アイツがロックを吐き散らした後のステージには 極彩色のジェリービーンズ ほらほらおまえたち 早く拾っておいで 名前のない黒いブーツに踏み潰される前に! 昨日の青梅が咲き乱れる前のステージで 単細
アイツがロックを吐き散らした後のステージには 極彩色のジェリービーンズ ほらほらおまえたち 早く拾っておいで 名前のない黒いブーツに踏み潰される前に! 昨日の青梅が咲き乱れる前のステージで 単細
芸術的な嘘を吐いて 男はパスタを食べに行く 文学的な洗濯をして 女は真実を見つけ出す 数学的な痴話喧嘩も 夕方には真ん中で落ち着こう 男だって 女だって 理性的な衝動も 結局 真ん中で落ち着
芸術的な嘘を吐いて 男はパスタを食べに行く 文学的な洗濯をして 女は真実を見つけ出す 数学的な痴話喧嘩も 夕方には真ん中で落ち着こう 男だって 女だって 理性的な衝動も 結局 真ん中で落ち着
白いスーツが 自慢げにこっちを見た 汚れた靴を履いてるくせに 半径3センチの金色ピアスが 自信ありげにこっちを見た 茶髪は枝毛だらけのくせに Tシャツにジーンズで ピアスも指輪もしてなくて 髪も
白いスーツが 自慢げにこっちを見た 汚れた靴を履いてるくせに 半径3センチの金色ピアスが 自信ありげにこっちを見た 茶髪は枝毛だらけのくせに Tシャツにジーンズで ピアスも指輪もしてなくて 髪も
ささくれを引っ張って 少しえぐれた薬指の先に レモンがしみたから マニキュアは塗らないことにした 狐の嫁入りがあったから ミュールで出掛けるのはやめにした 肩凝りがひどいから 明日は寝ることにし
ささくれを引っ張って 少しえぐれた薬指の先に レモンがしみたから マニキュアは塗らないことにした 狐の嫁入りがあったから ミュールで出掛けるのはやめにした 肩凝りがひどいから 明日は寝ることにし
グラスから取り出した 今は手のひらに 氷がひとつ 君を見ていたら 溶けてしまった 雫になって ひざっこぞうに落ちた 今日も暑いなぁ 裸足になれたらなぁ ーendー
グラスから取り出した 今は手のひらに 氷がひとつ 君を見ていたら 溶けてしまった 雫になって ひざっこぞうに落ちた 今日も暑いなぁ 裸足になれたらなぁ ーendー
《目次》 痴人の愛 夏猫 正しい行い(仮) パスタの行方 ディナーショー ぼくのヒコーキは空を飛ぶ つちふまず 空の死神 通り雨 ハピネス 空の足 サカナ 薬指の契り 波 水嵩の増した夜を泳ぐ 刺繍
こんな夜は 雨の両手に祈る どうか私に触れないでと 人差し指の先でさえ 月を裂くに足りる 枯れちゃいないわ 萎れてもないわ まだ夜に咲ける 私ならここにいて 親指で御託を並べて フィオナに流され
こんな夜は 雨の両手に祈る どうか私に触れないでと 人差し指の先でさえ 月を裂くに足りる 枯れちゃいないわ 萎れてもないわ まだ夜に咲ける 私ならここにいて 親指で御託を並べて フィオナに流され
会わなくなったね 電話もしなくなったね その内にきみは お母さんになってた あの頃はいつも一緒にいたね 学校さぼったり 真夜中抜け出したり いつも一緒にいたのにね 会わなくなったけど 電話もしな
どんな女になろうかしら 選択肢は少ないけれど 二者択一ではないのよ なりたい女になれるのよ あんたの望む通りにも どんな女になろうかしら こどもにだってなれるのよ 母親にだって 天使にだって 女神
どんな女になろうかしら 選択肢は少ないけれど 二者択一ではないのよ なりたい女になれるのよ あんたの望む通りにも どんな女になろうかしら こどもにだってなれるのよ 母親にだって 天使にだって 女神
ごろごろ ゴロゴロ ひまわりの木陰 ごろごろ ゴロゴロ 見つからないように 抱いたりしないでね 暑苦しいもの ちゃんとわかってるから 愛してくれてること ごろごろ ゴロゴロ 淋しくなんかないわ
カラカラカラ わたしが渇いていく カラカラカラ あなたが冷めていく カランカランカラン ふたりが離れていく サラサラ サラサラ あなたが見えなくなっていく サラサラサラ サヨウナラ ーe
ぶつからないように 歩幅をずらして歩く わたしたちは そうやって すこしずつ 離れていく 寄りかからないために 寄り添えなくなる だから 強がるなら 手をつなごう ーendー
風と共に去ることは 美しいだろう 皮肉も言えないくらい 惨めだろう 「大丈夫」 きみの前で 顔で笑って心で泣いても 「だいじょうぶ」 背を向けて 心から笑って舌を出すよ 風と共に去るように きみ
海へ行こう 明日 朝から 今日はもういいから 今日はもう枯れたから 海へ行こう 沈まないために 浮かれないように 海へ行こう 海へ行こう ーendー
真夜中の交差点 追いかけてしまいそうな どうしようもないお別れに いつもより強く抱きしめたきみの背中 胸に顔をうずめて 「あたしはちっちゃいな」 爪先立ちで長いキス 「あたしはちっちゃいな」 真夜
真夏を模した熱帯夜 あるのかないのか胸の谷間を 汗が一筋 流れ落ちた また人が死んだ 今度はあいつだった 真昼を模した懐中電灯 つかずはなれず二つの手 汗が一筋 伝い落ちた また命が生まれた 今度
きみならどうする? 地上3階のこの部屋には今は何も無いんだけれど ぼくは帽子屋さんをしようとは思わない 99の素敵な帽子 きみならどうする? その世界に何の意味も見つけられなくても ぼくには否定する
そうだな、結局は、寂しさを紛らわせたいってだけなんだけど きみに会いたいんだ きみに会えないからって 代わりを探そうとは思わない だから、一人きりだってかまわないって口走るけれど そんなのは強が
わたしはもうオトナだった 振り返って傍観 背中にタバコがしみて アイツが泣かない理由を知った 向き直って鑑賞 枯れたしっぽを握ったのは ウソの指輪をした右手だった わたしはもうオトナだった
君はここに居ちゃいけないと あの時きみはうたってた ちゃんと声は届いたよ どんな言葉も聞こえたよ そしてわたしはここに居る 僕はそこへは行かないよと あの時のきみはうたってる 切ない声で届いたよ
リズミカルより不安定すぎるし メロディアスより奏でられない コミカルでもないから ぼくには食べられない さっきので満腹になったことは もう覚えていないけど 空腹感も気付けないくらいにはハラペコ どこ
私たちは海と山 悲しみを分け合っては 自分のことに精一杯 私たちは月と太陽 喜びを与え合っては 自分の為に精一杯 詰め込んだ知識と 溢れ出すボキャブラリーは 同じ円を描きながら 別の縁を綴り続け
やさしさを得るために 傷つけてみる やすらぎを得るために 犯してみる ぬくもりを得るために 壊してみる あなたを愛したいので 錘に指を刺してみる ーendー
いつからか 「好き」と 言えるようになりました いつかより 自分を好きになったからです いつからか 「嫌い」と 言えなくなりました いつからかより 他人が嫌いになったかです たくさんの弦を並べて
もしもこのまま今日が終わらなかったら あなたはわたしの隣にいてくれるのかしら もしもじっとしていて時間が止まるのなら わたしはきっとあなたの隣を離れないわ もしも時計を壊して身動きが取れなくなる
わたしの恋人ったら お部屋の隅の水槽で じっとしてるのが好きみたい わたしが眠ると 自転車に乗ったり 小石をかき集めたり ひとりあそびが好きみたい わたしが呼んだって ちっとも応えないけれど ひとり
私は常から思うのです。 母であろうと。 あなたに笑いかけ あなたに毒を盛り あなたを愛し続ける 母であろうと。 私はだから思うのです。 母でありたいと。 あなたを包み込み あなたを突き放し あなた
わたしはわたしで きみがきみじゃないなら 明日は昨日より鮮やか あのこが駆けていくよ 時計仕掛けのウサギを チョッキ引っ掛けたウサギを あのこが追いかけていったよ 昨日みたいな 明後日に向かって
同じものを見てると思った 小枝に光る雫の一粒や 空に沈む星の爆発や 机の下に隠した写真 わたしが見てるものを知ってる? 遠く離れたともだちの嘘や 代わり映えのない部屋の鍵や さっき交わした約束の意
月がきれいな夜に 愛を告げてくれてありがとう 次の日は切なさと嬉しさで熱が出ました それから少しだけ 泣きました そのあとココロが動かなくなる夢を見たので 金曜は切手を買いに行きました 土曜の夜に手
目を閉じると音が見える やっときみの音が見える きみを感じたくなったら 心を閉じる ほら こんなにもきみでっぱい 近頃 思うのさ 絵を描くように歌っておくれ あったかいとかつめたいとか 目を開け
鳴りきれなかった弦が ロックンロールだと言うなら きみはきみであるべきだ わたしはわたしでいるべきだ 少しだけ きみのユウウツを借りるけど 返す時には 物足りない音色みたいな わたしの憂鬱を 混ぜ
終わりが淋しかったんじゃない 悲しかったんじゃない 始まりが嬉しかったのとも違う とにかくきみが素敵だった ただきみがかっこよかった 終わりは気持ちいいわけじゃない 始まりは辛いわけじゃない その一
ほんの少しうたた寝ただけ なんだけど 慌てて飛び起きた時計の針は 行き過ぎたと勘違いして 寝呆けたままで 後戻り 進んでいいのよ と 呼びかける太陽は無い 繰り返すメトロノームが エイトビートで笑
きみが ”愛のうた” を歌えるワケが 今頃になってわかってきた 愛してるんだ 愛されてるんだ でも、ぼくばかりじゃない だまら いつだって きみは ”愛のうた” を歌えるんだ きみが ”愛の
ひとりでお酒を飲んでいたら ひとりでお酒なんか飲んでいたあの頃を 思い出した 知ってる人や知らない君が 隣のイスに座っていたっけ 懐かしいというよりは なぜかしらんという気持ち 杏露酒なんて甘いのは
夢と現実を混ぜ込んだケーキを焼く 偽りの生クリームで覆い尽くして 真実のイチゴを飾り付ける 甘くないチョコレートのプレートには きみの名前がちょうどいい グラスにはビール テーブルにはバラ 真夜中を
こんにちわ、悩める罪人 ようこそいらっしゃい 迷子なの? ここでは甘えていいのよ 何でも聞くわ 相槌はオードブル いつだって微笑むわ さようなら 悩める罪人 もうお帰りなさい 送れないけれど
日が暮れて 出会って さて そして ふたり また日が暮れて 繰り出して 夜の中で出会って 日付が変わって 一日は終わらず 夜の中で出会って 気が付けば 陽が灯って ビル群に別れて さて そして
愛されたいと 思い続けた あおいろあげはが一匹 愛される場所を見つけた 愛される舞い方を知った 愛される色を纏った 葉の裏 枝の間 紫色 愛された たくさんの者たちに クモ アリ カマキリ コオロ
サワー 黄緑色がとても鮮やか 冷えたグラスに映った いつかのキミが羨ましくて 今日もひとりの喫茶店 少しストローを嚙む あの日のキミみたいな 夏を彩るサワー 冷たすぎる 帰り道で涙するくらい 「
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