今月某日、三つ年下の弟が亡くなって丸7年経った。七回忌は去年だったわけで、宗教的にはゼロという概念がないから1年ずれるわけだ。この七年間に、孫が4人誕生し、コロナ禍で医療系のパートの仕事は辞めざるを得ない事情があって無職になり、両親はそろって耳が遠くなり、家の周辺も少し様変わりした。父は、それこそ長男を先に亡くしたショックで七年前は一気に一回り痩せて、髪の毛もなんだか白くなり、一緒にいてても気の毒なくらい気落ちしている感じだった。月命日にはお線香をあげ読経し数珠を摺りすりして遺影に語りかけ、お供え物も毎朝していた。母はちょっと気が抜けてしまったような感じで「老人性うつ」ってこんな感じだろうなぁって顕かにわかるくらいなにもかもが面倒で動きたくないって無言で言ってるようだった。少しずつそれまで両親は二人で住ん...丸七年経った命日
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