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  • 精神的児戯としての俳句

    * 林間を逃げるけものや霜来たり 遠吠えの声もむなしく焚火跡 日もつまる寒空ばかり万華鏡 暮易し町の遠景窓は描く 枯野抱くおもいで遠い師走哉 冬人参かじる音する男去り 寄る辺なく少年ひとり夜咄 ラグビーや土塊みたくひと沈む 藁を編む夜なべが長い寒椿 ニット帽かむる隠者のごとくあり 経験の足跡あらず鰭の酒 潔癖な女でゐろと夜神楽 毛布舞うことばなくして窓に立つ 着ぶくれの猪撃てり牡丹鍋 牡蠣を剝くひとりひとりを攫うごと 冬日照る区画整理や樹木立ち なやみごとなど話したる河眠る 木菟の渾名を探す夜行去る 闇汁のごとき政府に顔見られ 嚔するたびにむかしの恋おもう 口語にて日記を記す狐罠 葱青む行方不…

  • おれの徒然〈24〉「AIとの接触」篇

    いつのまにやら、CopilptというAIがwindows 10に実装されたから遊んでる。いろんな質問をしたのだが、いちばんよかったのはダイエット計画だった。現在83㎏のおれが70㎏まで減量するまで、どんな食事が必要なのかもをだしてもらった。 1日の献立例(節約版) 朝食オートミールボウル:オートミール 40g水または無脂肪牛乳 200mlトッピング: バナナ 1/2本(スライス) 昼食鶏胸肉とわかめのサラダ:鶏胸肉 100g(茹でる)わかめ 10g(乾燥わかめを水で戻す)キャベツ 50g(千切り)ドレッシング: 醤油、酢、少量のごま油 夕食鶏胸肉と野菜の炒め物:鶏胸肉 100g(薄切り)ブロッ…

  • 自分にとってお守りのような曲5選

    お題「自分にとってお守りのような曲5選」 わが師、森忠明原詩によるロック・コーラス。 www.youtube.com 松崎ナオ『正直な人』より、アルバム・ラスト曲。 www.youtube.com これもアルバム・ラスト曲。『腹ふり』より。 www.youtube.com ポスト・パンクから一曲。映画『コントロール』のラストにかかる。 www.youtube.com アルバム・ラスト曲。アンディ・ウォーホルへの率直な哀悼が示されていて、とてもいい。映画『ソンングス・フォー・ドレラ』では残念ながらイントロがカットされている。 www.youtube.com *猶、この記事はフィラー(穴埋め)であ…

  • blow down(オリジナルTシャツ販売)

    ★ じぶんで水彩画でTシャツをつくってみた 色はオートミールに指定 なかなかのできなのでだれかに着て欲しい suzuri.jp きょうは『白痴美人』という歌をつくって録音したものの、 精彩に欠ける出来になってしまった もっとギターを掻き鳴らすような、 勢いのあるものにしたかった もっとロックな歌をつくろうとおもった ★ あした、工賃が入るので、 きょうは臨戦態勢 ともかく謹呈本の発注、水道料金の支払い、本の購入に充てたい 寺山修司の詩歌論集、コリン・ウィルソン『性のアウトサイダー』、 残りは食料品、──鶏胸肉に卵にわかめだ というわけでこんな感じ ★ Tシャツは森忠明先生に贈ろうか 気に入って…

  • おれは火を放つべきか?──短歌について

    * 20年ほどまえ、「新アララギ」の掲示板で短歌を投稿していた。たびたび撰者のほうから、かれが改作・添削した歌を押しつけられたことがある。最初のほうはおれもじぶんなりの改稿をだしていたのだが、あるとき、とある人物から「おれがもう添削したんだから、それを受け入れろ」という趣旨のありがたきことばを頂いた。そもそも発生源のちがうことばをなぜじぶんのことばとして受け入れなければならないのか、おれは戸惑った。あまつさえ、かれはじぶんの改作した歌を褒め称える寸評とともに優秀作品にまで撰んでしまった。開いた口がふさがらなかった。こうした恥を知らない所業をなぜやるのかと唖然とした。 最近も詩の投稿サイトで「お…

  • おれの徒然〈23〉「くたばれ歌会」篇

    * きのうの21時から歌会ということで配信したものの、けっきょくだれも短歌を詠まないという事態。ほぼ全員が詩人だ。詩はかったるい。他人の詩を読むのは苦行に近かった。恥ずかしい歌会だったとおもう。おれは歌人との繋がりが乏しい、そしてそれを告白して歩いているようで気まずかった。 ビーレビに歌篇『ルードボーイたち』を投稿。でも、おれなんかお役御免だった。なんども寝た。7時半に起きる。朝餉。すぐに朝餉、11時過ぎまで眠った。ビーレビ、またも「おまるたろう」と名乗る人物がコメントを入れている。 わびしい独身者のかっこつけモノローグ(Vシネ風)といった趣ですけど、 詩としての崇高さが足りない。 「オナニー…

  • おれの徒然〈22〉「悲しき夏バテ」篇

    www.youtube.com www.youtube.com ………というわけで、あしたは歌会なのだけれど、躰のほうは本調子になってくれない。夏バテだ。毎日、冷房装置のやっかいになっていたら躰が怠くなってしまった。眠りの質もよろしくない。毎日、横になってぐーたらをやらかしている。 そもそもの話、調子に乗って立ててしまった企画で、あまり気乗りしない。ひとの書いたものにあれやこれやといっても始まらない。自覚的な作家は習わない、盗むだけだ。じぶんが批評家にはなれないという自覚が足りなかったのかも知れない。来年の歌誌『帆(han)』は時期をずらしてだすだろう。とことんいまは意思が足りない。あまり希望…

  • inflection

    ★ たしかな手応えもなく、 おれはおれの溝を掘ってる きのうはレコードが届いた 映画『殺しの烙印』のリマスター盤だ '18年にもLPがでたものの、 今回はリマスター且つ、 真理アンヌのインタビュー付きということで買った インタビューは短かった メルカリで買った鳥肌実の4CDも届いた 重複や差し替え音源も多く、 それらを省いてリッピングした 手元に「URC復刻シリーズ」版のはっぴいえんど「ゆでめん」があったので、 鳥肌実と一緒に売ったら¥1,200にしかならなかった はっぴいえんどの「ゆでめん」は重量盤で11月にでる ともかく金の遣い方がむちゃくちゃ 収入はあったものの、酒で去ってしまった 50…

  • おれの徒然〈21〉「酷暑奮闘」篇

    * 連日の買いだしやんなんで躰が壊れてしまったのか、どうにも調子がわるい。とにかく怠い、眠りの質がわるい。悪夢をよく見る。足腰が弱っているとおもって、ひさびさにスクワットをやったら、関節を痛めてしまった。冷房を使ってはいるけど、室にいるだけでもなかなか堪えてしまう。「フローズンアイスリング」というものを買ってみたものの、せいぜいのところ10分ぐらいしか効き目がない。それでも取りあえず食糧品を買い込んだ。3日間にわけてだ。もっとわける必要があったのかも知れない。今月は日用品で多くを遣ってしまった。靴や、衣類なんかで¥22,000は消えた。それに電気代の高騰もある。創作活動に於いては、先月できあが…

  • 刈り取り

    夏のあいだじゅうずっとおれは父の命令で草を刈ってた 前庭、裏庭、通路、そして隣の空き地、まえの空き地を あらゆるものごとは、あまりにもたやすくおれを突き落とす 汗だくになって、へたり込んでるおれに父が罵声を浴びせ、腕をふりあげる 毎年、ずっとつづくこの光景の終わりにはいったいなにがあるのか 溝に溜まった草を拾い、籠に入れて、焼却炉に入れた あの夏のすべて、そして惨めらしさ、そして恐怖 いつ終わるとも知れない仕事 じぶんの望まないところで起きる、 さまざまな摩擦、 そして終末が約束されないところで、 みずからの熾きを知るせつなさ 老衰を待つ植物たち、 自然の自己批評のなかで、 立ちながら滅ぶ木々…

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みずから書き、みずから滅ぶってこと。
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