女子寮にまつわるおもしろエピソード執筆中。そのほか、アラサーの日常や学生時代のあれこれも。さくらももことよしもとばななに憧れています。あんなエッセイを書けるようになりたいなあ。暇つぶしにのぞきにきてくださると嬉しいな。
2020年7月
大仏の前で歌うMISIA(「音楽の日」) 気がついたらテレビの前で涙を流していた。 歌手のMISIAさんが、奈良の大仏を背に熱唱する姿は、神々しいという言葉では足りないくらい圧倒的だった。 MISIAさんが歌ったのは、「逢いたくていま」「さよならも言わないままで」「明日へ」の3曲。どれもフルで歌ったが、あっという間の時間だった。 今回のテーマは「祈り」だという。 世界中の人々が、隔離されて家族にも会えないまま、あるいは適切な医療が受けられないまま亡くなっていくこの状況。日に日に増えていく犠牲者。どうか、この状況が一刻もはやく収まりますように。そんな深い祈りが込められたセットリストだった。 そも…
ある夜のこと。 ダンダンダンと、ドアを叩くものがいる。 「おい、ぽっかおる?」 ダンダンダン。 パソコンで作業をしていたわたしは、ゆっくり顔を上げた。こんなふうにのっけから急かすように叩くのはひとりしかいない。待たせると面倒だ。また変なことが起きたかなと思いながら、そっとドアを開けた。そこには予想通りの相手が立っていた。 「どうしたの?」 「ついに犯人がわかった!」 その子は興奮気味に、物騒な言葉を口にした。 「犯人?」 「ほら、最近の!洗面所の!」 「なんだっけ?」 わたしがピンとこないでいると、その子はだんだんイライラしてきたのか、声を低めて吐き捨てるように言った。 「だから、鏡の水滴事件…
『千と千尋の神隠し』を映画館で見るのは、人生で4度目だった。 封切り当時に3回見て、20年の時をへて4回目。 「一生に一度は、映画館でジブリを」というキャッチフレーズに惹かれつつも、この作品はもう散々見たし別にいいかなーと思っていた。が、なんのなんの。映画館でどっぷりと物語の世界に浸かれば、当時とはまったく違った感情をいくつもいくつも見つけられた。そして、はじめて主題歌の意味がわかった(ような気がする)。 主題歌は、きっとみなさんもご存知。 木村弓さんの「いつも何度でも」 *「あなた」ってだれだろう 優れた作品というのは、人によってさまざまな解釈を許すものだ。 だから意味がわかったといっても、…
天気予報が外れていい天気。 おかげで久しぶりの洗濯ができました。 もともと洗濯って好きな方の家事だったのに、夫が嫌うからなんとなく自分も面倒に感じるようになった。よくない影響。 でも晴れた日に、洗濯物が揺れるのを見るのはきもちがいい。 白いTシャツに青空が透けてる。こりゃ、あっというまに乾くな。 去年の夏、神戸にふく風 最近はまっていることがある。 それは、「1日1捨て」という新習慣。 文字通り、毎日なんでもいいからひとつだけ捨てる。 たとえば、壊れたドライヤー。使い切った電池、段ボール箱、複数枚あるエプロン、趣味じゃないコースター。 コンビニで立ち読みした雑誌に書いてあって、これはいいと取り…
突然ですが、銭湯は好きですか。 シャワーしかないアパートに住んでいる人間にとっては、ひろい湯船に浸かれるというただ1点で、十分魅力的かもしれない。 京都に住んでいた頃はあちこちに銭湯があって、わたしもたまに利用していた。見ず知らずの人たちだが、誰かと一緒に入れるのがなんとなく楽しかった。 だがよく考えると、すごい。 人前で裸になるって勇気がいる。 われわれ日本人、街中では下着の線が見えることすら気にする民族だ。ブラの肩紐がはみ出さないかどうか、鏡で入念にチェックしたり。 だというのに、銭湯という空間ではその価値観が消えてなくなる。 「ゆ」と書かれたのれんをくぐって、番台さんにお金を払って、脱衣…
2020年7月
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