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2020/04/27

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  • トランプ先生の総合的な学習の時間 5

    トラ:Hello boys and girls. お元気かな? 生徒:げっ!? 前回で終わりだと思ったのに、まだやるんですか! 生徒:せんせーには申し訳ないんですけど、そろそろ別の人の話が聞きたいです。 トラ:私の話がタダで聞けるなんて、こんな幸運な生徒たちは君たちだけで、世界中でほかにはどこにもおらんのだぞ。 生徒:ぼくは「幸運」だと思ってないもんで。お金を払えば聞かなくて済むんだったら、そうしたいですよー。いくら出せばいいんですかぁ? 石破:おいこら、先生に何て失礼なことを言うんだ! トラ:いいんだ、ルーム長。私は器の大きな人間だから、子どもの発言にいちいち目くじらをたてたりせんよ。それに…

  • 伊東市長の学歴詐称疑惑

    今日は短く。 「学歴詐称(疑惑)」と言ったら、都知事の右に出る者はいないと思いますが、このたび発覚した静岡県伊東市の市長の場合、その比ではないとはいえ、あまりのお粗末さに、見ているこちらが恥ずかしくなります。 田久保真紀 伊東市長が会見「除籍されていたと判明」 広報誌に「東洋大学法学部卒業」学歴偽った疑い指摘 NHK 静岡県 NHKによれば、5月に行われた伊東市長選挙で初当選したこの市長について、6月に発行された市の広報誌には「平成4年東洋大学法学部卒業」と記載されていて、市議会で学歴を偽った疑いがあると指摘されていました。昨日記者会見に臨んだ市長は、先月大学に出向いて確認したところ「…

  • 古古古米 私の名字は……

    今日の毎日新聞には、通常の記事以外に、川柳や投書などにまで、やけにコメのネタが多い気がしました。編集側に何か意図でもあるのかなあ、と。 2面に「新米争奪戦が過熱」と題した記事があります。各地のJAが今年度産米の買い上げ価格(概算金)について、まだ種もまいていない春の段階から高めの最低保証額を農家に提示している話は、すでにたびたび報道されてきたところですが、記事にはこうあります。 焦点:新米争奪戦が過熱 毎日新聞……多くのJAは夏から秋にかけて概算金の額を決めるのが通例だったが、争奪戦の激化などから前倒しして概算金を示す動きが広がっている。JAおおいたは「これまで、出荷の契約を結ぶときに最低…

  • 昭和の報道 令和の報道

    「降る雪や 明治は遠くなりにけり」とは俳人・中村草田男の句だそうです。彼がこの句を詠んだのが昭和6年(1931年)で、明治45年(1912年)から20年しかたっていません。間の大正が短かったせいもありますが、新しい元号になって6、7年というのは、以前の時代に共感的に目が向く頃なのかも知れません。昭和が終わってから今年で36年。令和になって7年。確かに昭和もかなり遠くなってきたような気がします。 先週でしたか、夜、何気にTVを見ていたら、令和世代の若者が昭和のテレビCMを見ていて抱く違和感をクイズ形式で当てるというような番組があって、何かおもしろいことをやってると思いながらしばらく眺めていました…

  • 信用失墜行為

    女子児童の盗撮画像を交流サイトで共有していた小学校の教員が相次いで逮捕された事件が、昨日からトップニュースです。今朝の新聞の社会面の見出しなどには「盗撮仲間の教員……」などと書かれていて、一体集まって何をしているのかと、驚き呆れるばかりです。 校外学習で盗撮も 約10人で画像など共有か 容疑で逮捕の教員ら 毎日新聞 お決まりのように、子どもの「心のケア」などという話が出てきますが、やや首を傾げたくなります。身近な友だちが事故などで亡くなったショックと、これは明らかに異質なものでしょう。子どもたちにとっては、この事件によって心的外傷を負ったというより、信用し頼りにすべきあてを失う虚無感とか人…

  • 参院選の投票に向けて

    東京都議会選が終わって、次は来月の参議院選挙です。昨日7月3日公示、20日投開票の日程が正式に閣議決定されましたが、この投開票日には小生も「んっ?」と思いました。三連休の中日です。今朝の毎日新聞には、三連休の中日に投開票日が当たるのは史上初。子どもたちの夏休みが始まる時期と重なり、家族旅行やレジャーに出かける人が多いと予想されることから、投票率が下がる可能性もあり、組織票頼みの自公政権が、あえてこの日を当てたのではないかという声を紹介する記事があります。ある大学生の声です。 3連休「中日」の参院選は史上初 「投票率下がる」の予想は本当か 毎日新聞……「姑息な手段を使ってでも、自民党は生き残…

  • トランプにも「逮捕状」を

    前回のブログで、今の段階でいくら何でも米国がイスラエルのイラン攻撃に加わるなどという暴挙(錯乱)はないと思っている(が、こればかりはわからない)などと書きましたが、ほとんど間髪入れずに、アメリカの「暴挙」を見せつけられて仰天しました。町中のTVインタビューでも(確か大阪の女性だったと思いますが)「こんなこと、許されるんですか」と呆れている人がいましたが、同感です。バカな(一部)人類が繰り返してきた愚行から、やっと導き出してきた紛争回避の決め事が、こうもあっさり破られるとは。ロシアもそうですが、国連の安全保障理事会の常任理事国という重い責任のある国がこれでは、世界秩序はどうなるのか。大変な時代に…

  • 日本にとっての「戦争と悲惨性」

    今朝NHKのニュースを見ていたら、イスラエルのある世論調査が紹介されていて、それによるとイラン攻撃を支持すると答えた人が70%(反対13.4% タイミングが悪い10.1%)で、ユダヤ系イスラエル人に限れば82%が支持すると答えたそうです。直前まで懸念されていたネタニヤフ首相の政権崩壊など、どこかに消し飛んでしまったかのようです。遠く離れた我々の眼にも、攻撃で破壊された建物や負傷した人々の映像が入ります。報道だけでは臭いや肌感覚まではわかりませんが、戦争による悲惨な現場そのものです。 イラン外相「爆撃を受けるなか米との交渉行うことはできない」 NHK イラン イスラエルと日本の国情のちが…

  • ……そして、恨みだけが残る

    イランとイスラエルの戦闘を伝える報道を見ていると、日常に溶け込んだ戦争に違和感というか、やるせない気持ちになります。自国の安全とか、国家の威信とか何とか、自国民を煽る物言いには事欠きませんが、事実は、昨日まで普通に暮らしていた人々が、この蛮行によって死に、住まいを失い、人生や生活を破壊されているということです。それを周りは止められず、娯楽を交えたテレビ放送などで様子を見るしかない。「劇場」見物や消費財と変わらない――他の多くの人は、何とかならないのかと思いつつも、自分の毎日を生きているという感じです。 国際社会が「社会」であるなら、こんな機能不全状態であってはならないでしょう。 今朝の毎日新聞…

  • トランプ先生の総合的な学習の時間 4

    生徒 あれ? 今日は前にモニターがあるけど、先生がいないね。どうしたの? 生徒 今日はリモート授業らしいよ。 生徒 リモート? 休講でいいのに。そこまでしてやるほどの授業じゃないよー。 トランプ こらこら、誰だ? そんなことを言っとるのは!ハロー、エヴリワン。久しぶりの授業だが、みんな元気かな。 生徒 せんせー、今日はどこにいらっしゃるんですかぁ? トラ もちろんホワイトハウスだ。 生徒 えー! もしや、例の軍事パレードのあとですかぁ? トラ そのとおり。待ちに待った米国陸軍創設250周年を記念する国民的行事だ。私は軍の最高司令官だから、先ほど祝辞を述べたところだ。いやぁ、いい式典だった。 生…

  • 「手取りを増やせ」と現場は言っていないのに

    今日も短く(のつもりで)。 今の高校生が将来なりたい職業の1位は男女とも「教員」!?――率直に驚きました。これは「学校の教員」にとどまらず、広く「教員」という意味なのかと「勘ぐって」しまいますが、近年の教員採用試験受験の不人気ぶりからすると、にわかには信じられません。逆に、もし、本当に「教員」が若い世代に人気の職業であるとしたら、現状では、そのまま大学に進んで、学校教員への道を選択しない若者が多数となる現実とは何なのか、その齟齬、ギャップを見ないわけにはいきません。 高校生のなりたい職業、1位は教員に【ベネッセ教育総合研究所・東京大学社会科学研究所調査】 EdTechZine(エドテックジン)…

  • 山尾さん、選挙区選挙で立候補しよう

    今日は短く。ミソジニー(女性蔑視・嫌悪)の片棒を担ぐようで、あまり気乗りはしませんが、山尾志桜里さんの国政復帰願望には小生も疑問を持っていました。不倫や不正の諸問題で散々叩かれて、衆院選の立候補を断念したときは、もうこの国で政治家を務めること自体に嫌気がさしたのかと思っていましたが、去年、おととしあたりからテレビに出演したり、新聞のインタヴューを受けたりしているところから、ひょっとしたらまだ未練があるのかも知れないと思って眺めていました。今回国民民主党の比例代表から立候補することを知って、やっぱり……と思いつつ、「大丈夫」なのだろうかと、他人事ながら心配な気持ちになりました。 「逃げた女」はな…

  • 先住民遺骨返還の記事を見て

    横浜の大川原加工機の冤罪事件。昨日警視庁公安部と東京地検は、28日の東京高裁判決を受けて、最高裁への上告を断念し、ようやくこれで、被告の無実と違法捜査の判決が確定しました。これには、第二次安倍政権時代に盛んに叫ばれた「経済安保」に同調、ないし、おそらくは政権の気を惹こうとした関係者によるでっち上げという見方があります。それに賠償金1億6,600万円も看過できる金額ではありません。現下の物価高に苦しむ国民に対し、税金からこのような大金の支出を余儀なくされることをどのように説明するのか。国民に対する背信行為の重大さを、組織体として正面から受け止められるのか……と。 今日は当初そういうことを書くつも…

  • ある政治系ユーチューバーの話

    神戸学院大学の上脇先生が、兵庫県の幹部職員が私的情報を漏洩した件に「関与」したとして、兵庫県の斎藤知事らを昨日告発しました。今朝の新聞にもそう報道されています。県の第三者委員会の調査報告の内容を普通に解釈すれば、知事の場合「関与」というよりも「(職務)命令」ではないかと感じるのは、決して穿った見方ではないと思っていますが、百歩譲って「関与」だとしても、知事本人は相変わらず「指示はしていない(部下が勝手にやった)」と自身の「関与」を否定しています。先に刑事告発を要請しながら県(知事)側に拒絶されていた県議会側の議員の一人は、この上脇先生の告発を受けて「議会としての告発は必要がなくなったかなと認識…

  • 人口減社会と無法労働

    人口減少社会についての報道をいろいろと目にします。先週、厚生労働省の発表で、去年1年間に生まれた日本人の子どもの数が68万6,061人と、70万人を下回ったことが大きなインパクトを与えていると思われます。2023年(2年前)の政府の予想では、出生数が70万人を切るのは2043年だったそうですから、20年近くも前倒しになったわけです。政府がどんな試算をしたのかわかりませんが、想像を超えるペースで人口が減っているのは確かでしょう。 去年の出生数68万6061人 初めて70万人下回る 合計特殊出生率は1.15に 厚労省 NHK 少子化 - YouTube 人口減(子どもの数の減少)の主たる理…

  • 「進次郎米」の参院選効果

    毎日政府備蓄米の販売に世間の注目が集まり、さながら「新小泉劇場」の様相です。今朝の毎日新聞の川柳欄は、この備蓄米をお題にした句を選りすぐっています。 仲畑流万能川柳:米あって当たり前だと思ってた 毎日新聞 米あって当たり前だと思ってた 藤沢 松竹梅さん 備蓄米GPSのタグ付けろ 西宮 サバさん 配給の時代が来そう日本米 諏訪 平谷妙子さん 備蓄米タネもしかけも有り消える 宇部 ねこじじさん 米騒動どこかで誰かボロ儲け 大和郡山 苦気さん 備蓄米放出せずに配給を 大津 石倉よしをさん 備蓄米嫁いだ先でまた備蓄 妙高 池田 慎一さん 政府からJA移動だけの米 東京 エイリアスさん 株価より米価…

  • コメ問題にかき消される学術会議法案

    「反知性主義」――米国でも日本でも、いや、ひょっとしたら大衆化とセットになって、世界中を蔽っているかもしれません。米国の「反知性主義」の原点には「西部開拓」とフロンティア精神があるというような話を以前、読んだことがあります。「西部開拓」の時代、最前線の大平原でバッファローや先住民など、全体として厳しい自然環境と相対しながら生きていくのに、実用的な知識は役に立っても(プラグマティズム)、ハイカルチャーな知性はほとんど役にたたないと。しかし、社会的には、そんな知性を振り回して教養人をきどる連中の方が幅をきかせ、次第に支配的地位に立っていきます。しかも、その上下関係が固定化されるようになると、「劣等…

  • 水俣病の誤記問題をめぐる記事

    水俣病が「遺伝する」!?――「家庭教師のトライ」が運営するトライグループがオンラインで2015年に公開し、翌年から動画サイトで配信していた教材にこのような誤記があるそうです。すでに配信が非公開になっているので、「現物」の確認はできませんでしたが、再生回数は延べ7万回を超えているようです。トライの映像授業サービス「Try It」の冒頭に次のような謝罪文があります。映像授業サービス「Try IT(トライイット)」における不正確な表現についてのお詫び このたび、弊社が展開する永久無料映像授業サービス「Try IT」の中学社会「昭和時代」の動画における水俣病に関する説明で、妊娠中の母親が摂取したメチル…

  • 公的責任と自己愛 兵庫県齋藤知事のこと

    他県のことですが、おととい兵庫県の第三者委員会より、亡くなった県民局長の私的情報を県議に漏洩したのは元県総務部長であり、これが齋藤元彦知事と片山安孝元副知事の指示で行われた可能性が高いとの調査報告が出されました。これを受けて、この元総務部長は停職3ヶ月、齋藤知事は指示を出したことを認めていませんが、自らの責任については給与カットで対処するそうです。(齋藤知事から)自身の判断で情報を漏らしたかたちにされている元総務部長は、「上司の指示による業務行為」だったと主張しています。公平委員会審理か裁判か、元総務部長が争う姿勢ならば、裁決が出るでしょうが、そもそも齋藤知事は「白黒」をつける気はないのでしょ…

  • 備蓄米随意契約でコメの値段は下がるか?

    失言問題で農水相が交代してから、コメの問題は連日の報道で一躍脚光を浴びています。新大臣に就任した小泉進次郎農水相は、備蓄米の競争入札を随意契約に切り替え、月が替わる来週中にも5㌔2,000円で消費者の元に届ける見込みだと宣言しました。備蓄米に限られた話とはいえ、実現すれば喝采を浴びるでしょう。半年以上コメ高に苦しめられてきた庶民にとって、言われているとおりに備蓄米(=古古米と古古古米?って、これじゃ鶏です!)が出回り、米価全体も下がるとなれば、小泉大臣は一躍「救世主」です(それは庶民のみならず、参院選挙を控えた一部自民党議員にとっても)。 しかし、大臣が代わって方針を変更したら、そんなに簡単に…

  • 「放火」される米国憲法秩序

    トランプ政権の「悪行」をどういう言葉で表すのがいいのか、しっくりくるものがなかなか見つからなかったのですが、今朝の毎日新聞の井上達夫さんへのインタヴュー記事の「あちこち火をつけて回る」というのが、妙に言い得ている気がしました。井上さんは、こう述べています。混迷する世界を語る:米憲法、破壊の危機 東京大名誉教授・井上達夫氏(その1) 毎日新聞 2期目のトランプ米政権は1期目と違う。起きていることは、米国の憲法秩序を破壊するクーデターだ。右か左かなどの政治的な立場とは関係なく、民主主義が機能するために欠かせない立憲主義のルールを壊そうとしている。 米国の「分断が広がった」との見方は問題の本質を…

  • 我に返るか アメリカ、イスラエル

    今朝の毎日新聞の一面に、米国トランプ政権がハーバード大学の外国人受け入れ資格を停止する発表をし、新規の留学生のみならず、在学中の留学生も、他の大学に移らなければ、滞在資格を失うとの記事があります。NHKのニュースによれば、大学側の申し立てにより、連邦地方裁判所はこの措置を一時差し止める決定を下したとのこと。無法者(政府)の不法行為を司法が制止したかたちです。トランプショック:ハーバード大、留学生禁止 在校生、転校か資格喪失 米政権 毎日新聞 ハーバード大の留学生認定取り消し措置 裁判所が一時差し止め NHK アメリカ 政権のハーバードに対する攻撃には「反ユダヤ主義の助長」、「中国共…

  • 失言とユーモア

    思想史家の藤田省三さんの対談集を読んでいるのですが、会話だけに、書いたものよりも少しは話がわかるのか思いきや、安易で甘い期待だったことを随所に思い知らされて、苦笑いするばかりです。でも、背景を含めてようやく話についていけるようになったと思ったところで、もう人生も晩年。もう少し早く話がわかるようになれていたらなあとも思うのですが、逆に、早ければ何かが変わっていたのかと思うと、それは何とも……。 今日はユーモアについて、少しだけ書いてみます。昨日も戯れ言をものしましたが、笑いやユーモアは単純に楽しいというだけでなく、局面を変える力があると思います。多くの人に知られているとおり、アウシュヴィッツ(オ…

  • トランプ先生の総合的な学習の時間 3

    生徒 先生、今日は何をやるんですかぁ? もう、関税の話は聞き飽きましたぁ。 トランプ先生 今日は学級会だ。ルーム長の石破くんからみんなに話があるそうだ。 石破 えー、クラスのみなさん、今日は先日の講演会での江藤くんの発言について、みなさんのご意見をうかがいたいと思います。まず、江藤くんの釈明から。 江藤 はぁ。私といたしましては、ほんのジョークのつもりだったのですが、私の発言によって傷つけられた人がいるのであれば、お詫びを申し上げたいと。 生徒 具体的に何て言ったんですかぁ? 江藤 いや、その、私はお米など買ったことはない、支持者がいっぱい持ってくるから、うちにはお米が売れるほど余ってる、みた…

  • 選択的夫婦別姓法案 不成立のわけ

    今日は短く。 今朝の新聞を見ていて、予想していたこととはいえ、「夫婦別姓」不成立へ、という見出しに深いため息が出ました。変なイデオロギーのせいで、良識をもって普通に暮らしたい人たちに、まだまだこれからも不合理かつ不自由を強いるわけです。いったいいつまでやってれば気が済むんでしょうか。選択的夫婦別姓、今国会での法案成立は見送りへ 自民が公明に伝達 毎日新聞 選択的夫婦別姓「裏切った党や議員を忘れない」 今国会で実現難しく、当事者ショック「参院選で…」:東京新聞デジタル 自民党の森山幹事長の言うその理由がまた惨いというか、イイカゲンです。 ――「関係する法律が650以上、政省令は2700を超え…

  • 針穴から見る世界

    日刊スポーツに掲載された(らしい)乙武洋匡さんのXへの投稿をめぐる記事を眺めていて、何かもやもやした気持ちになりました。乙武さんは、これまでも「障害者を優遇し過ぎる」という類いのネットの反応には適宜反論と説明をしてきたようですが、もやもやの一因は、その反応の一部に、障がい者に対する相変わらずの視線といいますか、援助を受けたいのなら「障がい者らしく?」するべきだといった「施しの目線」が感じられるからです。もちろん「障がい」と言っても広範囲で、一概に云々するのも乱暴な話ですが、それにしても彼ら彼女たちの近くには「障がい」をもつ人はいないのだろうかと思ってしまいます。 乙武洋匡氏「障害者を優遇しすぎ…

  • 日本の子どもをめぐる報道

    連日子どもが絡む陰惨な事件報道が続いて、気が滅入ります。被害者になっても、加害者になっても。 千葉市で中学生が起こした殺人事件の現場がテレビに映ると、何かむかし普通に通っていた住宅街の風景とよく似ているように感じられて、余計に他人事に思えなくなります。 逮捕の中3「少年院に入れば家を出られる」 千葉女性殺害 毎日新聞 「自分より弱い人狙った」中3容疑者 千葉84歳女性殺害 毎日新聞 このタイミングで、偶然でしょうが、昨日の毎日新聞に「こどもの自死(自殺)」についての記事がありました(以後「自殺」で通します)。それによれば、日本の自殺者数は、コロナ禍に一時的に増えましたが、全体としては減…

  • 「政治不信」 ある投書を読んで

    今日は短く。 今朝新聞を見ていて、ひとつの投書に惹かれました。書いたのは東京都在住の40代の男性で、職業はアルバイトとなっていました。投書は「学び、問い続け、投じる1票に価値」という題名でしたが、おそらくこれは本人ではなく、編集担当の裁量で付されたものではないかと推測します。確かに末尾にそういう内容が書かかれているのですが、小生にとっては、むしろその前段に書かれている文言が重要に思えました。引用をお許しください。 https://mainichi.jp/articles/20250513/ddm/005/070/134000c 選挙における投票率の低さが問題になり始めたのはいつからだろう。政治…

  • 「失言レストラン」

    おとといの続きの戯れ言で恐縮です。西田昌司参院議員の発言をめぐる報道を見ているうちに、「昭和の人」にしかわからない替え歌を思いつきました――「失言レストラン」、歌・アソウケンタロウ……じゃなくてニシダショウタロウ。 叩かれりゃ ここでお泣きよ 涙ふく ハンカチもあるし 口が滑ったいつもの君を やさしく包む椅子もある ポッカリあいた会見の席で カンペもなしにしゃべらせる そんな失言レストラン 懲りぬ議員のふきだまり 大事な支持者に愛想つかされ 笑いの引きつる道化師が すがる失言レストラン 言い訳しても通らない 今は ねぇ マスター つくってやってよ 軽口に苦いカクテル ねぇ マスター ねぇ マス…

  • 失言対談あるいは火消しセミナー

    今年の3月に、石破総理では参院選を戦えないと、公然と石破おろしののろしを上げた議員がおりましたが、今度は、自らの「失言」で、周囲から「これでは参院選を戦えない」と非難され、この議員は昨日(9日)しぶしぶ発言の撤回と謝罪に追い込まれた模様です。 今日はこの議員と日本を代表する「失言王」を当ブログにお招きして、お話をうかがいました(言うまでもなくこれは仮想の戯れ言です)。失言王 おー、お前かあ、今、世間を騒がせている「失言君」というのはぁ。 議員 はあ、先生からしたらまだ「失言君」といったところで、まだまだ先生の域には遠く及びませんで。 失 ほー、俺の「域」っていうと、どんなのを知ってるのかね? …

  • 米国と欧州の「敗北」

    今朝の毎日新聞のトップは、フランスのE.トッド氏のインタヴュー記事でした。だいたい『西洋の敗北』(文藝春秋)に書いてあったとおりの話です。彼は、ウクライナとロシアとの戦争で、米国と欧州は支援に失敗しているのではなく、「敗北(した)」と言っています。以下、引用です。ポピュリズムの果てに エマニュエル・トッド氏が見る米国の変質 毎日新聞なぜ米欧は「敗北」したか ウクライナの早期停戦を掲げるトランプ米政権の誕生は、ウクライナを支援してきた米欧の敗北の結果と言える。米国防総省はこの「敗北」の意味を理解している。原因の一つは、米国がモノづくりの力を失い、工業力が低下したことだ。 米国はかつて、原油や…

  • なけなしのガーゼと自らの意志と

    「ペンは剣よりも強くあれ」を座右の銘としているとしても、(小生には)事実を超えることはとても書けそうにありません。ガザ地区の病院内の光景を知るにつけ、ある意味「想像すること」を拒絶するかのような自分がいる疑念というか錯覚もおぼえます(うまく表現できませんが)。 雑誌『地平』6月号の中に、ガザの医療システムが完全に破壊され、「臨床的死」に直面しているというルポルタージュがあります。今日はここから引用させてください。 ……ザクート医師は言う。「私たちの病院はパンク寸前で、あらゆるものは底を尽きかけている」と。「不足どころではない。完全にないのだ」。「床の上で患者を治療しています」 「私たち医師はい…

  • 憲法施行78年に寄せて

    5月3日憲法記念日。日本国憲法の施行から78年となりました。今朝の毎日新聞には、「改憲「賛成」21% 機運停滞」の見出しが見えます。4月12・13日に実施された世論調査によると、石破内閣で憲法改正を行うことに賛成は21%、反対は39%、わからないが39%だそうです。 毎日新聞世論調査:きょう憲法記念日 改憲「賛成」21% 機運停滞 毎日新聞世論調査 毎日新聞 一口に「改憲」と言っても、憲法のどの条文をどんな風に変えるのかを抜きに、ただ賛成・反対を訊いてもあまり意味はないと思うのですが、たとえば、「自主憲法制定」とか「押し付け憲法反対」を唱える人の中には、自分は「自主、自主」と言うわりに、他…

  • 「パワハラ(防止)研修」

    ちょうど一週間前に兵庫県の齋藤元彦知事が“パワハラ(防止)”研修を今月(5月)12日に受講するという報道がありました。どんな内容で「研修(研鑽と修養)」をするのかわかりませんが、報道する側にしてもこれで何かが変わると思っているわけではないでしょうし、それは我々(少なくとも小生)も同様です。世間から指弾されないパワハラ術でも磨くつもりでしょうかと嫌味のひとつも言いたくなります。【速報】斎藤知事が“パワハラ”研修を5月12日受講へ アンガーマネジメント・公益通報保護制度も 16日会見で「議会対応を含め多忙だった、放置しているわけではない」(読売テレビ) - Yahoo!ニュース 小生もむかし学校に…

  • 関税・関税!より教育・教育!

    トランプ大統領就任から100日が過ぎたようです。トランプ政権の話題で、国内の大事な問題が相対的に小さな扱いになったり、かき消されたりしているという思いがあるので、必要以上に触れたくはないのですが、案の定米国内の支持率は、就任時よりも格段に低下しているようです。 アメリカ トランプ大統領 就任100日 成果強調も反発強まる 支持率は 関税措置を発動 前政権と異なる外交も NHK トランプ大統領 しかし、「不支持」が増えたとはいえ、米国世論の4割程度はなお「支持する」と答えているのは、個人的にはちょっと驚きです。もっと驚き呆れるのは、トランプ氏のSNSへの投稿内容です。NHKの報道によれば…

  • 二つのインタヴュー

    「改正障害者差別解消法」の施行から1年。今朝の毎日新聞に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患いながら参院議員として活躍している舩後靖彦さんのインタビュー記事があり、興味深く読みました。元々は3月15日付の記事だったようですが、一部引用させてください(形式を少し変更してあります)。「強い男性」だけでいいのか ALSの議員が指摘する国会の不健全性 毎日新聞 ――国会の環境整備や合理的配慮はどのように進んだのでしょうか。舩後 ハード、ソフト両面とも確実に改善されています。私の当選後、ハード面では本会議場と分館でスロープやエレベーターの設置・改修がありました。正階段には昇降機がつけられ、バリアフリー…

  • 米の値段が下がらない理由

    お米の値段が下がりません。スーパーのコメ価格は15週連続で最高値を更新したといいます。農林水産省がおととい公表した、全国のスーパーで販売されたコメ5㌔の平均販売価格は、去年の同時期より2倍以上も高い4,217円だそうで、一年前には想像できなかった超高値です。政府は3月から備蓄米の放出を始めましたが、地域較差はあるものの、全体として値段が下がったと実感している消費者は少ないようです。韓国に旅行した日本の人が米を買って帰るニュースをTVで見ると、関税や検疫、面倒な手続きを考慮するとしても韓国のお米の方が断然安いわけで、そりゃあそうする人もいるよと思います。 備蓄米を放出しても米の価格がなかなか下が…

  • トランプ先生の総合的な学習の時間 2

    相変わらずお笑いぐさの先生です。 トランプ先生 どうも私の関税政策の根本を理解していない生徒が多くて困るね。君たち、ちゃんと私の話を聞いているのかね? 生徒 聞いてまーす。でも、先生のおっしゃることには無茶が多いと思いまーす。 ト 何が無茶なんだ? 日本はアメリカに日本車を輸出して儲けてるんだから、対等にアメ車をもっと買うべきだと言っているんだ。どこが無茶だと言うんだ? 生徒 先生、日本の道路は狭いんで、都市部の幹線道路はともかく、そこから入って、地方の道をアメ車が走ったら、対向車はもうすれ違いできません。 ト それなら道幅を広くすればいいではないか。 生徒 何でアメ車に合わせて日本の道を広く…

  • 反DEIの輸入

    差別主義者の中には「多様性社会なんだから自分の考え方も一つの意見として尊重されてしかるべき」といった自己正当化をする者がいますが、属性など、当人の心がけや努力によって変更できないことをもって、不当な攻撃や侵害を与える行為や考え方は、そもそも「多様性」の一つにカウントなどされていません。政治家ならそれ故に選挙で落とすことが可能ですが、まさかの事態で当選をさせてしまうとなると、民意によって差別主義にお墨付きが与えられたなどと政治家本人と支持者たちが勘違いするので厄介です。 米国のトランプ大統領がまさにこれです。彼は就任以降、バイデン前大統領時代に進められた政策を次々とひっくり返していますが、DEI…

  • トッドの見る米国の「ニヒリズム」

    昨日、ハーバード大学は、学生や教員の「反ユダヤ主義的な活動(内実は「反ユダヤ」でなく「反イスラエル」ですが)」の取り締まりを強化するよう求めたトランプ政権の要求を拒否し、トランプ大統領は要求に従わない場合、補助金を打ち切る姿勢を見せているという記事を見ました(どこぞの国でも似たようなことが現在進行形で続いています)。小生にとっては、願望に過ぎませんが、米国は曲がりなりにも「学問の自由」を体現する国。そこまで理念どおりというか、「美化」しなくても、一般的に言って、こういう器の小さいことをしてまで相手を服従させようとはしない、それくらいの気概、気骨はあると思いたかったので、非常に残念だし、そのやり…

  • 今日2回目のデブリ回収

    大阪・関西万博開幕の「お祭り効果」で、ものにもよりますが、しばらくは様々な事件報道が薄められたり、かき消されたりすることがあるのではないかと心配しています。新聞では、この間に報道されないこと、ないし、報道されても「申し訳」程度の小さな記事に目を向けるべきと考えます。そう思っていたところ、今朝の毎日新聞の「総合・社会」面に、今日東電が福島第一原発2号機の核燃料デブリの2回目の取り出しに臨むという小さな記事がありました。 燃料デブリ、2回目の試験取り出しは15日着手 福島第1原発2号機 毎日新聞 前回の回収作業は去年の11月でした。そのときに取り出したデブリの量は0.7グラムで、「耳かき一杯分…

  • 「人助け」でマイナ保険証!?

    今日は通院の日でした。朝から忙しないのに、所用ができて近所回りをしてから病院へ行くことになり、少々焦りました。でも、結果、検査の数値が悪くなったということもなかったし、先生からもダメだしはされず、終わってホッとしました。ところが、帰りに薬局へ立ち寄ると、顔なじみの薬剤師さんが…… 「あのー、4月から皆さんにお話しているんですけど、現在マイナ保険証はお持ちですか?」 「いいえ。」 「そうすると、今の保険証は有効期間が過ぎると、更新されませんので。」 「あれ、でも、資格確認書というのは出るんでしょ?」 「はい、そうなんですけど、それも1年ですので……。ちなみにマイナカード自体は……お持ち……ですか…

  • 玉木・国民民主党の「若者減税法案」

    国民民主党が数日前に打ち出した「若者減税法案」に違和感をもった人は少なくないと思います。どうして「30歳未満」にだけ税の優遇が必要なのか。公平性を本旨とする税制の変更にあたって、客観的なデータをもってその必要性を示すのならばまだしも、「若者を応援することが日本全体の元気につながるし、頑張っている若い人を応援したい」というレベルでは、選挙目当てにしか見えません(たぶんそうでしょう)。対象から除外されたかたちの30代40代は「(20代までは応援したいけど)あなたがたは応援したくない」と言われているわけで、これはおもしろくないでしょう。NHKの世論調査によれば、国民民主党の支持層は年代的に40代以下…

  • 修学旅行の行き先変更

    日本は地震の多い国ですが、地震のない国から来た人が揺れに遭遇するとびっくりするみたいです。住んでる我々からすると、大した揺れでもないのに、あわてふためく姿を見ると、逆にびっくりしてしまいますが(笑)、そんな我々であっても、さすがに震度5クラス以上の揺れは別格です。近い将来にかなりの確度で起こると言われている南海トラフ地震はいうまでもなく、いつ来るかわからない大地震への備えは、物心両面でそれなりに必要です。けれど、あの東日本の大震災と原発事故から十二支が一回りしただけで、警戒心というか、事故の教訓を忘れがちになる(忘れさせられる)妙な「世相」(とからくり)もあります。 地震と比較するには人為的要…

  • 「改革者」気取り

    こういうことを偉そうに言える人間でもないのですが、「改革者」を気取った愚か者というのは、いつの時代にも、どこの世界にもいるものだと思います。当世の代表例は、毎日テレビのトップニュースになっている某国の大統領でしょう。彼の巨大な力の源泉は「大統領令」なる「行政命令」のようですが、パリ協定からの離脱や関税率の上乗せなどといった諸政策と、紙ストローの廃止やシャワーの水圧制限の撤廃など、ほとんど当人の「趣味」と思える話を同じレベルで「法令」にするのはいかがなものか。加えて、これらがすべて「政策」だとするならば、「やりっぱなし」でよいはずもなく、その「効果・効能」についての検証が欠かせないはずです。某国…

  • 地続きの戦争 ある父娘

    今朝の毎日新聞「記者の目」に以下のような記事がありました。「戦争はまるで影のように、どこまでも日本社会に付きまとっている」という言葉が重く感じられます。戦後80年の日本でなお尾を引く「戦争」――ウクライナやガザや、その他の人々のことを想像しないわけにはいきません。肥沼直寛記者の記事より引用させてください(引用中の人名をアルファベットにした箇所があります)。 記者の目:長く人々を苦しめる戦争トラウマ 進行形悲劇、真の実態調査を=肥沼直寛(くらし科学環境部) 毎日新聞 太平洋戦争での過酷な戦争体験のために、多くの旧日本軍兵が戦後もトラウマに苦しめられた可能性が近年、語られ始めた。戦後80年に向…

  • トランプ先生の総合的な学習の時間

    久しぶりに戯れ言をひとつ。 トランプ先生 さて、今日の授業は昨日の続きで、「メイク・アメリカ・グレイト・アゲン」の2回目だ。昨日は、どうすれば、わが国は再び偉大な国になれるのかという話をしたね。いろいろな手があるが、関税政策について、簡単に言えば、わが国の国民に不当に安い値段でものを売って貿易黒字を増やしているくせに、それに見合った額だけわが国の商品を買わない国は、いわば我々から富を収奪しているわけだ。これは是正しないといかん。わが国に自動車を輸出するんだったら、わが国の自動車も輸入せよってことだ。自動車がダメなら、かわりに鉄鋼でも、小麦でも、牛肉でも、何でもよい。それができないんだったら、黒…

  • 学費問題から垣間見える社会

    久々に投稿します。最近、ものを書こうとしても「しっくりいく言葉」が出てこないことが多く、これは何も年をとったせいばかりではないと思いますが、結果、時間ばかりが過ぎてしまうので、(今後は)引用に比重をおこうかと思います。 今日は雑誌『地平』5月号所収の「大学で声をあげるということ」という座談会の記事から、印象に残った部分を引用してみます。現在、各大学で学費の値上げや負担増の動きが続く中、学生の声を紹介し、そこから今の社会状況が垣間見える貴重な記事だったと思います。大学側と学生側が学費問題で対峙するのではなく、交付金の削減を進めてきた政府に対し、ともに声をあげていくべきなのに、という話につづいて、…

  • 政治的センス

    石破さん、どうも旗色が悪いというか、昨日報道された世論調査によると、例の商品券配付問題の影響で内閣支持率が急降下していて、毎日新聞の調査では30% → 23%と7%も下落しました。他紙の調査でも同じような傾向です(読売:39→31% /朝日:40→26%)。1年生議員と会食すること自体、悪いとまでは言えませんが、党内基盤の弱さから、ついつい下心が働いたのか、ずいぶんと(政治的)センスのないことをしたものだと思います。 毎日新聞世論調査:石破内閣支持、急落23% 商品券配布「問題」78% 毎日新聞世論調査 毎日新聞 石破内閣の支持率急落、“自滅”の「10万円」商品券配布[新聞ウォッチ] …

  • 備蓄米放出 農政と米作のゆくえ

    お米の値段が高いです。以前はうちも米農家でしたが、亡くなった父親が引退してからは、近所の農家さんに頼んで代わりに作ってもらっています。去年、新米コシヒカリがとれたとき、農協に卸した額は30㌔袋で1万円という話で、びっくりでした。「令和の米騒動」などと騒がれていたので、高くなるとは思っていましたが、その前の年が6,500円でしたから、1.5倍以上の値上がりです。しかも、年をまたいで価格はさらに上昇を続けて、現在千葉県産コシヒカリの相場は販売価格で2万超が普通になっています。去年の秋からはさらに倍以上、おととしからは約3倍です。 これは消費者には相当な痛手です。他の物品も値上がりしているので、いた…

  • 千葉県知事選挙のこと

    千葉県知事選にN党の立花孝志が立候補しています。迷惑な話です。小生の住んでいるような田舎にまで本人が来て「演説」するようなことはないにしても、テレビの電波は届きます。見たくもないのに政見放送で「醜悪」なものを見せられるのは苦痛です。立花個人がNHKというか、テレビや新聞に怨恨をもつのは勝手ですが、300万円(供託金)払えば、(政見放送で)好き勝手なことを言えるというのは、見たい人、応援したいという奇特な方にはいいかもしれませんが、付き合わされる他の県民にとっては、はっきり言って「ハラスメント」です。 しかも、相変わらず事実かどうかもわからないような内容のオンパレードで、いまだに亡くなった兵庫県…

  • USA for ビジネス

    今日は短く投稿します。 父親が死んでだいぶたちますが、「遺物」の整理がまだ終わっていません。今年こそと一念発起して、先月から勤しんでいますが、まだ終わりません(笑)。母親もそうでしたが、基本的に物を捨てない人(たち)なので、ある場所に物が増えると場当たり的に別の場所に水平移動をして、山になるとまた別の場所に、というのを繰り返してきたらしく、家を新築してから30数年程の間に積み上がった「品々」があちこちにあって、行き場を失ったあるときに、倉庫にまとめて「突っ込んだ」という趣です。もう使えなくなった仕事の道具や単なるガラクタに混じって、今で言う「個人情報」満載の書類が大量に出てきたりすると、逐一「…

  • 三浦瑠麗氏のインタヴュー記事のこと

    今日は昨日読んだ新聞のインタヴュー記事について書こうと思います。 毎日新聞は今年「デモクラシーズ」という民主主義について考える記事をシリーズで不定期に掲載しています。なかなかいい企画だと思っています。昨日は三浦瑠麗さんの話を載せていました。民主主義について考える以上、周辺事項も含め、様々な意見や考え方を読者に提示すべきとは思いますが、個人的にはもう少し「骨がある人」と申しますか、「最前線」で苦闘・苦悶している人の声を多く聞きたいのです。三浦さんの「ファン」だという方がもしいらっしゃるなら申し訳ありませんけど、端的に言って胡散臭いと感じる部分がいくつかありました(インタヴューを担当した記者さんも…

  • 「103万円の壁」とジェンダー

    来週から確定申告です。源泉徴収ですべて済んでいる人には頭の上を通り過ぎていくような話ですが、昨年はちょっと違っていて、自民党議員の裏金問題の発覚により、ある種の殺伐とした空気が流れていました。「国会議員は(裏金を雑収入として)申告しなくていいのか?」――具体的な場面に出くわしたわけではありませんが、世間の多くはそんな不信感を抱きながら申告に必要な書類を取りそろえていたわけで、税務署の職員には「針のむしろ」だったかも知れません。 今年は国民民主党が主張する「103万円の壁」の引き上げをめぐって、行きつ戻りつの与党協議が続いてきました。国民民主党の支持率の上下動を見ても、世間の税への関心は高いと思…

  • 「不動産に詳しい」が「歴史を知らない」大統領の妄言

    「米国はガザを統治する。ガザを所有し、不発弾などを解体し、敷地を整備し、破壊された建物を撤去し、経済発展によって多くの雇用と住居を提供する。……“中東のリビエラ”と言われるような素晴らしい場所になる可能性を秘めている」――トランプ米国大統領の妄言にいちいちコメントを求められても、識者は困惑するばかりでしょう。しかし、かように「犯罪的なレベル」で無知蒙昧かつ非道な人間が、21世紀の世界の一大国の大統領であるのが現実です。 トランプ氏「誰もが気に入る」、波紋広がる「中東のリビエラ」構想巡り ロイター 石破首相は念願叶って明日トランプ大統領との日米首脳会談に臨むそうですが、共同記者会見をやらない…

  • フジテレビの危機

    今日の夕方16:00過ぎから始められたフジテレビの「やり直し」記者会見を見ています。先回の静止画像プラス記者選択制の「ごまかし」会見とはちがって、今回は記者が総勢500人ほど集まり、テレビでも生中継され、開始からもう6時間になろうとしています。一旦休憩を挟んで、まだ続くようです(22:00現在)。ただ、今回「ごまかし」がないのか、と言われると、それはちょっと……。 フジの経営陣には前回の会見は「失敗」したという思いが強いと思いますが、しかし、世の批判、とりわけスポンサー企業によるCMの引き上げ(差し替え)という事態にならなかったら、こんな短期間で「やり直し」会見を開こうとは思わなかったでしょう…

  • 「女子アナ」の文化

    中居正広さんの姿がテレビから消えました。暮れのテレビ番組には出演していたような記憶があるので、まさに風景が一変した感じです。 連日「女性問題」とか「女性トラブル」という言い方(見出し)で「事件」が報じられていますが、公式メディアで具体的な中身を伝えたものはないように思います。芸能人のスキャンダルに〇〇のごとくに群がるマスコミの従来の姿からは、これもかけ離れた感じです。もちろん当事者への配慮もあるでしょうし、一概に隠蔽だとばかり決めつけられませんが、奥歯にものが挟まったような感じがあるのは確かです。 それでもいろいろな「筋」から出て来る情報からぼんやりと浮かぶのは、人気芸能人の「接待役」としてテ…

  • トランプ大統領就任まであと10日

    トランプ米新(再)大統領就任まであと10日となって、周囲が戦々恐々とするのを楽しむかのように、当人は傲慢な姿勢を露わにしています。曰く、「世界中の国家安全保障と自由のために、アメリカ合衆国がグリーンランドを所有し、管理することは絶対的に必要だ」/「カナダの多くの人々は(米国の)51番目の州になることを望んでいる」(翌日にはカナダを米国に取り込むため、「経済力」の行使も辞さないとSNSに投稿)/「(パナマ運河は)中国によって運営されている。(1999年に米国がパナマに管理権を返還したのは)大きな間違いだった」、等々。 トランプ氏がパナマ運河の管理主張、軍事・経済圧力の可能性も排除せず…メキシコ湾…

  • ハン・ガン『少年が来る』

    年が明けて一週間が過ぎてしまいました。年末から少し書いては挫折を繰り返していて、ひと頃のようにすらすらといかなくなって来ましたが、今日は頑張って最後まで書こうと思います。 毎年ノーベル文学賞の受賞者が決まると、程なく街の(大きな)本屋に受賞者の著作を並べたコーナーができたりしますが、今年は少し「出店」が遅かった印象があります。毎年のことながら、村上春樹さんならば出版社も書店も準備万端で、受賞の翌日にでもコーナーが出来上がったかもしれませんが、ハン・ガン(韓江)さんの選出は想定外だったのかも知れません。それでも1ヶ月もしないうちに、いろいろな書店に例年どおり特別棚が設けられたようで、小生も、大袈…

  • 映画「小学校 それは小さな社会」のこと

    昨日の朝NHKを見ていたら、今話題となっている山崎エマ監督のドキュメンタリー映画「小学校 それは小さな社会」とその撮影現場となった東京都内の小学校の話題が短く取り上げられていました。この映画は海外でかなり注目・評価され、フィンランドではロングラン上映されるほどヒットし、フィンランドの先生方が実際に視察のために撮影の舞台となった小学校を訪問して感嘆する様子などが紹介されていました。これまで学力先進国として世界のトップを走って来たと自他共に認めるフィンランドでも、近年は、たとえば、今年の4月に12歳の子どもが学校で発砲事件を起こし、国民のあいだに大変なショックを引き起こしたようです。社会全体にこの…

  • 身辺雑記 公的なものについて

    今回は政治社会の話ではなく、身近に起こった出来事について書こうと思います。といっても、あまり詳しくは書けないのですが。 1つめは、自治会の広報紙に載せたい記事があって、編集責任者にどこに諮ればいいのか尋ねたところ、経過はわかりませんが、程なくして執筆依頼の文書が届きました。意外にすんなり承諾されたのかと、少し張り切って取材をして、締め切りのだいぶ前に添付メールで原稿を送りました。その後、取材に協力してくれた人から、自分の話が地元の広報紙に載るなんて、今まで経験したことがないので、恥ずかしいやらドキドキするやらで、と言われました。小生も原稿を送ったきりで、そのままになっていて、多少の不安もあった…

  • 被団協のノーベル平和賞受賞のこと

    日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を授賞しました。大変喜ばしいことだと思うのですが、朝刊(毎日新聞)の1面トップを目にすると、「号外」と見紛うような紙面構成に何となく「違和感」があります。「慶事」とは言っても、米国のメジャーリーグで大谷選手が50ー50を達成したとかいう話などとは別ものではないか。日本すごい、日本万歳、のようなお祝い気分でいいのだろうかとまず思います。 でも、それだけではありません。ノーベル賞が「政治的」という話はもはや指摘するまでもありませんが、平和賞と経済賞は特にそうです。核廃絶運動への貢献を言うのなら、21世紀の今でなく、もっと早くに受賞していて当然…

  • トランプ支持の「リアリティ」

    アメリカの次期大統領に決まったトランプ前大統領は、支持者ともども過激な「言動」やネット戦略が話題になりますが、ジャーナリストの立岩陽一郎さんのルポを読んでいて、過激に映る「表層」だけでなく、「深層」をもしっかり見ないといけない気がしました。確かに接戦と言われつつも、一時はハリス優位とも報道されていた今回のアメリカ大統領選挙が、予想外の雪崩現象でトランプ勝利に終わった面はありましたが、記事に登場する、トランプに票を投じたアメリカの有権者の声はわりと冷静で、彼ら彼女らの「リアリティ」自体を見誤ってはいけないと思いました。自省を込めつつ、トランプに嫌悪感を抱くことと、それは別個です。以下、長くなりま…

  • 韓国の非常戒厳のこと

    今朝のニュースで韓国で「非常戒厳解除」という見出しを見て、はて?何のことかと思っていたら、昨晩韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が緊急のテレビ演説で「非常戒厳」を発したことを知りました(夜は早めに床に就くので全然知りませんでした)。大統領曰く、今韓国の国政は「麻痺状態」にあり、北朝鮮の共産勢力の脅威から韓国を守るためだということですが、これに対する韓国国会や市民の動きも急で、国会は今日未明に非常厳戒の解除を求める決議案を可決し、市民も大勢国会前に集まって反対の意思表示をしました。その結果、尹大統領は今朝解除を発表し、「非常戒厳」は一晩で終わることになりました。小生みたいにボーッとした人でな…

  • 兵庫県の混迷

    先月の兵庫県知事選で当選した斎藤知事のSNS戦略を担った(関わった?)とされるPR会社の社長が、Noteに投稿した記事をきっかけに、斎藤知事の公職選挙法違反が疑われる事態になっています。公職選挙法という法律はケースバイケースというか、けっこう弁護士や関係者泣かせの面があるようで、たとえば、元財務官僚の山口真由さんがTVで話していたところでは、選挙事務所に支援者が来た時、インスタントコーヒーは出してもいいけれど、ドリップコーヒーはだめなんだそうで?、違反かどうかの線引きがどこにあるのか、素人にはちょっと判別不能です。 山口真由氏、斎藤元彦知事の選挙戦手掛けたPR会社は「公選法の知識がちょっと乏し…

  • 学校の生徒指導 補足

    昨日、国連で子どもの権利条約が採択されてから35年ということで、学校の生徒指導のことを少し書きました。「ブラック校則」や頭髪・服装指導に人権侵害と言えるレベルのものがあるのは論外としても、そこに一貫して流れているのは、生徒にものを考えさせない非教育性であり、それは政府の文教政策や統治構造にも通じるという話を書いたつもりです。舌足らずの面は多々あったと思いますが、実際に学校で子どもと向きあっている教員のことを考えると、少し補足が必要という気がしました。かつて学校の中にいた人間としては、頭髪・服装指導の「くだらなさ」をもって、個々の教員の「善意」まで押し流す気にはなれませんので。 学校に来る子ども…

  • 子どもの権利条約 採択から35年

    おとといのブログで子どもを「素人」同然みたいに書いてしまって、ちょっと言い訳がましいのですが、反省の意味合いを込めて(苦笑)、昨日11月20日が国連「世界子どもの日」だったことと子どもの権利条約について書きます。 この地球上のある地では、空爆により多くの子どもたちが命を失っています。子どもの権利を云々する前に、子どもの生存そのものがないがしろにされる状況を何とかしないといけないと思うのですが、結局のところは、「安全」な場所で一時的な嫌悪感や虚無感に苛まれるだけなのです。 彼の地に比べると、「差し迫った」感じのないこの国で、子どもの生存を確保し、権利を守れと言うのはますますズレて、間が抜けている…

  • 兵庫県知事選から二日

    兵庫県議会による不信任決議で失職した斎藤元彦前知事が再選されて二日がたち、いろいろとweb上に上がっている記事を眺めて考えてみましたが、よく理解できないというのが正直な気持ちです。他県のことで事情のわからない点が多々あるとはいえ、公益通報制度を無視して、県の窓口に相談した通報者を保護することなく、また、第三者による調査もせずに、「自ら(知事ら)を誹謗中傷した」として懲戒処分にしたことは、本人は認めていませんが、専門家をはじめ多くの人がその違法性を断じています。この一点だけでも重大事だと思うのですが、前知事に投票した人々はこれをどう考えているのか、数々の「おねだり」など、さもしい行為は脇に置くと…

  • 「ホロコースト」と「国防」

    この夏からお目見えした新刊雑誌『地平』の最新号に、日本で暮らすイスラエルの退役軍人ダニー・ネフセタイさんのインタビュー記事があります。表題は、「なぜイスラエルは戦争をやめないのか」ですが、現状では「戦争」というよりは「虐殺」ですし、もし立場が逆であれば、ユダヤ人にとっては「ホロコースト」という名の「悪夢」でしょう。今日はこの記事の一部を紹介します。 まず、「なぜ、イスラエルは戦争をやめようとしないのか、なぜ、対話や交渉に背を向けるのでしょうか」と問われたダニーさんは、2つの理由を挙げています。 一番単純な理由は、いま、イスラエル国内ではネタニヤフ首相の汚職をめぐる裁判が途中であるということです…

  • 米国 トランプ復権へ

    昨日の米国大統領選はトランプ氏の再選・返り咲きが確実な情勢となりました。個人的には溜飲が(下がるではなく)逆に上がってくるような、何とも言えぬ不快感を覚えています。そもそも民主党のハリス氏が勝てばOKというような単純な話ではありませんが、米国独特の州ごとの選挙人総取り方式で勝つのみならず、全体の得票数でもハリス氏を上回るとすれば、アメリカ世論は単純多数決でもトランプを支持したわけで、この「現実」はなかなか重いものがあります。何と言ってもトランプ氏は現在刑事訴追されている身です。そういう人を国民総意は大統領に選ぶのですから。 早速、トランプ勝利を受けて、大統領任期中は裁判がストップするのではない…

  • 終わっていない「戦後」

    一般に第二次世界大戦は1945年夏で終わったと考えられています。とりわけ、日本の人は「終戦記念日」とされている8月15日で「戦争は終わった」と思っている人が大半だと思われます。しかし、「事実」として、そうではありません。千島や樺太など各地でソ連軍との戦いは継続していましたし、武装が解除されていないという意味では、9月まで「戦争状態」が続いていたところもあります。 さらに言えば、戦闘がなくなったから「終戦」だと、単純に語れないケースもあります。今朝眠気眼で新聞をパラパラとめくって、ある記事を眺めているうちに、だんだんと「意識」が鮮明になり、しまいには背筋が伸びるような思いがしました。専門記者・栗…

  • 総選挙が終わって

    衆院選挙の投開票の結果、裏金議員はじめ与党の「大物」が何人も落選したおかげで与党が大きく過半数割れし、自民党の石破総裁が、今後召集される特別国会で(もう一度)総理大臣に指名されるかどうかわからなくなってきました。日本の政治は一夜にして流動的となりましたが、「安定」していれば問題がないかというと、そういうこともなく(それで自民党議員は「安定的」に裏金づくりに邁進していたわけですから)、事がスイスイと進まないことのデメリットが多少あっても、それは国民全体で「受忍」する必要があるのかなと思います。株式市場等が今のところ悪い意味で過敏に反応していないのは幸いです。 今朝の毎日新聞には、政治部長田中成之…

  • 自民党・政治階級の落選運動

    岩波ブックレットの最新刊に、ソ連生まれでカナダ在住のユダヤ人、ヤコブ・ラブキン氏の『イスラエルとパレスチナ』(鵜飼哲・訳)という冊子があります。ラブキン氏は現在のイスラエル(シオニズム)の蛮行を批判し、ユダヤ人の伝統では戒律を遵守することが最も重視され、あらゆる思い上がりが戒められてきた。生まれながらにして自分たちの方が優れているなどと考える優越感情や差別意識は論外だ。イスラエルの地は善行の普遍的効果(積み重ね?)によって獲得されるべきもので、不信心者が無理にの「再建」に拘泥すれば、先に受けた民族的悲劇(二度の経験)以上の残酷な破壊とが引き起こされかねないと警告するラビ(ユダヤ教の宗教指導者)…

  • リンダか 黒べえか 自民党非公認候補に2000万円

    山本リンダの「狙いうち」は、調べてみるともう半世紀も前の昭和の歌ですが、今でも高校野球の応援歌などで耳にするので、若い人でもメロディは聞いたことがあるのではないかと思いますし、冒頭の歌詞などは一度聞いたらたぶん忘れない(忘れられない)でしょう(意味はわかりませんが 笑)。buuさんがXにこの歌詞を上げ、自民党を揶揄?していたのを見て、笑ってしまいました。「裏ら裏ら……」と言えば、ジャングル黒べえという同じ頃にテレビで放映されていたアニメでも、主人公が「裏、裏、ウラー」と叫んでいましたが(笑)、こちらは誤ったアフリカ・イメージや黒人観につながりかねない部分があるので、再放送はされなくなったようで…

  • 2004年11月 ゲルギエフの来日

    20年前のNHKラジオのロシア語のテキストを見ながらロシア語の勉強をしていておもしろい記事に出会いました。テキストの中に、NHKの特派員として、むかしテレビにもたびたび出ていた小林和男さんの連載エッセイがあり、2005年1月号の記事にはこう書かれています。 (2004年)11月マリインスキー劇場の指揮者ゲルギエフがウィーンフィルと日本にやってきて、各地で公演した。…… 日本公演を前にしてゲルギエフの故郷北オセチアで不幸な事件が起った。学童を、しかも入学式の当日に狙った非道なテロ事件だ。ゲルギエフは故郷をこよなく愛している。オセチア人である誇りを持っている。彼の強靱な神経を養ってくれたのは故郷の…

  • イスラエル駐日大使の投稿について

    11日、今年のノーベル平和賞に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が選ばれ、大きな反響がありました。受賞の報せを受け、箕牧智之(みまき としゆき)代表委員が記者会見で、「パレスチナのガザ地区で、子どもが血をいっぱい流して抱かれているのは、80年前と同じ、重なりますよ」と述べた一言に、イスラエル駐日大使のギラッド・コーエン氏が反応し、X(ツイッター)に「ガザと80年前の日本を比較することは不適切かつ根拠に欠ける」と投稿しました。彼は、こう述べています。……箕牧 智之代表委員によるガザと80年前の日本との比較は、不適切かつ根拠に欠けています。 ガザはハマスによって支配されています。ハマスは女性…

  • 「正直、公正、石破茂」

    昨日、ロシアのプーチン大統領について、20年も前の古い記事を読んで、興味深かったので、早朝まではそのことを書くつもりでいました。しかし、今朝新聞を眺めていて気が変わりました。 毎日新聞・日曜の11~13面の「日曜クラブ」には、放送タレントの松尾貴史さんと心療内科医の海原純子さんのコラムが連載されています。松尾さんのコラムは4回に3回くらいは時事評論で、時に(いや、度々)日本の政治家の「生態」を痛快にぶった切る内容が多いのですが、海原さんが政治ネタを取り上げることはまれなケースで、今朝の新聞では、その珍しいことが、しかも二人とも同じネタをとりあげるという、ごくごくレアなことが起こりました。少し引…

  • 戦争に加担しない覚悟

    この話は全然知らなかったのですが、今年の6月、京都市のあるホテルにイスラエル国防軍(IDF)所属の男性が宿泊予約を入れましたが、ホテル側の意向を受けてキャンセルすることになりました。ホテル側は、イスラエル軍のガザでの破壊・虐殺行為が国際人道法に反しており、その軍関係者の宿泊を認めることは、共犯者になりうると判断したということです。当の男性も「同意」して、これで落着と思いきや、(憤激は収まらなかったらしく)直後に、駐日イスラエル大使から「宿泊拒否は国籍差別であり、支配人の解雇と謝罪を求める」との抗議文がホテルに届き、続いて京都市も旅館業法違反を理由に行政指導を行ったそうです。この間、ネット上に情…

  • ヤコヴ・ラブキン『イスラエルとパレスチナ』

    「10月7日」から1年。事態が終息する見通しは立ちません。それどころか戦禍はガザにとどまらず、なお拡大するかの情勢です。昨日の夕方、膨大な死者数と負傷者数、瓦礫の山と化したガザ地区の様子を伝えたNHKのアナウンサーは、何もできない自身と国際社会の無力さを嘆くだけで……とやや涙声でした。このやるせなさは、何とも言葉では言い表せません。 岩波ブックレットの最新刊『イスラエルとパレスチナ』を読みました。著者のヤコブ・ラブキンは、現イスラエルの国家理念であるシオニズムは、本来のユダヤ教の考え方とはかけ離れた過激な軍国思想であり、イスラエルは異形の「ユダヤ人国家」だと主張しています。いくつか文章を抜き書…

  • 東大の授業料値上げのこと

    東大が授業料を値上げして、来年4月の学部入学者から現行の53万5800円を64万2960円にするそうです。値上げの話は前から出て、学生から反対の声が上がっていましたが、かなり強権的に決定されたようです。他の国立大学へも波及するのは避けられない印象です。 東京大、来春入学から授業料2割値上げを正式決定 他大学に影響も 毎日新聞 大昔と比べてもなんですが、国立大学については1980年代に入るあたりから入学金と授業料が毎年交互に上がり始め、70年代だと通年で授業料はまだ10万円に達せず一桁台だったはずですから、今の授業料の額を知ると隔世の感があります。余計なことを言うと、その代わりトイレの壊れた…

  • 「獣も鳥も獲れませんように!」

    ロシア語のあいさつには変な言い回しというか、妙な決まり文句がありまして、たとえば、これから入学試験を受ける人を励ます場合、日本語なら「がんばって」とか「よい結果を祈ります」式の言葉をかけるところですが、ロシア語圏の人々は「獣も鳥も獲れませんように」という意味の言葉をかけるのだそうです。これはもともとは狩りに向かう人に対してかけていた言葉でしょうが、「何も獲れなきゃいいですね」と言っているわけで、普通に考えたら、全くあべこべです。言われた側は不快ではないかと思うのですが、これはロシア人特有の縁起を担ぐ表現でして、ロシア人のあいだでは未来を予測して、相手の成功に言及するのは一種のタブーで、「試験に…

  • 自民党総裁選へのぼやき

    自由民主党と立憲民主党の代表選びで世の中、大いに盛り上がる!……などということはほぼなく、世間の冷めた目線を感じます。今朝の毎日新聞の「読者の声」にはこうありました。最近、社に届いた読者の声(男性ばかりですが)の趨勢について編集者がコメントしたものですが、さもありなんという感じです。 読者の声:自民総裁選、冷たい目 毎日新聞〇「記事は自民党総裁選で盛り上がっているが、全然面白くないんですよ」(京都の男性) 〇「(「裏金問題」を積極的に話す候補者が)一人もいない。そういうつもりなのだ」(兵庫の男性) 〇「誰が選ばれようが、パーティーで金を集めて、支援者にばらまくと思う」(大阪の男性) 〇「一…

  • きしユリ時事雑談 花屋編

    いつもの戯れ言です。そのうちこの程度でも捕まる時代になるかもしれませんので、生きているあいだに放言しておきます(笑)。 都内のとある花屋で……。 ユ:あら、〇田総理じゃございませんの? き:な、何だ、〇池都知事じゃないかぁ。気がつかなかったよ、いつものヒゲと尻尾がないから。こんな町中の花屋さんに何の用だね? お忍びで視察でもしてるのかぁ? ユ:ちょっとちょっと、「いつもの」じゃございませんでしょ、こないだのあれは「変装」でしょうに、失礼な……。 き:はは……失敬、失敬、でも、ヒゲと尻尾がなくてもなあ……。世の中の人はよく見てるもんだと感心するよ、ほんとに……。 ユ:もー、何ですか、それ。総理の…

  • 新聞を読んで

    むかしNHKラジオに「新聞を読んで」という番組があり、わりと楽しみにしていた記憶があります。調べてみると、1953年から始まり、東日本大震災が起こった2011年3月末まで、半世紀以上も続いていたようです(震災と番組終了は無関係です)。今でも装いを変えて、識者のこうしたコメントは続いていると思いますが、最近のTVのワイドショーなどを見ていると、コメントする人たちの中に、およそ専門知識や裏付けもないのに、思いつきでペラペラしゃべる人がいて、ほんとうに有害だと感じます。NHKも民放も良識ある番組作りの枠がどんどん狭められ、関係者は大変だと思うのですが、灯火を絶やすことがないようにと願います。 さて、…

  • 批判か 中傷か

    毎日新聞の日曜連載のコラム「松尾貴史のちょっと違和感」は、毎週楽しみにしている記事です。今日の記事では、自民党総裁選に立候補している河野太郎氏のキャッチフレーズ「国民と向き合う心」の「嘘くささ」を痛烈にぶったぎっています。 松尾貴史のちょっと違和感:向き合う心? 何かのギャグだろうか 毎日新聞 ……、河野太郎衆院議員が記者会見を開き、正式に総裁選に名乗りを上げたというニュースがあった。なんでも、キャッチフレーズは「有事の今こそ、河野太郎 国民と向き合う心。世界と渡り合う力。」なのだそうだ。何かのギャグだろうか。彼ほど「向き合」わない政治家を、私は知らない。そして彼が「渡り合う」のは、自分よ…

  • 星野智幸さんの寄稿記事を読んで

    X(Twitter)を眺めていたら、作家の星野智幸さんが朝日新聞に寄稿した記事が話題になっていたので読んでみました。部分的には(共感ではなく)同感しますが、賛同や「(一読を)推奨」する声が多いのにはやや戸惑いをおぼえます。一部引用させてください。言葉を消費されて 「正義」に依存し個を捨てるリベラル 星野智幸:朝日新聞デジタル「リベラルは正義」という感覚 ……。私は、自分が社会批評的なことを述べているとき、自ら世のリベラルな言説に合うように、もっといえば美味(おい)しく消費されるように盛りつけて差し出している、という嫌悪感をぬぐえなくなった。 それで理解に至ったのである。リベラルな考え方の人たち…

  • 中教審の答申について

    昨日8月27日、中教審は公立学校の教員確保に向けた提言(答申)を正式に文科大臣に手渡しました。内容の骨格は以前から報道されていたとおりですが、教職調整額(調整手当)を現行の4%から10%以上に引き上げることが目玉になっていて、文科省も調整手当を13%に増額するなど、次年度の概算要求をまとめ、今後財務省と折衝するそうです。 普通に考えたら、給与の1割アップなど驚くべきことですが、財務省がこれに満額回答する見込みはほとんどありません。おそらくは、あいだをとって〇%くらいで手を打ちしましょうという話になる感じがしますし、教育現場からすると、少しでも給料が上がるのはいいとしても、これで個々の職員が現在…

  • コバホークの「四苦八苦」

    自民党の総裁選は、先日選挙日程が発表され、小林鷹之氏に続いて立候補を宣言する人が相次ぐのかと思いきや、事前に名前の上がった者が10人もいるわりには、あとが続きません。先に手を挙げると小林氏のようにメディアにいろいろとあら探しをされて、痛くもない腹まで探られたんではたまらんということで、この際だから、みんなで歩調を合わせ、複数で「横断歩道を渡ろう」ということでしょうか。あるいは、キャストが出そろうまでじっくり時間をかけて、徐々に「祭り」を盛り上げていこうという(電通直伝の)作戦でもあるのでしょうか。そういう意味では、先陣を切った(切らされた)小林氏は今「前座」の務めを果たしていることになります。…

  • ポスト岸田杯 GⅡ 馬柱

    岸田首相が8月14日に自民党の次の総裁選挙に出ないことを表明した際、夏の外交日程に区切りがついた(ので?)と言っていましたが、翌15日に全国戦没者追悼式が控えていることを考えると、なぜこのタイミングなのか、少なからず違和感をもちました。翌日の式典で首相として挨拶するのに、自分は日本国の首相を(あと少しで確実に)辞めるという立場で式に出席できるものなのか。岸田さんにとって8月15日というのはさして「特別な日」ではなかったのだなと思いました。昭和史研究家の保阪正康さんもTVでこう言っていました。 過去の放送内容と『1930』まとめ 報道1930 ……岸田さんは、8月14日っていう、お盆のこのと…

  • 「唯一の被爆国」に思うこと

    8月6日午前8時15分と3日後の8月9日11時02分――心に刻まれた時刻です。広島の資料館でその瞬間を「想像」」してからずいぶん月日が経ちましたが、来年も再来年も、生きていられたなら、それは変わらないと思います。 おとといは広島で被爆者慰霊のための式典が営まれました。被爆の現実を体験者として語れる人は年々減り続けていますが、どんなかたちにせよ、原爆とその惨禍は今後も語り継いでいかなくてはならないと思います。そして、核兵器は要らない。戦争をしない、してはならない。 今はもう学校で子どもたちに広島と長崎のことを語る機会はなくなりました。でも、心残りというか、テレビで8月の原爆や敗戦(終戦)の報道を…

  • BBC HARDtalk の河野太郎氏を見て

    先月27日、BBC News Japanでスティーヴン・サッカー氏が河野太郎デジタル相にインタヴューをしています。外相、防衛相と政府の重要閣僚を経験して、秋の自民党総裁選への出馬にも意欲を見せている河野氏ですから、BBCが次期日本の首相候補の一人として、インタヴューを敢行しようというのも当然でしょう。 しかし、まあ何というのか、聞き手がいろいろと下調べをして日本の政治経済の問題点を指摘しながら質問するのは当然として、答える側の次期首相候補がこの程度でよいものか、ちょっとこの非対称性というか落差が大き過ぎるという印象です。こんな答えで乗り切れるというのは思い上がりというものでしょう。それも普段日…

  • 都知事選から1ヶ月 「石丸現象」のこと

    早いもので東京都知事選の投票日だった七夕からもうすぐ1ヶ月――この間、小池百合子氏に次いで2番目に得票が多かった石丸伸二氏に関する論評をいろいろと目にしてきました。なぜ、全国的に無名の候補がここまで「躍進」を遂げたのか――だいたいの論者の関心は、その理由と解明に向けられていましたが、総じて結論としては、SNSを通じた発信が特に若い世代に効果的だったということが強調され、石丸氏自身の具体的な公約や政治的主張が共感を呼んだわけではなかったと指摘するものが大半だったという印象です。 小生も、自分なりにネットで石丸氏についていろいろと調べたこともありましたが、途中でもういいな、という感じがしました。毎…

  • 反中感情に思うこと

    X(Twitter)を眺めていると、差別に無頓着な投稿を目にすることがあります。最近ネットでも話題になり、小生も目にしたのは奈良公園の鹿を足蹴にする人を「中国人」として非難するものですが、どうもこれは「中国人」かどうかはわからないようです。 奈良公園の鹿〝虐待動画〟拡散の裏で「日本人説」が浮上 東スポWEBもうひとつ、入り口に「中国人・韓国人」の入店を断る文言を掲げているお店の写真もありました。お店でどういう不快な行為をされたのかわかりませんが、「(不道徳な)行為」と民族性(属性)を直結させるのは、さすがに無理があるでしょう。立場を逆転させて、「日本人はこんな非道いことを平気でする人たちだ…

  • トランプ狙撃事件と銃規制

    米国のトランプ氏が共和党大会で大統領候補に指名されました。3日前(7月13日)、演説中に狙撃されて負傷し、右耳にガーゼを当てた痛々しい姿で党大会の会場に現れ、拍手を浴びました。いつものごとく「吠える」ことなく、わりと静かにしているように見えたのは、(本人にも周囲にも)事件の記憶がまだ生々し過ぎたせいか、それとも陣営の「戦略」か。タレントの東国原英夫氏がSNSで、当初この銃撃事件を「やらせ」と投稿して批判を浴びたようですが、小生もかなり「不自然」な感じをもちました。BBCの取材では、演説会場近くの住民の話として、ライフルを持って建物の屋根に上がっていく不審な人物を見たと警察に知らせたのに、警察は…

  • 「腐り日本」と書かれて

    先月発刊した雑誌『地平』の今月号(8月号)を入手しました。先月の創刊号は執筆陣からしてボリュームがありましたから、それと単純に比較するわけにはいきませんが、今号も(私的には)「名のある人」の論考が目に付く感じがします。そんな中で、沖縄の作家・目取真(めどるま)俊さんの小論がありました。「腐り日本の多数意思に抗う」――タイトルを見ただけでうっときます。しかし、小生としては、目取真さんが「腐った」と書かなかったところに真意というか、ほんの一縷でも希望を見出したい気持ちはあります。少し引用させてください。 2014年7月、辺野古沿岸部にV字型滑走路を持つ新基地の建設工事が始まった。市民は工事用の重機…

  • 都知事選の雑感

    7日の都知事選が終わって今日で2日。都民ではないので、そんなに力むのもどうかと思いつつ、都政が変われば国政にも連動するとの思いから、現職の「落選運動」に勝手に参加して、先週来ブログに「連投」をしてきました。結果については、ある意味「想定内」、別の意味では「予想外」と受け止めています。「想定内」というのは、一言でまとめれば、やはり「現職は強い」ということでしょうか。「予想外」というのは、蓮舫候補の得票が有効票の2割にも及ばなかったということです。 新聞に発表されていた確定得票数を少し加工して並べてみます。 当 小池百合子 2,918,015(42.7%) 石丸 伸二 1,658,363(24.3…

  • 「手袋を買いに」

    今朝の新聞の書評欄を見ていて、新潮文庫から新美南吉さんの作品選集が出ていることを知りました。新美さんと言えば、何をおいても「ごんぎつね」でしょうが、小生にとって、子どもの頃に読んでとても印象に残っているのは、評者と同じく、「手袋を買いに」です。 今週の本棚:荒川洋治・評 『ごんぎつね でんでんむしのかなしみ 新美南吉傑作選』=新美南吉・著 毎日新聞 https://www.nankichi.gr.jp/Dowasyo/pdf/R02/tebukuro.pdf 雪の中、手がかじかんで冷たいと言う子狐に、霜やけになったらかわいそうだから手袋を買ってあげようと思い、子狐と一緒に町まで下りてきた母…

  • ネット街宣

    webで見かけたライターの菅野完(たもつ)さんの1人街頭演説より。 https://x.com/nabekuramasa/status/1808757827009458409 7月7日は東京都知事選挙の投票日です。ご存じのように今回の都知事選挙は史上最多の候補者が出馬しています。その立候補者の中で当選の可能性があるのは、たった二人だけです。……ほとんどの人に当選の可能性はほぼありません。あるのは2人だけ。一人は現職の方、一人はついこないだまで国会議員をされておられた方。この二人のうちから、どちらが都知事としてふさわしいかを選ぶのが今回の都知事選挙です。みなさん、いろんなご意見はあろうかと思いま…

  • 中田敦彦さん、蓮舫候補に聞く

    中田敦彦さんのYouTube大学で、東京都知事選の立候補者にインタビューした動画が見られます。収録日がいつだったのかはわかりませんが、昨日は蓮舫さんの回の前編が放映されていました(他に、小池編、石丸編もあります)。昨日のブログの延長で、今日はこの蓮舫さんの話の一部を起こしてみます。築地・豊洲や神宮外苑、晴海等々、小池都政と大企業との癒着には呆れるばかりですが、ここでは例のプロジェクションマッピングの話の部分だけとりあげてみます。 【蓮舫①】蓮舫無双、炸裂!癒着政治の疑惑を徹底批判【都知事選対談】 - YouTube 蓮舫:地方自治法っていう法律があるんですけれども、東京都とか地方自治体の公金の…

  • 「七夕革命」と「落選運動」

    X(ツィッター)で「七夕革命」という語を見ました。これは、都知事選で現職の小池候補が敗れること、端的に言って、蓮舫候補が勝利することを表す「願望」であり、「スローガン」かと思います。小生にはいい響きです。でも、「立場」が逆なら、「七夕災難」か「七夕悪夢」でしょう。 2009年に民主党政権が誕生したとき、新聞(確か読売)で、「これは革命だ」という文言(見出し)を目にしました。日本の国政史上、政権交代が初めてということはありません。戦後も1993年に一度非自民・細川連立政権が成立したことがあります。ですから、自民党が選挙で負けて下野したくらいで「革命」というのは大袈裟過ぎるのですが、それでも長く続…

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