まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「う~ん 5000円くらいは掛かるかな」と面倒くさそうに鍵屋さん。作業内容からすると、その工賃は高すぎる。プロ魂を期待したのですが。事の発端は・・・随分と昔にジャンク品としてヤフオクで購入したバイクに装着してあったトップケースにあります。鍵が元から「鍵無し」状態だったため、事実上「おまけ」的な扱いでした。なので使用できないままガラクタ置き場に。ところがSR400を復活させるにあたり再度確認したところ、これが...
平日は仕事が終わったら職場から犬舎移設地まで直行して、世話が済んだら我が家へと戻り、また猟犬たちの世話を。一筆書きのように移動できるため、思いのほかスムースに事が進みます。ところが今日は酷いもの。長時間にわたる豪雨により、そのルートの所々で内水面氾濫が発生していました。川沿いの一般道が要所要所で浸水しているのです。そこで川沿いの堤上の道を走ることに。野球場も完全に浸水。芝は大丈夫なのだろうか。本来...
先週、ちょっと嬉しい出来事がありました。前段としては こんなことが。数年前までは ご近所さんや子供たちの間で知らぬ人がいない程の名物オジサンが町内に住んでいました。でも最近は見かけることが無くなり皆が気になっていたのです。「体調でも崩されたんだろうか」と。ところが先日・・・近所の業務スーパーで名物オジサンと再会♪(私の一方的感情)。それは閉店前の7時過ぎのことでした。レジで会計中の名物オジサン。その後...
有害鳥獣捕獲は市町だけではなく県が主体となって行うこともあります。それだけ獣害の規模が大きいとも言えますが。このような場合は罠猟より巻狩りの方が手っ取り早い。よって今回は、いつもは共猟しない猟隊からも勢子が参加。対象地区が広大で、それでも足りないくらいでしたが。実際に猟犬を放った途端にアチコチで鳴き出して、同時に銃声が木霊し続けました。しばらくして・・・勢子ルートを辿り終えた私は、先輩勢子と合流。...
今日は早朝から剪定作業を行いました。まずは我が家のクヌギの木から。20年ほど昔、当時 幼かった息子がドングリを庭中に埋めたせいでアチコチから芽が出てビックリ。それもクヌギの丸いドングリだったため、どうしたものかと。若木はあっと言う間に大きくなり、その後は剪定に次ぐ剪定。そのおかげで大木には至っていませんが、生えているのがリビングの真ん前とは いかがなものか。何度も伐採してしまおうと考えましたが・・・小...
私の猟仲間たちは今後の狩猟において、勢子不足および猟犬不足となることを懸念しています。しかし、こちらの地域の住宅事情を考えると猟犬飼育は考えもの。時代の流れではありますが、犬の外飼いは非常識扱いすらされてしまいますし。また生活スタイルが制約を受けてしまうこともジレンマの要因の一つ。そんなことなので若手で「猟犬を飼って勢子をやってみよう」などと考えている人はいません。その思いはあっても、思いのほか障...
オフロードバイクに跨り獣道に分け入り猟を行う。海外ではありそうな狩猟スタイルですが、ここ日本では様々な観点からヤメておいた方がいいのでしょう。でも猟場の下見くらいなら全然イケル。以前、猟行中に林道で出会ったハンターカブのライダーさん。猟犬たちは不思議そうに眺めていましたが「これぞハンターカブ!」的な使い方に感動。その機動力にも驚き、しばしライダーさんと話し込んでしまいました。ならば私もレストアした...
子犬たちのあまりの激しさに参ってしまっているヘルパー犬の駿河。駿河は母犬カノの1回目のお産の子で、メスの2歳。子犬たちの面倒をよく見てくれるのですが少々お疲れ気味。そこで駿河のヘルパー犬として駿河と兄妹のオスの金剛を投入。金剛も子犬たちの相手を上手にしていましたが、容赦のない子犬たちに押しまくられてギブアップ。駿河と同じように犬小屋に籠城するようになってしまいました。犬小屋に陣取れば、3頭の子犬たち...
猪肉の冷凍保存といえば塊肉。なので解凍させると料理を作り過ぎてしまう。昨日も猪カツを10枚ほど。そのうち4枚も食べてしまいました。健診前なのに。でも旨かった♪残りの猪カツは、いつものお決まりパターン。次の日に猪カツ丼にするのが我が家の習わし?いや単純に私が食べたいだけ。家内が上手に作ってくれるのです。私が作るより断然美味しい。出汁と甘みのバランスがいいのかな。そんな お約束の猪カツ丼を先ほどいただきま...
豚カツを作りより難易度の高い猪カツ作り。中でも一般的な揚げ鍋での揚げ工程が難しいのです。つまり考えていないと理想の揚げ上がりには程遠い。原因は猪肉の水分量の多さにあると考えています。その水分とは血液。家畜のように出荷前の給餌止めや、絶命に至るまでの決まり事が存在しない狩猟。仕方の無いことではありますが、これが放血状態に影響するわけです。家畜肉では、この放血は極めて重要な要素で、肉質を大きく左右する...
いくらなんでも鹿は何処かに行っちゃったでしょ。と思っていたのですが・・・共猟した地元の猟仲間の情報では「いや、まだ居るよ」とのこと。よって今日は先々週に続き、別地区の同じ場所でニホンジカ管理捕獲を実施。結果は地元猟師の言う通り。山中に銃声が木霊し続けました。ところが私の持ち場は静かなもの。でも森林浴がタップリできて心も体もリフレッシュ!、、、なので獲物の引き出しも デゴイチみたいに元気にグイグイと...
私と先輩方が行ってきた猟犬繁殖の中で、気質と毛色の遺伝的な関係性を探ろうと観察を続けてきました。これは今までに何度か取り上げてますが、実際のところは分からないまま。しかし、エンドウ豆やショウジョウバエの遺伝的連鎖を思い出してみると「気質と毛色は無関係」とは言い切れないと考えています。遺伝上、形質の何かに気質と連鎖しているものがあっても不思議ではないのですから。ただし、ショウジョウバエですら途方もな...
自分で言うのも何ですが、私は見た目とは違って意外と真面目です。。。狩猟を始めた頃は、毎週土日に行われた有害鳥獣捕獲には必ず参加していました。対象地区の山の地形、タツ配置、そして見切りポイントを「知りたい学びたい」との思いが強かったのが、その原動力でもありました。そんな有害鳥獣捕獲はボランティア活動的であっても地域にとっては大切な仕事。一日参加すると千数百円の弁当代は支給されますが、それとて血税。よ...
少しでも動けば こちらの負け。これは山で獲物が射程距離内に入った場合のことです。でも、そうは言っても獲物に猟銃を向けて狙いを定めるには、体を動かさなくてはならない。よって「少しでも動けば」とは通常の動きや素早い動きを意味します。この様な動きに対して獲物たちは驚くほどに敏感。野生動物をナメてはいけません。ところが若手たちを見ていると、ナメている人が実に多い。そんな人たちは例外なく失中率が高く、何年経...
猟犬の良系を実猟に使いながらの血筋存続は容易なことではありません。それは私のように相対的な若手であれば尚更に。これまでを振り返ると本当に大変でした。様々な苦労や障壁が次々と私の前に立ちはだかり、それにより嫌な思いをしたことは枚挙に暇がありません。その要因の大半は猟仲間であるはずの一部の先輩たちによる「今が楽しければ それでいい」との身勝手な思考によものでした。つまり「今日 猪が獲れたらそれで良し」と...
次なる生活の足の選んだのは、土に返る寸前だった32年前のSR400。そんなサビサビ状態の不動車を3万円で引き取ったのは10年前。直後にエンジンを始動させるところまではレストアしたものの、そこから放置。当時の通勤車両スペイシー250がスグに壊れると思っていたのに、元気なまま10年が経過してしまったのが その要因。と、頑張ってくれたのに、こんな言い方をしてはスペイシー250に申し訳ない。長い間お疲れさまでした。本当にあ...
犬舎移設地近くの山にタケノコを掘りに行った時のことです。そこは、猟期中は地元の猟師たちが巻狩りを行う場所でもあります。ところが農道に面した一段下がった藪の中にはゴミの山。ありとあらゆるものが捨てられていて、そのどれもが朽ち果てている。数十年は経っていそう。でも廃棄物の横からタケノコが生えていたり、所々に猪がタケノコを食べた痕跡があったりと。やはり自然は逞しい。と、目線の先に赤と白に塗られたゴミの一...
幼少の頃より 戦艦、戦闘機、戦車が好きでたまらなかった私。中でも戦車のプラモデルがお気に入りでした。とくに世界第二次大戦のドイツ軍の戦車『ヤークトパンター』が大好きで、何機も作った記憶があります。「ヤークト」とはドイツ語で狩猟または狩りのこと。パンターは豹で「狩りをする豹」との恐ろし気な名が付けられたことからも、ヤークトパンターの戦歴が分かるというもの。このヤークトパンターは『ロンメル戦車』とも称...
いくらフィラリア症予防薬を投与しているとはいえ、犬たちが蚊に刺されない環境は確保したいもの。そんなことを念頭に置いて犬舎を作っていますが、雨を防ぎ 日光浴ができて 風通しも考慮に入れた区画配置は意外と難しいのです。また、どのタイプの蚊除け対策とするかも悩ましい。線香タイプ、電気式リキッドタイプ、吊るしネットタイプ、そしてスプレータイプと、これら全てを試してきましたが、どれも一長一短。よって それぞれ...
先日のことです。職場の私の部署には海外支社からの研修生が定期的に学びに来ます。大抵は通訳の社員が同行しているため会話は問題なし。そんな緊張気味の研修生をリラックスさせるのが、まずは研修の第一段階。それには初めの「つかみ」が大切です。自己紹介では私のネームプレートを見せて名前の漢字を指差し・・・「メル・ギブソン」と。トム・クルーズの時もありますが。これが結構うけるのです。そこで「ドゥユノー マッドマ...
猪肉の食べ方で、我が家の一番人気なのは串焼き。ネギ間にして味塩コショウを振って食べるのが定番です。とにかく脂の乗った猪肉と長ネギの相性の良さは抜群。また猪肉を小さく一口大にカットしているため、食べやすいのも好評の理由。家内も娘も本当に美味しそうに食べてくれますし、もちろん息子も大好き。家族には狩猟や猟犬のことで色々と面倒を掛けていますが、この猪肉串焼きを食べられるのも そのおかげだと思ってくれてい...
パワフル過ぎる三重地犬の子犬たち。その強烈さに母犬カノはお疲れ気味。しつこくお乳をせがまれて逃げ回ったり怒ったり。なので隔離を行い、子犬たちのだけの時間を増やすようにして、カノを休ませるようにしています。それでも燃えたぎるエネルギーを発散しきれない子犬たち。朝の4時半には大はしゃぎタイムに突入。ご近所さんに申し訳ないなんてもんじゃない。ところが、ここに救世主が登場。それが母犬カノの1回目のお産の子の...
私の日課の一つ『子犬の匂い嗅ぎ』ひょい♪と子犬を抱き上げて、体に鼻をつけて深呼吸。鼻腔いっぱいに広がる幸せな香り。なんで子犬は こんなにもいい匂いがするのだろう。そして体の奥底に眠る母性本能が呼び起こされるような この感覚。「どんなことがあっても子犬を守らなくては」との思いが不思議と強くなります。なるほど、これは子犬たちの生まれ持った策略なのかもしれない。実はここだけの話・・・私は赤ちゃんや幼児の頭...
業務スーパーで買った半額処分の竹輪と ごぼう天ぷら。賞味期限と陳列定数の縛りの悪循環の中で いつも売れ残っているのです。これらは閉店と同時に廃棄処分されてしまうため、それを思うと残念でなりません。なので毎週のように半額となった竹輪とゴボ天を買い物カゴにて救出。この二つに大根とコンニャク、そして卵を加えれば立派なおでんに。もちろん煮物にしたり、竹輪にはチーズやキュウリを差し込んでみたりも。初めのうちは...
一年中となって久しいニホンジカ管理捕獲。今期もまた始まりました。そんな今日は、まずは巻狩りで。私はタツ役で参加。配置したのは この林道沿いでは最も重要で、隣り合う尾根の渡りに使う『鹿の交差点』とも言える場所。この薄暗い林間で真価を発揮しそうな水平二連銃に引いたホワイトライン。実に狙いを付けやすい。気の毒ではありますが、鹿にとって『死の交差点』となるのは時間の問題。動きを止めて気配を消し、鹿の発する...
生後2ヶ月を過ぎた三重地犬の子犬たち。その行動を観察していると、学習能力は もはや成犬と同じレベル。とにかく頭が良いですし、破壊行動も遊びの一つとなっている様子。物を壊して面白がっているのは知能が高い証拠。形ある物は全て破壊の対象となり、一通り噛んで壊して その物の構造や強度を考察している。でも「いけない!」と注意をすると「スパッ」とヤメる。大したものです。手遅れだった・・・この驚くべき知能の向上は...
修理をしながら乗り続けてきたスペイシー250。ついに地球を5周しました。それでもエンジン自体は まだまだイケそう。ところが足回りの各ベアリングは要交換状態。ブレーキ系も問題だらけ。正直なところ「もう引退かな」と。今朝は職場の駐車場で「なんだかマッドマックスに出てきそうだね」なんて言われるし。フレームとエンジンだけ感が そう見えるのだとか。ちょっと嬉しいな♪でも、そうは言っても安全上 40年も昔のボロボロバイ...
今日は有給休暇を取って所属する猟友会の総会に出席してきました。私自身が理事を新任することになり欠席する訳にもいかず。そんなことよりも・・・役員の方々が頑張って下支えして下さっているからこそ狩猟環境が整っていることを実感。今後 私たちの世代が同じことを行えるのだろうか。少々不安にもなりますが、今はシッカリと学ぶことから始めて、焦らずにコツコツと身につけて行こうと決意を新たに。また行政との連携や調整が...
以前、猟仲間に類まれなる倹約家の先輩がいました。猟行時のガソリン代も節約したいようで、自分の車は極力出動させずに人の猟車に同乗してばかり。見方を変えれば省エネなエコ猟師。二酸化炭素の排出削減を考えてのことなら大したもの。でも「自分の車で行こう」などとは一度も聞いたことがありません。そんなことなので他事でも色々と。よって猟隊の皆も少々呆れ気味でした。その倹約家の先輩は我が家の近所に住んでいて、猟期外...
朝の4時半、空が白み始めると同時に聞こえてくる取っ組み合いの声。日課でもある子犬たちの激しい朝稽古が私の目覚まし時計代わり。チビちゃんであっても生まれ持った闘魂は猟犬の証。ご近所さんも その事を理解してくれているハズです。。。ごめんなさい。この状況は猟仲間のKさん宅でも同じ。「いやぁ凄いね朝から。もう大騒ぎだよ」と。メスのドンちゃんと オスのタロー君も朝稽古に励んでいるようなのです。そんな話をしている...
猟仲間のWさんご夫婦の元で新生活を送ることとなったリキ君。その際にWさんから こんな物をいただきました。なんと『釜揚げしらす』を2kgも。それも獲れたて茹でたての最高品質の釜揚げしらす。多めに摘まんで頬張ってみると、口いっぱいに広がるホクホクとした食感と優しい旨味。塩加減も絶妙。それを見ていた娘にも、まずは韓国スプーンで一杯。「美味しい♪ 今の一杯で いったい何匹食べたかな♪」その素朴な娘の問いに応えるの...
生後2ヶ月となり、新しい飼い主の元へと旅立つ子犬たち。まずは猟仲間のKさん宅へと向かいます。喜ぶKさんや そのご家族の姿を思い浮かべながら ゆっくりと安全運転。そしてKさん宅に到着するや否や「待ってました!」とばかりに皆さん お出迎えで満面の笑顔。こんなに歓迎していただいて私は幸せ。でも、もっと幸せなのは子犬たち。まずは少し成長したら入る予定の犬舎を拝見。おぉ素晴らしい。それに衛生的。昼間は入り口を開放...
いつも考えてしまうのです。どんなタイプの人の背中を押せば「よし、やってみるか」と狩猟を始めてくれるのかと。統計上、実際に狩猟を行っている人は、およそ1000人に一人。ラグビーをやっている人たちと同じくらい。つまり比率的に少ないのです。よって少しでも勧誘確率を高めるために狩猟者のタイプを分析。まずは先輩猟師方の特性を振り返ってみます。すると一番多いのは、自然の物を自らの手で採取および捕獲して、それを美味...
当時、小学生の娘の学習塾通いにと小型車を物色。送迎は時間的に家内の役目となってしまうため、家内のお気に入りの車種を選択。それがローバーミニでした。後に息子も同じ塾に通うようになり、往復10kmほどを行ったり来たり。一般的なメンテナンスは私が行い、専門知識を要する部分はミニのショップに依頼。冷却系、ブレーキ系、燃料系、足回り等は予防的に早目に刷新。そんな整備状態だったためローバーミニとしては良質な個体...
今回の子犬たちも、私が信頼を置いている猟師仲間の元へと貰われて行きます。皆さん新しい家族が増えることを心待ちにしているようで・・・その様子からも子犬たちの幸せな未来が見えてきて、私も幸せな気持ちになれます。私の一番の目的は、我が家の三重地犬の血筋を存続させること。よって、お金のやり取りは一切ありません。したがいまして貰って頂ける方には信頼と信用がセットとなるため、必然的に親しくお付き合いさせて頂い...
ファイヤ~!子犬用缶詰の空き缶が写り込んでいるのはご愛嬌。我が家では犬用と人用の食器や食べ物に境界はありません。。。そんなことなので、昨日は猪肉の焼肉を食すにあたっては脂が多過ぎたため、外側の脂を少々トリミング。その脂と鹿肉、そして筍をを煮込んだ一品も作りました。その名も『伊豆鹿の血肉と猪脂の筍煮』実に美味しそうである。。。と、冗談ばかり言っていると本当に食べてしまいそう。この怪しい筍煮はドライド...
子犬たちを観察していると食欲や食事量に違いがあることに気が付きます。無心で ひたすら食べ続ける子。食べたり控えたりと食べ方に変化のある子。消化能力の個体差は、思いのほか大きいように感じます。「子犬は食べ過ぎると その限界を吐いて知る」こんな話を耳にしたことがありますが、本当のところはどうなのだろう。そこには もっと深くて複雑な要素が絡み合っているように思うのです。(子犬たちも絡み合っている。。。)な...
進行し続ける老眼と、若い頃からのド近眼の狭間で猟銃の照準合わせに苦労しだした私。勢子役であることから狙いはオープンサイトのみで、光学機器に頼るわけにもいかず。銃身後退式ではあれ、自動銃のオート5はリアサイトを銃身前方へと移動させて目から離し、老眼仕様としたため、問題は解決。ところが水平二連銃は構造上 どうにもならず。そうしたところ、いつもお世話になっているブロ友さんからナイスなアドバイスを頂きました...
それにしてもシジュウカラの適応力は大したもの。天敵から巣を守るために人を利用する話はよく耳にします。ポストや伏せた植木鉢に巣作りしたりと実に逞しい。そんなことなので、犬舎移設地では猟犬が真下に居てもヘッチャラ。猟犬たちも見上げることはあっても、殆ど気にしていない様子。ならば飼育区画の真上の軒下に巣箱を掛ければカラスやタカを防げるはず。そう考えて巣箱をセットしたのは昨年秋のこと。すると今年の春先にシ...
以前、若手の猟仲間から「理想の猟芸って どんなの?」と聞かれたことがあります。猟芸とは、主には猟犬の猪へのアプローチや対峙の仕方のことで、そのパターンは様々。また単独猟や一銃一狗と巻狩りでは、求められる猟芸が大きく異なるため、一概には答えられない。質問をしてきた若手は猪狩師ではなかったため、とりあえず狩猟スタイルを確認。すると「単独での猪狩り」と直球ストライクな返答。「おっ、わかってるな」と思いつ...
今回のカノのお産で三重地犬の繁殖は一旦ストップ。カノは台雌としての役目を引退させて、あとは運動程度に山に連れて行く のんびりとした生活を送ってもらうことにします。本当にお疲れ様でした。この二回目のお産ではメスの子犬3頭のうち2頭を手元に残すため、一回目の子の駿河と併せて次の世代にバトンを繋げられるメスは3頭に。この中から私の理想とする猟芸に最も近いメスと、猟師仲間さんが苦労して存続させてきた猪犬血筋と...
先日、犬舎移設地近くの公共駐車場での出来事です。空きスペースに いすゞビッグホーンを停めたところ、その横に驚きの車が。なんと、いすゞ117クーペ。それも希少な初期型!わかる人には分かるマニア垂涎の車。ビッグホーンから飛び降りた私は、117クーペのドライバーさんにまずは挨拶を。そして「1.6Lのツインカムエンジンの初期型ですね!」と間髪入れずに。続けて車内を覗き込み「純正のウッドステアリングだ! よろしければ...
♪この木なんの木 気になる木 かなり弱った木ですから かなり危険なことになるでしょう この木なんの木 気になる木 犬が集まる木ですから 犬がケガすることもあるでしょう この木なんの木 気になる木 倒れたら柵が壊れますから 倒れた場所から犬が逃げるでしょう♪とのことで、犬舎移設地の柵内で立ち枯れしたコナラを伐採することにしました。昨年は弱々しいながらも葉が生えていたコナラ。しかし、今年はとうとう芽吹かず...
昨日は須山射撃場へと行ってきました。『フィールド射撃競技』と呼ばれるクレー射撃の地区大会の進行係を任された私。大会をスムースに進めるために奔走する一日となりそうな予感。ところが選手の皆さんは心得たもので、淡々と競技が流れてゆく。さすがはベテランさん揃い。そんなことだったので、選手の中には私に動画の撮影を依頼する人まで。「お~い、あっきょ君、頼むよ♪」や「次は自分のも撮ってくれる♪}などと。進行係だか...
「壊れて直せなくなった時が別れの時」そう心に決めて乗り続けている いすゞ自動車のビッグホーン。この排気量2550㏄直4ガソリンエンジンの年式車両は、いったいどのくらい生き残っているのだろう。20年以上も同型車と出会ったことが無いため、日本に現存する車両は極めて少ないものと思われます。よって純正部品は欠品だらけでリビルド部品も少ない。走行に支障をきたす部分が修理不能であったり、パーツが入手できない場合は手放...
子犬が人の存在を理解し始めた証拠ではないかと考えているウレション。生後一ヶ月半となり、今がまさにそんな時期のチビちゃんたち。抱き上げると手の平が濡れるようになってきました。でも私にとって子犬たちのオシッコは聖水も同然。気が付くと手も洗わずに食事を取っていたりと。そんな可愛くて仕方のない子犬たち。飼い主となってくれる猟仲間さんたちも思いは同じ。「今日、子犬たちを見に行ってもいいかな♪」と、入れ替わり...
猟期中の合同猟および有害鳥獣捕獲や管理・認定捕獲での市町の合同業務において、長年にわたり尽力されてきた勢子長。しかし、そんな鉄人のような勢子長も歳には勝てない様子。それを感じ取っていた私は、なんとか勢子長のレベルに達しようと懸命に頑張ってはいるものの、まだその足元にも及ばず。未熟者の私を猟犬たちがフォローしてくれているだけで、勢子長のように猟運び全体を考えた緻密な犬引きが出来ていません。巻狩りでは...
獲物解体で使用している古い斧。その昔は薪割り用だったと思われるため、微妙な力加減を要する使用には重過ぎて適していませんでした。よって、まずは刃部を軽量化。また樫の柄は丈夫なものの、握り感覚が私の好みではなかったため、作り直すことに。グリップ感覚に優れる鹿角を材料にできないかと。しかし前回書いたように鹿角の構造上、刃部の穴への直接差し込みは明らかに強度不足。そこで樫材との接合を試みたわけです。接合面...
家内が北陸へ旅行した友人からお土産を頂いてきました。石川県の『まつや』が製造する『とり野菜みそ』が それ。冬期になると近所のスーパーでも見かけるナイスな味噌。鍋の素としても抜群の旨さを発揮してくれます。その商品名からすると具材は鶏肉専用。今までに何度もこれで美味しい鶏鍋を作ってきました。そう、これが本当に美味しいのです♪と思っていたら、なんと!この『とり野菜みそ』の『とり』は「野菜や栄養をタップリと...
先日、防潮堤の道を通りかかり直面してしまった悲しい自転車事故。もう一人の方と応急処置やレスキュー隊の誘導を行ったものの、事故に遭われたご高齢の方は助かりませんでした。各ニュースで取り上げられていましたが、事故直後とは言え、やはり発見時には既に手遅れだったようです。今日も通りかかると・・・何事も無かったかのように静まりかえる その現場。バイクを下りて手を合わせました。私はその出来事を両親にも話し、注...
猟仲間たちと計画的に行った今回の三重地犬のブリーディング。産まれる前に子犬は6頭で雌雄の比率な半々と予想。その場合、オス3頭メス1頭の行き先が決まっていた気の早い私たち。因みに私は将来を見据えてメス2頭を手元に残す予定でした。そうしたところ・・・これが大当たりのビンゴ!産まれたのはオス3頭のメス3頭で、毛色も皆さんの希望通り。「メスが欲しい。毛色は誤射され難い色なら何でもいい」と昨年から切望していたKさ...
今日は衝撃的な出来事があったため、書かずにはいられませんでした。いつもの海沿いの通勤路をスクーターで家に向かっていた時のことです。その道は防潮堤の上に位置し、普段からサイクリングを楽しむ人も利用しています。私は海を眺めながら のんびりと走行していました。すると100mほど前方に人らしき物を発見。近付くと一人が倒れており、もう一人が懸命に心肺蘇生を行っていました。驚いた私はスクーターを止め、心肺蘇生を行...
私の薄給ではレクサスは買えませんが、ニクサスなら買えます。ニクサスとは岐阜県は関市の誇る刃物メーカーが作り上げた一品。トンカツ専用のスジ切り器の製品名です。刃物の一種でもある彫刻刀。その彫刻刀は児童数の減少に伴い減産を余儀なくされました。そこで刃物メーカーが彫刻刀の製造技術を応用して、このニクサスを開発。最高レベルのスジ切り性能を有することに成功したのです。私はこのニクサスのおかげで様々なジビエを...
鹿角で斧の柄を作れないものか。少し考えただけでも難易度が高そう。鹿角は中心部が密な状態ではないため、外側を削って刃部に差し込んだ場合、強度不足となることが容易に想像できるのです。唯一、角の根元の部分は密な無垢状態ですが、それとて数センチがいいところ。刃部に差し込む長さ程度しか強度が保てないはず。よって差し込んだ付け根から折れてしまうでしょう。やはり一般的に使用されている硬い樫は柄材として優れている...
毎日の食事がドライドッグフードのみでは可哀そう。犬の栄養バランスは そんな単食でもいいとは思いますが、胃液を吐き戻す頻度を考えると慢性的な胃もたれとなっている様子。そこで獲物肉と野菜を煮て、煮汁ごとドライドッグフードの上にかけて与え続けたところ、胃液を吐き戻す回数が明らかに減少。それを以て胃もたれが軽減されたと考えています。以来、我が家では ずっとコレ。ところが もっと胃腸の調子が良くなり、糞の状態...
いつも頼りになる先輩猟師の方々。その中で、タツ役として私が信頼を置いている一人でもあるSさんが、いつもの如く卓越した判断力を見せてくれました。昨日の有害鳥獣捕獲の対象地域は、ひと山丸々で かなり広い。ところが参加できる隊員が少なく、どうしたものかと。そこで猟場の渡り(獲物の出入口的な場所)にタツ配置をガッチリと固めることにしました。題して『締めタツの関所作戦』本来ならば猟場の中にも何ヶ所かタツ(中タ...
長い間続けてきたニホンイシガメの繁殖と放流。友人のカメの研究者から、とある地域でニホンイシガメが激減しているとの嘆きの調査報告を聞き、一念発起。その調査に同行して雄と雌を確保。そこからニホンイシガメの繁殖が始まったのでした。産まれた子ガメは3∼5年飼育して十分に大きくしてから放流。この方が格段に生存率が高いのです。今日はそんな放流日。同水系の放流ポイントに向かいます。静かで安全なこの水辺。これくらい...
優れた猟犬を子犬のうちから見分ける方法。これが知りたくて多くの先輩猟師に聞いて回ったことがあります。すると皆さん それぞれに持論を語ってくれる。雌雄、毛色、気質、体格 等々の違いによりアレコレと。ところが誰一人として明確に言い切る先輩はいない。「うちの血筋は そんな傾向にあるんだよね」が いいところ。今は亡き私の師匠も「いい犬に出会うのは宝くじに当たるようなもんだ」と見分け方を教えてくれない。中島猪犬...
子に乳を与え続ける母犬カノの健気な姿。その命の源とも言える乳を出すために、タップリと食べて水分補給も頻繁に行っている。母犬と子犬にとって新鮮で衛生的な水はとても大切なのです。しかし子犬たちには そんなことは分からない。運子ちゃんを踏んだ足で水容器の中に入ってしまうことは毎度のこと。よって母犬用の水容器を寸胴に変えて縁を高くすることで それを阻止。ところが子犬たちは成長するにしたがい、その縁をも越えよ...
落ち葉より抽出した煮汁と酢を合わせた溶液に丸一日漬けておいた斧の刃。引き上げて、まずは水洗い。うむ、薄黒くなっている。試しにスチールウールで擦ってみましたが、表面の黒さは変わらず。タンニンの化合物により、かなり強固な被膜ができたよう。ただし、水分が残った部分をそのままにしておくと、薄っすらと赤サビが浮いてしまう。その様子はペンチや鉄製の刃物が濡れたままだと赤サビが浮くのと同じレベル。表面を荒らして...
狩猟の解体時に使用している斧。先日のブログでは、その刃部の調整や修理を行いました。このまま柄を付けて完成としてもいいのですが、錆止処理だけはしておきたい。猟銃の錆止めで使用している薬品を塗布することも考えましたが、試してみたい処理方法があったため犬舎移設地へと向かいます。犬舎移設地には山栗の木が生えていて、落ち葉がまだ残っている。タンニン成分が柿の木に次いで多いと考えられる栗の木。その落ち葉を煮れ...
狩猟において猟場が猟師同士で重なってしまうことは極めて危険だと言えます。猟場面積の割に猟師の多い こちらの地域では、それを避けるためにシッカリと猟場の区分けをしています。その猟師同士の取り決めは絶対。しかし、それを守らない者が たまに居る。どさくさに紛れて取り決めを破るのです。それどころか盗人猛々しく開き直る者まで居る。大抵は猟師と呼べるレベルに無い者が その様な不届き者に多く、最終的には居場所を失...
先日に仕込み、冷蔵庫にて寝かせていた猪チャーシュー。これを使って今日は町中華な料理を作ります。とは言っても市販品に猪チャーシューを入れるだけですが。これをジビエ料理と言い切る私も いかがなものか。。。で、作ったのは猪チャーシュー麺と・・・猪チャーシューゴロゴロ炒飯。お椀に盛って逆さに・・・パカッ♪どちらも抜群に旨い!家族にも大好評!こんな夕飯も たまにはイイもんです。お腹いっぱいになりました。ごちそ...
早朝のまだ暗い新東名を三重県へ向けて ひた走るインプレッサ。4速ATをスポーツモードにすると面白いように良く走る。1500㏄のボクサーエンジン、侮りがたし。そんなことで、予定よりだいぶ早く息子の住まいに到着。一休憩した後は息子の職場までを2往復して練習走行。途中でセルフのガソリンスタンドの利用方法もレクチャー。心配極まりないペーパードライバーの息子でしたが、とりあえずは何とかなりそう。あとは乗り込んで運転...
幼少の頃より零戦に憧れを抱き続けている息子。小学二年生の夏休みの工作では画用紙で同機を作ったりもしていました。時が経ち、そんな息子も今は新社会人。通勤車両が必要となり、私が手配することになりました。「ならば愛着の湧く車を選定してあげよう」とのことで、スバルのインプレッサの中古車を購入。本日、納車の運びとなりました。スバルの前身『中島飛行機』が製造していた零戦のエンジン『榮』をイメージせずにはいられ...
野性味の中にも旨さが光る猪肉のチャーシュー。煮込みタレの火入れも兼ねて作ってみることにしました。今回はモモ肉を使用。まずは肉の巻き込み側の表面に砂糖とコショウを塗します。たまたまザラメがあったため、試しに使ってみることに。そうしたらタコ糸で縛って表面を焼きます。こんな感じでいいかな。煮込みタレは醤油と酒がベースですが、肉の旨味と溶け出した砂糖の甘味が加わり土佐醤油のような味わい。これに焼き目を付け...
獲物の解体で使用している斧。骨を丁寧に分割する場合は一般的な刃物を使いますが、そうでない時は斧で手早く処理。やはり斧はパワーが違います。しかし私が使用しているのはマサカリか?大きさや刃形状により呼び方は変わるようですが、私は金田一京助 博士を支持したい。それに猟師仲間の間では皆が「斧」としているため、ここでも斧とすることにします。で、この斧がめっぽう重く、小型の割に片手で振るには結構しんどい。とに...
猟仲間さんから頂いたタラの芽。母が実家横の土手で採ったワラビ。そして父が栽培している原木シイタケ。この3種類を天ぷらで食べてみることにしました。タラの芽といえば、まずは天ぷらが思い浮かびます。またシイタケも天ぷらとは相性が良い。でもワラビは初めて。どうなんだろう。まずはタラの芽とシイタケは適当な大きさにカット。ワラビは かき揚げにしようとも思いましたが、試しに一本丸々揚げで。で、サルでもできる天ぷら...
スコープに効き目を添えて遠くの標的に向かって引き金を絞る。そんな精密射撃には男のロマンすら感じてしまいます。でも私とは一生 縁の無い狩猟スタイル。考えてみれば私の使用している銃は100年以上昔に設計された銃身後退式のオート5。それと西部開拓時代を思わせる水平二連銃で、どちらも骨董品レベル。ならば次の所持は種子島しかない。。。あの一発勝負感がたまりません・・・って、猟に使えるのかな。。。と、それはさて置...
三重地犬の子犬たちを観察していると、生後1週目でも気質の特徴が表れているため、その違いに興味が尽きません。おっとりしていて落ち着いている子。「やめろ~触るな~!」と言わんばかりの子。ちょっとビビリな子。ひたすら寝ている のんびり屋さんの子。それが抱き上げるたびに同じ反応なのだから笑ってしまいます。そして生後2週目が過ぎて目が少しずつ見え始めた今も、その反応は変わらず。今までの子犬たちも同じで、目が開...
肉の大きさと形が狙った通りに仕上がった猪肉ハヤシ。食味の方も旨味と食感の両方が楽しめて、今までより断然美味しい。塊肉のまま煮込んで後にカットする作り方は、メニューによってはアリだと分かり、改めてプロの凄さを感じた次第。また今回も勉強になりました。そして昨日も真夜中クッキング。冷凍しておいた座布団のような業スーの焼そば麺で3日分の昼食を作ります。キャベツと豚肉だけの具材のシンプルな焼そば。これが結構...
狩猟への力の入れようは人それぞれ。なのに私は若手猟師に対して「みんなで犬を飼おう!」などと顔を合わせるたびに強要を。少々煙たがられているようですが。。。確かに猟犬を飼育して猟に出動させるためには かなりの労力を要します。また若手たちは子育て真っ只中であったり、独身の人でも仕事で出張したりと大変。よって猟犬飼育が日々の生活の足かせとなってしまうのです。ペットホテルなどに預けられる犬種ではありませんし...
とあるプロの料理人から教えて頂いた新たなる製法。これを市販のハヤシで試してみることにしました。ルーの箱裏の通りに作らずに、肉を塊のまま数時間煮込み、ルーを入れる前にそれを取り出してカットするのです。この方が肉の旨味を閉じ込められて、且つ、肉を煮込んでからのカットならば変化が少ないため、狙った通りの大きさや形となる。なるほど。よって今回は猪の腿の塊肉を使用。まずは800gを丸のままで表面を焼きます。それ...
今朝、母犬カノの食事中に子犬たちをチェック。すると明いたばかりの小さな目で私を見つめてくれました。生後14日、予定通りの開眼にまずは一安心。まだ見えていないようですが、見え始めると徐々に行動範囲が広がるため、その対策をしておきます。まずは犬小屋から自由に出入りできるようにします。それと狭い所は入り込まないように塞ぐ。あとは水入れを母犬用と子犬用に分けて、母犬用はイタズラされないように器の背を高く。子...
このところの気温上昇により、母犬カノの子犬たちから離れる時間が長くなりました。おそらく日本犬にとって、今くらいの気温が子育てにおいても丁度いいのでしょう。子犬たちは、お互いにくっ付いたり離れたりで温度調整をしながらスヤスヤと。カノは舌を出して息をしたりもせず至って平穏な様子。夏のお産のことを思い出すと、本当に春は楽ちんで安心。そんな子犬たちは、産まれた時の倍ほどの大きさとなり、競い合うように成長し...
沼津のフレンチレストラン『ラパンアジル』のヨッシーさん。ヨッシーさんはオーナーシェフであり、凄腕のハンターシェフでもあります。そんなヨッシーさんに弟子入り(勝手に)して料理の基本を教えてもらうこと数年。毎度のように目からウロコのプロのノウハウを学ぶ日々。先日もジビエ料理の様々なノウハウを舌で確かめられる機会を得て、大いに勉強になりました。メニューは下記の通り。猪肉のボロネーゼソースのパスタ猪肉のブ...
「私、あの家は無理かもしれない」と、いきなり言い出した家内。今の家は子供たちに委ね、私たちは犬舎移設地の古家に住む案を話したところ、そう言われてしまったのです。昨年の夏に家内と二人で古家に向かい、私は外で作業を行い、家内は屋内で のんびりと過ごした日がありました。そして夕方には我が家へと。ところが、家内は急に肩が重くなり、酷い肩コリとなっていたようなのです。私は移住案を話した昨日まで、それを知りま...
タイヤ破裂との思わぬハプニングにより戦法を変えた車探し。やはりネットに頼ることにしました。そして次の日は近所の大型中古車店へ。ガンダム好きの息子が喜びそうな『シャア専用オーリス』を見に行きました。さぁ見せてもらおうか、ジオニックトヨタのモービルの性能とやらを。おぉ、カッコイイではないか。できるようになったな、ジオニックトヨタ。まずは息子に写真を送ると・・・私と同じ反応。だよね・・・でも お高い。「...
就職先が三重県となった息子。出勤や日々の生活のことを考えると、やはり車は大切だとのこと。なので早期に車を手配することと相成りました。自動車保険を考えると、今しばらくは私が名義人となった方が合理的ですし、車の知識ゼロの息子に任せるより、私が車探しをした方が間違いない。そこで仕事帰りにアチコチの中古車販売店を見て回りました。中には、こんな怪しいお店も。いざという時はお願いしようかな。。。とりあえずの狙...
子犬離乳食作りは意外に難しいもの。ドライドッグフードを粉ミルク等の液体でふやかして与えるのも悪くはありませんが・・・乳歯が生えだした頃は、その加減が微妙。パクパクと食べてくれる嗜好性の高い食感とは。理想は母犬の嘔吐物の軟らかさ。子犬たち全頭が飛び付き一瞬で平らげてしまう あの感じ。前回、色々と試した中で嗜好性とコスパが素晴らしかったのはペティグリーの子犬用の缶詰でした。子犬たちはパクパクと食べてブ...
気温上昇とともに産屋の外に出て来るようになった母犬カノ。よって食事をしているスキに子犬の撮影にチャレンジ。2頭の撮影が成功裏に終わりました。父のユキカゼ号と同じ毛色の子。甲斐犬と見紛うばかりの子。しかし残り4頭の撮影はカノの守りに阻まれてしまい後日に。そして子犬たちを見守る番犬『ケルベロス』も黙ってはいません。「赤ちゃん気になる~♪」と言わんばかり。ユキちゃん顔がでっかいよ~でも今は子犬たちをそっと...
20年もの間 ありがとう。そして お疲れ様でした。長年にわたり我が家の食生活を支え続けてくれた冷蔵庫がついに力尽きてしまいました。当時、転職したばかりで薄給だった私を気遣って義母が買ってくれた この三菱の大型冷蔵庫。まだチビチビだった頃の息子が体当たりして凹ませた跡や、様々な思い出の傷を刻んだ名機。私の中では、その姿が戦い続けた三菱 零式艦上戦闘機の勇姿と重なります。それにしても困った。先週の出来事だっ...
昨日早朝の気温はマイナス1℃。なんとしたことか。ところが全然ヘッチャラなカノ親子。どうやら防寒対策が功を奏したものと思われます。寒波襲来の予報を確認後、すぐに産屋の大型犬小屋内にワラを増量して敷き詰めました。ところが普段はワラ好きのカノが大半のワラを どけてしまい、底板がむき出し状態に。おそらくは子犬たちの排泄物をナメとるにあたり、こぼれた尿も完全に処理したかったようなのです。子育てを始めたカノにと...
私には同じに聞こえる子犬の鳴き声。お腹いっぱいで満ち足りていれば静かですが、生命を脅かすような事態が発生すると「キュ~キュ~」と訴えるように鳴く。「お腹がすいた!」「めっちゃ寒い!」「窮屈で思うように動けない!」は少なくとも同じ鳴き声に聞こえます。そして鳴き声が一段と大きくなった時は、カノが誤って踏んだとき。。。母犬カノの様々な反応を見ていると、その対処が的確で迅速なことから、人には同じにしか聞こ...
産屋内の敷きワラを追加するために子犬たちを移動させました。しかし私に全幅の信頼を置いるであろうカノであっても、子犬を触られるのは嫌な様子。なので手早く作業を済ませました。その少しの間に記念撮影を。産まれた子は6頭。一回目のお産の時とは異なるカラーバリエーションに、遺伝の妙を感じずにはいられません。父のユキカゼ号と同じクリーム色の子が2頭も。かと思えば真っ黒な子も。雌雄の確認もしたいところでしたが、そ...
三重地犬のカノが頑張ってくれました。今は只々「お疲れさん」と言ってあげたい。昨日は夕方の食事を殆ど食べなかったカノ。「これは出産が近い」と経験的に悟った私は満潮時間を調べます。干潮から満潮へと潮が動き出すのが真夜中。そのあたりから出産が始まる可能性が高い。コーシンの時もそうでしたし、カノの一回目のお産も同じようなタイミングでした。そうしたところ、予想通りに昨晩11時、まずは父のユキカゼ号と同じ毛色の...
現在、犬舎移設地は飼育区画のみ柵で囲まれている状態。ある意味、とても危ういのです。我が家の猟犬たちは、たとえ脱走したとしても、猪と半日も絡めば疲れて帰って来ます。でも、そんな問題ではありません。管理責任の面からも脱走は完全にアウト。よって飼育区画全体を柵で囲むことにしました。これは逆に考えれば、外からの他の動物の侵入を阻止する狙いもあります。いたずらに猟犬たちを興奮させないことも大切ですし、よから...
猟師の子供は猟師にならない。時代背景もあるとは思いますが、概ねそんな昨今です。中には「息子が猟をやりたいと言ってる」なんて猟仲間もいますが、これは極まれ。しかし狩猟を真の生業としている猟師であったり、猟犬ブリーダー等では子供が後を引き継ぐ場合も散見されます。また狩猟の意味や楽しさを上手く伝えられている猟師の子も然り。親の背中を見て育ったのでしょう。でも、そうは言っても一般的な猟師の子供は狩猟をやろ...
ここ最近、床に就く時は射撃練習で使用している耳栓をして寝ています。歳を取ったからなのか、眠りが浅くなり、ちょっとした物音でも目が覚めてしまうのです。でも、この「ちょっとした物音」とは実際には全然ちょっとしていない。高齢となった愛猫のウメが夜な夜な大声で鳴くようになってしまったのです。猫は歳を取るとこの様な傾向となるようで「小腹が減った」「寒いな」「トイレに行きたい」などの主張が強くなってしまう。「...
作っても作ってもスグに無くなる手作りおやつ。まるでスルメのように噛めば噛むほど口いっぱいに広がる鹿肉の旨味。もうヤメられない止まらない。なので我が家では口寂しくなると全員がモグモグとやっています。醤油に酒と一味を少々入れて、そこに鹿肉を漬け込むこと1時間から丸一日。かなりテキトーでも大丈夫。味が薄くても濃くても それぞれに旨味が楽しめるのです。部位や肉質に対しての醤油の量など、調整幅は無限。その中か...
コーシン、危ないよ!どいて~!た~おれ~るぞ~♪で、太陽を遮っていた木を伐採。これで全区画に満遍なく日の光が当たるようになりました。あまりの温かさにトラは今にも寝そう。一方のコーシンと零はテンションマックス!訓練区画でレスリングや猛ダッシュでの追いかけっこ。これぞまさしくドッグファイト。と突然、穴を掘り出した零。「なんか楽しそうね♪」と気になって仕方のないコーシン。そして「私にも掘らせなさいよ!」と...
一日に3食モードに入った食欲全開のカノ。胃を圧迫させないためにも小分けにして食事を与えています。また産屋代わりとなる大き目の犬小屋も設置。今回は藁敷きとしてみました。叩いて短めにカットした藁を使用。猟仲間さんから藁を大量に頂いているため、汚れたら即交換。とにかく助かります。あとは職場への根回し。有休休暇を取る予定なので、一部の社員には予め出産予定日を伝えておきました。「頼むね」・・・「わかりました...
しまったウッカリしていた!愛しのキャリイ ぱみゅぱみゅ号のオイル交換を忘れていました。乗りっぱなしの9000kmはマズイ。でもスズキのF6Aエンジンは至って快調。今のところは何の問題も発生していませんが、30万㎞は乗るつもりなので行く末が心配です。それにしても日本の工業製品は実にタフ。こんなに酷使しているのに全くの故障しらず。とくに軽トラは丈夫だと感じています。また車体構成上、利便性と人命を天秤にかけている感...
3月中旬には就職先の三重県に行ってしまう息子。東京での学生生活により、一人暮らしが身に付いているようなので、そこは心配御無用な様子。あとは一日も早く学生気分を切り替えて、社会人として恥ずかしくない人間に成長してもらいたい。私などは新入社員の時に入社して半年以上も経つのに、うっかりと課長に向かって「先生」と普通に言ってしまい、部署の全員から大爆笑されてしまったことがあります。その失態が一瞬で本社ビル...
今猟期も残すところあと10日余。三重地犬の訓練を兼ねた単独猟による出猟は6回でしたが、猪は2頭しか捕獲できず。また別猟隊との合同の巻狩りは昨日も含めて20回ほどに及び、空振りに終わったのは1回のみ。でも獲物の殆どは鹿。括り罠を警戒した鹿の行動変化に驚きつつも、その変化に合わせた攻めが上手くいったように思います。一方の猪は、豚熱の猛威がいつまで続くのかが心配。感染するまでは完全な健康体だったと思われる個体...
春から始まる捕獲業務はボランティア活動でもあります。この獣害対策でもある猟に参加することが、私が唯一行える社会貢献。しかし、先日は何としたことか。日本の山のためにと思って頑張っていたニホンジカ管理捕獲において、逆に国に迷惑を掛けてしまった。警察の方々の公務を著しく妨げてしまったのです。そんな原因となったミカサは、一心不乱に業務を遂行しただけ。そもそも『ミカサ』の名は、日露戦争での日本海海戦で活躍し...
冷蔵庫内に3週間熟成の鹿背ロース肉が眠っていたため食べてみることに。家族からのリクエストは鹿カツ。本当はステーキにすると熟成による旨味がより楽しめるのですが「鹿カツ!」と言うのだから鹿たがない。。。カツでも旨味は味わえますので。今回は普通のカットで一口かつ。あえてスジ切り器は使用せず、熟成による程よい弾力の食感を楽しむことにしました。塩コショウを振ったら衣を付けて170℃で揚げるだけ。では、いただいて...
三重地犬のカノとユキカゼ号の間に生まれた雌の駿河。次の世代への架け橋として十分な資質を備えているため、いずれは母となってもらう予定です。そんな駿河の兄妹犬たちは、どの子も似たようなもの。よってカノとユキカゼ号の子たちには能力のブレが少なく、遺伝的にも相性が良いと判断。また「この2頭の子が欲しい」と猟仲間から切望されたこともあって、もう一度だけ交配させることにしました。カノは一回目のお産から1年半が経...
あの雪中行軍での引っ越しから4年。明日は息子が東京より帰ってきます。コロナ禍により学生生活の前半は思うように学べなかったようですが、後半はそれを取り返さんが如く活動していた様子。就職も第一志望の企業にすんなりと決まって なにより。状況は異なりますが、人材不足による売り手市場の昨今。私が就活していた頃のバブリーな時代を思い出します。そんなことを思いながら、通勤途中にスマホでパシャリ。朝焼けの富士山と新...
猪との対峙では強烈な鳴き声を張り上げるミカサ。いわゆる『鳴き犬(吠え犬)』とやらの性でもあります。勢子やタツ役は「おっ、起きたぞ」とか「止めてるぞ」と分かりやすい上に、その鳴き声を聞いて高揚感を覚える。狩猟の醍醐味の一つでもあります。しかし、これは諸刃の剣でも。深いシダ場などでは猟犬たちですら猪を目視できないことがあり、猪の動く音でその存在を確認している場面も多々あります。ところが己の鳴き声で全て...
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まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
先日に実施されたニホンジカ管理捕獲の対象地区は隊員たちにとっては馴染の山。皆がそれぞれに鹿の逃走ルートを把握しています。また、猟期中は私たちが合同猟を行う猟場なので、手堅く成果を上げられる間違いない山でもあるのです。今回は静岡県猟友会会長はじめ、県職員の方々も参加しての大がかりなもの。よってタツ役は私たちが猟期中に行う巻狩り時の4倍も。鉄壁の囲みと言えます。おまけに参加者の多くが凄腕猟師で、射術に...
移設犬舎に建つ古家。今はこの古家で一人楽しく暮らしています。本来ならば「一人寂しく」となるのでしょうが、そのようなことは全くありません。明るい間は野鳥のさえずりの中、様々な作業に没頭し、休憩の度に猟犬たちと戯れる。暗くなって静まり返ると、今度は「この森には私一人だけ」との不思議な満足感に包まれます。都会の喧騒を離れて…って、離れ過ぎな感じがたまらなく気持ちが良いのです。ただし、そう思えるのも普通に...
職場から移設犬舎に戻ると子犬区画の地面には大きな穴がボッコリと。私が体育館座りで余裕で腰まで入れそうな大きさに驚きます。子犬区画には世話係として お婆ちゃんのコーシンも一緒。おそらくオテンバ盛りのサカエとホマレに手を焼いたコーシンがストレスから掘ったものか。呆れた私はコーシンに「いい歳して穴なんて掘らないでよ」とボヤきます。コーシンは私の言葉を理解できるため反省を…と思ったら戸惑いの表情に。「あれ?...
子犬の名前について家族からクレームが付いてしまいました。「なんで同じ名前にしちゃうの?」と。「ユキカゼ号にはユキカゼ号の思い出が、フミにはフミの思い出がある」とのことなのです。そりゃそうだ。それにユキカゼ号もフミも新しい飼い主さんの事情によっては我が家に戻って来ることも考えられます。現に今回のEさんの件でも「リハビリが上手くいかなかったらゲンを引き取ってくれないか」と言われてしまいましたから。コー...
どうにもシックリこない。あまりに安易に子犬たちの名前を決めてしまったため、名前を呼びながら遊んでいても違和感が付きまとうのです。これは今までに無かった感覚。やはり猟犬であっても犬の名前は吟味して決めるべき。つまり飼い主なりに思い入れのある名前とすることが大切なのでしょう。今回は「猟仲間が覚えやすい」を優先したのが良くなかったか。真剣に狩猟に取り組んでいる人は、どんな名前であっても覚えてくれますから...
生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
二度の出産と その後の産後ケアで4年ほど休猟させていた三重地犬のカノ。気力体力が完全に元に戻ったようなので猟場復帰させることにしました。久々の猟にヤル気満々のカノは居ても立ってもいられない様子。「アタシ、獲物をめちゃくちゃ追い倒したい気分なの!」と言わんばかり。一方のレイも それに触発されて いつもより興奮気味。先輩の朝の見切りにより、とある地区に猪が潜んでいると判断。まずは先行して先輩勢子が猟犬を放...
時折り雨が強く降る中、今日は3頭のメスの子犬を引き渡しました。中でも私が最も溺愛していた子犬が旅立ち、少し寂しい気もします。顔の模様により目がクリクリと見えて実に可愛いのです。私はその子犬に「デメタン」と名付けて毎日抱き上げ愛でていました。必ずや幸せな猟犬人生が待っているはず。そう思い、新たなる飼い主さんに手渡した時のデメタンの温もりを記憶に留めることにしました。みんな達者でな~♪...
有害鳥獣捕獲は地域の方々の理解や協力があって初めて成り立つもの。したがいまして、地域の方々への感謝の気持ちや配慮を忘れてはなりません。私の所属する猟友会では、隊長はじめ隊員たち全員がそれらに対して強い意識を持っているため、今まで目立ったトラブルなく捕獲業務が行えているのです。そんなことで、先日は有害鳥獣捕獲を行う前に山際でヤギを飼育している兼業農家さんに連絡を。この兼業農家さんからは猟犬飼育用にと...
♪ある晴れた昼下がり猟場へ続く道軽トラがゴトゴト子犬を乗せて行く可愛い子犬貰われてゆくよ悲しそうな瞳で見ているよ「どこに連れて行くねん」と少々ご立腹の様子ですが。なので待ち合わせ場所でプチ散歩。昨日、まずは2頭のオスのそれぞれを猟師仲間の方々に引き渡しました。あとは週末にかけてメスたちを引き渡す予定です。寂しくなるな。...
本来ならば進行係のはずの私。ところが所属する猟友会支部から参加する選手の頭数が足りなくなり、出場せざるを得なくなったスラッグ・ライフル射撃大会。でも、コレを射撃練習の機会と捉えれば、これほど合理的なことはありません。支部によっては幾つかの補助があり、おまけに こんな物まで頂けます。参加賞ですが。嗚呼、情けない…こんな下手くそな私でも やはり勝負には勝ちたいもの。しかし銃身後退式銃のオート5のクセを未だ...
下界のWi-Fiが有効な環境の何と素晴らしきことよ。山中に位置する移設犬舎生活では通信サービスの『ギガ』が生命線。なのにYouTubeを観たまま寝落ちしたり、BGM代わりに使っていると、驚くほど速い速度でギガが減ってゆく。それこそ30ギガなんて半月で使い切ってしまう。その後の低速通信では精神的に耐えられないし、要所で固まってしまうこともあるし。すると「1ギガ追加で550円です」なんてボッタクリのメールが通信会社から入...
我が家のように様々な猟芸を示す猟犬がいると、編制によっては狙ったとおりの猟が行えるものです。猪メインで攻める猟。鹿の管理捕獲に徹する猟。少人数で行う猟、大人数で行う猟。狭い猟場、広い猟場。また早目に猟を切り上げたい日や、その必要が無い日 等々。これらに合わせて猟犬編制を考えるわけで、それが思いのほか上手くハマります。ただし残念なことは、猟仲間の中でコレに気付いているのは一人だけ。この猟仲間は膝を痛...
年々参加者が減っているフィールド射撃大会。こちらの地域では射撃技術の向上をスラッグ射撃に求める傾向があるため、フィールド射撃、つまり皿撃ちを行う人が相対的に少ないのです。大物猟であっても銃のスイング等を含めてフィールド射撃の方が有効だと思うだけに残念でなりません。かく言う私も皿撃ちは技能教習で一度行っただけですが…そんな中、先日は大会の進行係を務めてきました。やはり お皿が木っ端微塵に砕け散る瞬間は...
「う~ん 5000円くらいは掛かるかな」と面倒くさそうに鍵屋さん。作業内容からすると、その工賃は高すぎる。プロ魂を期待したのですが。事の発端は・・・随分と昔にジャンク品としてヤフオクで購入したバイクに装着してあったトップケースにあります。鍵が元から「鍵無し」状態だったため、事実上「おまけ」的な扱いでした。なので使用できないままガラクタ置き場に。ところがSR400を復活させるにあたり再度確認したところ、これが...
平日は仕事が終わったら職場から犬舎移設地まで直行して、世話が済んだら我が家へと戻り、また猟犬たちの世話を。一筆書きのように移動できるため、思いのほかスムースに事が進みます。ところが今日は酷いもの。長時間にわたる豪雨により、そのルートの所々で内水面氾濫が発生していました。川沿いの一般道が要所要所で浸水しているのです。そこで川沿いの堤上の道を走ることに。野球場も完全に浸水。芝は大丈夫なのだろうか。本来...
先週、ちょっと嬉しい出来事がありました。前段としては こんなことが。数年前までは ご近所さんや子供たちの間で知らぬ人がいない程の名物オジサンが町内に住んでいました。でも最近は見かけることが無くなり皆が気になっていたのです。「体調でも崩されたんだろうか」と。ところが先日・・・近所の業務スーパーで名物オジサンと再会♪(私の一方的感情)。それは閉店前の7時過ぎのことでした。レジで会計中の名物オジサン。その後...
有害鳥獣捕獲は市町だけではなく県が主体となって行うこともあります。それだけ獣害の規模が大きいとも言えますが。このような場合は罠猟より巻狩りの方が手っ取り早い。よって今回は、いつもは共猟しない猟隊からも勢子が参加。対象地区が広大で、それでも足りないくらいでしたが。実際に猟犬を放った途端にアチコチで鳴き出して、同時に銃声が木霊し続けました。しばらくして・・・勢子ルートを辿り終えた私は、先輩勢子と合流。...
今日は早朝から剪定作業を行いました。まずは我が家のクヌギの木から。20年ほど昔、当時 幼かった息子がドングリを庭中に埋めたせいでアチコチから芽が出てビックリ。それもクヌギの丸いドングリだったため、どうしたものかと。若木はあっと言う間に大きくなり、その後は剪定に次ぐ剪定。そのおかげで大木には至っていませんが、生えているのがリビングの真ん前とは いかがなものか。何度も伐採してしまおうと考えましたが・・・小...
私の猟仲間たちは今後の狩猟において、勢子不足および猟犬不足となることを懸念しています。しかし、こちらの地域の住宅事情を考えると猟犬飼育は考えもの。時代の流れではありますが、犬の外飼いは非常識扱いすらされてしまいますし。また生活スタイルが制約を受けてしまうこともジレンマの要因の一つ。そんなことなので若手で「猟犬を飼って勢子をやってみよう」などと考えている人はいません。その思いはあっても、思いのほか障...
オフロードバイクに跨り獣道に分け入り猟を行う。海外ではありそうな狩猟スタイルですが、ここ日本では様々な観点からヤメておいた方がいいのでしょう。でも猟場の下見くらいなら全然イケル。以前、猟行中に林道で出会ったハンターカブのライダーさん。猟犬たちは不思議そうに眺めていましたが「これぞハンターカブ!」的な使い方に感動。その機動力にも驚き、しばしライダーさんと話し込んでしまいました。ならば私もレストアした...
子犬たちのあまりの激しさに参ってしまっているヘルパー犬の駿河。駿河は母犬カノの1回目のお産の子で、メスの2歳。子犬たちの面倒をよく見てくれるのですが少々お疲れ気味。そこで駿河のヘルパー犬として駿河と兄妹のオスの金剛を投入。金剛も子犬たちの相手を上手にしていましたが、容赦のない子犬たちに押しまくられてギブアップ。駿河と同じように犬小屋に籠城するようになってしまいました。犬小屋に陣取れば、3頭の子犬たち...
猪肉の冷凍保存といえば塊肉。なので解凍させると料理を作り過ぎてしまう。昨日も猪カツを10枚ほど。そのうち4枚も食べてしまいました。健診前なのに。でも旨かった♪残りの猪カツは、いつものお決まりパターン。次の日に猪カツ丼にするのが我が家の習わし?いや単純に私が食べたいだけ。家内が上手に作ってくれるのです。私が作るより断然美味しい。出汁と甘みのバランスがいいのかな。そんな お約束の猪カツ丼を先ほどいただきま...
豚カツを作りより難易度の高い猪カツ作り。中でも一般的な揚げ鍋での揚げ工程が難しいのです。つまり考えていないと理想の揚げ上がりには程遠い。原因は猪肉の水分量の多さにあると考えています。その水分とは血液。家畜のように出荷前の給餌止めや、絶命に至るまでの決まり事が存在しない狩猟。仕方の無いことではありますが、これが放血状態に影響するわけです。家畜肉では、この放血は極めて重要な要素で、肉質を大きく左右する...
いくらなんでも鹿は何処かに行っちゃったでしょ。と思っていたのですが・・・共猟した地元の猟仲間の情報では「いや、まだ居るよ」とのこと。よって今日は先々週に続き、別地区の同じ場所でニホンジカ管理捕獲を実施。結果は地元猟師の言う通り。山中に銃声が木霊し続けました。ところが私の持ち場は静かなもの。でも森林浴がタップリできて心も体もリフレッシュ!、、、なので獲物の引き出しも デゴイチみたいに元気にグイグイと...
私と先輩方が行ってきた猟犬繁殖の中で、気質と毛色の遺伝的な関係性を探ろうと観察を続けてきました。これは今までに何度か取り上げてますが、実際のところは分からないまま。しかし、エンドウ豆やショウジョウバエの遺伝的連鎖を思い出してみると「気質と毛色は無関係」とは言い切れないと考えています。遺伝上、形質の何かに気質と連鎖しているものがあっても不思議ではないのですから。ただし、ショウジョウバエですら途方もな...
自分で言うのも何ですが、私は見た目とは違って意外と真面目です。。。狩猟を始めた頃は、毎週土日に行われた有害鳥獣捕獲には必ず参加していました。対象地区の山の地形、タツ配置、そして見切りポイントを「知りたい学びたい」との思いが強かったのが、その原動力でもありました。そんな有害鳥獣捕獲はボランティア活動的であっても地域にとっては大切な仕事。一日参加すると千数百円の弁当代は支給されますが、それとて血税。よ...
少しでも動けば こちらの負け。これは山で獲物が射程距離内に入った場合のことです。でも、そうは言っても獲物に猟銃を向けて狙いを定めるには、体を動かさなくてはならない。よって「少しでも動けば」とは通常の動きや素早い動きを意味します。この様な動きに対して獲物たちは驚くほどに敏感。野生動物をナメてはいけません。ところが若手たちを見ていると、ナメている人が実に多い。そんな人たちは例外なく失中率が高く、何年経...
猟犬の良系を実猟に使いながらの血筋存続は容易なことではありません。それは私のように相対的な若手であれば尚更に。これまでを振り返ると本当に大変でした。様々な苦労や障壁が次々と私の前に立ちはだかり、それにより嫌な思いをしたことは枚挙に暇がありません。その要因の大半は猟仲間であるはずの一部の先輩たちによる「今が楽しければ それでいい」との身勝手な思考によものでした。つまり「今日 猪が獲れたらそれで良し」と...
次なる生活の足の選んだのは、土に返る寸前だった32年前のSR400。そんなサビサビ状態の不動車を3万円で引き取ったのは10年前。直後にエンジンを始動させるところまではレストアしたものの、そこから放置。当時の通勤車両スペイシー250がスグに壊れると思っていたのに、元気なまま10年が経過してしまったのが その要因。と、頑張ってくれたのに、こんな言い方をしてはスペイシー250に申し訳ない。長い間お疲れさまでした。本当にあ...
犬舎移設地近くの山にタケノコを掘りに行った時のことです。そこは、猟期中は地元の猟師たちが巻狩りを行う場所でもあります。ところが農道に面した一段下がった藪の中にはゴミの山。ありとあらゆるものが捨てられていて、そのどれもが朽ち果てている。数十年は経っていそう。でも廃棄物の横からタケノコが生えていたり、所々に猪がタケノコを食べた痕跡があったりと。やはり自然は逞しい。と、目線の先に赤と白に塗られたゴミの一...
幼少の頃より 戦艦、戦闘機、戦車が好きでたまらなかった私。中でも戦車のプラモデルがお気に入りでした。とくに世界第二次大戦のドイツ軍の戦車『ヤークトパンター』が大好きで、何機も作った記憶があります。「ヤークト」とはドイツ語で狩猟または狩りのこと。パンターは豹で「狩りをする豹」との恐ろし気な名が付けられたことからも、ヤークトパンターの戦歴が分かるというもの。このヤークトパンターは『ロンメル戦車』とも称...
いくらフィラリア症予防薬を投与しているとはいえ、犬たちが蚊に刺されない環境は確保したいもの。そんなことを念頭に置いて犬舎を作っていますが、雨を防ぎ 日光浴ができて 風通しも考慮に入れた区画配置は意外と難しいのです。また、どのタイプの蚊除け対策とするかも悩ましい。線香タイプ、電気式リキッドタイプ、吊るしネットタイプ、そしてスプレータイプと、これら全てを試してきましたが、どれも一長一短。よって それぞれ...
先日のことです。職場の私の部署には海外支社からの研修生が定期的に学びに来ます。大抵は通訳の社員が同行しているため会話は問題なし。そんな緊張気味の研修生をリラックスさせるのが、まずは研修の第一段階。それには初めの「つかみ」が大切です。自己紹介では私のネームプレートを見せて名前の漢字を指差し・・・「メル・ギブソン」と。トム・クルーズの時もありますが。これが結構うけるのです。そこで「ドゥユノー マッドマ...