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南米音楽365日 音楽と共にめぐる南米の魅力 https://nanbeiongaku365.com/

音楽と共にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米各地の魅力を紹介しています。ポルトガル語 / スペイン語 / 誕生秘話 / 楽曲分析 / 行事 / 観光スポット etc

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2020/06/29

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  • #18 Viva Raul / Paulo Malheiros

    サンパウロで活躍するトロンボーン奏者パウロ・マリェイロスがソロ名義アルバム『Boas Novas』リリース。彼が本気でトロンボーンをやりたい!と決意したきっかけはハウル・ジ・ソウザのワークショップがきっかけでした。サンパウロの音楽事情と共にご紹介します。

  • #17 Com açúcar e com afeto / Chico Buarque

    ニュースの見出しに "シコ・ブアルキ、ナラ・レオンに贈った曲をもう歌わないと公言"なんて書かれていると、何が起こったんだろう?と思ってしまいますよね。これは、メディア側の少し悪意あるタイトルの付け方だなぁと思うのです。どういう事かご説明したいと思います。今年で生誕80歳を迎えるナラ・レオンへのオマージュであるドキュメンタリー番組『O canto livre de Nara Le

  • #16【interview】Valsa n°2 / Guilherme Fanti

    このサイトを立ち上げた時からやってみたいと思っていたインタビュー企画。記念すべき初回、サンパウロを中心に活躍するGuilherme Fantiが新しいシングルをリリースしたのを記念して、彼の音楽人生と楽曲について話してもらった。 Photo by Vinicius Corrêa ―音楽を始めたきっかけは?これまでどんな音楽人生を過ごしてきた? 音楽を始めたのは祖父の影響だね。プロではなかったけどダ

  • #15 Funk de Bamba / Funk Como Le Gusta

    南米最大の都市であるサンパウロの夜は、新しいものや面白いものが好きな人をすぐに魅了するだろう。毎日のようにどこかで刺激的な集まりが繰り広げられている。私はそんなサンパウロの街が大好きだ。治安が悪いところを除いては。サンパウロはその都会的な雰囲気と洗練された文化だけでなく、そこで暮らすブラジル人の現実を垣間見ることができる。リオデジャネイロの絶景と比べてしまうのは良くない。情景だけで言えば南米の主な

  • #14 VENDEDOR DE SONHOS / FERNANDO BRANT

    2010年に初めてブラジルを訪れてからは、Bossa NovaだけでなくMPBやSamba、更には日本であまり知られていない北東部の音楽や最新ヒット曲まで聴くようになっていた。日本で売られているブラジル音楽に関する書籍や某評論家たちのブログやコラムを読み漁っていたので、サンパウロで本格的に生活することになった2014年には、ブラジル音楽の知識(頭的な部分のみ)はあった方だと思う。しかし、そこには落

  • #13 Ponteio / Edu Lobo e José Carlos Capinan

    Ponteioは、ブラジルの音楽史を知る上では絶対に外せない曲である。ブラジル音楽も時代と共に流行や時には政治的な背景の元に新しいものが生まれる。ブラジル音楽史的にいうと、Bossa Novaのあとに現れたMPBは、今日も沢山のミュージシャンによって進化を遂げている。MPBというのは、Música Popular Brasileiraの頭文字をとったものであり、直訳するとブラジルポピュラー音楽。私

  • #12 O Samba bate outra vez

    ブラジル音楽とは、いつ、どのように生まれたのだろう。それを探るのはそこまで難しいことではない。なぜなら、ポルトガルの植民地であったブラジルが実際に独立したのは1822年と非常に新しい国であり、それ以降にブラジルで発生した音楽というのは、先代から口伝えされ、録音や楽譜として残っているものが多い。ただし、先住民やポルトガル人、奴隷としてアフリカ大陸から連れてこられた黒人、多くのヨーロッパ系移民の混血に

  • #11 Olha Pro Céu / Trio Nordestino

    6月になると、サンパウロはびっくりするぐらい肌寒くなる。初めて長期滞在していた際に、こんなに寒くなるとは想像もしておらず、2月に日本を出国する際に着ていたダウンコートが大活躍したのだった。私が住んでいる地域の家の構造は、寒さよりも暑さに耐えられるように出来ていて、冷たいすきま風が入る。更にこの時期の電気シャワーもなかなか辛い。ブラジルではバスタブに浸かる習慣はなく、電気シャワーは水量が増えると温度

  • #10 Meu Fraco É Café Forte / Dom Salvador & Rio 65 Trio

    珈琲は好きか?答えはもちろん「はい」である。1日の始まりに美味しい珈琲が淹れられると、よい日を過ごせるような気がする。日本では世界の美味しい珈琲豆を簡単に手に入れられるため、ブラジル産の珈琲を飲んだことがある人も沢山いるだろう。また、最近は珈琲を求めながら素敵なお店をさがす"カフェめぐり"を楽しみのひとつとしている人も多い。ブラジルは珈琲の輸出量1位という印象から、現地で飲まれ

  • #9 A Maldição do Samba / Marcelo D2

    異文化が混ざり合うブラジルではよく、"Sou Brasileiro"という言葉をよく耳にする。これを直訳すると私はブラジル人であるという意味であるが、そこには同時にブラジル人である誇りもこめられている気がする。日本と同じように、ブラジルにもアメリカやヨーロッパ文化は沢山入ってくる。他国の文化に敏感になるのは比較的若い世代だが、インターネットが普及されてからは日本や韓国の流行を知

  • #8 Suíte Retratos Ⅳ. Chiquinha Gonzaga / Radames Gnattali

    クラシックとポピュラー音楽の違いとは何か?急に質問されると返答に困ってしまう。私は音楽大学でクラシックを学んだ。大学を卒業してからは、自然と以前から興味があったポピュラー音楽の演奏し始めたが、"クラシックかポピュラーか、どちらかを選ばなくてはならない"という雰囲気にどうしても納得いかなかった。私は、その中間にあるものを探し続けた。中間というよりも、どちらに属しているか判断しなけ

  • #7 Puente de los Suspiros / Chabuca Granda

    好きな音楽家や、好きな曲にまつわるスポットをめぐることは、音楽ファンにとっては夢のような話である。そこを訪れたときに、頭の中に流れるあの音楽。元々、旅行好きな私には、まだまだ沢山めぐりたい場所がある。そんな音楽にまつわる観光スポットを、できる限り紹介していくことにする。今日の舞台はペルーの首都リマ。Barranco地区にある木製の橋Puente de los Suspiros (和訳:ため息橋)は

  • #6 O Pajador / Quinteto Canjerana

    故郷への想いとは、その人を形成する美しさでもある。私のように産まれてから何度も引越しを繰り返している者には、羨ましいものでもある。ブラジルは日本の約23倍の面積という物理的な部分でも、多くの移民を受け入れた歴史的な部分でも、多種多様の文化が存在する。インターネットで何でも調べられる時代になった今でも、ブラジルといえばサッカーとモレーナ(混血の女性)がサンバを踊る国とうステレオタイプからなかなか抜け

  • #5 Jogral / Djavan

    聴くと自然と幸せになる曲とは、誰にでも存在するだろう。MPBの誕生からしばらく経った1980年。ブラスセクション、電子楽器、ストリングス、スルドからヒントを得たエレキベース、ドラムと豊富なパーカッション…非常に豪華で手の込んだアレンジが多く、個人的には大好きな時代である。名曲が多いこの時代、中でもDjavanのJogralは、いつ聴いても私をワクワクさせてくれる。2分13秒と非常に短いので、何度も

  • #4 Nós / Johnny Alf

    南米の殆どの国の公用語がスペイン語に対して、ブラジルの公用語は、ポルトガル語である。これはブラジルが元々ポルトガルの植民地だったことが関係しているが、今日ではポルトガルでは使われないような表現も多く、語学学習でも"ポルトガルのポルトガル語"と"ブラジルのポルトガル語"は別のテキストが作られている。ブラジルの中でも場所によって異なる表現もあり、方言も沢山存在す

  • #3 Choro resposta ao Sumaré / ESMÊ

    Choro Paulistanoという言葉を聞いたことがあるだろうか。そもそも、ブラジル音楽を聞いたことがない人にはChoroが何かというところから始めなければならないが、詳しい話は他の日に書く事にする。簡単にいうとChoroとはリオデジャネイロで生まれた音楽なのだが、そのChoroがリオから広まり、サンパウロでも演奏されるようになった。そのうち、サンパウロの音楽家たちは自作のChoroを演奏する

  • #2 Catavento e girassol / Guinga e Aldir Blanc

    Guingaの良さは"斬新なハーモニー"である。と書かれている記事をよく見る。特にGuingaの来日公演が決まった際には、音楽雑誌やウェブサイトで特集が組まれることも多くなった。私がGuingaを特によく聴くようになったのは、2018年に全曲Guingaのレパートリーのコンサートをすることになった頃。住んでいた家の裏庭で食後のカフェを飲みながら、プレイリストから流れてきたCat

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