終盤、眠りから目覚めてからのシーンが残酷すぎないか。一瞬、「夢かな?」って思った。というか、そうであってほしかった。時代設定は表題どおり1984年。オレゴン州の田舎町では子どもの失踪事件がいまだ未解決のままであった。主人公の少年はお隣さんの独身警官があやしいのではとにらんでいる。しかし、相手は警官。何度訴えたところで両親にさえ信じてもえらえない。こうなったら独自捜査するしかねぇと、友人たちと警官を監視...
芦沢央『今だけのあの子』女性の生々しい友情の描写が絶妙。相変わらずのミスリードに今回もやっぱり騙される
人は人に騙されたら腹が立つのに、相手が小説だととても爽快な気分になるのはなぜなのか?『今だけのあの子』は芦沢央の5篇からなる短篇ミステリ小説。主に“女性の友情”がテーマとなっており、中学生や主婦、様々な年代の女性同士のすれ違いや思い込みによる悲劇だったり救われていく様が、妙に生々しさのある心理・心情描写を通して伝わってくる作品だ。また、作者の仕掛ける巧妙なミスリードも相変わらずお見事。リンクなお、本...
ラブパトリーナの次は「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!」だそうです
現在、テレビ東京系列にて毎週日曜朝9:00から放送中の『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』もそろそろ放送終了が近づいている。ワルピョコ団も去った今、唐突に過去のガールズ戦士(Girls2メンバー)が登場したり、豊永氏が声以外のキャラとして登場したりと、まるで残りの放送回数を消化しているような放送内容である。そんな中、現在公開中の映画『劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ!~怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ...
🔰パパのための「アイカツプラネット!」楽曲編
この記事は「アイカツプラネット!」にハマったパパにぜひ読んでいただきたい。子どもに付き合っていただけなのに・・・気付けば自分も「アイカツプラネット!」にハマってしまった! というパパも多いだろう。「アイカツって?」という🔰パパは以下の記事も合わせてどうぞ。もうすぐ4歳を迎える娘が「アイカツ!」デビューしたら財布が軽くなった関連記事偉そうに書いているが、かくいうぼくもアイカツ初心者である。ウチ...
『ブルー・マインド』2人の少女の変化と揺るがない友情。ミアは本当に人魚だったのか?
(photo : Blue My Mind - Facebook)※ この記事はネタバレを含みます。『ブルー・マインド』(原題:『BLUE MY MIND』)は初潮をきっかけに身体が人魚へと変容していく15歳の少女の姿を描いた映画だ。監督は製作当時まだ30代半ばだったスイス生まれの若き女性監督リサ・ブリュールマン。本作は「人魚へと変容していく少女の物語」でもあるが、思春期を迎えた少女が性欲、ドラッグ、アルコールなどの新境地への関心を通して自分の...
ここ最近、獲得したいろんなアイテム。本当に役に立つものから、役に立つかどうか不明なものまで。あのピンポン『アイカツプラネット!』のビート/梅小路響子役の長尾寧音も回していたガチャガチャのやつ。前から欲しかったやつ。 この投稿をInstagramで見る 長尾寧音(@nagaoshizune_official)がシェアした投稿 我が家の湯張りボタンあのピンポンをゲットした人はコレも欲しくなるだろう。1回300円。実は押せ...
『キャビン』なんかこれ見たことある!の連続にイッキ観必至のホラー。ラストのアレの真意とは?
(photo : The Cabin in the Woods - Facebook)※ この記事はネタバレを含みます。本作『キャビン』(原題:『The Cabin in the Woods』)は「クローバーフィールド」の監督、または「オデッセイ」の脚本を手がけたドリュー・ゴダード監督によるホラー映画。ご存知の方も多いと思うが、この映画は単なるホラー映画とは大きく異なる。というのも、本作『キャビン』はよくあるホラー映画の「よくある」部分がオマージュとして散りば...
『るろうに剣心 The Final』観てきたんだけど映画館閉鎖するって言い出したやつは人誅の時間だ(ネタバレなし)
前作「京都大火編」に引き続き、原作ファンなら絶対に観るべきは、現在公開中の最新作『るろうに剣心 The Final』で間違いない。というわけで観てきた。まず、直感的に感想を言わせてもらうと最高だった。めちゃくちゃおもしろかった。過去作に引き続き、煌びやかこの上ないキャストの顔ぶれは言うまでもないが、雪代縁が新田真剣佑で本当に良かったと思う。乙和瓢湖や乾天門(戌亥番神の名は第1作で使ってしまったため)も上手だ...
『No Exit』なんだかアノ映画に似ているアジア系製作陣によるホラーコメディ
(photo : Crush The Skull - Facebook)『No Exit』(原題:『CRUSH THE SKULL』)は2015年のホラー映画、監督はヴィエット・グエン。本作は2011年ハロウィンに同監督により公開されたショートフィルム「CRUSH THE SKULL」に基づいて製作されたものだ。ストーリーはホラー的な展開で進んでいくが、随所にコメディ要素が含まれているためかホラーコメディにカテゴライズされている。『No Exit』は2021年5月現在、Amazon Prime Vide...
『No Exit』なんだかアノ映画に似ているアジア系製作陣によるホラーコメディ
(photo : Crush The Skull - Facebook)『No Exit』(原題:『CRUSH THE SKULL』)は2015年のホラー映画、監督はヴィエット・グエン。本作は2011年ハロウィンに同監督により公開されたショートフィルム「CRUSH THE SKULL」に基づいて製作されたものだ。ストーリーはホラー的な展開で進んでいくが、随所にコメディ要素が含まれているためかホラーコメディにカテゴライズされている。『No Exit』は2021年5月現在、Amazon Prime Vide...
『ブラッディ・ツイン』はラストの超衝撃恐怖映像のためだけに観てもいい
(photo : Let Her Out - Facebook)※ この記事はネタバレを含みます。“ヴァニシング・ツイン”という言葉をご存知だろうか。双子のどちらかが産まれる前に消失してしまう現象で、流産にも分類される症状のことである。消失した胎児は一方の胎児に吸収されるか、やがて母体から排出されるらしい。『ブラッディ・ツイン』(原題:『Let Her Out』)は、この“ヴァニシング・ツイン”をモチーフにしたホラー映画だ。消失した胎児が成長...
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終盤、眠りから目覚めてからのシーンが残酷すぎないか。一瞬、「夢かな?」って思った。というか、そうであってほしかった。時代設定は表題どおり1984年。オレゴン州の田舎町では子どもの失踪事件がいまだ未解決のままであった。主人公の少年はお隣さんの独身警官があやしいのではとにらんでいる。しかし、相手は警官。何度訴えたところで両親にさえ信じてもえらえない。こうなったら独自捜査するしかねぇと、友人たちと警官を監視...
小野不由美「残穢」のようなメタフィクション。ルポルタージュ形式の怪談小説。「残穢」と小池真理子「墓地を見おろす家」を読んで以来、怪談でないと満足できない人間になってしまって、ちょうど買っただけで読んでいなかったコレを読んだ。なんかさ、怖い本が読みたいときに、ただの怪談小説を読んでもまったくおもしろくないよね。それはなぜか?陳腐だからですね。やっぱり怪談ってぇのはヒトコワもあってこそ気味が悪い、気持...
明らかに清水崇監督の村ホラー3部作「犬鳴村」「樹海村」「牛首村」にあやかろうとした残念な邦題で、劇中で村なんてまったく出てこない。「宮の森に響け!」のノリで謳われた「『犬鳴村』の話題に続け!」のキャッチコピーがもの悲しい。いろいろとワケアリな事情をお持ちの人間たちが出てきてはまぁやっぱり次々と殺されるんだけど、そのメンバーの中にひとり石田淡朗という日本人俳優が参加している。ところがセリフのほとんど...
「一夜のお遊びだよ」からの展開が早すぎてほぼ漫画だった。アイリスは安い給料で母親と義父を養う薄幸な少女(役者の当時の実年齢は29歳)。夜な夜なバーへ顔を出すもののとにかくダサイから誰にも誘われない(この辺の場面の虚しさがツライ)。色気づいてドレスを買えば義父には「売春婦め」とビンタされ、母親には「返品してきな」と理不尽な対応を受ける始末。それらを無視してバーへ顔を出すアイリスに、ドレス効果なのかハゲ...
結構古い作品。これまで存じ上げなかった作家だけどKindle Unlimitedにあったから読んでみた。結婚の話以外にも家族やパートナーなど近い存在に対するギクシャクから露見する人間の悪意やら心の闇。ようするにヒトコワが味わえる8つの短篇集。おもしろかったはずなのに、読み終わってからだいぶ時間が経過してしまったせいか内容をまったく覚えていないのでうろ覚えレビューになります。「崩れる」はたしか旦那と息子のクズっぷり...
DIR EN GREYが4月24日にリリースしたシングル「The Devil In Me」には、再録された「Cage」と「予感」が収録されている。これはデビュー当時のDir en greyファンにはたまらない有益コンテンツ。むしろ表題曲よりも2, 3曲目のこちらの方がメインと思ってる。メインは聴かなくてもいい。今回は単なる釣りコンテンツではなく、かなり忠実に当時の楽曲構成のまま再現してくれていてすごくイイ。現状のスタイルはほとんど出さず、普段の...
先に小ネタなんですけど、コレ知ってた? 私はつい最近まで単なる髑髏(どくろ)だと思っていたよ・・・。えぇぇぇそうだったのー!? ただの髑髏だと思ってた。初めて知った! https://t.co/2zVjkblBOB— CocoLili (@iionii11021) January 16, 2024 「羊たちの沈黙」は何度観ても「レクターにだけは殺されたくない」という感想が先に浮かんでくる。誰だって臓物丸出しで吊るされたり、顔面の皮を剝がされたりしたくないよ...
Xのタイムライン上では良い評判が散見されたのでかなり期待して観てみた。あまり怖くなかったね・・・怖いというより不気味というのが強かった。そして、モキュメンタリー風にしたせいでツッコミどころが多い。とくに撮影班に関してはツッコミたいことが山ほどある。ネタバレになるのでここでは書かないけど「そうはならん」というツッコミが的確ではないか。ちょっと期待しすぎた。起きていることが「哭声/コクソン」とほぼ同じ...
自分が死んでいなくなったあとも、世界は本当に存在し続けるんだろうか? と考え込むことが大人になってもよくあります。これの正解はおそらく生きている限り知り得ることはないでしょう。これは自分の持論に過ぎないのですが、実は人それぞれの人生っていうのは死んだら終わりなんでないかという説。つまり自分の存在のみならず、自分以外の存在、過去の歴史やなんなら地球も宇宙も含めてすべて自分に与えられた「人生」という意...
本当に大好きな映画。もう何回も観てる。それでもシャールト・コプリーのセリフのほとんどがアドリブっていうのがいまだに信じられない。キャラもブレずに完璧なストーリー運び。すごいおもしろい。クズだけど。ストーリーはわかりやすい。舞台は南アフリカ・ヨハネスブルグ。エイリアンと人間が共存している非現実世界。ようするにこの両者の対立を通じて描かれたアパルトヘイトを皮肉った作品。序盤はドキュメンタリー形式で進ん...
実話が元ネタのジェイ・アンソン『アミティヴィルの恐怖』が原作とのことだが、のちにその内容のほとんどに信憑性がないことが明るみになった。登場するラッツファミリーは実在するものの、いったいどこまでが本当に体験したものなのかわからない。実情はこの一家の経済難に映画化の話が転がり込んできたとWikipediaには書いてある。内容はいわゆる「いわくつきの家に引っ越してくる」系のホラー。この手の映画は個人的には食傷気...
「フェノミナ」のチンパンジーは恐ろしかったけど、あちらは悲しみあってこそのアレだった。この映画にもチンパンジーが出てくる。ただし、こちらの方はマジで殺意しかない恐ろしい殺戮チンパンジー。劇中、過去のできごととして凄惨な事件の映像が出てくる。皆殺しの現場で唯一助かった少年が大人になって、自分がそのときに助かった理由をはき違えていたのがあわれだった。彼は悪役ではなかったけど、自業自得としか言いようがな...
「孤島」で出てくる第六台場という立入禁止の孤島に興味を全部持っていかれた。東京に住んでいる人にとっては当たり前の存在なんですか?浮遊する水映画「仄暗い水の底から」の元ネタ。原作は実は短篇でストーリーも意外とあっさり読みやすい。娘が「見えないおともだち」と話し始めたり、捨てても屋上に置かれるキティちゃんのバッグが気味悪かったりで、実は過去に同じマンションで行方不明の少女がいるんだとか。うわ、もしかし...
いやぁ驚いた。気づいたらKEN SUSI(ギター)も Nick Pierce(ドラム)もいなくなってた。さらに、その2人が現在崩壊も同然のAS I LAY DYING にJoinしていたことだった。笑った。KEN SUSI は音楽性の違いを理由に脱退しているんだけど、前作「Extinction(s)」を聴いた人ならわかると思うけど、初期とくらべると方向性がまるで違う。KEN SUSI が腕におち〇ち〇の絵を描いてステージに立てるような楽曲はひとつもなくなっていた。NIc...
考察などは親切にも公式が特設サイトを公開していて、それを見れば映画の中で何が起きていたかはだいたいわかるでしょう。だからこの映画に関してはいちいち考察を書くのも野暮なんでざっくりと感想だけ書いちゃう。ネタバレはもちろんナシでね! これは前情報ナシで観る作品ですから!初見であれば一生懸命ストーリーを追って観るのは当たり前だけど、2周目以降はまったく別の視点からしか観られなくなる。シリアスなサイコサス...
誰がマリーなのか?死んだパパの家を売るためその準備に訪れた主人公カトリーナは、敷地内で勝手に遊んでいた謎の少女に声をかけられる。とりあえずこの少女がマリーだと思う。だけど少女はデイジーと名乗る。この少女がデイジーかどうかは終盤でヒロインが「あなたはいったい誰なの?」「マリーなのね?」と問いつめるまで謎のまま。とはいえ少女も「マリーではない」との一点張り。劇中でこんなやりとりを2回見せられる。結局ラ...
全パートささりすぎて大好きなんですけど、この歌を知ったのは、かんあきのあちゃぴの踊ってみたですね。それではじめて歌が気になったんだけど、とりあえずこの振り付けを考案したと思われるみこという人の本人が踊っている映像。とくにこれは長女と何回も見た。あちゃぴの踊りが粗削りであると気付けるくらい見すぎた。あちゃぴは「feat. ちゅーたん(CV: 早見沙織)」を使用していたけど、個人的にはみこ本人が使用している「fe...
怖いからじゃない。あまりの惨たらしさ、憐れさ、不条理さには気分が沈んで数日経っても立ち直れない。その残酷っぷりに泣きたくなった。久しぶりに読まなきゃよかった・・・と後悔した。いや、ホラーとしては最高の本だけど。せめてこどもは登場させないでほしかった・・・。主人公は子なし夫婦にでもしてくれればまだ耐えられた。頼むから幼いこどもは不条理から除外してあげて・・・。正直、恐怖演出に関してはいささか飛躍しす...
これは笑えばいいのかな? おそらくこれを観た日本人は笑うし怖がらない可能性が高い。その理由は登場する漢字の使われかたにある。まず、要所で登場する「死」の文字。これがまたトイレの落書きレベルで噴飯物だ。そして大切なクライマックスシーン。おでこにその漢字を書くのはまずかった。キン肉マンって知ってる?ダメだよそんなんじゃ。ホラー映画で使う漢字じゃない。それでは学校の怪談だ。擬似ドキュメンタリーなのはよか...
メジャー1stフルアルバム、ハズレ曲なしの名盤。全曲が主食、メインディッシュ。食べにくい・・・なんて言ったらエレカシの宮本浩次ならキレるだろう。何が気に障ったのか宮本はラジオの生本番中に突然キレた。ところが当時の女性DJ(鈴木万由香)も彼を怒らせるのは2度目だったようで「・・・まぁ、悪気がねぇってのはわかってっけどよぉ・・・」という宮本に対して「ケンカ売られてます? 私」と神経を逆なでする発言を繰り出し...
Landkrimiシリーズだからシリアスな田舎サスペンスと構えていたら、なんとコメディ仕立てのヒューマンドラマだった。冒頭から「アメリカン・ゴシック」みたいなファミリーが登場。悪役かと思って最後まで観ていたら、ラストでこの人たちの器を知って「そういうことだったのかー!」と肩の力が一気に抜けた。遺体が消えたまま探すことなく殺人事件と断定する地元警察。疑わしいやつを尋問するシーン何度も繰り返されるのだが、バカ...
はるか昔、志村けんと田代まさしが歌っていた。あれは笑った。こどものころに家族で夕飯時に見ていた。「手~を~あわせてティモテ~ティモテ~」は当時めちゃくちゃマネした。この映画にじさまは出てこないけど、ばさまはいつも何かにおびえていて怖くてたまらないのである。娘と孫が来たって嬉しい反面、今まで放っておいて今さらなんだいと複雑な心境。一方的に上辺だけ見てばさまを施設に入れようとする娘。孫は一緒に住もうか...
焦がし系っておいしそうなイメージ。店頭で見つけて2-3回食べたけど、どうも味が微妙。「おっかすぃーなぁー」って思ってたんだけど、フタに記載された商品名をよく見たら焦がし「風味」なのね。ところで、つゆに浮いているゴミみたいな茶色の物体、もしかしてこれは焦がしねぎ・・・?セイコーマートがようやくチリトマに手を出した関連記事...
Twitterでフォロワーのみなさんが「いやぁ怖かったよう」って言うので観てみた。内容は極めて悪魔的。終始暗くて気味の悪い雰囲気でJホラー寄りの恐怖を演出。しかし個人的には見かけたレビューほどの作品とは思えなかった。同じ悪魔的ホラーなら「ヘレディタリー/継承」を観たほうが断然いい。肝心なところでブラックアウトしては場面が切り替わる手法が多用されているが、こちらの見たいものを撮らない見せない演出はあまり好き...
ビーバーが汚染物質でミューテイション。これはわかる。そのビーバーにかまれた人間がビーバーになる。どうして?内容はお下劣版「キャビン・フィーバー」でたいした変化球もないが、なぜか本国では大ヒット。低予算ながら素晴らしい功績を残したホラーコメディ。『キャビン・フィーバー』登場人物すべてクズの感染ホラー関連記事ファイナルガールは一番下品だし、3分おきに誰かが下ネタを言う。そもそもタイトルにビーバー(女性...
「モルグ」みたいな一人で夜勤もの。こっちの舞台は警察の旧庁舎。ワケあって取り壊す予定となった旧庁舎で、女性の新人警官がおるすばん。『モルグ 死霊病棟』ひき逃げした男が病院で夜勤してたらひどい目にあう関連記事新人にそれやらせる? みたいな設定に難があるんではないか。そもそもOJTのない警察がありますか? 新人に教育係つけないんですか? いきなり一人にして夜勤させます??しかしこの新人ちゃんもタチが悪い。...
こどものころメガドライブの「ソニック・ザ・ヘッジ・ホッグ」の水中ステージの切迫感がイヤすぎてそこから進めなくなってそれっきりのどうもぼくです。それ以来、水中でどうにかこうにかする系のゲームが嫌いなんだけど、この映画の舞台は水中。しかもリアル、生身人間。観なくても無理ゲーってわかりますね。いや、ずっと気になってた映画だったから観ましたわ。数多あるお屋敷ホラーの中で、水中が舞台ってそういえばきいたこと...
日清のチリトマトが大好きなんだけど数年前から値上げ続きでいよいよ買うのをやめた。そこでセコマが重い腰を上げる。ついにチリトマトに手を出してくれた。さっそく購入。テーマにそぐわぬ「ふりかけ」と明朝体で書かれた謎の粉末が付いていた。役割はよくわからない。スープの色味は本家ほど赤くなく、だけど味はまぁまぁそっくりでウマイ。パクリPB商品とはいえ、チリ(唐辛子)ですから当然こちらもヒリヒリするので残りのスー...
さて、シーズン4の撮影もついに終了したようで、アマプラでの公開も近い気がしてきた今。シーズン3の感想を記事にするのを忘れてたので更新。思い返せばホームランダーのバトルシーンってなかったよね? いや、彼と対等に戦える人物がいなかっただけ? とにかくホームランダー好きにはうれしいシーンが多かった。みどころは24時間限定コンパウンドVを使用して目からビームを放つブッチャーと、瞬間移動とひきかえに全裸になるヒ...
真梨ちゃん、こりゃあないよ。フィクションにしても、さすがにあり得なさすぎるよ。興醒めだよ。だいたいアナタの書く作品にはそういうところがある。たとえば人が死ぬ。それなのに警察が動かない。もしくは無能(捜査に進展ナシ)。この作品ではそれが顕著だ。少女漫画オタクが集まる閉鎖的サークルのメンバーが次々に死んでいく。ところが残されたメンバーに疑いはかけられず、なんなら「あの人死んじゃったネー」「ネー」とか言...
妊婦の妻にひどいことをするのは、様子のおかしいジョニー・デップだけではない。帰還した彼を疑う元NASA職員や、シャーリーズ・セロンの妹(出てきてすぐに「パラサイト」のストークリーだ! とわかった)までが妊娠初期の女性に不安にさせることばかり言う。とにかくひどい映画である。ストーリーはあらすじがすべてで、何なら別に観なくてもいいんじゃないかと思う。だけどキャストが大物だから気になるところ。ジョニー・デッ...
やたらとなんでもかんでも黄色いアイテムが出てくる。その理由は観ていくうちに勘付く。湖で売春婦の遺体があがる。その場所は捜査官リサが幼少のころに姉を亡くした湖だった。はたしてこれは偶然か?邦題が「海の淵」だけど、海でなくて湖なんだよな。あと、田舎シリーズだけど他の作品にくらべて閉塞感は感じられなかった。横溝正史のミステリーくらい登場人物の相関図に無理がありすぎるが、この設定のおかげでラストで明かされ...
Landkrimiシリーズにしては田舎感もあまりなく、異色の作品だと思う。まず、サンタに扮した誰かと誰かが爆発物で死ぬ。冒頭に何が起きたかを見せて、数カ月前に遡ってその経緯を描いていくパターン。その見せ方はまぁ良かったんだけど、登場人物の思考がほとんど説明されないから、誰が何を企んでいるんだか理解が追いつかない。はじめの殺人が起きて、いつものように刑事が登場。ところが犯人を捕まえるのではなく、自身の「世直...
ただでさえツーンとくるセコマ名物山わさび商品。なにがどう「改」したのか知らんけど、とにかくツーーーーンとくる。自分はこれを美味しいとは思えない。たとえばこれを「毎日食べたい」とか「鬼リピ必至」とは思えない。一度食べたらもういい。そんなネタアイテム。どれくらいツーーーーンなのか、一度食べてみては? 湯気で目がやられるので、防護の必要あり。セイコーマート Secoma 山わさび塩ラーメン改 12個入 わさび 塩ラ...
この映画が完成したのは奇跡と言われている。まさかそんなドロドロのゴタゴタがあったなんて知らなかったけど、おかげで楽しく観られた。知らない方がいいこともある。わりといい映画だったと思うけどなぁ。今作の監督はこれまで脚本をつとめたデヴィッド・S・ゴイヤー。1作目の監督スティーブン・ノリントンに脚本が気に入らないと断られ、「ヘルボーイ」で今忙しいからとギレルモ・デル・トロに断られ自ら重い腰を上げた。ところ...
続編で監督が名匠ギレルモ・デル・トロになった。脚本はシリーズ通してデヴィッド・S・ゴイヤーだから内容に関しては誰も文句を言わない。デル・トロも文句を言わないで黙って脚本に忠実に続編を作り上げた。演出はさすがとしか言いようがなく、本筋と並行して「裏切り者が誰か?」というサブコンテンツが描かれていてとても楽しい。そもそも序盤からブレイドと敵陣がタッグを組む。敵も味方もボヤけたままストーリーが進む。なん...
高校のころ、ウェズリー・スナイプスに似ている同級生がいて、ブレイドというあだ名で呼ばれていた。日本人だった。テレビ放送以来、久々に観たけど記憶以上に超絶エンタメアクション映画で拍子抜けした。つまらなかったとかではないよ。アクションが最高。刀バトル中の「キンキンキン」っていうSEが爽快。グロテスクなシーンは特にないし、これならテレビでもいける。親子で観ても大丈夫。ただ、自分は肉の塊みたいな敵が焼け焦げ...
ハイ、また田舎事件シリーズ。今回の村はかなり陰湿。陰湿さが表に出過ぎているから逆に陰湿に感じない清々しさがやっぱり陰湿。今回の事件はシチュエーションがおもしろい。休職中の捜査官が一時的に故郷の村に戻る。その夜、興行サーカスが開催されるというので観覧しに行ったら、ナイフ投げイベント中にある村人の胸にナイフが命中。その村人は帰らぬ人となる。はたしてナイフ事件は事故なのか、それとも故意なのか? というの...
とんでもない名曲である。当時人気上昇中だったメロコア要素がたっぷり凝縮された楽曲。構成もわかりやすく、コピー演奏している高校生バンドをたくさん見た。音楽理論に沿って作りこまれたアドリブ感ゼロのギターソロも、不器用感が伝わってきて逆にイイ。で、どこが好きかといえばやっぱり後半の「ウォーウォーウォー」のところですよ。といっても注目ポイントはコーラスのメロ自体ではなくバッキング、コード進行のパターンが変...
この邦題以上にぴったりなものが思いつかない。「凍った湖」から3年後、続編としてあまりにも完璧な作品で驚いた。田舎事件がテーマのLandkrimiシリーズ、コレはハマるわ。「凍った湖」で謎のままだったひき逃げ事件の犯人が冒頭から登場。案の定、事故の原因はながら運転で「落としたスマホを拾おうとする」なんかいろんな映画で幾億回見てきたようなシチュエーションでこのドラマは始まる。しかしその犯人も罪の重さに耐えられず...