ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
私の好きなドイツ作家のエッセイに、 「無為のすすめ」というのがあります。 なんのことだろうと、不思議に思いながら読んでいますと、 最後には、 イタリア語で「ファルニエンテ」という訳が出ていましたので、 そうか!と、 ひざを叩いて、納得します。 どういうことか、と言いますと、 「...
速く弾くのは、楽しいですし、 なんとなく、この方がうまくいくような気もします。 それでも、先生は、ゆっくり練習が大切、とおっしゃるので、 めんどくさく感じたりします。 どうして、ゆっくり練習が効果があるのか。 それは、 これをやっておくと、 まるで、アニメのコマの枚数が触れるよう...
めったにないことなのですが、昨日は、 カーレースのパイロットの方とお話をしました。 ル・マンをベースに、ヨーロッパ中で活動している方で、 今はインストラクターでもあります。 全然ちがう分野なので、お互い、 興味シンシンで話をしていますと。 あの時速250キロという速さで、 どう...
譜読みも終わって、 なんとか通して弾けるようになった。 けれども、指は動いても、 なんとなく、雰囲気がいまいち、という時があります。 先生は、 「もうちょっと、悲しい感じを出して」とか、 「ここは、もっと活発に」とか、 色々おっしゃいますが、 具体的にどうしたらいいのか、よくわ...
ピアノ本番を臨んで、うまくいくかな、と心配になるような時。 これがどんな人に当てはまるとは限りませんが、 私は、どういう風にしているかという話です。 本番前は、不安がつきず、 そして、さらには、 不安になるのが不安、なんていう気持ちになることもあります。 (不安になると、体がこわ...
日本のテレビを見ていましたら、 なるほど、いい表現、と思いましたので、 書いておきます。 空手「形」のレッスンでの、いいアドバイスです。 ピアノにも、 ぴったり当てはまります。 一番いいのは、 「反復」 これで、 体にしみこませる のだそうです。 その通りです、 頭で考えて動い...
ピアノを弾いていて、フォームについて考えるられる方は多いでしょう。 その時に、 指は立てるのか、どうか、という疑問が出てきます。 私の結論は。 指を立てて何かをすることは、 ものすごく不自然なことですが、 ピアノ演奏に、必要な時が多く出てくる。 ですので、これは、 最初のうちに...
私も、同じエラーをしているのですが、 「おかめ八目」です。 他人のことは、とりわけ、よく見えてしまいます。 生徒さんを見ていて、思います。 いつも、同じところへ来ると、つっかえる時。 イライラして、 また、ちょっと前から弾きはじめるのに、 また、同じところで、アウト。 なんどやっ...
「ふだん塾」の受講生、東京の女性Mikey さんの お話です。 とても細かくお勉強なさって、 ぐんぐん上達なさっている方です。 先日、 LINE上で、こんな会話がありました。 *** Mikey さん :「動画で送るだけじゃなく、自習にもいいですね。 早速返送ありがとござい...
ピアノを弾く時に、よくいわれる 「脱力」 については、以前に書きました。 意識的には、なかなか脱力できないという話です。 それより、 もっと手早く、効果のあがることが、あります。 ピアノの先生は、なかなかそういうことを おっしゃいませんが、 けっこう、ご自身は、やってらっしゃった...
「仕事」というのは、「主婦業」も含みます。 さて、もちろん、 仕事とピアノを両立することは、できると思います。 どれほど、仕事がたいへんか、に、 かかってきますが、 ふつうに忙しいなら、大丈夫、できると思います。 前にも書きましたが、 独学でピアノをなさってる方なんて、 そんなこ...
「年だから」という表現を、よく聞きます。 年だから、こんなの着られない。 年だから、今さら、レベルなんか上がらない。 年だから、体力が衰えていって当たりまえ。 などなど。 ピチピチした若い人を見ると、 肌もきれいですから、 「差」を感じてしまいます。 もう、若くなんかなれないので...
きのうから、テクニシャンの方に来てもらっています。 調律のためではありません。 おもに、ハンマーの調節です。 先ほど、それが終了して、 弾いてみて、どんな感じが言ってください、と 頼まれました。 かなりいい感じ! です。 毎日弾いていると、自分では気が付きませんが、 少しずつ、ハ...
どういう順序で、一つのピアノ曲を、仕上げるか、と、 たまに聞かれます。 だれだって、なるべく早く、雰囲気をつかんで、 なるべく早く、仕上げて、楽しみたいのです。 私も、なるべく近道をしよう、として、 ただ、ひたすら、弾いて弾いて、弾きこんだりします。 それでもいいですが、 一...
「ふだん塾」では、オンライン動画添削レッスンが主です。 ですが、レッスンを受けられない方のために、 「 ワンショットレッスン 」を設けました。 主に独学の方が、 一人で悩んでいられるような時、 たまにご質問を受けるのです。 やはり、じっくりお話を聞いていきますと、 解決への道が広...
ピアノ練習の中には、 すぐに効果があらわれないものがあります。 ですので、 このようにずっと弾いていれば、いつかは ステキに弾けるようになるだろうと思っていらっしゃるのが わかります。 すぐには効果があらわれない、だから、 しんぼうづよく待ちます、とおっしゃいます。 そこが、大事...
「ブログリーダー」を活用して、Chiyoさんをフォローしませんか?
ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
先ほど、YouTubeで、マルタ・アルゲリッチの演奏を 見て、聞いていました。 ずいぶん古い動画ですので、 マルタさんも若く、 プロコフィエフの曲を、いとも簡単に弾いています。 私のような昭和の人間は、
オンラインレッスン「ふだん塾」には、 いく人か、海外からの受講生があります。 たまたま、その中には庭いじりの好きな方があったので、 ご紹介しています。 きょうは、受講生ではなくて、
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。