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ぶろぐ17んち https://ina171717.livedoor.blog/

キャンピングバスで旅をしながら生活していた著作。 道中での出会いや妻へ公開プロポーズをした実録を書いた小説 【人生のレールを脱線してみた僕の半生記】 著作が人生で気づいた宇宙の法則を題材とした小説 【妖精は小さなおじさん】

道中での奇跡的な出会いや 旅中に妻へ公開プロポーズをした実録を書いた小説 【人生のレールを脱線してみた僕の半生記~Life is a journey~】 著作が人生で気づいた宇宙の法則を題材とした小説 【妖精は小さなおじさん】 愛妻・愛犬との日々の生活で起こる珍道中を語った 【17エッセイ】 【17コラム】 【17んち】

ina17
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2020/08/02

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  • 妖精は小さなおじさん-【㉑】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑳】- 神保町駅から都営新宿線へ乗ったミツルは、帰りの車内で考えに更けていた。 一刻も早く本を完成させなくてはならない。 ミツルは見る=創造するということを理解していた。 しかし一方で、実際に映像として見ることも望ん

  • 妖精は小さなおじさん-【⑳】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑲】- 『今日はここで泊まりまーす。』 夫婦岩の写真と共に文章を打ち込み終えると、インスタグラムのシェアボタンを押した。  エリカは三重県にいた。 伊勢神宮を参拝し、参道にある定食屋でバナナほどのサイズがある伊勢

  • 妖精は小さなおじさん-【⑲】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑱】- 朝5時過ぎ、まだ辺りは暗闇に包まれている。 目を覚ましてすぐにコップ一杯のミネラルウォーターを飲むとミツルは散歩に出かけた。 まだ動き出していない世界を感じながらリズムよく歩く。 ミツルはしばらく執筆活動をし

  • 妖精は小さなおじさん-【⑱】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑰】-  自我を捨てる…。 しかし、一体どういう意味なのだろうか。  確かに理解に苦しむ思想よね。 これもやっぱり、自分自身で確信することが大切なのだと思うわ。 ひとつおもしろい話をしてあげる。  神様が宿る神

  • 妖精は小さなおじさん-【⑰】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑯】- 当日、ミツルは14時前に恵比寿駅に着くや、【こづち】で遅めの昼食を済ませた。 ゆり子の名刺に書いてある住所をグーグルマップで検索し、広尾方面へ歩く。 しばらくすると広尾の閑静な住宅街にある3階建ての低層マンショ

  • 妖精は小さなおじさん-【⑯】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑮】- デザイナーズマンションの4階にある部屋の窓から、健やかな風が入ってくる。 夏生まれのミツルだが、一年を通して師走の空気感が一番好きだった。 人々は一年の終わりを惜しみながらも、仕事納めの日を指折りで数える。

  • 妖精は小さなおじさん-【⑮】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑭】- 一本電話をしていくという木崎と別れ、アンティーク調の喫茶店を出たミツルは、久しぶりに都心に来たこともあり、昼ごはんを食べてから帰ることにした。 山手線に乗り4つ先の恵比寿駅で下車する。 西口改札を出て右折し、大

  • 妖精は小さなおじさん-【⑭】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑬】-  愛犬のジャーミィが吠える声で目を覚ます。 『おトイレね、ジャーミィ』 エリカは起き上がるとキャンピングカーのドアを開けた。 勢いよく飛び出したジャーミィは草むらで朝一の小便をする。 目の前には太平洋の海が広

  • 妖精は小さなおじさん-【⑬】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑫】- 『アメリカンをお願いします』 店員に注文を終えたミツルは、リュックからノートパソコンを取り出しテーブルに置いた。 電源を立ち上げている間に店内を見渡す。 天井は高く、シャンデリアがきらめいている。 モダンで

  • 妖精は小さなおじさん-【⑫】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑪】- よろしい。 ではさっそく出発と行こうじゃないか。 少し長い旅になるが安心しろ。 長いと言っても時空のことではないからな。 そういうと妖精はミツルの目を閉じさせた。しばらくは真っ暗な中にいたミツルだが、少し

  • 妖精は小さなおじさん-【⑪】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑩】-不労者のおじさんと別れたミツルは、土手沿いを散歩しながら帰宅した。自宅に着くとすぐにシャワーを浴び、パスタの麺を茹でるとお気に入りのウニソースを絡めて早めの夕食をとった。夕食後は、手動のコーヒーミルで豆をつぶし、お

  • 妖精は小さなおじさん-【⑩】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑨】-  ダウンジャケットを羽織ったミツルは、ノートパソコンの画面をそのままに自宅を出る。執筆活動に行き詰まると、近所の川沿いの土手を散歩する習慣があった。カラッと晴れた師走の空、日中はまだダウンジャケットでも熱いくらい

  • 妖精は小さなおじさん-【⑨】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑧】- 国際フォーラムのホールに入ったミツルは、不安のあまり身体が硬直していた。宇宙出版の20周年イベントの会場には、1,000名を超える関係者で溢れていた。これも社長である木崎の人柄であろう。『私は一人で生きているわけ

  • 妖精は小さなおじさん-【⑧】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑦】- ミツルはもう何日も熟睡できていなかった。人前で話すためのスピーチ内容を作成していたが、こんなにも文章が進まないことに焦りを感じていた。『小説なんかより全然難しいじゃないか。』自宅で独り言をつぶやきながら原稿と向

  • 妖精は小さなおじさん-【⑦】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑥】-木崎は全速力で走っていた。『また、待たせてしまう。』水道橋駅から神保町方面に走りながら木崎はそうつぶやいた。ようやく会社に到着し、エレベーターで3階にある応接室へ向かった。ドアを開けるとそこには、ミツルが座って

  • 妖精は小さなおじさん-【⑥】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【⑤】-エリカは宇宙の法則が気になっていた。一週間後に南さんとレッスンの約束をしていたが、こんなにも一週間を長く感じたことは今までに初めてだ。エリカは南さんの話を復習していた。そのへんも勉強熱心である。ワクワクすること

  • 妖精は小さなおじさん-【⑤】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【④】-エリカは学校の帰りに、近くにある叔母さん夫婦の家に行くようになる。インターネットを経由して自宅で株の売買を仕事としている南さんにレッスンを受けるためだ。  今日はまず、宇宙の法則について話そう。 エリカは宇宙

  • 妖精は小さなおじさん-【④】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【③】-学校から帰ってくると、洗面台でうがいと手洗いを済ませ冷蔵庫を開ける。コップ一杯の麦茶を注ぐとそのまま2階の部屋へと向かった。エリカは3姉妹の真ん中で、中学3年生。今年受験を控えている。3つ年上の姉は、破天荒な性格

  • 妖精は小さなおじさん-【③】-

    前回へ:妖精は小さなおじさん-【②】- バイトが早上がりだったミツルは、いつもの定位置でビールを飲みながら新聞に赤ペンで何かとチェックを入れまくる癖がある、小さなおじさんの所へ行った。 やあ、ミツル君、今日は早番かな?では一緒に一杯やろう。 小さ

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