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2020/04/25

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  • 2020-12-14 短歌

    冷感 終わり来る春はあけぼの提供枠やエンドロールに私の名はない 消しゴムと頭の中の怪物が火を吹く夜に秋が燃え尽き 初雪が降る雪の街痛いほど呼び覚まされる冷たい記憶 アマプラの怪獣映画ぼんやり見てるこんなものがよかったっけか ぼんやりと頭の隅が冷たくてそのまま凍りそう昼休み 清掃員夢と理想は別だよと分かってるからできる極地だ 触れ合わず交流拒み生きていくそんな生き方に仕事もあわせ 恋もせず一人で生きていきたくてそんな私に世間は冷たい 伸びすぎた髪がだらりと机落ついい加減にしろよと囁く この夜にしにたい人の心にはさぞ染み込むと思われる蛍光灯色 おもむろにベリーショートにしようとしまあ似合うかなと上…

  • 2020-12-12 短歌

    金星 UFOきっといるのよ金星人電波が君を壊していった コンビニのBluetoothは何者だシールだらけのドアが「読めない」 電磁波が子供をおかしくしています政治家会議病院に行け 打ち切りです描いた絵途中で諦める流石に歳で体力がない 金曜日些細なことで疲れてる酎ハイ片手にクソゲーをする 星みようまあなんとかなるでしょと始めたクソゲー5分で投げた 土曜日とは一体全体何なんだ死屍累々だ同僚の顔 金星や木星崩壊何年後?ダイジョブ私ら死んでいるから 雨が降る生きることと死ぬことを星は変わらずじっと見ている

  • 2020-12-07 短歌02

    炎 君がまだ心のなかで生きている闘うものの声がするんだ あの歌が頭の中でこだまする抗え闘え生き延びるんだと この声が聞こえているか友たちよ私の叫びが聞こえているか 起きるたび考え悩み支度して歯を食いしばり外へ出るんだ 消えそうな命の炎に火を灯す消せなかった小さな明日 やあ明日よ私の怒りを感じるか顔に一発お見舞いしてやる 笑われてあたしだってと足運び涙を流して歩いた夕方 あのくらいならいけるかもと笑われて泣くしかできない商店街で 酔っぱらいだらけの腐った街なかで少しの幸せ見つけ生きてる やっとこさ一日一日生き延びた明日はどうなるどうなっていく 一人きり土砂降りの中を歩いた制服であの日の私を忘れは…

  • 2020-12-07 短歌

    就職コロナ 以前まであれほど賑わい混んでいたレストランの店員明るく 店員さん疲労の色が消えたなあ余裕の顔で味を問われる 消しゴムを食べるようだと人が言う病の特徴考えていた 焼き立てで美味しいはずのハンバーグ遠くにいるよな味がしていた あの席であの日の私が笑ってる水を飲んでデザート食べてる 障害者求人2割減りました他人事みたいに言ってる仲間 一年後就職すると頑張ると言う友人が眩しく寂しく あの歳で事業所なんて偉いよね頑張っている仲間見ながら 私から全てを奪いしコロナ禍があざ笑いながら就職邪魔する 八つ当たりきっと呆れられている仲間も誰も彼も離れて コロナでね俺はどうでも良くなった楽観的な友の優し…

  • 2020-12-03 短歌

    師走 元気です色々思い出す時期です師匠も走り去ってく師走 顔知らぬ誰かがボタンを連打してくれることが嬉しい師走かな 友人のすすめで買ったゲーム機だ見事なストレス発生源だ ゲーム機があるから無理やりゲーム買うやりたいことはこんなんじゃない ありがちで下世話な話が表示されゲームもリアルも変わらぬと知る 礼を込め作ったはずのCDは涙を産んで苦手と言われた 電話口泣き出す祖母の声響く私が悪いと謝り続ける 口ずさむ人もないまま消えていくそういう定めのインディCD 例のブツ見るのも嫌で仕舞い込む押入れ宇宙を浮遊している 発見すひとりぼっちの若白髪うんざりしすぎて抜く気も起きず 挨拶を半年ぶりに交わしてもす…

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