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猫好きが読んだ千冊の本 https://nekohon.info

猫が出てくる本、猫関連の本を選んでレビューしています。その他、動物関連の本たちも。

本館:猫とネコとふたつの本棚(nekohon.jp)

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2020/07/07

1件〜100件

  • アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの休日』

    ハムレット、全米キャット・ショーに出演する。原作ではこれが「書店猫ハムレットシリーズ」4作目ですが、和訳では3冊目となります。あらすじ個人書店「ペティストーンズ・ファイン・ブックス7」のマスコット猫、ハムレットは、アメリカンショートヘアーにしては大きすぎる雄猫だ。この真っ黒な猫が、大会中に飼い主ダーラの真似をして、空手の型を自発的に披露してみせたのだから、話題にならないはずがない。会場にいあわせた何人もの人がそれぞれ動画を勝手にSNSにアップした。ハ

  • アリ・ブランドン『書店猫ハムレットのお散歩』

    書店猫ハムレットシリーズ。あのハムレットがなぜか元気がない?原作ではこれがシリーズ3作目のようですが、和訳では2冊目となります。あらすじ前作で、殺されそうになったダーラ。あわやというところで彼女を救ったのは猫のハムレットだったが、そのハムレットもこっぴどく投げ飛ばされたのだった。体の傷はもう治ったはずなのに、どうもハムレットの元気がない?あの超マイペースでふてぶてしい猫が?心配したダーラは猫のセラピスト、否、「猫の行動の共感力者(エンパス)」

  • アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』

    超マイペースな黒猫が本を落とすとき。原作ではこれがシリーズ2作目ですが、和訳では1冊目となります。あらすじダーラは30代半ばの独身女性(バツイチ)。大叔母の死後、ニューヨークの書店とそのアパート付き建物、そしてそこに住む黒猫のハムレットを相続した。書店には店長のジェイムズがいるが、彼とダーラの二人だけでは人手が足りない。アルバイト募集に求人は少なくないが、適格者となると・・・なにしろ、条件が厳しすぎるのだ。本の知識はもちろん多い方がよ

  • 古谷経衡『ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか』

    プーチンのヒトラー化を予言した本。2022年2月、世界を震撼させる大事件が勃発した。ロシアによるウクライナ侵攻である。2014年のクリミア危機以降、あの地域でずっと紛争が続いてきたことくらいは私だって知っている。ロシアがもっと大がかりな軍事作戦に出るかもしれないとのウワサは、平和ボケな日本のマスコミでさえ小声で流していた。とはいえ、だ。まさかこの2022年という現代に、あんな酷い戦争を本当にロシアがしかけるとは!私としては、もー信じらんない!!!どーした、ロ

  • 『しっぽの声』第13巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    「保護動物」がステータス化?なぜか保護猫たちが盗まれた。それも耳カットされた子ばかり。「耳カット」とは、去勢・避妊手術済みだという印のこと。麻酔の効いているうちに雄は右、雌は左の耳に切れ目を入れる。その形が桜の花びらにも似ることから「さくら耳」ともいわれる。カットすることで遠くからでも、それが手術済みか、さらに雄か雌かがわかるようになり、同じ猫が何度も捕獲+手術される過ちを防ぐことが出来る。その、耳カット猫たちが狙われた。動物シェルター運営者

  • 『しっぽの声』第12巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    「いいのよ、私が(仔犬の尻尾に輪ゴムを)巻いたのよ。血を止めて腐らせているの。」尻尾が短い犬種は多い。ちょこんと切り株より短い尻尾をフリフリしようとしている姿は、見ようによってはかわいく見えなくもないけれど・・・その短尾が実は生まれつきではなく、まだごく幼いときに人工的に切り取られたものであることを知っている人は意外と少ない。しかもその多くが、獣医師でもないブリーダーによる無麻酔切除だなんて!ブリーダーの女性は満面の笑顔で言う。「大丈夫大丈夫

  • 桜井海『おじさまと猫』第9巻

    猫好きの輪がどんどん広がっていくおじさまこと神田冬樹の息子・星鳴(ほしなり)と、おじさまの同僚の森山良春(よしはる)がバンドを組むことに。喜ぶおじさまと、喜ぶパパさん(=おじさま)を見て喜ぶふくまる。幸せだね~~♪ふくまるの家には今、人がいっぱい。まだ居候中のジョフロワ・ランベールと彼が拾った5匹の子猫たち。娘の空子、親友の小林、ピアニスト仲間の日比野、その他。そのみんなの中心にふくまる。ふくまるが幸せだと人間もどんどん仲良く幸せに。*   

  • 『宇治拾遺物語』

    鎌倉時代前期に成立した編者未詳の説話集『宇治拾遺物語』に収められている話は全部で197話。日本だけでなく、中国、さらにはインドの話も集めた説話集です。「説話」などと書くと堅苦しく思われるかもしれませんが、全然そんなところはなく、多少は仏教的な教訓めいた文章等もありますが、それより話の奇妙さ奇抜さの方が目立つものが多い感じです。最後の一話も、儒教の孔子様が大盗賊に言い負かされてすごすご引き返す話ですし。要は編者が「面白い」と思った話を集めただけじゃないかな、体

  • 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』

    著者のバッタ愛に感動するやら、笑っちゃうやら。著者は小学生のころ、『ファーブル昆虫記』を読んで感動。さらに、ある科学雑誌の記事に仰天、なんとバッタの大群に巻き込まれた女性が緑色の服をバッタに食べられてしまったという。なんて恐い・・・ではなく、なんて羨ましい!自分もバッタの大軍に服を喰われてみたぁい!と、こんな経緯で、小学生の時に将来の職業も夢も決めてしまった。職業はもちろん昆虫学者、夢はバッタに食べられること!そしてその通り、バッタの研究で博士号を取

  • 「NNN」が活躍する本たち

    【NNN】 ねこねこネットワーク。ぬこぬこネットワークと読む人も。インターネット上でまことしやかに囁かれている都市伝説。猫による猫のための組織。猫好きの人のいる家に最高のタイミングで猫を派遣する謎の秘密結社。野良猫が生涯飼い猫として幸せに暮らせるよう、日々暗躍している。そんなステキな「NNN」が活躍する本を集めました。どの本も猫好きさんには超々お勧めの本ばかりです!読めば心がほんわり温まり、そして必ずあなたの愛猫がますます愛おしくみえてきます。ぜひお

  • 矢崎存美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 猫は後悔しない』

    シリーズ第四作。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。真澄は孤独だった。仲の良い家族と信じていたのに。いまだになぜ離婚されたのかわからない。なぜ夫ならず子ども達まで離れていったのかわからない。すべての気力を無くして、それでも生きていくためには働かなければならず、慣れないパートの日々・・・そんなある日、猫を轢いてしまう・・・自転車で。真澄はそれまで猫には全然興味が無かったが、仕方ないので動物病院へ連れていき、その後、真澄

  • 矢崎存美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 毛皮を着替えて』

    シリーズ第三作。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。。「毛皮を着替え」た猫達のお話です。第一話 泣いてもいい「ペットロス」なんて言葉は自分とは無縁だと思っていた男は・・・第二話 ミーと私とミー子ども時代に猫を飼ったことのある人の多くが経験しているのではないでしょうか。子供ですから「飼っていた」というより、「両親が世話をし、自分はただかわいがっていただけ」という場合が多いでしょうけど。第

  • 矢崎存美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 毛皮を着替えて』

    シリーズ第三作。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。。「毛皮を着替え」た猫達のお話です。第一話 泣いてもいい「ペットロス」なんて言葉は自分とは無縁だと思っていた男は・・・第二話 ミーと私とミー子ども時代に猫を飼ったことのある人の多くが経験しているのではないでしょうか。子供ですから「飼っていた」というより、「両親が世話をし、自分はただかわいがっていただけ」という場合が多いでしょうけど。第

  • 矢崎存美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 あなたの猫はどこから?』

    シリーズ第二作。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。NNNは、今日も猫達を救うため、暗躍しています。あらすじ第一話 聞こえなかった声支配的な親にどっぷりと依存されたまま、二十三歳になっても、自分のしたいことも言いたいことも何もできずに暮らしていた女性。周囲は彼女に親元から逃げて一人暮らしするようアドバイスを続けるが、毒親に育てられた子の常として、動けずにいる。そんなある日、彼女は野良猫に出会った・・・

  • 矢崎存美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 あなたの猫はどこから?』

    シリーズ第二作。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。NNNは、今日も猫達を救うため、暗躍しています。あらすじ第一話 聞こえなかった声支配的な親にどっぷりと依存されたまま、二十三歳になっても、自分のしたいことも言いたいことも何もできずに暮らしていた女性。周囲は彼女に親元から逃げて一人暮らしするようアドバイスを続けるが、毒親に育てられた子の常として、動けずにいる。そんなある日、彼女は野良猫に出会った・・・

  • 矢崎在美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 猫だけが知っている』

    シリーズ一冊目。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。たとえば、ペット禁のマンションに住んでいた男。見かけた猫に何気なく持っていたパンをあげ、翌日も待っていたのでまたパンをあげ、そのうちにキャットフードを持ち歩くようになり、そのうちに・・・たとえば、まだ幼い野良の子猫。年配の猫にアドバイスされて、人間を注意し観察するようになっている。そんな子猫が注目したのは、まだ小学生の男の子。寂しい者同士、ひかれるものがあり・・・

  • 矢崎在美『NNN(ねこねこネットワーク)からの使者 猫だけが知っている』

    シリーズ一冊目。「NNN」=猫好きの間で密やかに囁かれている謎の組織[ねこねこネットワーク]。たとえば、ペット禁のマンションに住んでいた男。見かけた猫に何気なく持っていたパンをあげ、翌日も待っていたのでまたパンをあげ、そのうちにキャットフードを持ち歩くようになり、そのうちに・・・たとえば、まだ幼い野良の子猫。年配の猫にアドバイスされて、人間を注意し観察するようになっている。そんな子猫が注目したのは、まだ小学生の男の子。寂しい者同士、ひかれるものがあり・・・

  • 菅原孝標女『更級日記』

    夢見がちな平安少女の前に現れた猫。平安時代を代表する日記文学のひとつ『更級日記』にも、猫が登場します。その登場シーンはとても短いのですが、なんとも不思議なエピソードとなっています。『更級日記』の主人公は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)。寛弘5(1008)年生まれ。少女時代を「ありえないほどの田舎」(父の任国だった上総)で暮らしました。彼女の望みは、とにかくとにかく物語をもっと読みたい!けれども田舎では本の入手は難しく、母や姉とて全てを暗記しているわけ

  • ウェルズ『通い猫アルフィーの贈り物』

    アルフィーシリーズ第7弾。アルフィーは「通い猫」。拠点はクレア・ジョナサン夫婦の家ですが、他にも「家族」と呼べる家が数軒あり、それらの家に毎日通って暮らしています。家族はもちろん、友人も知人も猫達も、さらにただの近所の人も、周囲全員が幸せであることを、常に祈っている猫です。あらすじ近所に高齢女性が引っ越してきた。夫と死に分かれて今は一人暮らし。様子を見に行ったアルフィー達は追い払われたけど、アルフィーの癖として、どうも気になって仕方がない。彼女がとて

  • 赤川次郎『三毛猫ホームズの懸賞金』

    三毛猫ホームズ第54弾。あらすじどこにでもいるような、ごく普通のサラリーマン男性。誰にも怨みを買いそうな人間ではなかったのに、ある日、殺された。しかもなぜか、事前に自分が「命を狙われている」ことを知っていた。犯人も動機もさっぱりわからない。 一方、警視庁捜査一家の片山義太郎は、昔の知人ルミ子に呼び出されていた。彼女は芸能プロダクションで、歌手・百瀬太朗のマネージャーをやっていた。何年も前に1曲だけヒットを飛ばした後はまったく売れず、今は地方の小劇場を

  • 赤川次郎『三毛猫ホームズの裁きの日』

    ホームズたちの目の前でおきた一家心中事件。三毛猫ホームズ第53弾。あらすじいつものメンバーが、ある観光地の岬の突端にきていた。片山義太郎と妹の晴美、その恋人、否、晴美に片思い中の石津、それからもちろん、三毛猫のホームズである。岬の先端は絶景の撮影スポットだったがとても狭いので、大行列ができる始末。ホームズたちも並んでいた。するとあろうことか、ホームズ一行の目の前で、4人家族が飛び降り心中!慌てて駆け寄り娘だけは救ったが、父・母・まだ幼い弟は海中に・・

  • 赤川次郎『三毛猫のホームズの復活祭』

    三毛猫ホームズシリーズ第52弾。あらすじオレオレ詐欺にひっかかって、大金を盗られてしまった高齢者。ショックのあまり、さらなる不幸にみまわれてしまう被害者もいる。被害者だけではない。騙す方も、実はそうとは知らずに、自身も騙されて行動していた場合がある。そのような「騙されていた加害者」は「騙された被害者」よりさらに悲劇な場合だってある。闇組織の幹部は、末端組織の人間に対しては非情きまわりない。悪い連鎖を止めるには、闇組織のトップを逮捕しなければならない。

  • エーリヒ・ケストナー『どうぶつ会議』

    今また読みたい、70年前の絵本。絵本はこうはじまります。大ニュースロンドン会議おわる―――会議はしっぱい―――やりなおしと決定―――場所はまだきまらない――page4動物たちは、この大ニュースにすっかりばかばかしくなってしまいます。とくにライオンのアロイス、ゾウのオスカー、キリンのレオポルトは憤慨していました。「しょうがない人間どもだ!」人間は何でもできるくせに、人間界は「戦争と、革命と、ストライキと、飢饉」ばかりだと怒っているのです。さらに

  • 『世界の美しい野生ネコ』

    タイトル通り、野生ネコ達の姿があまりに美しい一冊。世界の野生ネコ科35種全種、プラス、イエネコが紹介されています。アンデスキャットとチーターだけは全身写真、その他のネコたちはまずお顔のアップ写真から解説がはじまります。アンデスキャットは希少種ですし、この種だけ写真も少しボケていて、いかにも遠くからズームで撮りましたって感じなのですけれど、他のネコ達は鮮明で、輝くほど美しい!チーターだけなぜお顔アップがないのか分かりませんが、大きな疾走写真はありますからそれで良しとし

  • 『家のネコと野生のネコ』

    本文・写真解説:澤井聖一、野生のネコ本文:近藤雄生。9.7cm x 21cm(A4サイズ)の、大きな本。フルカラー、上質な紙で207ページ、手に取ればずっしりと重い、立派な本です。最初の章「家と野生の猫つながり」では、野生のネコ科とイエネコの血統書種のうち、姿かたちが似ているもの同士が見開きに並べられています。マヌルネコとペルシャ。野生のベンガルと、品種として作られたベンガル。また例えばチーターとエジプシャンマウ、この2種は大きさや外見は大きく異なるけれど、

  • 『オオカミと野生のイヌ』

    オオカミほかイヌ科全般を美しい写真で紹介。人類を除くすべての哺乳類の中で、最も広い地域に生息していたのはオオカミだそうです(いた、と過去形なのは寂しいけれど)。この本は、そのオオカミをまず、美しい写真と、オオカミ愛にあふれた文章で丁寧に紹介していきます。オオカミの遠吠えに、なぜヒトはこれほどまでに魅かれるのか?オオカミは初期人類にとって常に恐ろしい捕食動物であったはずだ。オオカミの遠吠えに怯える必要がなくなったのは、人類史上ごく最近のこと。なのに、多くの人々

  • 中原一也『はけんねこ』3

    副題:~あなたの想い繋ぎます~ 「はけんねこ」シリーズ第3弾。NNN=ねこねこネットワークで暗躍(?)する野良猫達。単独行動者といわれる猫が、それも、古傷目立って猫相の悪い、みるからに「野良猫」の雄たちが、仲間を救うために東奔西走。CIGAR BAR「またたび」に集まっては、ああでもない、こうでもない、さてどうしたものかと暗中模索。猫だから、それも野良猫達だから、出来る事は限られている。が、猫だからこそ、できることもある。なんといっても彼らは、自身が野良猫として、野

  • 中原一也『はけんねこ』2

    副題:~NNNと野良猫の矜持~ 「はけんねこ」シリーズ第2弾。【NNN】 ねこねこネットワーク。インターネット上でまことしやかに囁かれている都市伝説。猫による猫のための組織。猫好きの人のいる家に最高のタイミングで猫を派遣する謎の秘密結社。野良猫が生涯飼い猫として幸せに暮らせるよう、日々暗躍している。主猫公は「ちぎれ耳」と呼ばれる、年配の牡。生粋の野良だが、人間との間にはある辛い過去も持つ。NNNの中心ニャン物的存在である。他のメンバーは、珍しいサビ柄

  • 中原一也『はけんねこ』

    副題:~飼い主は、あなたに決めました!~人間にはわからないような場所に、それはあった。CIGAR BAR「またたび」。キューバ産を中心とした上質またたびの数々、またたびオタクのマスターが念入りに熟成・保管させたそれらは、俺たち猫にとって天国のような場所でもあり、一度この沼に嵌まると地獄を見るという二面性を持った店でもあった。page9夜な夜な集まってくるのは、いずれも一癖ありげな野良猫達。またたびを燻らせながら、NNN=ねこねこネットワークの密談を始

  • タッカー『猫はこうして地球を征服した』

    副題:人の脳からインターネット、生態系まで。この本、もっとエンターテイメント性の高い、軽い本かと思って購入したんです。ところがどっこい、真面目なネコ史本でした。著者は、大の猫好き。現在(=本の執筆時)もチートーという名の、並外れに大きな猫と暮らしています。彼女のふたりの娘が初めて口にした言葉も「ネコ」。ネコという動物に心底惚れ込んでいる人間なのでした。ではありながら、そこはライターらしく、冷静な目も持ち合わせています。著者はまず、イエネコ(飼

  • 動物看護専門誌『AS(アズ)』

    動物看護師のための専門誌。”現場で使って覚える”動物看護師のバイブル 「as」 愛玩動物看護師法の成立により、動物看護師の活躍の場が新たに広がることで、獣医師との連携・協働がこれまで以上に必要となり、さらなるスキルアップが求められます。 asはそんな動物看護師の皆さんの味方です!最新の情報を分かりやすく、もっと実践的に現場で使って覚えるための内容をお届けします! さらに、新しいasは全ページオールカラーで、豊富な図表やイラストで見やすい誌面を目指します! エデュアー

  • 獣医学専門誌『CLINIC NOTE』

    獣医学の"標準診療"を学ぶ総合情報誌臨床獣医師が、獣医療の最先端を学ぶための専門誌です。多分、日本のほとんどの動物病院で定期購読しているのではないかと思います。当然、中身はバリバリに専門的で専門用語しか出てきません。一般飼い主が読んでもサッパリ分からない内容が多いかと思います。また症例写真・手術写真・等も、カラーで多数掲載されていますから、そういう写真が不得手な人にはとても見られないでしょう。そう、一般飼い主には不要な雑誌だと思います。でも情

  • 仁尾智『猫のいる家に帰りたい』

    イラスト:小泉さよ。猫飼いなら、全部、あるある!短歌といえば、五七五七七。でもそんなこと、気にしない。中には歌というより短い文章のような句もあります。いーじゃないか、なんだって。心の琴線にふれる言葉は、どれほど字余りであろうと、歌です。猫短歌です。すばらしいです。黒猫は見分けられても ももクロもAKBも見分けられないはい、はい、はい!私もです。かろうじて見分けられるのはSMAPくらい・・・あ、もう随分前に解散しちゃって

  • ローリングズ『仔鹿物語』上・下

    児童文学の最高傑作のひとつ。孤独な少年と、子鹿と、「生きる」という意味。アメリカの南北戦争が終戦して、数年後。フロリダの原生林の奥深くに、貧しい開拓民一家が住んでいた。12歳の少年、ジョディと、その両親だった。父親のペニーは、本名はエズラ・エゼキエル・バクスターというのだが、「ペニー銅貨のようにチビだ」とからかわれて以来、ペニーで通っていた。体は小柄で痩せていたけれど、正直で働き者で、猟師としての腕は地域で一番。たった一人で開墾し家族を養っている。妻

  • Natsumi『ベジタリアンは菜食主義ではありません』『世界を変えたくて僕を変えた』

    あなたは、産業動物達の苦難を、彼らがどんな扱いを受けているかを、御存知ですか?まず、本の表題について。「ベジタリアンが菜食主義ではないって、どういうこと?」と疑問に思う人が多いのではないでしょうか。ベジタリアンについて知っている人であれば周知の常識でも、そうでない人にはワケわからないかもしれません。せめて解説的副題でもついていれば良かったのですが。つまり、こういうことです。Vegetarian(ベジタリアン)の語源は、英語の Vegetabl

  • 『しっぽの声』第11巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    視線の先にあるのが本当はペットではなく人間だからよコロナ禍の大学生。苦労して合格したのに、講義はすべてリモート、バイト先も無く、友達もできず、一日中下宿にこもってスマホを見ているだけの生活。そこで見た情報を鵜呑みにた彼は、とんでもない行為に。動物たちを救いたい、そんな純粋な気持ちだけだったのに。また。ある離島で猫が繁殖。島民はよい観光資源になると、島の呼び名まで猫にちなんだものに変えて、遊覧船を一日に何便も出し、食堂も繁盛し。しかしコロナ禍で観光客は

  • ハンター『野生ネコの教科書』

    まさに教科書。これぞ求めていたネコ科事典。すばらしい一冊です。これ以上のネコ科事典は、現時点では期待できないのではないでしょうか。生物学の世界では、近年のDNA解析の発達により、従来の分類法が大きく変化しました。30年前の常磐定説がまるで通用しなくなってしまった、なんてことも珍しくありません。そんな最新の情報はネットで探すことになりますが、御存知ネットの世界は玉石混淆もいいところ。その道のプロではない人たちの勘違い記事から、意図的なフェイクニュースま

  • 出久根達郎『まかふしぎ・猫の犬』

    古書店主で作家。気楽に読めるエッセイ集。出久根氏の本なので躊躇なく買いました。この方のものは、私にとってとても馴染みやすい文章で、懐かしいほど?なぜだろう?文章のリズム、言葉の選び方、ユーモアの利かせ方←これ、とても大事です。笑いのボが違うと、楽しくないんですよね。私は関東育ちですが、今関西に住んでいます。関西人のギャグ等と、関東(それも江戸っ子といわれるような昔ながらの)のそれとは、微妙に、しかしハッキリ違うんですね。私には正直、しばしば全然オモシロクナイ。彼らに

  • 西村武重『ヒグマとの戦い』

    副題:ある老狩人の手記。明治・大正・昭和と生き抜いた、老練な狩人の手記。すべて自身の体験に基づく実話なだけに、作り物にはない迫力と、なるほどと頷かせる説得力にあふれている。そしてそれ以上に、すごい時代だったんだなあ、という驚き。正直、その時代のその地域に生れなくてよかった?ヒグマは、言うまでもなく、我が国最大の陸上獣で且つ肉食獣でもある。体重は250kg以上、500kgを超える個体さえ何度も見つかっている。でっかい図体だが走る速度も早い、時速50km以上とい

  • 遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降る』

    副題:失われゆく山の民族。今の世では、ほぼ失われてしまった「山の仕事」の数々。それを、微に入り細を穿ち、これでもかと詳細に説明しつくした本。よくもまあこれだけ調べ上げたと思う。読んで興味深いだけでなく、後世に残すべき貴重な資料本でもある。中でも圧巻なのが、「第一章 山の仕事」の内容。なんて「仕事」だ!これほど危険で、これほど大変で、これほど命知らずで、これほど手間暇のかかることを、人々はしていたのか。それもわずか5~60年前くらいまでの話だ。人生100年とい

  • ポール・ナース『WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)』生命とは何か

    竹内薫訳。生命とは?ノーベル賞生物学者が人類の謎に答える。海外で大評判な本と聞いて、和訳が出たと知って、さっそく読んでみました。なるほどね、これならベストセラーも納得。さらに嬉しいのが、日本語版の訳者が竹内氏だということです。こういう本はともすれば、その道の専門家が、正確だがつまらない訳で出版してしまいがちなのですが、これはなんせ竹内薫氏ですもの。自然な日本語の文章、それも読んで楽しい文章になっていて、どこにも文句のつけようがありませんでした。すばらしい。

  • 2021年のアクセストップ10

    2021年1年間のアクセス解析により、ページビューの多かった作品トップ10です。No.1 上野そら『わたしのげぼく』https://nekohon.info/uwanosora-watashino/相変わらず大人気の一冊。「ねこほん」のサイトリニューアル以降、ずっと1~2位を保っています。すごいですね!でもそれも納得の傑作です。絵本ですが、大人から子供まで、老若男女、すべての人にお勧めの作品。必ずハンカチ(涙もろい人はタオル)をご

  • 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の四:その他、総論

    其の一:紀二郎と八房・与四郎其の二:人に化けた山猫其の三:絵から抜け出た妖虎其の四:その他、総論『南総里見八犬伝』について。『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)が執筆されたのは、文化11年(1814年)~天保13年(1842年)、制作年数28年という、大長編伝奇小説です。九輯九十八巻106冊に分けられていますが、最後の九輯はめちゃくちゃ長く、巻構成も複雑になっています。これは馬琴が陰陽道の「陽」の究極の数字「九」にこだわっ

  • 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の三:絵から抜け出た妖虎

    其の一:紀二郎と八房・与四郎其の二:人に化けた山猫其の三:絵から抜け出た妖虎其の四:その他、総論無瞳子の虎(ひとみなしのとら)昔、宇多天皇が生きた虎を送られたことがありました。天皇は巨勢金岡(こせのかなおか)という画聖に、写生させます。金岡は百日余も通って何十枚もの下画を重ねた後、とうとうある画を仕上げました。怒り狂ったその虎は、迫力満点。しかしなぜか瞳が描かれていません。天皇が尋ねると、金岡は、それは自分が虎の精神をもすっかり画に写し取ってしまったからだと

  • 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の二:人に化けた山猫

    其の一:紀二郎と八房・与四郎其の二:人に化けた山猫其の三:絵から抜け出た妖虎其の四:その他、総論数百年も生きてきたというヤマネコ。犬飼現八は、下野庚申山に恐ろしい野猫(やまねこ)が住んでいることを知らされます。が、武勇に自信のある現八は、かまわずに山に登ります。山中でひと晩をあかす現八のまえに、それは現れました。虎のような頭に、不気味に光る両眼、口は左右の耳まで裂けて鮮血よりも赤く、剣のように巨大な牙は真っ白、髭はまるで柳の木、そんな化け物が、枯れ木

  • 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の一:紀二郎と八房・与四郎

    曲亭馬琴(1767-1848年)『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)は、9輯98巻106冊の長編伝奇小説。あまりに長いので、猫や虎が出てくる部分だけを抜粋、4ページにわけてレビューを書きます。其の一:紀二郎と八房・与四郎其の二:人に化けた山猫其の三:絵から抜け出た妖虎其の四:その他、総論やっと読みました曲亭馬琴(1767-1848年)『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)は、9輯9

  • 浅羽宏『ネコもよう図鑑』

    副題:『色や柄がちがうのはニャンで?』猫の毛色は遺伝子で決まります。W、O、A、B、C、D、T、i、S、L。これらの組み合わせだけでも複雑ですが、さらに例えばt遺伝子にちいさなbがついたりと、頭がこんがらがってしまいそうです。この本は、それらの遺伝子のうち、おもな8種類(W、O、A、C、D、T、S、L)を選び、誰にも(猫にも?)分かりやすく、写真たっぷりに紹介した本です。遺伝子の本というより、むしろ猫の「写真集+丁寧な毛色説明」みたいな一冊。

  • 南幅俊輔『ねこ柄まにあ』

    猫の柄って、見れば見るほど面白い!猫の柄を、これでもかと集めて色々検証した一冊。撮影した猫の数、にゃんと3600匹とか!といっても、遺伝学の専門書ではなく、どこまで楽しい、ほぼ写真集みたいなつくりです。遺伝子の話はでてきません。あくまで見た目、外見のみで区分。集めたデータを、さまざまな角度から分析。全身の色だけでなく、たとえば額のマーク(Mみたいな)の違いとか、靴下(足先が白い)の履き方の違いとか、お口回りの色の付き方の違いとか。私は「ミート

  • 宮川優一『猫の腎臓病がわかる本』

    副題:「飼い主が愛猫のためにできること」腎臓病専門の獣医師が、最新の情報と猫との暮らし方を解説。著者の宮川雄一氏は日本獣医生命科学大学の准教授で、付属動物医療センターで腎臓科・循環器科を担当。イヌ・ネコの腎臓病・泌尿器疾患、体液・酸塩基平衡を研究されているという、「ネコの腎臓病」の専門家です。そんな「腎臓病の専門家」が書いた本ですが、内容は誰でも読める本となっています。医学や獣医学の知識のある読者であればもしかしたら物足りなく感じるかもしれないくらいに、やさ

  • おぷうのきょうだい『俺、つしま3』

    なんとも独特な雰囲気の、大人気ねこ漫画。カバーについている帯によれば、「2021年夏アニメ化、累計41万部突破」となっていますが、2021年11月の現在、アニメは YouTube でも見られますし、書籍発行部数は累計48万部を超えているそうです。そんな数字も大納得の、あまりに「猫あるある」なマンガ。なんといっても表情が良いです。とくに目。マンガにありがちな、デフォルメされた「可愛い」目ではなく、すっごくリアル。リアルすぎるから可愛すぎる、って

  • 大石直紀『ビストロ青猫謎解きレシピ:魔界編』

    古都・京都には"魔界"スポットが数多くあるが、・・・。辻村凪子の夫が突然行方不明になって3年。夫は新聞記者だった。凪子は静岡の実家にも戻らず、京都御所近くのビストロ『青猫』で働きながら、夫を待ち続けている。いつか夫は必ず帰ってくると信じて。ビストロ『青猫』は猫カフェとかではなく、萩原朔太郎の詩集からその名をとったもの。マスターと凪子の二人でやっている小さなお店である。ときどき大学生の準平や中学生の環が手伝う。環はロシアンブルーを飼っていて、環がビストロに来る

  • 桜井海『おじさまと猫』第8巻

    おじさまの家は大賑わい!おじさまの家に侵入してきたアヤシイ女。え?おじさまの娘?さらに、もうひとり。今度は若い男。え?おじさまの息子?なんとまあ、おじさまこと天才ピアニスト神田冬樹には、成人した娘と、成人した息子がいたのニャ!その娘、空子(そらこ)は、虫が好き。息子の星鳴(ほしなり)は、猫が嫌いで、人見知りがはげしい。他人の目を見て話せないタイプ。すごいイケメンなんだけどね。虫好きな空子は猫達にもすんなり馴染んで喜んだが、星鳴はそうは

  • 『しっぽの声』第10巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    だが相手が人間ではなく悪魔ならその言葉も通じない。動物保護シェルター所長の天草士狼と、獣医師の獅子神太一は、今日もレスキューに向かっていた。悪臭漂う一軒家。「可哀想な野良猫たちを保護している」と主張する男。が、実態は、多頭飼育崩壊どころか死骸の山!「(エサと水をやって)生きるチャンスは与えたんです。 その上で、生きる力の足りないものが淘汰されても自然の節理じゃないですか?」 「半分死なせといて、生きるチャンスだ?」 「半分も生きてるじゃないですか。

  • 松尾由美『ニャン氏の事件簿』

    アロイシャス・ニャン氏は、実業家で投資家で童話作家で、しかも、探偵?。もともとはさる資産家と起居をともにするパートナーとして、晴れた日には日向ぼっこ、雨が降れば鼠のおもちゃを追いかけてノンキにくらしていたそうな。ところがその資産家が亡くなっって財産をそっくり引き継ぐと、めきめきと才覚を発揮、貿易・金融・缶詰製造・投資・執筆と、人間顔負けの大活躍。そう、A.ニャン氏は猫である。というより、人間以上の超猫にゃのであった。本の主人公は、しかし、ニャン氏では

  • サイエンス・サイトーク『ウソの科学 騙しの技術』日垣隆、他

    4人の学者が、「科学」を語る。作家でジャーナリストの日垣隆氏と、アナウンサーの有村美香氏が、科学者たちと会談し、その内容をまとめた本です。この番組の総タイトルは「サイエンス・サイトーク」といいます。「サイエンス」はもちろん科学。「サイトーク」は、インターネットで出会いの場を表す「サイト」と、対話を意味する「トーク」を併せた、私たちがつくった造語です。 page7テレビと、インターネットと、文庫本という、3つ形で複合的に発信することを最初から決めてスタ

  • 小手鞠るい『猫の形をした幸福』

    「幸福はここに、わたしたちの膝の上に、在る。けれど―――。」わたしは、日系アメリカ人の男性・未知男と日本でお見合い後、すぐに結婚し、アメリカで暮らすことになった。まだよくは知らない男と、ぜんんぜん知らない場所での生活。英語は翻訳家をするくらいだから使えるとはいえ、やはり母国語のようなわけにはいかないし、なにより、故郷も過去も何もかも日本に置き去りにして、未知男だけを頼りに、新生活を始める心細さ。新婚のふたりがまっさきにしたことは、住む家を見つけ、そこに、猫を

  • 文・早見和真、絵・かのうかりん『かなしきデブ猫ちゃん』

    「吾輩も"ネコ"である。名前なんか知らない。」その、名前も無かった猫が〈捨てネコカフェ〉に来て、そこへ、クマのぬいぐるみをかかえたアンナがやってきた。運命の出会いだった。ふてくされた子猫は、マルという名前をもらって、しあわせになった。デブ猫に育った。ところが、ある日。血統書付きの子猫がやってきた。そのチビメスは、こともあろうに「スリジエ」(フランス語で桜)なんてしゃれた名前までもらって、家族に可愛がられ始めた。とうとう、アンナまで・・・

  • 『しっぽの声』第9巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    「獣医さんたちがみんな手術をことわったのって・・・これって、いけなかったんですか?」。あまりにも無知な、自称ブリーダー。「科学的な根拠を理解できる頭」も、「動物を守るために理解しようとするハート」も持たず、なまかじりの「いい裏ワザ」を疑いもなく信じ込んで、自分が詐欺や虐待に加担していることに気づいていない。そんなバカブリーダーを取り扱ったのが、最初の2話です。それがどのような「詐欺」「動物虐待」であったかは、あえてここには書きません。どこかの同じよう

  • 『明日がちょっとよくニャる60の言葉』

    心に響く偉人の名言集。にゃんこ編集部編。「一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。」 ソクラテス[哲学者] 「変えられるものが二つある。それは自分と未来だ。」 野口英世[細菌学者] その他、その他。 タイトル通り、古今東西の偉人たちが残した60の言葉と、その簡単な解釈等が、猫の写真とともに紹介された本です。猫と言葉の間に直接な(間接にも)関係はありませんけど。 誰でも知っているような超有名な言葉も取り上げられていません

  • 写真集『寝こ』

    副題:無防備すぎるにゃんこ写真集。にゃんこ編集部:編。すや~~~ ぐぅ~~ うと、うと。 スピー。 猫が無防備に寝ている姿、これに癒されない猫好きなんていません! 寝ているだけで天使。 寝ているだけで、なんでこんなに可愛いのでしょうか。 猫様、かわいすぎます。 15cm x 15cm の、小さな写真集です。※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承く

  • 写真集『百面相ねこ』『踊る猫』『猫あるある図鑑』

    15cm x 15cm の、ちいさな写真集3冊。縦15cmは文庫本と同じ高さです。横も15cmの正方形。そこに、それぞれ100匹以上の猫たちが大集合!写真集となれば「百聞は一見に如かず」。文章でレビューをだらだら書くのは無駄なだけ。3冊の写真集を、ごく簡単な説明文でご紹介します。『百面相ねこ』みーんにゃ違う 126の猫顔写真集。おもしろ顔の猫たちがずらり勢ぞろい。 笑っているような子、大笑いしているような子、ニンマリし

  • 山下洋輔『猫返し神社』

    日本を代表するジャズピアニストは、「猫返し神社」の生みの親。ジャズ愛好家でなくとも、山下洋輔の名を知っている人は多いのではないでしょうか。日本が誇る大ジャズピアニストで、作曲家。エッセイストとしても知られています。その山下洋輔さん、実は大の猫好きでもありました。世に音楽家で猫好きは多いし、作家で猫好きはもっと多いくらい?音楽家で作家となれば、猫好きなのは当然かもしれませんが!(笑)この本は、2009年11月24日から約4年間にわたって飛鳥新社のHPに

  • 西加奈子『しずく』

    短篇集の中のひとつ、タイトルにもなっている『しずく』の猫たちが愛らしい。フクさんとサチさんは、二匹の雌猫です。フクさんは六歳と少し。サチさんは七歳になる少し前。二匹の飼い主たち、シゲルとエミコがどこかで出会って勝手に恋をして結婚したので、二匹も一緒に暮らすことになったのです。どちらもずっと単独飼育でしたから、自分以外の猫の姿を見たのは、お互い初めてでした。だから最初はおおいに戸惑いました。でも気が付いたときには仲良しになっていました。「のおおおおおおおおおおお

  • 宮部みゆき『あやかし草紙』

    副題:『三島屋変調百物語伍之続』。三島屋は、袋物を商売にしている大店だ。お江戸は神田の筋違御門先に立派な店をかまえている。三島屋では、ここ数年、風変わりな「百物語」を続けていた。通常の百物語では、一箇所に大勢が集まって順繰りに怪談を語っていく。しかし三島屋では、「黒白の間」という客間に、語り手を一人だけ招き入れる。聞き手も、おちかという若い娘がひとり。おちかは、聞いた話はすべて胸ひとつに収め、けっして外にもらさない。「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」というのが、いちば

  • 佛渕健悟・小暮正子『猫の国語辞典』

    副題:『俳句・短歌・川柳と共に味わう』。すごい辞典が出ました。世の中、「猫辞典」「ペット事典」は何冊か出ています。猫俳句や猫川柳の本もけっこう出ています。でも、こんなのは初めて!これほど多くの猫俳句・猫短歌・猫川柳を、これほどみごとに分類しつつ、列挙した本なんて見たことありません。245ページの本のほとんどが、びっしり、猫俳句・猫短歌・猫川柳で埋めつくされているのですから。全部で約2400句/歌だそうです。これほどの数の猫句・猫歌を集めるだけ

  • 『おとなのねこまんま』

    副題:『あったかごはんを極うまに食べる136』。ねこまんま地位向上委員会編。一、ルール無用、おとなの特権「ねこまんま」ママに怒られる歳でもないから、行儀なんて気にしない。とにかく、あったかごはんがウマけりゃそれでよいのだ。二、分量適当。世界最速、2工程。とにかくカンタン、誰でも作れる。とにかく早い、時間も節約。その上、分量は"適当"ときたもんだ。時間がないビジネスマンや忙しい主婦、新生活を始める若者にもおすすめなのだ。三、お財布と地球に優しい。ねこまんまの材料といえ

  • 斉藤倫『ノーにゃんこノーライフ』1~3

    副題:『僕らの地域ねこ計画』。主人公の男は、駆け出しの作家。名前は藤間蒼(ふじまそう)、25歳。つい最近、最愛の猫を亡くしたばかり。小学生の頃に保護し、男が家を出て一人暮らしを初めたときも、ちいこは連れてきた。その、唯一無二のちいこが死んだ。男はひどいペットロス状態になる。もともと引きこもりに近い生活を送っていた男だ。もう生きる気力さえなくしてしまった。乱雑な部屋で布団をかぶって泣いてばかり。必要最低限の外出さえ出たくない。ふと、外を見ると、

  • 赤塚不二夫『もーれつア太郎』『ニャロメ!!』

    二足歩行で人語を話すネコ。「ニャロメ」が、日本アニメ史上、最も有名な猫キャラの中の一匹であることは間違いないでしょう。私が子供のころ、落書き場所には、たいていニャロメの顔も描かれていました。当時の子供たちがニャロメを描いた回数は「へのへのもへじ」の次くらいに多かったのではないでしょうか。そのくらい誰でも知ってるだけでなく、誰でも描くことができる超人気キャラでした。藤子不二雄「オバケのQ太郎」も大人気でしたけれど、なぜか落書きはニャロメが多かったような

  • 川崎のぼる『いなかっぺ大将』

    キャット空中3回転、ニャンパラリ!どうだ、大じゃえ門!。今でこそ「ニャンコ先生」といえば『夏目友人帳』ですが、昭和40年代の昔からつい最近まで、「ニャンコ先生」=『いなかっぺ大将』のキャット空中3回転!でした。と、ふと思い出し、そういえば『いなかっぺ大将』はまだ書いていなかったことを思い出し、本棚を探ったら、へへへ、やっぱり持っていた☆平成6年版ってことは前世紀じゃん(笑)しかも『もーれつア太郎』『ニャロメ!!』も見つけちゃった。これも書いてなかったなあ、ニ

  • 喜多喜久『猫色ケミストリー』

     男が女に、女が猫に、魂が入れ替わり・・・!。菊池明斗は計算科学系の大学院生。人付き合いが苦手というより不可能に近く、9年間も誰ともまともな会話をしていない。友人もいないし、同級生の名前もろくに知らない。コンピューターを相手に黙々とキーボードをたたくだけの毎日だ。唯一の友達は、構内に住みついている猫。その日も、同級生と同席するのが嫌で、わざと時間をずらせて昼食に向かった。頭上にはどす黒い雲が広がっていた。今にも雨が振りそうだ。

  • ウェストール『クリスマスの猫』

     クリスマスにおこった奇跡のような出来事は猫たちのおかげ。1934年、イギリス。魚臭い、ちいさな港町。その古ぼけた牧師館に、「わたし」=11歳の少女はひとりでやってきた。寄宿制の学校が休みの間、「サイモンおじさん」と一緒にすごすために。わたしの両親は外国に行ってしまって、休暇中でも一緒にいられないからだ。牧師館を事実上仕切っていたのは、ミセス・ブリンドリーだった。これがとんでもなく、おっかない女!かわいそうに、主人であるべきサ

  • グリフィス『荒野にネコは生きぬいて』

     イングランド島南部、ダートムアの大湿原で生きる猫。生後12週の幼さで残酷にも捨てられてしまった子猫。最初は「捨てられた」という事実もわからず、かくれんぼか何かの遊びだと思ってはしゃいだ子猫。しかし日が暮れても「おくさん」は戻って来ず、お腹は空き、足は痛くなって、厳しい現実に目覚めた子猫。ドロドロに汚れた体をひきずって、生きるための必死な戦いが始まる・・・* * * * *全国学校図書館協議

  • キューライス『ネコノヒー』1~3巻

     ノホホン猫の、多くの失敗とちょっとした幸せ。3巻目の帯にはこんなキャッチコピー。今、イチバンほっとけな残念な猫!!いろんなことにチャレンジしては、やっぱりなかなか、うまくいかない。それでもテテーンウサギと力を合わせて、サクセス目指して、がんばれ、ネコノヒー!!たとえば、料理にチャレンジ。といっても猫だから、卵掛けご飯とか、チャーハンとか、がんばってもオムライスていどの、ごく簡単な料理で

  • まとめ:2020年のトップアクセス作品

    2020年1年間のアクセス解析により、ページビューの多かった作品トップ10です。 内田百閒『ノラや』(エッセイ・随筆) 上野そら『わたしのげぼく』(絵本・児童書) 青沼貴子『ねえ、ぴよちゃん』(マンガ) 清少納言『枕草子』(古典随筆) まとめ:リリアン・J・ブラウン『猫は・・・』シリーズ(ミステリー小説) 乙一『幸せは子猫のかたち』(小説) E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』(小説・ドイツ) 石田衣良『ブルータワー』(

  • ビートたけし『ゴンちゃん、またね。』

     冴えない男と愛犬の、笑いと涙の物語。みんな、一人で生れて一人で死ぬ。だから今は一緒にいよう。帯なんて帯にはかいてありますし、タイトルもいかにもそれっぽいので、ゴンちゃんという犬が死んでしまう話かと思って開いたのです。私の愛犬の名も「ゴン」ですから、ちょっと勇気がいったのです。ですが、【以下、ネタバレ注意!】。ゴンちゃん、死にません!だから安心してお読みください。作家志望の男の話です。いくら書いても芽が

  • 『しっぽの声』第8巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「動物を守れるのは優しさではない。覚悟なのだ。」宇佐美々香(うさみみか)は女子高校生。動物が大好き。かわいい動物たちと触れあえるという単純な動機だけでペットショップでアルバイトを始めたが、ペット業界の裏側を知るたびに傷つき打ちのめされる。彼女のウブな心を救ってくれたのは、「王子様」と憧れる相手、天原士狼。天原は、アニマルシェルターを運営し、動物の為のなら何でもする男である。美々香は、夜間も店頭展示される動物達に心を痛める。子犬と子猫

  • 有川浩『旅猫リポート』

     画:村上勉。その銀色のワゴンのボンネットが、ぼくのお気に入りの寝場所だった。なぜならそのワゴンの持ち主は、ぼくを「シッシッ」と追い払わないばかりか、一握りのカリカリさえ毎晩置いてくれるようになったからだ。その日までは。その日。野良育ちのくせにしくじってしまった。車に跳ねられたのだ。骨が飛び出すほどの重症だったが、ぼくは銀色のワゴンまでなんとか体をひきずっていき、助けを求めた。ぼくは男の飼い猫になった。「ナナ」という名前はぼく

  • 有川浩『旅猫リポート』

     画:村上勉。その銀色のワゴンのボンネットが、ぼくのお気に入りの寝場所だった。なぜならそのワゴンの持ち主は、ぼくを「シッシッ」と追い払わないばかりか、一握りのカリカリさえ毎晩置いてくれるようになったからだ。その日までは。その日。野良育ちのくせにしくじってしまった。車に跳ねられたのだ。骨が飛び出すほどの重症だったが、ぼくは銀色のワゴンまでなんとか体をひきずっていき、助けを求めた。ぼくは男の飼い猫になった。「ナナ」という名前はぼく

  • 南里秀子『猫と人と古民家と』

     平屋、築200年、間取り10LDK、海まで徒歩1分の古民家に一目惚れ!キャットシッターの南里さんといえば、猫好きの間では超有名人です。日本初の猫専門ペットシッティングサービスを開業、その後、「猫の森」という法人を設立、猫のエッセイ本も執筆と、多方面にわたって活躍されています。その南里さん、広い敷地に建つ古民家を探していました。日本中の猫と人が「いつか行ってみたい」と思うような、団欒の場にできる古民家。そして、ついに出会ってし

  • なりゆきわかこ『天国に行った看板ねこ なな』

     挿絵:あやか。「ねこだって、うれしいとき、かなしいとき、つらいとき、泣くのよ。」page97月とは思えないほど冷たい雨に打たれ続け、子猫はすっかり弱っていました。もう動ことも声を出す元気も残っていません。もはやこれまで、と思われたそのとき、優しい夫婦が現れました。那須塩原でお蕎麦屋さんを営んでいる夫婦でした。七夕の日に拾われた子猫は「なな」と名付けられ、看板猫として、ネットでも紹介されて、人気者になります。お母さん手作りの着物を着て

  • 懐弉『正法眼蔵随聞記』

     曹洞宗の開祖・道元禅師の垂示を、高弟の懐弉(えじょう)が忠実に記録したもの。道元には『正法眼蔵』という大著作があります。全95巻。私が持っている岩波文庫版では、原文のみで口語訳無しという編集でありながら、分厚い4冊にまたがるという長大なものです。道元本人が著したものですから、彼の思想を知るには最も重要な書物ではありますけれど、この『正法眼蔵』、長いだけでなく、実に難解!ほぼ全文が(漢文ではなく)仮名書きというのが唯一の救いではありま

  • 『しっぽの声』第7巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「一億玉砕、畜犬・・・つまりペットも軍にさしだせ、とメディアがあおったんじゃ。」第7巻でまず扱われているのは、無責任飼い主による大型犬の間違った飼育の問題。「いくつもの山をこえて獲物を折っているうちに迷子になった猟犬とか、獲物に反撃されて狩りの役に立たなくなり、飼い主に足を撃たれて捨てられた猟犬・・・昔からそういうのがいて、野犬化しとるんだよ。」page12思わずドキッとしてしまいます。とい

  • 『しっぽの声』第6巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「サトウキビを守る人間がつれてきて、300年も利用して・・・」鹿児島県の南洋はるか400km、奄美群島に属する黒兎島。この孤島にもサトウキビ栽培の技術が伝えられ、薩摩藩による厳しい管理のもと、黒糖地獄と呼ばれるほどの搾取がなされました。そして現在。ユネスコの世界自然遺産に、日本政府は、黒兎島を含む奄美群島、沖縄、西表島を申請しました。が、2018年5月、断られてしまいました。アマミノクロウサギほか珍しい生物たたくさんいる

  • 『しっぽの声』第5巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「人間は、動物を飼うにはまだまだ未熟で無知すぎるんだよ。」日本では、小さな犬が大流行です。従来の柴犬より小さな豆柴、さらに小さな小豆柴。スタンダードプードルとくらべかなり小さいトイプードルを、さらに小さくしてティーカッププードル、それでも飽き足らずマイクロティーカッププードル。その潮流は、もともと世界最小犬種だったチワワにまでも及んでいます。第5巻で取り上げられているのは、体重わずか300g(!!!)という、極小の中でも極小のチ

  • 『しっぽの声』第4巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「校庭の片隅に地獄ができていたのに、大人が誰も気づいてやれなかったのかよ・・・」第4巻では、ペットの「引き取り屋」や、学校での動物飼育問題、里親詐欺、さらに、憎むべき快楽動物虐待者などが取り上げられています。まずは、引き取り屋。引き取り屋とはなにか?かつては、売れ残ったり、繁殖に使えなくなったりした犬や猫は気楽に保健所に持ち込まれていました。が、動物愛護法が整備されると、保健所はペット業者の動物を引き取らなくなりましたし

  • 『しっぽの声』第3巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「行政が予算も人手も確保せず、(中略)殺処分ゼロの旗だけ振る・・・」殺処分ゼロ。誰だってそれを理想と思うでしょう。動物愛護家の誰もが、それを夢見て頑張っているのも事実です。でも、はたして、本当に可能なのだろうか・・・???この第3巻では、「殺処分ゼロ」の問題が深く掘り下げられています。日本に住む人間全員を啓蒙することは不可能です。どうしても犬猫を捨てる人が出てくる。捨てられた動物は、過酷な状況の中

  • 『しっぽの声』第2巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「経費!?損失!?命だぞ!!」第2巻では、悪徳ブリーダー(=パピーミル)の実態や、ペットショップの裏側が暴露されます。天草士狼(あまくさ しろう)と獅子神太一(ししがみ たいち)は、ある高層マンションに忍び込もうとしていました。いかにも怪しげなブリーダーの話を聞いたからです。飼育環境の見学は禁止、住所非公開、SNSのアカウントも開いてはじきに削除。扱っているのは、極小チワワや折れ耳のスコティッシュフォールド。なんとか住所

  • 『しっぽの声』第1巻 作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

     「命を計算すること自体が間違ってるんだ!」すばらしいマンガが登場しました。これこそ私が待っていたもの!作画はちくやまきほし氏、原作は夏緑氏。『獣医ドリトル』全20巻で両氏の動物たちへの愛はすでに知られています。さらに杉本彩氏(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長)も協力しているとなれば、この作品『しっぽの声』がどんな内容か、何を語り何を伝えようとしているのか、見る前から想像がつくというもの。そして作品は、想像以上で

  • まとめ:『しっぽの声』作画:ちくやまきよし、原作:夏緑、協力:杉本彩

    すばらしいコミックです。動物好きな人はもちろん、動物嫌いの人にも、動物に無関心な人にも、大人にも子どもにも、日本人全員にぜひ読んでほしい作品だと、私は思います。【主人公たち】天草士狼(あまくさ しろう):天草アニマルシェルター運営者。動物を救うためならどんなことでもする熱血漢。そのおかげで何回も警察に引っ張られているが、もし自分に何かあったら一番困るのは動物達であることも良く心得ていて、ギリギリのところで法律を侵さない冷静さももっている。獅子神太一(し

  • 沼田朗『ネコは何を思って顔を洗うのか』

     村瀬泰央:画。動物ライターによる猫学。著者の沼田朗氏は、大学の生物学教授とか、獣医師などといった、いわゆる「猫の専門家」ではありません。猫が大好きなライターさんです。そのため、本著は猫について書かれた本ではありますが、猫に向ける視線は「専門家」より、われわれ一般飼い主に近いものがあります。そのため、非常になじみやすい内容になっていると感じます。たとえば、第二章の中に「ネコと会話するにはどうしたらよいか」という項があります。その中で著

  • 野矢雅彦『ネコがおなかを見せるとき』

     現役獣医師が猫の飼育法について満遍なく解説。少し古い本(1997年発行)ですが、今でも十分に為になることが書いてある本です。少し古いなと思う点は、猫の混合ワクチンが当時は3種だったが現在は3~5種があること(猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症(以上3種の場合)、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症)、現在は血統書付き猫を買う人より保護猫を譲り受ける人の方が一般的に意識が高く、タダでもらった猫だからと差別

  • 小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

     副題:飼い主に知ってほしいボクたちの本音。猫からの[Question]、それに対する小暮先生の[Answer]、さらに、[飼い主へ]という解説からなりたっています。たとえば、一番最初の、Case1の場合。[Question]飼われている数は、もうすぐボクたちが犬の数を抜くそうですね。でも、犬のほうがずっと昔から人間と暮らしていたって、本当ですか・・・(以下略)[Answer]日本の猫の飼育頭数は約800万

  • ウェルズ『通い猫アルフィーのめぐりあい』

     通い猫アルフィーシリーズ第6弾。新しい家族は、なんと、子犬!?大切なガールフレンド・タイガーを亡くしたアルフィーは、なんとか立ち直りつつあった。エドガー・ロードはここのところ平和で、アルフィーの家族たちにも大きな問題はない。なのに。なぜ、犬!?アルフィーとジョージという完璧な猫が2ニャンもいるというのに!迎えたのはマットとポリーの家族。アルフィーたちがメインで暮らすジョナサン+クレアの家でなかったのは幸いだけど、

  • 奥泉光『ビビビ・ビ・バップ』

     2029年、人類を襲った大感染(パンデミック)。かつて世界中が恐怖の坩堝に落とされたことがある。「29virus」による大感染(パンデミック)。そのウイルスの感染力は絶大だった。出所も対処法もわからなかった。とてつもない感染力と、恐ろしい破壊力。そう、そのウイルスの感染相手は、ヒトではなく、電脳(コンピューター)。なんだコンピューターウイルスか、などと侮ることなかれ。なにしろこのウイルス、世界中の電脳(コンピュー

  • 井伏鱒二『山椒魚』

     不朽の名作『山椒魚』。新潮文庫の『山椒魚』には、井伏鱒二の短編が12編収められています。以下、動物関連のものをピックアップ。『山椒魚』山椒魚は悲しんだ。彼は彼の棲家(すみか)である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。有名な冒頭ですよね。私はこれはカフカ『変身』やカミュ『異邦人』の冒頭と同じくらいの傑作だと思っています。誰でもこれを読んだ瞬間、

  • 獣医療における『動物の保定』

     著者:C.C.Sheldon,T.Sonsthagen,J.A.Topel。訳者:武部正美。私が住んでいるところは里山の中で、野生動物の宝庫。ときにはこんな子を私単独で救出する必要もあったりして(だって他の人に知られたら、即!殺せ!!猟師!!ってことになっちゃいますからね)、今まではこんな雄鹿でもなぜか無事に救出成功してきたけれど、単に運がよかっただけ、いつ私自身が大怪我するかわからないことは百も承知。たまたまこの本には

  • 桜井海『おじさまと猫』第5巻

     ふくまる、野良猫になる!?ペットショップで売れ残っていたエキゾチック・ショートヘア。どんな猫種かピンとこない方はどうぞ画像検索してください。ちょっと独特な風貌の猫です。その顔つきだけでも好みがわかれそうな猫種なんですが、ふくまるはさらに、模様まで独特だったんです。そのために売れ残っていました。永久に買い手はつかないかと諦めかけていたとき、上品な「おじさま」がふくまるを家族に選んでくれたのです。おじさまはふくまるを、これ以上な

  • 戸川幸夫『虎を求めて』

     副題「インド野生紀行」。戸川幸夫氏の18年にわたる虎追っかけの記録。昭和43年(1967年)、インド北部のラジャスタン州ブンディ王国で、そこのマハラジャ(王様)に招かれて、虎狩りに参加した話から始まる。当時のインドはイギリスから独立してまだ間もないころで、今のインドとはずいぶん違う。マハラジャの宮殿の壮麗さもすごい。とはいえ戸川氏は殺生は嫌いだから、虎を殺そうとはしゃぐ周囲の中で氏ひとりだけ「カメラ・ハンティング」である。つまり野生動物

  • まとめ:『通い猫アルフィー』シリーズ

    アルフィーは灰色の雄猫。幼少時代は、高齢の飼い主マーガレットと、実の姉のように慕っていたアグネスに守られて、幸せに暮らしていた。しかし、まずアグネスが、つぎにマーガレットが老衰で逝ってしまうと、アルフィーは野良猫に。苦労の末、エドガー・ロードにたどり着いたアルフィーは、新しい家族に出会い、「通い猫」として人々の幸せのために活躍しはじめる。著者:レイチェル・ウェルズ Rachel Wells本書は著者が初めて世に出した作品。訳:中西和美(なかにし かずみ

  • ウェルズ『通い猫アルフィーの約束』

     通い猫アルフィーシリーズ第5弾。隣に越してきた人の飼い猫は、ハナちゃん、三毛猫、日本出身!長く空き家だった隣に、新しい家族が引っ越してきた。さっそく偵察に出かけるアルフィー。猫好きな家族ならいいな、新しい通い先になってくれるかも。もしすでに猫を飼っていたらもっといいな、友達は多ければ多いほどよいから!越してきたのは、母親と、ティーンエイジャーの娘と、1匹の猫。アルフィーのセンサーはたちまち反応した。この家族、何か大きな悲

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