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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

  • 利休梅 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【利休梅(りきゅうばい) 静香 純米吟醸】 酸旨な やわらか辛口 クラシック はじめましてのお酒、大阪府交野(かたの)市・大門酒造の利休梅さんです。同じ市内の、かたの桜の山野酒造から、車で5分のご近所さん。交野市は、実はウチからは、山ひとつ超えるだけ。車で30分ほどの距離です。電車だとぐるっと周って1時間以上かかるんですけどね。 利休梅とは、元々は花の名前です。梅という名前がついてますがヤナギザクラ属。4~6月に、梅に似た白い花をつけるんだそう。ちょうど今頃咲いてるのかな? 中国原産で、日本に入ってきたのは明治末期なんですが、清楚な白い花が茶人に好まれたことから、千利休にちなんで利休梅と名付け…

  • 勲碧 > ASKA(On Your Mark)[ジブリ酒]

    【勲碧(くんぺき) 純米吟醸 桜酵母 五条川桜】 甘フルで じゅわっと広がる 苦渋味 はじめましてのお酒、愛知県江南市・勲碧酒造の勲碧さんです。美味しいという噂は聴いてるんですが、それ以外の予備知識はゼロ。紙で包まれた瓶が華やかで良いですねえ。 この子は、桜から分離された、桜酵母のお酒。花酵母は今まで、アベリアとかバナナとか月下美人&苺とか牡丹とかつるばらとか飲んできましたが、桜ははじめて。しかも、ただの桜じゃありません。五条川桜というのは、日本桜の名所百選にも選ばれた有名な桜並木。愛知県岩倉市・大口町・江南市の15km以上にわたって約4000本の桜が花を咲かせるんだとか。 (五条川の桜・ph…

  • 十四代 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい) おりからみ 荒走り 生酒】 梨甘酸 澱のほの苦 なめらかに 十四代様! 数多ある日本酒の頂点に立つと言っても過言じゃない銘柄です。しかも、おりからみは、僕が十四代様の中で一番好きなお酒。去年2022年は、飲んだ総数422杯中 第4位。2021年は423杯中 第3位でした。もう、飲めるだけでありがたいですねえ。インスタで入荷報告を見て、次の日に伺ったんですが、既に無くなりかけでした。あぶないあぶない。 もう、期待しかありませんね。さっそく飲んでいきましょう。 色はほんのりおりがらみ。白と言うより銀ですね。美しい。香りはおだやか ラムネ梨。ん?ちょっとオイリーな感じもあ…

  • 仁喜多津 > 加代さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【仁喜多津(にきたつ) 伊予の薄墨桜】 酸旨が ちょっと置いたら おだやかに はじめましてのお酒、愛媛県松山市・水口酒造の仁喜多津さんです。道後温泉にあるお蔵さん。日本酒の他に、道後ビール、道後エール、道後焼酎、道後ジン、道後リモンチェッロ、道後梅酒ソーダ、道後サイダー、道後あまざけ、道後ビールカレー、道後ビールビーフシチューなどいろいろなものを作られています。 愛媛県のお酒って、あんまり出会いませんね。僕がこれまで飲んだのも、梅錦・伊予賀儀屋・石鎚・川亀・媛一会だけ。・・・あ、思ったより飲んでた。 銘柄名の語源は、ググったらコトバンクに出てました。「酒名は、伊予・道後の古称「熟田津(にきたつ…

  • 八海山 > クロトワ(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【八海山(はっかいさん) 越後で候(えちごでそうろう) しぼりたて原酒 (青ラベル)】 甘ハーブ 高アルガツン 生原酒 お久しぶりの八海山さん。米焼酎なら半年くらい前に飲んだんですけどね。今回は、冬限定のしぼりたて原酒「越後で候」の青ラベル、通称・青越後です。前に美味しいと聞いたことがあって、しかもいろんなお店に置いてあるのを見かけてたんですが、なかなか飲む機会がなかったんです。それが、小瓶で売ってる! そりゃ買わなきゃ! アルコール19度の原酒ですからね、気合を入れてかからなきゃ返り討ちに合いそう。キンキン雪冷え(5℃)より少し低いくらいまで冷やして、いざ、いただきます。 香りは、爽やかハー…

  • 水尾 > フジモト(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

    【水尾(みずお) 紅(くれない) 純米吟醸 無濾過生原酒】 派手甘苦 しっかりくっきり 無濾過生 はじめましてのお酒、長野県飯山市・ 田中屋酒造店さんの水尾です。名前は聞いたことがあるけど、予備知識はゼロ。クラシックで力強いデザインが良いですね。さっそく飲んでいきましょう。 香りは、アル甘 ほの苦 しっかりと。これはラベルの印象通り、力強いクラシックの予感。 口に含むと、ほわ甘 微苦。アタックから一歩遅れて、ビリっと固い微炭酸が少しだけ走ります。おとなしい子かな? と思った一瞬後、甘味苦味が一気にじゅわん、アルぼわん。おおお、これは派手ですねえ。クラシックだけど、しっかりくっきり。いかにも無濾…

  • 上善如水 > カヤ(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【花見酒の上善如水(じょうぜんみずのごとし) 純米吟醸】 ほの甘な 華やかじわ旨 クラシック 4か月ぶりの上善さん。新潟県南魚沼郡・白瀧酒造さんのお酒です。このお酒は、「白瀧酒造 12ヶ月のお酒2023」というシリーズの3月の分。たぶん去年までは「12ヶ月の上善如水」というシリーズだったと思うんですが、今年は上善さんだけじゃなくて、「湊屋藤助」や「魚沼」などの別ブランドも含めたシリーズになったみたいですね。上善さんの季節酒では、これまで、「ひやおろし」「ロック酒 by Jozen」「新米新酒」を飲んできました。今回は「花見酒」。どんなのかな? さっそく飲んでいきましょう。 瓶はピンクですが、お…

  • 二世古 > 肉団子スープの屋台のおじさん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【二世古(にせこ) 特別純米酒】 クラシック じんわり美味しい 食中酒 お久しぶりの二世古さん。北海道虻田郡倶知安(くっちゃん)町・二世古酒造さんのお酒です。お蔵さんがあるのはニセコ町じゃなくておとなりの倶知安町ですが、広義には倶知安町もニセコに入るそうです。ニセコひらふスキー場は倶知安町ですしね。大学の頃は、年に1度はひらふスキー場に行ってた思い出の地です。 前に飲んだ二世古さんは、赤いラベルの純米吟醸。約2年前ですね。パワフルフルーティーだった記憶があります。今回の特別純米はどんなかな? さっそく飲んでいきましょう。 香りは、お米のコク旨ほわり。味わいは、ほの旨から入って甘酸がふわっと出て…

  • 天野酒

    【天野酒(あまのさけ) 豊臣秀吉愛飲の復古酒 僧房酒】 濃厚な 激甘熟成 復古酒 お久しぶりの天野酒さん。1年半ぶりくらいですね。大阪府河内長野市・西條合資会社さんのお酒です。 天野酒は、「豊臣秀吉が愛した幻の名酒」と言われている銘柄。ただし、オリジナルの天野酒は17世紀なかばに一旦廃れてしまって、現在のものは西條さんが1946年に復活させたのだそう。でも、西條さんだって享保3年(1718年)創業という老舗。300年を超えてますね。何本か飲んだ感じでは、クラシックなお酒を造るお蔵さんというイメージです。中でも、アル添吟醸酒はめちゃくちゃ美味しかった! でも、今回のお酒は明らかに異質です。名前か…

  • わかむすめ > 月島雫(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【わかむすめ 薄花桜(うすはなさくら) 純米吟醸 無濾過生原酒】 甘々が たっぷりだけど 爽やかに どれを飲んでも甘じゅわで、めちゃくちゃ美味しい わかむすめさん。去年飲んだ422杯の中の1位もわかむすめさんでした。あんまり好きすぎて、商品名によく使われる平安装束のかさねの色目を勉強するために、「素晴らしき装束の世界」という本を読んだくらい。残念ながら今回の「薄華桜」という色目は載ってなかったんですけどね。 実はこちらのお店、よく来てるけど家の方向とは正反対なんです。いつもは近くで用事のある月曜日にしか来てないお店。でも、インスタでこの子が入ったと報告があったから、いそいそとやってきました。め…

  • [特集]KEG DRAFT SAKE

    今回は、10Lタンクの日本酒サーバー「KEG DRAFT SAKE」の特集記事です。このブログでも何度も登場していますね。 KEG DRAFT SAKEってなに?「KEG DRAFT SAKE」は、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバーです。日本酒は時間が経つと、搾りたて直後のフレッシュさは失われていきます。マイナス5℃で貯蔵したりすることで、その変化をある程度は抑えることができますが、それも大変ですよね。でも、搾りたて直後のフレッシュさを長期間持続できるようにしたのが、このKEG DRAFT SAKEの技術なんです。 こちら、元々はオランダ…

  • 白鹿 > 正吉(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【白鹿(はくしか) 鹿カップ】 穀物が おだやかふわり 日常酒 お久しぶりの白鹿さん。兵庫県西宮市の大手酒蔵・辰馬本家酒造さんのお酒です。実は、僕が人生でいちばんたくさん飲んでる銘柄が白鹿さんなんです。なんせ、大学の頃に週2で通っていた居酒屋さんで置いてた日本酒が白鹿さんだったから。僕のレビューでも何度か登場しています。 今回は、スーパーで買ってきたカップ酒。すいません、正直に言うと、料理用に買ってきたんです。リュウジさんのバズレシピの日本酒を使うパスタ「酔っぱらいのパスタ」を作るのに、せっかくだから料理酒じゃなくて日本酒を使おうと思って。でももちろん、買ったからには味見もしたい。そんなわけで…

  • 花邑 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【花邑(はなむら) 純米吟醸 酒未来 生酒】 甘じゅわん 色っぽいのに エレガント 大好きな両関酒造の花邑さん。十四代の高木社長の技術指導が入ったことで有名になって、一気に入手困難になった銘柄です。酒未来は、去年もいただいていますね。1年熟成の生熟だったけど、美味しかったなあ。 で、花邑さん、去年までは純米大吟醸の愛山以外は、全部ピンクのラベルだったんです。文字の箔の色が純米(赤)と純米吟醸(青)で違ってただけ。でも、今年からリニューアルして、他の色を使うようになったみたい。去年はこんな感じでした↓ それではさっそく、飲んでいきましょう。ちなみに、口開け初日です。 香りは、メロンのとろ甘フルー…

  • 鬼夜叉 > 鬼夜叉(ワールドイズダンシング)

    【鬼夜叉(おにやしゃ) 遠心分離 金星】 おだやかで やさしくじわわん 燗映え酒 はじめましてのお酒、新潟県佐渡市・北雪酒造さんの鬼夜叉です。北雪酒造さんのメイン銘柄・北雪さんは時々噂を聞くんですが、飲んだことはありません。そして鬼夜叉さんも知りませんでした。なかなかいかつい顔していますね。 「鬼夜叉」というのは、世阿弥の幼名。父の観阿弥とともに能楽の礎を築いた、あの世阿弥です。彼は晩年、佐渡に流刑になったことからの縁だそう。公式サイトによると、『日本人にとって「鬼」は人の心の醜さを表しますが、「夜叉」は男でも女でもない中性的な含みを持っています。このラベルは「上下絵」という表現法を用いて、「…

  • あたごのまつ > 天人(かぐや姫の物語)[ジブリ酒]

    【あたごのまつ 純米大吟醸 彗星】 なめらかに ほんのりするっと 淡麗酒 おひさしぶりの、あたごのまつさん。前回は漢字表記の「愛宕の松」でしたけどね。「伯楽星」も有名な、新澤醸造店さんのお酒です。でも、この子はかなりレア。北海道の酒販店3軒限定のお酒だそうです。 2011年の東日本大震災の際、宮城県の新澤醸造店さんも大きな被害を受けてしまいます。その際にボランティアで助けてくれた人の1/3以上が北海道の方だったんだそう。その恩に応えるべく新澤醸造店さんが北海道の酒米・彗星を使って醸したのがこのお酒。良い話ですねえ。 ちなみにラベルデザインは、「テルマエロマエ」で有名な漫画家ヤマザキマリさん。ヤ…

  • 久保田 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【久保田(くぼた) 純米吟醸にごり】 とろんから パカーンと華やぐ パイン缶 去年新発売されて美味しいと話題になっていた久保田さんのにごり。春の限定酒です。ひとつ前の朝日山さんに続いて、新潟県長岡市・朝日酒造さんのお酒ですね。こちらのお酒は、こないだ緑川さんを買ったお店で買ってきました。緑川・久保田・朝日山・南しか取り扱っていない、小さいけれどこだわりの酒屋さんです。 久保田さんと言えば、かつての淡麗辛口ブームを牽引した超有名銘柄。そして今飲んでもやっぱり美味しいです。特に萬壽なんてめちゃくちゃ美味しかった。ただ、久保田さんのにごりって、全く味の想像ができません。久保田さんの味の方向性とにごり…

  • 朝日山 > ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」

    【朝日山(あさひやま) 純米吟醸】 淡麗の しっかりかっちり 堅実酒 ファミマで買ってきた朝日山さん。「久保田」が有名な、新潟県長岡市・朝日酒造さんのお酒です。こないだ飲んだ、朝日山 普通酒もファミマで買ったんですが、それよりも気になるのは、2021年にファミマで買った朝日山さんの方。その時の子とデザインがそっくりなんです。その時は濃い色の瓶で、ラベルの今回緑色になってる部分が赤でした。 どう違うのかな? 飲んで確かめてみましょう。 香りは、アルコール&マスカット&お米の旨味がぽわーん。お?前回はもう少し甘そうな印象があったけど、今回はすっきりきれいな端麗辛口の予感。こちらも美味しそうです。 …

  • 新政 > ジリオラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【新政(あらまさ) No.6 S-type】 爽やか酸 上質ほのかに 奥深く かなりお久しぶりの新政さん。言うまでもなく、現在の日本酒シーンを引っ張っている超人気銘柄の、代表商品の、しかも良いやつ(S-type)です。 新政さん自体2年ぶりだし、No.6はもっと久しぶりだし、S-typeははじめてです。ちなみにS-typeのSはSuperior(上級版)のSで、前に飲んだR-type(Regular)よりも上。さらに上にX-type(eXcellent)もありますが、もちろん飲んだことはありません。こちらのお店、新政さん自体は常に何かは飲めるんです。でも、No.6はなかなか入荷しないとのこと。…

  • 栄光冨士 > リン(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【栄光冨士(えいこうふじ) SURVIVAL(サバイバル) 純米大吟醸無濾過生原酒】 くっきりと 甘酸苦ポン 苦じわり お久しぶりの栄光冨士さん。味もラベルも派手で好きな銘柄なんですが、約1年ぶりですね。栄光冨士さんのラベルって、デザインはいろいろあるのに、なぜか知らない製品でも栄光冨士だってわかっちゃう。なんででしょうね?ちなみに、栄光富士じゃなくて栄光冨士です。微妙な違いですが。 今回のお酒は、サバイバル。何がサバイバルなのかと思ったら原料米の「玉苗」が由来だそうです。玉苗は山田錦と金紋錦の交配種で、酒未来のお母さん。別名を山酒4号と言い、昭和50年代に山形県の農業高校にて開発され、山形県…

  • 亀泉 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【亀泉(かめいずみ) CEL-24 純米吟醸活性うすにごり生原酒】 ほのピリで パイン酸甘 じわ苦味 みんな大好き亀泉さんのCEL-24。CEL-24酵母のお酒は、こないだ久礼さんを飲んだばかりですが、今回はいちばん有名な亀泉さんです。でも実はちょっと特別版。このうすにごりは、なんでも基本的には高知に行かないと買えないんだそうです。元気すぎて、運ぶのが危険でなんだとか。もうなくなりかけですが、どんなでしょう? 楽しみ♪ 色はほんのり透明感のあるうすにごり白。細かい澱がいっぱい浮いてます。香りは爽やか乳酸パイン。良いですねえ、美味しそう。 口に含むと、ほのピリ微炭酸と、パイン酸甘じわ苦味。さすが…

  • 3月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。わかっちゃいたけど3月もあっという間でしたね。でも、一気に温かくなって、季節が変わったことを実感します。 それでは、3月に投稿した記事を見ていきましょう。今回も記事の内容部門3点と、美味しかった部門3点を選んでみます。まずは内容部門から まずは菊正さん。なんとパック酒です。でもこの子、凄いですよ。パック酒でここまで濃厚甘旨フルーティーなのがあり得るのかと驚きます。ギンパックのときもかなりびっくりしたけど、確かにギンパックのリッチ版ですね。スーパーで買えるお酒なので、飲んだことない方はぜひチェックしてみてください。パック酒飲んだことない方にこそおススメです。 お次は…

  • 米川 > 釜爺(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【米川(よねかわ) マサムネ】 苦中心 するっと消える 食中酒 はじめましてのお酒、信州小布施・高沢酒造さんの米川です。こちらは、お店のお客さんの信州旅行土産。地元にしか売ってなさそうなお酒をとのリクエストで買ってきてもらったものだそうです。うん、知らない銘柄でした。調べても、あんまり取り扱っているお店は多くなさそうです。カタカナ表記のマサムネだけど、こちらも全国に149銘柄あるという正宗シリーズですね。まだまだ知らないお酒はいっぱいありますねえ。さて、どんな子かな? 香りはほとんど感じません。口当たりもするり。からの苦ぼん。お、苦味中心の面白い味ですねえ。で、じんわり苦味の余韻を残して、する…

  • 旭の出乃勢正宗 > ドーラ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【旭の出乃勢正宗(ひのでのいきおいまさむ) 純米酒】 複雑な 旨味がずどん すっと消え またまたはじめましてのお酒、長野県中野市・丸世(まるせ)酒造店さんの旭の出乃勢正宗です。面白い銘柄名ですねえ。丸世酒造店さんには勢正宗という銘柄もあるんですが、こちらは「日の出の勢い」にかけたネーミング。でもなんで「旭」で、前の「の」がひらがなで、後ろの「の」が漢字なんでしょう? ちょっと調べただけだとわからなかったので、ご存知の方、ぜひ教えてください。 ともあれ、飲んでいきましょう。 香りは、力強い酸旨とほの甘がぽわん。生酛や山廃を彷彿とさせるしっかりさですね。 口に含むと、いきなり複雑酸と旨甘苦。そこか…

  • 秩父錦 > 湯婆婆(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【秩父錦(ちちぶにしき) 甕口酒】 強烈な アル甘ズズズン 苦ガガガ はじめましてのお酒、埼玉県秩父市・矢尾本店さんの秩父錦です。お店のお姉さんが「めっちゃ面白いお酒」と紹介してくれたお酒。いったいどんなお酒なんでしょう? さっそくいただきます。 香りには、青草ハーブ ミント飴。なるほどこれは面白い。 口に含むと、その瞬間からアル甘ズバッ!! さらに甘アルと固い苦味も出てきてビリビリビリ。最後はアルコールがさらにズズズン&ほの甘な含み香が鼻に抜けつつ、苦甘後味がガガガガ。 これは強烈ですね。20度の高アル生原酒らしいパンチの連打が襲ってきます。スパイスをガンガン効かせた肉なんかに合わせたいです…

  • Snowdrop > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【Snowdrop(スノードロップ)】 爽やかな やさしいミルクと ヨーグルト 今回は、日本酒ベースのヨーグルトリキュール。この子、前によく福島に出張に行ってたとき、空港の売店に売ってて気になってたんです。やっと飲める! 造っているのは会津坂下の曙酒造さん。天明や央のお蔵さんですね。それなら間違いない。そして、会津中央乳業というところのヨーグルトを使ってるとのこと。実はこれを飲んだお店のお兄さんが会津出身で、会津中央乳業さんのヨーグルトが美味しいんだとべた褒めしてました。ますます楽しみ♪ ちなみに、スノードロップというのは花の名前。和名は待雪草(まつゆきそう)と言い、冬の終わりから春先にかけて…

  • サビ猫ロック > アーヤ(アーヤと魔女)[ジブリ酒]

    【サビ猫ロック 銀サビ】 爽やかな ふりしてガツン ロック酒 ひとつ前の赤サビに続いて、サビ猫ロック飲み比べ。 こちらは純米大吟醸の銀サビです。さすが猫なお酒なだけあって、発売日は2月22日の猫の日なんだとか。赤サビは、ガツンとパンチの効いたロックなお酒でしたが、こちらは純米大吟醸。どんなお酒でしょう? さっそくいただきます。 香りは、爽やかアルコールがパカーン。ほのかなレモネードも感じます。 口当たりも、爽やか酸アルするん。からのアル甘ぽんっ。さらにダメ押しアル感パカーン。 このアルコール感は、やっぱりロックですね。アルコール由来の苦味のベースの上に、ボーカルアルコールが派手にシャウト。甘味…

  • サビ猫ロック > 赤い髪の魔女(アーヤと魔女)[ジブリ酒]

    【サビ猫ロック 赤サビ PHASE1】 旨アルが オルタナロックな ガツン酒 はじめましてのお酒・新潟県糸魚川市・猪又酒造さんのサビ猫ロックです。猫と音楽と日本酒を愛する全ての人々に捧げるオルタナティブな特別純米酒とのこと。うん、よくわからないけどカッコいい。ちなみに今回は、赤サビと銀サビの飲み比べです。 こちらのお蔵さんは、前に、月不見の池(つきみずのいけ)という銘柄を飲んでます。こちらもラベルに猫が描いてますね。「ねこと日本酒が好きな人は みんな良い人です」って公言してるお蔵さんもあるし、他にも猫ラベルっていっぱいあります。日本酒とは、犬よりも猫の方が相性良いんでしょうかね? 僕も猫ですし…

  • 加茂錦 > 玉三郎(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【加茂錦(かもにしき) 純米吟醸 本生酒】 やさしくて きれいなアル感 クラシック この日いつものお店に行くと、冷蔵庫にパック酒が鎮座していました。こないだ別のお店で菊正宗ギンリッチを飲んだけど、ちゃんとしたお店でパック酒が置いてあると、逆にめちゃくちゃ気になりますね。 しかもこの子はめっちゃ潔いシンプルデザイン。気になって聞いてみたら、なんと加茂錦さん。荷札酒が大人気な銘柄です。でも加茂錦さんはスーパーにも流通してて、前にイオンで買ってきた吟醸を飲んだことがあります。パック酒も出してたんですね。しかも、純米吟醸で生酒。常温保管可能な生酒は大手さんがいくつか出していますが、パック酒の生なんては…

  • 浅間山 > アスベル(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【浅間山(あさまやま) 純米吟醸 改良信交】 爽やかな 酸と苦じわ フルーティー はじめましてのお酒、群馬県吾妻郡・浅間酒造さんの浅間山です。もともとの浅間山は、長野県北佐久郡軽井沢町・御代田町と群馬県吾妻郡嬬恋村との境にある活火山。浅間酒造さんはその麓にあり、群馬県で最も西にあるお蔵さんなんだそうです。 今回のお酒は、近所の量販店さんで予備知識なしで買ってきたお酒です。どんなお酒かな? 飲んでいきましょう。 香りはマスカットなフルーティーと、ほんのりハーブ&メントール。 口に含むと、きれいな酸ほの甘なフルーティー。そこからリンゴ&マスカットの酸味がぽわっと広がって、最後を苦味がじわっと締めて…

  • W > 90歳のソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【W(ダブリュー) 純米 亀の尾 無ろ過生原酒】 力強い 甘苦じゅわっ!! 濃醇酒 ひとつ前の蓬莱 亀の尾に続いて、今度は同じ渡辺酒造店さんの上位銘柄・Wです。 Wは大好きな銘柄で、特集記事も書いてるくらい。これまで酒米違いで11種類飲んでるけど、亀の尾はまだ飲んでなかったんですよね。そりゃ、冷蔵庫にこの黄色いWが並んでるの見た瞬間に、もう今日飲むのは決定です。それでは飲んでいきましょう。 香りは、アル酸甘苦 良い感じ。 口に含むと、しっかり苦甘ほの酸味。からの、甘苦じゅわっ!!酸味も苦味は最後までしっかりあります。濃醇ですねえ。 先程の蓬莱さんと似ていますね。こちらもやっぱり力強いです。でも…

  • 蓬莱 > 親方(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【蓬莱(ほうらい) 亀の尾 純米大吟醸生】 力強い 甘苦ズドン マッチョ酒 今年になってから、よく出会えてる蓬莱さん。今回は、亀の尾というお米を使ったお酒です。そして、同じ渡辺酒造店さんの別ブランド・「W」の亀の尾との飲み比べ。同じお米の、同じ精米歩合50%。どう違うのか楽しみです。 それでは、さっそく飲んでいきましょう。 香りは、糖甘としっかり苦。これは力強いですね。 口に含むと、いきなり甘苦ズドン。それがさらにズズズンと乗ってきて、甘苦ズシン。酸味も旨味も出てきます。後味も、苦味甘味がたっぷりじわん。 これはマッチョ。筋肉が語りかけてきます。ほんとに精米歩合50%? 大盃マッチョの精米歩合…

  • 松尾自慢 > ウルスラ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【松尾自慢(まつおじまん) Re:make 純米吟醸醸無濾過原酒一度火入れ】 とろピリで 酸甘じゅわっと 苦じわり はじめましてのお酒、松尾自慢さん。こちらもめっちゃ飲んでみたかったお酒です。なんせ、造ってるのは寒菊銘醸さん。寒菊さん、大人気ですよね。新しいお酒が出るたびに、僕のタイムラインが寒菊さんでいっぱいになります。 この松尾自慢さんは、先代の時代に生まれたブランドをリメイクしたものだそう。千葉県内限定酒です。実はちょっと前に別のお店にもこの子が入ったんですが、タイミングが合わずに逃しちゃったんです。そしたらこちらのお店にも入ったとの投稿があったから、ひとつ前の久礼さん共々、楽しみにして…

  • 久礼 > 先輩魔女さん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【久礼(くれ) 純米吟醸酒 CELうらら 生酒】 甘口の 中にほの苦 メロンふわっ お久しぶりの久礼さん。前回は、日本酒度+12でアルコール19度なのに、なめらかでめっちゃ飲みやすいという、やっばいお酒でした。美味しかったなあ。 今回は、お店のインスタで入荷報告があったのを見て、これを目当てにやってきました。実はこの子、酵母がCEL(セル)-24。亀泉さんが使ってて有名なやつです。 CEL-24酵母は、高知県が開発した酵母。高知は全国屈指の辛口県なんですが、なぜかCEL-24だけ例外的にめっちゃ甘いんです。僕が知る限りでCEL-24を使ってるのは、亀泉・桂月・久礼・美丈夫・豊能梅(とよのうめ)…

  • 糀おしろい > 雨の日と曇りの日と晴れと(おもひでぽろぽろ)[ジブリ酒]

    【糀おしろい(はなおしろい) 純米酒】 おだやかな とろりん酸甘 にごり酒 はじめましてのお酒、高知県香美市・(株)アリサワさんの「糀おしろい」です。アリサワさんは、メイン銘柄・文佳人が有名なお蔵さんですね。飲むのは初めてですが、今回のお酒は文佳人とはだいぶ違いそう。なんせ「濃醇とろり もろみ酒」と書いてます。 醪(もろみ)を搾らないそのままのお酒は「どぶろく」です。でもこの子、分類は清酒になってるから、一応搾ってはいるみたいですね。とは言え、いかにもとろんとろんな見た目をしています。美味しそう。 「糀」は、ここでは「はな」と読ませていますが、本来は「麹」と同じ「こうじ」です。蒸米をコウジカビ…

  • 手取川 > ルーン王子(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【手取川(てどりがわ 純米酒 名流 大辛口】 旨するり きれいな大辛 純米酒 こないだ”モダン山廃”吉田蔵uを飲んだ吉田酒造店さんのメイン銘柄・手取川です。去年、大吟醸も飲んでますが、今回は純米酒。この日はなんとなく辛口な気分だったので、普段はあんまり飲まない大辛口を注文してみました。さあ、どんなかな? さっそく飲んでいきましょう。 香りはほのかに、お米の旨味。 口当たりは、するりと入ってきて、ほの旨からの、控えめ甘酸ふわり。そして最後にじわ旨味。長めの旨苦余韻が、そのままじんわり気持ち良く残ります。美味しい! 大辛口からイメージされる厳しさはない、きれいなお酒。少しあたたまると、酸がほわっと…

  • 美田鶴 > オート三輪に乗った男性(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【美田鶴(みたつる 純米酒 瓶燗火入】 甘酸ぽん フルーティーでも 旨ずずずん ひとつ前の純米吟醸 無濾過生に続いて、鳳凰美田を醸す小林酒造の地元銘柄・美田鶴さん。今度は純米の火入れです。 実は美田というのは、お蔵さんのある栃木県小山市卒島の旧地名・美田(みた)村が由来。なるほど、鳳凰美田の美田もそうなんでしょうね。調べてみたら、美田村が誕生したのは1955年(昭和30年)。そして、1963年(昭和38年)には小山市へ編入されています。美田村があったのはほんの短い期間だったんですね。 それでは、早速いただきましょう。 香りは、アルコールとマスカット酸と米甘旨。純吟よりもちょっとしっかりしていま…

  • 美田鶴 > オート三輪に乗った女の人(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【美田鶴(みたつる 純米吟醸酒 無濾過本生】 甘酸から 甘苦ぽわわ フルーティー いつものお店に、またまた珍しいお酒が入ってました。栃木県小山市・小林酒造の美田鶴さん。こちらのお酒は知らなくても、お蔵さんの名前でピンときた方もいらっしゃるかもしれません。「美田鶴」は、「鳳凰美田」が有名なお蔵さんの地元向け銘柄なんです。そんなのもう、飲まないわけにはいきません。だって鳳凰美田さん、こないだ飲んだ碧判が、今年Top10入り確実な感動酒だったんです。そりゃ期待しかない。 それでは、早速いただきましょう。 香りはかすかに、アル甘マスカット。鳳凰美田さんに比べると穏やかな感じ。でも良い香りですね。 口当…

  • 緑川 > 風間俊君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【緑川(みどりかわ 霞しぼり】 華やかな すっきり甘フル 香りふわっ 最近よく飲んでる緑川さん。僕が最初に日本酒に目覚めたきっかけのお酒です。今回も、前回の熱燗用緑川政宗さんと同じ酒屋さんで買ってきました。実は前回、店主さんに「もうすぐこんなの出るよ」って教えてもらって、楽しみにしてたんです。 今回のお酒は、年に1度の限定春酒。春酒って、桃天さんを筆頭に、好きなの多いんですよね。それが緑川さんで霞って、もう買うしかない。さっそく飲んでいきましょう。まずは上澄みから。 香りはほんのり桃ライチ。おっ!フルーティーですね。 口当たりは、思ったよりとろっとしてます。やさしいライチとマスカット。そこから…

  • 白真弓 > 風間俊君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【白真弓(しらまゆみ とろーりにごり原酒 初物】 超濃厚 酸アル苦な ヨーグルト 約半年ぶりの白真弓さん。岐阜県・飛騨古川・蒲酒造場さんのお酒です。「W」や「蓬莱」で有名な渡辺酒造店さんとは81m=徒歩1分しか離れてないご近所さん。 前回飲んだのは、日本酒じゃなくてヨーグルト酒だったんですが、なぜか今回も色はおんなじです。めっちゃ濃そうなにごり酒。瓶の側面に残ったお酒の跡が、濃厚さを物語ってますね。案の定、注ぐときからもうとろっとろ。明らかに粘度めちゃ高です。 香りは、ほの苦ヨーグルト。これ、実は中身はこないだのヨーグルト酒なんじゃないかってくらい乳製品感がバリバリです。 そして口当たりももち…

  • 高千代 > 斬鉄剣(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【高千代(たかちよ からくち純米酒+19】 甘味ゼロ 完全発酵 超辛口 先週、1年ぶりに飲めたと言ったばかりのたかちよさん。次の週に来たら漢字高千代さんがいました。これは飲まなきゃ。 ただ、この子、完全発酵+19とか書いてるんですよね。大辛口。僕がこれまで飲んだ日本酒度の最高値は、會津龍が沢 超辛口の+20だったから、ほぼ最高値です。 さて、どんなお酒なんでしょう? 恐るおそる飲んでいきます。 香りは、控えめアル甘ふわん。うん、甘さは全くなさそう。 口当たりは、するりほの旨。最初の雪冷え(5℃)くらいだと、するっきりっ! でもあたたまってくると、本領発揮で旨ぐぐぐっ! 甘味は気配すらない、酸味…

  • 二兎 > 海ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【二兎(にと) KEG DRAFT 純米吟醸雄町五十五 うすにごり生原酒】 ピリシュワで 苦甘フレッシュ 爽やかに こないだ同じKEGの純米山田錦を飲んだばかりの二兎さん。いつものお店に、今度は純米吟醸が入ってました。これは嬉しい! 「KEG DRAFT SAKE」は、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバーシリーズです。こちらのお店では、去年9月に導入されて、注文するたびに通し番号が入ったカードをもらえます。それが既に504番! これを飲んだのは2月なので、1ヶ月に100杯くらい出てる計算ですね。凄っ! ちなみにKEGの中でも二兎さんは、発売…

  • 国権 > カニ(レッドタートル)[ジブリ酒]

    【国権(こっけん てふ 純米生酒】 ふんわりと スーパーなめらか クラシック はじめましてのお酒、福島県南会津郡・国権酒造さんの国権です。なかなかいかつい名前ですよね、国権さん。元々は細井醸造本舗という名前だったのが、辻説法をしていた僧侶によって国権と名付けられたんだそうです。でもそれがいつなのかも、僧侶の名前も伝わってはいないんだとか。ちょっと残念。 今回のお酒は「てふ」。てふ←てふてふ←蝶々。お蔵さんのある会津田島に、日本の国蝶・オオムラサキが生息していることから名付けられたんだそう。さらに、オオムラサキの成虫は年に1回だけ6~7月に発生することから、期間限定という意味もあるんだとか。なる…

  • 富士大観 > 化学研部員(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【富士大観(ふじたいかん しぼりたて 純米吟醸生 Starting Point】 やさしくて するりきれいな 酸旨辛 はじめましてのお酒、茨城県日立市・森島酒造さんの富士大観です。森島酒造さんと言えば、2019年から始まった新銘柄・森嶋が有名ですね。僕は最近は飲めてないけど、とても美しいお酒という印象です。そしてラベルがカッコいい。その森島酒造さんが1953年から造っていた銘柄が「大観」。先代蔵元が日本画の巨匠・横山大観画伯と親交があり、その縁から生まれた銘柄です。その「大観」が2019年にリニューアルしたのが「富士大観」。 ちなみに、銘柄は「森嶋」で、蔵元も森嶋さん。でも社名は森島酒造です。…

  • 出羽鶴 > ???

    【出羽鶴(でわつる SWEET 純米吟醸】 糖甘の どこか懐かし ココアミント ついこないだカップ酒を飲んだばかりの出羽鶴さん。すぐにまた巡り会えたのも運命でしょう。しかも、なんか気になる見た目をしています。SWEETという名前でアリが角砂糖持ってるくらいだから、そりゃもう甘そうですね。甘いお酒は好きなので注文。さっそくいただきます。 香りはかすかに糖甘酸。それほど香るタイプじゃないですね。 口に含むと、甘ぽん、からの甘ぼわん。甘味自体はそんなに強いわけじゃなくて、落ち着いています。でも、他の味わいが小さいのと、含み香も黒糖っぽいので、実際の味わい以上に甘く感じます。旨味はほんのりで、酸苦はほ…

  • 竹正宗 > ボーダー服の女の子(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【竹正宗(たけまさむね 純米吟醸 しぼりたて無濾過生原酒】 ほの酸味 そこから甘アル じわじわり はじめましてのお酒、福島県会津若松市・名倉山酒造さんの竹正宗です。お蔵さんの名前の通り、こちらは「名倉山」を醸すお蔵さんの原点となる銘柄の復刻版。お蔵さんの名前も、元々は竹正宗酒造だったそうです。 ラベルがクラシックで良いですねえ。でも無濾過生原酒ってことは、中身は昔ながらの造りではなさそうです。どんなお酒かな? さっそく飲んでいきましょう。 香りは、ほんのり柑橘フルーティー。口当たりは、フレッシュするり、ほの酸味。そこから甘アルじわじわり。バランスが良いですね。突出したところがありません。しぼり…

  • 秀よし > 隠神刑部(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【秀よし(ひでよし 八乙女(やおとめ 本醸造生原酒】 旨味ぼんっ! 高アルファンキー 苦じわり かなりお久しぶりの秀よしさん。秋田県大仙市・鈴木酒造店さんのお酒です。磐城壽を醸す福島・山形の鈴木酒造店さんとは、名前は同じですが違うお蔵さん。秀よしさんを飲んだのはレビュー書き始める前だけど、同じお蔵さんの別銘柄・龍蟠(りゅうばんは去年飲んでめちゃくちゃ美味しかったです。 ちなみに「秀よし」とは、江戸時代中期から使われている銘柄名。宝暦年間(1751〜1764)に秋田藩の中の鑑評会で、それまでの御用酒「清正」より秀れていた事からの「秀でて良し」と加藤清正の主だった豊臣秀吉のダブルミーニングで名付け…

  • たかちよ > ラナ(未来少年コナン)[ジブリ酒]

    ブログ更新 【獺祭 磨き二割三分】 美しい 上質上品 梨ほわん 梨の甘酸 ほの苦味。しっかりしてるのに上品。最後にふくらむ苦味も美しいです。うまあああ。 後味きれいな苦甘じわん。 良いお酒という雰囲気がびしびし伝わってきます。 ★★★★ #ジブリ酒 #思い出のマーニー

  • 獺祭 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    ブログ更新 【獺祭 磨き二割三分】 美しい 上質上品 梨ほわん 梨の甘酸 ほの苦味。しっかりしてるのに上品。最後にふくらむ苦味も美しいです。うまあああ。 後味きれいな苦甘じわん。 良いお酒という雰囲気がびしびし伝わってきます。 ★★★★ #ジブリ酒 #思い出のマーニー

  • 緑川 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【緑川(みどりかわ 熱燗酒 緑川政宗】 燗すると 苦味が消えて 豊潤に 20年で片手で数えられるほどしか会えなかったのに、この1ヶ月で3本目な緑川さん。僕がはじめて日本酒に目覚めた銘柄です。こちら、こないだ古緑川を飲んだお店のマスターに緑川さんを扱ってる酒屋さんを教えていただいて、さっそく買ってきたんです。こじんまりとした清潔感のある酒屋さんで、日本酒がメインなのに置いてる銘柄は、緑川・久保田・朝日山・南だけという超こだわりのお店。久保田と朝日山は同じお蔵さんですしね。中でも緑川は全種そろえるという力の入れようです。こういうお店、好き! いろいろ並んでる緑川さんから選んだのは、熱燗用のお酒。こ…

  • 御園竹 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【御園竹(みそのたけ】 甘アルで 旨味がじわり 切れも良く またまたはじめましてのクラシック地元酒、長野県佐久市・武重本家酒造さんの御園竹です。佐久エリアは酒処で、14のお蔵さんが集まる地域。僕は前に担当していた工場が佐久にあって、年に数回は訪れていました。でも、新幹線の佐久平駅周辺にはあんまり地酒に強い居酒屋さんを見つけられなくて、当時飲めたのは、佐久の花と寒竹くらい。まだレビューを書き始める前です。最近だと、去年飲んだ井筒長さんとボーミッシェルが佐久ですね。 武重本家酒造さんは、牧水と御園竹がメイン銘柄。公式サイトを見ると、御園竹は「いつもの酒 地元の酒」と書いてありますね。それも今回のは…

  • 菊御代 > トトロ(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【菊御代(きくみよ 上撰】 甘とろん たっぷり蜜蜜 熟成酒 はじめましてのお酒、和歌山県海南市・名手酒造店さんの菊御代です。ん? 名手酒造店?そう。こちらは「黒牛」が有名なお蔵さんの別銘柄。名手酒造店さんと言えば、クラシック辛口のイメージがありますね。僕はこれまで、黒牛純米3年貯蔵斗瓶取り、黒牛純米カップ酒、もうひとつ別銘柄の「お洒落」の3回しか飲んだことないんですが、どれも美味しかった! 今回の菊御代さんも、いかにもクラシック地元酒な佇まいが素敵です。しかもこちらはH30BY。つまり、平成30酒造年度、2018/7/1~2019/6/30に造られたお酒。製造年月は2022年12月だから、お蔵…

  • 廣戸川 > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【廣戸川(ひろとがわ 特別純米 おりがらみ】 酸甘旨 ほわふわやさしい おりがらみ こないだ純米にごりを飲んだばかりの廣戸川さん、今度はおりがらみです。え? おりがらみなんてはじめて見た!っと思ったらこちら、会津若松市の酒販店・會津酒楽館 渡辺宗太商店さんの頒布会限定酒でした。この「宗太のハンプ会」は、去年、廣戸川さんの純米吟醸中取りと、天明さんの山廃おりがらみ生を飲んでます。頒布会じゃそりゃ見かけないはずですね。 にごりが美味しかったから、と言うよりそもそも廣戸川さんが美味しいから、おりがらみも期待です。飲んでいきましょう。 香りは、ふんわり乳酸バナナとわずかに澱苦の深み。 口に含むと、やわ…

  • 菊正宗 > ソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【菊正宗(きくまさむね しぼりたて ギンリッチ】 吟醸香 甘アルくっきり ふくよかに この日のネタ枠。って、いや、ほんとに飲みたかったんですよこの菊正宗さんのパック酒。何度も飲んでるギンパックと同じシリーズですね。ギンパックは、パック酒なのに、そんじょそこらの純米大吟醸よりも香りが立つという驚異のお酒。美味しいです。その上位バージョンだからずっと飲みたかったんだけど、これ1800mlパックしかないんですよね。180mlのネオカップが出たらベストなんですが、せめて900mlパックなら買いやすいのに。お店で飲めるお酒じゃないしなあ、、、って思ってたらお店に入った!! まあ、マスターが飲んでみたかっ…

  • 古緑川 > 西司朗さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【古緑川(こみどりかわ】 深みある きれいなたっぷり 熟成感 ついこないだも飲んだ緑川さん。緑川さんは、僕が日本酒に目覚めたお酒です。20年以上前になぜか稚内で飲んだ思い出のお酒。20年で片手で数えられるほどしか会えなかったのに、前回から1ヶ月も経たないうちにまた会えた! でも今回のお酒は、面構えが違います。純米吟醸酒を約10年低温貯蔵したという古酒。このお酒、約10年というのはその時々によってバラつきがあるそうです。ちゃんと味を見て、飲みごろになったら出荷してるのかな? 今回は平成19年度産。ということは、ええと、2007BYだから、15年もの!!これは楽しみですね。それでは、飲んでいきまし…

  • 朝日鷹 > 菜穂子さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【朝日鷹(あさひたか 特撰 新酒生貯蔵酒】 甘ぽわわ 溶けてなめらか すっと消え ずっと飲みたいと思ってた朝日鷹さん!こちらのお店は大阪難波でも屈指の日本酒在庫を持つイベリコ豚専門店さんなんですが、冷蔵庫を見たら朝日鷹さんがいるじゃないですか! 他にも魅力的なお酒がいっぱいあるんですが、これは絶対飲みたい! 迷わず1杯目に注文します。 朝日鷹さんは、十四代様を醸す山形県村山市・高木酒造さんの地元酒です。ある意味、十四代様以上にレア。実物を見るのもはじめてですが、美味しいという噂だけは聞きます。まあ、そりゃ高木酒造さんだから美味しいに決まってますよね。 それでは、さっそく飲んでいきましょう。 香…

  • 鳳凰美田 > ソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【鳳凰美田(ほうおうびでん 碧判(あおばん 純米吟醸原酒 無濾過本生】 華やかな 極上芳醇 魅了酒 こないだも飲んだ大好きな鳳凰美田さん。といってもこないだのは日本酒ではなくてリキュールの檸檬でしたけどね。今回の鳳凰美田さんは、碧判。超人気銘柄・鳳凰美田さんの中でも、これがいちばん好きという人も多い、冬季限定少量生産のお酒です。僕がはじめて碧判を飲んだのは、2021年。持ち寄り日本酒会の11杯目に出てきたんだけど、素晴らしいお酒が集まるその日の中でいちばん美味しかったのを覚えています。ちなみに僕はその会に、「獺祭 磨きその先へ」を出しました。 この碧判さん、いつかまた飲みたいを思ってたんだけど…

  • 2月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。あっという間に2月も終わり。まあ28日しかありませんからね。でも今月はヤバかったですね。なにがって、美味しいお酒が多すぎでした。ありがたいことです。 それでは、2月に投稿した記事を見ていきましょう。今回も記事の内容部門3点と、美味しかった部門3点を選んでみます。まずは内容部門から まずは江戸開城さん。こちらは、お蔵さんのエピソードが面白かったんです。東京都港区にあるお蔵さんなんですが、幕末には西郷隆盛や勝海舟が奥座敷を利用していたんだそうです。 お次は、村祐さん。こちらは、村祐さんのスタンダード品3種を飲み比べたのが面白かったです。ひとまず最初の茜ラベルのリンクを…

  • 不動 > ハク龍(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【不動(ふどう 辛口吟醸にごり生原酒】 酸苦な とろりんシュワシュワ 辛にごり お久しぶりの不動さん。千葉の大好きなお酒なんですが、なかなか飲む機会に恵まれません。去年飲めたのも1杯だけ。実は、2020年に飲んで美味しかったお酒・第1位が不動・吊るしの純米大吟醸だったんです。美味しかったなあ~。 でも、今回の不動さんはちょっと毛色が違いそうです。ちょっと珍しい、辛口のにごり酒。辛口にごりというと、前に飲んだ七本鎗さんを思い出しますが、こちらはどんな感じでしょう? さっそく飲んでいきます。 色は濃い白。香りは ほのアルだけ。甘くなさそうです。 口当たりは、とろりんシュワシュワ 酸ぽわん。そこから…

  • 七笑 > 松崎良子さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【七笑(ななわらい 純米吟醸 しぼりたて生原酒】 高密度 いきなりジューシー 甘味ぽん 前に予備知識なしで買ってきたら美味しかった七笑さん。この七笑という名前は、木曽川源流の景勝地の地名「七笑」にちなんでつけられたんだそうです。これ、地名だったのか! それに「呑むほどに笑いが起こる。七回笑って七福を呼び込む」という願いが込められているのだとか。良い名前ですよね。 今回はいつものお店でお勧めされました。そりゃ間違いない。早速いただきましょう。 香りはマスカット甘アル。ほのかにミントとセメダイン。セメダイン感って苦手な時もあるけど、これは爽やかさを演出してくれる良いセメ感。 口に含むと、いきなりジ…

  • 村祐 常盤 > ケーキ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    村祐飲み比べ③【村祐(むらゆう 常盤ラベル 純米大吟醸生酒】 上品な 甘味なるほど 和三盆 村祐さんの飲み比べ、特別純米の茜ラベル・純米吟醸の紺瑠璃ラベルに続いて、最後は純米大吟醸の常盤ラベルです。茜と紺瑠璃が、同じシリーズ感はありつつ結構違ったので、こちらも楽しみです。さっそく飲んでいきましょう。 香りはほんのかすか。茜→紺瑠璃→常盤とグレードが上がるほど上立ち香が目立たなくなるのは面白いですね。 口に含むと、その瞬間から甘味がぽわーん。あっま!! うっま!!!上質な甘味が主張してますね。そして糖甘な含み香が鼻に抜けていきます。含み香は常盤さんの方が強い!意味わかんないけど素晴らしい。 かな…

  • 村祐 紺瑠璃 > おキヨ(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    村祐飲み比べ②【村祐(むらゆう 紺瑠璃ラベル 純米吟醸生酒】 サトウキビ ふくよか甘味が やわらかく ひとつ前の茜ラベルに続いて、次は純米吟醸の紺瑠璃ラベルです。こちらは飲むのは初めて。どんなお酒でしょうか、さっそく飲んでいきます。 香りは、わずかに糖甘。茜ラベルよりもおとなしいですね。 口に含むと、とろっと甘味とほの旨酸。そこから甘味がさらにじゅわ。旨味もじわり。おおお、ふくよかですねえ。茜ラベルと同じでサトウキビ感のある甘さですが、酸味がなくなってやわらかいし、雑味も減ってます。美味しい!上立ち香はあんまりなかったのに、含み香は甘アルぽわんと気持ち良いのが面白いですね。 ジブリで例えると「…

  • 村祐 茜 > カーチス(紅の豚)[ジブリ酒]

    村祐飲み比べ①【村祐(むらゆう 茜ラベル 特別純米生酒】 しっかりな クセコク酸味と 糖甘味 お久しぶりの村祐さん。前回は、去年の夏に飲んだ「夏の生酒」だったんですが、夏の生酒なのになぜか1年熟成されてるという不思議なお酒でした。 今回は村祐さん定番の、茜ラベル(特別純米)、紺瑠璃ラベル(純米吟醸)、常盤ラベル(純米大吟醸)の飲み比べです。これはなかなかできない飲み比べ。茜ラベルは前にも飲んだことあるけど、こんなの見せられたら注文しないわけにはいきません。まずは3杯の基準として、茜ラベルからいただきます。 香りは、おだやか酸甘。フルーティーさはない、穀物感のある酸甘です。 口に含むと、コク酸ぽ…

  • 蓬莱 > カーチス(紅の豚)[ジブリ酒]

    【蓬莱(ほうらい 非売品の酒】 味わいが 一気に開いて アル甘ぽわわ もう、一目見ただけでわかる蓬莱さん。相変わらず煽りまくってますねえ。ぶっちゃけ、蓬莱さん以外がこの手のデザインだったら飲まないかもしれません。これを選んだのは蓬莱さんへの信用があるからですね。 肩掛け札には「門外不出」とか「来客VIPのために特別に」とか書いてますね。でもそのあたりは「蔵元の隠し酒」とか「家宝伝承酒」とか「裏事情」とか「最高級極秘酒」とか「幻とは手に入らぬこと」とかと同じいつもの煽り文句なので、実は気にしていません。でも、「長期低温熟成」というのは気になりますね。一般的に長期低温熟成すると、味わいやアルコール…

  • 宮の雪 > 夕子(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【宮の雪(みやのゆき 純米酒】 ほの甘アル 酸味もするり クラシック ひとつ前の「極上 本醸造」に続いて、宮の雪さんの純米です。キンミヤ焼酎が有名なお蔵さん。こちらもクラシックな感じですね。同じ銘柄の地元酒本醸造と純米、どう違うのか楽しみです。さっそく飲んでいきましょう。 香りはほのかに、米甘酸アル クラシック。口当たりは、するり淡麗 →甘旨酸アルほろり。本醸造とは当然違う味わいなのに、けっこう似ています。酸がある以外はそっくり。純米なのに、アル添感まで似ています。面白っ! おとなしくてきれいな純米酒でした。 ジブリで例えると「耳をすませば」の夕子。おとなしくて、ちょっと甘酸っぱい、いい子。あ…

  • 宮の雪 > 悠子(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【宮の雪(みやのゆき 極上 本醸造】 ほの甘アル きれいなアル添 クラシック はじめましてのお酒、三重県四日市市・宮﨑本店の宮の雪さんです。このお酒もお蔵さんも存じ上げなかったんですが、調べたらキンミヤ焼酎が有名なお蔵さんでした。今回のお酒は、こないだの蓬莱さんと同じで、お店のお姉さんが「見たことない地元酒を」とリクエストしてお土産に買ってきてもらったお酒です。いかにも地元酒という佇まいが素敵ですね。今回は本醸造と純米の飲み比べなんですが、まずは本醸造からいただきます。 香りは、米甘ほのアル クラシック。口当たりは、するり淡麗 →甘旨アルほろり。後味に甘アルがやさしくじわり。きれいなアルコール…

  • 〆張鶴 > ルパン(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【〆張鶴(しめはりつる しぼりたて生原酒】 爽やかな 強烈アル甘 ズドンズドーン だいぶお久しぶりの〆張鶴さん。レビューを書くのは初めてです。今回飲むのは、冬季限定のしぼりたて生原酒。噂だけはよく聞いていたお酒です。なんでも、アルコールが20度もあるのに飲みやすくて危険なヤツなんだとか。 前から気になってて、飲みたいと思ってたんです。で、こないだ酒屋さんに行ったらちょうど売り切れてて棚に商品札だけが残ってました。そんなの余計気になりますよね。そしたら別の酒屋さんに売ってたから速攻確保です。 それではさっそく飲んでいきましょう。 香りは、つよアルほの甘 爽やかするーん。え? これ明らかにアルコー…

  • 天美 桃天 > 「コクリコ坂から」のエンディング[ジブリ酒]

    【天美(てんび 純米吟醸 うすにごり生原酒】 桃甘酸 爽やかやさしく なめらかに ひとつ前の黒天さんに続いて、無事に桃天さんも買うことができました。去年も一昨年も飲んで感動的に美味しかったお酒です。去年ダントツでたくさん飲んだ天美さんの中でもいちばん好きなお酒。どれがいちばんかはその時の気分によって変わるんですが、実物を目の前にしたらやっぱり桃天さんがトップになりますね。 もう、買った時点でテンション爆上がり。楽しみでしかたありません。さあ、飲んでいきましょう!まずは冠頭(アルミキャップ)を外していきます。と、その時点でもう栓が浮いてる! まあ、去年もそうだったから予想はしていました。慎重に栓…

  • 天美 黒天 > ハク(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【天美(てんび 特別純米 生原酒】 フレッシュで ふんわりきれいで やさしくて しょっちゅう飲んでる天美さん。ついこないだも白天さんを飲んだばかりですし、去年は圧倒的にいちばんたくさん飲んだ銘柄でした。でもこの日は #毎月10日は天美の日 の2月10日だからやっぱり飲みたい♪ ほんとは桃天さんを目当てに行ったんですが、そのお店にはまだ入荷してなかったんです。でも、黒天生の1月ロットが買えたから全然OK。 僕は普段はそこまで製造年月の細かい違いは気にしてません。前にいろいろあって、古くないかだけはチェックしてるんですけどね。でも今回はちょっと事情があります。実は1月に、天美を醸す藤岡杜氏がTwi…

  • 楯野川 > 澤村雄一郎さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【楯野川(たてのかわ 無我 ブルー 純米大吟醸】 恍惚の 甘アルやさしく 上品に だいぶお久しぶりの楯野川さん。なんと2年ぶりです。好きな銘柄なのに、なぜか出会わなかったんですよね。楯の川酒造の蔵人さんが入ってる吾有事さんは、そこそこ飲めてるのに。今回の無我は3年前にブラウンボトルを飲んでて、2020年の年間TOP10に入ってます。その頃はまだインスタもブログもやってない頃だったんですが、手元のメモにはその頃には珍しく長文のベタ褒めレビューが残ってました。 この無我は、・「無濾過」 採れたそのままの・「無加水」 濃厚な旨味を持つ原酒で・「無加熱」 フレッシュな生酒として・「泡を立て無い」 自然…

  • 花陽浴 > アレクサンドラさん(銀の匙)

    【花陽浴(はなあび THE(ザ PREMIUM(プレミアム 八反錦 磨き四割 無濾過生】 甘酸ぽん♪ 華やかジューシー じゅわじゅわん だいぶお久しぶりの花陽浴さん。超人気銘柄ですが、去年は結局1本も飲めてないんですよね。同じお蔵の別ブランド・藍の郷さんなら飲めたんですが。今回のお酒は、今期の新商品。なんと精米歩合40%の純米大吟醸無濾過生酒です。こんなの見つけたら、もう飲まないわけにはいきません。「THE PREMIUM」には、美山錦と八反錦の2種類があるようですが、今回は八反錦の方。ちなみに、僕はなぜか花陽浴さんは八反錦しか飲んだことないんです。飲んだのは2回だけなんですが、その後も見かけ…

  • [特集]月桂冠②

    今回は特別編。月桂冠ウィークのまとめ記事です。 月桂冠さんは、2020年~2021年の、居酒屋さんが開いていなかった時期に結構たくさん飲んで、前に一度特集記事にもしています。 メーカーさんの紹介などについては、ぜひこちらをご覧ください。ちなみに、THE SHOTシリーズは、スーパーやコンビニで買えるお酒の中では、かなり入手しやすくて美味しいですよ。あと、空き瓶が燗を付けるのにめっちゃ便利です。このブログの右上の検索窓で「THE SHOT」で検索すると、燗にした他のお酒の記事ばっかり引っ掛かって探しにくいくらい。 まあ、それは置いといて、今回は、辛口生酒と果月を集中的に飲みました。そもそもは、果…

  • 実験企画③:月桂冠 果月メロン+辛口生酒

    【月桂冠(げっけいかん 果月(かげつメロン+辛口生酒】 メロン辛 似た者同士の アルコール 月桂冠ウィーク7本目最終回。果月メロンちゃん+辛口生酒君のブレンドです。葡萄ちゃんとも桃ちゃんとも幸せな結婚ができた辛口生酒君。全ルートクリアはできるかな? ひとまず1:1でいただきます。 ん? あ、、、不安的中。ふたりともアルコール感が強いから、ちょっと心配してたんですよね。その心配が的中。アルコールが刺さってきます。葡萄ちゃんや桃ちゃんと違って、お互いの弱点を補い合えていません。メロンちゃん単体ではあんまりなかった渋味まで出てきちゃった。 やっぱり、似た酒質同士のブレンドはあんまり効果がないのかもし…

  • 実験企画②:月桂冠 果月桃+辛口生酒

    【月桂冠(げっけいかん 果月桃(かげつもも+辛口生酒】 甘すっきり 渋味も抜けて 良い夫婦 月桂冠ウィーク6本目。果月葡萄ちゃん+辛口生酒君に続いて、今度は果月桃ちゃん+辛口生酒君のブレンド実験です。辛口生酒君、葡萄ちゃんとの相性が良かったから、桃ちゃんとも間違いないはず。ハーレム主人公のように、桃ちゃんにも手を出してもらいましょう。 実験なので、今度は分量 桃2:辛1くらいから始めてみます。 ほうほう!果月桃ちゃんの濃厚な甘さが少し抑えられて、バランス良くした感じ。飲みやすくなってます。でも葡萄ちゃんほどは渋味が抜けてませんね。むしろ温度が上がると渋味が戻ってくる感じ。 1:1くらいにすると…

  • 実験企画①:月桂冠 果月葡萄+辛口生酒

    【月桂冠(げっけいかん 果月葡萄(かげつぶどう+辛口生酒】 ふたりとも 大人になった 良い結婚 月桂冠ウィーク5本目。と言ってもお酒はもう出したやつ。果月葡萄と辛口生酒の自家製ブレンドです。実はよっつ前の辛口生酒は、このために買ってきたお酒でした。 ちょっと前に、Twitterでフォローしてる方が、果月桃といくつかのお酒のブレンドをされてたんです。それが美味しそうだったからマネしてみたいと思っていたところに、果月3本セットを見つけちゃった。これはもうやるしかない! 何でブレンドしようかな?って思ってたら、たまたま入ったスーパーにまだ飲んでなかった辛口生酒が!もう運命ですよね。いつか飲みたいとは…

  • 月桂冠 果月メロン > ウルド(ああっ女神さまっ)

    【月桂冠(げっけいかん 果月(かげつ メロン】 めちゃメロン くっきりアル感 セメダイン さらに続いて、月桂冠ウィーク4本目・果月3本目のメロンです。果月飲み比べセットの1合瓶。葡萄も桃もちゃんと葡萄と桃してたから、メロンも期待ですね。それではさっそく飲んでいきましょう。 色は透明。香りはめっちゃメロンとアルコール。3つの中でいちばんアル添感が強いです。セメダイン感もくっきり。 口に含むと、その瞬間からめっちゃメロンの甘酸。そしてやっぱりセメダイン系の含み香が、最初からぽわん。これは好みの分かれるところかもしれません。アルコール感も最初からあって、それがぽわぽわ膨らみます。 アルコールは14度…

  • 月桂冠 果月桃 > ベルダンディー(ああっ女神さまっ)

    【月桂冠(げっけいかん 果月(かげつ 桃】 黄桃の 甘酸ぱおん 渋ぐぐぐ 昨日の葡萄に続いて、月桂冠ウィーク3本目・果月2本目の桃です。こちらも果月飲み比べセットの1合瓶。桃系のお酒って大好きなんですよね。こちらのお酒は、公式サイトの説明によると『お米が生み出す、果実のような日本酒。もぎたての桃のようなみずみずしい香りが特長』だそうです。そして、公式サイトに出てたモモの香り成分の比較グラフが面白い。モモ果実の香りを100とすると、 他社の桃訴求のお酒は全て30以下。なのに果月 桃は95くらいあります。これは凄い。ますます楽しみですね。それでは飲んでいきましょう。 色は、葡萄よりも明らかに黄色。…

  • 月桂冠 果月葡萄 > スクルド(ああっ女神さまっ)

    【月桂冠(げっけいかん 果月(かげつ 葡萄(ぶどう】 赤ぶどう 甘味たっぷり ほの渋味 月桂冠ウィーク2本目、果月 葡萄です。果月は、果物に注目したシリーズ商品。今回の企画を思いついたのは、このシリーズの葡萄・桃・メロンの1合瓶飲み比べセットを見つけたからなんです。3本とも四合瓶で買うのはちょっと大変なので、こういうセット助かりますね。 このお酒は、 公式サイトの説明によると『ワインやウイスキーに見られるアッサンブラージュという異なる酒質を組み合せる手法を取り入れ、香りを特徴とするさまざまなタイプの酒質を絶妙なバランスで組み合わせることで、巨峰やピオーネのような香りやコク、甘味を感じられる日本…

  • 月桂冠 辛口生酒 > ピッコロおやじ(紅の豚)[ジブリ酒]

    【月桂冠(げっけいかん 辛口生酒】 常温生 技術が光る アルツン酒 お久しぶりの月桂冠さん。外飲みができなかった時期にはよく飲んでて、特集記事も書いたくらいなんですが、最近はごぶさたです。でも、ちょっと試してみたいことがあって、今日からしばらくは月桂冠ウィークです。なにがあるかはその時のお楽しみに取っておいて、まずは今回の生酒から。 こちらは、以前いただいた黒瓶の「純米大吟醸 生酒」と同じシリーズ。 公式サイトから引用すると、『精密なろ過により酵母や酒を腐敗させる火落菌を除去し、さらに「限外ろ過」(ウルトラフィルター)と呼ぶ超精密ろ過によって常温流通が可能な生酒を実現』これ、生酒なのにスーパー…

  • 蓬莱 > 次元(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【蓬莱(ほうらい 幻とは手に入らぬこと】 力強い 強アル甘苦 ドガドガン このお酒は知らなかったんですが、いかにもな煽りネーミング。冷蔵庫を見た瞬間に渡辺酒造店さんだろうなと想像がつきました。で、蓬莱と聞いて、やっぱり。 というわけで、ひとつ前の小町桜に続いて、蓬莱さんの飲み比べです。こちらもお店のお姉さんが「地元でしか売ってなさそうなやつを」とリクエストして買ってきてもらったお酒です。まさにオーダー通りのお酒ですね。 こちらのお酒は、3000本限定・ロットナンバー付きの冬酒。アルコールが19度ということで、最後に飲むことをお勧めされました。なかなか強そうな面構えですね。たいよろです。 香りは…

  • 蓬莱 > チャゲさん(OnYourMark)[ジブリ酒]

    【蓬莱(ほうらい 小町桜】 力強い シロップ甘味と アルコール お久しぶりの蓬莱さん。岐阜県飛騨古川・渡辺酒造店さんのお酒です。渡辺酒造店さんのお酒は、Wの特集記事を出すくらいたくさん飲んでます。せっかくだからこれを機会に数えてみたら、今のところ、Wが11本。蓬莱は、純米大吟醸 斗瓶取り・鬼楽の秘蔵酒・日本酒がワインを超える日 出版記念酒・酒米づくり研究会 ひだほまれ・出品酒 ノーラベル・とろとろとろ 秋のにごり酒・おんざろっく 夏のにごり酒・裏事情 生々酒・純米大吟醸 生原酒 東条愛山・色おとこ・家伝手造り・蔵元の隠し酒・家宝伝承酒 赤磐セブン・最高級極秘酒。ええと、14本か。こうして並べて…

  • 十四代 > ハウル(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい 純米吟醸 酒未来】 芳醇な 甘みが現れ 消えていき いつものお店で十四代様。開栓したのを聞いてたけど、伺えたのは開栓から5日目でした。残ってて良かった。十四代様は、なんとなく開栓当日よりもちょっと置いた後の方が美味しいような気がしてるんです。ちゃんと比べたことはないんですが、実際はどうなんでしょうね? いつか家でちゃんと経時変化を見てみたい。 ともあれ、今回は生詰(1回火入れ)の酒未来です。酒未来は、十四代・高木酒造の先代蔵元・高木辰五郎氏が開発されたお米。高木酒造と仲の良い酒蔵さんには配られていて、僕も酒未来はいろいろ飲んだことがあります。そして、どれを飲んでもハズ…

  • 冩樂 > 杏奈(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【冩樂(しゃらく 純米吟醸 おりがらみ】 爽やかな ピチシュワやわらか 酸苦味 お久しぶりの冩樂さん。1年ぶりですね。こちらのおりがらみは、2年ぶり。 冩樂さん、別に写楽って書いても冩楽って書いてもいいんだけど、一応正式に冩樂って書くようにしています。でもこういう風に文章中に写楽って書いておくと、検索した時に引っかかりやすいから良いんです。まあ僕はこのブログで検索かけるときには、ひらがなで「しゃらく」って打つんですけどね。 まあ、細かいところはおいといて、飲んでいきましょう。 香りは、ごくわずかにお米の甘旨苦。口当たりは、ピチシュワ微炭酸とやわらかい酸苦。そこから甘旨がふわっと広がりますが、中…

  • 吉田蔵u > コダマ(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【吉田蔵u(よしだくらユー 石川門】 ほの甘苦 →やさしい苦味が じわじわり こないだ飲んだ百万石乃白うすにごりがめっちゃ美味しかった吉田蔵uさん。2021年に「モダン山廃」を掲げてデビュー。雑誌dancyuで紹介されて一気に人気銘柄になったお酒です。ちなみに、『”u”は「優しい」の優。「あなた」へのYouです』だそう。 前回は、山廃っぽい深みがありつつモダン爽やかで美味しかったんです。もっと深掘りしたいと思っていたところ、すぐに会えました。これは飲まなきゃ。さっそくいただきます。 香りは、ミネラルとハーブっぽさを含んだ不思議な風味。 口に含むと、ほのかな甘苦から、苦味がじわじわり。ミネラル感…

  • 鳳凰美田 檸檬 > レモネード(紅の豚)[ジブリ酒]

    【鳳凰美田(ほうおうびでん 檸檬(れもん】 ほのピリで レモンジュースな 酸カツン これまで、みかん・杏・完熟もも・葡萄を飲んできた鳳凰美田さんのフルーツリキュール。このシリーズ、美味しいんですよね。特にももは絶品。今回は、こちらのお店に檸檬の入荷案内があったから、いそいそとやって来ました。楽しみ♪さっそく飲んでいきましょう。 香りは、レモンの爽やかさを中心に、ふわ甘。 口当たりはほのピリで、レモンの酸がカツン! 酸っぱ! ほんのり甘味もあるけど、酸味が強いです。これはレモンジュース。アルコール感はほとんどありません。甘味は控えめなんだけど、飲んだ後にしっかり残りますね。ちょっとベタつく感じが…

  • 開華 > ミサトさん(新世紀エヴァンゲリオン)

    【開華(かいか 純米 あらばしり生原酒】 アル甘苦 濃厚たっぷり 色っぽく はじめましてのお酒、栃木県佐野市・第一酒造の開華さんです。今期の初しぼり新酒。それも、搾る際に圧力をかけずに自重だけで出てくる最初の部分・荒走りだけを詰めたお酒。荒走りは、香りが華やかで、味わいはちょっと荒々しさがあると言われています。この子はどんな子かな? さっそく飲んでいきましょう。 香りは、アル甘ほの苦とろん。あ、色っぽい。 口当たりも、とろんとほの甘。と思ったら、甘味が一気にぼぼんっ! 苦味もずしん! そしてアルコール感がどわん!!えっろ!! うっま!! 濃厚たっぷりアル甘苦。どんな子かなとか言ってたけど、飲ん…

  • [ジブリ酒]古伊万里 前 > ラウラちゃん(紅の豚)

    【古伊万里(こいまり 前(さき #3-2022】 マスカット キリっときれいで 香りほわん はじめましてのお酒、佐賀県伊万里市・古伊万里酒造の「古伊万里 前」さんです。佐賀の美味しいお酒の話題ではよく目にする銘柄。やっと出会えました。 前(さきは限定流通品で、「前を見て新たな時代を築け」という想いで造られているんだそう。「#3-2022」は、2022酒造年度(2022/7/1~2023/6/30)の仕込み3号という意味。つまり、今期のお酒ですね。「お酒は頭で飲む物では無い」として、最小限の情報以外は非公開なんだそう。 「頭で飲むものでは無い」というのはまあ賛成です。香りや味が一番大事。でも僕は…

  • [ジブリ酒]江戸開城 > ハル(猫の恩返し)

    【江戸開城(えどかいじょう 純米吟醸 原酒】 柑橘の 爽やかやさしい くっきり酸 はじめましてのお酒、東京都港区・(株)若松の江戸開城さんです。江戸開城というと、戦国時代最初期に無双の強さを誇った武将・太田道灌が江戸城を造ったことか、幕末の西郷隆盛・勝海舟らによる江戸城無血開城かどちらかですね。太田道灌の方は、その子孫の方が兵庫で太田酒造を営まれています。調べてみたら、こちらの江戸開城さんは幕末の方みたいですね。その歴史がめちゃくちゃ面白かった。 (株)若松さんは、江戸後期の1812年、若松屋として創業。元々は信州信濃で紙問屋をしていたのが一揆で打ちこわしにあって、その次男が江戸に流れてきて造…

  • [ジブリ酒]出羽鶴 > 北さん(耳をすませば)

    【出羽鶴(でわつる 冬まつりカップ 湯沢犬っこまつり】 するとろで 甘味やさしく 旨味じわっ はじめましてのお酒、秋田県大仙市・秋田清酒さんの出羽鶴カップ酒です。梅田のヨドバシカメラに売ってたお酒。ここのお酒コーナー、全国各地のカップ酒がいろいろ置いてて面白いんです。 出羽鶴さんははじめましてなんですが、秋田清酒さんは他にもブランドを持ってて、前に刈穂さんを飲んだことがあります。あと、読めない銘柄として有名な∧ト💧(やまとしずくも秋田清酒さんですね。 今回のお酒は、冬まつりカップという名前で、湯沢犬っこまつりの絵柄。湯沢犬っこまつりは、毎年2月の第2土日に行われるお祭りで、犬やお堂の雪像を作っ…

  • [ジブリ酒]八咫烏 > 中トトロ(となりのトトロ)

    【八咫烏(やたがらす 純米吟醸】 酸旨で きれいな辛口 食中酒 お久しぶりの八咫烏さん、奈良県吉野郡吉野町・北岡本店さんのお酒です。前に飲んだ本醸造カップ酒がクラシック辛口で美味しかったんですよね。今回は近所のコンビニで買ってきた純米吟醸です。 八咫烏というのは、日本神話に登場する3本足のカラスで、導きの神様。日本サッカー協会がシンボルマークにしていて、日本代表のユニフォームに付いてるやつ。あれもよく見たら足が3本あります。ワールドカップ、凄かったですねえ。 それでは、さっそく飲んでいきましょう。なんとなく常温が似合いそうだから、まずは常温で。 香りは、ほのかに酸アル、わずかに米旨。おとなしい…

  • [ジブリ酒]緑川 > 中トトロ(となりのトトロ)

    【緑川(みどりかわ 緑(みどり 雪洞貯蔵酒】 まろやかで やさしい辛口 ふわうま~ 2年ぶりの緑川さん。新潟県魚沼市・緑川酒造のお酒です。緑川さんは、僕が最初に「日本酒って美味しいなあ」と思ったお酒。北海道バイク一人旅で、なぜか稚内で飲んだ思い出のお酒です。もう20年以上前ですけどね。それ以来、見付けたら飲んでるんですが、ほんと全然出会えないんです。 それもそのはず、緑川酒造さんは、ホームページなし、通販なし。外回りの営業すらいないんだそう。社長が交代した1990年から、取引先をほとんどが入れ替えて、本当に信頼できる少数の特約店だけに売ってるんだそう。なるほどなあ。 今回のお酒は、真冬に搾った…

  • [ジブリ酒]ど > おしら様(千と千尋の神隠し)

    【ど 純米】 とろとろで 甘苦ぽわぽわ アルずどん 人気のにごり酒特集では常連。秋田県山本郡八峰町・山本酒造店さんの「ど」です。以前は「白瀑」(しらたき)という銘柄名が付いてましたが、何年か前に「白瀑」が取れて「ど」だけになったはずです。たしか。 前から飲んでみたいと思ってたんですよね。この日は而今・飛露喜と凄いお酒が続いたから、この後に普通のお酒を飲んだら霞んでしまいそう。なにか変なお酒はないかなとマスターに相談したら、奥からこの子が出てきました。うんうん。まさにこういうのが飲みたかったんです。 こちらのお酒は、2004年に生まれた商品。その頃は酒蔵の経営状態が厳しくて、仕込んでる途中の純米…

  • [ジブリ酒]飛露喜 > マキさん(魔女の宅急便)

    【飛露喜(ひろき 大吟醸】 上品な 大人の美味しさ 凛として 福島の大人気レア酒・廣木酒造本店の飛露喜さんです。最近よく会えてますね。嬉しい。しかもこちらは、精米歩合40%高精白な大吟醸です。これは飲んでおきたい! ひとつ前の而今さんに続いてちょっと贅沢ですが、こういうのは一期一会。いただきましょう。 香りは、アル旨ほわん。アルコール中心なのに、嫌味は全くなくて、凛としています。 口当たりは、するりきれいにほの旨酸アル。からの、アル旨じわん。とてもきれいなんだけど、ただ美しいだけじゃない。しっかりしているという表現もしっくりこない。奥に1本芯が通っているような感じです。深く尊敬し憧れている人が…

  • 1月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。今年も、もう1年の1/12が終わりました。早いなあ。でも、お正月はだいぶ前な気がするから不思議です。 それでは、1月に投稿した記事を見ていきましょう。今回も記事の内容部門3点と、美味しかった部門3点を選んでみます。まずは内容部門から まずは浦里さん。味の方もめちゃくちゃ美味しかったんですが、小川酵母にこだわり抜くお蔵さんの姿勢が凄かった。だって、自分の子どもに酵母を分離した博士の名前を付けちゃうんですよ。そしてその子が杜氏になってその想いを受け継ぐなんて、熱すぎです! お次は、神鷹さん。正直、あんまり得意なタイプじゃない、、、はずなんです。それがなぜか全然飲み飽き…

  • [ジブリ酒]而今 > ソフィー(ハウルの動く城)

    【而今(じこん きもと秋津山田錦木桶】 上質な 甘酸ぽわん 苦じわん 最近よく出会えてる而今さん。でも今回は一味違います。ちょっと珍しい、生酛造りの而今さん。しかも木桶です。こちら、まだ2シーズン目の新人さんなんだとか。これは飲んでおかなきゃ。早速いただきます。 香りはほのかに、米甘乳酸 赤ブドウ。 口当たりは、とろりんと、甘酸ぽわん苦じわん。そこから広がる苦ほの甘の後味と含み香が、ぽわぽわほわーん。苦いのに、やさしくて豊かで美しいですね。木桶感はあんまりありません。 ちょっと苦味はあるものの、味わいは普通です。どこもとんがったところがなくて、バランスが良い。でもその普通が凄いんです。個性で目…

  • [ジブリ酒]近江ねこ正宗 > ムーン(耳をすませば)

    【近江ねこ正宗(おうみねこまさむね SHIRONEKO 純米吟醸】 甘えない 旨苦ズシンな どっしり猫 はじめましてのお酒、滋賀県東近江市・近江酒造の近江ねこ正宗さんです。ねこかわいい♪「ねこが一番かわいいと思っていて、日本酒が一番おいしいと思っている。そんな、〝ねこ好き社長〟が是非とにかく商品化したいと並々ならぬ思いをこめて、商品化しました」だそうです。「ねこが好きで、とにかく日本酒が好き。そんな方に楽しんで頂きたいお酒です」あ、僕のことですね。ちなみにこのピンクのお鼻、やわらかいスポンジが貼ってあって立体です。さすがわかってらっしゃる。これ、立体とただの印刷では、全然かわいさが違いますよね…

  • [ジブリ酒]カイさんおすすめの日本酒 > 風間俊君(コクリコ坂から)

    【サケラボトーキョー・カイさんおすすめ日本酒】 コク旨香 シュワシュワ炭酸 甘味ぽわっ 一昨日1/27、大阪梅田で「サケラボちゃんねるの 日本酒をもっと好きになる in大阪」というイベントがあって、参加してきました。東京・十条の日本酒バル・サケラボトーキョーの代表・カイさんの初著書「日本酒を好きになる」の出版記念イベントです。カイさんだけじゃなくて、店長のサノさんにもお会いできて嬉しかったし、本にサインももらっちゃいた♪ というわけで、今回はいつもと趣向を変えて、そのイベントで出てきたお酒の紹介です。見ての通り、「カイさんおすすめの日本酒」としか書いていません。中身が何かわからないまま、味わっ…

  • [ジブリ酒]ソガ・ペール・エ・フィス > おかみさん(天空の城ラピュタ)

    【Sogga(ソガ) père(ペール) et(エ) fils(フィス) Liz à(リア) Saké(サケ) Naturel(ナチュレル)】 フルーティー 独特風味の 存在感 お久しぶりのソガペさん。長野県上高井郡小布施町・小布施ワイナリーさんのお酒です。その名の通り、お蔵さん(?)の本業はワイナリー。日本酒造りは趣味だそうです。ただ、趣味なのにというか、趣味だからなのか、こだわりのレベルが(良い意味で)頭おかしいです。例えば、①お米は美山錦のみ②酵母は既に頒布していない協会1~5号と6号だけ③全量生酛④活性炭・醸造用アルコール・その他添加物なしなどなど。さらに田んぼも無農薬で、収穫量は一般…

  • [ジブリ酒]風の森 > アレン(ゲド戦記)

    【風の森(かぜのもり 笑う門には福来る】 シュワシュワで たっぷりミネラル 苦甘味 やっと今年の分のレビューに入ってきました。いつものお店に年始に伺った時に、最初にいただいたお酒。年始にふさわしい、おめでたい感じですね。調べてみたらこちらの風の森さんは、かなりレアなお酒っぽいですね。オフィシャルな情報はおろか、酒屋さんの情報すらほとんど出てきません。以前は2日間限定の蔵元販売だったみたいですが、今回もそんな感じかな? とても新年らしいお酒。さっそく飲んでいきましょう。 香りは、たっぷりお米の旨さ。口当たり ピリピリ柑橘微炭酸。そこからの苦味甘味がじゅわじゅわん。さらに苦味が最後にじわん。とても…

  • [ジブリ酒]いづみ橋 > モンスリー(未来少年コナン)

    【いづみ橋(ばし 活性純米にごり酒】 かわいくて 意外に苦い にごり酒 だいぶお久しぶりの、いづみ橋さん。神奈川県海老名市・泉橋酒造さんのお酒。前に飲んだのは2020年で、同じお蔵さんの地元銘柄・泉橋さんも2020年でした。・・・なんで いずみ橋じゃなくて いづみ橋 なんでしょうね? 泉橋酒造さんは、米作りから自分たちで行う「栽培醸造蔵」。化学農薬の使用量を抑え、休耕田や荒れた田を耕すなど、田んぼの環境をとても大切にされています。そしてそれを象徴するように、ラベルには季節に合わせて、夏やご・秋とんぼ・越冬卵と雪だるまが描かれます。 今回のお酒は、冬限定のにごり酒。正式名称は「とんぼの越冬卵と雪…

  • [ジブリ酒]金鼓 > モロ(もののけ姫)

    【金鼓(きんこ 伝承水もと仕込み 濁酒(秋・冬バージョン)】 変態な 米粒シュワシュワ 強乳酸 お久しぶりの金鼓さん。どれを飲んでも変態で、全部美味しい大倉さんの別ブランドです。前回いただいたのは、2021年のお正月。いただきものの17年熟成酒でした。老(ひ)ねと熟成の紙一重のヤバいお酒でしたが、美味しかったです。 今回は、2022年11月製造の新酒なんですが、こちらもいかにもヤバそうな佇まい。めっちゃ楽しみです。それでは飲んでいきましょう。 うん、さっそく変態でした。飲む前からわかります。注ぐときからもうおかしくて、固形分がどぼどぼどぼ。白がきれいなんですが、めちゃくちゃ濃い。香りは、たっぷ…

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