ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
ピアノではなくて、お習字のことですが、 上手になる条件、という古い話を読んだことがあります。 それは、 1)長男であること 2)凝り性であること 3)不器用であること
片手ずつならうまくいくのに、 両手だと、うまくいかない、と言って嘆く人は多いです。 たしかに、初めての曲を譜読みしていくのは、 なかなか大変なことがあります。 そんなとき、 チェックすることは、2つ。
たまに、 ピアニストにとっての、筋トレはあるかという話が出ます。 最近では、筋トレがメンタルにもいいとか、 色々言われるようになっていますし、 実践なさる人も増えているようです。 ずっと、 私には、そういう発想はありませんでした。 長いこと、 ただ、ひたすら、ハノンやチェルニーを練習する、というの
初心者の方だけが、 「片手ずつ練習」をめんどくさがるのではありません。 どんなレベルの方にも、 片手練習は、人気がないようです。 私も、ですので、そのお気持ちは、よくわかってしまいます。 特に、左手だけの練習。 これほど、地味で、退屈なものはありません。 早く、両手で、あのステキな響きを聞きたい
装飾音の練習の仕方について、よく聞かれます。 もともと、 装飾音は、さらにキレイに聞こえるように、と、つけられた、 「かざり」です。 プレゼントの包みにつける、リボン結びみたいなものです。 まずは、 装飾音は無しで、シンプルに、練習します。 土台を作っておくのです。 それは、大事です。 それに
バイエルでも、ブルグミューラーでも、ショパンでも、 これをやっておくと良い、ということがあります。 それは、 左手の伴奏を、よくさらっておく、ということです。 と、申し上げると、 すぐに、 生徒さんの目の光が、失せてしまいます。 これは、つまらない、地味な練習になります。 ですが、これをやって
また、バッハの弾き方についてご質問を受けました。 この質問は、定期的に受けます。 どうしてでしょうね。 さて、その質問の意味は、およそ、 1)チェンバロのために書かれた作品を、 ピアノで、どう弾くか、ということです。 また、 2)バッハは、いろいろ難しそうだから、 そのルールを教えて欲しい
一曲を演奏するときに、何に注目して弾くか。 私は、 その曲の雰囲気を、かもしだすこと、 そして、そのストーリー、 「起承転結」を、しっかり伝える、ということに、 注目して弾いています。 そうすると、音楽のメッセージを伝えるために、 曲を弾くことになります。 ギッチョな部分があっても、 それが伝え
このたび、私は自分の楽器のハンマーを新しくして、 音色が少し変わりました。 楽器がいい音を出す、ということはありますが、 同じ楽器でも、弾く人によって、 音は違ってきます。
先日、初心者の生徒さんに、 ショパンの小曲を弾きました。 そのあとに、 「先生の手を見ていたら、 ちっとも指が立っていないんですけれど」と 言ってきました。 いつも、指を立てるように、と言われているのに、と 不満そうです。 わかります、わかります! 初心者の方が、迷うのも当然です。 さて、 私
先日、チャットGPTというロボットを 初めて試しました。 せっかく存在するのですから、 何に使えるだろうか、興味しんしんです。 まずは、色々質問してみようと思いました。 「『リストの愛の夢』と、『ショパンピアノ協奏曲1番』と どちらが難しいですか?」 すると、 まぁ、長い説明文が返ってきました。
「ふだん塾」の動画レッスンでは、 日本人の方がお相手ですので、 日本語でレッスンを行います。 当たり前です。 ところが、先日 うっかり、フランス語が出てしまいました。 それは、 休符を、2拍分取りましょう、というお話の時、 ピアノを弾きながら、 「イッチニ!」というところを、 「アンドゥ!
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ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。
ショパンやリストのエチュード(練習曲)は、 とてもむずかしいので有名です。 この練習曲を弾くための練習曲があるくらいです。
初心者の方でも、 プロの人でも、 どんなレベルでも、 効果的な練習のしかたは同じだと思います。