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2020/04/27

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  • 「神頼み」の東京五輪から撤退を!

    選挙前の「実績づくり」に猛進するスガ政権。どんなささいなものでもポイント加算できるものを渉猟し、国民に過去の悪事や敵失に一切目を向けさせない姿勢を続けている。中曽根元総理の葬儀にしても、杉田水脈の問題発言にしても、そんなことより、携帯値下げだ、デジタルだ、と言わんばかりだ。東京オリンピックも、組織委員会の会長が「神頼み」で、今や内部の人間さえ来年の開催はほとんど無理だと思っているのに、こちらも相変わらず惰性を止められない。 利権に巣食う輩を喜ばせるために国費を浪費するのはバカげている。肝心の選手のことも後回しでよいはずがない。多くの指摘があるように来年のオリンピック開催が無理だとすれば、切り替…

  • 竹中平蔵と「デジタル改革」

    『論座』にジャーナリストの佐藤章さんの連載記事がある。IT分野の知識がないので、やや及び腰で読んだが、ここにも利権と腐敗が渦巻いていることを知った。この「ガラパゴス」化による“技術大国”の斜陽化にはさもありなんと思いつつも愕然とする。さらに、そこに、「先進」という名の「錦の御旗」をつけた外資(「黒船」?)が割り込もうとし、その露払い役を竹中ヘイゾーが務めるという……またまたゾンビの復活劇を見せられるのだろうか。 佐藤さんは、竹中ヘイゾー氏が新たに創設されるデジタル庁の初代長官に就任するという仰天情報があると書いている。いち早く8月28日のアベ辞任情報を伝えた方だけに、ガセとも思えない。 10月…

  • 「竹中 月7万」ベーシックインカム論

    スガが首相就任後早々に会食した相手:竹中平蔵。このヘイゾー氏が、9月23日にテレビで「月7万円」のベーシックインカムを導入して生活保護や年金を廃止すべきと発言し、波紋をよんでいる。「自助(・共助・公助)」社会に向けた“観測気球”のようなものかもしれない。賛否両論があるようだが、判断する材料を持ち合わせていないので、ひとり「月7万円」で実際上足りるものなのか、疑念はあるが何とも言えないというところだった。 この点で、生活困窮者支援に取り組んでいる社会福祉士の藤田孝典氏の記事は、生活保護の最低生活費の事例をいくつか紹介していて説得的だった。結論として、藤田氏は「月7万円」のベーシックインカムでは、…

  • 日大の差別抗議

    日大のオンライン授業で講師による差別的な発言があったことが問題になっている。「黒人さんが暴れている」という発言と認識にはもちろん問題があるが、単発的な舌禍だったら、解雇を求めるという話にはならないだろう。この発言があったという講義を起こしたものを読んでみたが、キャンパス・ヘイト事例 Mysiteおおよそ不快な言葉のオンパレードだった。授業のたびにこんな調子で話を聞かされたのでは、苦痛が蓄積されて勉強どころではない。学生側が怒るのも当然だろう。 「朝日新聞デジタル」9月26日付記事より引用する。「黒人さんが暴れてる」日大講師が人種差別、学生ら抗議:朝日新聞デジタル 日本大学の男性非常勤講師が…

  • 「なぜ君」4 オンラインで映画を見て

    昨晩、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を“視聴”した。アンテナが低くて、当日の朝までオンライン上映のことを知らなかったのだが、幸運なめぐりあわせにより、念願がかなった。なかなかおもしろかったので、ぜひ多くの人にみてもらいたいと思う。 以下、少し、断片的に感想をつらねる。 映画の切り込み方や手法に特に奇抜さや目新しさは感じなかった。昔からある、わりと“忠実”なドキュメンタリーだと思う(別にこれは否定的・批判的な意味ではない)。これが世間ウケするとしたら、「世間」の方が変わってきているのではないかと思う。これは、偶然とはいえ、コロナの禍中に上映されていることと無関係ではないだろう。とはいえ、…

  • 映画「なぜ君は総理大臣に…」今晩上映

    今朝、本日9月26日(土)の夜、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』のオンライン上映&トークがあることを知った。早速チケットを買った。久しぶりにワクワクする感じ。上映後には小川淳也さんと大島監督をゲストに迎えたトークも配信されるそうだ。〇配信スケジュール 9月26日(土) 20:00 本編ライブ上映開始 22:00 本編上映終了後、トーク配信 23:00 トーク終了予定 ※ 10月2日(金)24:00までアーカイブ視聴可能〇トーク登壇者 小川淳也さん(衆議院議員)、大島新さん(映画監督)、上西充子さん(法政大学教授)、濱潤さん(フジテレビ プロデューサー)〇購入サイト ・uP!!! http…

  • 「政治の無策」 雨宮処凛さんの連載

    雨宮処凛(あまみや・かりん)さんの記事を読んだ。作家としての仕事だけでなく、その「生き方」に共感する人。 この8月の自殺者数が1,800人を超えた。昨年の8月より240人も多い。コロナの影響を疑わないわけにはいかない。 雨宮さんによれば、12年前のリーマンショックのとき「年越し派遣村」を訪れた人はほとんど男性だったが、今回のコロナで貧窮する人の中には女性が多く含まれているのではないかという。コロナの直撃を受けた観光業、宿泊業、飲食業。その非正規雇用を担ってきた多くの女性たちが、何の補償もなく、突然放り出され、その一部が「ホームレス」状態にあるのではないかというのだ。 政府は今「Go to キャ…

  • 赤木さんへの取材と報道

    相澤冬樹さん。元NHKの記者で、例の「森友事件」の公文書改ざんの件の取材をめぐる一件の後、NHKを退職。今は大阪日日新聞の記者。森友事件で亡くなった赤木俊夫さんの奥様の取材や支援をめぐる「第一人者」でもある。 その相澤さんの記事「改ざん事件の取材で学んだ 報道に巣くう男社会の息苦しさ」が、『論座』に掲載されている。元は『Journalism』9月号、特集「コロナの陰で」に掲載されていたものらしい。 ここで、相澤さんは赤木さんの奥様・雅子さんの以下の言葉を引き、ハッとしたと言っている。 「夫が亡くなってから、私はずっと男社会に囲まれてきました。財務省も、近畿財務局も、弁護士も、取材に来る人も、み…

  • コロナ禍の中小企業再編論

    東京商工リサーチによると、今年1-8月に全国で休廃業・解散した企業は3万5,816件(前年同期比23.9%増、速報値)で、このペースが続くと、年間5万3,000件を突破し、2000年に調査を開始して以降で最多だった2018年(4万6,724件)を大幅に上回り、6万件を超える可能性も出てきたとのこと。コロナ禍が長期化するなか、休廃業・解散の増加は避けられないだろうとしている。2020年1-8月「休廃業・解散企業」動向調査(速報値) : 東京商工リサーチ このタイミングで、スガ首相は「中小企業基本法」の見直しの検討を打ち出している。中小企業の定義を変更し、税制上の優遇措置や補助金の対象をしぼろうと…

  • 東京五輪招致 11億円送金疑惑

    ブラックタイディングス(BT)社というペーパー会社(トンネル会社)への約2億5千万円の送金について説明できず、JOCの竹田会長が辞任したものの、東京五輪の招致をめぐる疑惑はくすぶり続けてきたが、五輪招致の決定前後に先の2.5億を含む総額11億円ものカネが招致委員会から海外送金されていたことがわかった。しかし、BT社の件以外で、その相手や内訳について招致委員会は口を閉ざしている。9月23日付、BUZZAP(バザップ)の記事より。東京五輪招致の決定前後に総額11億円をJOCが海外送金、でも相手や内訳は「守秘義務で非公表」 (2020年9月23日) - エキサイトニュース ◆招致決定前後にJOCが「…

  • 「水道民営化(私企業化)」はやめましょう

    学生時代、アパートに下宿していた同級生が公共料金を滞納し、電気やガスを止められた。しかし、水道だけは止められなかったという。「水」は最後の命綱だと改めて思ったものだ。 水道管の老朽化が進んでいるせいか、最近あちこちで工事が行われているのを見かける。小生の住んでいる地域でも去年から今年の春にかけて2度工事があった。範囲は1キロ四方かそれ以上に及び、工期も長かった。水道の本管は道路と並行することが多く、水道の工事が道路(舗装)工事と重なるため、素人目にもかなり“大変な公共事業”という印象を受ける。国も地方も財政に余裕があるわけではなく、工事費が嵩めば、これが水道料金にはね返るのは避けられないように…

  • スガさん、地方を大切にしたいって本当?

    人間、発言や行動に首尾一貫性を求められると、ちと辛いものがある。小生の場合、「お前、20年前はこう言ってたじゃないか!」と言われても、そんな昔に言った話を今さら持ち出されても困るよ……である。 しかし、これは“一般の人”の話ではなく“政治家”についての話である。「風見鶏」とか、「無節操」というのは、政治家にとってはありがたくない「称号」のはずだ。もし、誠実な政治家をきどるなら(誠実でないと公言する政治家など見たことないが!)、その「変節」について釈明があってしかるべきだ。国民は政治家の「言葉」と「行動」を見て一票を投じている。その「言葉」と「行動」がブレてもかまわないし、その説明も必要ないのだ…

  • 小泉悠『「帝国」ロシアの地政学』

    小泉悠『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版 2019年6月) なかなかおもしろかった。著者の小泉さんはテレビでコメントする姿を何度か拝見したが、筋立てて話す様子が印象に残っていた。確かに「軍事オタク」の片鱗も見せてはいたが……。(笑) 内容は、1・2章が「総論」というか、ロシアの地政学的スタンスの解説。3章以下が「各論」(グルジア、バルト三国、ウクライナ、シリア、「北方四島」、北極)という構成。特に、軍事・安全保障の専門家である小泉さんゆえに、3章以下は面目躍如の感じがする。 さて、小生、「北方領土」の外交交渉のたびにプーチンが、返還後に米軍基地は設置されない…

  • 「アベ疑獄」管理内閣 1 ジャパンライフ事件

    スガ内閣を「アベのいないアベ内閣」と呼んだのは共産党の小池晃書記局長であったか。しかし、スガがアベ政治の踏襲を宣言したのは、就任会見で「これからは国民のために仕事をする」としたその国民に対してではなく、自分たちに対する気休め、呪文ではなかっただろうか。 「アベ疑獄」と書くと、アベばかりが疑獄の中心であるかのような錯覚に陥るが、スガ内閣の面々にも「アベ疑獄」の主要プレーヤーたちがいる。「アベ疑獄」がひとつでも明るみになれば、芋づる式に次々と自分たちの関与も発覚しかねない。となれば、隠し通し、何か出てくれば無視……まさにアベ政治の「踏襲」である。 スガ内閣の至上命題は、携帯電話料金を下げることでも…

  • 菅内閣の目玉人事

    菅内閣人事の目玉は、「検察庁法改正案」の国会審議中にワニ動画を見ていた「デジタル担当相」でも、自分の個人サイトに「縦割り110番」を設置して得意になっている「行革担当相」でもない。本当の“目玉”は法務大臣と国家公安委員長だ。 「日刊ゲンダイ」9月18日付記事より引用する。【菅義偉】菅内閣“ご祝儀報道”の裏で着々…真の肝入りは法務と警察|日刊ゲンダイDIGITAL<前略> 菅内閣の法相には上川陽子衆院議員(67)、警察庁を管理する国家公安委員長には小此木八郎衆院議員(55)がいずれも再入閣で就任した。 上川氏は、第2次安倍政権下の2014年10月~15年10月と17年8月~18年10月に次ぐ、3…

  • 「核兵器禁止条約」 発効迫る

    核兵器の全面禁止を定める「核兵器禁止条約」は、8月現在で批准国44か国で、あと6か国が批准し、批准国が50か国となれば、90日後に発効する。署名国が84か国(批准国を含む)なので、9月15日から開かれている国連総会の期間中にも批准国が50か国に達する可能性があるとのこと。 ちなみに、日本政府は「核保有国と非保有国との橋渡し役」になるとの言い訳を弄して、署名も批准もせず、「被爆国なのに何をしているのか」と国際世論から冷笑されている。もし、発効して正式な国際法となれば、批准を求める国内外の世論はさらに強まる。いつまで核保有国(というか、アメリカの)「忠犬」のままやり過ごすつもりなのだろうか。 以下…

  • SEALDs 参加者の回想

    「SEALDs」:自由と民主主義のための学生緊急行動。 Students Emergency Action for Liberal Democracy - s の略号として定着。2015年5月から2016年8月まで活動。2015年の安保法案反対運動のうねり中でメディアから注目された。 運動の渦中にあった諏訪原健さんがインタヴューで当時をふりかえっている。「若者の保守化」が言われる中、彼がどんな思いでいたのか、知りたいと思った。 以下、9月16日付朝日新聞デジタルより一部引用するが、聞き手のことばにやや違和感を覚えた。もちろん実際は字面どおりではないにしても、もう少し共感的なやりとりというのがあ…

  • 河井事件第8回公判 総理大臣の関与

    9月15日に東京地裁で河井事件第8回公判が行われ、克行被告の公設秘書の証人尋問が行われた。しかし、肝心なのは、冒頭に読み上げられた「供述調書」の方だ。この「供述調書」では、アベ事務所の秘書がタクシーを借り上げて、克行被告の後援会「三矢会」の役員や世話人を「しらみつぶしに」回り、案里支援をお願いしたことが述べられている。どうしてこんなところにわざわざ総理大臣の秘書が出てくるのか。1億5千万の巨額選挙資金とともに、総理大臣の関与(肩入れ)を明らかにしなければならない。 ところが、NHKなど主要メディアはこのことに一切触れていない。公判のあと、克行被告が弁護団の6人を全員解任したことが大々的に報道さ…

  • 民主主義に住みつく全体主義

    これは出典は不明だが、ヤスパースが引用した話として知られる。 ドイツ第三帝国時代、1933年に作られた洒落がある。人には、知的である、誠実である、ナチス的である、という三つの性質がある。そのうち二つは一緒になれるが、三つとも一緒になることは決してない。つまり、知的で誠実であれば、ナチス的ではないし、知的でナチス的であれば誠実ではなく、誠実でナチス的であれば、知的でなく脳が弱いというわけだ。 「ファシズム(全体主義)」は民主主義の対概念のように考えられているが、併存できないものではない。資本主義と社会主義が併存できないわけでもないのと同じだろう。ただ、どちらが割合としてより強いか・より多いかとい…

  • 上川新法相と林検事総長の「因縁」

    今日スガ新内閣が発足し、新法務大臣に上川陽子氏が再任された。法相経験者であり、実務的に手堅い人選との見方を真に受けていたが、調べてみると、2年ほど前、上川氏と林眞琴・検事総長との間には「因縁の過去」があったらしい。とすれば、今回の閣僚人事はスガ政権が検察人事への介入(ないし報復)をあきらめていないことを示唆している。「アベ政治の継承」はこういうところにも現れているわけで、アベが去っても警戒を怠れない。 当時の『法と経済のジャーナル』2018年1月18日付、村山治氏の「事件記者の目 上川法相が林刑事局長の次官昇格を拒否か、検事総長人事は?」より引用する。上川法相が林刑事局長の次官昇格を拒否か、検…

  • 自民党総裁選 たかまつ なな さんの記録

    たかまつ なな さん。自称?「お笑いジャーナリスト」。「株式会社 笑下村塾」を設立し、全国の学校で出張授業「笑える!政治教育ショー」を行っているという。小生がまだ現役だったら、まちがいなく連絡をとって、「出張授業」をお願いしていただろう。 たかまつさんは、この間の自民党の総裁選を取材した「記録」を残している。そのいくつかを読んだが、記事内容について左右から“叩かれて”いるとこぼしていた。小生には“叩く”理由がわからない。“批判(批評)”がすぐに“叩く(悪罵)”にレベルアップするのが、この国の今の状況なのかも知れない。ある方は「モノを言う女性を嫌がる人は一定数いる」「くだらないレッテル張りは気に…

  • 「見たいものだけ見る政治」 宮台真司氏談

    塩野七生さんは『ローマ人の物語』(全15冊)の2分冊にカエサルを充て、その「思い入れ」を存分に書いていた。カエサルの“名言”として、塩野さんは「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」を引いていたが、これはカエサルの言葉そのものというよりも、おそらくは塩野さんの「カエサルびいき」の所産で、もともとの一文は『ガリア戦記』第3巻第18節の「ほとんどの場合、人間たちは、自分が望んでいることを喜んで信じる」だろうという指摘がある。https://nikubeta.hatenablog.com/entry/20070624/p1 とすれば、作…

  • スガさん、生活保護世帯は“高止まり”だよ

    自民党の総裁選挙で3候補者のテレビ討論会が各局で企画された(らしい 見てないので……)。出来レースの討論会とはいえ、次期総理大臣がどんなことを考え、どんなことを言うかは、「国民」の一人としては興味がないことはない。 先週9月8日火曜の夜の報道番組「NEWS23」のテレビ討論会で、スガ官房長官はアベノミクスの成果のひとつに生活保護所帯の減少があると強調したという。 「格差ってよく言われるんですけども、生活保護所帯ちゅうのは、このアベノミクスが始まって、減り始めたんです。少なくなり始めていますから。ここは数字で明らかに生活保護所帯が減っていますので、そういう意味では、いろんなとこに効果があるのでは…

  • 拝啓 国民の皆様 私の大腸は元気です

    首相動静:9月11日金曜夜、首相公邸にて、内閣官房参与や外務審議官らと会食。参与によれば、首相はコース料理を完食、ワインも嗜んだとのこと。https://digital.asahi.com/articles/ASN9C7RLTN9CUTFK07C.html 翌日にこんな会談(怪談)はなかったと思いたい。アベ:いやー、スガちゃん、昨日久しぶりに夜の会食で腹いっぱい食べたよ。 スガ:「久しぶり」って、ソーリ、まだ辞任発表してから2週間ですよ。ちょっと早いんじゃないですか。 アベ:大丈夫だよ。俺の大腸は「如意棒」みたいなもんで、「変幻自在」なんだから。 スガ:またまた、そんなこと言ってると、朝日に「…

  • 河井裁判 第7回公判の記録

    9月9日に「河井裁判」の第7回公判があったのだが、主要メディアの報道ぶりはいたって低調で、「中國新聞」をはじめとする地方紙の方がよほどやる気を感じる。主要メディアが「報道しなければなかったことになる」という“法則”に乗って風化を狙う連中のお先棒担ぎをしていてよいのか。自民党総裁のできレースなどより、こちらの方がよほど報道する価値があるだろう。菅候補がパンケーキが好きなことを報道すると、日本の政治はよくなるのか! 7回目の今回は河井案里被告の選挙事務所で会計担当をしていた女性の証人尋問だった。夫の河井克行が妻の案里の選挙資金をほぼ取り仕切っていたことなど、個人的には興味深い証言がいくつもあった。…

  • コロナ「二類外し」への懸念

    ここ何年かインフルエンザの予防接種は受けていない。生活移動範囲が狭くなり、あまり必要を感じていなかったからだが、今月初めにかかりつけの医師から「今年はインフルエンザの予防接種はどうしますか? こういうのはお嫌いでしたっけ。」と言われ、「今年はさすがにやっとこうかと思ってるんですが……」と言うと、「そうですよね。(コロナと)見分けがつかないですから。コロナにかかったら大変なことになります、怖いですよね。」と言われた。 インフルの予防接種はコロナウィルスにも有効性があるという説もあるが、そういう話ではなく、せめてインフルの心配だけは事前に取り除き、コロナ予防に専心したいというのは多くの人が感じると…

  • 公文書・会議録のゆくえ

    8月26日付で「そこら中で隠される会議録」という記事を書いた。その中で、ある学校の「職員会議録」の実情を紹介したが、それと類似した例が国家レベルの「会議の記録」にもあることがわかった。mainichi.jp 写真は、連絡会議(第19回)の「記録」というもので、1.日時 2月14日(金)7時54分~8時15分 2.場所 総理執務室 3.参加者 アベ、菅官房長官、加藤厚労大臣、西村官房副長官、岡田〃、杉田〃、沖田内閣危機管理監、北村国家安全保障局長、古谷官房副長官補、前田〃、長谷川総理大臣補佐官兼内閣広報官、今井総理大臣補佐官、鈴木厚労省医務技監(13名) 4.概要 〇厚生労働省から、国内における…

  • 「生ごみのバケツのふた」 田中眞紀子氏談

    自民党の総裁選や新・立憲民主党の旗揚げなどについて、田中眞紀子氏がインタビューに応じた。 「凡人、軍人、変人」の頃のような闊達さは望めないが、相変わらずの「眞紀子節」がさく裂している。もう「現役」を退いて8年になるのか、と時間の流れを感じる。枝野氏の個人的エピソードはおもしろかった。『論座』9月9日付記事より一部引用。菅政権なら「安倍家の生ゴミのバケツのふた」 田中真紀子氏が語る自民総裁選 - 藤田直央|論座 - 朝日新聞社の言論サイト ――自民党総裁選が告示され、元幹事長の石破茂氏、官房長官の菅義偉氏、政調会長の岸田文雄氏(写真では右から)が立候補しました。3候補がそろって臨んだ8日の記者会…

  • 「恩師」の苦言 加藤節さんの話

    アベを大学時代に教えた加藤節さんがインタビューでアベ政権の8年を振り返っている。アベは加藤さんが担当する科目「政治学史」を履修したということだが、加藤さんは「「『優』や『不可』をつけた記憶がないから目立たない学生だったのだろう」と言っている(小生は、アベは欠席が多く必修科目である「政治学史」の単位を落としたと聞いた)。こんなときに不肖の「教え子」の「恩師」呼ばわりされるのは不面目なことだと思うが、その不肖ぶりを語ることは教えた者の責務なのかもしれない。 AERA dot.メルマガ 9月9日付の記事から引用する。(構成 作田裕史氏) 安倍首相の成蹊大学時代の“恩師”が苦言 「首相としてもう少し知…

  • 「人種差別のない国」 小熊英二さんの話

    『単一民族神話の起源』や『〈日本人〉の境界』などで知られる社会科学者・小熊英二さんのインタヴュー記事「「民族」を発明した国、人種差別は他人事か」を読んだ。 中で記者が「もし日本の学生から「日本は人種差別のない国ですよね?」と聞かれたら、どう答えますか」と質問している。小熊さんが大学の先生であることから出た質問なのだろうが、こういう「能天気」なことを言う大学生……というより、一般の社会人はたぶん少なくないと思われる。小生も大昔に学校で教えていた時、生徒に「日本は差別のない国だ」式のことを感想か何かで書かれた記憶がある。しかし、本人の無自覚、無知ばかりを責めるわけにもいかない。そういうのを再生産す…

  • 五輪スポンサー企業の悩み

    9月7日にIOCのジョン・コーツ副会長が、新型コロナのパンデミック(世界的流行)にかかわらず、東京五輪は来夏に開催されるだろうと語ったという。これは、無観客でも何でも開催を強行して放映権料を確保するということかと思っていたところ、今度は、12月末のスポンサー期限を前に、延長にともなうスポンサー料の追加拠出を求められた協賛企業が難色を示しているという報せを知り、むしろ、こちらが先だったかと思いなおした。「来年開催する」という前提なしに「追加のスポンサー料を払え」とは言えない。どちらにしても、「金の話」であることに変わりはない。肝心の選手のことを少しは考えろと言いたい。 以下、ロイターの9月8日付…

  • 「耳野郎」

    韓国ドラマ「愛の不時着」に北朝鮮の盗聴担当で「耳野郎」というのが出てくるらしい。小生はまったく知らないのだが、佐高信さんはアベ政権の某(↓参照)内閣特別顧問をこの「耳野郎」にたとえて、その情報収集と抑圧を批判している。アベ政権下にこうした陰湿な面が蔓延り、菅政権になったらもっとひどくなるのではないか、と佐高さんからふられた元官僚で評論家の古賀茂明さんは、次のように答えている。 デモクラシータイムスの対談 「『官僚と国家』第1回 菅は真綿でクビを締める」より、古賀さんの返答を起こしてみる。https://www.youtube.com/watch?v=fgdAtgU6hlE すごくしますね。安倍…

  • 「政治的仮病」

    自ら「過去の人」となることを宣言した人物をなお「叱責」するより、「悪夢」だったと思って早く忘れたい————でも、こういう「感覚」が政治家を無責任にし続けてきたのだろう————こういうのは自分の中にも少なからずあることは否定できない。 アベが辞任を発表してから10日余が過ぎ、この間、いろいろなところで安倍内閣の「功罪」が語られてきたが、世間の関心は「次の総裁=首相」へと向けられがちだ。辞任すると宣言した当人はどうしているかというと、特に「病気」が悪化するでも、入院や療養をするでもなく、世間の批判から解放されて元気百倍? 次の内閣に政策提言をすると言い始めた。「病気だから政治判断を誤るかもしれない…

  • アベ政権のレガシーと憲法

    弁護士の澤藤統一郎さんが毎日新聞の「鼎談」を引用して、アベ政権のレガシーについて興味深い指摘をされていた。 一般に?アベノマスクが唯一のレガシーなどと揶揄されるアベ政治だが、政治学者の田中信一郎氏の言う「改憲できなかったという『成果』」を評価すべきとの指摘に、なるほどと思った。衆議院の改憲勢力が3分の2を超えたときには、小生も、堤が崩れることを覚悟した時期があった。柄谷行人さんの『憲法の無意識』を読んだ時も、半信半疑な気分は消えなかった。しかし、国民の総意としては “そこまで” は譲れなかった、これは評価すべきことだと改めて感じた。 アベが総力を上げて“攻撃”した日本国憲法、総理大臣の憲法遵守…

  • 『なぜ君は総理大臣になれないのか』3

    朝日新聞の記者・秋山訓子氏が小川淳也・衆議院議員と「再会」したときのやりとりをもとにした「取材ノート」を読んだ。新聞企画としては「アナザーノート」というメール配信記事(コラム)らしい。 小川議員と言えば、ドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が評判で、小生も見てみたいと思っているが、現状では映画館へ出ていけないので、こうした周辺情報を頼りにしている。山崎拓氏の話とのコントラストがおもしろいと感じたので、部分引用する。善人は総理になれないか 小川議員の夢と山崎拓氏の即答 [アナザーノート]:朝日新聞デジタル <前略> ……映画の中で再三繰り返されるのが「政治家に向いていない」とい…

  • 白井聡さんの「総括」3

    まず、白井さんに一言。一時の感情とはいえ、先日のTweetの件は猛省を望む。それで白井さんの書いた良質の文章が信を失うとしたら残念でならない。アベ政治やアベ的なものを無批判に受け入れることにためらいを感じる人が白井さんの文章から目を背けるのは、当の本人にとっても社会にとってもマイナスでしかない。これは叱声というより祈りに近い。 今回、白井さんの「総括 その3」を読んだ。 アベの政権私物化はよく言われるが、アベ側近による政治の「私物化」も相当だ。彼らはアベに忠誠を誓うこととひきかえに、「ある種のフリーハンド」を得て、エリート官僚として自分が温めてきたものを強力に実現できた。これは「高級官僚冥利」…

  • 「もたない会社は潰すから」

    以前、自民党のある幹部が言い放ったという衝撃の一言を思い出した。調べてみると、コロナ禍最初のヤマの4月頃、討論番組で自民党・安藤裕衆議院議員の話の中で紹介されたもののようだ。安藤氏曰く、 「さっきもちょっと話に出ましたけど、自民党は冷たくなったよね、というのはまさにそのとおりで、私、損失補償は絶対にやらないと、粗利補償絶対にやらないと、企業みんな潰れますよ、という話をある幹部にしたときにですね(誰、その幹部って?)、『これでもたない会社、潰すから』と(一同驚きの声)。『潰すから』って、それはないだろう、と。いや、そうじゃない。やっぱりこれは、どんなに体力がある会社も、体力のない会社も、今はみん…

  • 「衰退途上国」

    辞任したアベの後任に菅官房長官が有力視されている。「有力視」どころではなく、ほぼ「決まり」といった風潮にはうんざりする。いくら“不自由民主党”の総裁=トップ選びだといっても、一国の総理大臣に指名される人を選ぶのだ。より国民の声が反映される方法をとってしかるべきだ。老害何人衆だか知らないが、内輪でこそこそ決めた人物を派閥の領袖が支持表明して議員個人の選択を縛る、一般党員参加の機会は極力狭める、マスコミは「大勢決まり」と騒ぐ、……異論は出てこないのか。 菅は「アベ路線」を継承すると言っている。スローガンは「自助・共助・公助」だそうだ。行政の支援は最後だと言っている(私怨は優先するがな!)。森友・加…

  • コロナ禍 通り過ぎるのを待つ日本人

    ドイツ在住の作家、多和田葉子さんのインタビュー記事を見た。コロナ禍という危機に向き合うドイツと日本のちがいの描写が興味深い。コロナにうち勝とう、人間の手で何とか克服しようとするドイツ人に対し、日本人は、台風のようにコロナが通り過ぎるのを待つ、それまでうつむいて我慢しているという指摘は、的を得ている感じがした。しかし、こういう姿勢はコロナ感染や自然災害に対してだけでなく、いろいろな場面で現れるものだろう。我慢強いのは悪いことではないと思うが、自然治癒を待っているうちに手遅れになることだって考えねば……。 アベはやっとのことで通り過ぎようとしているが、「アベ的政治」は我慢しているだけでは通り過ぎる…

  • 日本の子どもの幸福度

    「幸福度指数」とか「生活満足度指数」とか、こういうのはいろいろあるが、基本的には話題づくりくらいでいいかなあと思っている。そうでないと、順位や指数を1つでも上げることが至上命題、政策目標みたいな顚倒したことを言い出す者が現れかねない。笑い話ではないが、笑いながらみんなで話すべきネタである(でも時折笑えなくなったりするが……)。 そのうえで、日本の子どもの幸福度が低いとしたら、では、おとなの幸福度は高いのか、ということも問題にしないわけにはいかない。子どもの幸福度が低くて大人の幸福度が高かったら、それはおとなによる子どもの搾取!を疑わなければならないかもしれない。逆に、子どもの幸福度が高くて、お…

  • 燕市教育長の辞任

    新潟県燕市の教育長が8月21日の教育委員会で不適切な文書を配布し、発言したことの責任をとって辞任の意向を示したとのこと。 何が不適切だったのか。前後がよくわからないものの、その“問題文書”の該当部分は以下のとおり。 今のコロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか。中国とアメリカが自国以外の地域で戦争を始めれば、お金は動く。 コロナ騒動などそっちのけで、ミサイルの発射の瞬間が繰り返し放送されるだろう。きっと経済が上向くきっかけになるのではないか。クリミアでもいい。 紛争とか戦争が始まれば武器という商品で経済は回復するだろう。罪のない人間の命との交換である。…

  • 白井聡さんの「総括」 2

    白井聡さんによる「安倍政権の総括 その2」 を読んだ(『論座』9月1日付)。 「メディア」と「ジャーナリズム」は同義ではない。当たり前だが……。ジャーナリズムから「批評」が抜かれれば、「手段」が残る。それがメディアだ。残念ながら日本のジャーナリズムの多くは、その手段=メディアでさえない。事件(真実)と国民との間を媒介する「手段」の役目をはたしていないからだ。それは、メディアの責任である。と同時に、メディアに「媒介」としての仕事を求めない国民の責任でもある。 以下、白井さんの「総括」の引用である。 【2】無惨なる安倍政権を支えたマスメディア 民衆が自らの力を自覚してしまうことを、権力は恐れてきた…

  • 病気で辞任 やっぱり

    昨日知ったのだが、8月28日に持病の潰瘍性大腸炎が再発し、総理大臣としての職務に支障(失笑!のまちがいでは……)をきたすとして辞任表明したアベに関して、山岡俊介氏が「当初、官邸側は慶応大学病院に診断書を出してもらい、それを公表するつもりだった。記者会見に医者同席の案もあった。ところが、大学病院側は拒否。なぜなら、潰瘍性大腸炎は再発しておらず、ストレスから来る一時的な症状悪化に過ぎないから。いくら何でも“虚偽診断”はできないと。そして、実は慶応大学首脳は、“病気を政治に利用した”ということで内心はカンカンだというのです」という告発者の話を紹介している。安倍首相、辞任の真相ーー河井夫婦1・5億円一…

  • 不自由民主党

    自民党内で両院議員総会により次期総裁を選出する執行部方針に異論が出ている。党員でもないし、どうでもよいのだが、自民党の総裁が日本国の総理大臣になる限りでは、全く無関係とまでは言えない。 選出に手間取って「政治的空白」をつくるわけにはいかないなどと、誰にでもわかるようなようなウソを言ってないで、ふつうに民主主義的手続きにしたがって総裁=代表を選ぶべきだ。一般党員が投票すれば石破氏が優位になるのは明らかだが、それをもって石破当選とはならないだろう。国会議員票をかなり取り込まなければ(そういう力学が働く「風」を起こさないと)石破氏の当選は現状ではかなり厳しいと思う。そんな票読みは執行部は百も承知だろ…

  • 白井聡さんの「総括」 1

    白井聡さんがTwitterで、「これから何回かにわたって、安倍政権の総括を書きます。」と書いているのを“発見”したので“見に行ってきた”。【1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である 私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない (『論座』8月30日付) 【1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である - 白井聡|論座 - 朝日新聞社の言論サイト 安倍政権の7年余りとは、何であったか。それは日本史上の汚点である。この長期政権が執り行なってきた経済政策・社会政策・外交政策等についての総括的分析は、それぞれの専門家にひとまず譲りたい。本稿で私は、第二次安倍政権が2012年1…

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