出口氏はライフネット生命会長 だ。 京都大学卒業、日本生命に入社、2008年ラフネット生命保険㈱を開業、「全世界史」「世界史としての日本史」など歴史の知識も専門家なみで、多くの著書を持つ。 この本は、日本社会全体が、思い込みや固定観念にとらわれている現状に警笛を鳴らし、常識や固定観念にとらわれないためには、一次情報を読み込み、自分の頭で考えることが大事だと記している。 ●日本の報道の自由度は、180ヵ国中72位(国境なき記者団2016年) 一見、日本に住んでいると、報道の自由度がそんなに無いの?と思ってしまうが? 「日本では、夫婦が同じ姓を名乗るのが伝統だ」 「日本人は真面目で勤勉である」 「…
この本を手にとったのは、 やはり、新型コロナウイルスが全世界に猛威を振るう今。 感染症とは何か?感染症に対して、私達はどのように対処していくべきか? ということを知りたくて、大型書店の専門書コーナーで立ち読みをして、読みやすそうだなと思って購入した中の一冊。 (2019年3月4日初版発行) 著者は、横浜市立大学名誉教授 ハーバード大学、メイヨークリニックでアシスタントプロフェッサー、デユーク大学客員教授等を歴任、感染症、ワクチン専門医である。 ●免疫は人間の身体をどうやって守るのか? ウイルスに対して人体には3つの防御壁がある ①皮膚や粘膜による物理的な防御壁 ②自然免疫による病原体の排除(顆…
日本で一番、売れる本を多く出版している2人の対談 正直言って、この2人は、超驚異的なスピードで本を出している、人気作家ではないだろうか。 この二人が、45歳が人生の折り返し地点だ。そこまでに何ができるのか。その年齢から何をすべきなのか?語り合っているのが、この本だ。 これをとうの昔に折り返しを過ぎた読者が読んでみる。ま、そんな感じです。 ●勉強の習慣をつけるのに、まずは本棚を買う、次に、落ち着いて勉強できる場所を確保する。この二人はとっても勉強が好きなのです。 ●45歳を過ぎたら新しいことは頭に入らないのが普通、最初から自分の頭はバケツでなくザルなんだと自覚することが大事。 KGBスパイ式記憶…
感染症パニックを防げ! リスク・コミュニケーション入門 岩田健太郎 著
この本は2014年11月20日 初版が発行されている。 きっかけは、2014年に発生したエボラ出血熱とデング熱の流行を受けて、医療従事者と一般向けに、リスク・コミュニケーションについてまとめたものとある。 おりしも、現在、2020年 新型コロナウイルスが全世界に流行し、この日本全国に非常事態宣言が出され、東京では、医療崩壊がすでに始まっているのではないかと言われているのだ。 まず、リスク・コミュニケーションとは何か? リスクに対峙するときは、リスクそのもの「だけ」を扱っているのでは不十分で、リスクの周辺にあるものに配慮し、効果的なコミュニケーションをとることが大事になる。と著者は言う。 福島第…
株式会社日本創生投資 代表取締役CEO この著者、三戸氏の肩書である。 うーん少し警戒。 会社のホームページを覗くと 経歴:ソフトバンクか、なるほど。 他の役員は? バイスプレジデント: 野村証券出身、うーん。 アソシエイト:みずほ銀行出身。投資会社とは、こんな人材なのね。納得。 ところで、本書であるが、営業はいらない。 営業マンにはとっても耳の痛い言葉。 最近、会社で良く聞く言葉ではないか、 何を書いてあるのだろうと、まず手に取ってパラパラと読む。 令和の時代にも残る「ノルマ」という名の亡霊、郵便局の保険押し売り、スルガ銀行の不正融資問題、「ノルマ証券」と揶揄される野村證券。その根底にあるの…
インフルエンザなぜ毎年流行するのか 岩田健太郎 著 (2018年11月初版)
今年は、新型コロナウイルスで世界中がパニックに陥る中、日本でも、すでに感染者数9千8百人(死者数 208人 2020年4月18日)を超えている。 世界の感染者数は220万人(死者数15万人 4/17)となっており、このウイルスの感染力の大きさは今までに経験したことの無い、スピードになっている。 そんな中、私達はいかに、正しい情報を得て、このウイルスと戦っていくかが、問われている。 岩田健太郎氏は、神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症講座感染治療学分野教授。 NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験している。 この本の冒頭に目的が書かれている。 1.日本の人達は、感染症をはじめ健康や…
世の中のニュースに対して、自分は何を信じたらいいのだろうかと、迷ったときに 哲学者の言葉ほど響くものはないかもしれない。 著者は、「哲学塾カント」を主宰する哲学博士。 氏の著書を読むと、近所にいたらとっても付き合いたくないタイプの個性的な人間だろうなと思う人なのだが、その考え方はとっても明快で芯が通っているので、どこか小気味よく、その言葉に納得できるのだ。 現代の価値相対化の時代において、すぐに人々の口をついて出てくる言葉がある。 それは「何が真実かわからない」と言う言葉である。 しかし、そうであろうか?すべての人は、理性的であるかぎり、自分の内面的真実を知っているはずである。それが混濁し見通…
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