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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 2024年総まとめ&美味しかった日本酒BEST10

    2024年もあと1時間を切りました。ぎりぎりですが、今年も飲んだお酒の総まとめをしたいと思います。 ベスト写真とベスト記事はこちら。よろしければご覧ください。大晦日の今日は、2024年の総まとめと、美味しかった日本酒BEST10をお送りします。 今年飲んだ日本酒は、全部で381杯。去年は372杯だから、ほとんど同じですね。 飲んだ回数が多かった銘柄TOP10は以下の通り。なお、単位は杯としていますが、四合瓶を買ったものも1杯とカウントしています。 順位 銘柄名 杯数 平均好き度1位 わかむすめ 9杯 ★4.671位 新政 9杯 ★3.893位 十四代 8杯 ★4.634位 大嶺 6杯 ★4.5…

  • 松竹梅 > マンマユート団子分(紅の豚)[ジブリ酒]

    【松竹梅(しょうちくばい) 特撰 豪快 純米 辛口壜カップ】 米穀物 旨苦日常 晩酌酒 お久しぶりの松竹梅さん。言わずと知れた大手メーカー、京都市伏見区・宝酒造さんのお酒です。前回飲んだのは「ガチ対決! 松竹梅 昴 vs. 菊正宗ギンパック」という記事のときでした。僕のブログの方では、トップクラスによく読まれている記事です。 今回は、チェーン居酒屋・鳥貴族でいただきました。仕事で遅くなって、たまたま開いてたのがトリキだけだったんです。トリキ嫌いじゃないんだけど、おんまり日本酒飲むお店じゃないですよね。で、置いてたお酒がこちらです。 まあ、カップ酒も美味しいやつは美味しいから、ひとまず飲んでいき…

  • 12月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事。今月は、明日の大晦日は年間ベストの記事を出すので、小晦日の今日、月間振り返りを出します。ちなみに、小晦日の読み方は「しょうみそか」じゃなくて「こつごもり」。晦日(つごもり)というのが、「月籠もり」から転じた、月の最終日のことで、小晦日はその前日。元々の意味は月が隠れることで、昔は太陰暦だったから新月が月のはじめだったんですね。というのを、さっき調べました。 今月も、こちらで取り上げたいお酒が多くて、選抜に迷いました。美味しいお酒も面白いお酒も多すぎなんですよね。 という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。まず…

  • 廣戸川 > ナウシカ(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【廣戸川(ひろとがわ) 純米にごり生酒】 心地良い 米甘旨苦 じんわりと お久しぶりの廣戸川さん。福島県岩瀬郡天栄村・松崎酒造さんのお酒です。1年ぶり。前回も、このにごりでした。別銘柄の石背はこないだ飲んだんですけどね。 このにごりは大好きで、できれば買いたかったんです。でも、入荷告知後すぐ売り切れちゃってて、今年は飲めないものかと思ってました。そしたら、いつも正杜屋さんの冷蔵庫の奥の方にいた! めっちゃ嬉しい!! マスターによると、去年までも人気は高かったけど、今年は特に瞬殺だったんだそうです。 今年は諦めていただけに、余計に嬉しいですね。さっそくいただきます。 香りは麹の米甘乳酸。バナナと…

  • 2024年ベスト記事10選

    今年のまとめ企画第2弾。ベスト写真10選に続いて、ベスト記事10選です。自分で言うのもなんですが、今年書いた記事の中で特に面白かったものを集めました。このブログは、単なるお酒の紹介だけではなく、お蔵さんのストーリーや雑学など、読んでいて面白い記事を書くように努めています。その中でも、ここに挙げる10の記事は、特に秀逸。未読のものがあれば、ぜひお読みいただければ幸いです。タイトルをクリック/タップすると、その記事に飛びます。 まずは第10位。いきなり日本酒に全く関係のない記事です。ときどきこんなこともあります。アニメのエンディングでは登場人物が歩いたり走ったりするものがよくありますが、ほとんどの…

  • 万代老松 > 耕一(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

    【万代老松(まんだいおいまつ) 純米大吟醸】 辛口の くっきり酸アル クラシック はじめましてのお酒、万代老松さん。奈良県吉野郡下市町・藤村酒造さんのお酒です。 藤村酒造さんは文久三年(1863年)創業。幕末ですね。京都で新選組が尊皇攘夷派の志士を襲撃した池田屋事件のあった年です。まさに動乱の時代。吉野は平穏だったのでしょうか? 吉野って、昔から都を追われた人が逃げ込む場所のイメージあるんですよね。 藤村酒造さんの仕込水は「環境省認定日本名水百選」「国土交通省水の郷34選」「奈良県指定大和の水」に選ばれている名水・大峰山のごろごろ水。身体に最も近いpH8.2・硬度89.5mg/ℓの弱アルカリ性…

  • 2024年ベスト写真10選

    今年もあと4日。去年に続いて、今年もベスト写真・年間おすすめ記事・12月の自選記事・年間ベストに分けてまとめていきます。 まずは、第1弾。今年撮ったお酒の写真から、お気に入りの10枚です。自己満足な企画ではあるんですが、よかったらご覧ください。 まずは第10位。わかむすめさんの十二秘色です。この紫陽花はダイソーで摘んできたもの。蛙くんは写真素材サイト・写真ACで捕まえてきました。 次いで第9位は、大嶺さんの夏のおとずれ。去年のベスト写真にも入りました。デザインが魅力的だから、いろいろしたくなるんですよね。こちらは海の底っぽい世界観を出すために、瓶の中にも生けてみました。後で取り出すのが大変だっ…

  • 五神 > ジコ坊(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【五神(ごしん) 酒蔵 純米吟醸】 後半に 苦アルずどん 辛口酒 はじめましてのお酒、五神さん。 奈良県五條市・ 五條酒造さんのお酒です。 五條酒造さんは、大正13年(1924年)創業。お! ちょうど100周年ですね。おめでとうございます。公式サイトによると「五條市に五神のない店はないといわれるほど、ご愛飲いただいております」だそうです。地元に愛されているお酒って良いですね。 お蔵さんがある五條市は、奈良から国道24号線で南下したときに和歌山との県境にある町。特産品は木製品や柿で、特に柿は「日本一の柿のまち」を名乗るくらいの全国有数の産地なんだそうです。五神さんが柿に合うかどうかはわかりません…

  • ヤマノコトブキ > ジジ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【ヤマノコトブキ グッドタイムズ ウインターセレクション】 甘そうで 爽やかドライな にごり酒 お久しぶりのヤマコトさん。福岡県久留米市・山の壽酒造さんのお酒です。前回は、去年の酒(しゅ)学旅行で広島・福岡・山口を巡った際に、兄ルーさんにお土産でいただいた2本でした。 山の壽さんは、お蔵さんのストーリーが面白いから、再掲します。 山の壽酒造の社長は片山郁代さん。蔵元の第二子として生まれたけど、蔵を継ぐ気は全くなかったそうです。小さい頃から「お嫁にいきなさい」と育てられ、大学卒業後はブライダル業界に就職。その後、酒蔵が経営不振で廃業の危機になってしまい、「私が継ぐ」と2006年に実家に戻ります。…

  • 而今 > ナウシカ(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【而今(じこん) 特別純米 にごりざけ生】 やさしくて きれいで複雑 極上酒 年に1度のお楽しみ。而今さんのにごりです。2020年にはじめて飲んでから、毎年この時期にこちらのお店でいただいています。そして、運が良ければ、上澄みとにごりの飲み比べができるんです。今年はラッキー。僕の前に注文したお客さんがいなかったから、飲み比べです。 まずは上澄みからいただきます。 香りはおだやか米甘旨と、奥にふんわり乳酸バナナ。 口に含むと米甘乳酸。かすかにピリッと炭酸感。甘酸ぽわっとかわいく広がり、米旨アルがじんわり続く。うまああああ。おとなしくてかわいくて、お米の甘味がやさしいです。 続いてにごり。味わいは…

  • 雪の茅舎 > おソノさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ) 美酒の設計 生酒 純米吟醸】 芳醇で 複雑なのに きれいな酒 お久しぶりの茅舎さん。秋田県由利本荘市・斎彌酒造店さんのお酒です。美酒の設計は、雪の茅舎の中でも特別なお酒。杜氏の高橋藤一さんが「櫂入れをしない」「濾過をしない」「割り水をしない」という造り方でじっくり醸したお酒です。無濾過と原酒はともかく、櫂入れしないというのはなかなか常識から外れていて面白いですね。ちなみにこのお酒と高橋杜氏の酒造りを書いた「美酒の設計」というドキュメンタリー本もあります。 美酒の設計 作者:藤田千恵子 マガジンハウス Amazon 美味しいという評判は聞いていたので、飲んでみたかっ…

  • 甍 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【甍(いらか) 銀・黒 (誕生酒) 無濾過原酒 生酒】 やわらかい 酸味中心 フルーティー はじめましてのお酒、甍さん。長野県北安曇郡松川村・甍酒造さんのお酒です。今、いちばん新しい酒蔵さん!! 甍酒造の前身は、長野県東筑摩郡筑北村にあった山清(さんせい)酒造株式会社さん。1665年設立の老舗だったんですが、7年前に日本酒の販売を終え、2021年に民事再生の手続きに入られてしまいました。 その継承に手を挙げたのが、石川県金沢市で食関連の事業を手がける新興企業・オープンソースさん。同社で経営企画を担当していた佐藤圭祐さん(35)が社長として山清酒造の事業を引き継ぎました。そして、佐藤さんが製造責…

  • 三諸杉 > クモ(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【三諸杉(みむろすぎ) どぶろく】 爆発物!? 米粒どぼどぼ 固体酒 お久しぶりの三諸杉さん。奈良県桜井市・今西酒造さんのお酒です。なかなかのレア酒。三諸杉は、全国的に人気の みむろ杉の地元銘柄。三諸杉自体は、奈良では別にレアでもなんでもないんですが、この「どぶろく」は、数量限定ですし、置いてる店も少ないから、タイミングが合わないとなかなか買えないんです。 お店が限定されるのは、爆発物だから。かなり厳重に注意されてます。キャップは穴あきだし、肩ラベルの「開栓時爆発注意」に加えて首掛けラベルが2つもついてます。さらに買うときには店員さんが「このお酒を買われるのは初めてですか?」って聞かれて爆発を…

  • 髙龗 > 月島雫(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【髙龗(こうりゅう) 皚(しろ)】 フルーティー やさしい甘苦 爽やかに ついこないだ朱(あか)を飲んだ髙龗さん。新潟県南魚沼市・髙千代酒造さんのお酒です。 ニコニコ大百科によると「龗」は中二病患者御用達の漢字だけど、皚(しろ)という字もなかなか中二っぽいですね。このセンス好き。ちなみに「皚」は、読み方はガイ、または「皚い」で「しろい」。「霜や雪などの白いさま」という意味だそうです。 それではさっそく飲んでいきましょう。 香りはおだやかグレフルメロン。にごりの苦さもじんわりと。良い香り。 口当たり、かすかにピリッと酸甘苦。グレフル乳酸、にごりの苦味。甘苦ぽわっと広がって、そのままやさしく最後ま…

  • 十四代 > ヒミ(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい) 中取り無濾過 純米吟醸酒】 力強い くっきり甘酸 フルーティー しばらくぶりの十四代様。山形県村山市・ 高木酒造さんのお酒です。十四代様、いろんな商品があって、いまいち把握できてないんですよね。このお酒も既に飲んだことあると思ってたけど、飲んでたのは、中取り 無濾過 厳選・中取り純米 無濾過・中取り純米・槽垂れ原酒 生酒・槽垂れ 本生原酒とかでした。ややこしい。でもまあ、飲んだら美味しいのはわかってるから、飲める機会には必ず飲んでます。今回もさっそく飲んでいきましょう。 香りおだやか梨米旨。 口当たり、くっきり米甘ほの酸味。おだやかピリっと微炭酸。それがぽわっとふく…

  • 宮の松 > 90歳のソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【宮の松(みやのまつ) CONUNDRUM】 なんだこれ? 熟成なのに 爽やかに 宮の松さん。純米に続いて今回の本命、CONUNDRUMです。佐賀県西松浦郡有田町・松尾酒造場さんのお酒。 CONUNDRUMとは、英語で「難問」や「謎」という意味。特に、解決が困難な問題や、深い思考を要する問いかけをのことを指すんだそう。なるほど、何が謎なんでしょうね。謎だ。 こちらをいただいたのは、引き続き、難波の日本酒バー・正杜屋さん。いつ行っても半分くらいは知らないお酒という凄いお店です。こちらに蔵元さんが来店された時に、マスターがこのお酒を飲んでみたら衝撃的で、すぐに酒屋さんの在庫を全部買ったそう。インス…

  • 宮の松 > シャルル(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【宮の松(みやのまつ) 純米酒七割磨き 火入】 力強い 甘旨どっしり クラシック はじめましてのお酒、宮の松さん。佐賀県西松浦郡有田町・松尾酒造場さんのお酒です。 松尾酒造場さん、情報が少ないんですよね。どうやら一度廃業して、2021年に復活されたようです。社長は上海の方との情報もありますね。 杜氏は、松尾酒造場さんで元々杜氏を務められていた井上満さん。2年前の記事の時点で、酒造り歴57年、杜氏歴37年、御年71歳(当時)の大ベテランです。中学卒業後から酒蔵に勤め、佐賀県内外の13の酒蔵を渡り歩き、一時期は3つの蔵を掛け持ちしたこともあるんだとか。凄い! 今回は、こちらの純米と、CONUNDR…

  • 1873 >お巡りさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【1873(いわなみ)-03 純米吟醸 秋あがり】 秋らしい 豊潤しっかり 甘苦旨 はじめましてのお酒、1873さん。長野県松本市・岩波酒造さんのお酒です。1873でいわなみと読むんですね。 こちらは、柳生乱世さんにいただいたお酒。前にいただいた旭鶴 拾壱萬石と同じで、たぶん僕の企画「数字のお酒コレクション」もご存じの上で選んでいただいたんだと思います。本当にありがとうございます。 岩波酒造さんは、明治5年 (1872年)創業。おお、惜しい! 1873に1違い。定番銘柄は「岩波」で、他に、華やかな風味の「鏡花水月」、無濾過生原酒の「いわなみ」 、季節酒の「1873」の銘柄があり、日本酒以外に焼…

  • YATAGARASU 赤 >オート三輪に乗った女の人(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【YATAGARASU(やたがらす) CORE SERIES 純米吟醸 山田錦 生酒】 乳酸と 黒糖米旨 きれいモダン 八咫烏さんの特約店限定酒飲み比べ、青に続いて赤です。マスターが「モダンになった八咫烏」って言ってて気になったお酒。青は山廃で吟のさとだったけど、こちらは山田錦。何も書いてないから速醸でしょうね。こちらがスタンダードなのかな? ちなみにラベルの八咫烏は、杜氏の夏目大輔さんが自らデザインしたんだそう。凄い! カッコいい! それではさっそく、飲んでいきましょう。 香りは焦げ感、米甘酸。奥に米旨アルコール。吟のさとの方と似ているけれど、こちらは酸が少しすっきりくっきり。 味の傾向も似…

  • YATAGARASU 青 >オート三輪に乗った男性(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【YATAGARASU(やたがらす) CORE SERIES 純米吟醸 吟のさと 生酒】 乳酸と 黒糖米旨 ほのモダン お久しぶりの八咫烏さんの新シリーズ、アルファベット表記のYATAGARASUさんです。奈良県吉野郡吉野町・北岡本店さんのお酒。このコアシリーズは、2023BYに発売開始した、特約店限定酒です。青と赤の2種類があるんですが、今回はその両方を飲み比べ。マスターが「モダンになった八咫烏」って言ってて、気になって注文しました。 ちなみに八咫烏とは、日本神話に登場する三本足の烏。初代天皇・神武天皇が熊野から大和に進軍する際に道案内したという伝説が残っています。神武天皇は吉野を経て大和に…

  • 石背 > ハイタカ(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【石背(いわせ) 純米】 やわらかい 乳酸黒糖 アルぽわん はじめましてのお酒、石背さん。福島県岩瀬郡天栄村・松崎酒造さんのお酒です。松崎酒造さんというと、「廣戸川」のところですね。どうやら、その地元限定銘柄っぽい。そんなの聞いたら、飲まないわけにはいきません。 石背というのは、お蔵さんのある福島県岩瀬郡の岩瀬が由来。岩瀬は昔は石背とも書いたんだそうです。石と書いて「いわ」と読むことは、たまにありますね。島根県の石見(いわみ)銀山とか、京都の石清水(いわしみず)八幡宮とか。 それでは飲んでいきましょう。 香りはほとんどないけど、かすかに乳酸。 口当たりも、やわらか乳酸。その酸がふくらみつつ、黒…

  • HOBO > カカシのカブ(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【HOBO(ほぼ) Standard】 なめらかで よくわからんけど 美味い酒 はじめましてのお酒、HOBOさん。福島県南会津郡只見町・(合)ねっかさんのお酒です。 ねっかさんは、米焼酎「ねっか」を造る焼酎蔵さん。それが、2021年に輸出用清酒製造免許(交付第1号!!)を取得して「流觴 -Ryu Sho-」という日本酒を輸出されています。今回のお酒は、日本酒ではなく、その日本酒の醸造技術と焼酎の蒸留技術を融合させた独自製法の新しいお酒。分類としてはリキュールになります。 具体的には、まず日本酒を造るんですが、そこに普通のアル添と同じように米焼酎を加えます。でもこのままでは日本酒に分類されるので…

  • 環日本海 > コナン(未来少年コナン)[ジブリ酒]

    【環日本海(かんにほんかい) 純米吟醸無濾過生 KEG(ケグ) DRAFT(ドラフト)】 フルーティー →ずしんと響く 旨苦渋 はじめましてのお酒、環日本海さん。島根県浜田市・日本海酒造さんのお酒です。日本海酒造さんは、1888年(明治21年)創業。元々は地名を由来にした那賀酒造という社名だったけど、1950年に「大海原のように広く愛される酒造り」を目指して日本海酒造株式会社に社名変更したんだそうです。 今回のお酒は、KEG。正式には「KEG DRAFT SAKE」で、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバーです。KEGの特徴や、電源なしでお酒…

  • わかむすめ > 月島雫(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【わかむすめ 花橘(はなたちばな) 純米吟醸 うすにごり 無濾過生原酒】 爽やかな 柑橘甘旨 やわらかく 今期最初のわかむすめさん。僕の超推し銘柄です。しょっちゅう飲んでますが、花橘は2年ぶりですね。 さて、この花橘も、わかむすめさんの他のお酒と同様に、平安装束のかさねの色目です。橘というのはミカン科ミカン属の常緑小高木で、この色目は、葉が新緑から濃い緑に変わり、白い花が咲いて、オレンジ色の実を付けるという色の変化を表しているんだとか。雅ですねえ。この色は、平安末期に源雅亮(みなもとのまさすけ)が著した有職故実書「満佐須計装束抄(まさすけしょうぞくしょう)」によると「山吹濃き薄き二。白き一。青…

  • 雨後の月 > パズー(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【雨後の月(うごのつき) にごり酒】 爽やかに 米粒ごろり にごり酒 お久しぶりの雨後の月さん。広島県呉市・相原酒造さんのお酒です。前回飲んだ十三夜おりがらみは美味しかったなあ。今回はにごり酒。お? 裏ラベルを見たらこれ、糖類添加ですね。相原酒造さんでも糖類添加ってやってたんですね。まあ、僕は美味しければ気にしてません。 それでは飲んでいきましょう。 色はまっ白、きれいで濃い。香りかすかに米旨アル。 口当たり、ピリシュワ炭酸、米粒ごろり。爽やか酸もあるけれど、炭酸のピリピリに隠れて何の酸かわかりません。その酸とにごり苦がぽわっと出てきて、旨アルもふわりと追いかけます。甘味は控えめ、カッコいい爽…

  • 天明 > レティ(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【ハニー天明(てんめい) かろやか貴醸酒 生酒】 やわらかい 蜂蜜オレンジ 軽やかに かなり久しぶりの天明さん。福島県河沼郡会津坂下町・曙酒造さんのお酒です。別銘柄の「央」やヨーグルトリキュール「Snowdrop」は飲んでますが、天明さんは2年ぶり。 ん?裏ラベルを見たら「くだもの」って書いてますね。ってことは、これも「コンセプト ワーカーズ セレクション」(CWS)のお酒。CWSは、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業のブランドです。「くだもの」はCWSのサブブランド。これまでに「なんて見事なラ・フランス」「フルーツポンチ」「レモン&白ぶどう」を飲んできましたが、この子は蜂蜜感があふれ…

  • 英勲 > トンボ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【英勲(えいくん) 純米酒 しぼりたて生原酒】 やわらか甘 からの苦アル しっかりと しばらくぶりの英勲さん。京都市伏見区・齊藤酒造さんのお酒です。英勲さんは、近所のスーパーとかにも結構置いてあって、なじみのあるお酒。これまでにも6種類飲んでます。でも今回は、今期に造ったしぼりたての新酒。これはスーパーには売ってないですね。楽しみ。さっそく、飲んでいきましょう。 香りはあんまりありません。かすかに甘さとアルコール。 口当たり、めっちゃやわらかほの甘味。しぼりたてなのに、やわらかい。そこから味わい全体が、ふわっとやさしく広がります。と思ったら後半は、ビターチョコとカラメルみたいな特徴的な苦味が効…

  • 髙龗 > ハウル(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【髙龗(こうりゅう) 朱(あか)】 甘苦が 華やかなのに やわらかく 約半年ぶりの髙龗さん。新潟県南魚沼市・髙千代酒造さんのお酒です。 そもそも髙龗って、知らなきゃ読めないですよね。コトバンクによると、高龗は「たかおかみ」と読み、『高は山峰を意味し、龗は水をつかさどる蛇体の神のこと。日本書紀に登場し、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)がその子 軻遇突智(かぐつち)を斬った時に、雷神・山神とともに出生した神』なんだそうです。あと、ニコニコ大百科によると冒頭にいきなり「龗とは、中二病患者御用達の漢字である」って書いてますwww銘柄名の由来は、魚沼中条駅近くにある高龗(たかおがみ)神社。神聖な水の恵みを…

  • 山城屋 > 五ェ門(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【山城屋(やましろや) WABI】 爽やかな 旨苦辛口 スパークリング 今年春先に初めて飲んだ山城屋さん。新潟県長岡市・越銘醸(株)さんのお酒です。越銘醸さんのメイン銘柄は「越の鶴」。山城屋は、創業当時の屋号を冠して2014年に誕生した、新潟県外向けの限定流通銘柄です。 今回のお酒は、WABI。漢字で書くと和火。日本の伝統花火のことで、「暑い夜に花火を見ながら飲みたくなる酒」をイメージして設計した、山城屋初のスパークリングタイプなんだそう。ちょっと時期はズレてしまいましたが、まあ良いでしょう。 造りも面白くて、このお酒は山城屋 standard classと1st classのアッサンブラージ…

  • あべ > ペジテの女の子(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【あべ×棘玉 貴醸酒製法 おりがらみ生】 シュワシュワで ドライな柑橘 フルーティー こないだ青あべをいただいた あべさん。新潟県柏崎市・阿部酒造さんのお酒です。 が、こちらのあべさんはちょっと特別。埼玉県川越市を中心に展開する酒販店・(株)マツザキさんのプライベートブランド(PB)です。マツザキさんはただの酒販店ではなく、クラフトジン・棘玉(とげだま)を製造する醸造所も運営されています。 今回のあべ×棘玉は、日本酒を仕込む際に、この棘玉ジンを加えて造られたお酒。仕込み水の一部をお酒に変えた貴醸酒と同じような造り方になりますが、規定以外の材料を加えるため、お酒の種別としては日本酒ではなく雑酒と…

  • 菊正宗 > フクオさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【菊正宗(きくまさむね) しぼりたて大吟醸】 やわらかく おだやか爽やか 低アル酒 ギンブルーに続いて菊正宗さん。こちらはアル添大吟醸のネオカップです。 ネオカップのしぼりたて大吟醸は、2022年にも飲んでます。でもその時とは、スペックが変わっています。2022→2024で、アルコール度数が15%→12%になっていますね。こちらも低アル化の流れが。ネオカップの公式サイトを見ると、前のものは載っていないので、どうやらモデルチェンジしたようです。 前のネオカップ大吟醸はやわらかい中に旨味がある美味しいお酒でしたが、どのように変わったでしょうか? さっそく、いただきます。 まずは雪冷えから。香りはほ…

  • 菊正宗 > 幼いクラリス(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【菊正宗(きくまさむね) しぼりたてギンブルー】 ひと口目 もの足りないかと 思ったら ずっと探していたギンブルー! やっと見つけました。こちら、ギンパックのシリーズの低アル新製品。発売は今年2024年の9月9日。最近めっちゃ話題になってる月桂冠さんのアルゴが9月23日だから、ほぼ同時期ですね。ただ、アルゴがテレビCMまで打ってかなり広範囲に配下してるのに対して、こちらはメインチャネルであろうスーパーやドラッグストアをだいぶパトロールしたけどなかなか見かけませんでした。ようやく飲める! ちなみにこの子、ブルーは、B:Balance、L:Light、U:Usual、E:Enjoy という意味だそ…

  • 千の福 > ウルスラ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【千の福(せんのふく) 純米大吟醸 無濾過生原酒】 やわらかい ほの辛口な フルーティー はじめましてお酒、千の福さん。広島県呉市・三宅本店さんのお酒です。従業員数は48名と、なかなかの規模のお蔵さん。主要銘柄は、この千の福ではなく「千福」で、読み方は「せんぷく」です。この銘柄名の由来は単におめでたいからではありません。初代三宅清兵衛さんが女性の内助の功を讃えるために、母・フクさんと妻・千登(ちと)さんから一文字ずつもらって付けたのだとか。ええ話やん。ん? でもそうすると、「千の福」って意味が違ってこない? ・・・まあいいか。 三宅本店さんの創業は、安政3年(1856年)。幕末ですね。当初は味…

  • 金雀 > おソノさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【金雀(きんすずめ) 秋あがり】 芳醇で 豊潤甘旨 濃醇酒 こないだ飲めたばかりの金雀さん。また飲めました。凄い! 山口県岩国市・堀江酒場さんのお酒です。凄いというのは、金雀さんはいろんな銘柄がある中でも屈指の入手困難銘柄だから。十四代や新政は飲めるところをいくつか知ってますが、金雀はほんとレア。特に関西ではほぼ見かけません。ところが、いつものお店が金雀の取り扱いのある酒屋さんと取引が始まって、こないだに続いてまた飲めたんです。今回もその酒屋さんからの仕入れ。ありがたい! 今回のお酒は、秋あがり。前回も濃くて美味しかったんですが、秋酒だとさらに濃いんでしょうか?さっそくいただきます。 香り豊か…

  • 鳳凰美田 > ドーラさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【鳳凰美田(ほうおうびでん) RESERVE ORDER 1st. MITA VINTAGE2021】 複雑で やわらかおだやか 熟成酒 こないだ新製品のミクマリを飲んだ鳳凰美田さん。またもや新製品です。なんと、熟成酒。フレッシュフルーティーの印象が強い鳳凰美田さんで熟成酒って珍しいですね。一般発売されていない熟成酒なら、去年、全国新酒鑑評会出品酒・別誂至高の3年垂直飲み比べをする機会がありましたが、こちらは普通に酒屋さんで買えます。 このお酒、造りもなかなか気合が入っています。お米は、お蔵さんのある栃木県小山市旧美田村地区で、蔵人さんが自ら育てた五百万石。それを40%まで磨いて純米大吟醸を醸…

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