介護とリハビリの仕事をしている方、目指している方、介護やリハビリってどんな世界なの、という方に読んでいただきたいです。
介護やリハビリの世界って、意外と閉鎖的だと思います。 これからお世話になるかもしれない皆さんに、少しでも介護やリハビリの世界を知っていただき、病院や施設を上手に選んでいただけるような、そんなお話をつづっていきたいと思います^-^
介護の仕事をしている時、初めて認知症の方の対応をさせていただく経験をしました。私達が想像もしない行動をとられたり、なぜそんな行動をとられるのか分かりませんでした。もちろん今でも分からないことがたくさんあります。でもある時、認知症で徘徊を繰り返すご利用者さんに対して「どこにいくのですか?」と尋ねた後で気が付いたことがありました。「あぁ…、もしかしたら『ここ』が楽しくないから…、落ち着かないから…ここではないどこかに行きたいのかなぁ…?」と。ご自宅にいても「家に帰る」と外へ出て行ってしまう方もいらっしゃいますが、それはもしかして、その方の「家」とは、子どもの頃に過ごされた田舎とか、思い出深い土地なのかもしれませんね。自宅に帰れず、長い間施設で生活しなければならないご利用者さんがいらっしゃるのであれば、ぜひその施設を...●●ここではないどこかへ●●
認知症のおじいさんの、とっても可愛らしいお話をひとつ。その場のお話は可能ですが、難しいことはニコニコ笑いながらそれとなく話を終わらせるところや、昨日どころかさっきのことすらあっという間に忘れてしまうくらいの、すばらしい忘却力の持ち主のKさん。リハビリが始まるため、5分くらい早めに訪室しお迎えに上がりました。すると、呼吸器疾患があるため、居室でまだ吸入器を使用していらっしゃるところでした。吸入器とは、薬のとかしてある水蒸気を、空気と一緒に薬を吸い込むための機械です。よく見るとKさんは、水蒸気の出る部分を口ではなく、顔に散布するようにこまめに顔を保湿されていました!!「Kさん…、これは口にあてて空気を静かにすったり吐いたりする機械ですよ」とお伝えすると、「あはは、そうか…」と理解してくださったのか否かは不明ですが、...●●吸入器?美顔器?●●
私が介護士をしていた頃、とっても仲良くしてもらっていたKさんという女性の利用者さんがいました。とてもユニークで冗談をおっしゃり笑い上戸な方で、時々下ネタもご披露なさる方でした^-^;ある時、大学で介護を学んでいる実習生がやってきました。髪の毛も茶色くて、誰が見ても「介護に興味はない」というのがドーンと伝わってくるような男の子でした。やる気もなさそうでしたし、何よりも高齢者に興味がない、という印象でした。とりあえず大学で介護を学んで手に職をつけておけ、と親に言われたまま過ごしてきたのかなぁ…という感じでしょうか^-^;?対応に困っていましたが、ふっとKさんを思い出し、Kさんに彼を紹介しました。私「Kさん、彼は実習生の〇〇君です。実は彼…、好きな子がいるそうなんですが、どうやって声をかけていいか分からないそうです。...●●究極の指導者●●
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