誰がマリーなのか?死んだパパの家を売るためその準備に訪れた主人公カトリーナは、敷地内で勝手に遊んでいた謎の少女に声をかけられる。とりあえずこの少女がマリーだと思う。だけど少女はデイジーと名乗る。この少女がデイジーかどうかは終盤でヒロインが「あなたはいったい誰なの?」「マリーなのね?」と問いつめるまで謎のまま。とはいえ少女も「マリーではない」との一点張り。劇中でこんなやりとりを2回見せられる。結局ラ...
不動産屋で偶然出会った西村麗子と名乗る見知らぬ女とルームシェアすることになった春海。そうはならんやろ。ところがある日を境に麗子は晴海の前から姿を消してしまう。そして次々晴海の身近な人物が死んでいく。まず冒頭、とある事件の殺人犯のモノローグからストーリーは始まる。この作品は大きく分けるとモノローグと本筋の二部構成で並行展開され、本筋を読み進めることで冒頭の事件の真相と、そもそも誰のモノローグなのかが...
『跡形もなく消える』妹が失踪したので探していたら別の少女の溺死体が見つかる
冒頭から次々と登場人物の名前が出番よりも先に出てくるので観るのをやめようか悩んだ。セリフもいちいち説明臭いし、ストーリー運びも決してうまくはないが、人々の善意と悪意が複雑に絡み合いながら展開していくプロットは意外とよかった。ミステリアスな部分の引っ張り方も、真相を明かすタイミングも悪くない。事件の解決という単純な終幕ではなく、灯台下暗し的なオチもあって純粋におもしろい。直接的な描写はないが捜査と並...
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』野良の生存者が登場して「28日後…」みたいになる
前作では描かれなかった野良の生存者が出てくる。その後「28日後…」みたいな状況に発展するのはキリアン・マーフィーが出てるから?【ネタバレ注意】怪物視点で考える『クワイエット・プレイス』関連記事おもしろかったけど、前作の方がおもしろかった。今回はエミリー・ブラントと子どもたちがそれぞれ別行動をとっていて、終盤になると同時多発的に緊張感たっぷりなピンチが訪れ、以降は心臓に悪い展開が続いていく。しかし、そ...
『ベッキー』完全にキレた少女が脱獄囚と対峙、そして死に至らしめる
なかなか隠し事の多い映画だった。だから考察するのが楽しい。しかしまぁなんてサディスティックな映画なんだろう。ゴア描写が予想以上だった。死んだ母親のことを忘れられないベッキーは、パパに連れられ湖畔のキャビンで過ごすことに。ところがどうやらパパの再婚相手(子連れ)も一緒らしい。これに憤慨したベッキーはその場を立ち去り森の奥へ・・・。「ウィジャビギニング~呪い襲い殺す~」「アナベル 死霊人形の誕生」から...
Aメロ終わりからBメロ、サビへの転調が不自然で不必要と一部からは批判されてるらしいけど、聴く限りボロクソ言うほどの不自然さは感じない。むしろこの次々と転調していく展開がなければあの朗らかなサビにはうまいことたどりつかないと思う。ところでこのドリカム特有の不自然な転調は、作曲した吉田美和に音楽の知識が無かったことに起因しているらしい。どうであれドリカムは当時ヒットメーカーになったわけで、やっぱり音楽っ...
この映画は表題どおり、ブヨブヨした宇宙からの飛来物が人間を飲み込んでいく恐怖を描いたホラーである。善意の登場人物たちが次々と無惨にも犠牲になっていくのが見ていてとてもつらい。とくに序盤、最後まで死にはしないだろうと思い込んでいた青年たちがあっという間にフェードアウトしていくのには驚いた。主人公となったケヴィン・ディロン演じる不良の青年ブライアンのキャラが気に入った。言い寄ってきたスクールアイドルが...
2023年4月3日新発売、セイコーマートの鶏塩ラーメン。食べました。ぜんぜん美味しくないです。コロナの療養キットに入ってたデヴィッド伊東のしょうゆラーメンと同じくらい美味しくない。先日書いた辛味噌ラーメンがうますぎるせいか、期待したんだけどあまりにもうまくない。この差ってなんですか?今でも辛味噌ラーメンは店に行けば普通に変えるので、今でも食べるんだけどやっぱりうまい。セイコーマート Secoma 辛味噌ラーメン...
えぇ、実は。自分は大丈夫だろうと思ってたらエライ目に。コロナで家族全滅して家庭崩壊寸前だった話。2月中旬、まず長女(5歳)が発熱。3年ぶりの高熱に異常性を感じて小児科を受診。はじめは妻と「インフルじゃね?」なんて話してたら、果たしてそうではなかった。その6日後、今度は自分の番だった。自宅療養も5日を過ぎたし「さすがにもう大丈夫だろう」と油断していたらこのザマでありました。夕方からノドに違和感。その晩、3...
真梨幸子『私は、フジコ』Kindle Unlimitedでしか読めない?フジコシリーズをつなぐ短篇
どうやらデジタル限定らしい。真梨幸子の猟奇ミステリ「殺人鬼フジコの衝動」と「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」をつなぐ橋渡し(次々に人が死んでいく作品だから意を汲んで箸渡しでもいい)となる短篇。フジコシリーズのあいだにこんな短篇があったなんて。そんなこと今さら言われても、自分は紙の本でどちらも先に読んでしまったし、なんならもう内容を覚えていない。知らなかった自分が悪いんだけど。ちなみに...
涙なしでは聴けないFANTASTIC◇CIRCUS『TENSEISM BESST SINGLES 1997-2000』
「火の鳥」が公開された時は、石月努の変貌具合に衝撃を受けてしまって楽曲どころじゃなかったよね。あれからしばらくたって先月末にようやく出ました。とんでもないのをリリースしやがりました。同世代、きこえますか。Break Outとか観てた同世代。道民ならFMロックキッズリスナーだったかい? 30周年ですって。竜司と徹はいないけど、コレ、絶対聴いたほうがいいですよ。わたしは泣きました。「SUPER SOUL」で泣きました。ちょ...
真梨幸子『アルテーミスの采配』またひとつ不快な本を知ってしまった
真梨幸子の作品を読み慣れた人なら気付いていると思うが、この人の書く話のほとんどはイヤミスではなくただの不快な話である(これは褒めている)。だから読んでしまう。真梨幸子『お引っ越し』誰もが恐怖を感じる引っ越しにまつわる恐怖を描いた連作短篇ホラー関連記事相変わらず無法地帯、というか無法な世界観で描かれており、警察は出てくるけどいないに等しい。だから他の作品と同様、今回の犯人もやりたい放題である。誰と誰...
田中啓文『ミミズからの伝言』読んだけどKindle Unlimitedでよかった
まぁヒドイ作品だった。今、Kindle Unlimitedの2カ月99円を楽しんでて、角川ホラーっていうから読んでみたけど読み放題でよかった。買って読むような本ではない。この田中啓文って作家、自分はまったく知らない。どれほどのポジションにいる作家なのかも知らない。だけど、内容がなさすぎるし、浅はかで考えて書かれた印象は受けない。表題作のミミズの話がとくにヒドイ。まったくおもしろくなかった。ある女性が恨みのある別の女...
『エスター ファースト・キル』イザベルファーマンをいかに小さく見せるか
「エスター」の前日譚。彼女の正体は前作でネタバレされているし、続編どうすんだ? と思っていたら、別の方面で超絶サイコなサプライズが用意されていた。前作ではエスターに感情移入することはなかったが、今作では彼女に対する新たな感情が湧いてきてとても楽しめた。また、主演続投のイザベル・ファーマンが実際に成人になっていることから、ようやく本来の設定が存分に生かされている。エスターの正体を逆手に取った、まった...
現在、『エスター』の続編が公開されている。内容は2年前の前日譚で引き続きイザベル・ファーマンがエスターを演じる。引き続きってアンタ、26歳になったイザベル・ファーマンが10歳(という設定)を演じてるんか?どうやって少女に見せるのか。その撮影手法が興味深く、他の役者を台に立たせたり、厚底を履かせたり、さらには遠近法で小さく見せるなどしているらしい。これは早く観たい。さて、この映画を最初に観たときは、エス...
BABYMETALに岡崎百々子(博多華丸の娘)が新加入でグーチョキパーでパンプキン
かんあきチャンネルも踊っていた「グーチョキパーでパンプキン」の岡崎百々子が、MOMOMETALとしてBABYMETALに正式加入したという情報をTwitterなんかで確認。とはいえ、ソースがTwitterだし、そもそも今日ってエイプリルフールなもんだからイマイチ信用できないなぁと思っていたら、本日行われたツアーの神奈川公演(BABYMETAL BEGINS- THE OTHER ONE -BLACK NIGHT)で正式に発表したみたい。SU-METALも最近どこかで「まだ詳しく言...
そのむかし、LIVというバンドがあってな。ボーカルが押尾学という男だった。後にも先にもLIVの歌はこれしか聴かなかった。そのかわり、これだけはめちゃくちゃ聴いた。LIVが好きだったわけでもなく、押尾学が好きだったわけでもないのに。では。なぜそんなに聴いていたのか。その理由は押尾学の魅力がないにあるのではないかと自分はにらんでいる。押尾学という男は帰国子女で英語が話せるとにかく長髪の似合わない男であった。曲...
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』あのCMのクソダサナレが忘れられない
当時、テレビCMの最後に流れる日本人丸出しのカタカナ読みナレーションを聞いて「あぁ、日本ってホントダサい国だよなぁ」と思った。聞くだけでこっちが恥ずかしくなるあのクソダサナレがいまだに頭から離れないのでようやく視聴(?)。英語ができない国、というか英語教育が終わってる国に生まれたのは残念だ。そもそも学校で習う英語の授業は無駄の極みである。感覚で乗り切る英会話を日本語と同じように文法から教えるという完...
マジレスすいません。これってさ、正確にいえばイベントはループしてるけど、時間はループしてないよね?個人的にループものっていうのは、法条遥の「リライト」くらい設定がシビアでないと成り立たないと思ってて、だからこの映画みたいにアイテムや人の物理的処理が「蓄積」というのは新鮮に感じた。もう一人の自分にも接触できる世界観なので、ループ以前になんでもアリになってしまっている。さて、偏屈はこのへんでやめるとし...
『オキュラス/呪怨鏡』ネタバレ感想。なにも考えないで観るべきホラー
※ この記事はネタバレを含みます。両親を殺した呪怨鏡を葬り去るべく、11年後に再び鏡と対峙する姉弟。しかし鏡の呪いに幻惑しそれは失敗する。2006年にマイク・フラナガンが製作したショートフィルムの長編リメイク。カレン・ギランの少女時代を演じたアナリース・バッソは同監督「ウィジャ・ビギニング呪い襲い殺す」で主役を演じている。『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』リン・シェイの真実が明かされる前日譚関連記事...
子どもの好きなものを苦痛に変えて取り上げてバズって浮かれる親
さて、本日はたいへん胸糞の悪いツイートを目にしてしまった。YouTube視聴にハマった小学生の娘にYouTubeを義務付け感想を書かせた結果、苦痛に感じた娘はYouTubeの視聴をやめたという。親としては娘のYouTube視聴をやめさせることに成功。Yahoo!ニュースでもとりあげられ「その発想はなかった」と大反響となった。いや、あんたそれ、虐待じゃねぇの?娘ちゃんがかわいそうすぎる。心が痛まないか? 自分の子どもが好きになったも...
子どもの好きなものを苦痛に変えて取り上げてバズって浮かれる親
さて、本日はたいへん胸糞の悪いツイートを目にしてしまった。YouTube視聴にハマった小学生の娘にYouTubeを義務付け感想を書かせた結果、苦痛に感じた娘はYouTubeの視聴をやめたという。親としては娘のYouTube視聴をやめさせることに成功。Yahoo!ニュースでもとりあげられ「その発想はなかった」と大反響となった。いや、あんたそれ、虐待じゃねぇの?娘ちゃんがかわいそうすぎる。心が痛まないか? 自分の子どもが好きになったも...
ストーリー展開はわりとチープで革新的な部分もないが、主人公があることを思い出した途端に視点がガラリと変わる。終盤に仕込まれたあのツイストにはみんな絶対に驚くと思う。まず、そこまで観ていた映像の中にいくつもの伏線があったことに感心した。それが巧妙すぎてそもそも疑問にも思わなかった。おそらく初見では誰も気づかないでしょう。大きな衝撃がクライマックスの真っ只中で明らかになるのがたまらなく爽快でおもしろい...
永久無限に垂れ流さるるYouTubeのショートって99%がゴミ動画じゃないですか。さらにおそらく意図的なのか、その内容のほとんどが超絶不快な仕上がり(だいたいはまず最初に映る顔が気持ち悪い)。これはできれば子どもには見せたくない。ファミリーリンクがあるじゃないか? えぇ、すでに娘のGoogleアカウントは保護者管理の下にコンテンツ制限しております。しかし、どうやらショート動画にはそれらの設定の一切が影響しないらし...
アマプラに突然現れたインドネシアのホラー映画。斬首された従軍慰安婦のオランダ人女性が復讐の権化に。首無し銅像が善意の人間を次々に襲うプロットはおもしろい。ただし自分は一部キャストの演技が気になった。たとえば中盤、過去に起きた悲惨な出来事が明らかになるシークエンスがある。おそらくこの映画でもっとも重要なシーンだと思うが、日本兵マツヤの大げさなセリフ回しや不自然な動きなど、その大根っぷりが目に付く。で...
説明不要のFolder 5のトップソング。楽曲は最強無敵なんだけどたったひとつだけ難があって、ダンスの振りが死ぬほどダサい。楽曲自体はLOLITA「DREAMIN' OF YOU」のカバーなんだけど(安室ちゃん「TRY ME」の原曲もLOLITA)そんなことはどうでもいい。ほとんどの人は自然すぎる転調に気付かない。ただし、せっかく楽曲で1万ポイント獲得しても、ダンスでマイナス4億ポイントになっちゃう。こればっかりは救いようがない。ところで...
『The 4th Kind』キャストのわりに中途半端な嘘っぱちドキュメンタリー
心理学者のアビー・タイラー博士は、夫が宇宙人に殺されたと言うのだが・・・?リアルと再現を織り交ぜたドキュメンタリー風の映画だがいろいろと中途半端。本編開始前(いや、これも本編?)、ミラ・ヨヴォヴィッチはこう言う。「わたしはミラ・ヨヴォヴィッチ」見ればわかる。早々のメタ発言に冷めつつも我慢して観てみる。続けてミラは「この映画は2000年にアラスカで実際に起きた事件の再現です」と言わなくてもいいような口上...
iTunesで過去に購入した楽曲リストを漁っていたらこんなのが出てきた。買ったっけ? だいたいタイトルがダサい。「Jungle P」って何? ジャンゴーパーリィって言いたかったんでしょ? 伝わらないよ。これ、誰がどう聴いても米米CLUBで、ウィキを確認したらやっぱり「ポスト米米CLUB」とか書かれてた。結局、その後は音もなくフェードアウトしていったらしい。なんだかよくわからない集団だった。ところで、ワンピースの主題歌に...
幼少のころに初めて覚えたガイジンサンの名がロバート・デ・ニーロだった。なぜかといえば母がファンだったからである。当時家にあったVHSのほとんどは、父親のUFO系偽ドキュメンタリーかロバート・デ・ニーロの映画ばかりだった。幼いこどもがいるにもかかわらず「ゴッド・ファーザー」「アンタッチャブル」「ケープ・フィアー」みたいな物騒な映画のVHSを所持するってどうよ? そのくせに「タクシードライバー」と「キング・オ...
遅ればせながらリアクション。解散したと思ったら6年ぶりに新曲をぶっ放してきたギルガメッシュのニューソング。最高ですか。ONE OK ROCK『Luxury Disease』ロックの復活を願って作られた新作、ふたたび期待関連記事まぁしかし相変わらずカッコイイ。雰囲気としては「鵺-chimera-」に近くて相変わらず重たい。歌い出しから破壊力が凄くて、楽器は重低音マシマシ。バンドのイイトコ全部詰め込んだような珠玉の一曲。自信を持って必...
映画「リング」「らせん」が大ヒットした90年代後半。それから「リング2」が製作され(内容はヒドイ)、次に貞子が「呪怨」の伽倻子とバトルセッティングされたり、3D上映されたり、すっかり貞子のインパクトだけがひとり歩きしてしまった現在。みなさん、ここで一度原作を読んでみてはどうだろうか? おそらく大半の人々が貞子という存在について、ほとんど理解していないのではないだろうか。世間に広まった貞子の印象のすべて...
初めて聴いたときにメタルだと思った。そのあとMVを見てダンスがキレキレでカッコイイと思った。だけど自分はフェアリーズの歌はこれ以外まったく知らない。しかも他の曲も聴いてみようともならなかった。でも、とにかくこの曲だけはカッコイイので紹介したい。ちなみにフェアリーズといえば、デビュー当時は安室ちゃんやSPEEDの名を借りて売り出されていたが、2020年6月にすでに解体されている。ではなぜこのタイミングで紹介した...
【2023年版】家族で安心して見られるオススメのキッズ向けYouTubeチャンネル
YouTubeで稼ぐ極意。それはこどもに安心して見せられるコンテンツであること。これが視聴者側からのアドバイス。口の悪いゲーム実況や寒い下ネタコンテンツ、ゴミ動画しかないショートはすべてシャットアウトです。そのすべてをクリアしているのがヒカキン。目次[ 見る / 隠す ]Kan & Aki's CHANNELかんあきチャンネルKahoSei Channel from Canadaはれママ キッズTVHIMAWARIちゃんねるキッズライン♡Kids Lineレオ☆スマイル70cleam...
『パフューム ある人殺しの物語』少女の体臭を香水にした変態を描くバカバカしい映画
ラストの集団乱交シーンで知られる本作。全体的に重苦しい雰囲気で展開していくが、ストーリーはいたってバカバカしい(賞賛)。生まれつき嗅覚異常なグルヌイユは母親に捨てられ孤児として育つ。ある日、なんだかすごくいい香りのする少女を無意識にストーキングした末、誤って窒息死させてしまう。ところが彼は変態なので、死なせたことよりもとりあえず少女を脱がせて全身の匂いを嗅ぎまくる。これがクセになった。しかし少女の...
「KARAは韓国語で聴け!」とか言ったけどそれはゴメン。たしかにそうなんだけど、この歌に限ってはEnglish Versionで聴いてほしいんだ。とにかくカッコイイのよ。知ってると思うけど韓国人は英語も話せるから当然発音が完璧。日本の英語教育って本当に終わってるなってあらためて思うよね。少女時代といえば、最近再始動(?)したんだけどジェシカはいない。それにしても誰一人10年前と何も変わっていないのがすごい。これがプロ...
Kindleで試し読みした最初の「居候が出て行ってくれません」みたいな章が衝撃的でおもしろかったから購入。で、ひと通り読んでみたんだけど、結局おもしろかったのはその章だけだった。それ以降もいろんな人生相談が出てきて最終的にひとつのストーリーになっているという構成。これについては短篇みたいで読みやすいんだけど、登場人物がまぁ増える増える。この作者特有の登場人物多すぎ作品だった。個人的にはもっとこぢんまりと...
もっと注目されてもよかった。目次[ 見る / 隠す ]With You / With MeRe:少女トラベラーチクタク⭐︎2NITESHINING⭐︎STARMY ONLY ONEHAPPY 7 DAYSCross OverWith You / With Me(Album Ver.)With You / With Me曲調こそ違うがやってることはほぼメタル。スローテンポで始まるAメロから食い気味にテンポチェンジするBメロ、間奏では変拍子(3/4)、そしてラストサビの自然な転調も違和感がない。そんな楽曲構成が自分のようなメタルお...
『ヴィジット』ボケ老人の気味悪さと恐ろしさと心強さと(心強くない)
どうもー。最近下の前歯が2本抜けて残りの歯で頑張ってご飯を食べている5歳の娘の姿を見るのが大好きなわたしです。さて、今回オススメするのは『ヴィジット』。出来の善し悪しに差が激しいM・ナイト・シャマラン作品。どんな映画かって? 母親の都合で今まで一度も会ったこともなかった祖父母の家に泊まりに出かける姉弟が体験する戦慄の恐怖を描いたホラーだ。ポイントはシャマランの過去作とは一風変わってドキュメンタリー形...
言うまでもなく韓国の歌は韓国語で聴くべき。これはKARAに限らず、少女時代だって韓国語で聴いたほうがいい。というか自分は原曲キーじゃなくなったり、歌詞が変更されたリテイクに適応できないタイプの人間で、たとえばDIR EN GREYが過去の楽曲の歌詞を替えてリテイクした楽曲は、どれもいまだに受け入れることができないでいる。だから韓国語が素晴らしいというのではなく、ようするに初めて聴いた時に韓国語だったから韓国語で...
言うまでもなく韓国の歌は韓国語で聴くべき。これはKARAに限らず、少女時代だって韓国語で聴いたほうがいい。というか自分は原曲キーじゃなくなったり、歌詞が変更されたリテイクに適応できないタイプの人間で、たとえばDIR EN GREYが過去の楽曲の歌詞を替えてリテイクした楽曲は、どれもいまだに受け入れることができないでいる。だから韓国語が素晴らしいというのではなく、ようするに初めて聴いた時に韓国語だったから韓国語で...
どうもです。いつも読んでいただきありがとうございます。そして今までありがとうございました。えっ。そうです。この記事のタイトルがすべてなんですけど、はてなブログに引っ越します。いや、もう引っ越しました。つづりつづく関連記事えっ。そうです。やっとです。実は前から「FC2ブログもうやめてぇ」ってなっていました。それなりに検索では上位に表示される記事もありますが、ほとんどが読まれることなく流れているだけです...
全米震撼ホラー「SMILE」の公開を元ネタ短編ホラー「Laura Hasn't Slept」を観て待つ
その斬新なマーケティング方法であれほど賑わせておきながら、なんとこの映画、日本未公開のままである。そもそも公開日も決まっていない。どうなっとんねんの日々でございます。気味の悪い予告編から、本編を観なくても「SMILE」がかなりヤバい映画であることはわかる。それだけに期待値も高いのだが、いかんせん公開もされていないのではどうにもならない。実はこの映画には同監督による元ネタのショートホラーがあるということ...
ラーメン屋のラーメンが食べたいけど、なかなか行けない。濃いめのラーメンが食べたい。そんな人にオススメするのがセコマの辛味噌ラーメン。商品名どおり、結構辛い。辛いのがニガテな自分でもついつい食べたくなって買ってしまうおいしさ。辛いのが好きな人にはまったく効かないかもしれない。輪切りの唐辛子みたいなのが入ってる。これのせいでなおさら辛い。でもうまい。3分って書いてるけど、それだと面がまだ固い。5分くらい...
冒頭からハゲと美女の夫婦が出てくるホラーはコメディ確定である。さらに引っ越してきた家が安っぽいセット丸出しなのもポイントが高い。ストーリーなんてもちろん無い。どうやらハゲの美人妻が悪魔の子を妊娠しているらしい(なんで?)。やがて酒にタバコと妊娠中に絶対手をつけてはいけないものをたくさん摂取していく美人妻。その後やってくる義妹(リキ・リンドホーム)による悪魔払いみたいな儀式もおふざけに過ぎず効果はな...
あぁ、ついに聴いてしまった。わたしアラフォーのおじさんだからさ、もうすっかり日本の音楽は終わってると思ってるし(これは今も)、近年増加した「YouTubeで火が付く系」の流れに辟易してるんで、そういう人たちの歌は聴かないようにしてたんだけど、コレは避けられなかった。いかんせん幼い娘がYouTubeばっかり観ているもんで、イヤでも「踊ってみた」動画が目に入る。なお、とくに最近娘がハマっているのがショート動画。その...
『M3GAN』のM3GANを演じたエイミー・ドナルドちゃんは実在するのか?
Universal Picturesティザーを観て気になっている人も多いだろう。ジェイソン・ブラムとジェームズ・ワン製作のホラー映画『M3GAN』。2025年1月には本国で続編が公開されることが発表された。こっちはまだ観てないのに。目と口しか動かない不気味なM3GANちゃん、どうみてもAI人形なのだが「コレどうなってるの?」誰もがそうするようにまずキャストを調べる。M3GANちゃん(エイミー・ドナルド)との記載を確認。どうやら彼女は人間...
植田まさし「かりあげクン BLACK & PINK」Amazon Prime Readingで読んだけどまったく笑えない
つまらなすぎて驚いた。笑えるコマがひとつもない。コボちゃんならまだ笑えるが、かりあげクンはまったくおもしろくない。Amazon Prime Readingで見つけた瞬間は「おぉ!」って思ってわくわくでダウンロードしたんだけど、読んでみたらこれがまぁひどい。ジェンダー平等の現代社会を逆撫でするような男尊女卑な世界観。80年代にはドン引きや。今までまともに読んだこともなかったのでちょっとショックだったわぁ。コボコラのほうが...
正直言うと、このゲームをやるまでまったく知らなかった楽曲ばかり。今ではどれを聴いてもGTAVの世界が浮かんでくる。もちろんわたしは北米版をプレイ。オンラインはほぼ海外勢しかいないし、聞こえてくる会話も英語で楽しかった。目次[ 見る / 隠す ]Gimme More / Britney SpearsOnly Girl (In theWorld) / Rihanna1 Thing / AmerieWith Every Heartbeat (with Kleerup) / RobynScandalous / Mis-TeeqGimme More / Britney Spears...
1月4日にふさわしい映画を紹介。死んだことになった宇宙飛行士3名と、本当に死んでもらわないと困るNASA(アメリカ?)。公開当時、アポロ11号の陰謀論を信じる人々には大ウケだったらしい本作。ニール・アームストロング船長もこの映画みたいに月のセットで芝居をしていたのだろうか?ストーリーは二部構成である。まず冒頭。1月4日、有人火星探査機の発射を控え、国中が大賑わいのアメリカ。ところが発射3分前、準備万端の飛行士...
山崎紗也夏『マイナス』カニバリズム描写で回収騒動になったトンデモ漫画
あけましておめでとうございます!さて、漫画はドラえもんくらいしか読まないんだけど、ヤバイ漫画の存在を知る。気になったのでさっそくKindle Unlimitedでわれわれ一生懸命探しました。そしたらね、見つかりましたよ。山崎紗也夏(発表当時は沖さやか名義)『マイナス』です。内容は育った家庭環境に問題がありすぎて人に嫌われることを極端に恐れる主人公の女教師を描いたブラックでコミカルなストーリー。生徒に嫌われたくない...
年末年始の映画にピッタリ。原作をまったく知らない人間だったけどそれでも楽しめる福田雄一映画(「勇者ヨシヒコシリーズ」脚本の人)。あ、楽しめるけど笑えるかといえばそうでもない。福田監督らしさが前面に出てるし、お決まりの佐藤二郎とムロツヨシもいてシュールさも強い。だけど、同時にあざとさも強くてちょっと狙いすぎな印象。個人的にはヨシヒコの方がずっと笑っていられる。でもひとつだけ笑ったシーンがあって、賀来...
『サンタキラーズ』別にクリスマスの設定じゃなくてもよくない?
前作(「Once upon a time at Christmas」)から1年後のストーリー。もちろん前作なんて観てないから知らないが、1年後なのに冒頭がなぜか4年前の出来事から始まっているもんだからもうワケがわからない。サイモン・フィリップス(世界的ドラマーじゃない方)主演・脚本。今作は入所していた精神病棟で職員30人を焼き殺し、シャバに舞い戻ったキチガイ夫婦がマッドサンタになってひたすら人を殺していく猟奇的ホラー。そのわりには...
読んでからもうだいぶ経ってしまって詳細はほとんど忘れてしまったが、とにかく結末の衝撃が忘れられない。記憶に焼き付くラストの表題回収パート。お見事すぎる衝撃的結末。ちなみに「君」とは主人公の息子大樹のこと。作中、彼のキャラクターがほとんど描かれていない分、結末で受けるショックが大きすぎる。しかもどこまで読み進めてもあの日君は何をしたのかをまったく予想することができない。この本は読者にそんな余地を与え...
ONE OK ROCK『Luxury Disease』ロックの復活を願って作られた新作、ふたたび期待
日本のみならず海外で活動しているだけに、相変わらずどの曲もいちいち洗練されている。何よりも「もう一度ロックなアルバムを作ろうと決めていた」というTakaのコメントを聴いて、これは期待できると感じた。実際に聴いてみると正直なところまだまだ物足りない。だが、たしかにここ数年の彼らにしてはロックなサウンドに戻っている。先行シングル「Renegades」「Broken Heart of Gold」も他の新曲にうまく馴染んでいて邪魔をしな...
第5期WANDSと上杉昇がほぼ同時に『世界が終るまでは・・・』のMVを公開
SLAM DUNKの映画公開のタイミングに合わせて、当たり前のように第5期WANDSがアノ名曲『世界が終るまでは・・・』のMVを公開した(楽曲は前から配信してた)。まず見て最初に思ったのは「上原大史、もしかして歯並び治した?」である。治しちゃった? ジグザグかもしれない ジグザグでもいいんだ(9nine - With You / With Me)みたいな歯並びも愛嬌だったんだけどまぁいいよ。長い葛藤から解き放たれた上原は、今後は本来の歌唱...
MVの始めに流れるクソ長い茶番はスキップするとして、AKB48史上最高の楽曲だと思う。アップテンポで勢い衰えない展開。イントロのリードを聴くだけでテンションがアガる。ダンスもイイ。当時のメンバーも(今思えば)イイ。すべて含めて文句なしの神曲。もう10年以上も前だなんてウソでしょう?ちなみに当時楽曲はわりと好きで聴くようにはしていたけど、AKB48が好きだったわけではなく、なんなら「神7って・・・プークスクス」な...
トビー・フーパー『悪魔の沼』リアリティも臨場感もゼロだけどツボにハマるB級ホラー
Mars Productions Corporationクソ田舎にて宿屋を営むヤク中イカレジジイがとにかくお客を殺しまくる。死体はワニの餌にして証拠隠滅。『悪魔の起源ジン』トビー・フーパー生前最後の監督作品。UAEが舞台の超自然的スリラー関連記事売春宿を追い出された少女が偶然見つけた宿屋のジジイに襲われ、ワニの餌にされるシーンから映画は始まる。この宿屋がどこからどう見ても泊まりたいとはならない不気味な宿屋。それなのに次から次と...
New Line Cinema気味の悪いババアやらクリーチャーやらがどんどん出てくるが、この映画の中でもっとも恐ろしいのはそんなものではなく、主人公がじわじわと狂っていく姿である。内容は虚構と現実が交錯していて、メタフィクションみたいな要素も出てくる。しかし、頭を使いそうな映画なのに観終わっても別にクリーチャーの正体もどっちの世界が現実だったのかも気にならない。気にする必要がないのは、ストーリーの本質がそこには...
『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』老人の異常行動はなんでも気持ち悪くなる
Eagle Films, Millennium Entertainmentアルツハイマーの老婆をドキュメンタリー映画にしてやろうと思った医学生、実際に会ってみたらアルツハイマーとかそういうのじゃなかった。思うにあんな最悪な状況になった原因は、誰もオカルトを疑わなかったことにあるんではないか。正確には娘のサラだけは「もしかしたら母親は悪霊に取り憑かれているのでは?」と訴えていた。しかし、周囲の人々は誰も聞く耳を持たなかった。やがてデボ...
この映画は3年前、自分が近隣トラブルで遭遇した「窓からいちいち見てくるキモいオッサン」と重なる。ここまでではないにしても、窓から見てくる行為は本当に気持ち悪いし、場合によっては殺人事件にもなりかねないと本気で思っている。2階の住人からの嫌がらせがあまりにも気持ち悪いので徒歩15秒先にある部屋に引っ越す関連記事おそらく近隣トラブルの経験者にとって、この物語は決して他人事ではない。主人公のジュリア(マイカ...
『ゲーム・ナイト』犬がどんどん血まみれになっていくサスペンス・コメディ
Warner Bros. Pictures兄が仕組んだゲームは、誰が仕組んだゲームなのか?「ザ・ギフト」のシリアスなジェイソン・ベイトマンも悪くないが、個人的には「モンスター上司」みたいなアホっぽさがにじみ出た彼のほうが好きだ。『パニック・フライト』日本未公開のサスペンス。キリアン・マーフィーが好きだから観ただけ関連記事ジェイソン・ベイトマン演じるマックスは、兄のブルックスの豪邸に招待される。そこで兄は言う。「今から...
エクストロみたいな宇宙人が出てくるアブダクションホラー『エクストロ』ネタバレ解説。ウワサに聞いてたカルトホラー関連記事THE LAST POSSESSION製作年・国2022年・アメリカ監督ダン・リドル脚本グレッグ・シャウス出演ステファン・ブロディキャシー・シェイ・ワトソントム・プロクターパトリシア・ラエ時間86分THE LAST POSSESSIONの感想やたらと作り込んではいるものの、いかんせんテンポが悪い。時々、赤く光る眼を持つ怪物の...
この人の文章は本当に読者を引き込みますね。だから「葉桜」でもあんなハイパーどんでん返しが大成功したんでしょう。あの作品は読者の興味をストーリーに惹きつけておいて、最後にまったく関係のないところで裏切られるヤラレタ感が気持ちよかった。で、この本。スーパーの責任者が万引き犯の女に死んだ娘を投影し始め、やがて放っておけなくなる。主人公の平田は過去に娘を事故で亡くし、また妻も自殺で亡くした孤独な中年男だ。...
『レリック』感想。できれば予備知識なしで観たいクリーチャーパニックホラー
何の予備知識もなく急に観る映画はワクワクがあっていい。逆にどこかでオチを目にした未観の映画はなかなか観る気にならず距離を置いてしまう。だから「ファイト・クラブ」を観るまでにもかなり時間がかかった。しかしこれも時代性だと思う。昔みたいに深夜のテレビでなんとなく知らない映画が流れていれば、こちらは選択の余地なく観ることになる。そんな時に観る映画には必ず引き込まれる。そう考えるとサブスクも善し悪しかも。...
乙一『失はれる物語』まったく笑えない究極生き地獄の残酷さにつらすぎて涙出る
年齢層若めの心にヒットしそうな「Calling You」から始まる。脳内電話で通じあった男女の切ない青春エピソード。このようなオッサンになってしまっては感動するには物足りないストーリーではあるが、主人公のいとしさとせつなさと心強さは十分に伝わってきた。強く生きてほしい。感動で泣くではなく、純粋につらすぎて涙が出てくる表題作「失わはれる物語」。不遇な交通事故に遭い五感のほぼすべてを失い、右手人差し指しか動かせ...
『バタフライルーム』の感想。こんなクソガキはどうなっても仕方ないがこのオバチャンにも同情できない
ARCHSTONE DISTRIBUTIONこづかい目当てで大人に近づく少女アリスとそれに献身するオバチャン。やがて2人は共依存となる。アリスを独り占めするためなら、このオバチャンは手段を選ばない。『13日の金曜日』全シリーズイッキ観したのでネタバレ感想まとめ関連記事この映画で注目すべきはキャストである。まず主演のオバチャンに「血ぬられた墓標」「シーバース」などに出演し、絶叫クイーンと呼ばれたバーバラ・スティール。さらに...
©2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!やっぱり後輩と先輩の歌唱力の差がハッキリとしていたんではないかと思う。おそらくこれは追加4名の声優さんたちのスキルがどうとか力量不足であるとかでなく、単純に先輩5人が完璧すぎるからだろう。ただ、楽曲は間違いなく1期の方が良曲が多かった。「未来予報ハレルヤ」「Tiny Stars」「Starlight Prologue」レベルの楽曲は残念ながら出てこなかった。というか9人になったこと...
さっきまで「そういえば」と呼ばれるように聴いていたのはCrystal Lakeの「Prometheus」。サビで絡んでくるギターメロが絶妙で感情爆発は避けられない。個人的にはBパートからサビへの入り方が自然すぎるところがお気に入り。Crystal Lajeは昨年からボーカルRyoの適応障害により活動休止中だったんだけど、なぜだか急に聴きたくなったのである。YouTubeでMVでも観ようかと検索してみると、なにやら有名アーティストたちがこぞって...
なんでこんな結末にしたのかと作者を調べてみたら、性愛とかセクシャリティの在り方に異論をお持ちの方のようで納得。読み始めてしばらくは田舎に暮らす女の子が、ちょっと暗いトーンながら夏の思い出を語っていく。途中、映画の撮影班(よそ者)がやってくるが、特段何も起きず撮影が終わってそのまま帰っていく。ところが残り数ページでまた別の撮影班がやってくる。ここから急に残酷世界。表題の「風鈴」をとんでもないものに見...
『サウスバウンド』背負った罪を認めないと出られない砂漠の話?
The Orchardホラー映画監督の多彩な才能が詰め込まれているのがアンソロジーの良いところ。内容は異なる監督による5つの短編作品だが、各話の結末が次の作品へシームレスに繋がっていてひとつのストーリーとなっている。しかもループしている複雑構造。一つめ。砂漠で車を走らせる血まみれ姿の2人の男。藤原寛(吉本興業副社長)みたいなミッチは何かを後悔していた。運転するジャックはお前のためにやったんだと諭しているが、窓...
森絵都『最後は臼が笑う』をPrime Readingで無料読み
不気味なカバー絵だったからホラーかと期待して読んでみたら、女たちがキモイ男にスカッとジャパンするだけの物語だった。読み進めるうちに諧謔的な文章が際立ちはじめて「あ、これホラーじゃねぇな」とすぐに悟った。そもそも森絵都の作品にホラーなんてないだろう。こども向けの絵本作家でもあるわけだし(怪談えほんというのもあるけど、この人の作品はない)。電車で高齢でもない女性に席を譲り、プライドを傷つけるという嫌が...
道尾秀介『その話を聞かせてはいけない』をPrime Readingで無料読み
道尾秀介「いけないII」の発売にあたり、おそらく無料開放されたのが「いけない」の2章にあたるこの「その話を聞かせてはいけない」というエピソード。しかしこの「いけない」という作品。本来なら全篇読んで楽しむべきものであり、2章だけ読んでもやはり物足りない。まぁ、ようするに「買え」ってことなんだろう。5歳のころ、両親に連れられ中国から日本へ移り住んだ馬珂(マーカー)少年。その名のせいで幼少期から「バカ」と呼...
ここ数年で増えたテレビの夏歌特集を見ていると、だいたいZONEの「secret base~君がくれたもの~」が流れてくるんだけど、Whiteberryの場合は「夏祭り」しか使われない。まぁテレビだから万人が知ってるソングしか流れないのは仕方ないんだけど、Whiteberryの楽曲で本当に聴いてほしいのはコレ。「桜並木道」です。ZONE元メンバーのMIYU(長瀬実夕)が事務所に契約解除された関連記事「カッコイイ!」と呼べるほどの歌でもないん...
『恐怖ノ白魔人』ベアトリス・ダルとクロエ・クールーのチョイ役に観る価値あり
Tanzi Distributionフランス映画なのに昭和の日本アニメみたいな邦題に惹かれて視聴。夫が浴びた化学兵器の影響を受けて生まれた怪物が、父親に言われたとおりに暴走する。Tanzi Distributionまず冒頭で妊婦が出てくるのだが、よく見るとベアトリス・ダルである。「屋敷女」では妊婦を追い込んだ彼女、本作では自身が妊婦となって登場。また、怪物に襲われる美人またもよく見るとクロエ・クールーである。おや? 2人とも「リヴィ...
「ロマンス」の大ヒットに続きリリースされた7枚目のシングル。イントロ~Aメロ~Bメロの流れを素直に聴いていて、まさかサビであんなリズムパターンが来るとは予想していなかったもんだから、当時はあまりの感動でお小水をチビってしまった。それはウソですけど、あまりにも良曲すぎてそれくらい衝撃的だった。最後の自然すぎる転調も高揚感がハンパない。さわやかなPVも世間に良い印象を与えた。ちなみに当時はPVと呼んでいたか...
『ヴィレッジ』ホラーに期待したら優しい人間しかいない優しい世界の切ないドラマだった
Buena Vista Pictures「ハプニング」では悪い意味で真正面から裏切られておちこんだりもしたけれど、私は元気です。それでも懲りずにまた観たくなる。シャマラン映画には不思議な魅力がある。人々が次々に自殺していく映画『ハプニング』その異常行動の理由に納得・・・できないどころか無意味な場面ばかりで理解不能関連記事そこで私が今回観たのは『ヴィレッジ』。どんなひねりを効かせたホラーかな? と懲りずに期待。ところが...
目を惹くカバーイラストの生首少女は濱口真央という人のものらしく、画像検索してみると美しいゴシック系女性がたくさん出てくる。さて、まず澤村伊智「学校は死の匂い」が一番おもしろかった。舞台が小学校なので
くみた柑『記憶の森の魔女』をPrime Readingで無料読み
この森には迷い込んだこどもをさらっていく赤い服を着た魔女がいる。さらわれたこどもは森に閉じ込められる、永遠に。幼少期にどこかできいた魔女のウワサ。高校生になった華子は今でもそれを思い出しては怖くなる。ところがある日の帰り道、華子はその森に迷い込んでしまう。実は華子はまだ幼少のままで、ストーリーのほとんどである高校生の華子も、その後の大人になって家庭を持つ華子も、すべては魔女に見せられた幻覚だった。...
『CRESCENT 冷たい海の底』みればみるほど気が沈む喪失感しかない映画
Raven Banner Entertainment夫を水難事故で亡くしたシングルマザーとその子どもの悲しい物語。途中からマーブル人間が出てきたり、近所のヤドカリおじさんに襲われる。とにかく男の子が危なっかしくて、見ていてしんどい。同じく幼い子を持つ親としてはこの母親のように精神がもたない。こちらをハラハラさせてくれるのは当時2-3歳のウッドロウ・グレイブスくん。まだオムツも外れていないのにしっかりセリフも放つし、それなりに...
『スプートニク』思ってたんと違うのは国内版のパケ写がほぼ詐欺だから
この映画のパケ写を見ればだいたいの人は「エイリアン」みたいなSFアクションホラーを想像する。しかしこれがまったく違う。そもそもエイリアンは小さいし、軍用ヘリも飛び交わなければヒロインが露出度の高い戦闘服で戦うシーンも存在しない。エイリアンが出るならホラーだろうと壮大なSFに期待して観ると間違いなく肩透かしをくらう。内容がひとつも正しくないパケ写、日本の配給会社の作品への関心のなさは本当にひどく呆れてし...
LUNA SEAのCDジャケットとかバンドロゴ、当時は子どもながらにおしゃれでカッコいいなぁと思ってた。あらためてちゃんと聴いてみたんだけど、LUNA SEAのすべてが詰まってたわ。LUNA SEAというのはまったくもってブレないバンドだと思う。この曲を聴けばわかるが、楽曲の構成は基本的に今も昔も変わらない。Jの独特なベースラインも聴こえがいいし、SUGISOのヴァイオリンも入ってきて心地良い。今や定番であるINORANの「ズチャーチ...
Amazonリメイク『グッドナイト・マミー』感想。拷問シーンがなかった・・・。
Amazon Studios「ザ・ボーイズ」ホームランダーの息子役、ライアン・ブッチャー役のキャメロン・クロヴェッティとその兄弟ニコラスが双子を演じ、ママをナオミ・ワッツが演じたリメイク版「グッドナイト・マミー」。Amazonがリメイク製作中と聞いたときは、ガセネタかと思っていたが、なんと本当にリリースされた。原作が好きな自分としてはかなり期待していた次第である。『グッドナイト・マミー』ネタバレ解説。双子の兄弟がかん...
『劇場版 ポリス×戦士ラブパトリーナ!〜怪盗からの挑戦!ラブでパパッとタイホせよ!〜』
© TOMY・OLM/劇場版ラブパトリーナ製作委員会コロナ蔓延の影響で劇場公開を約一カ月ほど延ばした本作。言うに及ばず、ストーリーは無いに等しい。ゲストがこども店長と柳沢慎吾のみで、あとはほぼレギュラー出演者とファントミラージュの4名。あと最後の最後で何の脈絡もなくマジマジョの4名と柚葉が「ヨカッタネー」「ソダネー」みたいな顔して出てくるが、この5名に関してはとりあえず出演させたいだけである。上映時間76分...
Kindleで読んだんだけど、先日コーチャンフォーで文庫本見かけたんだけど、紙の方はかなりペラッペラの薄い小説だった。まるで秋元康の書く歌詞みたいにペラッペラで薄っぺらかった。まぁ、そりゃそうなんだけど。だってすぐに読み終わるからね(こっちは秋元康と違って内容は濃いめだよ)。今邑彩『鬼』やんわり怖い短篇ホラー10篇関連記事この手の作品では少ないメールのやりとりでのみ展開されていくストーリー。メールといって...
『タクシードライバー』安倍晋三を襲撃した山上徹也をトラヴィスに重ねてみる
Columbia Pictures※ この記事はネタバレを含みます。安倍晋三が銃撃死したニュースを見て、自分はある映画を思い出した。マーティン・スコセッシの『タクシードライバー』である。おそらく同様に連想した人も多いと思うが、本作で主人公のトラヴィスが実現できなかったことを山上徹也は成し遂げた。とは言っても、ロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスと山上にはほとんど共通点などない。ただ、山上が凶行に及んだ思考や社会に...
『ザ・ボーイズ シーズン2』ホームランダーのキャラクターに完全にハマってしまった
Amazon Studios前作に比べて暴力性やグロテスク描写が存分に増したシーズン2。だがそんなエンタメ要素よりも深く毎話描かれていたのが「家族」というテーマである。たとえばブッチャーと父親、弟の存在をはじめ、キミコと弟、アニーと母親、ベッカとライアン、そしてホームランダー。前回描かれなかった主要人物にまつわる過去のエピソードが掘り下げられている。過激でグロテスクなヒューマンドラマ『ザ・ボーイズ シーズン1』観...
ド近所の踏切で人身事故、ryuchellの離婚、Girls2の韓流化など最近気になったことまとめ
とくに記事にすることでもないけど、一応まとめておきたい最近のできごと。ド近所で人身事故女性が普通列車にひかれ死亡 札幌市厚別区のJR函館線 札幌~江別で一時運転見合わせ 計33本が運休勘弁していただきたい。本日正午過ぎ、ド近所の踏切で人身事故があったらしい。自分は仕事中だったので現場は観ていないが、妻からのLINEで知って驚愕した。そこ、毎朝使ってるんですケド・・・。もう怖くて通れないじゃないか。たしか...
『グッドナイト・マミー』ネタバレ解説。双子の兄弟がかんがえた地味だけど残酷な拷問にママ悶絶
RADIUS-TWC※ この記事はネタバレを含みます。「整形手術から帰ってきたママがおかしい」というあらすじから「ママの正体にゾッとするホラー映画かな?」と期待する。ところがこのあらすじは壮大なミスディレクション。本当にヤバかったのは・・・というサイコスリラー。『ババドック 暗闇の魔物』母親役エッシー・デイヴィスの狂気に満ちた演技がスゴイ!関連記事優しかったママはもういない。整形手術から帰ってきたママは、双子...
『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』リン・シェイの真実が明かされる前日譚
Universal Pictures前作でリン・シェイがどうしてウソをついたのか、そして誰が本当にヤバいやつだったのかが明らかになる。前作「呪い襲い殺す」の続編。アノ家に住んでいた母娘に起きた惨劇を掘り下げた前日譚。なんだか前作にくらべて製作陣もキャストも豪華な印象。まず、監督は「オキュラス」「ドクター・スリープ」のマイク・フラナガンに交代。リン・シェイの少女期役にはこれまた「オキュラス」のアナリース・バッソ。その...
『OUIJA 呪い襲い殺す』スターライト(エリン・モリアーティ)が出てたって? どこに?
Universal Picturesウィジャボードで自殺した友達に話しかける。すると悪霊がやってくる。『エクトプラズム 怨霊の棲む家』勝手に呪われた事故物件を購入してきたママのせいでエライ目にあう息子関連記事「わざと忌み家を建てて棲む」とか「そこに無い家に呼ばれる」とか、三津田信三の幽霊屋敷シリーズみたいな邦題はどうにかならなかったのか。しかも内容は本当に邦題のとおり、それ以上でも以下でもない。それってネタバレでは...
『ファイト・クラブ』何を書いてもネタバレになるから何も書きたくない
20th Century Studios, Inc.やっぱり名作すぎる映画だとTwitterとか見てたら当たり前のようにネタバレに遭遇することも多く、まだ観ていない自分はその度にションボリして映画と距離を置くを繰り返してたんだけどやっと観たよ。どう考えてもブラピとエドワード・ノートンのW主演が一番の魅力だと思うけど、個人的には冒頭からチラチラとサブリミナルに映るブラピの姿が謎めいていて早い段階で完全に引き込まれた。ああいう演出が大...
『LIFE』最後の最後ですべての努力が無駄になるバッドエンド
「コレ、ラストのシーンどうなってたっけ?」と思って、もう一度観てみたけどやっぱりうまくできてる。謎の生命体から地球を守るために、脱出ポットで自ら犠牲になることを選ぶジェイク・ギレンホールと「お前だけでも助かるんだ!」とジェイクに言われるがまま地球へ向かうレベッカ・ファーガソン。絶体絶命の壮絶なラストのシークエンスは、映像編集の妙で宇宙一最悪で絶望的なエンディングに仕上がった。クルーたちが映画の大半...
LIONSGATE月の軌道が変わってしまい、地球の引力で近づいてくる。月の墜落は時間の問題。そこで立ち上がったのはNASA職員と元宇宙飛行士、あと自称博士。月に行ってなんとかしてくる。リンク配給会社「劇場公開ムリ」アマプラ「ウチで配信する」LIONSGATE今年2月にアメリカで公開され、日本ではキノフィルムズが配給権を獲得し、秋ごろ公開予定だったが、オトナの事情で劇場公開を断念。結局、予定よりも早い7月29日にアマプラ配信...
Paramount Picturesまだまだ観たことのない超傑作すぎる映画がたくさんあるが、Twitter映画アカウント界隈で常に名前の出てくるような作品はどうも距離を置いてしまう。だから素晴らしい映画よりもB級ホラーばかり観るのが自分である。そんな中、アルフレッド・ヒッチコックの名作『サイコ』をようやく観た。もちろんいつかは観るつもりだったから、例のシャワーシーン以外の情報をすべてシャットアウトして今日まで生きてきた。素...
ここ最近、閉店が続いていた厚別区の名水ラーメン。今日、偶然通りかかったたのでチラっとのぞいてみると入口に何やら貼り紙が・・・イヤな予感。やっぱりか・・・ありがとうございました残念ながら閉店と成りました。本当に長年名水を愛し通い続けて下さった常連さん一人一人のお顔が目に焼付いて居りますお顔が見えないと心配に成ったりお顔が見えると安心したりとか色々ドラマが有りました。本当に皆様には心より感謝して居りま...
(photo : Universal Pictures, キノフィルムズ)「家に何かいる系」の映画だが、ラストではまったく別のとんでもない真実が判明する。『喰らう家』グゴッ グゲゲゲェェェェのやつ関連記事この映画、予告編のせいで視点がズレてしまっている気がしてならない。「5つの掟を破ってはいけない」となにやら物騒なキャッチコピーだが、映画の本質はそこでない。観てもらえればすぐにわかると思うが、劇中で「破ってはいけない掟」につい...
過激でグロテスクなヒューマンドラマ『ザ・ボーイズ シーズン1』観終わった。
映画ではないけど、しばらく観てました。何を? 『ザ・ボーイズ』です。そう、Amazonオリジナル作品のアレ。グロくて激ヤバなスーパーヒーローが罪もないアメリカ国民をアレしまくるアレ。ヒーローとは書いたけど「ヒーローもの」と一概に言えない。なぜかといえば、ヒーローが主役ではないからである。そしてストーリーはほぼアメリカが抱える問題に対する皮肉で成り立っている。テーマと設定がちぐはぐだからこそ見入ってしまう...
過激でグロテスクなヒューマンドラマ『ザ・ボーイズ シーズン1』観終わった。
映画ではないけど、しばらく観てました。何を? 『ザ・ボーイズ』です。そう、Amazonオリジナル作品のアレ。グロくて激ヤバなスーパーヒーローが罪もないアメリカ国民をアレしまくるアレ。ヒーローとは書いたけど「ヒーローもの」と一概に言えない。なぜかといえば、ヒーローが主役ではないからである。そしてストーリーはほぼアメリカが抱える問題に対する皮肉で成り立っている。テーマと設定がちぐはぐだからこそ見入ってしまう...
明日から!『ラブライブ!スーパースター!!』2期がはじまる!
©2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!ついに! 明日7月17日19時から『ラブライブ!スーパースター!!』の2期がNHKで放送開始ですな。Liellaが4人増える件、発表直後から賛否あったけど、個人的には期待してる。まぁ賛否が分かれるのも当然で、なぜならあの5人の完成度が高すぎたからに他ならない。これからそんな5人と一緒に活動することになった新1年生の4人(キャストも含めて)にのしかかるプレッシャーは並大抵の...
乙一『夏と花火と私の死体』死んでも終わらない死体視点で描かれる少女の奇妙な物語
子どもたちが大人たちから死体を隠し続ける。乙一『平面いぬ』また怖いんでしょと思ってたら逆に泣かされた関連記事読み進めていくと田園風景が浮かんでくるような田舎が舞台。小学3年生の少女・五月は、仲良しの弥生ちゃんに「あなたの兄が好き」と告げる。しかしこれがまずかった。お兄ちゃん大好きブラコンの弥生ちゃんは登っていた木から五月を押して転落死させてしまう。なんとわりと序盤で主人公の少女があっけなく殺され退...
2022年8月4日から『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2の配信決定!
©2022 Amazon Content Services LLC All Rights ReservedAmazonオリジナル番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2がPrime Videoで2022年8月4日(木)より配信開始が決定!『ザ・マスクド・シンガー』シーズン1のネタバレ。出演者12名の正体と歌唱曲まとめ関連記事今回のエピソードごとのパネラーもすでに発表されていて、MIYAVIやPerfumeらは続投。それはどうでもいいとして、一番のみどころはやっぱりエピソード7-9の森崎さんで...
「ブログリーダー」を活用して、cocoliliさんをフォローしませんか?
誰がマリーなのか?死んだパパの家を売るためその準備に訪れた主人公カトリーナは、敷地内で勝手に遊んでいた謎の少女に声をかけられる。とりあえずこの少女がマリーだと思う。だけど少女はデイジーと名乗る。この少女がデイジーかどうかは終盤でヒロインが「あなたはいったい誰なの?」「マリーなのね?」と問いつめるまで謎のまま。とはいえ少女も「マリーではない」との一点張り。劇中でこんなやりとりを2回見せられる。結局ラ...
全パートささりすぎて大好きなんですけど、この歌を知ったのは、かんあきのあちゃぴの踊ってみたですね。それではじめて歌が気になったんだけど、とりあえずこの振り付けを考案したと思われるみこという人の本人が踊っている映像。とくにこれは長女と何回も見た。あちゃぴの踊りが粗削りであると気付けるくらい見すぎた。あちゃぴは「feat. ちゅーたん(CV: 早見沙織)」を使用していたけど、個人的にはみこ本人が使用している「fe...
怖いからじゃない。あまりの惨たらしさ、憐れさ、不条理さには気分が沈んで数日経っても立ち直れない。その残酷っぷりに泣きたくなった。久しぶりに読まなきゃよかった・・・と後悔した。いや、ホラーとしては最高の本だけど。せめてこどもは登場させないでほしかった・・・。主人公は子なし夫婦にでもしてくれればまだ耐えられた。頼むから幼いこどもは不条理から除外してあげて・・・。正直、恐怖演出に関してはいささか飛躍しす...
これは笑えばいいのかな? おそらくこれを観た日本人は笑うし怖がらない可能性が高い。その理由は登場する漢字の使われかたにある。まず、要所で登場する「死」の文字。これがまたトイレの落書きレベルで噴飯物だ。そして大切なクライマックスシーン。おでこにその漢字を書くのはまずかった。キン肉マンって知ってる?ダメだよそんなんじゃ。ホラー映画で使う漢字じゃない。それでは学校の怪談だ。擬似ドキュメンタリーなのはよか...
メジャー1stフルアルバム、ハズレ曲なしの名盤。全曲が主食、メインディッシュ。食べにくい・・・なんて言ったらエレカシの宮本浩次ならキレるだろう。何が気に障ったのか宮本はラジオの生本番中に突然キレた。ところが当時の女性DJ(鈴木万由香)も彼を怒らせるのは2度目だったようで「・・・まぁ、悪気がねぇってのはわかってっけどよぉ・・・」という宮本に対して「ケンカ売られてます? 私」と神経を逆なでする発言を繰り出し...
あんな終わりかただったらヒロインが身勝手な女性な印象になってしまうのであまり好きになれない。もちろんヒロインに悪気はないんだろうけど「その言葉だけで片付く映画ですかね?」ってくらい周りに迷惑かけてる。とくに破壊描写がすごい。建築物やら公共のもの壊しすぎですよ。あと犠牲者もたくさん出た。ウド・キアの使いかたが雑でちょっと残念だった。ストーリーは結構ファンタジー。復活した悪魔がガブリエル・バーンに入り...
単純におもしろいと言っていいのか、笑っていいのかわからない本。ホラーやミステリではないけれど、人間の「無意識」がもたらす不条理な世界が凝縮された第155回芥川龍之介賞受賞作(2016年)。コンビニアルバイト勤続18年の主人公女性(37歳)の視点で描かれるのは、現代社会の生きづらさ。しかしストーリーからは当人は生きづらいとはあまり感じていないようにも思える。たしかに変わった人格の持ち主で、人間としての中身がな...
どうやら何かやらかしてコールセンター業務を命じられた警察官の主人公。いったい何をやらかしたのかが重要なポイントなんだけど、観ていれば普段から短気で態度が悪く暴力性が高いのが気になる。だからだいたい想像できると思うけど、そこはちゃんと説明してくれるし見ていくうちにだんだんとわかる。そうした性格である反面、正義感も強いことから偶然かかってきた面倒そうな通報にたいして職務を越えた行動に出る。それが映画の...
前作「Withering to death.」のような重たさはなくなり、ギターはねちっこい変な音に。シングル曲も作風にあわせて再録されて重厚感は薄れてしまった。正直、個人的にはかなりガッカリした。前作があまりにも最高すぎたせいもある。とにかく音のなんとショボイことか・・・。歌メロが悪くないものもいくつかあるけど、サビで盛り上がりきらない中途半端な楽曲がほとんど。2, 3曲目がとくに顕著で、サビでテンションが上がりきらな...
巷間で「家に置いておきたくない」とよく言われている恐ろしい本。読んだ人はみんな怖すぎるとよく言う。とにかく怖い本が大好きな私もようやく読むことができた。実は2回読んだ。というのも、1回目を読み終わった後、皆が恐れ慄くほどの恐怖を感じなかったからだ。正確には感じられなかった、のだと思う。その理由はわかっていた。この本は語り手(=作者)によるルポルタージュ形式で書かれている。そこにはいくつもの土地や建物...
Perfumeの3rdシングル。いまから約18年も前のこと、初めて聴いた当時「メタルでねぇか」となったPerfume最高曲・・・とエラそうに言い切れるほどそんなにPerfumeの楽曲を知らない。これと「コンピューターシティ」以外、まともに聴いたことがないのです。別にPerfumeが好きなわけでなくて、この歌がものすごい大好きなんです。とりあえず最初に「サビが2つあるじゃん」と思った。自分はサビが2つあるような歌が大好きなので一瞬で...
Perfumeの2ndシングル。Wikipediaには「近未来3部作」のうちのひとつと書いてあった。「エレクトロワールド」はお気に入りのメタルなので聴いてるけど「リニアモーターガール」はあまり刺さらなかったのでまともに聴いていない。だから個人的には近未来シリーズは未完のまま。まぁ「エレクトロワールド」ほどの高揚感はやってこないから、それほどテンションが上がるわけではないけど、その次に好きな歌。ちなみに2曲ともわざわざ...
ホテル営業は表向き、実情は犯罪者専門の会員制治療施設が舞台のサスペンスアクション。恥ずかしながら主演の老寄りの中年女医がジョディ・フォスターだとは知らず、観終わってからアマプラのレビュー見て気づいた。いや、だってあまりにも見た目が・・・。だから「このとき何歳だったの?」と思って調べたらおやなんとまだ56歳。ウソでしょ・・・大変失礼こかせていただきますが「おばあちゃんかな?」ってくらい老けてる。驚いた...
Dir en greyのアルバムの中で一番大好きなアルバム。前作「VULGAR」は表題どおり暴力的かつ攻撃的な楽曲揃いでほとんどメタル化していたけど、それを凌ぐ重厚感がたまらなくお気に入り。とにかく低音の主張がすごくて、むしろこもりがちに聴こえるのがいささか難ではあるが、そのおかげで低音域が腹の底にまで響いてくる。このロー効きすぎサウンドが聴けるのはオリジナルのみで、以降にリリースされたベスト盤に収録された楽曲は...
キモかった。だいたいの意味ワカランか気持ち悪い映画はキモくて大好きなのでこれも最高によかった。冒頭シーンを見た瞬間、Killswitch Engage「The Arms of Sorrow」のMVかL'arc~en~Ciel「DIVE TO BLUE」のPVを思い出さずにはいられなかった。上階から男が落ちてくる映像から始まるからである。ただ、こちらは怖い映画なので着地後どうなったのかまでが映るので閲覧注意ですけど。で、落ちてきたのはヒロインの夫だったわけで、...
2003年9月。前作「鬼葬」から1年半経ったら「同じバンドですか?」ってくらいに音楽性が変わってていい意味で驚いた記憶がある。「鬼葬」はもっとも狂気的ではあったけど、Dir en greyにしてはわりとおとなしかった。ところが「VULGAR」は表題どおりとんでもない暴力性を孕んでいていい意味で期待を大きく裏切った。#1「audience KILLER LOOP」から早々にこのアルバムへの期待が高まった。イントロの京の「ヴォオオオオオオオ」で...
気味の悪い屋敷に引っ越してくるところからスタート。こどもが不気味な人形を拾う、こどもが人形と会話するようになる、怖い絵を描き始める、恐ろしいことを言う、次第に様子がおかしくなる。そして、ママが異変に気付く。だけどパパは話を信じない、などなど。まるでベタな演出のバーゲンセール。ひとつもこちらの想像の範囲を超えてこないのが悲しくなってくる。いやなことが起きるフラグもそんな感じで、クソボンズのいとこが遊...
これは怖い。真相が気持ち悪い。説明はないけどヒロインの出生にかかわる意味深なシーンで終幕。ヒロインの姉やいとこが姿を消したり、ポルターガイスト現象や幽霊が出てくる序盤はわりとオカルト色が強い。ところが暗さや不穏さはそのままにだんだんとサイコなサスペンスストーリーに横滑りしていく。オカルトとサイコ、どちらも引けを取らず、だけど打ち消しあわない絶妙なバランス。こういうホラーって意外と少ないんではないか...
設定は非常にチープだが、構成が少し凝っている。凝っているが、設定を生かせていないので何の効果も生み出せていない。はじめは若者男女3人がテーブルを囲んでRed bookを開き、恐ろしいゲームを開始。ウィジャボードを使った降霊術系のホラーでよくある設定だが、並行してなんの共通点もない5つのサブストーリーが語られていくアンソロジー構成。ただし、残念ながらそのひとつひとつが単純にホラーとしておもしろくない(韓国? ...
なかなか気持ち悪い真相だった。B級感がすごくて、本編に出てくる家は監督夫婦の家らしい。登場人物が少ないのは見やすい。とくにフェンス越しに話しかけてくるジジイの持ってるタバコが短くなったり長くなったりするのがよかった。だけどナメてた。油断した。途中、Jホラーみたいな気味の悪いジャンプスケアがあって心臓が停止した。死んだ。いわゆる一転に集中させておいて・・・というやつだった。多分、高齢者はそのまま死ぬ。...
不動産屋で偶然出会った西村麗子と名乗る見知らぬ女とルームシェアすることになった春海。そうはならんやろ。ところがある日を境に麗子は晴海の前から姿を消してしまう。そして次々晴海の身近な人物が死んでいく。まず冒頭、とある事件の殺人犯のモノローグからストーリーは始まる。この作品は大きく分けるとモノローグと本筋の二部構成で並行展開され、本筋を読み進めることで冒頭の事件の真相と、そもそも誰のモノローグなのかが...
冒頭から次々と登場人物の名前が出番よりも先に出てくるので観るのをやめようか悩んだ。セリフもいちいち説明臭いし、ストーリー運びも決してうまくはないが、人々の善意と悪意が複雑に絡み合いながら展開していくプロットは意外とよかった。ミステリアスな部分の引っ張り方も、真相を明かすタイミングも悪くない。事件の解決という単純な終幕ではなく、灯台下暗し的なオチもあって純粋におもしろい。直接的な描写はないが捜査と並...
前作では描かれなかった野良の生存者が出てくる。その後「28日後…」みたいな状況に発展するのはキリアン・マーフィーが出てるから?【ネタバレ注意】怪物視点で考える『クワイエット・プレイス』関連記事おもしろかったけど、前作の方がおもしろかった。今回はエミリー・ブラントと子どもたちがそれぞれ別行動をとっていて、終盤になると同時多発的に緊張感たっぷりなピンチが訪れ、以降は心臓に悪い展開が続いていく。しかし、そ...
なかなか隠し事の多い映画だった。だから考察するのが楽しい。しかしまぁなんてサディスティックな映画なんだろう。ゴア描写が予想以上だった。死んだ母親のことを忘れられないベッキーは、パパに連れられ湖畔のキャビンで過ごすことに。ところがどうやらパパの再婚相手(子連れ)も一緒らしい。これに憤慨したベッキーはその場を立ち去り森の奥へ・・・。「ウィジャビギニング~呪い襲い殺す~」「アナベル 死霊人形の誕生」から...
Aメロ終わりからBメロ、サビへの転調が不自然で不必要と一部からは批判されてるらしいけど、聴く限りボロクソ言うほどの不自然さは感じない。むしろこの次々と転調していく展開がなければあの朗らかなサビにはうまいことたどりつかないと思う。ところでこのドリカム特有の不自然な転調は、作曲した吉田美和に音楽の知識が無かったことに起因しているらしい。どうであれドリカムは当時ヒットメーカーになったわけで、やっぱり音楽っ...
この映画は表題どおり、ブヨブヨした宇宙からの飛来物が人間を飲み込んでいく恐怖を描いたホラーである。善意の登場人物たちが次々と無惨にも犠牲になっていくのが見ていてとてもつらい。とくに序盤、最後まで死にはしないだろうと思い込んでいた青年たちがあっという間にフェードアウトしていくのには驚いた。主人公となったケヴィン・ディロン演じる不良の青年ブライアンのキャラが気に入った。言い寄ってきたスクールアイドルが...
2023年4月3日新発売、セイコーマートの鶏塩ラーメン。食べました。ぜんぜん美味しくないです。コロナの療養キットに入ってたデヴィッド伊東のしょうゆラーメンと同じくらい美味しくない。先日書いた辛味噌ラーメンがうますぎるせいか、期待したんだけどあまりにもうまくない。この差ってなんですか?今でも辛味噌ラーメンは店に行けば普通に変えるので、今でも食べるんだけどやっぱりうまい。セイコーマート Secoma 辛味噌ラーメン...
えぇ、実は。自分は大丈夫だろうと思ってたらエライ目に。コロナで家族全滅して家庭崩壊寸前だった話。2月中旬、まず長女(5歳)が発熱。3年ぶりの高熱に異常性を感じて小児科を受診。はじめは妻と「インフルじゃね?」なんて話してたら、果たしてそうではなかった。その6日後、今度は自分の番だった。自宅療養も5日を過ぎたし「さすがにもう大丈夫だろう」と油断していたらこのザマでありました。夕方からノドに違和感。その晩、3...
どうやらデジタル限定らしい。真梨幸子の猟奇ミステリ「殺人鬼フジコの衝動」と「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」をつなぐ橋渡し(次々に人が死んでいく作品だから意を汲んで箸渡しでもいい)となる短篇。フジコシリーズのあいだにこんな短篇があったなんて。そんなこと今さら言われても、自分は紙の本でどちらも先に読んでしまったし、なんならもう内容を覚えていない。知らなかった自分が悪いんだけど。ちなみに...
「火の鳥」が公開された時は、石月努の変貌具合に衝撃を受けてしまって楽曲どころじゃなかったよね。あれからしばらくたって先月末にようやく出ました。とんでもないのをリリースしやがりました。同世代、きこえますか。Break Outとか観てた同世代。道民ならFMロックキッズリスナーだったかい? 30周年ですって。竜司と徹はいないけど、コレ、絶対聴いたほうがいいですよ。わたしは泣きました。「SUPER SOUL」で泣きました。ちょ...
真梨幸子の作品を読み慣れた人なら気付いていると思うが、この人の書く話のほとんどはイヤミスではなくただの不快な話である(これは褒めている)。だから読んでしまう。真梨幸子『お引っ越し』誰もが恐怖を感じる引っ越しにまつわる恐怖を描いた連作短篇ホラー関連記事相変わらず無法地帯、というか無法な世界観で描かれており、警察は出てくるけどいないに等しい。だから他の作品と同様、今回の犯人もやりたい放題である。誰と誰...
まぁヒドイ作品だった。今、Kindle Unlimitedの2カ月99円を楽しんでて、角川ホラーっていうから読んでみたけど読み放題でよかった。買って読むような本ではない。この田中啓文って作家、自分はまったく知らない。どれほどのポジションにいる作家なのかも知らない。だけど、内容がなさすぎるし、浅はかで考えて書かれた印象は受けない。表題作のミミズの話がとくにヒドイ。まったくおもしろくなかった。ある女性が恨みのある別の女...
「エスター」の前日譚。彼女の正体は前作でネタバレされているし、続編どうすんだ? と思っていたら、別の方面で超絶サイコなサプライズが用意されていた。前作ではエスターに感情移入することはなかったが、今作では彼女に対する新たな感情が湧いてきてとても楽しめた。また、主演続投のイザベル・ファーマンが実際に成人になっていることから、ようやく本来の設定が存分に生かされている。エスターの正体を逆手に取った、まった...
現在、『エスター』の続編が公開されている。内容は2年前の前日譚で引き続きイザベル・ファーマンがエスターを演じる。引き続きってアンタ、26歳になったイザベル・ファーマンが10歳(という設定)を演じてるんか?どうやって少女に見せるのか。その撮影手法が興味深く、他の役者を台に立たせたり、厚底を履かせたり、さらには遠近法で小さく見せるなどしているらしい。これは早く観たい。さて、この映画を最初に観たときは、エス...
かんあきチャンネルも踊っていた「グーチョキパーでパンプキン」の岡崎百々子が、MOMOMETALとしてBABYMETALに正式加入したという情報をTwitterなんかで確認。とはいえ、ソースがTwitterだし、そもそも今日ってエイプリルフールなもんだからイマイチ信用できないなぁと思っていたら、本日行われたツアーの神奈川公演(BABYMETAL BEGINS- THE OTHER ONE -BLACK NIGHT)で正式に発表したみたい。SU-METALも最近どこかで「まだ詳しく言...
そのむかし、LIVというバンドがあってな。ボーカルが押尾学という男だった。後にも先にもLIVの歌はこれしか聴かなかった。そのかわり、これだけはめちゃくちゃ聴いた。LIVが好きだったわけでもなく、押尾学が好きだったわけでもないのに。では。なぜそんなに聴いていたのか。その理由は押尾学の魅力がないにあるのではないかと自分はにらんでいる。押尾学という男は帰国子女で英語が話せるとにかく長髪の似合わない男であった。曲...
当時、テレビCMの最後に流れる日本人丸出しのカタカナ読みナレーションを聞いて「あぁ、日本ってホントダサい国だよなぁ」と思った。聞くだけでこっちが恥ずかしくなるあのクソダサナレがいまだに頭から離れないのでようやく視聴(?)。英語ができない国、というか英語教育が終わってる国に生まれたのは残念だ。そもそも学校で習う英語の授業は無駄の極みである。感覚で乗り切る英会話を日本語と同じように文法から教えるという完...
マジレスすいません。これってさ、正確にいえばイベントはループしてるけど、時間はループしてないよね?個人的にループものっていうのは、法条遥の「リライト」くらい設定がシビアでないと成り立たないと思ってて、だからこの映画みたいにアイテムや人の物理的処理が「蓄積」というのは新鮮に感じた。もう一人の自分にも接触できる世界観なので、ループ以前になんでもアリになってしまっている。さて、偏屈はこのへんでやめるとし...
※ この記事はネタバレを含みます。両親を殺した呪怨鏡を葬り去るべく、11年後に再び鏡と対峙する姉弟。しかし鏡の呪いに幻惑しそれは失敗する。2006年にマイク・フラナガンが製作したショートフィルムの長編リメイク。カレン・ギランの少女時代を演じたアナリース・バッソは同監督「ウィジャ・ビギニング呪い襲い殺す」で主役を演じている。『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』リン・シェイの真実が明かされる前日譚関連記事...
さて、本日はたいへん胸糞の悪いツイートを目にしてしまった。YouTube視聴にハマった小学生の娘にYouTubeを義務付け感想を書かせた結果、苦痛に感じた娘はYouTubeの視聴をやめたという。親としては娘のYouTube視聴をやめさせることに成功。Yahoo!ニュースでもとりあげられ「その発想はなかった」と大反響となった。いや、あんたそれ、虐待じゃねぇの?娘ちゃんがかわいそうすぎる。心が痛まないか? 自分の子どもが好きになったも...