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2020/05/06

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  • 地学ノススメ 日本列島のいまを知るために 鎌田浩毅 著

    2011年に発生した東日本大震災は、頻繁に「想定外」と言う言葉で語られる。 マグニチュード9という巨大地震により2万人近い犠牲者が出ることは、地学者にとっても想定外に大きな被害だった。 一方で、「3.11」から5年が過ぎた2016年4月に発生した、熊本地震は、過去の歴史に照らせば、約20年後に発生が予想される南海トラフ地震に向けて、西日本で直下型地震が増加するという、シナリオの一部だと説明される。 現代の地学が明らかにしてきた、「地球科学の革命」と言われたプレート・テクトニクス。「第二の革命」と言えるプルーム・テクトニクス。 半径6400kmの地球内部では、物質の大循環が起きていて、その滞留か…

  • ケーキの切れない非行少年たち いじめ、性犯罪、殺人、児童虐待、その背後にあるのは認知のゆがみだ。 宮口幸治 著

    この本の題名がいい。 まず、手に取って何が書いてあるのか、ぱらぱらと読んでしまう、黄色の新書版。 それだけで、この本のPR効果は成功していると思う。 宮口氏の専門は、児童精神科医。 ある少年との出会いが人生の方向を変えることになる。 その少年は性の問題行動をかかえていたため、認知行動療法の治療を行っていた。少年はワークブックを終えるたびに「分かりました」と答え、また外来でも「もうしません」と繰り返すので、「今度こそ大丈夫だ」と思うのだが、次の診察で会う時までに何らかの性の問題を起こすことが何度も続き、著者を落胆させる。 その原因は、彼が知的なハンディも併せ持っていたために、認知機能が弱く、ワー…

  • 読みたいことを書けばいい 人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延

    田辺聖子先生は、いつもこう言った 。 「書けば、人生ななんか、ある日、パッと変わるんや」 書くことは、生き方の問題である。 人間はだれしも孤独だ。書くことは孤独と向き合うための「手なぐさみ」かもしれない。孤独の本質とは、ひとりであるということだ。 自分が読みたくて、自分のために調べる。それを書き記すことが人生をおもしろくしてくれるし、自分の思い込みから解放してくれる 。何も知らずに生まれてきた中で、わかる、学ぶということ以上の幸せなんてないと思う。 自分のために書けばいい。読みたいことを書けばいい。 「自分が読んでおもしろい文章」とは、「まだだれも読んでない文章を自分で作る」ということである。…

  • 道なき未知 森博嗣 著

    この本の題名はおしゃれだ。 そして、この本は 森博嗣さんが若者向けに書いた、応援歌のようでもある。 なにをしても上手くいかない、と悩んでいる人は、ほとんどの場合「道」を探している。 成功するとそこに道ができるけれど、それは、他の人が通っても成功にはたどり着けない。 どこに問題があるのか? それは「道をさがそうという姿勢」にある。 自分の道というのは、探すのではなく、自分で築くものだからだ。 世の中で大成功をして大金持ちになった人というのは、たいていは、それまでなかった仕事を始めた人である。 誰もやったことがなかったことを発想して実行したのだ。 自分の道を見つけ出すかどうかは、「未知」なるものに…

  • 金のなる人 成毛 眞 著

    この本は、金色の新書版。 いかにも、これからお金もうけしたい人が、成毛さんの独創的な叱咤激励に自分を奮い立たせるための、啓蒙書。 この類の本は巷にあふれ、貧乏人のあこがれが、著者となる作家の懐をますます、潤わせるのだと思わせる。 ただ、そんなことは別にして、この本を手に取って、目次を読んでみると、興味をそそる言葉が並んでいて、思わず読んでしまうのだ。 そして、この本で語られるいくつかの提言は、読者のお金に対する、考え方にいい意味での新鮮な風穴を開けることになる。 何より大切なのは、「お金をたくさん持って、何をしたいのか?」ということだ。 まず、考えるべきは、ゴールなのだ、今後の人生でいくら稼ぐ…

  • 面白いとは何か?面白く生きるには? 森博嗣 著

    森博嗣さんは、変わっている。 たぶん、近所にいたら、趣味の電車を一人で、こつこつ作っている、変わったおじさんだろう。 世の中には、こんな変わった人がいて、そうゆう人のほうが、人生を面白く生きているということなのだろう。 一人で楽しめる趣味は「面白さ」が約束されている。 人から「社会の役にたっていない」「暇潰しでしかない」と揶揄されながらも、長年楽しんできた個人的な趣味は、人生において大きな「面白さ」を作り出す。 大事な事は、エネルギーをかけること。種を蒔いて、畑の世話をすること。そうすることで、いつかきっと大きな収穫がある。 「面白さ」は、探しても、ずばり見つかるようなものではなく、自分で作る…

  • 直観を磨く 深く考える七つの技法 田坂広志 著

    「橋のデザインを考えるな、河の渡り方を考えよ」 橋の設計という解決方法が壁に突き当たるならば、本来の課題が何であったかに回帰し、それが「河を渡ることである」と再認識することで、様々な解決法が頭に生まれるだろう 。 ある一つの解決方法が、壁に突き当たったとき、柔軟な発想で、斬新な解決方法を思いつく人は、頭の中にこうした「馬鹿げたアイデア」が生まれる人である。 我々は、いつも、問題解決の鍵を「最先端の技術」や「革新的な制度」求める傾向があるが、その解決のための本当の鍵は、「人間心理の機微」にある。 「この会議の目的は、いったい、何か?」課題回帰の思考に強いことが、重要な資質である。 「天才」と呼ば…

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