり、物欲

    東京のデパートが好きです。良いもの、きれいなものが詰まっていて、賑やかで華やかで。 でも、ターがなくなってから一気に色褪せた。それはデパートに限った話じゃないのですが。 だけど最近、仕事の休み時間にカチカチと久々に大好きな日本橋三越さんのサイトをクリックして「いいな」とわくわくしていました。 物欲も食欲もなくなって以来、欲があることは心が良好だと思うようになりました。 ましてや、物欲があるのはかなり健康な状態かと。 よくぞ戻ってきてくれた、物欲さん!

  • 世の中捨てたもんじゃない

    電車とバスで子どもの病院に行きました。そしたら、バスで降車を手伝おうとしてくれる高齢男性がいたり、はだしになった子を見て「寒くないかい」と心配してくれる車いすのかなり高齢の男性がいたり。 高齢男性は子連れにキツイとか老害とか言われていて、実際そういう場面も見たことがあったけれど、いざ、子連れで外出すると世の中優しいじゃないかと実感することが多いです。 ターは結婚もせず、子どももいなかったけれど、もしわたしと子と一緒に外出していたら。そして世の中の優しさに触れてたら、絶望することなんてないなと思えたかもしれないのにもったいなかったなあ。

  • 幸せ以外の何物でもない

    仲のいい友人が朝からきてくれて、子どもの病院に途中まで付き添ってくれたり、病院に着いたらもうそこに母が待っていてくれたり、さらに帰宅したら父がご飯を作ってまっていてくれたり。 これ、幸せ以外の何物でもないですよね。 ターのことは片時も忘れないけれど、いま幸せだと感じられることがうれしい。自死遺族の方みんなと、こういう幸せを実感できる日もあるんだよねと分かち合いたいです。

  • そうならないようにしてたのに

    投資詐欺にあって娘さんが自死された方が損害賠償を求めているという、ニュースをやってました。 その娘さんの遺書には「親不孝でごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい」とあったとのこと。 お金をムダにしたことに対してダメだよと、そんなに人を信用しちゃダメだよと叱ったかもしれないけど、それは全部娘さんを思って心配から出た行動だろうに。 それなのに肝心の娘さん本人が命を絶ってしまうなんて。 親ってのは子どもが最悪のこと、事件に巻き込まれたり病気になったり…自死したりしないよう心配だから叱ったり頑張ったりしてくれてるのに。

  • 「たいちゃん」

    ターの声を聞かなくなって2年4カ月になります。 2年もあれば十分状況は変わるもの。この間に、親戚やご近所さんが亡くなったり、馴染みのお店が閉店したりと、自分たちに直接かかわるでもないけれどよく考えると寂しい出来事がいくつかあったし、何よりわたしは出産という大きな経験をしました。 ターの名前を一文字とった名前を子どもにつけ、呼び名を「たいちゃん」としています。ターは彼に会えなかったけれど、それでもターのことを思い出すと「たいちゃん、元気?」「たいちゃんに買ってきたよ」とたいちゃんのことを話すターの声が聞こえてくる気がします。 本当に「たいちゃん」と呼んでほしかったよ。

  • 秋もきつい

    ただでさえ秋って寂しい季節ですが、ターがいなくなってから、とくに今年の秋は去年以上に寂しい感覚があります。 2年前の秋は亡くなったばかりで夢の中みたいだった。去年は妊娠中で身体が辛いとしか思えず、ちょっと余裕が出てきたからかな、今年の秋はいつもよりずっとずっと寂しいです。 もういないっていう寂しさが骨身にしみるようです。いないのかあ。

  • 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。

    ちょっと前ですが、たまたま見たテレビ番組でバイオリニストの高嶋ちさ子さんが、「お母さん死んじゃってから人生つまんない~」と言ってました。数年前にお母さんをご病気で亡くされてるそうです。 傍若無人というか、怖いものなし、人生上り調子しかないという感じのあの人も、家族を喪って「人生つまんない」だなんて言うんだなあ。 「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。」とは伊集院静さんの言葉らしいですが、社会人に自分の支えになっている言葉を聞いたらこの言葉を支えにしている人が一番多かったという話を聞いたことがあります。 それだけ、みんな、それぞれに、何か抱えているということですよね。 まだまだ急にターの…

  • 羨ましい

    夫の実家の法事に出席してきました。100歳を超えて亡くなったご先祖様の法事。 ずっと体調不良で家から出られなかった夫の兄弟もこの日はサプライズで参加し、夫の両親が大喜びする様子。このどちらもわたしの実家では起きることはありえません。 私もこの兄弟のことは好きだし、心配していたので嬉しかったけれど、正直「いいよなあ、生きてるんだから」と斜に構えたような気持ちがありました。 ターがサプライズで家に帰ってきてくれたらどんなに両親も喜ぶだろうなんてことを、ほんの数分のサプライズの様子を見ながら頭に浮かんでしまいました。 そういえば、どっかの雑誌で松岡修造さんが「僕はまだ家族を亡くすという経験はないんで…

  • 死にたい気持ち

    死にたいとか消えたいと思ってるときって上下左右を目隠しされたみたいな状態だなと思います。 「いいこと・好きなもの・大切なものを思い出す」紙にでも書いて目の前に貼っておかないとうっかり死んでしまいそう。 ターが自分で死んでしまったり、自死のニュースを聞いたりすると「なんて大それたことを」と思う一方で、死は日常と直線でつながっているからそういうこともあるんだよなとも感じます。 ほんと、這い上がれるように、吸い込まれないように、メモでもしておいた方がいいと思う。

  • 無関心

    もう10年近くも前のことですが、「ターの家(離れのことかと)の方から叫び声が聞こえる」と、ご近所さんから警察を呼ばれてしまったことがあります。 当時、ターは鬱病の治療薬を飲んだり飲まなかったりと不安定な時期。父は退職していたのでその時も家にいたのですが、「筋トレでもしてるのかと思った」とのこと。 そんなこともあったねえ、という話をつい先日したのですが、母もわたしも父に対して「もうちょっとターに関心持ってあげてもよかったのに」と思い…ついそう口にしてしまいました。 父もいま思い返せばそう思ったのでしょう、ちょっと無言になってしまい、悪いことを言ってしまったと反省しました。 優しい父のこと。言葉に…

  • エステ

    数年ぶりにエステなんぞ受けに行きました。偶然にも、サロンがあるのは15年ほど前に働かせてもらっていた職場の近く! その職場にいた当時、ターは看護学校の受験のために浪人生をしながら実家にいて、家族4人揃って暮らしていました。 いつも仕事から帰宅すると「おねーちゃん帰ってきた~、ご飯だご飯だ~」と小学生みたいに喜ぶ様子や、「ぜんまいざむらい」というアニメにハマって毎日のように話してくれたこととかを思い出し、なんだか今でも帰宅すればターが待ってるんじゃないかというような錯覚に陥りました。 エステで身体もリフレッシュできたし、いい時代を思い出して生き返ったような気持ちになり、子どもを見ていてくれる両親…

  • たらればは希望的観測なんだけど

    全部が全部じゃないだろうけれど、やっぱり進学校かそうじゃないかって学校の雰囲気は変わるもの。つまり生徒の質も違うもの。残念なことに、ターが行った高校では人のところをからかいに来たりバカにしたりという幼い人もいたようです。 ターの高校には、野球を頑張っていたターを面白く思わない人もいたそうです。そういう生徒からからかわれ、学校に行きたくないと布団を被ってた日もあったとか。その辺から「どうせ頑張っても」という気持ちが強くなって野球だけじゃなく投げやりになってきたような気もします。 実家の近所には県内一の進学校があります。今でも買い物などの行き来にその中を通らせてもらうことがあり、眩しいような爽やか…

  • 医療大麻解禁

    news.yahoo.co.jpnネットを見てたら、「医療大麻解禁」という文字が目に入り、調べてしまいました。その通り、日本でもようやく病気で痛みを抱える方に対し、大麻の使用が許可されるようになるのだとか。 ターは3年くらい前からクローン病と診断され、「薬が効かない」「痛い」とよく言っていて、それと同時に「大麻で痛みを取り除くっていうのはだめなの?なんで?アルコールはよくて大麻はだめなの?大麻合法化している国もあるのに?」と言ってました。 まあ、ターがそんなに大麻を使いたかった理由の背景には、この国では違法と知りながら使ったことがあるからで、決して褒められた行為ではないのですが、それにしても、…

  • アカウント

    いつもこのブログを見てくださってありがとうございます。 閲覧履歴を見ると、はてなブログのアカウントに画像が入ってなかったり、ブログをされているわけではなかったり…つまり、閲覧用にアカウントをつくってくださったのかなという方がちらほらいらっしゃいます。 これが猫ブログや食べ歩きブログなら純粋にうれしいのですが、自死遺族体験談のこのブログに訪問いただいてると思うと…わたしもターを亡くした当初は苦しくてくるしくて、何かつかまれるものを探していました。ネットを通じて見ず知らずの人に声をかけていたから、そんな状況なのかなと推測して切なくなります。 藁でもなんでもいい。藁でも「あ、何かあった」と感じて、溺…

  • スカイキャッスル

    「スカイキャッスル」というアマプラでやってる韓国ドラマにはまってます。サスペンスあり人間ドラマあり、華やかな世界あり。受験戦争がストーリーの核になっていてあまりに遠い世界なので何が起きても「ほー」という感想しか出てこず、自死のシーンもこれまた銃を使うという点で日本人のわたしには遠すぎて安心して見られたという^^; それにしても、韓国ドラマって結構自死が出てくることが多いような。(まあ、わたしがドロドロしたドラマを好んで見るところがあるからかもしれないけど) 韓国の自殺率は日本よりも多かったはず。だから自死遺族も多いわけで。 どんな支援団体があるんだろう、遺族の方たちはどう生きているんだろう、や…

  • 明けなくていい

    コロナ流行終了宣言というワードをツイッターで見かけました。 コロナが日本で流行り始めたのは2020年の2月頃だったでしょうか。あのときはターが生きていた。 それが、4月に緊急事態宣言が発令され、明けたと思ったらやっぱりまだコロナは収束せず、7月、ターは命を絶ってしまいました。 ターが亡くなった原因はコロナとは関係ないけれど、日本中世界中がコロナで落ち込んでいることで救われるような気持ちになることが少なからずありました。2020年は最悪の年だったとどこかの雑誌が書いてくれたことで、わたしたちの気持ちを感じ取ってもらえたような気がしました。 今年、ようやく花火やお祭りなどが3年ぶりに再開されている…

  • 早朝ボランティア

    ターを亡くしてから、死亡推定時刻の午前2時はもちろん、「この時間に発見してれば助かったんじゃないか」というような午前4時、5時前が苦手になりました。 それまでは空が白み始めて美しい時間、これから始まるというちょっと楽しみになる時間だったのに。 それが、今日は早朝ボランティアという日。久々にまだ薄暗い時間に目が覚めたけれど、湧き出てきたのはわくわくするような感情でした。 「今日の仕事はあれして、これして。出かける前に子に離乳食もあげられたらいいなあ。離乳食はお出汁たっぷりのおじやかな~。そうだ、あの人にもこの人にも連絡したいなー!」という感じの。 適度に(ここの匙加減が難しいけど!)忙しくして、…

  • 筋トレ

    Twitterで、息子を自死で亡くしたお母さんが「息子は筋トレはやった分だけ目に見える!初めての成功体験だと言ってた」と呟いていらっしゃいました。 ターもまったく同じことを言ってました。「筋トレって、やった分だけ成果が出るからいいよね」と。 そのお母さんは「もっといろんな成功体験をさせてやりたかった」とおっしゃってましたが、共感しかありません。 だけど、ターは少年野球から高校野球までずっと続けるものがあったし、友達は多かったし、文才はあったし、十分だったのになあ。わたしにないものをたくさん持ってました。 ああ、もっとそう伝えてやればよかったのかな。

  • 3歳児神話は信じない

    ちらちら書いてますが、ターも私も3歳どころか4歳まで家で母の手元で育ててもらいました。4歳からの幼稚園といっても大学付属で、午後2時には帰宅するような教育重視系の幼稚園だったので、かなり家にいる時間は長い子だったと思います。母は専業主婦でたっぷり遊んでもらったし、祖父もいたし、近所のおじいちゃんおばあちゃんが一緒に育児してくれる環境だったし。 だから絶対、3歳までの愛着形成なんてもんは完璧だったはず。それでも、私は中学のときにちょこっと不登校になったし、ターは「生きていて楽しいと思えない」ということをちょくちょく言ってました。(とくに失恋してるとき!) だから「3歳まで手元で育てることが愛着形…

  • 大家族石田さんの名言

    この前、茨城の大家族「石田さん」のご家庭の番組をやってました。見ていたらさすが9人も育てた母さん、講演会もされているのですね。 そこで「人生の番狂わせは必ず来るのだから…」というような趣旨のことを話されていました。 以前の自分だったら聞き流していただろうけれど、ターを亡くしてまさに番狂わせを経験したから、石田さんの言葉が実感できます。 石田さんも色々あったのかな、でも子どもさんを失ったことはないみたいだから幸せなんだろうなあなんて思ってしまいます。

  • 寄り添いたいのに

    ターは4歳まで家で育てられてたけれど、わたしの子は早くから保育園へ行かせている。ターはチームプレイのスポーツをやってたけれど、子にはさせないでおこうと思う。ターは小さいころ順調すぎたから、子はあんまりほめ過ぎないで人生いろいろあることを小さいうちから感じてもらおう。 自分で死なないように、両親より長生きするように、ターとは真逆の育て方をしたらいいんじゃないか…両親の育児を否定するつもりはないけど、「ターのような結果にならないようにするために」両親の方針を否定するみたいになってしまったり、ターと逆の育て方をしようと思ってしまう。 両親に寄り添いたいのにたまに傍観者のようにになってしまう自分が卑怯…

  • 睡眠環境

    ターがいたときみたいに友人関係も元通りになってきたし、周りの人も気にするのは子どものこと=明るい話題ばかりになりがちな今日この頃です。でも、わたしはつい甘えてターのことも話してやってよといわんばかりに意図的にターの話題を選んでしまうのですが…それでも受け入れてくれる友人ばかりなのは恵まれた環境ですね。 しかし、そんな環境に感謝しつつも、昨日の夜は苦しかった💦寝付くときに「ターはもういないんだ」という想いが悪夢みたいに襲ってきて、苦しい苦しいと思いながら眠りに入っていきました。 身体が疲れてるとこういう寝つきにこういうことがある気がします。 最近夜中に何度か目が覚めてしまうし、寝具とか睡眠環境見…

  • 動じない気持ち

    また実家に戻ってきてます。 そこで、実際には見なかったけれど、母から「さっきまたお父さん泣いてた」と聞きました。父はとくにお酒を飲むと泣くことが多いようです。 今までだったら父が、母が泣いてたという話を聞くとどーんと心が落ちていましたが、このとき出てきたのは「ああ、そうだよね」という感想でした。心がマヒしたとも言えるし、動じなくなったとも言えるかもしれない。 そして、ああ、そうだよね。うん、わたしも今でも二日に一度くらいは泣いてるよ、という想いも出てきました。 こんなのに慣れたくないけど、大波が来ることもあるけれど、二年も経つと大事な家族が亡くなったことにも慣れて、動じなくなってくるもんだなあ…

  • お蕎麦

    こんにちは、わたしの住む地域は朝晩は涼しい風が吹くようになりました。ターがいなくなって以来、夏が嫌いでしたが、あれから2年、やっと夏が去るのが少し寂しいかな、という感じになってきました。 でもやっぱり聞いてしまう「テレフォン人生相談」。この日は育児に悩んでいるお母さんの相談でしたが、負の連鎖を抱えながらも頑張ってるお母さんの様子に涙。 そしてまた、きっと世のお母さんたちは、そしてうちの母もこうしてわたしやターを育ててくれたんだろうなと思って大号泣してしまいました。 実家では両親とも「テレフォン人生相談」のファンでよく聞いてます。きっとこの放送も聞いて、もしかして泣いてるかもしれないなと思ったら…

  • 悲しいけれど幸せ

    だいたい6時半前後に起きて、朝の支度。8時に夫を送り出してから洗濯や掃除をして、9時過ぎにベビーカーを押しながら買い物へ。「CMでやってたあのラーメンを買おう!」なんて思いながら、無事購入。帰宅してLINEの返信などをした後は、在宅作業を開始。17時に終了したら子どもとごろごろしながら遊んで、夕飯づくり。21時に子どもが寝て、わたしは自分のベッドで読書しながら就寝。 欲しいものを買えること。家で猫や子どもと一緒にいながら仕事をさせてもらえること。小さく整った家で気持ちよく暮らせること。気にかけ、気にかけてくれる家族や友達がいること。一つひとつに幸せを感じます。 まだ1,2歳の子を亡くした親御さ…

  • 統一教会なんてもんじゃない

    お盆に坊主が来て、納骨されていないターのお骨を見て「お兄ちゃん、どこ行ったらいいか困ってるねえ」と言ったそうな。 骨になったら即納骨という常識でがんじがらめになった思考回路のない坊主め。子を亡くした親の気持ちなんてわからないんだろう。 寺を変えたいけれど、先祖の絡みがあり父は首を縦に振りません。 だけど、わたしの代に変わったら速攻で寺を変えようと思います。というか、自分、クリスチャンでしたしね。 そんなことを友人知人に話すと、結構そこここから坊主への不満って聞くものです。仏教、とくに曹洞宗ってのはいま話題になってる統一教会より阿漕な商売してるようにしか思えないのでした。 魂を救おうともしない聖…

  • 当てつけたかった

    テレフォン人生相談で、大原敬子先生が不登校に悩むお子さんのお母さんへのアドバイスで、「お子さんへの愛情を伝えるにはずっとべったり一緒にいる必要はないよ。時間は短くても一緒にご飯を食べる。半分こしようと言って分ける。あなたがいるから頑張れるよと伝えるといいよ」という内容のアドバイスをされていました。 全部、母がやってくれていたことでした。いや、それ以上にみーっちり時間をかけて、手間もかけてくれてました。 ターも母がどんなに手間暇愛情をかけてくれたか感謝しきれないと言ってたし、父に対しても有難いという想いは十分感じていたはずです。 もう、両親のせいじゃないんですよね。 そういえば、わたしももう人生…

  • 鈍感すぎる

    よくよく考えると、わたしの曽祖父、大叔母は自死だったし、ちょっと遠縁の親戚はアルコール中毒からきた病気で亡くなっています。ふと夫に、まわりや親戚知人にそういう人がいないか聞くと「いない」と一言。 ふーんそうかとちょっと不完全燃焼みたいな気持ちでいたのですが、夫のクラスメイトのお家の方やご兄弟が自死したというお話を義理の母が教えてくれました。 ほら、あるじゃん!!!「いない」じゃなくてさ、よく考えてみろよってんだ、共有・共感を求めているのにさ。なんて鈍感なんだ。 誤解のないようにお伝えすると、夫は行きたいところや欲しいものを叶えてくれるドラえもんみたいで、言うことを聞いてくれるし、赤の他人に対し…

  • 妙な腹の据え方

    <小さな子どもの死という内容なので不快に思われそうな方はお読みいただかないようお願いします> ターは、小さいころは怖いものなしで生きることが楽しくて仕方ないようで、姉から見ても眩しい存在でした。それが、思春期、物事が少しわけるようになってきたあたりから失速して、彼の意図せぬ方向にふらふらと飛行するようになっていってしまった。そこから亡くなるまではアップダウンはあっただろうけれど、やっぱり人生の後半はあまり楽しそうではなかったかもしれません。 赤ちゃんを育てていると、動いた、泣いた、しゃべった、寝た、うんちした、おしっこした…そんなことでみんなが喜んでくれて世界は自分を中心にしているようなわけで…

  • 何でも話せる

    ターが亡くなってからメンタルヘルスの診断表を見たら、「家族や身近になんでも話せる人がいる・周囲のケアがある」が著しく低くて、寂しさに追い打ちをかけられました。 「家族だから」なんでも打ち明けられるなんてありっこない。家族だから心配かけたくないから話せなかったということも真実で、よくあることでしょう。 けれど、いま思えば「今度の人とうまくいかなかったら死ぬしかない」とか「見捨てられ不安があるんだよなあ」とか、こっちが「なーに言ってんの」と笑い飛ばしてた呟きに本心があったのかもしれません。 それなのに、「口角上げてると脳が騙されるもんだよ」とか「早起きして朝日を浴びるといいよ」みたいなことしか言っ…

  • 虚栄心

    母は、虚栄心が強いと思います。ふと出てきた5月にとった夫家族とのお宮参りの集合写真。きれいに着飾り、化粧も上手で満面の笑顔。 虚栄心は悪いことじゃなく向上心でもあるから、悪いことじゃないとわたしは思います。 でも、息子が自死して砕かれてしまった。いいお母さんだったのに。子どものために尽くしていたのに。それを全部ひっくり返すような最悪の結末。 それから2年経ちましたが、息子がいなくなった寂しさ、悔しさはどうにもなりません。だけど、とわたしはふと思いました。もしかしたら母の「虚栄心」の部分は、わたしたちでなんとかできるのではないか、と。 身なりをきちんとして見た目にも自慢できる子や孫になる。仕事で…

  • サイン

    ターが自死した直接の原因はウツではなかったかもしれない。だけど、もう10年も前に発症したウツが影を落としていたような気もする…というぼんやりした理由から、ターの死後に鬱病について探るようになりました。 ウツだったかもしれない。いや、それでも楽しそうなとき(たまにそれを通り越してハイなとき)もまあまああった。それなら、双極性障害だったかもしれない。 「あれ?」と思ったときに、ターをちゃんとした病院に連れていけばよかった。もっといい精神科・心療内科に連れていけばよかった。 本人は拒否しただろうけど、首に縄つけてでも引っ張っていけばよかった。 「なんで苦しいって言わなかったの?なんでもっとサイン出し…

  • 【読書】おサケについてのまじめな話

    西原理恵子さんという漫画家さんが好きで、最近またハマって色々読むようになりました。その一環で見つけた本「おサケについてのまじめな話」。 西原さんのご主人鴨志田さん・通称カモちゃんはアル中とがんで亡くなった方です。その体験談というか、自分みたいにならないようにと西原さんがアル中について家族目線でまとめてくれた本です。 カモちゃんの症状を「何か月もお酒飲まなくてもいいときもあった」「お酒を飲んで暴れるけれど、外ではとてもいい人になる」というのを見ると、「これってウツみたい…というか、ターのことみたいだなあ」と思える点が所々ありました。 ターは、アル中ではありませんでしたが、薬物を使っていたことがあ…

  • お盆か

    ターがいない二度目のお盆。 ご先祖様を迎えたり送ったりしていたお盆は幸せな時間だったんだなと気付きます。 いまが幸せじゃないわけじゃないけど、寂しい。

  • 両さん

    ターの小学校からの友人で「リョウさん」と呼ばれている子がいます。地方では珍しい帰国子女だし、頭もいいし、なんだか細かいことを気にしない豪快さがこち亀の両さんぽいなーと思って、あんまり話したことはないにもかかわらず、好きなターの友人の一人です。(というか、ターの友人で嫌いな人なんていないけど!)ターの葬儀では家族よりも泣いて泣いて悼んでくれて。 豪快なんだけど、どこか繊細というか人を想う気持ちが強すぎるくらいの情に厚い人です。 そんなリョウさんは今年もターのお参りに来てくれて、「来年も元気だったら来ます」と言ってたとか。 ターの分もというつもりはないけれど、幸せに生きてほしい人の一人です。来年は…

  • 幼馴染M

    ちょうど実家に帰省中、ターとわたしの共通の幼馴染Mが来てくれました。 土曜というと一緒にお昼を食べて、学校から帰るとずっと一緒に遊んでいた仲なので、顔を見ると兄弟みたいな感じがするというか。夫のことすら呼び捨てにはしないわたしが唯一呼び捨てで呼ぶ人間で、彼もまたわたしを呼び捨てで呼ぶ唯一の人です。 もちろん両親もそんなMのことはすごくかわいがり、ターのことがあってからは頼ることが多くなりました。 彼はあまり幸運な子ども時代ではなかったし警察のお世話にもなった子だけど、だからこそ生きる知恵とかサバイバル力が抜群。なので、わたしもどこか、夫以上に頼ってしまうこともあります。ターが亡くなったときには…

  • 苦しみを遺族に転嫁するだけ

    ターが自死したと聞いたとき、警察の方に「他殺の可能性はないですか?絶対に?」と詰問してしまいました。 今でこそ他殺ならではの苦しみというのはあるとわかるのですが、あの時はもう自殺ということを認めたくなかった…というのも、自殺だったらずっと「なんでどうして」と考えないといけないことを直感してたからだと思います。 実際その通りで、2年が過ぎた今でも「なんで生きられなかったのか」「どうしてあのとき声かけなかったのか」と疑問や自分たちを責める気持ちがずっと続いてます。 最近どこかで「自殺しても苦しみを遺族に転嫁するだけ」という言葉を見かけました。本当にその通りで、ターの苦しみは残された私たち家族3人が…

  • 親目線兄弟目線

    子どもの通院に行ったら、偶然ターの高校野球部時代の友人に会いました。 まだ生まれたばかりという双子ちゃんを奥さんと一人ずつ抱っこして大変そうだったのに、「ター君のお母さんだと思って。野球部でお世話になった●●です!」とわざわざ戻ってきて挨拶してくれました。一度、わたしもその子と仕事で偶然出会ってちょっと話したことがあるのですが、本当に気持ちのいい子!さすが野球部だなあと感心しました。 ターがいなくなってからも母や父のところに挨拶に来てくれる子が少なくありません。両親としては、彼らの姿とそうならなかったターの姿を重ねて「みんな元気で人生歩んでいるのになあ」という想いはあるようです。やっぱり愛情深…

  • 弟を亡くしたお姉さんのブログ

    弟を亡くしたお姉さんのブログを見つけました。 kazeninarukumoninaru.blog.fc2.com そういうブログはいくつかあるけれど、日付を見ると2014年に亡くなられているらしく、当時から書かれているのにこれまで読んだことがなくて、偶然最近になってやっと出会えた感じがします。 亡くなった当時のことから以前のこと、数年後までこと細かく心情が描かれていて読んでいて追体験をしているような気になりました。 兄弟と言っても色んな関係があると思いますが、うちもそうだし、友人知人を見てみても弟と姉というのは格別に仲がいい気がします。 そんな大切な弟を亡くしたこのお姉さんと語りたいなと思いま…

  • ツイッターアカウント

    こんな散り散りな内容のブログですが、同じような経験をされた方から「ずっと読んでました」「同じような体験をして頷きながら読んでます」と言っていただくこともあります。 はてなブログってログインしないとコメントできないようなので、もっとコンタクトしやすいツイッターアカウントを載せておきますので…もしよろしければこちらにご連絡ください。 すぐにお返事できないこともありますが、どうぞよろしくお願いします。 twitter.com

  • その瞬間

    恨んでるわけじゃないけど、ターが亡くなったと聞いたときに夫は仕事を抜けられないからと一緒に実家に来てくれませんでした。仕方ないけれど寂しかった。。。 一方で、「こんなことがあって今から電車で帰る」と話したら間髪入れず「とりあえずストップしてください、私の車で行きましょう」と言ってくれた友人のことは一生忘れません。 あとからどんなに優しい言葉をかけたり、気遣ってくれたりしてもだめで、そのとき一回きり、もっと言えば瞬間なんですよね。 そういえば以前、仕事でとてつもなく落ち込んだときに電話したら「大丈夫?今から行こうか」と言う先輩の言葉は嬉しくて、胸を打たれるってこういうことかと思ったことがあります…

  • べた褒め

    ターが亡くなってからこっち、両親の注目はわたしに向かうしかなく、やたら世話焼きしてくれてます。*育児中というのもあるけれど毎週ご飯をつくったり子の面倒を見たりしに来てくれる*ネットなどでいい買い物をすると「さすがだなー」「いいもの買ったねえ」とべた褒め!買い物して褒められる40歳おばさん!!*デザートばっかり食べていると(この年でそれもなんだけど)父がとくに「ゆー(わたしのこと)はご飯じゃなくて甘いもんばっか食べてだめだなあ」と困ったように、でも若干嬉しそうに世話を焼く なんかこう羅列すると、破壊力しかないですね💦でもそれに輪をかけるようなことですが、まあそれが嫌ではないというかむしろ嬉しいと…

  • 【読書】西原理恵子さん「毎日かあさん」とか

    お徳用毎日かあさん(1+2巻) [ 西原理恵子 ]価格:660円(税込、送料無料) (2022/7/24時点) 楽天で購入 漫画家の西原理恵子さん。最近ニュースでちらちら見るようになり、そのまま頭の隅に残っていて、そして育児のともになるかと思わず「毎日かあさん」を買ってしまいました。「ぼくんち」という作品以来、できるかなシリーズ、放浪ものとか全部好きでなんだかんだかなりの作品を読ませてもらってます。 ここ5~6年くらいはネットでちらちらと「毎日かあさん」「卒母のすすめ」を見ているくらいでしたが、改めて本を読むと…いいですね、西原さん!読んでて元気になります。 ネタばれになりますが、4巻以降から…

  • 誕生日会

    思わず動向チェックをしてしまう小林麻耶さんのチャンネルを見ていたら、麻央さんの40歳のお誕生日会をご主人としている動画がありました。 そうか、祝ってもいいんだ!今年も去年もターの誕生日だからって何もしなかったけれど、来年はどこかでお祝いしてやろうと思います。 といっても、多分オット・子とか友達と美味しいもの食べるだけなんですけどね。「誕生日か」ってしんみりするより、いっそこの方が清々しいやと思いました。

  • 三回忌過ぎても

    またターの夢を見ました。 時間がないけれど全部伝えないとと焦っていて、生き方とかターのいいところも悪いところも一気に話して最後に「でもターが弟でよかったよ」と伝えたらターはぽろっと涙をこぼしてました。 脈絡がよくわからなかったけれどうれし泣きだ、と思いました。 だけど、後から振り返ってみるとターの表情には後悔というかやるせなさの混じったような顔をしていたような。 三回忌が過ぎると魂は高い次元のところへ行くというけれど、ターは納骨もしてないし、最近よく夢にも出てくるのでまだまだ近くにいるのかもしれません。 4人のうち一番最後に死ぬのはきっとわたし。わたしが死ぬまで一緒にいてほしいです。

  • 60から伏線回収

    岡田斗司夫さんが「60過ぎると、20代、30代とかに経験してきたことがこんな意味があるんだっていうことがある」と言ってました。 ターがいなくなったのはわたしが38の時。意味なんてないだろうし、わかったところでなあと思う気持ちもやっぱりあるけれど、とりあえず60過ぎまで生きてみるかという気になりました。 www.youtube.com

  • 男性を自死で亡くした人に見ていただきたいサイト

    ターのことがあってから何百回と検索した「自死」「自殺」。それから「兄弟 死」というワード。 もう検索しつくした、有益な情報はもうないだろうと思いつつ、ふと「自死 兄弟」と調べたら、海外の話ですがこんなサイトが出てきました。 www.esquire.com 自分が無価値な人間であるという説明しがたい感覚を拭い去ることができていなかった。恵まれた環境下で育った男性は大きなプレッシャーにさいなまれやすく、しかも、そのプレッシャーは自らに課す場合は多い。…そんなはっとする箇所がたくさん出てきて、これはターのことじゃないかと思うほどでした。 大切な人はどうやったって帰ってこない。せめて少しでも自死の「な…

  • そんないい人じゃない

    先日の日記に「自分は見栄っ張りだけど直したいとも思わないし、いいや」というようなことを書いたのですが、それで思い出したことがありました。 いつだったか、ターと健康について、それから長生き、短命みたいな話をしたときのことです。わたしはなんとなーく不調が多いのであまり長生きできないだろうしそもそも長生きそんなにしたくないと言ったら「ああ~、まあ長生きはできなそう。でも短命でもないんじゃない?お姉ちゃんはそんないい人じゃないからなー」と返されました。 ターもわたしも良い人は短命という定義は一致していたので、だからこどこのターの返しが的を射ているなあと感心した覚えがあります。 わたしは友人知人からは「…

  • コメント欄

    歴史的事件とも言えるようなことをしてしまった、あの容疑者の方。「方」なんて言ってしまうのは、生い立ちを知るほどに同情せざるを得ないからです。 お父さんを自死で亡くし、さらにお兄さんの小児がん、自死。お母さんは宗教にハマり困窮するまで献金をしてしまうという状況になったのも気持ちだけ考えたら仕方ないというか、そしてそれを子どものときから見つめていた容疑者の気持ちを考えるとやるせないというか…。 この背景がニュースやネットに出回ったとき、ちょっと筋違いながら心配したのは「やっぱりこういう家庭だから自死が起こったんだろう」という決めつけでした。でも、ニュースの下にあるコメント欄を見るとほとんどが容疑者…

  • 目尻の傷

    子どもの横顔を見ていたら目尻に傷…。あれ、どうしたんだろう?ぶつけた?擦れた?…そんな風に小さな心配というか気がかりを感じて、以前にもこれと似たような状況・気持ちになったことを思い出しました。 ターも小さかったころ、多分幼稚園かその前くらいのとき、目尻に傷をつくったことがありました。色白できれいな皮膚な子だったので引っ掻いたような傷は殊更目立って、どうしたのかなと思いつつもそんなに大したことはないのでとくに聞くこともなく、いつの間にか消えてました。 ずっと忘れてたけど、そんなこともあったな、なんだか懐かしい。…そんなことを考えてたのですが、翌日にはもう、子の傷はきれいに消えてました。

  • アグロステンマ

    最近実家に帰って母と子と散歩していたら近所の方が声をかけてきてくれました。「お宅に咲いてた珍しいお花、なんていうの?」5月くらいに咲いていたアグロステンマという撫子に似たお花がすごく気になってたとのことでした。「アグロステンマっていうお花で、もうすぐ種ができますからまたお持ちしますね」と花好きな母は嬉しそうに話してました。 このご近所さん、数か月前母に「あなたになんて声かけていいかわからなかったわよ。ター君、いい子だったのに」と涙ながらに声をかけてくれた方です。 そんな背景を知りながら、日常会話をしてくれるようになったことに時間の流れとこのご近所さんの優しさを感じました。 ご近所さんの優しさも…

  • 感謝

    ターの命日には、わたしの友人、ターの働いてた会社の皆さん、会社の同僚が来てくれて、インド旅行で知り合ったわたしとター共通の友人からお花をいただきました。 そして、LINEで大学時代の友人からわたしに「今日はター君の日だね」と連絡をもらい、ターの長年の友人とはこの数日やり取りしていました。その後も、学生時代にお付き合いしていた方とか、ターとは1回会ったかどうか、あるいは会ったことがないけれどわたしを気遣ってくれる友人たちからは続々とLINEをもらいました。 さらにはお参りさせてと尋ねてきてくれた友人や、ターの勤めていた会社の方まで。家族だけでいるとどうしてもしんみりしてしまうので、誰かが外から来…

  • 睡眠導入剤

    ターのことがあってからずっと、母は睡眠導入剤を飲んでます。睡眠剤じゃないからまだいいかと思うけれど、でも身体にいいはずないし…。 母自身もそう思っているらしく、何度か飲まないこともあったのですが、そうすると、2時、3時と目が覚めてしまうとのこと。2時というのは、ターが亡くなった推定時刻です。 ところが、つい2,3日前にまた導入剤を飲まなかったら眠れた、しかも1回だけじゃなく何回かもう飲んでいないとのことでした。「もう諦めたのかもね」とも言ってたし、ターがいないことにはどうしたって慣れないけれど、とにかくこのまま導入剤と手が切れてくれるならもう、万々歳といったところです。 父と、「もう自分で楽に…

  • フォロワー数

    お茶を習ってるのですが、そこの友人から「キッサコ」さんという般若般若心経をなじみやすく解説してくれてるお坊さんYouTuberさんがいる、と聞きました。 見ると、イマジンと般若信経をミックスさせたり、リラックスミュージック調で歌われたりと… どうやら歌う僧侶さん、とのことです。 友人はお父さんご病気で亡くしたそうですが、いまでも夢に見るし、こういうYouTubeを見るときもあるし、般若心経を書くこともあると言ってました。死因はなんであれ、家族と死別した方とのお話には学ぶものがあります。 ところで、このキッサコさん。フォロワーさんが24万人もいるようです。フォロワー数はきっと何らかの慰めを求めて…

  • プラダを着た悪魔

    最近、岡田斗司夫さんのYoutubeが面白くて見ています。 www.youtube.com 彼って、ジブリ解説ばかりかと思ったら映画評論や人生相談みたいなものまでしてるんですねえ…。 その中で、「プラダを着た悪魔」の解説がありました。ターが好きと言ってたけれど、わたしはいまひとつピンとことなかった映画です。 フツーの女子が、ファッション誌の編集長のもとビジネスでもプライベートでも成功していくお話で、漠然と女子向けだな~、まあよくある話ねえと思ってただけなのですが、これが岡田さんの解説を聞くと「そんなディティールにも物語があったのか!」と思わせる内容で、改めてまた見てみようと思いました。 そして…

  • 久しぶりに会った

    出産して以来、全然ターが夢に出てこなかったけれど、昨日の夜久しぶりに出てきてくれました。場所はなぜか、田舎の町役場みたいなところ。そこでわたしが座って、ターが立った状態で何か話してたら途端に「お母さんとかいるのにさ、死にたいって思っちゃうんだよね」と泣き出したので慌てて「だめだ、じゃ、病院行こう」とわたしが諫めるという夢です。 多分きっと、「ターがこんなに悩んでいるとわかってたらいい病院探したのに」という悔しさが反映されているんでしょうね。 生きてるときは本当に気づかなかった。死にたいなんて、わたしは聞いたこともなかった。 本音を話し合える家族や兄弟なんていないと思います。親兄弟だから遠慮しち…

  • なかなか悪くない

    結婚してからもわたしはよく帰省していましたが、「お姉ちゃんが来ると、なんか家が明るくなるなぁ」とターが感に堪えたように言ってくれたことがあります。実際、ターは両親だけのときには無口だったけれど、わたしがいると饒舌になっていたとか。 そしていま、実家に泊まったときは子連れなので、毎晩寝る前に面倒を見てもらった感謝を込めて「ありがとう、おやすみ」と伝えてます。 うーん、これってなかなか、わたし、悪くない娘なんじゃない?なんて。誰も褒めてくれないので、書いてみちゃいました笑

  • 日記

    1か月ぶりに帰省しました。3泊4日ほどの短期間でしたが、母のデスクまわり(といってもそんな大層なものじゃなく、ターのお下がりの学習机!)から日記がなくなってました。 ターが亡くなったばかりのころは毎日開いた状態であって、ちらとのぞいてしまったらターへのメッセージや思いを綴っていたあの日記です。 ターのことを話すと今でも「ばかだねえ」と涙ぐんでいるし、子どものことで気が紛れているし楽しみなことも多い反面思い出して落ち込むというようなアップダウンがあるのと同様、母も父もきっと気持ちに浮き沈みはあるのでしょう。 けれど、母は少しだけ気持ちが整理されつつあるのかもしれません。本当に尊敬する母です。

  • 寝る前

    夜、寝る前はなんとなくスマホを触ってしまいます。この「なんとなく」というのが曲者で、よく考えずにふらふらっとネットを見るのですが、ターとのLINEを見たり、写真を見返したり。 ああああああああ!嘘だろ!なんなんだよ!!!死ぬってなんだよ!!!2年前までいたんだよ、なんで自分の弟がいなくなるんだよ!!!心が散り散りになるというのはこのことなんだと思います、本当に心が乱されます。 昔、日本に留学していた韓国人の友人に教えてもらったことがあります。「夜は人の心を正直にさせる」と。日本でも、「夜書いた手紙は朝見返せ」と言いますもんね。 感情の高ぶる夜、ターのことを考えないようにするのは無理でも、せめて…

  • たなばたさま

    ♪笹の葉さらさら のきばに揺れる…という「たなばたさま」。ターの命日が7月7日なので、どうしてもそのことを思い出してしまうから、一生この歌は歌えないし、聞けないなと思ってます。 でも、小さいときに記憶をさかのぼるともう一つ「たなばたさま」にまつわる思い出がありました。それは、もう寝たきりになったひいおばあちゃんの寝床で、わけがわからないながらも「歌を歌ってくれる?」と聞かれて何の気なく歌ったのが、「たなばたさま」だったのです。長いこと忘れていたけれど、そうだ、うん、確かに歌った!ひいおばあちゃんの顔すらあまり覚えてないけれど、温かい記憶を思い出せたのは、最近のちょっといいことでした。 いまはや…

  • 【読書】悲しみを生きる力に

    入江杏さんという、世田谷事件のご遺族の書かれた「悲しみを生きる力に」という本を読みました。 いまだに未解決の残酷な事件。Wikiで詳細を見ましたが、全然無関係のわたしでも途中で心が痛くなり、途中で読めなくなってしまいました。 入江さんはグリーフケアをされている方ということで、この本を手に取りました。こちらは自死遺族、あちらは事件に巻き込まれたご遺族ということで少し違うかなと思ったのですが、読んでいくうちに「そうそう、そうなんだよ」と共感できることがたくさんありました。 例えば、自死遺族の感じる「恥」。事件に巻き込まれたご遺族とくに被害者となった奥さんのお母さまもまた、「こんな事件に巻き込まれる…

  • 一緒にいてくれる

    まだ首も座らない子どもがいるので、どこに行くにも一緒。買い物しても、「ちょっとそこまで」でもずーっと連れてかないといけません。 40年近く自由しかなかった自分には、正直ちょっと負担というか、不自由さを感じていたのですが、ある日の買い物帰りに気づきました。「最近、帰り道に泣くことなくなったなあ」と。 スーパーに行くと、ターの好きだったあれこれが目に入ったり、面白い人を見て「ターとこんな人がいたんだよ、って話したいなあ」と思ったりして、結局毎回のように一人とぼとぼと歩きながら泣いてました。それが、子どもが生まれてからは嫌でも一緒だから、ああだこうだと話しかけてると泣くことを忘れてしまいます。 一緒…

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