天気に恵まれずこのブログも天文の話から遠ざかっていますが、今年はPC関連のOSやAIなどに大きな変化が訪れそうです。OSに関しては現状Windows、Mac、Linux、Chromeあたりが一般的に普及していますが、一番シェアのあるWindowsは早くも12が登場しそう(11は黒歴史か)ですし、Macはインテル系のチップセットが切り捨てられそうです。68K→PowerPC→X64→ARMと頻繁にCPUが変更されてきたMac(OSも独自開発(~OS9)→Unixカスタマイズ(...
MacやRaspberryPi、ArduinoなどのSBCを活用した天体環境構築、撮影や観望への活用、INDIサーバ・ドライバの設定方法や使用方法、各種天体ソフト紹介、天体機器の自作や星空観望入門情報を掲載しています。
開発者からINDI環境が今後Ubuntu22.04以降でしか対応しなくなる旨確認したため、渋々今まで使用していた20.04から22.04にアップデートしたところ、なんとINDI環境のみが使えなくなるという笑い話にもならない状況になっています。2年前くらいにEAA用にセットアップしたMiniPCにはデュアルブートでWindowsの天体機器用アプリもセットアップしてあるので、INDIが使えない間そちらを使用するかと考えていましたが、なんとなく腑に落ち...
現在配布しているAstRPiはAstroberryを配布しているカチョレクのリポジトリを使用しています。(ポートのリダイレクトなど不具合を起こしそうな部分は利用していません。)32ビットのOS環境ですが、現状不具合なく快適に使用しています。64ビットOSがRaspberryPi財団から配布された際、64ビット版に変更しようか検討しましたが、以下理由で32ビット版に留まりました。・64ビット版の天体アプリが非常に少ない・32ビット版アプリの...
Kstars・Ekosの新機能”Optical Trains”ってなあに?
以前に記載しましたが、Ekosのドライバ起動、接続に関して若干癖がある部分がありました。このことは以前フォーラムでも話し合いがあり、活発に意見がかわされました。(私も意見した記憶があります。)Ekosはモジュールという単位(カメラ、フォーカス、アライメント、ガイド、マウント、そしてそれらを統括するスケジュールモジュールがあります)になっており、各モジュールで必要なドライバを選択し、モジュール単位で設定を変...
INDIサーバ・ドライバを v2.0.1にアップデートする時の注意
表題の件ですが、久しぶりにフォーラムを除いてみていくつかの問題がありましたので以下に記載します。INDIサーバ・ドライバを v2.0.1にアップデートする時の注意(というか問題点)・アップデートするにはUbuntuであれば22.04が必須(先にシステムのアップグレードが必要)・Ubuntu22.04にアップグレードするとKStars、Ekosのリポジトリが削除される・Ubuntu22.04にアップグレードすると一部のシリアルデバイスが認識されなくなる...
以前に紹介したDWARF IIに続き、今度は最近元気のよいZWO社からも同価格帯のスマート望遠鏡Seestar S50が発表されました。Seestar S50・50mmトリプレット250mm(視野角約1.3°☓0.7°)・水平センサー内蔵・ヒーター内蔵・バッテリー内蔵・ASIAir相当のSBC内蔵・スマホで制御可能な電動架台・撮像素子SONY IMX462 Starvis(1920☓1080)DWARF II・24mm100mm、6mm(予想)のデュアル焦点距離(視野角 約3.2°☓1.8°(望遠)、53.2°☓3...
ZWOサイトでINDIドライバの記述が消されていた事を疑問に思っていました。(INDIはZWOのカメラ、フォーカサーなどほとんどの製品をサポートしています。https://www.webastro.net/forums/topic/194650-coup-de-gueule-zwo-asiair-et-lopensource/https://www.indilib.org/forum/development/10380-asiair-and-opensource-software-licences/90782.html?start=0原因はおそらく上記のリンク先の議論ですね。。。要約するとINDI環境は...
SkySafariはスマホ用のプラネタリウムアプリとして一番重宝しています。グレードが複数ありますが、Plus、Proはマウントの制御も可能で非常に使いやすく私も愛用しています。バージョン7からは独自ドライバだけでなく、INDI、Alpacaにも対応しましたのでますます便利になりました。こうなってくると家でリモート観望するときにPCでもSkySafariを使いたくなってきます。実はPCでもSkysafariを利用できますので以下にOS毎に記載しま...
以前の記事で準備まで終えましたので、次はいよいよ実践です。(以前の記事を読んでいない方は事前にお読みください。)さて、ここから行うのは室内で実際の夜空で天体機器を操作するシミュレーションを行いながら、実際の機材で鑑賞するより豪華な星空の鑑賞です。(苦笑、なにせ天文台で撮影された写真ですから)ここでも少し準備があります。・スマホのプラネタリウムアプリや星図など実際の星空で観望するときに使用する資料や...
防水ケース入りリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(100Ah)が26000円???
例の如くAliです。所謂ポータブルバッテリーではありませんが、防水ケース(USB端子他、入出力端子付き)、100Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!(この容量だとバッテリーだけで4万円くらいします)、バッテリー充電器のセットが約26000円です。。。。(本当なのか?価格破壊もいいところ)、防水なので天文趣味には非常に良さそうです。(今の家の機材だとここまで容量必要ないですが。。。)怪しいものが満載のAliですが...
SkySafari7(Plus以上)のINDI接続機能を試す
以前からINDIのSkySafariドライバを使用すればマウントドライバをSkySafariで連携して使用できましたが、SkySafari7(Plus以上)からはネイティブにINDIドライバに対応しています。(Alpacaドライバにも対応しているようです、、、が発表されてから大分経つのにドライバが揃いませんね。。。)試してみたら非常に便利に使えましたので記載します。事前準備として経緯台であれば北、赤道儀であれば北極に鏡筒を向けて、マウントとIND...
春は年度のスタート時期、しかし星空を見るには花粉やら霞やら厳しい季節です。。(晴れれば銀河はたくさん見れますが、対象が小さく淡いため望遠鏡を使っても肉眼ではほとんど楽しめないです。。。)まあ、このような季節はプラネタリウムアプリの優秀な機能を使って遊んでみましょう。プラネタリウムアプリの中にはDSS(Digitized Sky Surveyの略)画像を星図と連携する機能を持つものがあります。この機能を使うと全天をどのよ...
新しいWi-Fi規格、Wi-Fi7とWi-Fi HaLowが天体機器制御にもたらす可能性
ここに来て一気にWi-Fi規格に対する進展がありました。個人的には天文関係で注目しているのはWi-Fi HaLow(2022年9月開始)とWi-Fi7(2024年末予定)です。両者共全く異なる性質をもっており、天体機器制御にもたらす可能性を広げてくれるように感じています。(Wi-Fi HaLowに関しては既に所有して活用しています。)それぞれの特徴を記載し、天文における可能性を探ります。●Wi-Fi HaLowの特徴・920MHz帯を利用した長距離通信が可...
今年は例年より二週間以上早く開花しました。週末まで持ちそうもないので花見をしてきました。小諸城址(懐古園)は満開です。園内に併設される動物園でペンギンを見て癒やされます。ちょっと足を伸ばして上田城址にも。こちらは既に散りかけていました。(風が吹くたびに桜吹雪です。)今年もなんとか桜を拝むことができました。国によっては敬遠される桜ですが(盛大に散るため、日本でも死を意味するようです)美しさと儚さが同...
お気軽な星見機材の代表格として双眼鏡があります。(低倍率+正立像)暗い空であれば双眼鏡だけでも充分楽しめますし、望遠鏡や撮影機材のように面倒なセッティングも必要ないため私自身も観望機材の主力の一つになっています。(一体双眼鏡だけでも何台あることやら。。。)大型の対空双眼の場合は三脚+自作導入支援機能付きの経緯台で観望しますが、空いた時間にちょい見したい場合はこの記事のように一脚に取り付けて観望してい...
遠征時のリモート操作用として購入したアンドロイドタブレットでもこの記事で記載したWi-Fi HaLow対応遠距離中継機を使いたくなったので調べてみました。USB C ハブ 5 ポート【 4K HDMIポート/60W PD充電/ LAN イーサネット/USB 3.0 5Gbps 高速データ転送 / USB2.0 】5 in 1 ドッキングステーション usb 変換アダプタ タイプc 有線lanアダプター USB TYPE C ハブ 高速データ転送 スリム設計 MacBook Pro Air iPad Pro Windows Andr...
リモート環境で便利、Wi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータのレジュメ
以前の記事で紹介したWi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータですが、リモート環境においてかなり便利に使うことが出来ましたので概要をまとめておきます。WIFI 中継器 無線LAN 中継機 WiFi信号ブースター 20dBi超高速通信 信号増幅器 屋外 長距離 壁をすり抜けられる 信号強化 拡大 安定した通信 中継機 WIFI 増幅器 工事不要 無線LAN ルーター 日本語説明書 技適認証済み新品価格¥6,699から(2023/3/20 22:20時点)●Wi-Fi HaLow対応遠距...
気軽に星空を眺めるをコンセプトにしてゆる天☆を不定期れんさいしていますが、現状では星空を楽しむためにいくつかハードルがあるように感じています。プラネタリウムアプリをスマホにしのばせておくだけでもかなりの助けになりますし、アプリを使っていくことで天体の知識も増やすことができます。しかし実際、空に目を向けると様々な障壁が待ち受けています。・大都市に住んでいると見える星の数が非常に少ない(2等星がやっと、...
環境構築途中で行き詰まり感が漂う電波観測についてですが、OpenVLBIなる記述を見つけました。Linuxではすでにリポジトリが用意されているようで、INDIサーバとも連動出来るような記述があります。。。。。が、しかし使用例などが全く見当たらずどのような機材でどのような操作を行えば観測ができるのかが全く不明な状態です。https://openvlbi.com/に記載されている情報も斜め読みしてみたのですが、読むほどに何をどうすれば観測...
当ブログでも記事として多数扱い、現在当家においても高感度カメラ+電動ズームレンズの観望システムと天体写真撮影システムで配布しているAstRPiを利用しています。が、昨年あたりからラズパイ4の価格高騰やチップセットの変更(対応済みのはず)など以前より気軽に試せなくなってしまいました。(シングルボードコンピュータでの制御環境作りは全くもって入門用ではありません(価格だけは入門用でしたが))もともと天体機器の制...
記事にも何度も記載しましたが、現在の我が家は天体観望には厳しい環境です。。。田舎なのですが、南側には直列に市街地があり光害が多くそして木に囲まれており木の間から観望するような状態です。(その上、冬はむちゃくちゃ寒いのでリモートでのEAAや高感度カメラ+電動ズームレンズでの観望がメインになっています)スタッキング時上手くいってると思っても木の枝が風にたなびいて邪魔を。。。確かによく見ると枝があります。。...
若干霞んではいますが天気が良かったためベランダにEAAシステムを設置しました。設置は北向きに置いて、Lanケーブルを刺すだけですが三脚が重いのでカーボン三脚にしようか。。。(どんどんものぐさになっていきます。。。。)私はこのように星図にファインダー映像を表示して導入しています。周りが木だらけなのでこのように広い視野で確認できるのは助かります。EkosのPlateSolvingは高速で便利なのですが、ストリーミングを見な...
晴れていたので久々に高感度監視カメラ+ZOOMレンズで観望しようかと思いましたが、外気が氷点下ということでモニターでの観望は諦めリモートで室内から見ることにしました。まずはSolverで位置合わせクリスマスツリーズームアウトして広角にするとこんな感じ導入時は星図画面でモニターの画角は広角にしています。GOTOした対象が障害物で見えなくなっていなければ(家の場合周囲に溢れる木)そのままズームインして拡大像を見ます...
文字だらけの非常に地味な特集になりましたが、記事をまとめてみて改めて考えさせられる部分が多い内容だったなと感じました。殆どの場合、天体機器は保管期間が長く、使用する時はぶっつけ本番に近い状態になるように思います。保管期間が長いので、定期的な清掃や、動作チェックをしておかないと現地でトラブって終わりということになりかねません。。。このことからも、天体機器のメンテナンスの原則として・光学系に関しては使...
特集:天体機器のメンテナンスについて-設置時や日常的に行うこと
今回は設置時や、日常的に行っておくと効果が高いメンテナンスについて記載します。簡単なことが多いので、今までしていなかった方はぜひ取り入れてみてください。天体機器について1.架台や鏡筒などの可動部を動かす。(ギアも含めて)2.ホコリを払う(溜めない)3.電源や制御端子の清掃1については日常的に行うことも効果的ですが、特に設置時に行っておくと効果があります。やり方としては以下●架台の場合・クランプを緩め軸を数...
特集:天体機器のメンテナンスについて-観望、撮影前のチェック事項1
特集しているメンテナンスシリーズですが、今回は観望、もしくは撮影時に天体機器を組立てる際や、日常的な取り扱い時の注意事項やメンテナンスを記載します。昨今の天体機器はほとんど電気で動作しますし、撮影やEAAともなればPC含め更に接続機器が増えます。その上、屋外での使用になりますので諸々注意が必要になります。注意が必要な事項もありますので、項目に分けて記載します。●メンテナンス、設置時にやってはいけないこと...
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初回の光学面のクリーニングが大分長くなってしまいました。。。(先が思いやられます。)今回は光軸調整に関して記載します。クリーニングの記事でも触れましたが、光学機器の場合は焦点面に近いところほど焦点像に影響を与えるため、焦点面に近い光学系からメンテナンスを開始します。そして、最初にお断りしておきますが、完全に光軸を調整するのは事実上困難であるということを念頭において調整してください。(理由は記事をお...
前回の記事が長くなってしまい、レンズや反射鏡の清拭のディテールが記載できませんでしたので補足します。エアーダスターで見えるホコリなどを全て吹き飛ばしたあとに行うことです。見える固着物がある場合1.綿棒に精製水をたっぷりと含ませ、固着物をなでる。(カビの場合は界面活性剤)2.綿棒の接触面を変えながらなでるように拭くを数回繰り返す。(取れなければIPAやEEクリーナーなど溶剤を変える、カビの場合のみ界面活性剤...
メンテナンスシリーズの初回はレンズの清掃についてです。望遠鏡や双眼鏡、カメラなど光学機器を購入した方がメンテナンスとして最初に気にする部分かと思います。二歳の頃に親からカメラを渡され遊んでから早50数年(涙)、情報を集めながら自己流で行っている方法になります。そのため、経験則的な内容になりますがこの方法で今まで光学面にカビが生えたこともありませんし、レンズや鏡面に傷をつけたこともありませんので、そこ...
これまでこのブログではさまざまな角度から星空の楽しみ方について触れてきました。肉眼のみで星空を見る方には必要ない情報ですが、天体機器やPC、スマホなどを利用して楽しむ場合はそれらの機器のメンテナンスが必要になります。ざっと挙げるだけでも以下の通り・機器が機械として正常に動くように維持する。・PCやスマホなどから複数の機器を制御する場合、正常に制御出来るように準備する。・光学面(レンズ、CCDなど)の清掃...
本日久しぶりにINDIフォーラムを覗いてみました。相変わらずといいますか、質問の山です。(苦笑)私自身INDI環境に移って5~6年ですが、フォーラムがこのような変な賑わいになった原因に思い当たる部分がいくつかあります。最近INDIを試した方にとっては有益な情報になるかもしれませんので記載しておきます。●なぜフォーラムで動作不良相談や質問が多いのか・天体機器の接続方法がサーバ・クライアント接続という特殊性・StelarM...
正月休みも終え、仕事始めの方が多いでしょうか。本年も拙いブログですがよろしくお願いします。年明けの最初の観望はいつものベランダリモートEAAです。昨年末の雪もほとんど無くなりました。KStarsのプラネタリウム画面に広視野サブスコープの映像とマウントコントローラーを表示して操作しています。ライブスタックはASILiveでスタッキング後はKStarsのFITSビューアで表示昨年は環境作りなど模索しましたが、現在はこの組み合わ...
前回の記事で紹介したWi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータがもう届いたので早速試してみました。同封されていた内容は以下・本体2台(送信用、受信用 TX RXのシールが貼られていました。)・ACアダプタ2台(5V1A 本体は12Vでも動作するようです(5V~12V))・Lanケーブル2本(1m)・アンテナ2本(写真ではすでに取り付け済み)取説は英語のペラが一枚のみ。。。本体裏にはデカデカと技適マークのシールが貼られていました。TX、RXで...
リモート観望の決定版か?Wi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータ
ベランダにPOEを設置してからベランダでのリモート観望が多くなりましたが、以前利用していた私有地内の広場の方が視野が広いので、手軽にWIFIを遠くに送信できる環境を以前から物色していました。現状では観望機器にTPリンクのWIFIルータを追加してリモート操作していましたが、広場までの直線距離でも50m以上あり、リビングの窓際に子機を設置してなんとか電波が受信出来るような状態でした。(両者ともメーカーを揃え、ビームフ...
24日クリスマスイブに当地で初の降雪がありました。降雪量は10cmほどですが、当地は寒いため当分溶けそうもありません。。。家の周辺と駐車場、ベランダの雪かきに追われました。。。その日の夜に某有名観光地のイルミネーションを見に行ったのですが、降雪で人が少ないかと思いきや若いカップルがギッシリ!熱気で雪が溶けそうです。(笑)...
以前購入してしばらく使っていなかった粉末ハイスのペティナイフ(名前入り)の先端部分が欠けて折れました。。。(名前入りなのに。。縁起が悪い)鋼材の焼き入れに問題があるような感じで、先端部分のように鋼材が薄く露出する部分が欠けてしまいます。。やむを得ないので、折れてしまった先端部分1cm位グラインダーで削り薄くし過ぎないように研いで整形しました。刃先の色が変わっている部分は研いだところになります。1cmも短...
エクスプローラータイプのマルチメディアビューアとして有名なXnViewer MPですが、以前から私は仕事、プライベートいずれにおいても非常に便利に使ってきました。便利だった点は以下です。・画像はもとより映像、サウンド(なんとMIDIファイルさえも)、PDFなど非常に幅広いフォーマットに対応・画像などはサムネイル化、プレビューウインドウで対応したファイルの視聴が可能・よく使うディレクトリをブックマーク可能・一括リネー...
タブレットを新調したので、遅ればせながら長らくアップデートしていなかったSkySafariを最新版にしてみました。実はこのアプリ前身のPCアプリであるSkyChartIIIというアプリの頃からずっと使用しています。その頃から望遠鏡の制御が優秀でした。スマホ(とMac)用のSkySafariになってから、前身のSkyChartIIIゆずりの望遠鏡制御機能に加え、拡大すると天体写真が見えたりと昨今のプラネタリウムアプリで便利に使用できる機能が早...
手持ちの機材はベランダ利用のため昨年全てPOE、フルリモート化をしましたが遠征時にVNCリモート用としてiPadが大分古い機種のため、モニタの解像度が低く操作し辛いのが気になっていました。タブレット, タブレット10インチ Android 12、128 GB ROM 1 TB拡張8 GB RAM タブレット、7000 mahバッテリ、2.0GHz 8コアプロセッサ5 MP 13 MPカメラ2.4G/5G WiFi IPS 1920*1200 FHDタッチスクリーン新品価格¥17,999から(2022/11/28 20:38...
天体カメラで撮影やEAAを行う場合、ほとんどの方がFitsファイル(ヘッダに天体情報を付随したRaw画像)形式で保存して画像処理をされているかと思います。実はFitsファイル自体は画像としてJpegなども格納出来るのですが、撮影を行うアプリが対応しておらずカメラのRaw画像とヘッダに天体情報を付随してFitsファイルとして取り扱うような設計になっています。天体撮影においては雑誌・マニアの情報からデジカメでもRawファイルをす...
この季節は北の空が賑やかです。高感度監視カメラ+Cマウンド電動ズームレンズの観望システムでリモート観望します。我が家のシステムは全てPOEに対応させていますので、このシステムもEAAのシステムも撮影システムもケーブル1本を繋げば準備完了です。当家は北側は非常に視界が狭いのですがこのようにズームで視野を変更すれば快適に観望できます。幅広い視野角をズームで変更しながら、それぞれの対象に合わせた視野角で観望しま...
コロナ禍で数年星祭りへの参加が出来ませんでしたが、久しぶりに八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみに行ってきました。会場の小海リエックスホテルは初めてです。視界も広く星を見るのに良さそうです。最終日の午後(終了は15時)ということもあり、参加者の数も少なかったです。早速お昼です。ホテルで作られているチキンカレーをいただきました。一通り会場ブースを回りました。SVBONYのブースでは天体系Youtuberとして活動さ...
以前RTL-SDRを用いた廉価な電波観測環境を自作し、一通りリモート操作出来るところまで漕ぎ着けましたが、この分野は全く知識がないため、ログ変化を見る流星観測を除いてどのように観測が出来るのかを掴めきれていませんでした。その後、美笹深宇宙探査用地上局の特別公開で話を聞いたり(美笹深宇宙探査用地上局は探査衛星と送受信する巨大なアンテナだと知りました。)空いた時間にネットに関連する記事が無いかと見たりしまし...
今回の月食は冥王星食も重なるめずらしいものだったようです。当地は四方八方木に囲まれており、ご覧のような撮影には絶望的な環境です。。。昨年高感度カメラ+ズームレンズで観望したのですが、像の甘さが気に入らず、以前同様ビデオ雲台+8cm屈折+一眼デジカメで撮影の準備をしたのですが、木に邪魔されて絶望的な暗さになりました。。。(一眼デジカメなのに昨年のビデオカメラよりひどい画質でした。。。)露出稼ぐために赤...
前回多段露光スタッキングで効率的に画像の情報量を稼ぐ方法を説明しました。この方法はEAAでも天体写真撮影でも有用ですが、混乱しないために補足情報を記載します。ポイント・ベースとなるデータは事前に試し撮りし、モニタ上できれいに見え、ヒストグラムの分布が全域にある状態の露出量を確認する。EAAなどでゲイン(ISO)を高くしていれば、短い露出時間で適正露出になりますが、シグナルが見やすい状態だと暗電流が増幅され...
EAA(電視観望)においても天体写真撮影においても多段露光が有用であると何回か記事で記載してきました。当家では木が邪魔して長時間露光が出来ない環境なので、EAAで実際どのように多段露光を行うのか記載します。EAAでの多段露光においても天体写真においてもポイントになるのはヒストグラムとモニタでの対象の見え方になります。今回はM42をサンプルにしていますが、どの対象でも同様です。ステップ1EAAの場合はゲインを高くし...
スマホのカメラ機能が大分進化したからか、観光地などでもカメラを持つ方が減っているように感じます。星空を見るときもスマホのプラネタリウムアプリは非常に役立ちますし、暗いところを照らすライトにもなります。カメラ機能もそのままでは星を写すのは結構厳しいですが、別途長時間露光が可能なカメラアプリを用意したり、双眼鏡やフィールドスコープなどでコリメート撮影(接眼部にくっつけて撮影)すれば、月(惑星もなんとか...
ここ数年電子デバイスを利用した天体観望システムをいくつか自作してきました。その結果自分なりに感じたことは以下です。・小型で高感度な撮像素子であればCマウントレンズのような非常に小さなシステムで結構楽しめる。・既存製品の組み合わせだと操作アプリに問題がある。(観望用に特化したアプリがない)・電子デバイスを観望目的で利用することをコンセプトにした廉価な市販品が無い(から作った、evScopeとかべらぼうに高額...
ここのところ結構好天に恵まれています。但し、体調を崩してしまっているため短期勝負で楽しみます。夜中まで待てば南の空に冬の天体が登ってきますが、双眼鏡を一脚につけて北天を楽しみます。Celestron Skymaster 15x70 ポロプリズム望遠鏡 71009 並行輸入品新品価格¥19,749から(2022/6/27 00:30時点)この機種星像などはそこそこですが、軽く口径も大きいのでこのようなお手軽観望にはぴったりです。観望したのは以前”秋の空を...
なんと驚いたことに今晩も快晴です。(ここ数ヶ月の悪天候が嘘のよう)昨日高感度カメラ+ズームレンズでのリモート観望を行いましたが、長らく機材を使用していなかったからか、接続不良など不具合が出たため今晩はEAA機器のチェックも兼ねて観望します。こちらのシステムはMINIPCで制御しています。安定したバージョンで運用していますので、昨日のような接続不良などがない限り問題が起きないと思いますが。。。機材の自動接続→...
ブログで確認したところ6/25以降まともに晴天がありませんでした。本当に久しぶりの晴れです。しかし、外気温予想は今季最低の1度。。。。(冬並み。。)外では辛そうだったので、高感度カメラ+ズームレンズのリモート観望にしました。このシステムAstRPi6配布後初の稼働です。(2ヶ月半ぶり)久々に動かすと、LANケーブルの接触不良やら、電動ズーム機構の接触不良やら一通り不具合が出ました。(苦笑)(ズーム機構の接触不良は...
当地は相変わらずの天気が続いています。。。(星見えませんね。。。)都市部から当地に移り住んでから距離が近いこともあり、天文系のイベントにいくつか参加してきました。どのイベントも結構な人数が集まっており、長野県阿智村などは星空を観光イベントとして非常に多くの観光客を動員しているようです。ここでふと疑問に思ったことがあります。「星空に興味がありそうな人が結構いそうなのになぜ天文趣味はマイナーなのか」私...
昨年から運用が開始された美笹深宇宙探査用地上局の特別公開に行ってきました。54mの巨大アンテナ(電波望遠鏡ではなく、衛星をリモートコントロールするための巨大送受信アンテナのようです。)抽選で応募しましたが、沢山の見学者がいてびっくり。はやぶさ2プロジェクトマネージャーの津田さんの講演で、この施設がどのように運用されているか、はやぶさ2のプロジェクトの概要を知ることができました。はやぶさ2は水や炭素が含...
梅雨時期に夏に向けてあれこれ機材の準備をしたのですが、梅雨明け後、夜になると曇りまたは雨という天候が続き、タイトル通り10分双眼鏡で観望することが出来ただけ(それすらも途中で曇り)でお手上げ状態でした。久しぶりの記事ですが、残念な結果報告のみで終了です。いつになったら晴れるやら。。。。...
前回お知らせしました、更新に伴ういくつかの不具合に対処したAstRPi6を配布しました。ダウンロードはこちらから更新箇所・etc/network/interfece の記述で192.168.1.100を固定、eth0との間にbr0のネットワークブリッジを設定(ネットワークマネージャーでのIP管理問題の回避、ブリッジはVPNサーバ用)・アクセスポイントに関してはWebインターフェイスで確実にオンオフ可能(オフにした場合のみNetwork ManagerのGUIでWIFIを選択...
ラズパイ用新ディストリビューション AstRPi ←使い方や設定などはこちらから(改訂版)
AstRPiダウンロード・操作法ページです。(現在配布しているのはネットワーク設定の調整、一部のINDIドライバの設定の問題に対処したバージョン6です。)前回同様7Zipで圧縮しました。解凍ソフトをご用意ください。お願い事項:初回の設定などに関しては不具合を避けるためLANケーブルを接続して操作してください。SDカードに焼きこみ前にハッシュ値の確認、マイクロカード焼きこみ後にSSHでアクセスしファイル領域の拡張を必ず行...
ここの所ろんろんさんとAstRPiのVPN設定についていろいろとやり取りをしている際、AstRPiのネットワーク設定、INDIドライバも含めいろいろチェックした所以下の問題が確認できました。・後からインストールしたNetwork Managerが設定した様々なスクリプトに悪影響を与える(インターフェイスをMacアドレスで固定してしまうため)・INDIドライバ1.9.4以降、SkyWatcher ALT-AZドライバ(他にもあるかも)でシリアル接続が出来ない→...
3回にわたって天体写真を撮るためにおぼえておくことを記載しました。天体写真の場合は対象が非常に暗く、昨今では光害などの影響もあり撮影する環境としてはかなり難易度が高い状態になります。対象が暗いので露出時間が長くなる、地球の自転に合わせて精密に追尾しないと星が点に写らない、光害などで対象が適正露出になる前に飽和してしまうなど困難な条件をクリアする必要があります。それでも昔と比べたら圧倒的にできること...
前回の記事までで、撮像素子に最も多く情報を取り込むためには露出時間が非常に重要であることを記載しました。天体のような情報量の少ない対象の場合は・撮影時に不要な情報をカットする(フィルターを利用する)・ヒストグラム上欠けが出ないくらい充分に露出をかけることが何よりも重要になります。当たり前のことのようですが、このことがしっかりと明記されている記事がほとんどありません。。。(とくにカラーカメラの場合は...
前回の記事で天体写真は難しいこと、提灯記事が多く情報が錯綜していること、必要となる知識の概要、失敗写真ができる原因は露出不足であることを記載しました。今回はなぜ露出不足になるのかの原因と対処法を記載します。デジタル環境になってから撮影した画像のチェックがすぐに行えるようになりました。天体カメラの場合はゲインを、デジタルカメラの場合はISOを上げると見えていなかった対象が簡単に見えるようになります。し...
ブログを始めてから自身の環境に合わせて環境を構築した結果、現在はリモートや眼視の観望が多くなりましたが、この趣味を行う方でもっとも人口が多いのは天体写真を撮影する方だと認識しています。ただ、天体写真というのはかなり特殊な領域なのでありとあらゆる情報が錯綜しているように感じます。私はメインではありませんが、写真や印刷、画像処理など業務でも20年ほど携わっており、フィルムからデジタルに移行する際、画像の...
楽しみにしていた星空観望も、雲に邪魔されてダメになりましたので重い腰を上げてINDIドライバの更新を行います。一昨年あたりからボランティアの開発メンバーが増え、一時期は潜在的なバグが解消されるなど良い方向に進んでいたINDI環境ですが、最近は残念ながらアップデートするとトラブルが出る可能性が非常に高くなっています。。。トラブルを回避する方法が最近のバージョンでは若干増えてしまいましたので、まとめて...
タイトルの通りですが、当地は梅雨明け宣言を受けてから、今まで一度も夜、空が晴れたことはありませんでした。。。(梅雨明け宣言は誤報だったと感じています。)昨日ようやくはれたので、観望しようと思い、機材をベランダに出しました。毎度おなじみの高感度監視カメラ+電動ズームレンズの観望システムです。今日はリモートで室内から操作します。準備が終わり、映像を確認すると雲が。。。。その後も続けましたが雲が消えるこ...
雨の日が続いています。。。夏の流星群に向け流星撮影環境の準備をしました。と、言っても以下のレンズを追加しただけです。以前はアナログ接続の防犯カメラを使用していましたが、すでに購入してあるデジタル接続が可能なIMX385を搭載した高感度防犯カメラに上記のレンズを追加して画質向上を図ります。以前に紹介した12mm~120mmのCマウントレンズと同じメーカーの広角Cマウントレンズです。(2.8mm~12mm)流星のビデオ撮影は広...
以前の記事で紹介した見守りカメラを購入してみました。購入したのは記事で紹介したSwichbotの首振り機能付きの見守りカメラです。スマホから方位、高度をコントロール出来るので超小型経緯台付きカメラのように使用できます。暗所性能、防水機能をPRしているATOM Cam Swingと迷いましたが、セールで通常より900円くらい安かったのでこの機種にしました。使用されている撮像素子がなんであるのか不明なので、感度どのくらいあるの...
スマート家電は名前の通り、室内を便利にするための機器ですが、使い方によっては天文利用でも有用ではないかと感じています。私が興味を持ったものが2つSwitchBot プラグミニ スマートプラグ Alexa タイマー付き - コンセント Bluetooth&Wi-Fi スイッチボット タイマー 遠隔操作 消費電力統計 音声コントロール スマートホーム Alexa Google Home IFTTT Siriに対応新品価格¥1,980から(2022/6/19 11:03時点)コンセントのオンオフ...
霞空の下高感度監視カメラ+Zoomレンズと双眼鏡の見比べ観望
久しぶりに晴れたので(霞んでますが)双眼鏡と高感度監視カメラ+Zoomレンズと双眼鏡の見比べ観望を行いました。暖かく天気も良いので、リモートではなくモニターを付けて手動操作で観望します。双眼鏡は32mm(7倍)と70mm(15倍)の大小お気軽セットです。霞んでいるのわかるでしょうか。。夏の対象が見える時間に観望しましたが、双眼鏡では全く歯が立ちません。高感度監視カメラ+ズームレンズの方はカメラの画像処理もありか...
途中でAstRPiのアップデート記事を挟みましたので途切れましたが、電源の話をまとめようと思います。(この記事から読み始めたかたは以下の記事もご確認ください。)その1で安定利用するための留意事項その2で使用電力に毎の構成を記載しています。最後の今回はまとめや注意事項などを記載します。電源についてのまとめと注意事項・電源を選定する前に使用する機材のACアダプタ(ACアダプタが無い機器は本体)の消費電力(ワット)...
AstRPi改訂版(2022.6.14ファームアップ(ブートローダー更新)版)
前回の記事で記載しましたファームウェア(ブートローダー更新)版のイメージが完成しました。ダウンロードページはこちら(説明ページのリンクです。ダウンロードリンクがページ中頃にあります。)注意事項新しいハードが登場したことにより、ファームウェアの変更があり、配布のイメージが使用できなくなるご報告を受けての更新になります。当初はファームウェア(ブートローダー)の更新のみに留める予定でしたが、新しいハード...
コメントから最近のラズパイ4がチップセット変更されたことを伺いました。現在配布しているAstRPiは8GB版が発表された頃のもので、その当時最新のファームウェアに変更したものでした。コメントにて8GB版を購入された方がAstRPiが動作しないという情報を頂きましたが、今回同様にチップセットが変更されたラズパイ4(4GB版含む)でも動作しなくなったとご報告いただきました。8GB版の時もチップセットの変更がありましたので、以下...
前回の記事で天体機器を安定して運用するための記事を記載しました。今回は使用する電力量毎にどのような電源が必要かを記載します。前提条件・使用時間6~8時間程度(大体一晩)・車やパイクなど緊急時に電源を確保できる状態にある・天体機器以外には使用しない車やバイクは緊急時の補助電源になります。徒歩や、キャンプなど車やバイクの補助が見込めない環境の場合は、安全をみて以下に記載する構成のワンランク上の構成を準備...
天体機材を自宅外で使用する場合、最も注意しなくてはならないものの一つに電源があります。過去にも何度も記事にしましたが、備忘録として安定して使うための方法などまとめて記載しておきます。まず初めに行うこと●使用する機器のACアダプタ(ACアダプタを使わない機器の場合は本体)に記載された電圧、電流をもとにその機器の最大消費電力を計算する。例)12V、1Aの場合は12☓1=12Wそれぞれの機器の電源の入り口にあたるACアダ...
昨年からテクノロジーを気軽に利用する観望システムとして高感度監視カメラ+ズームレンズの組み合わせをご紹介してきましたが、更に簡単に使うための機材をがアマゾンでも廉価に購入できるようになったのでご紹介します。カメラテスターIP 同軸HD(TVI/CVI/AHD/SDI)監視検出器5-in-1多機能カメラテスター 5200PLUS新品価格¥30,999から(2022/6/8 20:43時点)カメラテスターと呼ばれる機材ですが、これ一台でSDI、アナログ、IPカメ...
梅雨に入ってしまいました。きれいな星空を想像しながら久々の入門記事です。タイトルを見て???と思われる方も多いと思いますが、これからこの趣味を始めたいと考えている方、初心者の方が楽しみながら知識や技術を向上させるために記載します。天文系のブログやYoutube、書籍もそうですが、タイトルにある「気軽」の定義がかなり一般的な感覚からかけ離れているように感じています。。。興味を持ち、気軽にできそうなところか...
INDIサーバ・ドライバが1.9.6にアップデートしました。(5月21日付け)
旧聞になりますが、INDIサーバ・ドライバが1.9.6にアップデートしました。詳しくはこちら(バグフィックスメインのようですが、Githubの記事番号ばかりです。。。)以下のリンクに問題が報告されています。コアドライバ:https://github.com/indilib/indi/issuesサードパーティドライバ:https://github.com/indilib/indi-3rdparty/issuesフォーラムでもトラブルの報告がされていますので時間があるときに目を通しましょう。https:...
ラズパイやArduinoなどを利用するようになり、結構天体機器用に電子工作を行うことが多くなりました。都度買い足しながら作業を行ってきましたが、作業しやすいようにコンパクトに環境をまとめました。Kuman オシロスコープ USB 2CH 二重チャンネル PCベース Oscilloscope 20Mhz帯域幅 S/Wとドライバー クリッププローブ 波形発生器 データレコーダ新品価格¥8,699から(2022/5/30 22:47時点)以前所有していた度重なる引っ越しでア...
久しぶりに晴れました(一体いつぶりだろう。。。)週頭ですが、EAAで観望します。(笑)以前ラズパイ用に配布した際、EAA環境の方にも楽が出来るようにマクロスクリプトを作成しておきました。ファイルをダブルクリックすれば、自動的にKStarsが立ち上がり、EkosとASIAirをを別ウィンドウに展開します。後はいつもどおり、マウントコントローラーで移動→オートフォーカス(その後微調整)→PlateSolvingで位置合わせして観望です。...
天候がさっぱりです。ここ数回天体関係から少し外れた与太話がつづいていますが、今回も趣向を変えた与太話記事を記載しようと思います。4月あたりから第十二世代インテルチップセットやらM1Ultraやら久しぶりにCPUの新作ラッシュが続いています。(まあ、スペックに依存する作業をすることも無くなりましたので導入する予定はないです。)8K映像が編集できるような恐ろしいスペックになって驚くばかりですが、PCの制御を司るOSに...
ここ数年可能な限りコンパクト、省電力で天体機器を制御できる環境を考えてきました。複数台のPC、SBC、MINIPCなどを天体用に使ってみての感想を記載したいと思います。これから天体機器の制御を行いたい方は一例としてご参考にしてください。環境を構築する上で重要なポイント・USBなどの接続端子の数・消費電力・電力の安定性・所有する天体機材を接続した際の安定性(ドライバの良否)個人的には上の四要素が最も重要だと感じて...
以前制御の話でも触れましたが、現在私は天体機器をほとんどPCで制御しながら使用していることが多いです。写真派の方はASCOMやINDI、INDIGOといった汎用ドライバと複数の天体アプリを利用していることがほとんどだと思います。これらを利用している方は痛感していると思いますが、ほとんどPCに張り付き状態になります。PC操作となるとマウスやキーボードに頼らざるをえませんので直感的な操作がし辛いように感じています。シング...
AstRPiをタブレットなどで使用する際、KStarsを起動した後、What's interesting機能の表示、星図を北に移動、Ekosを別ウインドウに配置と煩わしい操作が多数あります。毎回手動で設定するのが面倒なので、マクロを作りました。ダウンロードはこちらxdotoolツールを使用しましたので、最初にインストールが必要です。ターミナルから以下入力sudo apt install xdotoolダウンロードしたファイルを右クリック→パーミッションで実行権限...
さまざまな制御規格から天体機器の制御の未来を考察する-その2
前回長々と他の業界の制御規格について記載しましたが、まだ続きます。(笑)今回は規格ではなく制御部分や制御に関わる機構部分についてです。自動導入機能をもったアマチュア用のマウントの殆どはサーボモーター、もしくはステッピングモーターを利用したオープンループ制御になります。オープンルーブ制御というのは軸側の回転数をフィードバック制御する機構が無い制御方法になるのですが、実はオープンルーブ制御にすることで...
さまざまな制御規格から天体機器の制御の未来を考察する-その1
このブログでは天体機器の制御に関して多く触れています。私はエンジニアではありませんが、過去業務でコンテンツ(グラフィック、サウンド、映像、Webなど)の企画制作や研究・教育を通じて複数の業界の制御規格に触れることがありました。(メインは芸術系です)業界は違えど機器を制御するというところでは共通項があります。まとめ方として業界別に記載しながら、天体機器の制御にも活用できそうな部分にも触れていきたいと思...
さて、それでは前回の続きです。私は複数台Macを所有していますので、今回はメインマシン(MacPro)の環境を一式MacBookProに移したいと思います。(Macの場合ハードによって対応しているシステムバージョンが異なります。両者が対応しているOSバージョンであればクローンから起動できます。)まずは”アプリケーション”→”ユティリティ”→”ディスクユティリティ”でMacのディスクユティリティアプリを開きます。左側のHDD欄からク...
注文していたSSDが到着したので修理したMacBookProのシステムHDDをSSDに載せ替えます。Macをお使いの方ならご存知かと思いますが、初心者の方もいらっしゃると思いますので便利なアプリやMacならではの機能をつかった効率的な復旧方法をご紹介します。注意する点・購入したままのHDDやSSDはMacで書類の読み書きはできますが、起動ディスクになりません。アプリケーション→ユティリティ→ディスクユーティリティを使ってパーテーショ...
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天気に恵まれずこのブログも天文の話から遠ざかっていますが、今年はPC関連のOSやAIなどに大きな変化が訪れそうです。OSに関しては現状Windows、Mac、Linux、Chromeあたりが一般的に普及していますが、一番シェアのあるWindowsは早くも12が登場しそう(11は黒歴史か)ですし、Macはインテル系のチップセットが切り捨てられそうです。68K→PowerPC→X64→ARMと頻繁にCPUが変更されてきたMac(OSも独自開発(~OS9)→Unixカスタマイズ(...
当地は山の麓の寒冷地なので今頃花見です。実は先週は少し遠出(とはいっても40km位)別の場所で見てきました。標高が変わると開花時期が変わるので、ちょっと移動すると二週くらいは桜を楽しめます。チューリップも満開です。(得した気分)夜も寒くなかったので今年初のBBQ霞んでたので星見は駄目でした。。。来週からはGWなのにようやく春がきた感じです。...
当地もここにきて急に暖かくなってきました。空は霞んでいましたが、ちょっとだけ以前記事にしたAstroShader(ライブスタッキングアプリだけどライブビューが秀逸でスマホカメラでも星が見える)とFinderCam(リアルタイムPlateSolvingが可能)を試してみました。いずれも蓄光機能があって通常のライブビューよりは明るく見えますが、その分手ブレしますので三脚必須です。私は三脚にもなる自撮り棒を使っています。Ulanzi 自撮り...
以前与太話で記載しましたが、私がPCを使うきっかけ(実際にその用途で使用出来たのは数年後ですが。。。)となった元祖統一制御規格のMIDI(楽器を制御するための統一規格)がなんと38年の歳月を経てバージョン2.0に変更されていることを知りました。確か1983年に発売されたYAMAHAのDX7にMIDIが搭載されたのが初の一般へのお目見えだったと記憶しています。(欲しかったけど高くて買えなかったです。。。)クラフトワークやYMOはM...
今までWindowsではINDIドライバをインストール出来なかったため、INDIで機器を制御するにはMacを使うかLinux環境を作らなければなりませんでした。しかしWSL2とオープンソースのWSL-USB-GUI(WSL環境でUSB機器が使用できるオープンソース)を使用することでINDI環境を作ることが出来ました。需要の有無は不明ですが、以下に備忘録として記載します。●Windows側の準備1.検索窓でWindowsの機能と検索し、”Windowsの機能の有効化また...
SkySafari(Plus以上)は独自に多数のマウントと接続できるドライバがありますが、SkyFiのようなシリアル→WIFI変換機器を用意する必要がありました。(AstRPiにも同様の機能があります。)独自ドライバ以外にもINDIドライバは以前からブリッジドライバを介して接続できましたが、バージョンが7になり、正式にINDIとAlpacaドライバに対応しました。Alpacaドライバにも対応したことにより全てのOSで利用できる環境が整いました。※※Al...
ネットを見ていたらOpen Astroなるものを発見しました。ASIAirとラズパイで使用することが出来る無料のディストリビューションのようです。INDI、ASCOM、Alpaca、Indigoと主要なドライバ環境が全て記載されています???(Linux環境で.NETのASCOMとか動くはずないのですが。。。)最近登場したばかりなのか詳細な情報が全くありません。。。バージョンが1.0(INDI)、2.0(INDI+Alpaca+ASCOM???)と2つあるようですが、とにか...
屋外で天文機器の制御となると現在ではPCを利用することがスタンダードになっており、バッテリーやら多数の配線やら大掛かりなものになりがちです。私自身の遍歴を振り返るとノートPC+USBHUB(大量のケーブルが錯綜)→USBHUB+リピーターケーブル+ノートPC→USBデバイスサーバ+Lanケーブル+ノートPC(認識しない機器があり早々にボツ)→→シングルボードコンピュータ+タブレット(Windows+ASCOMからLinax+INDIに変更)→→現在はシング...
入門者向け(実際には。。。。)と銘打って登場したセレストロンのStarSense Explorerシリーズですが、アプリ部分の開発はSkySafariを作る会社がおこなっていたためいずれ同社のSkySafariシリーズにも機能が搭載されるかなと感じていました。StarSense Explorer機能はスマホのみでPCでも構築難易度が高かったPlateSolving(画像による天体位置解析)を簡単に扱えるようにした画期的な機能でした。今回の機能追加(解除)は現状では...
2024年2月加筆エンドユーザーにとっては4者ともオープンソースで多数の機器に対応してくれるありがたい存在です。私自身は現在天体機器の制御はLinux、WindowsMINIPCなどで行っています。速度的にも不満がありませんし、消費電力が少ないので重いディープサイクルバッテリーの呪縛から離れられるのが一番の要因です。(MacはPCの中では最も環境作りが楽なので消費電力の少ないMINIPCが登場してくれたらありがたいのですが。。。)I...
個人的にはWindows含め全てのPCでAlpacaドライバが開発される状況を望んでいましたが、この記事を読む限り以下のように推測されます。・Windowsは今まで通り.Net、Com環境を継続・他のOS(Mac、Linux)に関してはAlpacaドライバに.Net、Com用のライブラリを追加することでWindowsとの互換性を図るどうやら開発側はWindows環境において.NET、COMからは脱却しないようです。。。過去の経緯から考えるとメーカーがMacやLinuxでAlpacaド...
Raspberry5が日本でも発売になりました。AstRPi、AstRPi64共ラズパイ4、8GBが登場した後のファームウェアに更新、INDIドライバ他各種アプリの対応確認までは行っています。(ラズパイ4、8GB登場時、ラズパイ4更新版の登場時にファームウェアが変更になったため)Raspberry5に関してはファームウェア更新などの記載が無いためおそらく動作すると思うのですが、動作しない場合はお知らせください。お願い事項としては動作した場合、...
今回PlateSolvingの特集を組むにあたって調べていく中、改めてAstorometry.netの豊富な機能、性能に驚かされました。Windowsに移植されているAstorometry.net環境はエミュレーションの上古いので低速ですが、以前記載したオプション設定や、以下の方法である程度性能を向上できます。・現在利用しているindexファイル4200系を全て削除し、5200系(0~6)+4100系(7~19)に置き換える。です。(処理用の画像をビニングやダウンサ...
今までは天体導入の便利機能だと思っていたPlateSolving機能ですが、ひょんなきっかけからAstorometry.netの機能を調べてみるとその機能の多さに驚き、研究機関では掃天撮影した大量の画像の管理用(座標付)として使われているのかなと感じました。(あくまで予測ですが)そしてWCSによる座標管理が各天文台で徹底しており、VOとして私達アマチュアでも利用できることを知り、有効利用出来る方法がないかと調べてみると非常に数は...
前回の記事で既存の画像ファイルをPlateSolving→WCS情報付きのFITSに保存して利用する使い方の一例を紹介しました。今回はシミュレーションドライバを利用する方法を記載します。カメラのシミュレーションドライバ利用についてはINDIに関しては以前にも数回記事にしていますので、こことここをご参照ください。以前はINDIのみで利用できる方法でしたが、Windows環境でもCCDシミュレーションドライバが出来たため同様の事ができるよ...
本当はもう一回くらい(クリックしないと表示されない機能部分)説明回を行おうかとも思いましたが、下図の2箇所だけだったため、まとめ記事として取りまとめてしまいます。まず一つ目は以前の記事でも少し触れましたが上部WIFIボタンを押し、スクロールすることでアクセスできる”リスタート”、”シャットダウン”ボタンです。予想外の位置だったので最初どこにあるのか探し回りました。もう一つは赤枠部分をクリックすると出てくる...
今回は私がPlateSolvingでWCSヘッダを取得したFITSファイルをどのように使用しているかの一例をご紹介します。まずは用意した天体画像(自分で撮影した天体、星野写真、ネットで拾ったJpegなど何でも良いです。)をCCDCielやASTAPで読み込み(ASTAPだと複数画像をバッチ処理できます。)→PlateSolving→FITSで書き出しを行います。作成した画像をAladinにまとめて読み込み(自動的にWCS座標に縮尺、回転して位置合わせされます)→赤...
おそらくですが、研究機関でのPlateSolving(画像による位置解析機能)は以下のような利用がされているのではないかと感じます。1.大量に撮影された画像の一括PlateSolving→WCS情報を追加したFITSデータへの書き出し2.作成したFITSデータに調査データの記載→FITSヘッダに保存3.調査データ、WCS情報を追加したFITSデータをデータベースに一括登録4.他の研究機関で調査された情報の参照(複数可能)アマチュア用のアプリでは自動導入...
前回接続機器の選択まで記載しました。ようやくですが、接続して使用する流れを記載します。ASIAirと接続が出来ると上図のメイン画面が現れます。まず最初に行うことは右上青枠部分の接続機器のドライバ接続になります。順次接続機器の項目(カメラ、ガイドカメラ、マウント、ローテーター、フォーカサー)をクリックして設定画面で接続していきます。青枠を更に丸く囲った部分はWIFI設定になりますが、この項目にシステム終了、リ...
PlateSolving(画像による位置解析機能)の代表格であるAstrometry.netを調べていくうちに、この機能の研究機関での本来の使われ方が見えてきました。それと同時にアマチュアでも研究者同様の環境も構築でき、用途に合わせて非常に便利に使えることがわかってきました。キーとなるのはWCS(world coordinate system)と呼ばれる天文用の世界座標システムです。実は世界中の天文台はこの座標システムを用いて観測データのデータベー...
開発者からINDI環境が今後Ubuntu22.04以降でしか対応しなくなる旨確認したため、渋々今まで使用していた20.04から22.04にアップデートしたところ、なんとINDI環境のみが使えなくなるという笑い話にもならない状況になっています。2年前くらいにEAA用にセットアップしたMiniPCにはデュアルブートでWindowsの天体機器用アプリもセットアップしてあるので、INDIが使えない間そちらを使用するかと考えていましたが、なんとなく腑に落ち...
現在配布しているAstRPiはAstroberryを配布しているカチョレクのリポジトリを使用しています。(ポートのリダイレクトなど不具合を起こしそうな部分は利用していません。)32ビットのOS環境ですが、現状不具合なく快適に使用しています。64ビットOSがRaspberryPi財団から配布された際、64ビット版に変更しようか検討しましたが、以下理由で32ビット版に留まりました。・64ビット版の天体アプリが非常に少ない・32ビット版アプリの...
以前に記載しましたが、Ekosのドライバ起動、接続に関して若干癖がある部分がありました。このことは以前フォーラムでも話し合いがあり、活発に意見がかわされました。(私も意見した記憶があります。)Ekosはモジュールという単位(カメラ、フォーカス、アライメント、ガイド、マウント、そしてそれらを統括するスケジュールモジュールがあります)になっており、各モジュールで必要なドライバを選択し、モジュール単位で設定を変...
表題の件ですが、久しぶりにフォーラムを除いてみていくつかの問題がありましたので以下に記載します。INDIサーバ・ドライバを v2.0.1にアップデートする時の注意(というか問題点)・アップデートするにはUbuntuであれば22.04が必須(先にシステムのアップグレードが必要)・Ubuntu22.04にアップグレードするとKStars、Ekosのリポジトリが削除される・Ubuntu22.04にアップグレードすると一部のシリアルデバイスが認識されなくなる...
以前に紹介したDWARF IIに続き、今度は最近元気のよいZWO社からも同価格帯のスマート望遠鏡Seestar S50が発表されました。Seestar S50・50mmトリプレット250mm(視野角約1.3°☓0.7°)・水平センサー内蔵・ヒーター内蔵・バッテリー内蔵・ASIAir相当のSBC内蔵・スマホで制御可能な電動架台・撮像素子SONY IMX462 Starvis(1920☓1080)DWARF II・24mm100mm、6mm(予想)のデュアル焦点距離(視野角 約3.2°☓1.8°(望遠)、53.2°☓3...
ZWOサイトでINDIドライバの記述が消されていた事を疑問に思っていました。(INDIはZWOのカメラ、フォーカサーなどほとんどの製品をサポートしています。https://www.webastro.net/forums/topic/194650-coup-de-gueule-zwo-asiair-et-lopensource/https://www.indilib.org/forum/development/10380-asiair-and-opensource-software-licences/90782.html?start=0原因はおそらく上記のリンク先の議論ですね。。。要約するとINDI環境は...
SkySafariはスマホ用のプラネタリウムアプリとして一番重宝しています。グレードが複数ありますが、Plus、Proはマウントの制御も可能で非常に使いやすく私も愛用しています。バージョン7からは独自ドライバだけでなく、INDI、Alpacaにも対応しましたのでますます便利になりました。こうなってくると家でリモート観望するときにPCでもSkySafariを使いたくなってきます。実はPCでもSkysafariを利用できますので以下にOS毎に記載しま...
以前の記事で準備まで終えましたので、次はいよいよ実践です。(以前の記事を読んでいない方は事前にお読みください。)さて、ここから行うのは室内で実際の夜空で天体機器を操作するシミュレーションを行いながら、実際の機材で鑑賞するより豪華な星空の鑑賞です。(苦笑、なにせ天文台で撮影された写真ですから)ここでも少し準備があります。・スマホのプラネタリウムアプリや星図など実際の星空で観望するときに使用する資料や...
例の如くAliです。所謂ポータブルバッテリーではありませんが、防水ケース(USB端子他、入出力端子付き)、100Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!(この容量だとバッテリーだけで4万円くらいします)、バッテリー充電器のセットが約26000円です。。。。(本当なのか?価格破壊もいいところ)、防水なので天文趣味には非常に良さそうです。(今の家の機材だとここまで容量必要ないですが。。。)怪しいものが満載のAliですが...
以前からINDIのSkySafariドライバを使用すればマウントドライバをSkySafariで連携して使用できましたが、SkySafari7(Plus以上)からはネイティブにINDIドライバに対応しています。(Alpacaドライバにも対応しているようです、、、が発表されてから大分経つのにドライバが揃いませんね。。。)試してみたら非常に便利に使えましたので記載します。事前準備として経緯台であれば北、赤道儀であれば北極に鏡筒を向けて、マウントとIND...
春は年度のスタート時期、しかし星空を見るには花粉やら霞やら厳しい季節です。。(晴れれば銀河はたくさん見れますが、対象が小さく淡いため望遠鏡を使っても肉眼ではほとんど楽しめないです。。。)まあ、このような季節はプラネタリウムアプリの優秀な機能を使って遊んでみましょう。プラネタリウムアプリの中にはDSS(Digitized Sky Surveyの略)画像を星図と連携する機能を持つものがあります。この機能を使うと全天をどのよ...
ここに来て一気にWi-Fi規格に対する進展がありました。個人的には天文関係で注目しているのはWi-Fi HaLow(2022年9月開始)とWi-Fi7(2024年末予定)です。両者共全く異なる性質をもっており、天体機器制御にもたらす可能性を広げてくれるように感じています。(Wi-Fi HaLowに関しては既に所有して活用しています。)それぞれの特徴を記載し、天文における可能性を探ります。●Wi-Fi HaLowの特徴・920MHz帯を利用した長距離通信が可...
今年は例年より二週間以上早く開花しました。週末まで持ちそうもないので花見をしてきました。小諸城址(懐古園)は満開です。園内に併設される動物園でペンギンを見て癒やされます。ちょっと足を伸ばして上田城址にも。こちらは既に散りかけていました。(風が吹くたびに桜吹雪です。)今年もなんとか桜を拝むことができました。国によっては敬遠される桜ですが(盛大に散るため、日本でも死を意味するようです)美しさと儚さが同...
お気軽な星見機材の代表格として双眼鏡があります。(低倍率+正立像)暗い空であれば双眼鏡だけでも充分楽しめますし、望遠鏡や撮影機材のように面倒なセッティングも必要ないため私自身も観望機材の主力の一つになっています。(一体双眼鏡だけでも何台あることやら。。。)大型の対空双眼の場合は三脚+自作導入支援機能付きの経緯台で観望しますが、空いた時間にちょい見したい場合はこの記事のように一脚に取り付けて観望してい...
遠征時のリモート操作用として購入したアンドロイドタブレットでもこの記事で記載したWi-Fi HaLow対応遠距離中継機を使いたくなったので調べてみました。USB C ハブ 5 ポート【 4K HDMIポート/60W PD充電/ LAN イーサネット/USB 3.0 5Gbps 高速データ転送 / USB2.0 】5 in 1 ドッキングステーション usb 変換アダプタ タイプc 有線lanアダプター USB TYPE C ハブ 高速データ転送 スリム設計 MacBook Pro Air iPad Pro Windows Andr...
以前の記事で紹介したWi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータですが、リモート環境においてかなり便利に使うことが出来ましたので概要をまとめておきます。WIFI 中継器 無線LAN 中継機 WiFi信号ブースター 20dBi超高速通信 信号増幅器 屋外 長距離 壁をすり抜けられる 信号強化 拡大 安定した通信 中継機 WIFI 増幅器 工事不要 無線LAN ルーター 日本語説明書 技適認証済み新品価格¥6,699から(2023/3/20 22:20時点)●Wi-Fi HaLow対応遠距...
気軽に星空を眺めるをコンセプトにしてゆる天☆を不定期れんさいしていますが、現状では星空を楽しむためにいくつかハードルがあるように感じています。プラネタリウムアプリをスマホにしのばせておくだけでもかなりの助けになりますし、アプリを使っていくことで天体の知識も増やすことができます。しかし実際、空に目を向けると様々な障壁が待ち受けています。・大都市に住んでいると見える星の数が非常に少ない(2等星がやっと、...
環境構築途中で行き詰まり感が漂う電波観測についてですが、OpenVLBIなる記述を見つけました。Linuxではすでにリポジトリが用意されているようで、INDIサーバとも連動出来るような記述があります。。。。。が、しかし使用例などが全く見当たらずどのような機材でどのような操作を行えば観測ができるのかが全く不明な状態です。https://openvlbi.com/に記載されている情報も斜め読みしてみたのですが、読むほどに何をどうすれば観測...
当ブログでも記事として多数扱い、現在当家においても高感度カメラ+電動ズームレンズの観望システムと天体写真撮影システムで配布しているAstRPiを利用しています。が、昨年あたりからラズパイ4の価格高騰やチップセットの変更(対応済みのはず)など以前より気軽に試せなくなってしまいました。(シングルボードコンピュータでの制御環境作りは全くもって入門用ではありません(価格だけは入門用でしたが))もともと天体機器の制...
記事にも何度も記載しましたが、現在の我が家は天体観望には厳しい環境です。。。田舎なのですが、南側には直列に市街地があり光害が多くそして木に囲まれており木の間から観望するような状態です。(その上、冬はむちゃくちゃ寒いのでリモートでのEAAや高感度カメラ+電動ズームレンズでの観望がメインになっています)スタッキング時上手くいってると思っても木の枝が風にたなびいて邪魔を。。。確かによく見ると枝があります。。...