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ぼくのワイフは美人ロボット http://marya71.blog.fc2.com/

世界初のSF経済小説。美人ロボットと結婚した男の冒険を通じて、200年後の日本を大胆に予想します。 毎週日曜日に連載予定。ご期待ください。

marya71
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2020/04/02

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  • = 経 済 の な い 世 界 =

    第4章 錬 金 術 と 太 陽 光≪39≫ シュべール博士 = この星では大勢の人と出会ったが、シュベール博士ほど変わった人はいない。胸のプレートは≪20≫だ。長身でやせ形、長く伸びた白髪の間からギロリと目が睨む。まるで仙人のようだ。ニコリともせず、こう言った。「君がうわさの地球人かね。われわれと、そんなに変わらないんだな」マーヤが賢人会のウラノス議長に連絡すると、折り返し手紙が届いた。すべて無線で用が足り...

  • = 経 済 の な い 世 界 =

    第4章 錬 金 術 と 太 陽 光≪38≫ 国家機密 = また1ブロック先のレストランに来ている。落ち着いた間接照明で、高級感と居酒屋的な気安さが同居している住民の集会所だ。いつかマーヤに名前を尋ねたら「満足」という意味だという。人々は人生に満足しているからここへ来るのか、していないから来るのか。よく解らない。よく一緒になるSさんとMさんの夫婦が、今夜も酒を飲んでいる。そこで隣に座ってもいいかと聞いたら、4...

  • = 経 済 の な い 世 界 =

    第4章 錬 金 術 と 太 陽 光≪37≫ ダーストニウム = 東京ドームに似た巨大工場の天井から見下ろした光景は、圧巻だったがグロテスクでもあった。直径が3メートルもありそうな太い金属パイプが、大蛇のようにとぐろを巻いている。そのパイプには数百本の細いパイプが突き刺さり、電線が蜘蛛の糸のように張り巡らされていた。音はほとんどしない。歩き回ったり、計器を見ているロボットたちが、小人のように見えた。ロボット...

  • = 経 済 の な い 世 界 =

    第4章 錬 金 術 と 太 陽 光≪36≫ 純金の家 = ずっと考えてきたけれども、まだ解らないことがいくつかある。その1つは、人々が望んだモノをロボットたちはすべて造れるのかという疑問だ。どんな材料でも入手できるのだろうか。食料品や家具などは、たしかに工場で生産されていた。しかし、たとえば純金の家が欲しいと言ったら・・・。その晩、この疑問をマーヤにぶつけてみた。するとマーヤは首をかしげながら、こんな話を...

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