定時制高校で数学教員をしています。 授業、生徒支援、教務主任、研修担当、学校広報、学級経営、部活動など 気づきを共有します。 実際の授業や生徒の学びが多いです。 主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!
どういうわけか読みたくなる文章ってないだろうか。 『バズる文章教室』で学んでみたい。 www.amazon.co.jp 大事な点は次の3つ。 ①現在から語る ②問いの共有で読者をひきこむ ③逆説は省略できない それぞれを見ていく。 ①について。 現在から語る文章の方が伝わる。 森鴎外の『雁』でも 「古い話である。 僕は偶然それが明治13年の出来事だということを記憶している」。 と現在から語っている。 これが、 「それは明治13年の出来事だった。 その頃僕は東京大学の鉄門の真向かいにあった、・・・」 と過去形にしてしまうとリズムがない。 実例で納得した。 ②について。 読んでいて、ひきこまれたか…
さて、時間がある。 何をしようか、考えてみた。 まずは「教務通信」の作成だ。 ・学校だより(通信) ・学年だより(通信) ・学級通信 は多くの学校にあると思う。 教務主任が、同僚向けに通信を作成している学校は 少ないだろう。 作成の目的は次の通り。 1.教務の仕事の楽しさ、やりがいを知ってもらう。 2.生徒、授業について、みんなで考えるきっかけとする。 やはり、教務の仕事って、 他の先生に理解していただいていないことが多いんです。 こんな仕事をしています。 ・年間行事予定、月間行事予定の作成。 ・時間割の作成。 ・教員の授業の待ち時間の調整。 ・生徒の在籍のとりまとめ。 ・教育課程編成のとりま…
【臨時休校】算数・数学の課題。家庭学習を支える内容を提案。【自主学習】
臨時休校が続いている。 この様子では、5月7日再会も厳しいかもしれない。 zoom等を用いた、 オンライン授業や授業動画配信が話題となっている。 オンライン授業でなくとも 自宅学習で力をつけるアイデアが閃いたので、 早速共有する。 オンライン授業や授業動画は 教師がどう教えるかに重点がいっているように感じる。 教師の教えよりも、生徒の学びから授業をデザインしたい。 私(教師)=説明する(教える)人 あなた(生徒)=聞く人 という構図を変えないといけない。 数学は積み重ねが大事になり教科だ。 よくある家庭学習の課題が、 「問題集の〇〇ページ〜〇〇ページの問題を解きなさい」 というもの。 この課題…
久々の読書。 Amazon CAPTCHA 齋藤孝さんの『読み上手、書き上手、話し上手になれる本』(だいわ文庫) を読んだ。 大事だと思ったのはつぎの3つ。 ①語彙力、要約力、感情を読み取る力が基礎である②オリジナリティは1%あれば十分。 ③知的好奇心を持つ それぞれの理由を見ていく。①について。 3つとも自分に不足していると感じた。 この3つの力を伸ばすために、 天声人語の書き写しをやりたい。 類語辞典で調べながら書くことで、 語彙力をつける。 そして、筆者が何を言いたいのかを読みとり、 感情を読み取る。 自分なりの重要なキーワードを3つ選んで、 要約の練習をする。 ②について。 とても気が…
今日は英語科の同僚との会話で気づきがあった。 「ことばは文脈の中でしか意味を持たない」ここから、私の思考が始まった。 「数式は文脈の中でしか意味を持たない」 こう表現してもいいのではないだろうか。 英単語を暗記しているだけでは意味がないように、公式を暗記しても問題解決に役立つとは言えない。 いつ、どのように使うかが大事になる。 これは数学的な「見方・考え方」を鍛えることで身に付くはず。 「本質を捉え、思考のベクトルを決める」ためにも、数式を使う文脈が必要である。 教師が用意する「実生活とつながる課題」や「帰納的」な授業デザインで文脈とする。 「出力型」のラブレター(振り返り)や仲間からの「わか…
臨時休校が続く。 生徒が来ない時間が増える。 これをチャンスと捉えてみる。 4月に職員研修を行うのだ。 内容は、 「学習指導要領から定期考査を作成し、授業をデザインする」 ことだ。 次のような計画をしている。 【研修1回目】 ①学習指導要領の進級比較対照表に付箋を張りながら読み込む。 付箋には自分ができていないことへの指導方法を書き込む。 ②教科書に付箋を張りながら、実際の指導を考える。 ③具体的な設問をもとに定期考査を作成する。 【研修2回目(1週間後)】 ①宿題として、定期考査を作成してくる。 ②定期考査をお互いに解きあい、意見交換をする。 ③もらったアドバイスをもとに、修正を加える。 【…
【休校延長】授業の遅れをチャンスに変える課題【緊急事態宣言】
休校中の授業の遅れが心配される。 そこで、授業の遅れを「チャンス」に変える課題を用意した。 紹介したい。 課題のポイントは生徒が「自己決定」をすることだ。 数学の課題である。 生徒は「内容」と「学び方」を自己決定する。 「内容」は、1学期に学ぶ予定の単元を一覧にして書いておく。 生徒は自分で学びたい単元を決めて取り組む。 大事なのは「学び方」。 家庭での数学の学び方を4つ提示したい ①教科書や問題集の問題を解く。 ②公式の証明を自分で考える。 ③わからないことを書きだし自分で納得解を書く。 ④自分でつくった問題を解く。 生徒は、「内容」と「学び方」を自分で決定する。 自分で決定したことには責任…
【教師の仕事術】雰囲気のいい職場の秘訣【新年度の異動はチャンス】
「雰囲気のいい職員室だね」。 4月1日、新年度がスタートした。 初任者として着任して8年目。 毎年、新着任の先生に冒頭の言葉を言われる。 今年は、教頭先生に言われた。 「雰囲気のいい職場」づくりに大事なものは何だろう。 秘訣を考えてみた。 (1)多すぎず、少なすぎずの職員数 勤務校は43人の教員(管理職含む)がいる。 この数がいいのではないだろうか。 同じ市立の高校では、100人前後の教員が勤務している。 100人もいる学校では、1年間ほとんど会話をしない先生もいるようだ。 43人の職員室なので、大きさも程よい。 どこでどんな話をしているか、何に困っているかが ギリギリ聞こえてくるサイズだ。 …
「あれ?文章の書き方の本だよな?」 途中、タイトルを何度も確認した。 www.amazon.co.jp 合っている。 文章法を謳っている本だ。 しかし、書き方のことが出てこない。 ハウツーが一切ない。 それでも、全部読んだ自分がいた。 筆者が言いたいことは次の3つ。 ①文章書きのマニュアルは存在しない。 ②読み手の立場にたって書く。 ③だからすぐに書け。 それぞれを見ていこう。 ①について。 これが冒頭の驚きの理由。 枝葉末節には書き方があっても、根本原理はない。 相手に伝えたいことがあれば書けばいいのだ。 筆者が唯一言うのは、 「先人の書いたよい作品、よい文章から学べ」 ということ。 すでに…
書店で1度は見たことがあるだろう。 『嫌われる勇気』だ。 古賀史健さんの著書だ。 古賀さんの本『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んだ。 www.amazon.co.jp 目的は「伝わる文章」を書くため。 学びは次の3つ。 ①いい文章とは、読者の心を動かし、その行動までを動かすこと ②書くことは、考えること ③「自分事」にすることで、納得させる それぞれを見ていく。 ①について。 私の「書く」理由と一致する。 私は、教育のことを書いている。 読者が、自分の授業も変えようと行動移にすことにねらっていた。 必要なことは、自分の思いを知り、それを「言葉だけ」で正しく伝えること。 自分の伝えたい…
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