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  • 問いの“余白”

    余白を残した問いかけ、とでも言おうか。大事な助言というのは言葉少なく、数年経ってから「あの時のアレはこういうことだったのか」と思い至るようなものが少なくない。 他者の助言一つで即変わる程人は単純に出来ておらず、問いを内面化し自分の言葉で解を見つけることでしか人は変わり得ない。即変わったように見えるとすれば、それは契機を与えただけだ。ならば教育者の役割とは、どれだけ芯を捉えた、同時に考える余白を与える問いを授けられるか、ということに尽きるのだろう。 あるいは、助言の本質を"説得=convince"というのもあながち的外れでもない。しかし、それよりはむしろ相手が元々漠然と認識しているであろう課題と…

  • 大陸的想像力、海洋的想像力

    東南アジア人は日本に比し圧倒的に国際感覚を備えていると見受けられる。 エスタブリッシュメントが教育水準の高い英米に子息を送るのを好むということに加え、欧米人、華僑、印僑をはじめとする異邦人らとの交通と融和の地であったという史実がメンタリティに与えている影響もまた少なくない。翻って日本における近代史教育はこうした大陸的想像力、海洋的想像力を排除し、内向きな社会認識を一層助長、強固にする様作用しているのではないか。 これは国民としてのアイデンティティの源流をどの時代に求めるか、という問いと言い換えることができる。公教育が暗黙の了解として中心に据えているのは鎖国期の江戸であろう。だから前時代の織田信…

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自戒と備忘、虚構と酔狂
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