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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 11月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。 11月が終わる!?今年もあとひと月!?!?ついこないだまで夏じゃなかったっけ? 今月は、上げた記事の多くが、10月に参加したVTuberおコメちゃんのリアイベ「生おコメ呑み会」と、如月ささらさんのリアイベ「宴友会」のお酒になっちゃいました。飲んだのは2日で34杯、しかも凄いお酒がいっぱいという素晴らしい経験をさせていただきました。その分、レビューがたまりまくってるのが悩みなんですけどね。 という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。まず内容部門から。 まずは、魅力Japan。なんというか、とても不思議なセ…

  • 大典白菊 > 男(レッドタートル)[ジブリ酒]

    【大典白菊(たいてんしらぎく) サンライズイエロー 生】 やわらかい たっぷり苦味が ずいずいと はじめましてのお酒、大典白菊さん。岡山県高梁市・白菊酒造さんのお酒です。「だいてん」じゃなくて「たいてん」だったんですね。ついでに言うと、高梁市を「たかはしし」って読むのも初めて知りました。 こちらは「コンセプト ワーカーズ セレクション」(CWS)のお酒。CWSは、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業のブランドです。「感性に訴えるモノづくり」を大事にしたシリーズで、デザインも面白いものが多いです。感性を大事にしているだけあって裏ラベルにはスペックはあんまり書いてないんですが、公式サイトに行…

  • CUSTOM > レモネード(紅の豚)[ジブリ酒]

    【R5BY CUSTOM(カスタム) 01】 シュワシュワで 酸味はじける レモネード はじめまして?なのか?こちらは、高千代酒造さんの試験醸造酒。高千代酒造さんではR5BY(令和5醸造年度)から小仕込み用のサーマルタンクを導入し、新商品や既存品のブラッシュアップのためのチャレンジに使ってるんだそうです。今回はその試験醸造酒。ブランド名もついてないから、高千代なのか たかちよなのか 59Takachiyoなのか シンタカチヨなのか 高龗なのか 巻機なのかもわかりません。酒屋さんも迷ってるようで、高千代と書いてる酒屋さんと、たかちよって書いてる酒屋さんがありました。まあここでは「CUSTOM」と…

  • 飛騨自慢 > ケンカっぱやいおっさん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【飛騨自慢(ひだじまん) 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口】 怒辛口 旨アルガツン! クラシック はじめましてのお酒、飛騨自慢さん。岐阜県高山市・老田(おいた)酒造店さんのお酒です。飲むのははじめてなんですが、こないだ鬼ころし特集をしたときに知って飲みたいと思っていた銘柄。そしたら、柳生乱世さんからプレゼントしていただきました。ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しい!! 老田酒造店さんは1720年(享保5年)創業。第8代将軍・暴れん坊・徳川吉宗公の治世で、享保の改革の真っ只中。江戸に町火消「いろは組」が作られたのがこの年です。老田酒造店さんの公式サイトには、年代は明記されていないものの、『古…

  • 杉玉で杉玉を飲んできたレポ > タエ子の父(おもひでぽろぽろ)[ジブリ酒]

    【杉玉(すぎだま) 純米酒】 穀物旨 昭和を感じる クラシック 杉玉というお寿司居酒屋さんをご存じでしょうか? 最近、やけによく見かける気がします。今回は、その杉玉さんに初めて伺って、杉玉というお酒を飲んできました。 (杉玉の写真はPhotoACより) そもそもの杉玉とは、スギの葉を集めてボール状にしたやつ。酒蔵とか酒屋さんとかの軒先によくぶら下がってますね。その由来は、酒造りの神様として信仰を集める奈良の大神(おおみわ)神社。僕もこないだ「みむろ杉」の今西酒造さんに伺ったときに参拝してきました。杉玉は、各地の蔵人が大神神社に参拝した時に、御神体である三輪山の杉の葉を持ち帰ってお守りにしたこと…

  • 宴友会のお酒(個人的まとめ)

    ここのとこずっと連続投稿してきた、日本酒普及系VTuber・如月ささらさん主催の日本酒会「宴友会」のお酒。実は飲んだお酒はまだたくさんあります。ただ、他のお酒は写真を撮れてないんですよね。でも、このブログは僕が後から振り返るためにも使っているので、残りは文字とチャートだけ残しておきます。情報が少ないので、告知もせずにこっそりアップしますので、たどり着いて読んでいただいた方、ありがとうございます。 以下、既にアップした分も含めて飲んだ順番に挙げていきます。 【朝日鷹(あさひたか) 特撰 低温貯蔵酒 特別本醸造酒】 【新政(あらまさ) No.6 THE NUMBER OF THE BEAST TY…

  • SAKE HUNDRED > ユキちゃん(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【SAKE(サケ) HUNDRED(ハンドレッド) 礼比(らいひ)】 複雑で 濃くて豊かな 熟成感 宴友会のお酒、いちばん凄かったのがこちらの礼比さん。何が凄いかと言うと、まずは値段。500mlで定価165,000円 (送料別)の超高級酒です。え?桁間違ってないですよ。16万円。いやもう送料なんてどうでもいいよ。当然、僕が飲んだ中での最高額です。 SAKE HUNDREDは、日本酒メディア・SAKETIMESを運営する(株)Clearさんがプロデュースするラグジュアリー日本酒ブランド。ラグジュアリーなだけあって、ほとんどのお酒は四合瓶で3万円くらいします。でも礼比さんはやっぱり別格ですね。まあ…

  • 新政 紫八咫 > 月島朝子さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【新政(あらまさ) 紫八咫(むらさきやた) 2023】 ジューシーな 豊かな酸味と わずかな蜜 宴友会のお酒9、はじめましての紫八咫さんです。紫八咫は、新政さんの再仕込み貴醸酒。つまり、貴醸酒で醸された貴醸酒です。 貴醸酒というのは、仕込み水の一部をお酒に代えて造ったお酒。この製法だと、醪(もろみ)のアルコール度数が高くなって、糖分をアルコールに変えるという酵母の力が弱まるため、糖分が残って甘くなりやすいという特徴があります。 新政さんの貴醸酒と言えば、陽乃鳥。僕が日本酒沼にどっぷり漬かることになったきっかけのひとつです。そして、陽乃鳥を使って作られたのが紫八咫。最初の紫八咫が生まれたのは20…

  • 信州亀齢 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【信州亀齢(しんしゅうきれい) プレミアムゴールド】 梨甘酸 爽やか楽しく 美しく 宴友会のお酒8、ひとつ前の銀亀に続いて信州亀齢さんです。凄い飲み比べ!!こちらも、れーむだっくさんご提供のお酒。本当にありがとうございます。 この飲み比べ、どちらも、美山錦を39%まで磨いた純米大吟醸。アルコール度数も同じで、公開されているスペックとしては違いはありません。ただ、このプレミアムゴールドは、輸出向けにリリースしてた海外仕様のお酒。今年は限定的に日本でも発売されたけど、日本国内では最初で最後なんだとか。ますます貴重!! ありがたくいただきます。 上立ち香、少しおだやかやわらかマスカット。 口当たり、…

  • 信州亀齢 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【信州亀齢(しんしゅうきれい) 美山錦 純米大吟醸39】 梨甘酸 やわらか爽やか 美しく 宴友会のお酒7、大人気の信州亀齢さんです。長野県上田市・岡崎酒造さんのお酒。人気すぎて、僕のタイムラインでは、しょっちゅう誰かがお蔵さんまで遠征してるの見ます。 今回は、そんな信州亀齢さんの中でも、めっちゃ良さげなお酒です。なんせ、精米歩合39%の純米大吟醸、通称・銀亀です。しかも、同じ美山錦39%のプレミアムゴールドとの飲み比べです。凄い。 こちらも、昨日に続いてご一緒させていただいた れーむだっくさんご提供のお酒。凄いお酒をありがとうございます。 香り爽やか梨マスカット。奥にミネラルもあって、華やか上…

  • 新政 涅槃龜

    【新政(あらまさ) 涅槃龜(にるがめ) 100 生酒 2023】 酸ぽわん 苦渋雑味が ゴゴゴゴゴ 宴友会のお酒6、新政さんのPrivate Labシリーズのひとつ、涅槃亀です。Private Labは、革新的な製法で日本酒の課題解決や新たな味わいへの挑戦を目的にしたシリーズ。四神をモチーフにしていて、東の青龍→天蛙、西の白虎→亜麻猫、南の朱雀→陽乃鳥、北の玄武→涅槃亀の4種類があります。この中で涅槃亀は低精白のお酒。前に飲んだのは4年前ですね。 ただ、今回の涅槃亀は特別版。新政さんの頒布会2024年第3弾の限定酒で、精米歩合は100%。つまり、無精白の玄米です。こないだ「玄米酒って日本酒を名…

  • 喜久泉 > ユパ様(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【喜久泉(きくいずみ) 大吟醸 雫しぼり】 旨じわり ふおおっときれいな アルコール 宴友会のお酒6、2年ぶりの喜久泉さん。「田酒」が有名な、青森県青森市・西田酒造店さんのお酒です。この「喜久泉」は、西田酒造店さんが創業当時から醸している銘柄。現在では、「田酒」は純米酒系、「喜久泉」は吟醸系と酒質を分けているそうです。 そして今回のお酒は、全国新酒鑑評会出品用の雫酒。山田錦40%精米の大吟醸で雫しぼり。鑑評会出品酒だけあって、当然ながら本気スペックですね。さっそくいただきます。 香りはほとんどないんだけれど、なぜかふんわり心地よい。 口当たり、ほんのり米甘から入り、旨味がじんわりふくらんで、ふ…

  • 初孫 > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【初孫(はつまご) 純米酒 喝采 発泡性にごり酒】 ピリシュワで 軽やかなのに しっかりと 宴友会のお酒5。お久しぶりの初孫さん。山形県酒田市・東北銘醸さんのお酒です。なんとなく字面からクラシックなお酒を想像してたけど、去年はじめて飲んだらモダンでびっくりしました。 今回のお酒、調べてみたら、昔好評だったお酒の復刻みたいですね。瓶内二次発酵の先駆けとなった商品なんだとか。現在は、南浦和の酒販店・こみや酒店さんでしか売っていないそうです。なかなかレア。 それでは飲んでいきましょう。 香りはほぼないけど、わずかにふわっと米旨乳酸。 口当たり、ピリシュワほの甘、軽やかに。メロンっぽい甘味がおだやかで…

  • 魅力Japan

    【魅力(みりょく) Japan(ジャパン) スパークリング】 宴友会のお酒4。こちら、凄いお酒ばかり集まっている宴友会で、この日いちばんの話題をかっさらっていったお酒です。とにかく飲んだらびっくり。こんなお酒、飲んだことありません。 あまりに驚いたので、いつもは最初に書いてる5・7・5のまとめも省略します。 この子は、こないだ れーむだっくさんにいただいた「琵琶のささなみ リンゴ印スパークリング」の麻原酒造さんのお酒。リンゴ印と同じで、れーむだっくさんが持ち込まれていました。超面白いお酒をありがとうございました。 それでは、味わっていきましょう。 上立ち香は、、、ありません。 口に含むとピリシ…

  • 新政 > サンドラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【新政(あらまさ) No.6 THE NUMBER OF THE BEAST TYPE】 ピリシュワで 蜜の甘味と 複雑味 宴友会で飲んだお酒、ここからは、順不同です。たくさん飲んで、写真が残っていないものもあるから、比較しやすい順番でアップします。というわけで、ひとつ前のBEAST TYPE Ⅱに続いて、2022年バージョンのBEAST TYPEです。こんなものがまだ残ってて、飲み比べできるってなんて贅沢!! ちなみに、実際にこの子を飲んだのは14杯目でした。 2024年のBEAST TYPE Ⅱと同様、こちらもハードロック/ヘヴィメタルの第一人者である音楽評論家・伊藤政則氏のトークイベント…

  • 新政 > ルイーゼ(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【新政(あらまさ) No.6 THE NUMBER OF THE BEAST TYPE Ⅱ】 炭酸と 軽さの奥の 複雑さ 宴友会2杯目は、新政さん。ただでさえ入手困難なNo.6の中でも超レアなやつ!こちらは、ハードロック/ヘヴィメタルの第一人者である音楽評論家・伊藤政則氏のトークイベント「政則十番勝負2024」の開催記念酒です。このイベントのゲストとして、新政の佐藤祐輔社長も登壇されたんです。このお酒を買えたのは、イベントに参加した上に抽選に当選した人だけ。666本限定で、価格も6666円(税込)。裏ラベルにはシリアルナンバーも入ってますね。 めっちゃ貴重なお酒。これを出されるのはめっちゃ太っ…

  • 朝日鷹 > 菜穂子さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【朝日鷹(あさひたか) 特撰 低温貯蔵酒 特別本醸造酒】 梨甘酸 芳醇旨苦 上品に なまおコメ呑み会に続いて、翌日は、日本酒普及系VTuber・如月ささらさん主催の日本酒会「宴友会」でした。連チャンはキツいような気がするんですが、関西在住民としては、2日連続でやってもらえるの、めっちゃ助かりました。こちらも、ぜひ一度参加してみたいと思っていた会。結論から先に言うと、参加できて幸せでした。なまおコメ呑み会も素晴らしいお酒が集まっていましたが、こちらはさらに凄かった。その1杯目がいきなり朝日鷹さんです。 朝日鷹さんは、十四代様を醸す山形県村山市・高木酒造さんの地元酒です。ある意味、十四代様以上にレ…

  • あべ > サツキ(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【あべ 夏酒】 夏らしい 華やか酸の フルーティー なまおコメ呑み会のお酒⑫、お久しぶりの、あべさん。新潟県柏崎市・阿部酒造さんのお酒です。アップするのは最後ですが、実は飲んだのは1杯目、乾杯酒です。飲んだ時に写真を撮り損ねて、油断してたら瓶が行方不明になっていました。しょうがないから、適当に作ったイラストでインスタにアップしたら、れーむだっくさんが写真を送ってくださいました。ありがとうございました。 そもそも、この「あべ」は、イベント主催者のおコメちゃんの推し酒なんですよね。僕ももっと深掘りしたい銘柄なんですが、全然出会えません。去年飲んだ「あべ VEGA」は飲んだの福岡だし、その前の「あべ…

  • 上川大雪 > コナン(未来少年コナン)[ジブリ酒]

    【上川大雪(かみかわたいせつ) Enjoy日本酒スパークリング(瓶内二次発酵)】 フルーティー からのコク旨 ぐいっズバッ なまおコメ呑み会のお酒⑪、上川大雪さんです。製造を休止していた三重県の酒造会社を移転し、2016年に北海道上川町に新設されたお蔵さん。いま北海道でいちばん人気のある銘柄ですね。 ただこのお酒、調べてみてもよくわかりません。上川大雪さんがリリースする新ブランド「Enjoy日本酒」の1本らしいんですが、そのブランドがイマイチわからないんです。一応ブランドサイトがあるんですが、読んでも意味がわからない。裏ラベルに書いてあるポエムも何を言いたいんだろ? どうやら、サーフアートのパ…

  • 雨降 > アスベル(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【雨降(あふり) 杉山流 雄町 Dr.Sugiyama】 フレッシュで 芯にしっかり コク旨さ なまおコメ呑み会のお酒⑩、はじめましての雨降さん。神奈川県伊勢原市・吉川醸造さんのお酒です。 吉川醸造さんの親会社は、東京都渋谷区に本社を構えるシマダグループ。従業員数は550名で、不動産・ホテル・介護・飲食・保育・旅行など幅広い事業を手掛けています。2020年に、吉川醸造の全株式を取得して日本酒事業に参入しました。 それまで全然酒造りをしていなかった企業がいきなり親会社になったのですから、蔵人さんは不安だったことだと思います。でもこのM&Aは、吉川醸造さんにとって幸せなものになりました。 杜氏の水…

  • 白鶴 > ハイタカ(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【白鶴(はくつる) Alternative 純米大吟醸 白鶴錦 アル感ツン 旨渋ぐいっ アルガツン なまおコメ呑み会のお酒⑨、白鶴さんです。まあ、言わずと知れた超大手メーカーさんですね。実は、このお酒は飲みたいと思って楽しみにしていました。というのも、原料米が白鶴錦だから。 白鶴錦は、その名の通り、白鶴酒造さんが開発した酒米。山田錦のお母さん・山田穂(やまだぼ)と、山田錦のお父さん(短稈渡船)の近縁種・渡船2号の間に生まれた子です。つまり、山田錦の妹になるわけですね。なんで弟じゃなくて妹かというと、妹の方がかわいいから。超優秀なお兄ちゃんにあこがれる妹です。 白鶴さんが白鶴錦を生み出すために、…

  • 宗玄 > 六代目金長(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【宗玄(そうげん) 純米大吟醸 限定原酒】 熟成の 旨味がずずずん 押し寄せて なまおコメ呑み会のお酒⑧、石川県珠洲市・宗玄酒造の宗玄さんです。1月に飲んで以来ですね。 宗玄さんと言えば、大江山の松波酒造さん同様、1月1日の能登半島地震で大きな被害のあったお蔵さん。でも、宗玄さんは9月18日に蔵入りし、被害の爪痕は残るもののなんとか今期の酒造りを開始されました。しかしその直後の9月20日、今度は豪雨により能登地方に大きな被害が出てしまいます。宗玄さんでも断水が発生して部分的に醸造を停止する状況に。それでも11月1日には今期最初の絞りを行い、11月下旬には震災後に初めて仕込んだ新酒・しぼりたて生…

  • 若波 > 澤村雄一郎さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【若波(わかなみ) 本醸造】 味の波 次々押し寄せ すっと引き なまおコメ呑み会のお酒⑦、しばらくぶりの若波さん。福岡県大川市・若波酒造さんのお酒です。 若波という銘柄名の由来は、蔵の傍を流れる筑後川のような「若い波を起こせ」という意味。「味の押し波・余韻の引き波」をコンセプトに酒造りをされています。波というと海の波を想像しますが、若波さんの波は川なんですね。ただ、川の波と言っても油断はできません。筑後川は、利根川・吉野川とともに、日本三大暴れ川と呼ばれている川。室町時代には一夜川と呼ばれていて、その意味は「洪水によって一夜にして荒地になってしまう」からです。先人の治水の努力によって、近年はさ…

  • 産土 > フェラーリン(紅の豚)[ジブリ酒]

    【産土(うぶすな) 2023 穂増(ほませ) 六農醸】 複雑で きれいな旨味が ほわわんと ひとつ前の香子四農醸×山田錦三農醸に続いての産土さん。こちらは六農醸ですね。その6つとは、裏ラベルのマークによると、菊池川流域産米・無農薬栽培・無肥料栽培・生酛・木桶醸造・酵母無添加 。こだわってますねえ。 そしてこちらは、お米がはじめましての穂増。穂増も、2017年に熊本県内の農家さんがわずか40粒の種籾から復活させたお米。元々は1830年に肥後国(現在の熊本)で生まれ、九州⼀円で栽培されていました。大阪堂島米会所では「天下第一の米」として何度も最高価格を記録していたそう。ただ穂増は、農薬や肥料を加え…

  • 産土 > 眞人(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

    【産土(うぶすな) 特別限定2023 香子(かばしこ)四農醸×山田錦三農醸】 シュワシュワで 土と穀物 旨ふおお お久しぶりの産土さん。熊本県玉名郡和水町・花の香酒造さんのお酒です。約2年ぶりですね。 花の香酒造さんは1902年(明治35年)に創業。中庭にある木々から梅の香りが蔵の中に漂ってきたことから「花の香」と名付けたんだそうです。以前は、銘柄名「花の香」で全国流通していたんですが、2021年末に体制を一新。全国に69店あった特約店組織を解散して、花の香ブランドは熊本県内限定流通に縮小します。その代わりとして生まれたのが、農業と自然へのこだわりを最前面に押し出した新ブランド・産土。そのデビ…

  • La Jomon > 悠子(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【La Jomon(ら じょうもん) Malo(マロ) 純米酒】 フルーティー マロラクティックな やわらかさ? はじめましてのお酒、La Jomonさん。タイムラインにはよく出てきて気になってたんだけど、全然会えなかったんですよね。それもそのはず、このお酒は普通のお酒とはちょっと出自が違います。 La Jomonというのは、山形県山形市にある酒販店、そしてそのお店がプロデュースするプライベートブランドの銘柄名です。代表の熊谷太郎さんの経歴も面白いです。熊谷さんは法政大学を卒業後に一般企業に就職されたものの、蔵人になるために東京農業大学短期大学部醸造学科へ社会人入学。その後、東北の3つの蔵で計…

  • SAKE HUNDRED > ユキちゃん(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【SAKE(サケ) HUNDRED(ハンドレッド) 弐光(にこう)】 軽快な フルーティーさが すっと引き なまおコメ呑み会のお酒③は、お久しぶりのSAKE HUNDRED。そりゃそうです。こんなのめったに飲めるお酒じゃありません。 SAKE HUNDREDは、日本酒メディア・SAKETIMESを運営する(株)Clearさんがプロデュースするラグジュアリー日本酒ブランド。ラグジュアリーなだけあって、ほとんどのお酒は四合瓶で3万円以上します。その中で、今回の弐光は9,900円(税込)だから、お安いですね。もちろん僕は買えませんが。 これまでのSAKE HUNDREDが「徹底して特別」を追求してい…

  • 大江山 > 関羽(蒼天航路)

    【大江山(おおえやま) 鬼神 純米吟醸】 力強い きれいな旨アル ぐぐぐぐぐ なまおコメ呑み会のお酒②は、はじめましての大江山さん。石川県鳳珠郡能登町・松波酒造さんのお酒。ずっと飲みたかった銘柄です。若女将の金七(きんしち)聖子さんの笑顔が素敵なんですよね。 大江山という銘柄名の由来は、石川ではなく、京都府丹後半島の付け根にある大江山。酒吞童子(しゅてんどうじ)の伝説で有名な山です。酒呑童子は、平安時代に大江山に住み着き、毒酒を飲まされて源頼光に討ち取られた鬼。「鬼ころし」の元ネタですね。銘柄名「大江山」の由来も「酒呑童子のごとく豪快に酒を酌み交わして欲しい」と願いからだそう。 松波酒造さんと…

  • 楯野川 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【楯野川(たてのかわ) 極限 2019 Vintage】 円熟で まろやかなのに くっきりと お久しぶりの楯野川さん。山形県酒田市・楯の川酒造さんのお酒です。大好きな銘柄で買おうと思えば売ってるお店も知ってるのに、なぜか1年ぶりくらいですね。しまった、いろいろ逃してしまってる。 でも今回のお酒は、そんなの吹き飛ばすくらいの凄いやつです。なんせ、精米歩合8%の超高精白。前にいただいた来福さんの超精米と並んで、僕の飲んだ中では最も磨かれているお酒です。ちなみに来福さんの記事では、8%まで磨いたお米の写真も載せていて、どれくらい小さくなるのかがわかります。 こちらをいただいたのは、先日参加させていた…

  • 宗味 > タタラ場の女衆(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【宗味(そうみ) 山田錦磨き三十九】 くっきりと きれいな旨味が 力強く はじめましてのお酒、宗味さん。島根県益田市・右田(みぎた)本店さんのお酒です。 右田本店さんは、1602年(慶長7年)創業。おおっ! 古いですね。島根県最古の日本酒蔵なんだそうです。日本酒の他、2023年からはウイスキーも造られていて、こちらは、島根県初のウイスキー蒸溜所なんだとか。 宗味とは、創業者・右田右京亮隆正さんの法号・恩誉宗味が由来。隆正さんは周防の豪族大内氏の末裔で、益田の振興のために近在から物資と顧客を集めて市を興しました。この市は庶民に愛され、宗味市と呼ばれて昭和初期まで続いたそう。地元に愛された名前なん…

  • 阿部勘 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【阿部勘(あべかん) 純米吟醸 良い兆し】 やわらかい フルーティーさが 美しく しばらくぶりの阿部勘さん。宮城県塩竈市・阿部勘酒造さんのお酒です。えっ?1年ぶり?前回のお酒がインパクトあったから、よく覚えてて、もっと最近かと思っていました。 今回のお酒も、前回と同じ秋季限定酒。いちばんの特徴は、ラベルが二重になっていて、剥がすと違うデザインのラベルが出てくることです。前回は招き猫を剥がしたらバンザイ猫が出てきてかわいかったんですが、今回はまた強烈ですね。1枚目の鶏も、2枚目のミミズクも、めちゃくちゃ力強い!!この2羽には、良い兆しを“とり”込むという願いが込められているんだそうです。 このラ…

  • [特集]犬・狼・狐の酒

    本日11月1日は、犬の日。「ワンワンワン」ですね。今年2月22日の猫の日には、猫のお酒の特集を組みました。で、猫があるなら犬もやりたい。というわけで、僕が飲んだ中での犬ラベルのお酒を集めてみました。でも、犬のお酒って猫に比べてめっちゃ少ないんですよね。だから、同じイヌ科ということで、狼と狐のお酒もまとめて紹介しちゃいます。さっそくどうぞ! ■犬の酒 まずは美冨久さん。この柴はずるいですね。かわいすぎます。 お次は出羽鶴さん。こちらは、毎年2月の第2土日に行われる「湯沢犬っこまつり」の絵柄です。 え?犬ラベルってこれだけ?猫ラベルは2月時点で13本もあったのに、やっぱり少ないですね。巡り合えてな…

  • 灘菊 > マキさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【灘菊(なだぎく) MISA33 Premium 純米大吟醸 生酒】 蜜酸旨 落ち着いてるけど 華やかに こないだ「柔道」を飲んだ灘菊さん。兵庫県姫路市・灘菊酒造さんのお酒です。「柔道」は、銘柄名の由来となったフランス柔道の父・川石酒造之助(みきのすけ)さんの生涯がめちゃくちゃ面白かったし、お酒も美味しかったです。 ちなみに灘菊酒造さん、戦国時代に軍師として活躍した黒田官兵衛孝高の家臣・栗山善助の屋敷跡に建っているんだそうです。栗山善助というと、黒田家筆頭家老の重臣。大河ドラマ「軍師官兵衛」では濱田岳が演じて存在感を示していました。 今回は、限定酒・MISA33。こちらもよくわからない銘柄名で…

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