chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
T-Shintani
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/04/28

arrow_drop_down
  • 缶詰の歴史-アメリカの産業革命と食(6)

    缶詰の歴史-アメリカの産業革命と食(6)昔、アメリカのスーパーマーケットで買い物をしたときに、日本では見かけないホウレンソウの缶詰を見つけて購入したことがあります。アニメの『ポパイ』を思い出したからです。アニメでは主人公のポパイがホウレンソウの缶詰を食べると怪力を発揮していました。部屋に戻って缶詰のフタを開けると、水煮したホウレンソウが入っていました。どうして食べようかと思いましたが、ポパイが缶詰のホウレンソウをそのまま食べていたため、私もそうしてみました。しかし、味付けがほとんどされていないため、食べるのに苦労した記憶があります。実は、アメリカなどでは、ホウレンソウの缶詰はトマトケチャップと混ぜてパスタのソースにしたり、他の野菜と混ぜてサラダにしたりなど、料理の材料として使用されるようです。さて、今回は缶詰の...缶詰の歴史-アメリカの産業革命と食(6)

  • びん詰の歴史-アメリカの産業革命と食(5)

    びん詰の歴史-アメリカの産業革命と食(5)最近は店先に並ぶ食料品の容器としてはプラスチック製のものが主流を占めていますが、びん詰や缶詰も多く使用されています。特に固形物についてはびん詰や缶詰になることが多くなっています。今回と次回では、このようなびん詰と缶詰の歴史について見て行きます。産業革命前の欧米では、食料品の輸送に麻袋や木箱、樽、びんなどが使用されていましたが、小売店では19世紀末になっても、砂糖や小麦粉、コーヒー、茶、ドライフルーツなどは客の目の前で計量され、紙に包んだり、袋に入れたりして売られていました。しかし、世紀が変わる頃になると、びん詰や缶詰になった食品が売られるようになります。その背景にはどのような出来事があったのでしょうか?(EnginAkyurtによるPixabayからの画像)******...びん詰の歴史-アメリカの産業革命と食(5)

  • シリアルの始まり-アメリカの産業革命と食(4)

    シリアルの始まり-アメリカの産業革命と食(4)アメリカの朝食の定番はシリアルと言われるように、アメリカ人はシリアルが大好きです。スーパーマーケットの売り上げはパンよりもシリアルの方が多く、清涼飲料水と牛乳に次いで第3位となっているそうです。シリアルには甘いものが多いですが、最近の健康志向から砂糖などの甘味料が敬遠されやすいため、海外でのシリアルの消費量は頭打ち傾向にあるそうです。一方、以前は日本のシリアルの消費量はそれほど多くなかったのですが、近年になってナッツやドライフルーツの入ったグラノーラの人気が急上昇しています。さて、今回は、19世紀のアメリカでシリアルが誕生し、発展して行く様子を見て行きます。シリアルの誕生には健康な食生活を望む社会の要請がありました。また、その発展には、兄弟間、そして会社同士の争いが...シリアルの始まり-アメリカの産業革命と食(4)

  • アメリカ西部の農業の発展-アメリカの産業革命と食(4)

    アメリカ西部の農業の発展-アメリカの産業革命と食(4)産業革命によって工業化が進展する以前は、人口の大部分が農業を営んでいました。その頃までの農業は生産性が低くかっため、社会全体が必要とする食糧を生産するために多くの人手が必要だったからです。アメリカ合衆国では19世紀に入って西部の開拓が進みますが、入植者のほとんどは農業や畜産業を営みました。西部で農業が始まった頃の生産性は極めて低いものでしたが、徐々に生産性が高まり、やがて合衆国全体だけでなく、世界を支える食糧生産地として大発展します。今回は、このような発展の要因となった農耕技術の進歩を中心に、アメリカ西部の農業の歴史について見て行きます。***************初期の西部開拓者は農業に未熟で、土地をしっかりと耕さずに作物を育てていたため、生産性が低かっ...アメリカ西部の農業の発展-アメリカの産業革命と食(4)

  • 肉を運ぶ鉄道-アメリカの産業革命と食(2)

    肉を運ぶ鉄道-アメリカの産業革命と食(2)アメリカ人はステーキやハンバーガーなど、牛肉をたくさん食べるというイメージがあります。実際に牛肉の年間消費量はアメリカ人1人当たり約37㎏となっており、約10㎏の日本人の4倍に近い量を食べている計算になります。アメリカ人が牛肉をよく食べるようになったのは19世紀の終わり頃のことで、それほど古い話ではありません。そこには鉄道の発達が深く関係しているのですが、今回は鉄道の発展とアメリカの肉食文化の関係について見て行きます。***************現代の私たちが食べている食品の中には、海外からはるばる運ばれてきたものがたくさんある。例えば、コーヒー豆や、チョコレートの原料のカカオ豆のほぼすべては外国産だし、食肉、穀物、果物、油、酒類などでも海外から運ばれて来るものが多い...肉を運ぶ鉄道-アメリカの産業革命と食(2)

  • 西部開拓時代-アメリカの産業革命と食(1)

    5・2アメリカの産業革命と食西部開拓時代-アメリカの産業革命と食(1)今回から「アメリカの産業革命と食」のシリーズが始まります。また、本シリーズの次には「ドイツの産業革命と食」のシリーズをお送りする予定です。現代のアメリカとドイツは世界有数の工業国です。このように2つの国が高い工業力を有するようになるのは19世紀の後半からです。両国ではちょうどその頃に産業革命が最盛期を迎え、工業化が大きく進みました。アメリカとドイツの産業革命の特徴は、機械工業や製鉄業などの「重工業」を中心に産業革命が進行したことです。これは、綿織物業などの「軽工業」を中心に始まったイギリスの産業革命と大きく異なっています。イギリスでは軽工業から重工業への切り替えがゆっくりとしか進まなかった一方で、アメリカとドイツでは重工業が急速に発展した結果...西部開拓時代-アメリカの産業革命と食(1)

  • スコッチ・ウイスキーの躍進-イギリスの産業革命と食(8)

    スコッチ・ウイスキーの躍進-イギリスの産業革命と食(8)日本では、「スコッチ・ウイスキー」「アイリッシュ・ウイスキー」「アメリカン・ウイスキー」「カナディアン・ウイスキー」「ジャパニーズ・ウイスキー」を五大ウイスキーと呼んでいます。この中で最もよく飲まれているのがスコッチ・ウイスキーで、ウイスキー全体の消費量の約6割を占めています。ちなみに、日本の本格的なウイスキーはスコッチ・ウイスキーを手本に醸造が始まったという歴史があります。日本で最初に本格的なウイスキーを造った竹鶴政孝は、スコットランドに留学してウイスキー造りを学び、また、スコットランド人のリタ(マッサン)と結婚して帰国します。スコッチ・ウイスキーは、イギリス・ブリテン島北部のスコットランドで醸造されるウイスキーで、スモーキーフレーバーと呼ばれる燻製のよ...スコッチ・ウイスキーの躍進-イギリスの産業革命と食(8)

  • パクス・ブリタニカの食生活-イギリスの産業革命と食(8)

    パクス・ブリタニカの食生活-イギリスの産業革命と食(8)18世紀の後半から世界に先駆けて産業革命がイギリスで始まった結果、イギリスは飛び抜けた工業生産力を有する国へと成長しました。例えば、1870年頃には世界の工業製品の約30%をイギリスが生産するまでになっていました。イギリスで生産された様々な製品は世界各国に輸出されたことから、イギリスは「世界の工場」と呼ばれるようになります。このようにイギリスが貿易大国として大躍進した理由として、工業力の発展に加えて海軍力の強大化があります。イギリスは高い経済力と工業力を駆使して多数の軍艦を建造し続け、世界一の海軍を作り上げました。19世紀末にはトン数換算で世界全体の約8割に達する軍艦を所有していたと言われています。この強大な海軍力を用いて世界中の制海権を獲得し、各国との貿...パクス・ブリタニカの食生活-イギリスの産業革命と食(8)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、T-Shintaniさんをフォローしませんか?

ハンドル名
T-Shintaniさん
ブログタイトル
食の歴史 by 新谷隆史ー人類史を作った食の革命
フォロー
食の歴史 by 新谷隆史ー人類史を作った食の革命

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用