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2020/04/27

  • トランプ狙撃事件と銃規制

    米国のトランプ氏が共和党大会で大統領候補に指名されました。3日前(7月13日)、演説中に狙撃されて負傷し、右耳にガーゼを当てた痛々しい姿で党大会の会場に現れ、拍手を浴びました。いつものごとく「吠える」ことなく、わりと静かにしているように見えたのは、(本人にも周囲にも)事件の記憶がまだ生々し過ぎたせいか、それとも陣営の「戦略」か。タレントの東国原英夫氏がSNSで、当初この銃撃事件を「やらせ」と投稿して批判を浴びたようですが、小生もかなり「不自然」な感じをもちました。BBCの取材では、演説会場近くの住民の話として、ライフルを持って建物の屋根に上がっていく不審な人物を見たと警察に知らせたのに、警察は…

  • 「腐り日本」と書かれて

    先月発刊した雑誌『地平』の今月号(8月号)を入手しました。先月の創刊号は執筆陣からしてボリュームがありましたから、それと単純に比較するわけにはいきませんが、今号も(私的には)「名のある人」の論考が目に付く感じがします。そんな中で、沖縄の作家・目取真(めどるま)俊さんの小論がありました。「腐り日本の多数意思に抗う」――タイトルを見ただけでうっときます。しかし、小生としては、目取真さんが「腐った」と書かなかったところに真意というか、ほんの一縷でも希望を見出したい気持ちはあります。少し引用させてください。 2014年7月、辺野古沿岸部にV字型滑走路を持つ新基地の建設工事が始まった。市民は工事用の重機…

  • 都知事選の雑感

    7日の都知事選が終わって今日で2日。都民ではないので、そんなに力むのもどうかと思いつつ、都政が変われば国政にも連動するとの思いから、現職の「落選運動」に勝手に参加して、先週来ブログに「連投」をしてきました。結果については、ある意味「想定内」、別の意味では「予想外」と受け止めています。「想定内」というのは、一言でまとめれば、やはり「現職は強い」ということでしょうか。「予想外」というのは、蓮舫候補の得票が有効票の2割にも及ばなかったということです。 新聞に発表されていた確定得票数を少し加工して並べてみます。 当 小池百合子 2,918,015(42.7%) 石丸 伸二 1,658,363(24.3…

  • 「手袋を買いに」

    今朝の新聞の書評欄を見ていて、新潮文庫から新美南吉さんの作品選集が出ていることを知りました。新美さんと言えば、何をおいても「ごんぎつね」でしょうが、小生にとって、子どもの頃に読んでとても印象に残っているのは、評者と同じく、「手袋を買いに」です。 今週の本棚:荒川洋治・評 『ごんぎつね でんでんむしのかなしみ 新美南吉傑作選』=新美南吉・著 毎日新聞 https://www.nankichi.gr.jp/Dowasyo/pdf/R02/tebukuro.pdf 雪の中、手がかじかんで冷たいと言う子狐に、霜やけになったらかわいそうだから手袋を買ってあげようと思い、子狐と一緒に町まで下りてきた母…

  • ネット街宣

    webで見かけたライターの菅野完(たもつ)さんの1人街頭演説より。 https://x.com/nabekuramasa/status/1808757827009458409 7月7日は東京都知事選挙の投票日です。ご存じのように今回の都知事選挙は史上最多の候補者が出馬しています。その立候補者の中で当選の可能性があるのは、たった二人だけです。……ほとんどの人に当選の可能性はほぼありません。あるのは2人だけ。一人は現職の方、一人はついこないだまで国会議員をされておられた方。この二人のうちから、どちらが都知事としてふさわしいかを選ぶのが今回の都知事選挙です。みなさん、いろんなご意見はあろうかと思いま…

  • 中田敦彦さん、蓮舫候補に聞く

    中田敦彦さんのYouTube大学で、東京都知事選の立候補者にインタビューした動画が見られます。収録日がいつだったのかはわかりませんが、昨日は蓮舫さんの回の前編が放映されていました(他に、小池編、石丸編もあります)。昨日のブログの延長で、今日はこの蓮舫さんの話の一部を起こしてみます。築地・豊洲や神宮外苑、晴海等々、小池都政と大企業との癒着には呆れるばかりですが、ここでは例のプロジェクションマッピングの話の部分だけとりあげてみます。 【蓮舫①】蓮舫無双、炸裂!癒着政治の疑惑を徹底批判【都知事選対談】 - YouTube 蓮舫:地方自治法っていう法律があるんですけれども、東京都とか地方自治体の公金の…

  • 「七夕革命」と「落選運動」

    X(ツィッター)で「七夕革命」という語を見ました。これは、都知事選で現職の小池候補が敗れること、端的に言って、蓮舫候補が勝利することを表す「願望」であり、「スローガン」かと思います。小生にはいい響きです。でも、「立場」が逆なら、「七夕災難」か「七夕悪夢」でしょう。 2009年に民主党政権が誕生したとき、新聞(確か読売)で、「これは革命だ」という文言(見出し)を目にしました。日本の国政史上、政権交代が初めてということはありません。戦後も1993年に一度非自民・細川連立政権が成立したことがあります。ですから、自民党が選挙で負けて下野したくらいで「革命」というのは大袈裟過ぎるのですが、それでも長く続…

  • 「法の支配」を拒む人たち

    「他人に適用する原理原則を自分に適用しない人を偽善者という」――これは妙な全能感を抱いた権力者(と取り巻き)が働いた身勝手極まりない判断と行為であって、「法の支配」などという、そんな「高尚」な話を持ち出すべきではないのかも知れません。そもそもが違法行為に手を染めた権力者が、「御用聞き」を検察トップに据えておけば自分は捕まらない、安心だ。けれども、その「御用聞き」が定年間近で検事総長にはなれないことに気づいたので、何とかならないかと誰かに相談したら、検察官も他の一般の国家公務員と同じことにして定年延長しちゃいましょうよ、などという話になって、ほとんど「思いつき」で、都合よく法律の解釈を変えること…

  • 都知事選の告示に 雑感

    昨日、東京都知事選が告示されました。(千葉県民で)投票権がありませんので傍観するだけですが、いくつかの場面に接して、現在のこの国の社会政治状況が反映されている感じを受けました。立候補者を大勢擁立して、選挙ポスターの掲示枠を切り売りしようとするNHK党の、「違法」でなければ何をしてもいいという考え方や手法には、もはやさして驚きを感じなくなってきました。こういう手法は、この間の裏金議員の処分や政治資金規正法改正の抜け道探しのプロセスを見ていても感じるところで、政治社会でこれまで繰り返されてきたことの裏返し、極端ではあっても一つの現れとも思えます。 NHK党のポスター枠「販売」いいの? 都知事選に大…

  • 泉房穂さんへのインタビュー

    今朝新聞を眺めていて、ジャーナリストの田原総一朗さんが前明石市長の泉房穂さんにインタビューした記事の後編を目にしました。市長を退任してからメディアでよく見かける泉さん、市長在任中にいろいろと「舌禍事件」が取り沙汰されて話題になりましたが、愉快な方だと思います。「愉快」な理由は、偉ぶらず飾らない話をするからでしょうけれど。興味を惹いたのは市役所職員への「暴言」がきっかけで市長を辞して、再選挙に臨むかどうか、家族会議をもった場面の話です。その前段から少し引用させてください。 田原総一朗の日本の教育問題は何だ!?:前兵庫県明石市長・泉房穂さんインタビュー/下 「変わり者」も受け入れる 毎日新聞 …

  • 「寄り添わない」――誠実な言葉を求めて

    先日本屋で雑誌を眺めていて『地平』という名の月刊誌の存在を知りました。まだ創刊されたばかりのようです。表紙に掲げられた「コトバの復興」というタイトルが目に止まりました。何で「言葉」がカタカナなんだろうと思いながら中を開いて少し読むと、意味しているところが何となくわかりました。はっきり言って、昨今の政治家やメディアのあいだにはびこる「ことば」は、「言霊」が宿るとされる言葉の重みがなく、コミュニケーションとしての機能さえ失い(破壊して)、ほぼ一方通行を繰り返しています。編集者が、これに漢字どころか、平仮名の「ことば」さえ与えず、「コトバ」としたのは、そこまで堕ちている現実を告知するものなのでしょう…

  • 大谷選手の責任

    昔はスポーツをするのも見るのも好きでした。個人種目はあまりやりませんでしたが、団体種目は、野球にしろサッカーにしろ、みんなで一緒に遊ぶ競技は楽しかったし、大会やイベントが近づくとワクワクしたものです。しかし、だんだんと年季を重ねて、スポーツビジネスとか愛国心とか、背景にうごめく力の存在が見えてくると、以前のように「純粋」に楽しめなくなってきました。コロナの禍中に開催された先の東京オリンピックなどは典型的で、政治的(経済的)な諸力の存在感があまりに露骨で、小生個人にとってはかなり「決定的」な出来事であったような感じがします。 米国大リーグで活躍中の野球界のスーパースター、大谷翔平選手の元通訳・水…

  • 「国の指示権」の拡大

    昨日5月30日、衆院で地方自治法の「改正案」が可決されました。非常時に自治体に対する国の「指示権」を拡大する内容です。現在自民党の裏金問題で政治資金規正法の改正に世間の関心が集まる中、「こっそりと」ということもありませんが、地方自治の根幹を揺るがしかねない法案が20日余りで通されることに憤りを感じます。以下は、今朝31日付の毎日新聞の記事からの引用です。 「想定外」の要件あいまい 乱用歯止めも不透明 国の指示権拡大 毎日新聞……「極めてあいまいな要件のままでは、時の内閣の恣意(しい)的な判断で自治体に指示を行う余地を残す」 立憲民主党の吉川元氏は30日、衆院本会議の討論で改正案に懸念を示し…

  • 続 きしユリ時事対談

    先日の続きになりますが、これは言うまでもなく、(たちのよくない)フィクションですので。 ソウルで中韓首脳と会談してお疲れ気味の岸〇首相。官邸の執務室でウトウトとしていると……。 き:んんっ?!。おい、誰か来てくれー。官邸に何か動物が紛れ込んでるぞー。 ユ:シーっ。総理ったら、私ですよ、ワ・タ・シ……。 き:何だ、きみはぁ。尻にシッポをくつけて、ヒゲまで付けて、いったいここで何をやってるんだね? ユ:もー、総理ったら、大きな声を出して、イヤですわ。最近は得点稼ぎですぐに外国に行ってしまうから、ほんとにつかまらなくて困ります。直接お会いするために、こうして変装して入り込んだんですのョ。 き:変装っ…

  • 「政策活動費」はなくても支障なし

    今日は短めに。 昼にTBSの「ひるおび」を見ていて、政治資金規正法の改正に向けた各党の動きについて、元駿河台大学客員教授(!最近この肩書きが出なくなりましたが)田﨑史郎氏がどもりどもり「解説」する様を見ていたら、昨日の参院予算委の岸田首相のおどおどした、たどたどしい日本語答弁とその姿が重なって見えてきました。要するに、何かを気にして、思うこと(知っていること)を自由に、実直にしゃべっていない(しゃべれない)という意味で、二人の現在の「心理状態」は、どこか似たところがあるような感じがしました。見ている側からすると、別に饒舌でなくていいので、普通に話をしてほしいのですが。あるいは、国会でもテレビで…

  • 衛藤征士郎に有言実行を求む 以上!

    日本のスポーツ選手の才能というか、活躍ぶりには驚かされることが多いのですが、連日伝えられるメジャーリーグの大谷翔平選手はもちろんのこと、ボクシングの井上尚哉選手とか、先日の試合などを見ていると、素人目にも圧巻の勝利で、KOされた相手の選手の倒れ方が「見事」過ぎて心配になります(本当に後遺症とか、大丈夫なんでしょうか)。あとは、スポーツではないかも知れませんが、将棋の藤井聡太八冠もとにかく強い。この人をタイトル戦で負かせる人が出たら、「一大事件」になりそうです。どなたかが、X(Twitter)か何かで、こうした希有な才能と同時代を生きていることの幸運を、何か感慨深くつぶやいているのを見ましたが、…

  • きしユリ時事対談 プラス

    戯れ言ですので、読み流していただければ幸いです。 ユ:あらぁ、岸〇総理じゃございませんの、お久しぶりでございます。 き:うっ、緑のたぬ……じゃなかった、小〇都知事じゃないか。こんなところで何をうろついてるんだね。 ユ:まあ「うろつく」なんて人聞きの悪い。ぶらぶらしていたってわけじゃございませんの。これでもお待ちしてましたのよ。 き:待ってたって、誰を? 私を、かね? ユ:もー、総理ったら、内政がダメだと、すぐに外遊に行ってしまうから、つかまえるのが大変ですわョ。 き:私は「外交の岸〇」だからな。支持率が下がったときは、外国に行くに限るよ。見てみなさい、帰って来ると見事に支持率が上がって……。わ…

  • 「自分には何ができるか」

    5月3日の今日は憲法記念日です。1947年のこの日に新憲法(日本国憲法)が施行されて、77年。憲法遵守義務のある公務員の頂点に立つ総理大臣が、率先して憲法を変えようと呼びかけ、他方で、「立憲民主党」なる名の政党ができるくらいですから、この間、この国でいかに「立憲」の精神がなおざりにされてきたかがよくわかろうというものです。今日は恒例の憲法改正/擁護の集会あり、「憲法改正をすべきか否か」の意識調査の結果発表あり、でしたが、大型連休の最中でもあり、8月15日などに比べると、この日と向きあう人々の「関心」が「特別」という感じはしません。今日の昼のNHKニュースなども、トップは連休後半の行楽についてだ…

  • 昼、牧原秀樹議員のコメントを聞いて

    今日は体調が悪くないので、短いですが「連投」してみます。 昼にTVを見ていたら、一昨日の衆院補選・自民党全敗を受けて、テレ朝の「ワイドスクランブル」に自民党の牧原秀樹議員が出演していました。牧原議員のことはよくわかりませんが、テレビには自民党の「選挙対策委員会副委員長」の肩書きが示されていました。テレビ画面右上には「信頼回復へ どうすべき?」というテロップも見えます。牧原氏には悪いけれども、もし、自民党が「(裏金問題等々)反省しています」という姿勢を国民に示したいのであれば、岸田総理(党総裁)とは言わないまでも、やはり茂木幹事長クラスの重鎮が出演してしかるべきだったのでは、という感じがしました…

  • 衆院補選とテレビ・ニュースの「風情」

    昨日衆院の補選の投開票がありまして、東京・島根・長崎の三選挙区、いずれも前は自民党の議席でしたが、結果は三議席とも立憲民主党の候補が当選しました。自民党は、東京と長崎では候補を立てていません。裏金問題への批判が強く、逆風の最中だったとはいえ、候補者を立てないということは、選挙区の自民党支持者にとっては投票する先がないわけで、党中央や県組織に不満はあるでしょう。地元の支持者にとって何とも失礼な話です。それでも(東京や長崎は捨てても)島根の一議席だけは落としたくなかったらしく、ここに精力を注ぎ込んで選挙に臨みましたが、結果はやっぱりダメでした。 今朝新聞で投票前日に島根の選挙区入りした岸田首相が演…

  • 日米首脳会談と岸田さんの「笑い」

    毎日新聞論説委員の伊藤智永さんが、担当コラムの「土記」で、2週続けて、岸田首相の訪米と日米共同声明の意味を取り上げています。 土記:前例なき高みという深み=伊藤智永 毎日新聞 土記:銃を取れ、命を懸けろ=伊藤智永 毎日新聞<4月20日付> 「米国と一緒にいることの覚悟が示された。同盟とは、守るべきものを共に守るために戦うこと。必要なら銃を取ってでも、命を懸けてでも守ることである」 岸田文雄首相の米議会演説と日米共同声明の意味を、杉山晋輔元駐米大使は17日、日本記者クラブで……解説した。外務省とすり合わせて会見に臨んだというから、政府見解の代弁である。問題は、何をどこまで守るのか。 ………

  • 「小池・学歴詐称問題」の再燃

    外国語には興味があるので、いろいろな言語を「かじった」ことがあるのですが、アラビア語はなかなか手強い感じがあります。日本にも専門家はいるので、日本語を母語にする人にアラビア語の習得が無理ということはないのでしょうが、英語やロシア語などとは大分色合いの違う言語であるのは確かです。 小池氏もカイロ大で学んだアラビア語 会話で教育レベルがわかるのはなぜ?:朝日新聞GLOBE+ もちろんこれは個人の感想です。どんなレベルかはわかりませんが、小池・現東京都知事はアラビア語の通訳ができるのだから、昔はへぇー、すごいもんだと思っていました。しかし、4年くらい前に『女帝 小池百合子』という本が出て、大々的に彼…

  • 清水ミチコさんの「実験」

    先週毎日新聞を見ていたら、三面の「万能川柳」が3日続けて政治ネタばかり集めていて、「おやっ?」と思いました。選者の仲畑氏の「気まぐれ」か、それともその種の句が多すぎて掲載せざるを得なかったのか、いずれにしてもここから垣間見える「世相」は、自民党が「期待!」しているような「政治不信 → 政治嫌悪・政治忌避(=投票に行かない)」とは少し異なる感じがしないでもないです。いくつか引用させてください。<4月2日(火)> ☆納税は個人の自由民主党 (仙台 小林さん) ・大臣が良く辞める党ジニン党 (壱岐 白井さん) ・5人衆指名手配のように見え (下関 則夫さん) ・自民村法令特区に誰がした (高石 ユー…

  • 政治の裾野

    トニー・ブレア元英国首相の回想録を読み終えて、一国の首相を務めるには、相応の知識はもちろんのこと、不屈の闘志やバイタリティーなど、総じて普通の人間のレベルでは済まないパワーが必要なことを改めて思い知りました。それはおそらく首相とか政治家に限った話ではなく、組織の代表にはそういう人物が選ばれる下地というか裾野が英国にはあるということでしょう。もちろん権謀術数はあるでしょうけれど。 翻って、この国はどうかと考えますと、残念ながら、現実には「そういう人物」が選ばれる構造になっていないといいますか、特に政治の世界では、選ぶ方にも選ばれる方にもおおよそふさわしからぬ事例ばかり目についてしまいます。今朝な…

  • 政治家のスキャンダルとお国柄

    元英国首相のトニー・ブレアさんの回顧録を読んでいます。上巻を読み終えて、一昨日から下巻に入ったのですが、なかなかおもしろい話がいろいろと書かれています。「自伝」に書いてあることをそのまま真に受けてはいけないと言う人もいますが、ない「事実」は書けないと思うので、多少の誇張や脚色があるとしても、まあだいたいは本当の話に近いものと受け止めています。それにしても、在任当時の側近や大臣たちの言行や自分の印象をかなり開けっぴろげに記していて、「まだ存命中の人も多いだろうに、大丈夫なのかなぁ」と、読んでるこちらの方が心配になります(笑)。 これまで読んだ範囲でも、興味深い箇所はいくつもありますが、こうして筆…

  • 政倫審を見て 訂正

    ※まちがいがあったので訂正しました むかし数学の集合のところか何かで「命題」の真偽とか、「十分条件」・「必要条件」というのを習いましたが、今考えると、別に数学でなくともよかった気がします。数学が苦手な(といより単にこういう形式論理が苦手な)小生などには、いつも数学の延長のような感じが残ってしまって、頭が混乱してしまうのですが、AならばBが成り立つとき、AはBであるための十分条件、BはAであるための必要条件……という話のようですから、例を考えれば、「千葉県に住んでいる人は日本に住んでいる」という文(命題)が嘘でなく成り立つとすれば、千葉県に住んでいることは日本に住んでいることの「必要十分条件」で…

  • トニー・ブレアの回顧録より

    X(Twitter)を眺めていたら「過激ダンスショー」というTrendが立っていて、何のことかと思って見てみると、自民党青年局の醜態を咎める記事録でした。これは産経新聞の記事に端を発しているようですが、確か3月8日の今日は「国際女性デー」のはずです。「出来事」自体は去年の11月の話のようですが、このような日にこうした記事をぶつけてくるのが産経だと知って、何とも言えぬ気分になりました。 <独自>自民党青年局近畿ブロック会議後の会合で過激ダンスショー 口移しでチップ渡す姿も 費用は党が支出 - 産経ニュース 記事に会を企画運営した県議の「釈明」がありますが、このダンスショーのどこが「多様性」なのか…

  • 盛山文科大臣をめぐる記事

    昨日の毎日新聞の「日曜くらぶ」に掲載されている2つのコラムに偶然同じ政治家のことが取り上げられていました。編集者的には、重複するのは好ましくないという思いがあるかもしれませんが、事が事だけに敢えて掲載したというところでしょうか。 まず、俳優・松尾貴史さんの記事「ちょっと違和感」。3回に2回くらいは政治がらみの松尾さんの「違和感」が綴られますし、毎週楽しみにしながら読んでいるので、小生としては特に「違和感」はありませんが、もう一人の、心療内科医の海原純子さんの記事「新・心のサプリ」の方は、政治家の名前が出て来ることはあまりないので、これはある意味「深刻」な事態と受け止めています。問題は、その「深…

  • ガッサーン・カナファーニー「彼岸へ」

    昨日、国連の安全保障理事会でガザ停戦決議案が否決されました。アメリカが拒否権を行使したからです。言われているとおりにイスラエル軍がガザ地区南部への侵攻作戦を進めれば、ガザの人々には行き場がありません。すでに死傷者は2万5千人を超えているという報道もあります。ブラジルのルラ大統領は、「ヒトラーがユダヤ人を殺害すると決めたとき」と同じくらい類例がないと、イスラエルを強く非難しました。 アメリカ政府は、拒否権行使の一方で、ナワリヌイ氏の死亡に関してはロシアに制裁措置をとるそうです。広報官は「ロシア政府が世界にどう説明しようとも、プーチン大統領とその政府がナワリヌイ氏の死に責任があることは明白」だと説…

  • 杉田水脈氏の「教育勅語」

    webを眺めていて、自民党の杉田水脈衆院議員がX(ツイッター)に、教育勅語には「なに一つおかしなことは書かれていません」、児童虐待やいじめの防止に役立つので、「学校の先生にこそ、知ってほしい内容です」と投稿したという話を知りました。これには一言あります。 https://twitter.com/miosugita/status/1759126897685053455 杉田水脈氏、教育勅語を礼賛「なに一つおかしなことは書かれていません」 - 社会 : 日刊スポーツ 杉田議員はおそらくご存じないのでしょうが、ふつうに大学で教職の単位を修得した先生方は、教育勅語の内容と意義くらいは学ぶので、当人が忘…

  • 「国策」としてのマイナ保険証

    今日は病院に行く日でした。受付でしばらく様子を眺めていましたが、紙の健康保険証でなくマイナカードを出す人は見えませんでした。昨日、国家公務員のマイナ保険証の利用率が4.36%だという記事を目にして、さもありなんと思いましたが、あらためて世の現実を目の前で見せられた感じがします。 「完璧に失敗」マイナ保険証、国家公務員の利用率4.36%にあふれる憤慨…河野大臣“過去の発言”への批判も再燃 Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] この記事を見て、「国家公務員のくせに(国策を)何だと思ってるんだ」と思う向きもあるでしょうが、しかし、国家公務員の人たちだって利用価値がない上に、個人情報の…

  • 「人の心」を届ける記事

    安倍派の所属議員は昨年末時点で99人いたそうですが、今回の裏金問題で95人(団体)が政治資金の収支報告書を「訂正」したそうです。こうなると、逆に、誰が「訂正」しなかったのかの方が気になります。 自民・安倍派、95人の寄付不記載 5年6.7億円 収支報告書訂正 毎日新聞 先日、お世辞にも政治にあまり関心のあるとは言えない親戚の一人も、この件だけは許せないと怒っていました。「こっちは領収書を束ね、帳簿も付けて税務署に申告してるのに、いったい何だ!」と。加えて今度はインボイスです。「絶対許せない」とほとんど涙目になっていて本当に驚きました。彼らにこういう市井の人の声は届いているのでしょうか。 こ…

  • 「告発はこれから」

    MBS(毎日放送)は関西圏ではお馴染みであっても、千葉県在住の者にはやや縁遠いところがありますが、昨日放送されたニュース解説の一部がYou-Tubeに上げられていて、ゲスト解説者の上脇博之ひろしさんの話を視聴できたのはラッキーでした。上脇さんはご承知のとおり自民党の“裏金”問題を告発して、検察による捜査や今の政治状況のきっかけをつくった人物です。番組内では「自民党が最も怖れる男」とか「一人で自民党の派閥を全部潰した」とか変な持ち上げ方をされていて、いやーな感じもしましたが、上脇さん本人は、今後も「仕事」をやっていくだけという、ある意味淡々とした姿勢には変わりない印象でした。内容は映像を見る方が…

  • 「 」(カギ括弧)付き

    2日前となりますが、1月29日の参院予算委員会は、開会前の理事会で、野党の質問者が質疑で使う予定のパネルにあった文言をめぐって紛糾し、開始が30分遅れたようです。どういうことかと思ったら、自民党の理事が「裏金問題と断定的に書かれるのは適切ではない」と反発したんだそうで、結局、パネルに手書きでカギ括弧をつけて、〈「裏金」問題〉とすることでようやく決着したというのです。……もう、目がテンになると言いますか、同じ日に「チンピラ同然の恫喝」で話題となった、維新の藤田幹事長並みに言葉汚く罵ってやりたい思いがします。 ……「ええ加減にせえよ、ホンマ」(――「ご静粛にお願いします」 笑) 野党パネルの「裏金…

  • 能登半島地震の義援金

    昨日、朝食をとりながらTVを見ていたら、能登半島地震の義援金としてテレ朝が集めたドラえもん募金が総額2億円を超えたそうで、一応昨日で締め切って被災地に送るという話でした。「そうだ、地震からもう3週間が過ぎてるんだ」と思い、まったく遅きに失していますが、自分もやらねば……と思い、義援金の送り先をネットで調べてみました。すると、石川県が受け付けている義援金の案内が県のHPにあって、1月22日(月)時点で集まった金額は90億4千万円超で、本年いっぱい(12月27日まで)受け付けているとのことでした。 令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について 石川県 こういうのを金額で比較するのは、適当…

  • 「シニシズム」に抗して

    ガザの死者が2万5,000人を超えたそうです。去年10月のハマスの「越境攻撃」で亡くなったイスラエル側の死者は、約1,300人と言われているので、こんな数字の対比は嫌なのですが、約20倍の開きがあります。 ガザの死者2万5000人超 戦闘停止めどたたず ロイター報道 毎日新聞 ガザの人たちへの同情もあって、こんな対比をしてしまいますが、前にもブログで書いたとおり、個々の人の死を「数字」に落とし込んだ瞬間に、「そぎ落とされるもの」があるのは承知しているつもりです。そうであるとしても、この間のイスラエルの攻撃の惨さと、この「数字」には黙っているわけにいきません。ホロコーストという虐殺を経験した…

  • 石原伸晃の「共産主義」

    Twitter(X)に「共産主義的」という「トレンド」が立っていたので、「はて?」と思ってのぞいてみたら、昨日の午後の日テレの情報番組「ミヤネ屋」での石原伸晃(あえて敬称はつけません)の発言だったことがわかりました。 昨日の午後2時過ぎだったでしょうか、いつもよりもだいぶ遅い昼食を摂って、たまたまテレビでこの番組を見ていたら、石原伸晃がゲストに呼ばれていることを知ってすぐにチャンネルを替えたのですが(笑)、一周して日テレに戻ってきたら、泉房穂さんと「リモート対談」していることに気づき、しばらく眺めていたので、このシーンはおぼえています。が、耳が遠かったせいか、「共産主義的」という語を発していた…

  • 上野千鶴子さんの対談記事を読んで

    14日日曜日の夕方、たまたまテレビで大相撲を見ていて、6:00に定時ニュースに切り替わったのですが、最初のニュースは岸田首相が被災地を視察したという話でした。あれ?13日って言ってなかったっけと思って見ていると、被災者を前に岸田さん、「何かお困りなことはありますか?」と(いうようなことを)尋ねていたのですが、これってどうなんだろうと思いました。怪我をして血が出ている人に、「どこか痛いところはありますか?」と訊くのかと。地震直後ならまだしも、もう発生から2週間です。いや、でも、言葉をこの部分だけ切り取るから印象がよくないのかも知れないと思っていたら、続く7:00のニュースでは、この発言部分は放映…

  • 岸田首相は「焦っている」か?

    元日の能登の地震から10日が過ぎました。体調が優れなかったこともありますが、気の重くなることばかりです。判明している石川県の死者数は206人。今もなお安否不明者が存在し、道路が寸断された集落は今も変わらず、3000人が孤立状態にあると言われています。 岸田首相は早ければ13日にも被災地を訪問する見込みという話ですが、はっきり言って “遅い” という印象が否めません。 Web上にあった「週刊ダイヤモンド」のOn-Line記事によると、防衛省関係者の話が引用され、内閣支持率低迷にあえぐ岸田首相は挽回のチャンスを得たいと焦っているようだ、というのです。以下、引用です。……能登半島北部では村落や集落の…

  • デジタル大臣の「イデオロギー」

    年明け元日の能登半島の地震には本当に驚きました。石川県に帰省している(はずの)知人もいるので、大丈夫だろうかと心配していたら、昨日の夕方、テレビで航空機火災の映像を目にして、これが羽田空港での事故と知って、また驚愕です。聞けば、千歳空港から到着したJALの便と海上保安庁の輸送機が衝突したというのですが、この国でそんな事故が起こったのは初めてではないでしょうか。もちろん事故というのは「まさか」の事態が積み重って生じるものなのでしょうし、操縦士(機長)も滑走路上に何かが見えれば、管制から着陸OKの指示が出ていたとしても、おかしい、と気づくのでしょうけれど、このときはすでに日が暮れて目視では確認でき…

  • 大川原加工機冤罪事件のこと

    年の瀬で買物に行くと店が混んでいたりして、何となく忙しい雰囲気が感じられます。やる(べき)ことが多くて、一年の終わりにさしたる感慨もありませんが、テレビで今年の事件や事故を回顧するような番組を眺めていると、とても他人事では済まない出来事を目にして、心穏やかでいられないこともあります。今は連日、自民党の政治資金・裏金問題やイスラエルのガザ侵攻の報道が前面に出ていますが、今月27日に地裁で無罪判決が出た大川原加工機冤罪事件は、小生としてはかなり気になる出来事でした。事件は、背景を含めていろいろな問題が折り重なっていると思いますが、あえて単純化すれば、検察や公安が(「嫌中嫌韓」ネタを利用して)論功行…

  • 休職と性加害

    文科省の調査によると、昨年(2023年)度に「心の病」で休職した公立学校の教員が6,539人(前年度比10.9%増)と過去最多を更新したそうです。精神疾患が理由で1ヶ月以上休んだ教員数を含めると総数は12,192人となり、特に20代の教員の2%、50人に一人は1ヶ月以上休んだ計算になります。学校現場で働く人たちの悲痛な叫びが、さらに深刻になっている状況がうかがえます。 精神疾患で休職の公立学校教員 過去最多 初の6000人超 20代が高い増加率 要因は? 教員不足 サポートが課題 NHK 教育 「心の病」で休職した公立教員、過去最多 前年度比10.9%増 毎日新聞 今朝、毎日新聞で…

  • 「代執行」訴訟判決のこと

    昨日沖縄・辺野古の基地建設にかかわる「代執行」訴訟の高裁判決が出され、福岡高裁那覇支部は国側の主張を認め、沖縄県に辺野古沖の地盤改良工事の承認を命じ、これに従わない場合、国が沖縄県に代わって工事を進めることが可能となりました。予想というか、ある程度覚悟はしていましたが、実際このような結果が出ると、落胆と怒りを感じざるを得ません。 沖縄 辺野古改良工事 県に承認命じる 国の「代執行」が可能に NHK 基地問題 前日に沖縄テレビが放映した稲嶺惠一元沖縄県知事へのインタビューを見ました。稲嶺さんは、防衛は国全体、国民全員の問題なのに、米軍基地問題が沖縄(だけ)の問題となっている現状を深く憂慮…

  • 「裏金」の何が問題か

    立憲民主党の泉代表が先週の12月13日夕方、JR秋葉原駅の西口で演説する動画(部分)を見て、意外になんて言ったら失礼ですけど、話がうまいなぁと感心しました。政治家なんだから当たり前と言えばそれまでですが、今や音を発するだけで内容が何もないか、20から30字くらいで収まる定型の枕詞を置いたらあとは黙秘をするか、いずれにしろ、意味のない話しかしない(できない)政治家があまりに目立つので、こんな当たり前のことをする(できる)政治家に「新鮮味」を感じてしまうのです。no nameさんのツィッター(X)から引かせてもらいます。 https://twitter.com/gohauni22suru/stat…

  • 「戦争機械」と「反戦放送」

    先日久しぶりに大きな書店に行って本を買いました。ロシア史研究者の和田春樹さんの自伝というか回顧録『回想 市民運動の時代と歴史家 1967-1980』(作品社)という新刊本に目が留まりました。和田さんと「同時代」を生きたというには、和田さんの方が年齢が上過ぎるのですが、この時代の話なら何とかついていけます。 1960年代後半、ベトナム戦争(アメリカの攻撃)に反対を訴える声は世界的に拡がっていて、日本で普通に生きていても、当時反戦の空気を肌で感じることができました。学生運動などもありましたし、当時は社会全体がそんな雰囲気だったと思います。イスラエルに即時停戦を求める今の国際社会の空気も、幾分似たと…

  • 早尾貴紀『希望のディアスポラ』を読んで

    イスラエルがガザ地区での戦闘を再開させてから、ほぼ一方的にガザの住民の死傷者が増えています。イスラエルはハマスを根絶やしにするまで戦うと言っていますが、最初に攻撃を仕掛けたのはガザ地区のハマスだったとはいえ、これは本当に「自衛行為」と言えるのか。あまりに傲慢不遜というか、とても神と向き合って生きている人たちの発する言葉や行為とは思えません。イスラエルの人びとが信ずるユダヤの神はこうした蛮行を許す神なのでしょうか。 実はこんなイスラエルのあり方を非難する人はユダヤ人世界の「内部」でも少なくないようで、イスラエル政府の行為をもってユダヤを代表させるのはたぶん間違いなのだと思います。 古代ユダヤの王…

  • 「裏金の文化」

    昨日政治資金パーティーの裏金問題で安倍派の4閣僚が交代となりました。「異例」中の「異例」と言われますが、今までに「例」がなかったのは、普通はここまで来たら内閣総辞職になるからで、実際、岸田内閣の支持率は、先週の時事通信社調べで17%(不支持58%)です。こう言っては何ですが、こんな「悪あがき」を許して、内部批判(疑似政権交代)も出来ない自民党も堕ちたものだと思います。 今朝の新聞に「政治とカネ」をめぐる問題について、二人の識者のコメント(インタビュー記事)がありました。一人は今回の問題を刑事告発した上脇さん、もう一人は、政治資金問題のTV解説でお馴染みの岩井さんで、解説者として最適任の二人だと…

  • 貧困・格差と「政治(家)の信頼回復」

    昨日「Newsweek」の記事「日本社会は「ワーキングプア」の人たちに支えられている」を読みました。以下、記事からの引用です。……国民を有業者と無業者、さらに前者を大雑把な年収階層で分けたグラフにしてみると、日本社会の構造がリアルに分かる。2022年10月時点の年齢別人口を、こうした観点から色分けすると<図1>のようになる。 ……3つの年収階層に分けてみると、年収300万円未満の人が多い(約半分)。一昔前では普通とイメージされていた年収600万円を超える人は、有業者の中では2割もいない。下が厚く上が細い「ピラミッド型」で、この上に、働いていない被扶養人口(白色)がのしかかっている。 今の日本社…

  • 昨日の雑感

    政治世界の裏話に興味はありますが、知れば知ったで、いやーな感じもしてきます。 パーティー収入の裏金化問題で、今、大揺れの安倍派と自民党、および岸田政権ですが、テレビで紹介されたグラフなどを見ると、安倍派のパーティ収入だけが他派閥に比べて少ないのは、誰しも妙だなと思います。昨年2022年分の政治資金収支報告書のデータによれば、麻生派が2億超、二階派、岸田派なども1.8億くらいなのに、なぜか安倍派は9,000万円台なのです。政権与党である自民党の最大派閥が他派閥よりも「金集め」が下手ってこともないでしょうし、これは何かあるんじゃないかと思う方が自然です。最近の報道でキックバックのシステムがあること…

  • 「政治不信」「再発防止策」という話法

    今朝、いつもより少し遅めの朝食を摂って、8:00頃でしたか、テレビを眺めていたら、例の自民党派閥の政治資金キックバック問題が取り上げられていて、安倍派の重鎮議員に加え、長崎3区選出の谷川弥一衆院議員が4,000万円を超えるキックバックを受けていたことから、本人が記者の前に出て来て「釈明?」する様子が映っていたのですが、冒頭に一礼した谷川氏、記者の質問に答えて少しは謝罪めいたことでも言うのかと思いきや、謝罪どころか、紙片を一方的に読み上げて、あとは記者を愚弄する始末。わざわざ出て来て何なのか。これには驚きました。長崎3区(佐世保とか対馬など)の選挙民のみなさん、こんな愚か者を国政に送って平気なの…

  • 「アベチル化」と「安倍派バブル」

    一昨日ブログに戯れ言を書いて悪ふざけをしているうちに、自民党の政治資金パーティー収入の「裏金」問題は、一夜にして政局に発展する大問題になって、少し驚いています。昨日裏金問題で実名が出た松野官房長官は、終日疑惑に対して何ら釈明出来ず、今朝の読売新聞によれば、辞任は必至の情勢です。昨晩は、高木国対委員長と世耕参院幹事長など、安倍派の「重鎮」の名前まで挙がり、安倍派はもとより、岸田内閣の存続に決定的な打撃を与えるかも知れません。 しかし、こんなふうに少しずつ政治家の実名を出しながら世論を煽っているのは、むろん検察でしょうから、ここまで煽動しておいて、後で記載漏れを修正してくれればOKみたいな話で手打…

  • アベキシ夢時事対談

    ア:きー・しー・〇ー・くん。 キ:何だ、〇ベさんじゃないですかぁ。冥界に行った人が、人の夢の中にまで出て来て、何の用ですかぁ。 ア:そんなつれないこと言うなよぉ。最近政界が大揺れだから心配してるんだよぉ。私という大黒柱を失って、〇民党も日本の政治も、どうなっていくのかってねぇ。 キ:そんなこと言ってるけど、実はあんまりそちらの居心地がよくなくて、下界に逃げてきたんじゃないんですかぁ? 先輩諸氏が多いんでしょう。中〇根さんとかから若造呼ばわりされたりして……。 ア:ばかを言いなさい! 私は日本の歴史上最も長く総理大臣を務めた男ですよ! 中〇根さんよりも通算で3年以上も長く総理大臣をやってんだ。私…

  • 政治家たちの「黙秘」

    内閣支持率が下げ止まらないとはいえ、下がり方がやや鈍化した岸田首相でしたが、ここに来て一段と苦境に陥った感じです。 自民党派閥による例のパーティー券のキックバック問題は、実は専用口座があったというけっこう衝撃的な報道があって、もはや議員個人の問題に矮小化できず、組織ぐるみだったことを認めざるを得ない段階に来ています。しかるに、自民党関係議員は誰一人として、いつも言っている「丁寧な説明」をできず、口を揃えて(口裏を合わせて)「状況を精査し、適正に対応する(以下、黙秘)」と答えるのがやっとです。 安倍派がパーティー券“専用口座”つくり管理か 国会では”政治とカネ”追及続く 松野官房長官 自身へのキ…

  • 無人店舗にないもの

    新聞を見ていてある投稿に目が留まりました。セルフレジに不案内で気疲れしてしまうという話で、最後に「人のいるレジを減らさないでほしい」と書いてあります。 女の気持ち:疲れる買い物 さいたま市桜区・児玉仁美(主婦・56歳) 毎日新聞 「人のいるレジ」を減らすという言葉には、別件で思い当たることがあります。小生は、(ガソリンスタンド以外)買物でセルフは使いません。スーパーの買物もだいたい午前に済ませるように心がけていますが、時折夕方に何か必要になってスーパーに行くと、夜7:00以降は有人レジは閉鎖し、すべてセルフレジとなりますという店内のアナウンスが耳に入ってあせったこともあります。客の中にはセ…

  • 屋久島沖 オスプレイの “墜落” 事故

    昨日の午後、屋久島沖でオスプレイの「墜落」事故がありました。オスプレイは今年の8月、オーストラリアで演習中に墜落し、3人が死亡しています。日本では2016年12月の名護市沖での事故がなお記憶に新しいところですが、このときの事故には「墜落」という表現は使われず、NHKのニュースでも「不時着(水)」と報道され、今でも記録上その表現が残っているようです。制御できずに海に落下し「大破」した状況から考えると、「不時着」は不適当ではないかと当時感じたことを思い出し、昨日の夕方この事故を「墜落」と伝えるニュースを知ったときにも、皮肉まじりに「(オスプレイの事故は)『不時着』と違うんかい」と口走ってしまいまし…

  • 大阪万博の「進退」

    すでに方々で話題になっているとおりですが、大阪万博の開催がかなり怪しくなっています。利権とメンツと無責任が渦巻きながら、惰性でここまで来てしまいましたが、このまま進んで世に恥をさらすかたちになれば、さらに誇りを傷つけることになるような感じがします。 東京オリンピックの開催にも反対の声が多かったですが、まだ世界最高水準のアスリートたちが集まるんだという「言い訳」というか、「慰み」がありました。しかし、昨日の新聞記事の中に小さく、パビリオンの建設が間に合わないという記事が載っていたのを見て、こんな重大な話をどうして付け足し程度にしか載せないのかと思いました。これはオリンピックで言えば、選手が揃わな…

  • 詐欺メールと政治家の「無言主義」

    昨日迷惑メールボックスに詐欺メールとおぼしき怪しいメールが入っていました。いつもは即ゴミ箱行きですが、確認したところ、「税務署からのお知らせ」という見出しでした。国税還付金があるから24時間以内にe-Taxのアカウントに登録せよというのです。いくら何でも日本全国のどこの「税務署」か、名前も明記しないで、こんなメールをよく出すなあと。警察だったら、「警察署からの……」、いや、ひょっとしたら「交番からの……」ということになりますから、失笑してしまいます。詐欺メールにこんな形容は不適当ですが、あまりに「素人主義」が過ぎるというか、「プロ意識」がないというか、もっと「それらしいこと」ができないのか、と…

  • 「戦争にNOを突きつける力」

    ハマスとイスラエルの4日間の戦闘休止が実現しそうです。どんな形でも「停戦」が実現するのは前進です。これ以上の犠牲は何が何でも避けなければなりません。願わくば、このまま停戦・休戦になればさらによいし、みんなの力でその方向に進むよう促していかなければいけないと思います。 4日間の戦闘休止 人質50人解放へ イスラエルとハマス合意 NHK イスラエル・パレスチナ 新聞を替えてからコラム記事をよく読むようになりました。今の新聞は、某「御用新聞」よりも個人の想いや生活実感に根ざした記事が多いような気がします。23日の朝刊には、雑誌『暮しの手帖』創刊75周年を記念する記事があって、創始者の大橋鎮子…

  • 「再版華族」

    今日(日付が替わったので昨日22日)の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の野田佳彦氏(元首相)が、岸田内閣の閣僚20人のうち8人が「世襲」であり、3世議員の岸田首相がジュニアに引き継げば4世になるとし、「ルパンだって3世までだ」と批判したとのことです。「ルパン」の名前を出してウケをとりたかったような気もしますが(笑)、夕方のTVニュースの見出しになっていて、ちょっと目を引きました。 「ルパンだって三世まで」 立憲・野田元首相が自民の世襲を批判 毎日新聞 自民党の国会議員の3割から4割くらいが「世襲」であることは、前にブログに書いたので繰り返しませんが、「世襲」にともなう実際上の大問題は…

  • 銚子市と千葉科学大学

    小生は千葉県民でも、銚子に在住する人間ではありませんが、聞き捨てならないニュースを知りました。銚子市には千葉科学大学という私立大学があります。大学の名前自体はよく知らなくとも、「加計学園」と聞けば、思い当たる人が多いはずです。愛媛県の今治市に獣医学部のある大学を新設することをめぐって有名となった、あの加計学園です。千葉科学大学はこの加計学園が経営する大学です。今から20年前に開学し、当初は薬学部と危機管理学部の2つでスタートし、のちに看護学部が新設され、現在はこの3学部を擁しています。しかし、県内でも首都圏から離れた場所にある私立大学の経営はどこも大変で、一般的に少子化もあるため、募集定員を確…

  • 杉田水脈氏の動画を見て

    スポーツ新聞に載る社会関係の記事は、世論の動向を反映するものが多いので、わりと気にしながら見ています。昨日の東スポの記事に、自民党の杉田水脈・衆院議員が「デイリーWiLL」というYouTube番組で、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があり、「流行語大賞にノミネートされてもよかったと思うんですけど、『公金チューチュー』……」などと発言したことに関する記事がありました(この動画は一週間前のものです)。東スポの記事では、この発言に対して「自民党として何の注意もしないのか」という、昨日16日の立憲民主党・長妻氏の発言が引用されていますが、先週の土曜から全国紙でもこの件は取り上げられていました。 立…

  • 「爺はまだ忘れない」

    今朝新聞(毎日)を眺めていたら、川柳欄に、 コノハゲー爺は一生許さない(日立・北の馬場さん)というのがあり、笑ってしまいましたが、「一生許さない」というほど根に持たないまでも、わずか一年かそこらで忘れていいはずがない問題があります。 今「解散命令」が出るかどうかが焦点になっている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、同じ毎日新聞の「オピニオン」欄に、日本基督教団豊岡教会の小林聖(さとる)さんの談話が載っています。宗教弾圧につながるという危惧は、無宗教の人間には実感が伴いませんが、理解はできるつもりです。しかし、小林さんの記事にあるように、そもそもの問題の中心(ないし本質)は「(教団の)金…

  • 大阪万博・沈む夢洲

    大阪万博に関係する動画をいくつか見ました。パビリオンの出展を予定していた国の中から、メキシコが撤退宣言をしたことで、他にも「追随」する国が出てきそうです。建設費も当初の1250億円が1850億円に上振れし、今は2350億円とされています。といいつつ、仮にいくら金をかき集めようと、肝心の建設作業に従事する人が集まらないのが実情のようです。自民党内からは、来年4月から建設業で導入される時間外労働の上限規制から、万博の建設工事を外すよう求める声が出たと報じられています。10月10日付朝日新聞デジタルによると、「人繰りが非常に厳しくなる。超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」…

  • ガザで、今……

    昨日、今日と、新聞を開くと、イスラエル軍の激しい爆撃が続くパレスチナ自治区のガザ地区で、家族とともに暮らす一人の教師の手記が掲載されています。毎日新聞の社会面にあります。 今朝は寒かったので、初めてストーブを出して火を入れたのですが、この記事を読み始めてから、ストーブを焚いていると、何となく気が重くなって、火を消してしまいます。食事をしていても半分くらい食べると、何かもういいやという気になってしまうのです。いや、そんなことをしたって、(ガザの人びとにも、自分にも)何の慰みにもなりませんし、意味はないのですが、他の事件・事故や災害をテレビ・ニュースで見るときと同じように、頭の中が切り替わっていか…

  • 給料とグラブ

    今日の衆院内閣委員会で特別職の国家公務員の給与を引き上げる法案が可決されました。首相や閣僚などの給与が引き上げられることから、野党が反対していた法案です(と思ったら、国民民主党の委員は今日採決で賛成しているんですね。ちょっと驚きました)。特別職の国家公務員の給与引き上げ法案 衆院内閣委で賛成多数で可決 NHK 国会 立憲民主党の安住・国対委員長は、この2日前に「物価高もあり、総理大臣や閣僚の給与が上がることは国民の理解は得られない」と批判していました。まあ、それはそうなのですが、「国民の理解が得られるかどうか」を反対理由の第一にするのは、あまり筋がよくなかったかもしれません。というのも…

  • EWサイード『パレスチナ問題』序より

    パレスチナ出身で学者・文芸批評家のエドワードWサイードが亡くなって20年になります。最近はあまり本屋にも行っていないのですが、一時のように著書を目にすることが少なくなって、だんだんと忘れられてきている気もします。イスラエルとハマスの戦闘が始まって1ヶ月ということで、本棚の奥にあった彼の本を引っ張り出して見てみました。その一冊『パレスチナ問題』は、原著が1979年、日本語訳が2004年の刊行ですが、2023年11月の今読んでも、事実関係はともかく、書いてあることに古い感じがしないのです。というより、この40数年、間にオスロ合意やパレスチナ自治区の創設など、いくつかの節目となる出来事がありましたが…

  • 教育実習のパワハラ

    昨晩、webのニュースの見出しを眺めていたら、県紙千葉日報の記事が上がっていて、「あれ?」と思いました。元教育実習生が実習中に受けたパワハラで千葉県を提訴したというのです。むかし学校に勤めていた者として、これは看過できないと思いましたが、今朝の全国紙の地方面にも同様の記事がありました。 元教育実習生が千葉県を提訴 パワハラで就労不能に 「お前なんか教師になれない」指導担当の教員が暴言吐く 千葉日報オンライン 「教育実習でパワハラ」 暴言や傷害 被害女性、県を提訴 /千葉 毎日新聞 気の毒に思います。こんな「教師ガチャ」で夢や希望を台無しにされたとしたら、不運や不幸では片付けられません。…

  • 「歴史の真実」と「数字の政治学」

    「歴史の真実」とは何なのか。そしてまた、「真実」は自分の側にだけあるという思考は、結局どこに向かうことになるのか。 ――昨日の朝、毎日新聞を見ていて、栗原俊雄さんの記名記事が目に留まりました。関東大震災から100年を迎える今年の9月1日。それは震災被害で亡くなったたくさんの方々と、当時いわれのない流言卑語によって日本人自警団などに虐殺された朝鮮人、あるいは「朝鮮人」と疑われて犠牲になった人びとを追悼する日です。これまで各地で慰霊式や集会が開かれ、小生もむかし県内の集まりに参加したことがあります。ところが、この日、東京・墨田区の横網町公園で行われた追悼行事では怒号が飛び交う事態となりました。「真…

  • 歴代総理大臣 > 閣僚 > 自民党国会議員

    東京オリンピックに限りませんが、スポーツ興行の「裏側」を知ってからというもの、昔のようにスポーツ観戦するのが何となく馬鹿らしくなって、すっかり興ざめしてしまいましたが、何も見なくなったわけでもなく、野球などは嫌いではないので、今でもわりと見ている方です。在関西球団同士の戦いとなっている日本シリーズは、今日(日付が替わってしまったので昨日になりますが)阪神が勝って3勝2敗とし、シリーズ制覇に“王手”をかけました。ブロガーのきっこさんはWBCを勝って日本は「世界一」になったんだから、今やってる「日本シリーズ」は「世界シリーズ」だとX(Twitter)に書いてましたが、なるほど真の「ワールドシリーズ…

  • 岸田内閣 雑感

    昨日の国会の模様を紹介する記事やTwitter(あっ、今はXとか言うんでしたっけ)などをいくつか見たのですが、予算委員会で質問を受けなければならないのに、「敵前逃亡」するかのごとく、辞職願を出して?委員会をトンズラする法務副大臣とか、まあ、あきれてものも言えない体たらくぶりです。施政方針演説で「経済、経済、……」と連呼していた岸田さん、「デフレ脱却のために」減税が必要だとか言ってますが、今のこの物価高を「デフレ」ととらえる人はいないでしょう。結局、他人が書いたものを読み、他人が敷いたレールを走るだけだと、こうなるのか。月が替わってまたメディアが世論調査をすると思いますが、内閣支持率、どこまで沈…

  • 「復帰」のご挨拶

    1年近くお休みしていましたが、明日から11月かと思ったら、気持ちが何かむくむくと動き始めた感じがします。11月は誕生月なものですから。といっても、前のように長文は書けないと思いますので、あまり負荷のかからない程度にしておきます。 お休みしていた理由は、あまり詳らかにはできませんが、一昨年、父親が亡くなってあれこれ動き回っていたことが、思っていた以上に身体に負担をかけていたのかも知れません。そういう人の話も時折耳にはしていましたが、やはりどこか他人事のように聞いていたのかも知れないなあと、いろいろな意味で「人並み?」だった自分を省みて、何か苦笑してしまいます。 いやでも、なぜこのタイミングでブロ…

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