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2020/04/27

  • スペイン戦勝利を祝う首相と政府

    今朝のテレビはスペイン戦勝利の話題一色ですね。大方は、二匹目のドジョウを期待しつつも、スペインに勝つところまではなかなか想像できなかったので、朝起きて結果を知って「ええっ!?」と思った人は多かったでしょう。小生はたまたま中継をテレビで見ていましたが、後半の決勝ゴールで、三笘選手がボールを拾ったあのシーンは、写真を見る限り、エンドラインに1センチかほんの数ミリかかっていたくらいで、多くの人はラインを割ったと思ったでしょう。勝負事には、いろいろなことが起こるものだと思います。 政府関係者の中にも喜んでいる人はいるのでしょうが、岸田首相などは、「よし、よし」と思い、これにあやかりたいと考える最たる一…

  • 杉田水脈氏の「不適材不適所」改めて…

    昨日参院予算委で塩村文夏議員が杉田水脈・総務大臣政務官に過去の「発言」について質問している様子をテレビで見ました。杉田氏の過去の発言を網羅的に取り上げていましたが、常軌を逸したひどさですね。特に、これは知らなかったから余計に驚き、嫌悪しましたが、2016年、スイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会に参加したときの杉田氏のブログには信じられない文言があります。 秋葉大臣問題と杉田政務官の“過激発言” 追及強める野党 杉田水脈政務官、かみ合わない答弁繰り返す 過去の差別発言問われ [岸田政権] [自民]:朝日新聞デジタル 「発言」自体、公的立場の有る無しに関係なく、感覚を疑うものですが、その言い訳が…

  • 厚労省「キャリア」の中途採用

    昨日コロナ・ワクチン接種と死亡者増の因果関係をめぐる国会議員の勉強会のことに触れましたが、会に呼ばれ、時に罵声を浴びていた厚労省の官僚が、権限を有する立場の人でなく、「上司」から「行け」と言われて無理やり駆り出された若手職員のように見えて、気にかかりました。 今日、新聞記事を見ていたら、厚労省が若手・中堅の離職者が相次ぐ中、初めて「キャリア」中途採用を実施する旨の記事を見ました。同じことは、すでに財務省や経産省でも行われているということですが、上のような若い官僚たちの姿を見ると、やっぱり、というか、むべなるかなと思います。これは国政の屋台骨を支えるべき人材がいなくなるという深刻な事態です。 厚…

  • ワクチンと死亡事例 国会議員の勉強会

    超党派の国会議員による「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える」勉強会(会長・川田龍平参院議員)の動画を見ました。ワクチン被害者遺族の会の方や医療関係者などが話をしていましたが、これは「天上界」(web)では話題になっても、「地上界」では扱いが極小です。あちこちで疑義が上がって、国会議員がこうして「勉強会」までしているというのに、W杯サッカーをトップニュースにして、皇居や名勝地の紅葉がどうのというのは、情報操作による話題そらしでしょう。 「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える」勉強会 - ニコニコ動画 (※遺族の会の方々の話は7分50秒過ぎから) 夫を亡くした女性:厚…

  • 「隙」を突かれて

    今日はごく短く。 W杯サッカーで、先日日本代表がドイツに勝って盛り上がっていたので、昨日テレビで(珍しく)コスタリカ戦を通して見ました(見てしまいました)。結局後半35分の相手ゴールが決勝点になり、ファンには残念な結果となりました。 一瞬の隙突かれた日本 快挙かすむ黒星―W杯サッカー:時事ドットコム 観戦していても、ニュースのダイジェストで見るようなシーンが続くわけではありませんが、素人目には「見せ場」というか、惜しいシュート・シーンが乏しく、面白みを欠いた試合でした。でも、「つまらない試合」になったとしても、引いて守って一発で決めるというのは相手のコスタリカの戦術だったでしょう。日本の選手が…

  • 「東日本大震災に匹敵する大災害」

    人口動態統計によると、今年2022年は21年よりも死亡者数が激増していて、8月までの累計で、すでに死者の増加数が戦後最大なのだそうです。とりわけ、今年の2月は、昨年2月に比べ、約1万9000人も死者が増えているとのこと。web上でワクチン接種とこの死者の増加の因果関係を疑う話をたびたび目にします。 たとえば、元厚労省官僚で科学評論家の田口勇氏は、「プレジデント」の11月25日付記事で以下のように書いています。 元厚労省官僚が警鐘「ワクチン接種期に震災以上の超過死亡」政府やマスコミが黙り込む"不都合な真実" 「30代・40代・60代」は接種者のほうが感染しやすい… (2ページ目) PRESI…

  • 「夫は守られなくて、佐川さんは守られた」

    「森友」問題にかかわる財務省の公文書改竄と関係者の人事異動により、自分一人に責任が押しつけられると鬱病を発症し、命を絶った近畿財務局職員・赤木俊夫さん。妻の雅子さんが、夫の死の真相を知るため、当時の財務省理財局長・佐川宣寿(のぶひさ)氏を相手に起こしていた損害賠償訴訟の大阪地裁判決が昨日(25日)ありましたが、請求は棄却されました。 当初佐川氏とともに訴えられていた国は、2021年12月、「認諾」して賠償責任を認めたために、訴訟は終結し(させられ)、残ったのがこの佐川氏との訴訟でしたが、結局、請求は棄却、佐川氏ほか当時の関係者の尋問も認められませんでした。 「結局、夫は守られなくって、佐川さん…

  • 使い勝手のよい国民

    昨日サッカーの日本代表がドイツに勝ったあとの「反応」「反響」などには、「国民性」というか、内面化される「日本人」性なるものについて、考えさせられました。 ひとつめは直後の試合会場での出来事。試合が終わったスタジアムでは、日本人サポーターが現地のボランティアらと一緒に(恒例の?)会場のゴミ拾いをしたとのことですが、「日本人は試合会場にゴミを残さない」どころか「終わってからゴミ拾いをする人々」だと、世界の人に知れ渡っているようで、昨日はボランティア・スタッフの代表がメガホンでお礼を言っている動画を見ました。会場を管理運営する立場からすれば、わざわざ残って手伝ってくれてありがとうという気持ちになるの…

  • W杯サッカー ドイツに勝利すれど……

    カタールで開催中のW杯サッカーでサウジアラビアがアルゼンチンに勝って「おーっ」と思いましたが、今度は何と日本がドイツに勝ってしまいました。もし、ドイツに勝てるとしたら初戦しかない、チャンスはあるかも、くらいには思っていましたが、本当に勝つとは、驚きです。 人気スポーツのサッカーゆえに、始まる前からだいぶ盛り上がっていましたが、NHKが昨日(23日)昼のニュースのトップで、「今晩いよいよドイツ戦」と伝え、試合の始まる22:00の3時間も前から特別番組を組んでる様には呆れました。サッカー好きは多いけれど、公共放送が一緒にはしゃいでしまうのは、どうなのかと思います。 特に、今東京オリンピックの汚職の…

  • 萩生田発言報道が引っかかる

    今日はごく手短に。 Twitterを眺めていたら、お前が言うな! という声をあちこちで目にしましたが、自民党の萩生田政調会長が一昨日(21日)に「岸田内閣は……国民の信頼回復に全力を挙げるべきだ」と述べたという報道があります。 自民・萩生田政調会長「岸田内閣は信頼回復に全力を」 寺田総務相更迭で TBS NEWS DIG (1ページ)寺田総務大臣の更迭について、萩生田氏は視察先の横浜市で「政治資金規制法を所管する総務大臣として、自らの疑惑の説明が国民にわかりづらいところがあった」と指摘したうえで、このように述べました。 自民党 萩生田光一 政調会長 「(大臣)3人が辞任をするということが続…

  • 「政治主導を偽装した官僚専制」

    最近安倍政権を「行政独裁」とか「官僚専制」と特徴づける人がぽつりぽつりと現れているように感じます。言葉として断片的には以前にも耳にしていましたが、筋立てた話を2つほど知りました。 日曜の毎日新聞朝刊に、ノンフィクション作家・保阪正康さんとジャーナリストの池上彰さんの対談が載っていて、興味深く読みましたが、その中で保阪さんは「安倍政治は「行政独裁」だったと見ている」と述べていました。これが1つめです。少し長いですが、引用させてください。 池上彰のこれ聞いていいですか?:保阪正康さん「安倍政治は行政独裁」 歴史を見て考える民主主義 毎日新聞民主主義の継承、日本は失敗した 池上 英国やドイツには…

  • ワシントン条約会議の小さな記事

    昨日毎日新聞を眺めていて小さな記事に目がいきました。見出しが「象牙の国内取引禁止決議案否決 ワシントン条約会議」となっていたので、なんで「否決」なんだろうと訝しく思いました。 ご存じのとおり、ワシントン条約は、絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制する条約で、1975年に発効し、生きた動植物種だけでなく、象牙や犀の角などの取引も禁じています。いや、その程度の雑駁な理解しかしていなかったので、短いこの記事を読んでも、何のことだかすぐにはわからなかったのです。 以下は11月20日付毎日新聞に掲載されていたその記事です。半分はヨシキリザメの規制のことが書いてありましたが、主に象牙の部分だけを引…

  • 11月27日 都の英語スピーキングテストのこと

    東京都の英語スピーキングテストまであと一週間となりましたが、ここに来てもなお「異論」の噴出が止まりません。都教委は「着実に準備」「確実に実施」と説明していますが、業者に委託した試験監督のアルバイト募集からして杜撰な感じです(文言が与える印象だけの問題ではないでしょう)。中学3年生や保護者にとって、入試はどんなに完璧に準備・実施されたとしても不安は消えません。実際上、テストが「アルバイト」に頼らざるを得ないとしても、これではますます不安になります。中で実務を担わされる職員もそれは同じで、良識的な職員であればあるほど、「着実」「確実」などと空威張りな言葉を発する、この間の都教委上層部の姿勢は耐えが…

  • 「はんこ」と「写真」

    あまり詳しくは書けませんが、行きがかり上、「身寄り」がなく亡くなった方の遺品の整理をすることになり、数日いろいろなものを片付けたのですが、予想どおりというか、たくさんの写真が出てきてしまい、どうしたものかと困惑しました。結局、何枚かだけは残して、あとは処分することにしましたが、さすがにこれは他のものとちがって「機械的に」というわけにはいきません。 そんなもやもやとした感じをもって、法学者の水島朝穂さんが自身のHPに掲載している11月14日付記事「『はんこ』と『ベルトコンベア』――法務大臣という職(その2)」を読みました。先週「死刑のはんこ」発言などがもとで葉梨康弘法務大臣が辞任しましたが、「ベ…

  • 国会議員の「セーフティーネット」

    昨日(11月17日)衆院の憲法審査会で議員任期延長の規定が議論されたそうです。このコロナ禍と物価高・円安下、一般国民の苦境は続きます。中には失業・廃業の危機にさらされる人もいる中、これは、国会議員が緊急事態にかこつけて、自分たちの失職を「防止」するセーフティーネットの議論をしているように映ります。憲法に規定される国会召集義務を再三無視してきた内閣を咎めることなく、国会を開かない、つまりは仕事をしないことを容認してきた人たちに、こういう議論をする資格があるようには思えません。 衆院憲法審査会 自民党が議員任期延長を提起、立憲民主党は国民投票法の優先訴え - 社会 : 日刊スポーツ 衆院憲法審査会…

  • 「俗世」は品格のないニュースに事欠きません

    先日叔母が亡くなり通夜に行ったのですが、最近は読経が済むと僧侶が挨拶というか、法話をすることが多くなってきた感じがします。話の内容はある程度定型化されているかも知れませんが、次の日(告別式)のこともあるし、参列者を前に何を話すのかは、なかなか悩ましいところがあると想像します。小生もむかしは職業柄、人前で話をする機会が、授業を含めて多かったのですが、学校などとちがって場が場です。それに、こういう局面では忌み言葉などもあります。聞いてる方に気づかれなければ聞き流されますが、仏法を説く者としては、たとえ相手の理解が足らないからといっても、品格を落とした話をするわけにはいかないでしょう。 ……などと思…

  • 三浦瑠麗氏の#

    昨日Twitterを眺めていたら「#三浦瑠麗をテレビに出すな」というハッシュタグが立っているのに気づきました。いつもの「炎上」かと思ってそのまま通り過ぎましたが、今日も相変わらず立ったままだなあと思ったので、覗いてみたのですが、やっぱりというか、主たる「話のネタ?(きっかけ)」は11月14日のフジテレビの番組内で三浦氏が「日本は医療側の努力が……足りない」と発言したことについてで、付随して過去の「言行」もいろいろと取り上げられていました。 三浦瑠麗さん、新型コロナの現状に「日本は医療側の努力が足りないのは明らか」米国と比較し主張(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース 三浦氏は毎日のTwee…

  • 「戦争のできない国」と「国防意識」

    ウクライナ南部の拠点都市ヘルソンからロシア軍が撤退し、報道を見ると、市民がウクライナ国旗を身にまとって国歌を唄うなど、街はお祝いムードに包まれています。覆面ストリートアーチストとして知られるバンクシーがウクライナのキーウ近郊に現れ、幾つもの壁画を描いているとも伝えられ、中にはプーチン大統領とおぼしき大男が柔道で子どもに投げられている絵もあります。現状ではロシア側の劣勢は隠しようがありません。 “バンクシー”がウクライナに? 目撃情報「5人で」「動作速く」「一番年上が…」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース ヘルソンに凱旋する兵士たちやゼレンスキー大統領を迎える市民の様子を見てい…

  • 鶴瓶さん、怒る

    今日も短く。 昨日のblogで「政治への怒り」について触れたのですが、昨晩哲学系ユーチューバーじゅんちゃんのTweetを見ていたら、いました、いました、怒ってる人が。 これは、11月10日付「古舘伊知郎チャンネル」の動画(の一部?)のようです。ゲストの笑福亭鶴瓶さんと古舘さんのトークが「常識的」過ぎて?ちょっと驚きますが、内容には大いに同感です。一部引用させてください。じゅんちゃん メルマガ始めました on Twitter: "正論 鶴瓶さん『統一教会と関係があったやつなんで全員やめないの?芸人ならやめてるよ。パパ活してたやつも何あれ。』 https://t.co/csYTnJ0pdg" / …

  • 本気で怒るよりどころ

    先週発表された読売新聞とJNN(TBS)の最新の世論調査によると、岸田内閣の支持率は30%台で、内閣発足以降最低を更新したとのことでした。 ※( )内は前回との増減 2022年11月 電話全国世論調査 質問と回答 : 読売新聞オンライン 内閣支持率が最低更新 初の40%割れ JNN世論調査 TBS NEWS DIG (1ページ)◇読売新聞(4~6日実施):支持36%(-9) 不支持50%(-4) ◇JNN (5・6日実施):支持39.6%(-3.1) 不支持57.7%(-3.8) 政党支持率も自民党は下げていますが、その分野党が上がったかというと、そうでもなく、読売の調査では、その多くは「…

  • 次は寺田に杉田、細田、萩生田……

    今日は本当に短く。 昨晩葉梨法相が辞任しました。事実上の更迭と言われています。急転直下で驚きます。「(法務大臣とは)朝、死刑のはんこを押して、昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職」など、葉梨大臣の一連の発言は、「失言」と言えば「失言」ですが、そこに垣間見える感覚と認識は、とても法務行政のトップを務めるに値しません。岸田首相の任命責任はもちろんですが、首相自身、判断が揺らいで更迭を即決できず、昼までは交代させないと言っていたのに、夕方にはこれです。またしても「朝令暮改」となった責任が問われます。 「辞めないって言ったじゃないか!」 法相辞任劇で「首相離れ」加速 [自民]…

  • 政治家とユーモア

    岸田内閣の閣僚たちの失態が続きます。今度は葉梨康弘法務大臣の問題発言です。一昨日の夜、身内の自民党岸田派(武井俊輔外務副大臣)のパーティーで挨拶をし、その際「法務大臣は、朝、死刑のハンコを押して、昼のニュースになるのはそういう時だけという地味な役職だ」」などと述べたとのこと。「自嘲ネタ?」を披露して笑いでもとろうとしたのかと思っていたら、他にも、いろいろと「口を滑らせている」ようですねえ。 葉梨法相「死刑のはんこを押す」「地味な役職」 会合で発言 毎日新聞 「発言全体を見て」葉梨法相が“死刑のはんこ”テープ起こし読み上げ 毎日新聞 「旧統一教会問題に抱き付かれてしまい、……解決に取り組…

  • 褒めすぎる教育 親切すぎる教育

    子どもは(叱るより)褒めた方が伸びるというのが、子育てや教育の「主流」になったのはいつ頃だったでしょうか。一昔前の話をしても、とは思いますが、「スポ根」ものが流行っていた1960・70年代に、そんなことを言う親や教師はごくごく少数だったでしょう。小生らも、中高時代に野球でボーンヘッドでもすれば、監督の先生に「激高」されるのが普通で、「一生懸命やってた結果だから…」などとフォローされるようなことは一切なかったと思います。 しかし、そうしたスポーツ競技の指導者の中にも、昔は怒ってばかりいたが、それではダメだと気がついて、指導法を変えたというような人が増え始め、「褒めた方が伸びる」という教育方針は、…

  • 寺田総務大臣の進退と政界

    旧統一教会と故安倍晋三氏の深いつながりが世に知られてからもう4ヶ月近くになります。その間、安倍氏どころか、国でも地方でも、自民党を中心に多数の議員がこの教団と関係をもち、中には選挙支援と引き換えに政策協定を結んでいたことが明らかになるなど、教団の思惑に日本の政治がどこまで動かされていたのか、底の知れない恐怖感があります。9月頃には、識者の間でも、3ヶ月くらいで下火になるのでは、と沈静化をむしろ警戒する向きもありましたが、そんな気配は感じられません。これは「無尽蔵」ではなく「無尽壺」というべきか、後から後からスキャンダル続出で、これでは延々会期末まで国会審議でこのネタの追及に時間がとられてしまい…

  • 「インバウンド」報道に思うこと

    今日は短く。 今年の秋は寒暖差が大きく、天候もまずまずの日が続いたためか、家の周りの楓(まだ1/3くらい)や銀杏が紅葉していて、毎日楽しく眺めています。昨日、土日に北関東を旅行してきたという妹がお土産を届けてくれたのですが、あちこち色づいた紅葉を堪能してきたようです。コロナで多くの人が長いこと遠出を辛抱してきたことを思うと、景勝地で見事な紅葉を見られるなら、旅行支援も確かにありがたいことではあります。 夕方テレビを見ていると、テレ朝の「スーパーJチャンネル」で、外国人観光客が日本の紅葉を愛でる様子が紹介されていました。中の一人は「これを見るために日本に来たんだ(日本語訳)」と言ってましたね。国…

  • 世耕・中野訴訟 世耕氏の尋問

    自民党の世耕弘成・参院幹事長が中野昌宏・青山学院大学教授(専門:社会思想史)を相手に、Twitterの投稿記事の削除や謝罪文の投稿などを求めた損害賠償訴訟。先週11月4日に東京地裁で本人尋問がありました。この訴えは中野氏がTwitter上で世耕氏を「原理研究会(統一教会)出身だそうですね」などとTweetしたのがことの始まりですが、2019年10月に起こされたこの訴訟については、2020年、blogに記事を書いたこともあります。それからもう2年。審理が慎重なのはいいとしても、やや時間を要している印象もあり、横槍が入っていないか心配します。世耕弘成氏が証言、旧統一教会は「自分の価値観と合致しない…

  • 中間選挙を迎えるアメリカ

    『宇治拾遺物語』という鎌倉時代(13世紀)の説話集に「猿沢の池の竜の事」という話があります。今は知りませんが、むかしは国語(古文)の教科書にも載っていた話だと思います。 「鼻蔵」と呼ばれる僧侶が若いときに、奈良にある猿沢の池の端に、「◇月◇日、この池から竜が昇るであろう」と書いた札を立てたところ、噂話が広がって、「ぜひ見たいものだ」と話す人が増えていったと。最初は、自分のくだらないいたずらを真に受ける人々をバカにしていた鼻蔵でしたが、あまりにも大勢の人が集まりそうな雰囲気になって、「これはただ事ではない、きっと何かあるに違いない」「ひょっとしたら本当に竜が昇るかもかもしれない」と思って、当日様…

  • 北朝鮮のミサイル「乱射」のこと

    連日北朝鮮からミサイルが飛ばされているようです。こんなに短期間に、さながら「狂ったかのように」次々とミサイルが「乱射」されたことはありません。Jアラートで警戒や避難が呼びかけられた地域はたまったものではありません。大事な仕事や約束、行事が、このような蛮行で何度も台無しにされたら、怒りをいったいどこにぶつけたらいいのか。 しかし、同時に疑問をおぼえることもあります。このミサイル「乱射」は、韓国が尹(ユン)政権に替わり、米韓合同軍事演習が5年ぶりに大規模化されたことへの反発・対抗措置だというのが理由だとされていますが、米韓が合同演習を実施するのが今回初めてというわけではありません。素人には詳細はわ…

  • 尾形聡彦さんの「Arc Times」を見て

    7月末に朝日新聞社を退職された尾形聡彦さんが設立した新しいオンラインメディア「Arc Times」を眺めています。11月2日付のゲスト・金平茂紀さんの回はなかなかおもしろかったです。 金平さんは、亡くなった筑紫哲也さんとNEWS23で一緒に仕事をしていたとき、番組が終わると深夜から毎回(朝まで?)「反省会」をしていたという話ですが、議論を交わしながら耳学問をする一昔前の酒場のありふれた光景を知る者としては、動画を見ながら、その「反省会」の一員に加えてもらったような感じがしました(話の中身はそんな軽いものではありませんが)。 文字に起こして、金平さんの話の一部概要を引用させてください。○ The…

  • 「時間がたてばどうせ忘れるんでしょ」

    我が家の隣にある大銀杏が3年ぶりに美しく色づいて、快晴の空に一段と映えてうれしくなります。秋の深まりを感じます。 しかし、政治世界の方は季節の移ろいを感じるような世界とは隔絶されていて、不快なことが多いです。 先週10月24日、事実上更迭された「記憶喪失」の「壺師」山際前大臣ですが、今度は10月28日付で自民党の新型コロナ対策本部の本部長に就任したとのこと。 気分が下げられたので、戯れ言をひとつ。 壺枕草子 春はあけぼの。……否、うそはダメ元。どうどうしらばっくれし山際、 少しは懲りて、ざわめきだちたる衆目、細田になびきたる……と思いきや、さにあらず。最近は細田の「ほ」の字も出やしません。山際…

  • 寺田総務大臣の疑惑

    今日は短く。 寺田稔総務大臣にかかわる一連の報道は、統一教会問題とは別個だと思って、個人的にやや軽く見てきたところがありますが、関係する政治団体の政治資金収支報告書の会計責任者の名前がすでに亡くなった人というのを知ると、さすがにこれは何か隠したいことがあるのではと疑います。 哲学系ユーチューバーじゅんちゃん(さん)が昨日の動画で、これまで報道されてきた寺田大臣に関する疑問の数々が一本の線でつながったと述べています。つまり、これは裏金があるということではないかと。一部要約しながら文字起こししてみます。引用を許されたい。 【絶句】寺田大臣 辞めた山際よりはるかにひどいことが判明 - YouTube…

  • 「#教師のバトン」再論

    2021年3月、文科省が人材確保目的で、現場の教員に教師という仕事の魅力を語り継いでもらおうとして始めたものの、結果的に、労働環境の改善を訴える声のリレーになったために、教師の苛酷な労働実態が明らかとなってしまった「#教師のバトン」――今も続いていますが、Twitterをのぞいてみると、相変わらず教職の「魅力」よりも学校現場の「嘆きの声」が溢れています。 #教師のバトン - Twitter Search / Twitter 来年度の公立校の教員採用試験はあらかた終わり、今後は現職教員の人事異動が動き出し、年明けには新採用者の「配属先」がこれに組み合わされるという流れかと思います。おそらく、教職…

  • 「凪」が止んだとき

    今もテレビで盛んに流されているCMで、今年の末までにマイナンバーカードをつくれば最大2万円分のポイントを付与するとしていた政府が10月13日に、2024年秋から紙の健康保険証を原則廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を発表したのは、ポイント付与と並行して進める話とはいえ、“アメ” から “ムチ” への方針転換のように映ります。官僚を怒鳴りつけているという噂のK太郎氏が、言わば岸田首相の頭越しに、この方針を公表したこともあって、いっそう政府の「強権性」「統制性」が露わになった印象もありますが、しかし、より大きな「文脈」で考えると、今後日本政府は国民に対し「強権的」「統制的」な構えをとらない…

  • モリアソ時事放談

    仮想ショート下世話会談です。いつものごとく読み流してくだされば。 モ:おっ、タロー。杖なんか突いて歩いて、どうした? 足でも悪くしたのか? ア:いや、杖をついて歩くと、周りが、大丈夫ですか、大丈夫ですかと、大事にしてくれるもんで。 モ:ばかやろう、何だそれは? 嫌みか。 森元首相「つえを突いていると障害者に見える」 金沢医大式典で発言 毎日新聞 ア:先輩と違って、私は口が滑りませんのでね。 モ:ふん、「暴言王」のお前にそんなこと言われたくないね。 ア:私が「王」なら、先輩は「皇帝」ですよ。私もまだ先輩の域にはほど遠いですからなあ。 モ:マスコミの連中も俺が何か言うとすぐに揚げ足とりやがって…

  • 「五輪依存症」と「平和ボケ」

    2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を検討していたカナダは、候補地バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州政府が、10月27日、財政上の懸念を理由に招致を支持しないとの声明を出し、撤退する見込となったとのこと。残る候補地は札幌とソルトレークシティーの2つとなりました。ソルトレークシティーは2034年大会の招致を優先させるという噂もあり、何やら嫌なムードになってきました。 バンクーバー招致、州不支持 札幌も候補の30年冬季五輪:朝日新聞デジタル 【開催経費170億円増】札幌・冬季五輪招致 物価上昇など反映 | 北海道 | ニュース | STV札幌テレビ 札幌市と日本オリンピック委員会(J…

  • 気の早い岸田政権の「総括」

    泥沼と化した統一教会問題に足をとられる岸田政権。国民からそっぽを向かれて支持率が急降下し、反転に必死です。今度は電気ガス料金の負担軽減など総合経済対策を打ち出すようですが(自民党から額が少ないと言われて、何と4兆円!も積み上げるとのこと)、所詮はバラマキです。財源は国債依存で、最終的には国民の負担になります。しかもその裏では、政府税制調査会で消費税率の引き上げに向けた議論が必要だなどと言っているのですから、この状況で何を、と正気を疑いたくなります。 このチグハグさが何に起因しているのか。もちろん岸田政権に統制力が欠如しているのは大きな理由でしょうが、これは岸田さん個人の資質や能力よりも、政権自…

  • 「胡錦濤退席」の意味

    10月22日に閉幕した中国共産党大会の閉幕式の出来事が憶測を呼びました。胡錦濤前総書記が党規約改正案などの採決前に突然退席したのですが、同行者に腕を抱えられている様子がいかにも本人の意思に反しているように映ります。当局発表では胡氏の(突然の)体調不良が理由とのことですが、真に受けるにはいかにも怪しい印象が拭えません。 「論座」にこの出来事に言及した記事が2つありました。ひとつは、1990年代「新党さきがけ」の代表代行で経済企画庁長官だったことがある元衆院議員の田中秀征氏、もうひとつは、2002・04年、小泉政権時代の日朝首脳会談実現の裏方だった元外務審議官の田中均氏、奇しくも田中姓の2人ですが…

  • 音楽教室の著作権料判決のこと

    音楽教室のレッスンで演奏される曲に著作権料は生じるのか。10月24日、最高裁で「生徒の演奏については、教室が著作権料を払う必要はない」とする判決が出されたという新聞記事を見ました。小生は音楽の素養がないので、音楽それ自体はもちろん、業界についても知らないことばかりなのですが、この記事を読み、著作権など「知的財産権の保護」と呼ばれるものについて、少し考えました。 音楽教室著作権料 「生徒演奏徴収できず」 最高裁判決 毎日新聞 最高裁が、音楽教室における生徒の演奏と教師の演奏は異なり、生徒の演奏に著作権料はかからないとした高裁判決を支持したのは、生徒の演奏が、生徒自身の技術向上を目的とし、課題…

  • 山際大臣は辞任したけれど……

    記憶はしないけど予知はする。自身の不都合な過去は忘却するが、不都合な未来は前もって的確に言い当てることができる――昨日の衆院予算委で、新たに出てきた旧統一教会幹部との集合写真を示され、「ご自身で予言を的中させましたね」と立憲の後藤祐一議員から先週の答弁(「これから新しい事実が出てくる可能性がある」)を皮肉られた山際大志郎経済再生担当大臣。昨晩とうとう岸田首相に辞表を提出しました。当人のこの間の答弁の惨さは特筆ものですが、そもそも8月の内閣改造で、萩生田氏ら他の壺大臣とともに閣外に去り、再任されるはずではなかった人物をわざわざ任命し、ここまで引っ張ってしまった岸田首相の責任は重大です。 山際氏は…

  • トラス英首相辞任のこと

    先週10月20日にトラス英首相が辞任表明したのには驚きました。当人は1980年代に保守党政権を率いた「鉄の女」サッチャー元首相に自身をなぞらえたかったと見えて、服装や言動など、元首相を気取る姿が何となく鼻につきましたが、彼女にならって発表した減税策(所得税最高税率の引き下げなど)がポンド下落や物価高騰を招き、撤回を余儀なくされて窮地に追い込まれました。一部に辞任を求める声が上がり、支持率も下落していると聞いていましたが、まさかこんなに早く情勢が動くとは思いませんでした。 【解説】英 トラス首相 与党党首辞任を表明 背景は 今後は NHK イギリス 英 トラス首相 与党党首辞任を表明 経…

  • マイナカードの人権侵害

    政府が今月、2024年秋に健康保険証とマイナンバーカードを一本化させ、健康保険証を廃止すると発表したため、マイナンバーカードは事実上義務化されたという話になっていますが、かなり大きな問題を含んでいると思います。ネットで集めた情報だけ見ても、こんなに粗い施策で大丈夫なのかと感じます。正気の沙汰とは思えないという専門家も少なくないのではないでしょうか。 選択的夫婦別姓の裁判でも知られるIT会社・サイボウズの社長、青野慶久さんが2年前(2020年)の9月20日付のnoteでこう書いています。この2年で状況が変化したところもありますが、付記も加え、一部改略しながらの引用をお許しください。 いろいろおか…

  • 京都・大山崎町のこと

    京都の南部に山崎の合戦の地として知られる大山崎町があります。宇治川沿いの京都競馬場から見ると、さらに西、桂川、木津川と合流する辺りです。関西の人にとっては、町の北側に天王山があることもあって、馴染みがあるかもしれませんが、東の人間には、「大山崎」の名前だけでは、すぐに場所がイメージできない人が多いと思います。小生もそうでした。 この大山崎町で、この前の日曜、10月16日に町長選挙と町議会選挙があったそうです。これはあえて「驚くべきこと」と言いたいのですが、町会議員の当選者12人のうち共産党所属が4人もいます(その他、自民が3人、公明が1人、あとは無所属)。議員の1/3を共産党が占める議会がこの…

  • 岸田首相の揺れる最適解

    昨日の参院予算委で小西洋之議員から「朝令暮改にも程がある」と吐き捨てられた岸田首相。その前日10月18日の衆院予算委では、旧統一教会の解散命令をめぐる要件について「民法の不法行為は入らないとの解釈だ」と答弁し、世間から「やる気なし!」と非難されると、19日の参院予算委では、「民法の不法行為も入りうる」と述べ、一夜にして「軌道修正」しました。これは「山が動いた」と言っていいくらいの態度(認識)変更だと思います。調べると、旧統一教会の組織的関与(不法行為)を認めた民事裁判の判決はいくつか出されて確定しています。今後何か邪な画策が働かなければ、解散命令が出される可能性は大いに開けたと考えるのが妥当で…

  • 郷原さんの国会時評 +玉川氏の謝罪

    弁護士の郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る! #184」を見ました。やっと始まった予算委員会で、岸田内閣が直面している諸問題――「統一教会」「マイナカードと保険証」「円安」――をズバリ解説していて、非常にわかりやすかったです。 岸田内閣の政策には首尾一貫性や論理的妥当性(効果)は期待できないようです。まず、派閥力学(業者・業界利害を含む)ありきで動くため、首相がイニシアチブを発揮して内部統制を敷くなど、到底できないという致命的欠陥があります。首相は一人ですが、首相に忖度する気もなく動いて、首相がそれを追認するような人は幾人もいます。おまけに首相の「聞く耳」なるものが、国民の声を第一に聞く耳で…

  • 「ロシア的人間」像

    2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻戦争は8ヶ月となり、特にロシア側には「弾切れ」が指摘されるなど、物量的に厳しい局面にさしかかり、プーチン大統領の発言にも変化が見えます。1ヶ月前に発した部分的動員令には国内の反発が強く、出国者も激増したためか、最近(表向きだけかもしれませんが)動員終了を示唆したとの報道もありました。 それでもプーチン大統領の支持率は、どこかの宰相とちがって急降下するわけではありません。ロシアの世論調査機関・レヴァダセンターが9月29日に公表した調査結果によれば、現在の支持率は77%となっていて、多少下がったとはいえ、戦争が始まる前に比べても、なお高いのです。 支持 不…

  • 「年金貰う前に死んじゃうよ…」

    政府が国民年金(基礎年金)の保険料納付期間を現行の20歳以上60歳未満の40年を延長し、65歳までの45年間とする検討に入ったという報道がありました。破綻しかけている年金財政にメスを入れざるを得ないのは、以前から言われてきたことですが、常に場当たり的でしたから、実際にこうした具体策が出てくると、直接負担(被害)を強いられる側から当然不満は出ます。 国民年金、納付45年へ延長検討 カナロコ by 神奈川新聞 10月16日付「Smart FRASH」の記事に紹介された一般の声より。 国民年金「納付45年に延長」案でSNSに集まるブーイング「ほんとにどう生きていいのかわからん」 Smart …

  • 柿食えば 表敬訪問

    今日は短く。 柿が旬となりました。昨日畑で剪定作業をしたついでに、父親が植えた柿を見に行きました。この前見たときは、幾つかほんのり色づいていたので、晴れた日を狙ってもごうと思っていたのですが、なかなかパッと晴れず、伸び伸びになっていたのが禍したか、昨日見たら枝に一つもなっていないのです。風で落ちたのかと思って、下をよく見たのですが、一つも見当たらず、1、2個実の欠片が枝にへばりついていました。さては鳥のデザートになったかと。去年たくさんなりた(なり過ぎた)ので、今年、数が少ないのはやむを得ないと思っていましたが、ゼロというのは少々がっかりです。 昨日buuさんのtwitterに、岸田首相が「奈…

  • だってカルト国家なんですもの……

    今の健康保険証を再来年(2024年)の秋に廃止してマイナンバーカードと一体化させるという政府発表には唐突感しかありません。昨日の二番煎じのようで恐縮ですが、お店が客にカードを強要するのに似た、こんな会話が頭に浮かびました。 店員:お客様、お買い物に便利な当店のJカードはお持ちでしょうか? 客:いいえ。 店員:おつくりいたしましょうか? 客:いえ、結構です。 店員:買物のたびにポイントがたまる、大変お得なカードですのよ。 客:いや、そういうの苦手なんで……。 店員:他のA店やB店でも使えて、これ一枚で済む便利なカードなんですけど。 客:A店とB店のカードはもうもってるから、必要ないです。 店員:…

  • 戯言党紀委員会

    「国賊」発言で話題の自民党・村上誠一郎衆院議員の「処分」が、10月12日、党紀委員会にかけられた件には、現在の自民党のガバナンスというか、バランスがよく現れている感じがしました(別に褒めているわけじゃありません)。写真で見たのですが、委員会のメンバーに金美齢氏が入っているのにはちょっと驚きましたが……。 自民議員の処分、どう決める? 「国賊」発言、党紀委で12日審査―ニュースQ&A:時事ドットコム 以下は、小生創作(想像)の戯言党紀委員会の模様です。軽薄な小咄として読み流していただければ。 長:委員の皆様、ご多忙中にお集まりいただきありがとうございます。それでは、まあ、最大派閥がうるさく言うの…

  • 部活動問題に特化した教職員組合

    福岡県で部活動の問題にだけ特化した教職員組合が結成されたそうです(愛知、三重についで3例めとのこと)。通常の教職員組合が「常設委員会」型ならば、さしずめこれは「実行委員会」型です。一問題解決型組織であれば、他の問題に煩わされずに専心できる。時代に合っているというべきか、やっぱり若い人たちは柔軟で機動力があるなと思います。と、同時に、同調圧力が強い中、みんなでNO!の声を合わせて組織を立ち上げたことには敬意をおぼえます。どうなるのかわかりませんが、こうした声が集まって、良い方向に進んでいかないものかと思います。 部活の顧問「断りにくい空気」を変えたい 20代の教員らが組合設立:朝日新聞デジタル …

  • 多弁なる虚勢 無言なる算段

    辺野古の座り込み抗議を見に、現地に行ったら、誰も「座り込み」をしていなかったから、立て看掲示の3011日を「0日にしたほうがよくない?」とVサインで笑う自身の写真入りのTweetを上げたひろゆきという人、テレビで見かけたくらいでよく知りませんでしたが、多くの批判を浴びて以降も、有害な動画を垂れ流して、自己弁護に躍起です。 ※危険を承知で話します※これが沖縄“座り込み”抗議団体に感じた違和感の正体です【ひろゆき切り抜き 2ちゃんねる 思考 論破 kirinuki きりぬき hiroyuki 辺野古 新基地】 - YouTube (知識がなくて)自分が解せないというだけの沖縄のことばを、標準語文法…

  • 近石さん、円楽さん、猪木さんを偲んで

    今日は短く。 最近著名人の訃報をよく耳にします。昨日はアニメ・サザエさんのマスオさん役で知られた声優の近石真介さんが、5日に亡くなったことを知りました。声優さんですから、他にもいろいろな役やナレーションなどで声を聞くことがあるとは思うのですが、近石さんの場合、子どもの頃に最初にマスオさんの声として聞いたのが決定的でした。映画「猿の惑星」の吹き替えなどでも近石さんの声を耳にした覚えがありますが、どんな場合であっても、あっ、マスオさんの声だと思ってしまうのです。Wikipediaによれば、奇しくもこの10月5日は、53年前にテレビでサザエさんの放送が始まった日とのことです。偶然とはいえ、こういう「…

  • 政治家ことばの「翻訳」

    AIによる翻訳機能が格段に進歩していることには驚かされます。ネット上では、英語はもちろん、他の言語の記事も、翻訳機能を使えばたちまちに日本語に翻訳されます。もちろん、なお崩れた感じや、たどたどしさはありますが、事件や事故の記事であれば、事前に内容の多くを知っているので、大体の文意はつかめます。今後精度が上がれば、さらに正確で自然な日本語訳に近づいていくのでしょう。 しかし、「翻訳」が必要なのは外国語に限った話ではないかもしれません。むかし(おそらく四半世紀くらい前だと思いますが)亡くなった評論家の加藤周一さんが、朝日新聞・夕刊に連載していた「夕陽妄語」というコラムで、「翻訳」は日本語の言葉のや…

  • 『亜鉛の少年たち』を読んで

    副題は「アフガン帰還兵の証言」。 原著は1991年刊。日本語訳は、故・三浦みどりさんの訳で、1995年、日本経済新聞社から『アフガン帰還兵の証言』という題名で刊行されています。今回改めて、奈倉有里さんの新訳で、岩波書店から増補版(裁判記録付)として刊行されたのが本書です。裁判記録が付されたことで、改めて著者スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチさんの「聞き書き」という仕事と文学の意義を考えさせる内容になっています。 話は、ソ連邦崩壊前の事、1979年にブレジネフ政権時代に開始され、10年後のゴルバチョフ政権下に終わることになるアフガニスタンへの軍事介入にかかわる証言録です――ソ連のアフガニスタン侵…

  • 国難の宰相と国民

    むかし学校に勤めていた頃、同僚と、どういう校長(管理職)がよい校長か、という話になりまして、さすがにそのとき挙がった具体的なお名前を書くわけにはいきませんが、その同僚が言うには、某校の校長だった〇〇氏は、上意下達でなく学校を変えていこうとする意欲があり、見るべき問題をしっかりと見ていたし、自分は名校長だと思うということでした。小生は、その〇〇氏と実際に話をしたこともあり、確かに平均的な管理職より豪胆な人だという印象はありましたが(大酒飲みでしたし)、教育委員会の出世街道の本流を歩いてきたキャリアもよく知っていたので、「それは〇〇氏が他の人とちがって、それほど教育委員会の顔色を気にしないで動けた…

  • 3万円紙幣の肖像?

    安倍元首相が銃撃された奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場は、現在再整備が進められている一画だということですが、奈良市長は10月4日、従来の計画どおり、車道として整備すると発表しました。曰く、「(何らかの碑の建立に)賛成反対とさまざまな考えがあり、個人に絞った形で表現すると世論の分断を生むという面があった」「100年、200年先に歴史を振り返るとき、(慰霊碑などを)考えてもらうのは可能。今の時代で決めるものではないのかなと思う」と。おそらく、東京駅で殺害された原敬や濱口雄幸と同様、道路上に事件現場となったことを示す何らかの印を残すかたちになるものと思われます。そして、現場から少し離れた場所に「説明…

  • 「ありがた迷惑」

    今日は短く。 昨日知ったニュースにはいくつか驚かされるものがありました。 物議を醸した国葬が終わって、今週から「修羅場」の臨時国会に臨む岸田首相、このタイミングでご長男を首相秘書官に任命する意向であることがわかりました。支持率下落に悩む首相にとって、この人事が少なくとも支持率アップにつながるようには思えません。むしろ逆効果になるのではと考えないのだろうか、と思うのですが、傍らでついつい出てしまう愚痴を息子にでも聞いてもらいたいのでしょうか。 政治記者らは、元首相の福田康夫・達夫親子のように、最側近でノウハウを学ばせる意向があると解説します。岸田首相にも、長男氏にゆくゆくは選挙の地盤を譲り、やが…

  • 都立高入試の英語民間試験導入のこと

    東京都は来年(2023年)度の都立高校入試に英語のスピーキングテスト(ESAT-J 11月に行われる予定のアチーブメント・テスト)の成績を活用することを決めています。しかし、詳細を知れば知るほど、3年前に文部科学省が導入を断念した大学入学共通テストへの英語民間試験(英検など)の活用という入試改革の姿と重なります。先回も今回も関係する民間企業はベネッセ(進研ゼミで知られる昔の福武書店)です。3年前に挫折した夢よ、もう一度、ということでしょうか。しかし、全体として制度設計にお粗末なところがあり、二の舞になる危険性が大です。性懲りもなく、という印象を強くもちます。 高校入試は調査書(内申書 中学校時…

  • Dappi 裁判第6回口頭弁論より

    一昨日(9月30日)に東京地裁で例のDappi裁判の第6回口頭弁論があったようです。この裁判は、匿名のTwitterアカウント『Dappi』による投稿で偽情報を流されて名誉を毀損されたと、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が東京都内のウェブコンサルティング会社に損害賠償を求めて訴えたものです。自民党との尋常ならざる関係が取り沙汰されているこの会社、野党に対するネガテイヴキャンペーン攻撃で世論操作の一端を担っていたのではないかという疑惑があります。『Dappi』投稿者への社内調査、報告書作成せず。「業務性」めぐり平行線(第6回口頭弁論) ハフポスト NEWS 2回前の5月27日に…

  • 笑う人型ロボットと自民党

    キンモクセイの薫る季節になって、朝玄関を開けるとき、今日はどうかなとちょっとドキドキします。 京都大学の研究グループが、人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能をもつ人型ロボットを開発したそうです。こういうケースでは女性ロボットの場合が目立つのが少々引っかかりますが(あはは、とか、えへへ、とかいう笑いもそうです)、日進月歩でAIが「進化」するなか、昔のSF世界のアンドロイドがどんどん実現に向けて動いているようで、率直な驚きがあります。これでいいんだろうかという疑念や心配も含めてですが。 しかし、映像を見ていると、このロボットにはまだ何か気持ちの悪い感じがあります。端的に言って、動作・仕…

  • 「国賊」vs「反日」 国葬の日の記録

    岸田首相(政府)が「国葬」ではなく(正式には)「国葬儀」と言い張っていた安倍氏を「偲ぶ会(お別れの会)」は、知らぬ間に「国葬」という呼称で通されているようです。その「国葬」には行かないと公言した自民党の村上誠一郎議員が、9月20日に安倍氏を「国賊」と批判し、党内から反発を呼んでいましたが、27日、国葬に参列した長崎県平戸市の黒田成彦市長はツイッターに、国葬に反対する人たちを「反日勢力」と呼び、「一般献花の人の列がすごい(市長の妻のメールの記述)……テレビよ、反日勢力よ。この静かな反撃を直視せよ!」と投稿したとのこと。人のことはとやかく言えませんが、この国葬をやることで、すっかり世論は二分され、…

  • 戦時下ロシア 「部分的」動員令の波紋

    ウクライナ戦争で劣勢にあるロシア・プーチン大統領が「部分的動員令」を9月21日に出してから一週間。「部分的」という語が何となく引っかかって、勉強ついでに調べると、確かに«Частичная мобилизация (partial mobilization)»と言っているようなので、訳せば「部分的」となります。ショイグ国防相も「30万人の予備役兵、すなわち2,500万人からなるロシアの全動員資源の1%強に影響を与える」と発表していたと思うので、この限りなら「部分的」という形容句のとおりなのでしょう。 ロイター on Twitter: "極東カムチャッカ半島では、招集された予備役にライフルを渡す…

  • 「弔問外交」の違和感

    今日は短く。 テレビで昨日昼のNHKニュースを見ていたら、トップニュースは、まもなく「弔問外交」が始まり、岸田総理大臣はアメリカのハリス副大統領らと会談、午後(昨日26日)に会うのは10人余りということでした。「弔問外交」が始まる、という言い方に違和感をもつとともに、これがトップニュースかと、やや呆れました。 前にもブログに書きましたが、個人的には、弔問のために集まる機会を利用して各国首脳が意見交換など、簡単な会談をするのが「弔問外交」だと思っているので、葬儀のホスト国はそういう場を提供するのが役めで、自ら率先して他国の首脳と次々と会談するなど、はしたないことだと思っています。また、先の台風1…

  • 「錯誤」のなかでフタがとれ

    この国の政治の潮流、世の風潮の潮目が変わったというのは、この2ヶ月でたびたび感じるところです。フタがとんだ、とか、重しがとれた、という表現が言い得ているように、この数年間、報道・ジャーナリズムや学校教育をはじめ、いろいろなところを蔽っていた澱んだ空気、こんなことを言っても大丈夫なのかと、何となく発言を抑制したり自己検閲させたりする力が薄れた感じがあります。きっかけはまちがいなく安倍氏の死去です。逆に考えると、「安倍晋三」という存在は何だったのだろうか、と思います。まだ一変とまでは言えないものの、テレビには確実に変化が現れているように思います。今までが酷すぎたとも言えますが……。 日本テレビでは…

  • 岸田政権の「新しい内心の自由」

    岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるようになりました。苦境に立つと、やはり人間、「素」が出るようです。周辺からいろいろな話がこぼれ出てくるのも、報道管制が緩んでいるせいでしょう。それだけ「現場」には不平不満が渦巻いているのでは、と想像されます。 岸田首相、エリザベス女王「国葬」食い入るように視聴し飛び出した「国葬を見栄え重視に!」指令 Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] ニューヨ…

  • 良知力さんを読んで

    良知力 らち ちから さんという早逝した社会思想家の著書『向こう岸からの世界史』(未来社)を読みました。1848年のヨーロッパ、特にオーストリア・ウィーンの革命をめぐる話なのですが、学生の頃に一度読んで、よくわからず、就職してから、もう一度読んでも、やはり難しく、今度で三回目です。別の良知さんのエッセイ集も読んだことがあって、こちらはさくさくと読めるのですが、『向こう岸』の方は、立ち止まることがたびたびで、何回読んでも難解です(駄洒落でなく!)。マルクスを含むヘーゲル左派の周辺にあった人々や社会主義者のことがわからないところが壁になっている感じもしますが、表現や構成にけっこう凝った面があるので…

  • 森朗さんの天気予報

    昼ご飯時のテレビ番組、TBSの「ひるおび!」が太鼓持ち番組だと気づいてからは、あまり見なくなりました。しかし、台風接近の報せを聞いたときだけは別です。気象予報士の森 朗あきら さんの解説が楽しくて勉強になるからです。 昨日の森さんの話は、今週末に列島接近が予想される熱帯低気圧(台風15号?)の最新予報に加え、先週史上最強クラスに急発達した台風14号の予報の検証と反省の弁でした。通常、お天気キャスターが「手の内」を明かして、予報が外れた原因を長々と自己分析するなど、ほとんど見ない光景です(まあ、言い訳も含まれていましたが 笑)。しかし、視聴者にとってはそこが実はおもしろいところで、衛星画像など、…

  • 現代の「奴隷」

    今朝の毎日新聞に歴史家の藤原辰史さんの時評があります。「現代の奴隷」というタイトルに目が引かれました。 月刊・時論フォーラム:国際秩序の亀裂/現代の奴隷/安倍元首相国葬 毎日新聞 要約すると、「今の時代に奴隷なんているわけがない」と私たちの多くは思いがちですが、その認識は誤っています。昨年(2021年)の時点で、性奴隷を含め、強制的に労働させられている「現代の奴隷」は、全世界で2,800万人、強制的に結婚をさせられている人は2,200万人もいました。2016年時点と比べると1,000万人も増えているのです。強制労働をさせられている人のうち、86%は農業、建築業、家庭内労働などに従事し、(重…

  • エリザベス女王に「試練」の'90年代あり

    他人の財布に興味はありませんが、昨日の毎日新聞に、亡くなった英国のエリザベス女王の遺産の話があって、ふーんと思いながら読みました。調べてみると、9月17日付の日経にも同じ趣旨の記事があります。 質問なるほドリ:英女王の遺産どうなるの? 城や競走馬など610億円、相続税は免除され継承=回答・五十嵐朋子 毎日新聞 エリザベス女王の莫大な富、相続税は免除 新国王が「遺産」継承: 日本経済新聞 「遺産」の話を紹介する短い記事にあれこれ盛り込むことはできないのでしょうが、女王の収入源としては、所有する不動産や金融商品の類に加え、王室助成金があることにも触れた方がよいのでは、と思いました。 * 王室助…

  • 弔問外交と国の品性

    昨晩エリザベス女王の国葬の様子をテレビで見ました。映像は世界各国で生中継されたので、バグパイプの音色に包まれながら進むこの葬列を、世界人口の半分以上、約41億ものが人々が目にしたかも知れません。ホスト国に国威発揚の気持ちが皆無ではないでしょうし、英国民がすべて等しく哀悼しているわけでもないとは思います。しかし、全体として「品よく」儀式が進んでいったことには敬意をおぼえました。それを「国力」とか「国の品格」とするならば、一週間後に「国葬儀」(というより「偲ぶ会」)をとり行う日本が、世にどのような品性(品格)を示すことになるのか。世論が割れる(反対の意見の方が多い)中で、手当たり次第に招待状を送り…

  • 10月解散総選挙は無理でしょう

    岸田内閣の支持率の落ち込みに歯止めがかからなくなっています。土日の調査によれば、日経とテレビ東京の調査で、支持率は43%(前回8月:57% 不支持49%)。毎日新聞と社会調査研究センターの調査では、支持率は29%(前回8月:36% 不支持64%)となり、30%を切りました。いずれも、この間の国葬と旧統一教会問題に対する批判の高まりが反映されているようです。 内閣支持率16ポイント急落36% 発足以降で最低 毎日新聞世論調査 毎日新聞 一週間後に迫った安倍氏の「国葬儀」に関しては、岸田内閣は完全に国民世論を見誤り、局面を打開できずにいます。まず、国民に弔意を求めないと言明した時点で、論理的に…

  • 日朝首脳会談から20年の「拉致問題」

    小泉首相が北朝鮮を訪問し、金正日総書記と日朝首脳会談を行ってから20年となりました。拉致被害者5人は帰国しましたが、残りの拉致被害者の帰国や生存情報などは頓挫したまま。政府は「拉致問題は内閣の最優先課題」と称してきましたが、結局、膠着状態のまま目立った進展はありませんでした。ところが、実は、安倍政権当時の2014・15年頃、拉致被害者の「一時帰国」に関する提案を、政府が北朝鮮から受けていたことが分かった、というのです。 拉致被害者2人の一時帰国拒否 安倍政権時、幕引き警戒(共同通信) - Yahoo!ニュース 「複数の交渉関係者が明らかにした」とあるとおり、今になってこんな情報が漏れてくるとい…

  • 安倍県民葬と「王国」の落日

    山口県在住で親しい人がいないので、実際のところどうなのか、よくはわかりませんが、9月27日の安倍氏の国葬儀に続き、10月15日には同氏の県民葬がとりおこなわれるようです。安倍氏は、選挙区こそ親からの地盤を引き継いで山口県の人のように見られていますが、生まれも育ちも東京で、墓参りと選挙がらみ以外で「地元」に帰ることはほとんどなかったと聞いています。県民でない人を県民葬にすることは、県外の人間から見ても疑問です。しかも、この県民葬、その半月ほど前に国葬儀をしていることで、山口県民にとっては、「二番煎じ」の感が否めないのではないかと思います。実際、国葬儀と県民葬の「構図」がよく似ているのです。 ①葬…

  • アイテムとしての「電力需給逼迫」

    時事通信が9月9日から12日に行った世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比でー12.0ポイントの32.3%、不支持率は同+11.5ポイントの40.0%で、初めて不支持率が支持率を上回ったということです。安倍氏の国葬についても「反対」は51.9%、「賛成」は25.3%とのこと。この1ヶ月余りで様相は一変しました。 内閣支持32%、発足後最低 国葬反対51%―時事世論調査:時事ドットコム 細野豪志衆院議員(自民党)が、支持率低下に「動じる必要はない」とTweetしていますが、併せて、GX(グリーン・トランスフォーメーション 脱炭素エネルギー転換)や電力システムの安定などをテーマに自民党が闊達に…

  • 「底なし」なのは……

    今日も短く。 東京五輪の汚職事件も底なしの展開になってきました。大手出版社KADOKAWAの角川歴彦つぐひこ会長が昨日(9月14日)東京地検特捜部に逮捕されました。同社の専務らが逮捕されて一週間後の逮捕です。この時差は、先に逮捕された専務ら2人が、取り調べで角川会長の関与を認めた(卑俗な言い方をすれば、吐いた)と理解しました。もし、そうであれば、逆に言うと、特捜部は会長を逮捕する決め手を欠いていて、2人の供述頼りだったともとれます。今から思うと、自身の関与を否定していた9月5日の角川会長の取材会見がむなしい感じです。「社員を信じる。(賄賂は)渡っていないと思う」というのは、「しゃべるんじゃない…

  • 森山軍治郎『ヴァンデ戦争』

    副題は「フランス革命を問い直す」です。文庫として出たのは今年の5月ですが、初版は1990年代半ばに刊行された単行本で、当時、本屋で目にした記憶はあります。ひょっとしたら、手に取って眺めていたかもしれませんが、副題から「歴史修正主義(右派的な歴史の書き換え)」の偏見が先走って、そのままになっていました。でも、『フランス革命下の一市民の日記』(中央公論社)を読んで恐怖政治下のパリの様子を知り、その頃から、フランス革命の理念と現実に起こった大虐殺に相容れない矛盾を感じていたので、当時読んでいたとしても、それなりに共感はできたように思います。 この戦争の舞台になったヴァンデ地方は、ブルターニュ半島の南…

  • 岸田首相、英国葬へ?

    今日は短く。 政治家にとって「外遊」とは何なのか、文字通り「外国に遊びに行く」感覚なのではと思うことがたびたびです(「遊」とは「よその土地に出かけて、学んだり、見聞を深めたり、気晴らしをすること」を意味するようですが、今や「気晴らし」が主になっているようです)。それを最初に感じたのは、小泉純一郎元総理のときでした。どうしてこの国へという疑問とともに、とにかく頻繁に出かけていた記憶があります。在任期間の5年余りの間で回った国・地域が49と、まるで公費で外国旅行ができるうちにとにかく行ってしまえ、ということなのではと思ったほどです。安倍晋三氏に至っては、それをはるかに超える80カ国・地域です。氏に…

  • 沖縄知事選のこと

    昨日(9月11日)沖縄県知事選が終わりました。早々に玉城候補の当選確実が出たことには安堵しました。でも、あえて失礼な言い方をすれば、対立陣営の「敵失」で勝たせてもらったようにも思えます。まず、もし、早い段階で対立候補が一人に絞られて一騎打ちになっていたら、あるいは、自民党と統一教会の根深いつながりが表沙汰にならず、佐喜真氏も教団関連団体のイベントに参加していなかったら、さらに言えば、佐喜真氏に政治資金規正法違反の疑いで告発されるような醜聞がなかったら、どうなっていたか。何と言っても、政権側は、春の段階までは、首長選に4連勝し、「勝つ条件」がそろっていたのですから。 しかし、玉城氏の当選で、今後…

  • 自民党が「点検」にこだわる理由

    今日は沖縄で大事な選挙の投開票があります。那覇は昨日は曇天、今日は晴天とのことですが、沖縄県は広い、というか、「長い」ので、台風がまた近づいているという話を聞くと、投開票に影響が出ないか、少し心配です。 先日統一教会との関係をめぐって自民党議員の自己申告に基づく点検結果が発表されましたが、その前からメディアで関係を取り沙汰されていた議員の名前がリストにないなど、いくつも問題が指摘されています。細田衆院議長を対象から外すなど、もってのほかですが、何をおいても中枢の中枢である、故安倍氏については、茂木幹事長も岸田総理(総裁)も、死んだ人だから、実態を把握するには「限界がある」と言って、頬被りです。…

  • 国葬が「KOKUSOGI 2022」に変わるとき

    安倍氏の「国葬儀」に反対する声明や決議が地方議会からも上がっています。 9月6日火曜、神奈川県三浦半島にある葉山町議会は、安倍氏の「国葬」に反対する意見書を可決し、翌7日、岸田文雄首相と衆参両院議長宛てに送付したそうです。9月8日付朝日新聞の記事には、こうあります。 神奈川・葉山町議会が国葬反対の意見書 「弔意を国民に事実上強制」:朝日新聞デジタル ……意見書では「国民のなかでも評価が大きく分かれる安倍元首相を礼賛する立場で国葬を実施することは、政治的立場・姿勢を、国家として全面的に公認・賛美することになる」とし、「弔意を個々の国民に対して事実上強制することにつながることが強く懸念される」とし…

  • エリザベス女王が亡くなって……

    今日は短く。 昨日の閉会中審査で岸田首相は安倍氏の国葬について「丁寧」なる説明をし、質問に「丁寧」なる回答をしたようです(主観的満足度において)。 【丁寧バカ】丁寧、丁寧と言うが一向に丁寧でない岸田ついに弱音を吐き始めた?:のら猫 寛兵衛:SSブログ終わったと思ったら、今度は自民党の茂木幹事長が先延ばしになっていた例の壺調査=国会議員の統一教会との関わりを自己申告させた「点検」結果なるものを公表しました。すると、「丁寧」な説明でお疲れの岸田首相がぶらさがりで、物価高に対する新たな総合経済対策を取りまとめ、住民税非課税世帯に5万円の給付金を支給すると言い出しました。夕方のニュースに合わせるかのよ…

  • 森喜朗の胸像募金のこと

    森喜朗氏の胸像を建てるために5月から募金集めがなされているそうです。 ご存じのとおり、森氏は東京五輪・パラリンピックの組織委の会長でしたが、その差別発言(認識)が会長職にある者として適性を欠くと批判され(見苦しい、いや、みっともない会見をした挙げ句に)、辞任した人です。さらに今、「呼びかけ」の時期からすれば順番は逆ですが、東京地検特捜部が進める五輪汚職事件捜査で名前が出ている御仁です。悪い冗談はよしてくれと思います。森喜朗氏胸像建立で募金集め 橋本聖子氏ら発起人「偉大な功績顕彰」:朝日新聞デジタル これは一種の「歴史戦」でしょう。森胸像を建てたいと思う人たちは、森氏がW杯ラグビーやオリンピック…

  • 「右派雑誌」の言説

    哲学系ユーチューバーじゅんちゃんの動画に編集者・広告研究家の早川タダノリさんが出演し、安倍氏銃撃事件後の「右派雑誌」の記事(電車中吊り広告)や右派論壇について話をされていて、興味深かったです。この種の雑誌は見出しだけ、新聞の紙面広告で目にすることはあっても、買って読むことはないので、こういう解説は新鮮な感じがしました。安倍晋三と右派雑誌(Hanada,WILL,正論など)のこれからと今後 ~早川タダノリ先生インタビュー~ - YouTube ここで言う「右派雑誌」とは「正論」、「WiLL」、「Hanada」の3誌です(昔だったら「諸君!」=2009年休刊 も入るかも知れません)。早川さんによる…

  • 時事川柳 キッシー国会へ行く

    安倍氏の「国葬」が3週間後に迫ってきましたが、ここに来て、安倍政権時代の桜を見る会を5年連続で受注したという業者がこの「国葬」も落札したことがわかって、ますますイヤーな感じがしてきました。各種世論調査では世間の「国葬離れ」というか、「国葬」を冷ややかに見る人たちは日に日に増えてきている印象です。 先日の会見で、岸田首相は9月8日に実施が見込まれている国会の閉会中審査に出席して、この「国葬」について、自らの口で国民に説明すると表明しましたが、なぜか、これが自民党内で波紋を呼んでいるというのです。まさか、臨時国会を召集もせず、閉会中審査に出席など言語道断だ!などと、自民党は思わないよなあと思ってい…

  • 朝日の国会議員アンケート

    今日は備忘録がわりのメモです。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家の関係について、朝日新聞のHPにすべての国会議員と知事(計759人)を対象に行ったアンケート結果が公表されています[9月6日に予定されていた自民党の「例」の調査、なぜか幹事長(=NHKで他党を誹謗中傷する「スポットCM」を流すなど、最近特に目つきと人相がよろしくない御仁)は記者を恫喝しながら「点検」だと言い張るのですが、その結果発表は延期するとのことです]。政治家と統一教会との関わりに濃淡があることはかねてより指摘されてきましたが、「濃淡」の具体的な中身を「見える化」し、事実を確定させないと、表向きだけ「今後は一切関わり…

  • 金平さんのレギュラー降板のこと

    長年踏み込んだ調査報道で知られるTBSの「報道特集」ですが、2010年からキャスターを務めてきた金平茂紀さんが、今月いっぱいでレギュラーから外れることになったことが話題になっています。昨夕放送された番組は直接見ていないのですが、夜、録画された動画を見て、金平さん本人が短いコメントの中にどれだけの思いを込めたのかを想像しました(以下は「なつみかん」さんTweetから借用したものです)。 https://twitter.com/natsumiccann/status/1566051383601930241 日刊ゲンダイの記事によると、金平さんのレギュラー降板の背景には、局の上層部(経営陣?)との軋…

  • 「国葬」の費用と業者選定のこと

    学校では学校生活の思い出写真集を「卒業アルバム」として子どもの卒業時に渡すことが慣例になっています。小生も教職員として何度かこの係になり、業者選定や撮影の手配などに関わったことがあります。業者選定については、1990年代くらいまでは、地元の写真屋さんとか、馴染みの業者に頼むことが多く、毎年だいたい同じところになる傾向がありましたが、世紀が変わった頃から、競争入札をする決まりになって、得体の知れない業者が参入するようなケースも出てきました。時代によって、学校規模(生徒数)によって、金額が変わってくるとは思いますが、単純に1冊1万円と仮定して、これに生徒数を乗じれば(実際は単価よりも総額の方が先だ…

  • 岸田劇場・第二幕 幕引きに四苦八苦

    ※タイトルを改めました。 内田樹さんがtwitterに安倍国葬に反対する理由は、「この政治家が日本の国益を深く損なったと判断しているから」として、2年前に自ら書いた記事を引いています。既読感はありましたが、一通り読んで、改めて安倍氏の所業の罪深さを感じました。平たく言えば、安倍氏は、国民に道徳を説く(べき)権力者が、権力者であるがゆえに自身の道徳性は問われないというご都合主義(でたらめ)を国民こぞって受け入れさせた、そういう「教育」を「見事」に施したということだと思います。 安倍政権を総括する - 内田樹の研究室……私たちは今はもう政治家であれ、官僚であれ、財界人であれ、指導者たちが「国民全体…

  • ゴルバチョフ氏のこと

    8月30日、旧ソ連の指導者ゴルバチョフ氏が亡くなりました。振り返ってみると、同時代を生きた政治家の中で、最大の敬意を表したいと思わせる唯一の政治家かもしれません。 調べてみるとたぶん1980年頃なので、当時、小生はまだ学生だったと思うのですが、ブレジネフ政権末期のソ連の後継指導者について書かれた新聞記事(読売)があり、ソ連の政治局員の一覧に48歳のゴルバチョフの名前を見たのを何となくおぼえています。他がだいたい60代・70代の中にあってひときわ目を引きました。もちろんまだ素性はわかりませんでしたが、直感的に、この人の名前は記憶しておかなければならないと思いました。 1980年頃のロシア(ソ連)…

  • 「永久顧問」と「永世名誉司会」

    今日も「短編」で。 自民党議員の「保守団結の会」が一昨日(8月29日)、元々会の顧問で、先月亡くなった安倍晋三氏を「永久顧問」に選任したというニュースを知りました。 「考えをしっかり継承していく」安倍元総理を“永久顧問”に選任 自民党「保守団結の会」 TBS NEWS DIG (1ページ)会にかかわりはないので、とやかく言う資格もありませんが、こういう「永久…」というのは近頃の「日本の心性」に合うのかも知れないという気がしました。 似たような事例かどうか、日テレの長寿番組の「笑点」に長く出演し、大喜利の司会もしていた落語家の桂歌丸さんは、病気療養中は「終身名誉司会」、2018年に亡くなって…

  • 過半数と国葬

    今日も短く。 土曜日に町内会の役員会があり、コロナ感染の収まりが見えないため、秋のお祭りは今回も中止と決まりました。決定が遅すぎたくらいですが、もう2ヶ月くらい前から今年も無理そうだという雰囲気はありました。でも去年、その前年と、過去2回休止にしてきたため、感染が収まれば何とかやりたいという声に配慮したギリギリの決定だったという見方もできます。最後のダメ押しをしたかたちとはいえ、小生も中止はやむを得ないと思っていました。しかし、週末に何度も集まって、太鼓やお囃子の練習をしてきた子どもたちの姿を見ている人には、今年こそは、という気持ちはあったと思います。他所で花火やお祭りをやっている自治体や自治…

  • 「この程度の国民に……」

    「この程度の国民には、この程度の政治家」――小生は、これは、かつて自民党宮沢内閣で副総理だった故渡辺美智雄氏の発言だと思っていました。実際、30年以上前にこのように言っていたのを聞いたような記憶もあるのですが、Webで調べても引っかからないので(法相だった故秦野章氏の発言というのはありました)、何人もの「先生方」が使い回していた台詞だったのかもしれません。元々は、19世紀イギリスの歴史家トーマス・カーライルの言葉「この国民にして、この政府あり」に由来するようです。 同じく1980年代の言葉に「経済一流 政治三流」というのもありました。バブル経済の絶頂に向かう頃のことだったと思いますが、日本が「…

  • 新聞記事の「余計なこと」

    今日は短く。 一昨日沖縄県知事選が告示されました。投票日は来月11日、2週間後です。 その選挙戦最中の沖縄で、昨日ある「事件」がありました。聴衆の一人が候補者に向けて古い銃弾のようなものを投げ付けたというのです。安倍氏の銃撃の余波がまだ残る中、現場は一時騒然としたということです。しかし、新聞によって、事件の報道のし方(情報)に違いがあるのです。いずれも短い記事ですが、受ける印象は違ってくるでしょう。 小生は最初に朝日新聞の記事を見ました。 街頭演説中の候補者、薬莢のようなもの投げつけられる 沖縄県知事選:朝日新聞デジタル 「投げたのはチョウ類研究者の女性」とあるので、ああ、そう言えば、前にそう…

  • 世の空気 時代の風

    7月8日に安倍氏が亡くなって四十九日。世の中の空気、というか、風向きは、参院選前に比べ、確かに変わったような感じがします。統一教会問題の報道では、TBSの「報道特集」はともかく、日テレ(読売)の「ミヤネ屋」があれほどガンガンやるとは想像もしませんでした。安倍氏の「国葬」に反対の声があるのは、自分がそうだし、まあ当然だと思いつつも、世論調査で反対が半数を超えるというのは、正直驚きでした。身近な人の中にも、統一教会問題や「国葬」を批判的に見ている人がわりと多いので、やっぱりそうだよなあ、自分はマイナーという穿った感じは少し改めないと、と思っています。 昨日(8月25日付)の「一月万冊」を見ていたら…

  • 郷原・鈴木対談 vol.2

    弁護士・郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る!」第166回(8月24日付)を興味深く見ました。ゲストは、「やや日刊カルト新聞」主筆で、今やメディアに引っぱりだこの鈴木エイト氏。概略を文字に起こして、3つほど部分引用しますが、動画全体も是非ご覧いただきたい内容です。【「統一教会問題」の今後、ジャーナリスト・鈴木エイト氏と語る(第2弾)】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#166 - YouTube<萩生田・自民党政調会長と統一教会> 郷原:政治家のかかわりにもいろいろとレベルの差がありますが、その中でも今一番話題になっている、濃い付き合いの人が萩生田さんという感じがします。今の(萩生田氏の)説明が…

  • 杉田水脈氏と「生産性」

    「人的資源」とか「人流」とか、人をモノ扱いするような言葉に出くわすと嫌な気分になります。「生産性」という語を人に当てはめ、その有る無しで人を分類するとき、ここにも人をモノ扱いして気に留めない差別性が滲み出ているように思えます。小生個人にとって、何と言っても、そのきっかけをつくったのは、先頃政務官に任命され、かつ、「過去に多様性を否定したこともなく、性的マイノリティーを差別したこともない」と言い放った衆院議員・杉田水脈氏です。 昨日(8月23日)の毎日新聞のコラム「火論」で、大治朋子さんがこう書いています。 火論:誰もが「非生産的」に=大治朋子 毎日新聞……杉田氏は数々の差別的発言で知られる…

  • 岸田内閣支持率急落をめぐる討論

    昨日の毎日新聞の一面トップは岸田内閣の支持率が急落したという記事でした。内閣改造後に支持率が下がるのは異例とのことですが、下がって当然のことをしていると思います。統一教会の関係者は少なくとも新内閣からは外すだろうという大方?の予想に反して、逆に増えています。これでは何のために、1ヶ月前倒しして内閣改造をしたのか分かりません。さらに、改造=仕事が一段落して夏休み入りし、1年半ぶりにゴルフに行って、「パー3つ」などと笑顔でコメントする岸田首相の映像が流れましたが、その夏休みを満喫しているあいだに、国内のコロナ新規感染者数は過去最多を記録しました。夏の静養を取りやめた天皇家と比較するのも何ですが、世…

  • 「イズムィコ先生ができるまで」を読んで

    今日は短く。 ロシアの軍事評論家・小泉悠さんの半生をたどる記事を興味深く読みました。 【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+ 小生が初めて小泉さんを知ったのは、北朝鮮が度々「飛翔体」を飛ばし、TBSの「ひるおび」に出演して、その解説をしていた頃ですから、2010年代の半ばではなかったかと思います。小泉さんの現在の肩書きは「東京大学先端科学技術研究センター特任助教」ですが、当時は「未来工学研究所研究員」でした。その後も、北朝鮮が「実験」をするたびに番組に呼ばれ、その「軍事オタク」ぶりを「披露」していました。軍事に疎い人間が、小泉さんを…

  • 「8.20 報道特集」を見て

    昨日(8月20日)の夕方、TBSの「報道特集」を見ました。統一教会問題を掘り下げるという「触れ込み」だったので、うっかり見逃さないように、録画予約までしました(笑)。番組注目の萩生田衆院議員(自民党政調会長)と教会とのかかわりをまとめた部分は、すでにWebに記事が上がっていて驚きました。改めてすごい時代になったと思います。 統一教会と政治家のかかわりについては、祝電から講演、会費の支出まで、濃淡がありますが、萩生田氏について言えば、当人がどう言い繕っても、親密度の点で関係の濃さは否定のしようがないと思います。萩生田氏と元信者の発言(証言)を並べてみると、それは明白です。以下、概略を引用します。…

  • 「丁寧な説明」考

    子どもの頃、岡山県と鳥取県の県境・人形峠がウランの産出地であることを知りました。学習用の地図帳には、人形峠に鉱山記号があり、その下に赤字でウランと入っていたことをおぼえています。しかし、このウランと核、とりわけ原子力発電との関係を、当時はまだよくわかっていませんでした。 時は移り、原発事故なども経験して、小生もそうですが、多くの国民が原子力発電を礼讃するわけにはいかないと感じています。人形峠のウラン鉱山はすでに閉山される方針とのことです。 今朝の毎日新聞のトップは、この人形峠から、撤去しなければならないウラン鉱石ほか、国内で処理できない核関連物質を、「精錬委託」を理由に、アメリカに引き取っても…

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