ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
コブ斜面が苦手で困り果てるスキーヤーに救いの手を差し伸べるコブ斜面専門のスキー訓練所。2025年はAIによる指導メソッドも徐々に取り入れながら、コブに悩める貴方様に寄り添います!どうぞご期待ください。
いまだに人の滑りに対して、見た目だけでダメ出しをしたがる人が本当に多い、面倒な世界だと思う今日この頃。たとえば、このブログでも年に一度は話題にする「上下動」についても同じことがいえます。2015年くらいまでは、ごく当たり前のようにデモがDVDで上下動はスキーの推進力&パワーを逃がしてしまうのでイケナイなどとドヤ顔で語っていましたが、最近はそんなトレンドもずいぶんと目立たなくなった印象です。ただ、検定シー...
昨夜の雪はかなりの積雪を記録しまして、土曜日に造成されたコブは完全に埋もれてしまいました。それなりに深いコブであれば、新雪の凹凸をトレースすればある程度発掘可能なのですが、掘り出し可能な限界を超えて雪が降り積もりましたので、あきらめました。ですが、そんな時は整地に溝を掘って、練習するに限ります。新雪の圧雪状態ですので、2人で5回位小回りをすればある程度の溝コブが出来上がります。コブ=深くなくては練習...
本日ようやく今季第一回講習会開催となりました。いつもブログはご覧になっているYさま。2級はお持ちですが、何とかして1級のカベを乗り越えたいと志願いただきました。まず滑りを拝見しますとこんな感じの小回り。ほぼストックが使えていません。どうしてもこの手の小回りですと、コブの地形に合わせた俊敏な動きを実現できにくいものがあります。まずは、足を振り回す小回りから、より俊敏な動きでテールを振りだす小回りに改造...
ターンする場所とタイミングが厳格に決められているから難しいのです
このブログをはじめた10年前と比較すると、コブの滑り方系の動画が本当に増えたと感じます。が、その多くが相変わらず、手本を見せるだけで、出来ない原因について正確に処方箋を施すことができていません。コブは整地よりも簡単などと言い放ち、シレ―っと手本を演じて見せるスキーヤーも意外と少なくないのですが、いえいえ。決して簡単ではありません。簡単だと思っているのはコブを自由に滑れるエキスパートだけですから、コブ...
数日前の記事で、お仕着せのレッスンに辟易したとのエピソードを紹介しましたが、これは大人のレッスンに限ったことではありません。例えば、雪国地域の子供が学校行事として参加するスキー教室にもその傾向が見られます。学校のプログラムとしてスキー教室に参加する小学生は、多くの場合スキー技術を習うことが目的だと思っている子供はほぼいません。クラスの仲間と、列になってスキー場のあちこちを移動しながらガンガン滑りた...
スキーマニアは往々にしてプライドが高く、互いの技術には非干渉という暗黙の了解があるように感じます。仲間同士で普通に滑っていても、このすべりはこうしたほうが良いとかあのターンの局面ではこうしたほうが良いとか互いのすべりにはほとんど口出ししません。それなりに上手い人なので、明らかにNGな滑りをそこに見出すことは困難です。だだし、プライズレベルのスキーヤーになると、上手かそうでないかの基準は、全日本技術選...
雪は昨日夜までにほぼ止み、今日は朝から晴れ間がのぞきました。前日に続き今日も幅広スキーで出かけてきました。8:30のメインゲレンデコブが埋もれてしまったダウンヒルコース。昨日からの新雪はさほど増えてはいませんでしたが、気温が低く滑走跡は数多く残るなかにあってもパウダーランの浮遊感を十二分に楽しめました。明日は山頂リフトが運転されますが、あのパイオニアコースは今季初のOPENなるのか、気になるところでは...
木島平はゲレ食が充実していることで有名ですが、充実しているゆえに、近隣の住人が単に食事に行くために出かける、そんなレストランやカフェが存在します。先日ご紹介したオーベルジュグルービーさんがその一つですが、だいちCAFEさんもまた素敵なお店です。東京田無に本店があって、冬の間の支店として開設。薪ストーブの灯る明るい店内。メニューは食事メニューはもちろん、カフェメニューも充実しています。長野県スキー連盟技...
今日は長野市に用事があったのですが、各地での交通障害を考慮しあえてJRで出かけました。戸狩野沢温泉以北は運休ですが、それ以南は通常通りです。帰りは新幹線。飯山線が53分かかるのに対し、新幹線はわずか11分。隣の駅までですので特急料金はわずか860円。プラス1000円未満で40分短縮できるのですから利用しない手はありません。飯山で降りる乗客の8割は外国人観光客。おそらくほとんどがオーストラリア人と思われます。木島平...
自分は相手をよく知っている、でも相手は自分を知らない。ファンと芸能人、乃至プロスポーツ選手がそのケースの代表といえます。もし本人に街中で遭遇したとします。ファンはおそらく勇気を振り絞って声を出します。頑張ってください!なぜか有名人にはついつい「頑張ってください!」と判で押したように声がけしてしまう日本人の不思議。私なら「いつも応援しています!」と声掛けするのが自然だと思うのですが、いずれにしても、...
1/24 今日の木島平 ~晴れのちブリザード(!) タダものではなさそうな雰囲気です(汗)
昨日のゲストはアマチュア無線愛好家T氏。チェックアウト後、新幹線に乗ってお帰りですので、私は木島平スキー場に上がり、飯山からT氏の乗る新幹線車内と交信を試みることに。10時35分頃から「ダウンヒルコース」の最上部(標高920m)で待機。この時点では晴れ間ものぞく木島平。コブは47コブ、しっかりと生きています。でもこの後の大雪で埋没確実ですが。。。。。飯山駅で新幹線を待つT氏を指定の周波数で呼び出すも応答な...
スキー指導にの相手にはさまざまな技術レベルの人が存在します。最大のボリュームゾーンは、やはり修学旅行の団体です。経験のある方ならお判りでしょうが、修学旅行団体の指導は非常にやりがいがあります。全くスキーが出来ないところから、わずか3日で自由に雪の上を滑れるように上達させられる急速な上達過程は、まさに指導者冥利に尽きるものです。最初は表情が曇りがちな子供たちが、最終日には満面の笑顔に変わり、もっと滑...
数日前から盛んに大雪に関する警戒情報が流れていますが、昨日の午後発表の注意情報によるとこんな感じ。長野県北信、および大北地区が最も大雪にさらされるエリアとのこと。しかし23年の雪国生活の経験からして、昨年の猛烈な雪を越えることはまずないと高を括っているところではあります。昨年の1月22日そもそも豪雪による交通遮断は、遠方からやってくる車のわずか1台が耐雪装備が不十分なことが引き金となって引き起こされるも...
前の記事でも触れましたが、普段から頻繁に耳にするスキー業界独特の用語や表現ってありますよね?指導している人は専門用語とは知らずに無意識のうちに使いがちですが、実は相手にはあまり伝わっていないことがあります。ズラす=進行方向に対しスキーが「直進」ではなく「角度」がついた状態で除雪しながら進行していくことスキーを動かす=多くの場合「ズラす」と同義トップを止めるスキーを前に進めないことスピードコントロー...
早い段階でストックの使い方を学んだ方がいいかもしれないと思う件
木島平にも中学生の団体スキーが戻ってきました。私も今から10年以上前はよくお手伝いのイントラとして出役しお世話になりました。木島平村は調布市と姉妹都市提携を締結していて、同市市内の公立中学校すべてがスキー教室にやってきます。私もかつて経験した初心者向け指導。実はとてもやりがいがあります。全くスキーが出来ない子供たちが、2日目にはおおよそ行きたい方向に行けるようになり、3日目には雪上の自由を得るにつれ、...
かつての大町スキー場跡近くの通称「中山高原」ここにまるでジブリの世界を再現したような隠れ家カフェが存在します。大町市美麻の美麻珈琲昨年春に初めて訪れてその雰囲気、世界観、そしてスイーツのおいしさに感激しまして、季節を変えて訪問してみたいと思っていました。冬もまた素晴らしい雰囲気をたたえていました。ココのティラミスは日本一美味しいかもしれません。薪ストーブの灯るアンティークな室内に心なごむひととき。...
コブ系YOU TUBEも最近ではかなり増えています。大抵はコブを滑るのがメチャメチャ上手い人がシレ―っと演技して解説して見せています。わりとよく見る表現にXXさえできれいれば、実はコブなんてそんなに難しくはないコブは整地よりも簡単これは典型的な出来ない人の気持ちを理解しないひとの正真正銘マウンティングです。特に動画の世界ではこんな事象があまりにも多すぎる印象です。だからいつまでたってもお手本至上主義から抜け...
来週は今季最強の寒波が押し寄せるとのことです。ロシアを襲った大寒波がいよいよ日本にやってくるのか?昨日現在、木島平には練習に適した溝コブが1列、47ターン分ありますが、この後の降雪があまりにひどい場合掘り出し不能となり、コブのリセットが行われる場合があります。また、視界不良や新雪が深すぎる場合、こちらで想定している段取りでの講習プログラムが完遂出来ない可能性もあります。雪が降ったくらいでは簡単にキャ...
今朝から快晴の木島平です。スキー場の積雪発表値は30cmしばらく雪はありませんので、カリカリのアイスバーンです。講習開始に備えて、B-POTIONをチューンナップに出していますので、今日はアルマダ。こんな幅広板でコブなんぞ行けるのか?と思われがちですが、実は結構いけます。B-POTIONやKO-BXのようなクイックな反応は期待できませんが、それを補って余りある回頭性がありますので、弾かれることなく滑ることができました...
1級の検定には悩ましくもコブ斜面(不整地小回り)が種目にあるにもかかわらず、なぜか一般のスキースクールはすすんでコブ指導を引き受けようとはしません。もちろん指導できる人もいますが、その絶対数はとても少ないです。その理由には大きく分けて2つあります。一つ目は怪我のリスクが高まるから往々にしてコブ斜面は急なところにあります。ただでさえ急なのに、それが抉れて崖のごとく屹立した環境では、安全にレッスンを施す...
雪国には四駆が常識と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。木島平や飯山の平野部に住む人の中には2輪駆動車を使う人も多くいます。除雪体制が完璧で、昨今のスタッドレスタイヤの高性能化で、クルマの性能を補って余りあるものがあるからです。そんな我が家もハイエース、軽トラは4輪駆動ですが、チョイ乗り用&お出かけ用のアルトラパンは2輪駆動車。トラクションコントロールにブリザックの組み合わせで、ほぼ問題な...
整地では何の不自由もないのにコブでは全く歯が立たない人のために
以前にも紹介しましたが、整地では何の不自由もないのに、コブ斜面に対しては本当に、全く、一切、とんでもなく駄目だという方に向けての金言集をお贈りします。*2023年1月増補版=========「コブが苦手」という言葉の定義はさまざまな解釈が存在します。ですが、おおよそ整地ではカッコよく、爽快に、滑れるのに、コブに入ったとたんに別人に成り下がるという人を意味します。ただし、基礎スキーの世界というのものは、...
日曜日の暖かさで一気に雪が解けてしまった感のある木島平。ですが、昨夜は10cmほどの新雪が降り積もりました。10時頃から6本ほど滑り状況を確認。圧雪されてしまったと思っていたコブ斜面は健在、47ターン分の溝コブが生きています。曇っていて凹凸がわかりにくいのですが。。。。固く締まったバーンがイイ感じです。...
先日時間が出来ましたので、野沢温泉へ行ってきました。とはいってもスキーではなく、温泉。木島平に住んでいると、温泉は実に身近な存在でして、車20分圏内に5か所以上の立ち寄り湯が存在します。久しぶりに欧米人で賑わう温泉街。おんせん饅頭の食べ比べもイイですね。外湯と呼ばれる無人の湯小屋もイイのですが、有料の立ち寄り湯も素晴らしいです。このご時世、値上げせずに500円で頑張っています。アサイチで誰もいませんでし...
理解されているかどうかの確認作業をしないイントラが多すぎる件
欠点の指摘は超得意なのに、どうやって修正すればいいのかアドバイスが出来ないイントラが多いというのは既製の事実ですが、それと並んで、生徒に理解されているのかどうかの確認作業をしないそんなイントラもまた多すぎる印象です。特に上級クラスにその傾向が強いと感じます。その原因は過度な大人数レッスンも原因のひとつといえます。人数が多すぎるので、レッスンの邪魔をしてはいけないと、誰も遮って質問をしようとしないの...
お子さん、大きくなったら宿継ぐんですかね?などと聞かれることも多いのですが、現実的にみると、この規模の宿泊施設において、うまく代替わりするところは極めてまれです。まず従業員として、こどもを雇い入れるのが、売り上げ規模からして全く不可能というのが第一です。そして、自らが一線を引くころには、すでに子供たちは別の世界で一定の生活基盤を築いていることがほとんどというのが第二の理由です。さらに、単世帯の自宅...
特定の事象について力強く積極的に論評と展開すると時にあいつマウントとりやがってなどとネガティブな意見が投じられるネットの世界。数年前から、マウンティング とうう言葉が流行し、本来の意味とはき違え、ネット界での書き込みや世の中の論評をて何でもかんでも「マウント」として忌み嫌う人が増えたように感じます。しかしマウントとは、優位的立場にある人が、権力を振りかざすように高圧的に言いくるめるような態度を指し...
昨年(2022年)受講いただいた方から嬉しいお便りをいただきました。======管理人様 昨年の2月〇日にコブ滑走訓練を受けました〇〇です。 その節は大変お世話になりました。 本日はSAJ 1級合格のご報告です。 今年のお正月に白馬〇〇スキー場にてSAJ 1級検定に合格することができました。 検定項目のうち、不整地小回り(コブ)は71点と加点となるオマケつきです。 昨年の今頃はコブをどうやったら攻略できるのか...
昨日の高温は周囲の雪を一気に溶かしてしまった感があります。我が家もこんな。そしてスキー場はというと。。。。第八リフト降り場コブ斜面への道コブ斜面は昨日、今日でかなりのスキーヤーがコブを楽しまれたようですが、雪の層が薄く、43コブあるうちの、10コブ位は底の土が露出していました。おそらく今日クローズ後の整備でフラット化されるものと思われます。グルービー前はこの通り。来週あたりに寒波が押し寄せるとのことで...
コブで大切なことはトップを下に向けていくことではなく、テールを振ることだという件
スキー関係の動画メディアを見ていていつも思うのは、言葉の使い方、表現が時として誤解を生むことがあるということを強く感じます。スキー業界は非常に狭い世界でもありますが、業界では当たり前のように使われる表現が一般的日本語としては通じにくかったり、誤りであったりすることが少なくありません。何度も申し上げています通り、スピードコントロールという言い回しは、日本語に訳せば「速度調整」なのですが、業界ではそう...
先日、コブにおいてズルドンをやらないほうがいいと思う理由について述べましたが、それ以外にもデメリットはあります。往々にしてズルドンを課す練習は、初心者にとっては過分な急斜面において、安全に下に降りるための手段となっている可能性があります。デキるエキスパートは、出来ない人に向かって「とにかく最初はゆっくり」などとアドバイスしますが、コブにおいてユックリ滑り降りるのは極めて難度の高い課題です。それでも...
ワタクシ、これまでずっとヘルメット無しでスキーをしていましたが、周囲の勧めもあり、ついに買ってしまいました。長野駅前の石井スポーツで。ヘルメットは緑。スキーも緑のBPOTIONチョットだけコーデに気を遣ってみました。にほんブログ村↑↑↑↑↑↑★スキーブログランキングに参加中★ 貴方のひと押しが励みになります!====⇒レギュラー講習会申し込みはこちらから【1月13日現在の空き状況】#01 1月25日~27日 x#02 ...
今日も午前中は快晴コブは昨日よりハッキリとえぐれてきました。相変わらず37コブあります。斜度はさほどありませんので、正確な運動を目指すにはうってつけのコブ斜面です。つくづく感じたのは、コブ滑走は次々現れる敵を撃退していくモグラたたきゲームのようなものだということです。決して遠くを見つめていてはイケマセン。時には間延びしたコブ、時には細かいコブ。そんな不規則に襲来するコブに対峙するには次に削る場所をし...
与えられた道具をフルに活用して出来るだけ手っ取り早く運動を実現したいと思う件
コブを滑るのはとても難しいのですが、その一番の理由は足にばかり意識が集中しすぎているからだと思うのです。たとえばコブの初歩の練習として大人気のズルドンですが、あまりこれにばかり集中するのは感心しません。何故ならこの練習はあくまで板の中心に正しく乗って、正確に雪を削り取る感覚を養うためであり、連続ターンにはなかなか結びつきにくいからです。昨春入校した、とあるコブ専門スクールにおいても、このことを先生...
普段使いのスキーはもっぱらブルーモリスのBPOTION。新雪がある時はコブ併用の桜田紋。でも、純粋のファットスキーはこれまでほとんど使ったことがありません。その浮遊感が病みつきになると言われますが、その体験があまりありません。10年ほど前、オガサカの「舞」を中古で手に入れたことがありましたが、190cmと長すぎ全く手に負えず速攻ヤフオクで売り払いました。それから10年。かつて一世を風靡したアルマダJJが格安で...
昨日は上越あたりではかなり気温があがりましたが、ここ木島平においてはさほどの暖かさにはならず、一昨日の新雪がそのまま残る1月12日のゲレンデです。メインバーンは気持ちの良い圧雪。アイスバーンではありません。調布市の中学生団体以外、個人のスキーヤーは10~20人といったところでしょうか。それ位に空いている木島平スキー場です。さて気になるコブですが一応ありますヨ!ここ拡大通称「ダウンヒルコース」の真ん中か...
コブ斜面模型が完成しました。製作に取り掛かった第一段階は、まず凸部を成形するところからはじまり、いわゆる「コブの裏側」部分を中心に造形したのですが、よくよく考えると「バンク」のラインが全くありません(!)ならばと、紙粘土を追加で調達して、コブの外側を盛って外側のラインを付け足しました。周囲は飾りとして鉄道模型情景製作用ターフを木工ボンドで貼り付け、なんとなく紅葉の山っぽくしました。コブのできるよう...
先日、スキー場のレストランについてあれこれ述べましたが、木島平は他のスキー場に比べて食堂には恵まれていると感じます。中でも第六リフト降り場そばにあるオーベルジュグルービーはイチオシです。もともと大阪でステーキハウスを2店舗経営されていた方が30年前にこの場所に移住、宿泊施設兼レストランを開業されました。値段はこのくらいですが、とにかく内容が素晴らしいのであります。サラダは自家製ドレッシングがとても美...
これまでずっとワックスがけには衣類用アイロンを使っていたのですが、ようやくスキー用のものを買いました。北信のスキーヤーがこよなく愛する石井スポーツ長野店で。店員さんも親切な人が多く、とても好感が持てます。そのアイロン。これまでの衣類用と大きく違うのは、ワイヤード。衣類用はコードレスなので、ワックスを溶かしてスリスリしているとやがて温度が下がってしまうのですが、専用アイロンは細かい温度調整ができる上...
基礎スキー雑誌のテクニック特集が多くの一般スキーヤーにとって役に立たない理由
基礎スキー雑誌のテクニック特集はある程度できる人向けに書かれているものなどとよく言われます。実際のところはどうかといえば、実はその通りです。(^^)私もかつて毎号買い求め、食い入るように読んでいた時代がありましたが、ここ5年ほどは買わなくなりました。いわゆる基礎スキーがマニアック化の一途をたどり、雑誌の位置づけがもはやプライズ合格指南へと変化してきたと感じたためです。出版社側も毎月新たなネタを投入...
昨夜からの雪がゲレンデを覆いつくし、20cmほどの積雪があったようです。ようやく年末年始の繁忙期が過ぎましたので、今季3回目のスキーに出かけました。桐光学園中学校の団体さんがスキー教室で滑る以外は、個人スキーヤーは10人ほどで閑散としていました。今回はあらたに導入した2台の幅広板のテストも兼ねまして、新雪をひたすら。改めて思うのは、幅広板を使って新雪を浮遊する感覚は何にも代えがたい面白さがあるというこ...
競争と格付けがある以上、それは「自己満足」ではないというはなし
検定合格に向けて何度も受験を繰り返す人がいます。悪くはありませんが、私の考えは合格の可能性もないのに受けるのはやめておいたほうがイイというのが基本です。ですが、最近は少し考えが変わりました。検定とは、基礎スキー界における公式試合そう思えば至極納得のいくものですので、そうした指向の人は受験すればいいと思います。ですが、本気で合格が欲しくて受験しようとする人は、やはり思いとどまった方がイイでしょう。受...
昔からスキー場の食堂は高い、まずい、量が少ないの三拍子で語られることが多かったです。世の中あらゆる分野において進化することが当たり前。市中に存在するレストランでも同様で、20年前のファミレスと今のファミレスを比べれば確実に今の方がレベルが高いものです。スキー場においても同じでして、昭和時代のレストランと今のものではかなり違います。ですが、市中のレストランと異なるのは、進化しないまま旧態依然としたスタ...
多くのスキー場の見出しキャプションには初級者から上級者まで楽しめるスキー場の表示がなされています。しかし、このありがちな画一的キャッチコピーはあまり信用できません。本当に初級者に優しい斜面構成をもつスキー場は意外に多くありません。逆に上級者が満足できる骨太な斜面を多く擁するスキー場もそう多くはありません。これまで私が足を運んだスキー場の中で、途中緩斜面があるけれど、ベース部分に意外と急な斜面があっ...
今季創刊されたSKI CLASSIC文中、写真を多用した記事に比べて若干地味なのですが、平川仁彦氏のスキー技術に関する記述がなかなか興味深いです。かつてのSAJ教育本部の重鎮ですが、いまなお、スキー関連のメディアにおいて、多くの関係者が忖度しあまり多くを語ろうとしない領域にも容赦なく踏み込み、論述を展開される姿勢にとても好感をおぼえます。最近の基礎スキーは、技術のための技術習得に陥っている形を真似ることに重きが...
時々電話でお問い合わせいただくのが信州割、やってますか?残念ながらウチは参画していません。事務手続きが煩雑なのと、3回のワクチン接種の証明提示など、無意味ともいえる「やってます感」パフォーマンスに付き合わされることに嫌気がさしているというのもひとつの理由です。この2022年の秋から年末にかけて、何度か旅行支援割引に参画する宿に泊まりましたが、そこそこの規模の宿では、専用カウンターを設けているところが多...
今日は晴れましたので、愛犬を連れてスキー場センターハウスまで散歩してきました。途中まではドライ路面ですが、カラマツ林に入ると所々圧雪。牧の入との分岐の急カーブで、凍結時には時々大型バスが登れなくなって道をふさぐことがあります。が、この日は気温も高く、路面は安定。3連休初日の割には駐車場は空きも目立ちます。年末年始の反動か、それともリフト代が値上がりしたことへの地元ファミリースキーヤーの拒否反応化は...
こう言えばああいう。ああすればこう言う。人によって言うことがまちまちなことによって時としてレッスン生を惑わせがちなスキースクール業界(検定業界)です。最近でこそかなり目立たなくはなって来たようですが、いまだに上下動はイケナイなどと杓子定規に云う人が少なくありません。特にかつてのハイブリッドスキー時代にはそうした論調が大勢を占めていました。お上には逆らえないこの業界に身を置く人々は、まんまとその呪縛...
スキーの重量はそのパフォーマンスを図る極めて重要な指針であります。試乗記を見るとそのコメントには軽く感じられる驚異的軽さなどという言葉が飛び交っています。ことに瞬間的なクイックな運動が要求されるコブにおいては、何よりも重要なファクターとなります。しかしスキーカタログを見まわしてみても重量について記載されているものを見たことがありません。試乗記にも重量に関する数値を見たことがありません。オガサカスキ...
木島平スキー場第11リフトの支柱を埋め尽くす湘南美容クリニックの値段表示広告。ICカード返却時に同社の施術の割引券を貰った人もいます。(40台男性のお馴染みゲスト)賛否はありますが、私の意見としては正直節操がないと感じます。今季は同社の強い意向によりOPEN日を12月17日に1週間前倒し山頂コースのOPEN自動改札装置導入などの積極策を打ち出してきました。膨大な資金を投入しているので、広告の掲出についても相当な自由...
スキーを買うときは必ず試乗してからという人は意外に多くはないようです。ですが、経験上、スキーはクルマ以上に試乗してから買うべきものだと思っています。私の場合、試乗せずに手に入れたスキーで当たりだった確率は概ね3割以下。7割はフィーリングが合わずにお蔵入りしたか、ヤフオク行きとなってしまったものです。雑誌のレビューで高評価のモデルであっても、自分の足に合わないということは数知れず。ここ8年程前にRei...
かつて日本国内にはかつて40社以上のスキーメーカーが存在しました。現存&過去のメーカー一覧今でも国内に製造所のあるメーカーはオガサカスキー(長野県長野市)ブルーモリス(青森県東津軽郡平内町)小森スキー製作所(北海道ニセコ町)のおそらく3社ではないかと思われます。ベクターグライド、KEI-SKIは小森スキー製作所の製造ですし、スワロースキーは本社こそ飯山ですが製造は中国。ID-ONEはオガサカの製造です。ケイスキ...
早くも年明け4日目の今日、木島平では湿った雪がパラパラと降っています。昨年末に日本海側が湿雪による交通障害が多発しましたがその後は鳴りを潜めている感があります。木島平に至ってはいまだ一度も大雪警報は発令されず、飯山盆地の積雪は30cmいくかいかないかのレベル。昨年と比べると雲泥の差です。敷地内の積雪もこの通りことし昨年そこそこ雪は降るものの、雪質は例年にない湿雪なのがこれまでの傾向でもあります。そ...
木島平スキー場の最下部に位置するこどもひろば。昨年までは無料でしたが、今年は4歳以上は一律500円の入場料金がかかります。遊具の数を増やし、充実度を上げていますが、ネットの書き込みなどを見ますと無料だったからよかったのに。今年は500円も取るなんて!もう行かないと思う。などというコメントも散見されます。道の駅やサービスエリアなどの公共施設は年々充実度を増しながら、家族の休日パークと化している場所も少なく...
昨日はシニア割の是非について述べましたが、たとえば、近隣に住むシニア層(リタイヤ層)は、遠方から出かけてくる都会のスキーヤーと違って、あくまで近所に散歩に出かけるような感覚でやってきます。シニア層でなくとも、例えば私の場合も同じく、散歩に出かける感覚で滑りに行きます。お客さんがチェックアウトし、宿の掃除が終わって、昼ご飯を食べた後、2時間だけ滑りに行く。そんな感じです。そうしたスキーヤーにとって、...
木島平といえばいま全国区に有名なのはトレイルランの聖地としての知名度かもしれません。ウチのすぐ近くのペンション「アルプ」さんの山田琢也氏が企画するさまざまなトレイルランニング大会が大人気となっています。中でも昨年6月に初開催された奥信濃100は、NHK‐BSの「グレイトトレイル」でも取り上げられた大変規模の大きな大会です。今年も6月10日に開催されますが、ウチも含めて近隣の宿泊施設はすでにほぼ一杯にな...
スキーの性能が向上するから技術論が変化するという意見に対して思うこと
スキーの性能が向上するから技術論が変化して当たり前なので、スキースクールにおいても指導のポイントが変わるのも仕方ない。スキーマニアの間でよく語られることです。ですが、これについてはワタシは承服しかねます。確かにスキーはカービングスキーの台頭ロッカースキーの普及ファットスキーの浸透軽量化こんな感じで進化してきました。ですが、スキーの性能が上がっていることによって滑走原理が変わるわけではありません。確...
あけましておめでとうございます昨年に比べると格段に雪の少ない木島平ですが、コブ滑走訓練所開校は1月25日。おそらくその頃には潤沢な雪でゲレンデは覆われていることでしょう(と願うばかり)ウチのお泊りゲストと、これから新年恒例の初詣に出かけまして、元日の朝は少々朝寝坊の8時30分朝食。というワケで本年もどうぞよろしくお願いいたします。根室本線 落石~昆布盛にて撮影:木島平コブ滑走訓練所長にほんブログ村↑↑↑↑↑↑...
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ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
2025年3月にご参加いただきましたFさまよりレビューを頂きましたのでご紹介いたします。=====中村様3月下旬にお世話になりましたXXです。その後4月5~6日の土日で志賀高原に滑り納めに行ってまいりました。嬉しいことに、焼額山のコブ斜面をどうにか転ばすに滑る?コブ山の裏削りで降りることができました。志賀高原を熟知する人と一緒に滑りに行きました。1ターンあるいは2ターンずつ細切れで滑れるコブに連れて行ってもら...
今やスキーの技術を学ぶ方法は多様化し、スクールに通うだけでなく、YouTubeをはじめとした動画サイトで“学ぶ”という選択肢も一般化しました。便利で手軽な情報源――そのように思われがちですが、私はあえて言います。**「本当にうまくなりたいなら、YouTube動画は見ないほうがいい」**と。この主張は一見すると極端に思えるかもしれません。しかし私が12年以上にわたりコブ滑走指導を続けてきた経験からすれば、この意見はあまりに...
前回、日本人はグループレッスンに向いていないというお話をしましたが、コブレッスンにおいてその特性はさらに際立つということをご紹介しておきます。なぜならば、運動精度を上げるために、短いスパンでのフィードバックが必須と考えるからです。また、コブでの連続ターンを課す練習の場合、ターンごとの成否がはっきりするものであり、その修正とフィードバックには精密な分析が必要です(例=2ターン目の失敗は1ターン目のスト...
日本人は本当にグループレッスンに向いているのか― スキースクールを例に読み解く“他人行儀”の壁 ―CHAT GPT & 木島平コブ滑走訓練所長 共著「黙って並ぶ」国民性とレッスンの矛盾スキー場に行けば必ず目にする光景、それがスキースクールのグループレッスンです。インストラクターを先頭に、生徒たちが一列に並び、同じ動作を繰り返す。これはある意味、日本社会の縮図のようにも映りますが、果たしてこのスタイルが日本...
今季の講習会がすべて終わりました。最終回は、兵庫県からお越しの60歳台の男性ゲスト、スキー歴は長い方でしたが、驚いたのは「これまでスキースクールというものを一度も受講したことがない」とおっしゃった点です。「自分は本当に運動音痴なんです」と少し照れながら語るその方は、おそらく幼少時からそのような自己認識を抱え、それが長年のコンプレックスとして染み付いていたのではないかと察せられました。しかし実際の滑り...
【不格好な連続ターンの罠 〜進化するレッスン、進化しないレッスン〜】(文責:木島平コブ滑走訓練所長 & ChatGPT共著)春が近づくと、あちらこちらのゲレンデで「コブレッスン」が開催される光景をよく目にします。しかし、その多くが「不格好な連続ターンをひたすら繰り返させる」スタイルであることに、少なからず違和感を覚えることがあります。「慣れるしかない」「本数をこなせば上手くなる」といった精神論的アプローチは...
■ 今シーズンを終えて──12年目の気づき今シーズン、私が主宰する「こぶレッスン」は無事に最終日を迎えることができました。これまで12年にわたり、多くの方々と共にこぶ斜面を滑り続けてきましたが、今季はとりわけ興味深い発見がありました。それは、スキースクールに長年通っている方ほど、私が指導するシンプルな動作──特に「こぶの底でストックを素早く突き刺す」という動きに、著しく苦戦されるという現象です。この傾向は今...
私自身、これまで多くのスキーヤーの上達に関わってきた経験から、確信していることがあります。それは、「自己練習」こそが、あらゆるスキー技術向上の根幹をなすという事実です。レッスンや講習を受講することは意義のあることだと思います。しかし、それらはあくまで“ヒント”であり、“きっかけ”でしかありません。上達を実現するのは、最終的に「自分で滑って考えること」──すなわち自己練習です。ところが現実には、多くのスキ...
前回のブログでは、「アドバイスの量をスクールの質と誤認する風潮」について触れました。特に、スキースクールにおいて「滑らせること」よりも「言葉を多く与えること」が重視され、その結果、練習量が不足し、技術習得の本質から遠ざかってしまっているという実情を述べました。今回はそこからさらに一歩踏み込んで、なぜ特に“上級者”ほどアドバイスの量に依存してしまうのか、そしてその依存から脱却するために本当に必要な指導...
コブ指導をはじめて10数年。 私は常にある問題意識を抱いています。それは、スキースクールにおいて「アドバイスをたくさん送ること」が良い指導だと誤認され、それによって「滑走量」や「運動経験の蓄積」が著しく軽視されているという現象です。言い換えれば、話す指導>滑らせる指導という倒錯した価値観が、現場を覆ってしまっているのではないかという疑念です。3月27日現在2レーン有。70ターン分300mのロングランとりわけ...
スキースクールに通っているスキーヤーの多くが、「イントラによって言うことが違う」と感じた経験があるのではないでしょうか。あるスクールでは「ストックを突け」と指導される一方で、別のスクールでは「ストックは置け」と言われる。また、「ストックを短くしろ」と言われたかと思えば、別のイントラは「長い方が安定する」と言う。このように、スキースクールにおける指導内容が一貫していないため、スキーヤーは何を信じれば...
10年以上続けている独自のコブレッスン。延べ500人以上にお供してきた中で困ったこともあります。コロナ前はグループレッスンだったのですが、参加条件にパラレル小回りができることと条件を付けているにもかかわらず、その技能を満たすことなくエントリーされたケースが複数みられたことです。先日も触れましたが、スキースクールのレッスンはリピートを促すためもあってか、正確なフィードバックが行われないケースもあります。...
昨日の珈琲とコブレッスンの対比はかなり極端な例です。もちろん、AIが回答してきた結果ですので、一定程度スルーする必要はありますが、人間の裏に隠された心理を如実かつ露骨に表現してきますので、あながち嘘でもない気はします。現在私はChat GPTの有料版と、Grokの無料版を使用しています。そのままの仕様で使うと、Grokの方が若干論理的かつ深い分析を行う傾向にあります。珈琲の知識についても、Chat GPTよりもより深いもの...
私は5年前から宿で使う珈琲豆を自家焙煎に切り替えました。自家焙煎と云うと一般人が踏み入れることをはばかられる崇高な領域と思われますが、まったくそうではありません。ネルドリップや自家焙煎に取り組む人をコーヒー業界が孤高の コーヒー職人を偶像化させようとするのは、まるで スキーのコブ レッスンのインストラクターがバリエーション トレーニングを次から次に繰り出し 受け手を惑わせるのと似た構造があります。よね?...
昨日は「ターン弧を描く」、「スキーの性能を引き出す」の誤りについて指摘しましたが、これ以外にも、スキー業界の人が頻繁に使う表現として、「スキーを動かす」「トップを下に向ける」というのもまた、違和感を覚えます。例えばコブの指導現場で頻繁に「スキーを下に向ける」といいますが、そうではなく、「スキーのテールを振る」というべきです。一瞬下を向きますが、最終的な目的はテールを振ることによってブレーキをかける...
全日本スキー技術選が終わりました。今から10年以上前は白馬八方に観戦に出かけたこともありました。そうそう、2011年の大会でした。リフト乗車中に急に停止し、ながらく宙づりになりました。 しばらくして東北地方で発生した巨大地震が長野県地方にも影響が及び広域で停電が発生したのでした。あれから14年。いわゆる基礎スキーの世界からは遠ざかり、技術選を注視することもなくなりましたが。さて、そのSAJが定義する技術選。...
スキーグラフィックのコブ攻略記事で、デモンストレータが「俺も最初はコブが苦手だった」などと、まるでコブが苦手なアマチュア一般スキーヤーに寄り添おうとしている記事を見かけます。が、そんなものを真に受けてはイケマセン。実際、「苦手」なのではなく、コブを滑るための能力はあるけれど、その力の発揮法を知らなかっただけに過ぎません。滑り方の調整を行うだけで実は彼らは簡単に滑れるようになったのです。そう思いませ...
今朝までガンガン雪が降っていましたが、10時頃ようやくあがり、晴れ間がのぞきました。3年前のの大雪時には4月以降急激に南風が吹き荒れ一気に雪解けが進み、庭の雪が完全に消えたのは4月17日のことでした。果たして今年はいかに???【3月8日4:00現在の空き状況】*〇=空きあり*✕=満室3月16日(日)~2泊3日 〇3月23日(日)~2泊3日 〇3月26日(水)~2泊3日 X3月29日(土)~2泊3日 Xお申し込みは楽天トラベルからど...
時折、スクールシーズン券なる企画商品を発売するケースが見られますが、中上級スキーヤーにとっては全く効果がないばかりでなく、むしろ技術の劣化を招きかねない システムだと私は考えます。レッスンを受けるたびに色々なバリエーションを提示されることで満足するスキーマニアも多いいっぽうで、提示されるアドバイス内容が毎回同じだと不満の声をあげる人もいます。しかしよく考えてもみれば 1人のスキーヤーが持っている課題...
毎年3月の恒例行事、地獄のコブ特訓講座が無事終了しました。今回の参加者はコブ特訓お馴染みのTさまと、木島平スキースクールのご常連のEさま親子。やっぱりウチは他ではまねのできない唯一無二のコブ道場であることを確認いたしました。(^^)2月中旬頃まではあまりの雪不足で、2月中に木島平スキー場が終焉を迎えてしまうのではと気をもんでいましたが、3月に入ったとたん一気に形勢は逆転、真冬のごとく頻繁に大雪が襲来、ゲ...
昨夜遅くからの降雪は、真冬並みの固くて細かい雪でした。気温は上がらず、飯山市街地に向かう道はひたすら圧雪。こんな路面はこの冬はじめてかもしれません。家の前の道飯山市安田付近綱切橋は完全圧雪&凍結路面11時半頃の国道117号線の気温は0度。しばらくは気温の低い状態が続くようなので、これでスキー場も少し延命??もしかしたら3月10日からの地獄の特訓は木島平での開催が可能になるかもしれません。期待しましょう。...
スキー場の積雪量の測定場所は非公表などと言われることが多いのですが、測定さえしていないスキー場がほとんどではないかと思われます。その理由はこれ。牧の入スキー場が名前を変えたTheきじまスノーパークの2月24日の発表値山頂付近で35cmとても正直です。いっぽう、ロマンスの神様(木島平スキー場)の現在の積雪発表値。2月24日発表値木島平が115cmで牧の入が35cm。かつて見たことのない、恐ろしすぎる差です。...
全国的な雪不足がスキー場にとって深刻な状況となっていますが、ここ木島平でも同じです。昨日まではかろうじてコブ講習会を開催しておりましたが、本日降り続いている前線による雨により、コブ斜面がリセットされました。スキー場関係者の話では明日以降、またコブ斜面の再生を試みるとのことですが、雪の層は極めて薄く、掘れすぎを防止するためピッチを短く造成するとのこと。つきましては、当訓練所の本来の指導メソッドを発揮...
今日スキー場に行ったら、今週末24日開催のライブコンサートの会場設営中。昨日の風と雨で、各ゲレンデは少しずつ土が露出し始めていますが。。。ファミリーコースはまだ何とか。しかし、最下部のリフト乗り場アクセス部分は完全雪どけとなってしまったため、雪を盛っての「廊下」を作ってしのいでいます。予想以上に猛烈な勢いで雪解けが進んでいます。今週末はいったん寒気が流れ込むとのことですが、果たしてどの程度のリカバリ...
指導する人によって言うことがまちまちなのが実に悩ましいスキー業界。いったい何が正しいのかよくわかりません。私の手ほどきは、人の受け売りは全くありません。自分の上達過程、そしてお客様を指導する中で発見する10年間で得てきたさまざまな気づきの蓄積により展開しているものです。なので、誰が何といおうとこれだけは間違いない!という理屈がたくさんあります。コブでは全身力んで滑る腕に渾身の力を込めて滑るコブは上半...
ゲレンデクローズのニュースばかりが流れてくる昨今ですが、木島平はかろうじて生きながらえています。19日現在、ベース部分の一部で土が露出し、スキー場ゲレンデから我が家までのアクセス路(スキー走行可能)が遮断されてしまい、途中からスキーを脱いで歩かなくてはならない状況になっています。メインゲレンデの一部はやはり地肌が露出し、19日日中に吹き荒れた南風、そしてその夜から降り始めた雨のおかげで融雪が進みました...
コブ斜面滑走は一種のゲームでもあります。モグラたたきゲームのようにも思えますし、次々に迫りくる敵を一つ一つ撃ち落としていく古風なビデオゲームのようでもあります。時にコブの間隔が長かったり、突如として狭くなって足元をすくわれそうになったり、思いもよらないトラップが仕掛けられていたりします。なので、わずか数百メートル程度の同じ斜面でありながら、整地滑走とは比べ物にならない攻略の楽しさがあるものです。次...
この週末は木島平でもバッジテストが行われました。先日うちの講習会に参加された方も受験されたはずでして、合格のゆくえが気になるところではあるのですが。。。かくある私もいまから13年前、ギリギリのオマケ(?)で合格を貰ったのがつい先日の出来事のように思い出されます。1級バッジテストを受ける場合、事前講習の受講が義務付けられています。が、この事前講習が実にくせ者なのです。まず、何のための事前講習なのか、そ...
スノースポーツを楽しむ人は、往々にして自分の属するカテゴリ―以外の人を目障りに感じがちです。例えば、レジャースキーの人。やたらとぶっ飛ばしてリフト乗り場になだれ込んでくる競技スキーヤーには、あまり好意的ではありません。(全部というワケではないので念のため)スノーボードの人たちに対しても「ボードの奴らは。。。。。」などと不平を口にする人も多いように感じます。もちろんその逆もです。基本的に自分の属す世...
整地は不自由なく滑れるのに、コブだけはどうにもならないという人が世の中にはゴマンと存在しますが、それはなぜなのか?それは単純です。練習する場所がとてつもなく限られているからです。しかも、チョット練習したところで(コブに入ったところで)ほぼ思い通りにいかないので、すぐに諦めてしまいます。諦める原因は何かというと、次々に現れる腕達者の無言の圧力にほかなりません。繰り返し練習しようにも、そんな圧力により...
ネットメディアにあふれかえるコブのハウツー動画ですが、上手くいかない理由を的確に突いているものはあまり多くありません。コブが苦手で困り果てる人の中には、左右どちらかのターン時に外に飛び出してしまう、乃至転んでしまう人が少なくありません。大抵は左外脚右向きで多く見られるように思います。その理由は単刀直入、しっかりと谷側に体重を乗せて、スキーに圧力を掛け除雪抵抗(ブレーキ)がかけられていないからです。...
- 整地は難しい。でもコブは凹凸が勝手にスキーを導いてくれるから簡単。そんなことが時々語られます。でもそんなことを平然と言えるのはプライズレベルの腕を持った極めて一部の熟達者に限られます。ところが、実際、スキーヤーの大多数は、- 整地は簡単。 コブは目まぐるしい凹凸が次々現れるから難しい。と感じます。地形に合わせた俊敏極まりない動きを実現し、適所で的確にブレーキを左右交互に連続させることがとても難...
はじめてのコブ初心者向けコブレッスンそんな、いかにも技術的に未熟なスキーヤーを対象としているかのようなレッスンに入校された経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、「キミ、ホントに初心者か?」と疑いたくなるような熟達者に遭遇したことのある経験をお持ちの方が、決して少なくはないのではいかと想像するところではあります。残念ながらスキー界において、技術レベルの自己申告ほどアテにならないも...
以前にも紹介しましたが、整地では何の不自由もないのに、コブ斜面に対しては本当に、全く、一切、とんでもなく駄目だという方に向けての金言集をお贈りします。*2024年1月増補版=========「コブが苦手」という言葉の定義はさまざまな解釈が存在します。ですが、おおよそ整地ではカッコよく、爽快に、滑れるのに、コブに入ったとたんに別人に成り下がるという人を意味します。ただし、基礎スキーの世界というのものは、...
何かにつけて語られるコブ滑走技法である「ズルドン」。滑走というよりも、超低速でコブの急な落差を安全確保するための術と云った方が的確でしょう。いつも言うように、ズルドンは左右のターン運動が完全に断片化してしまっているので、ターン練習にはなりません。(キッパリ!)私が2年前にこっそり入校し手ほどきを受けた、コブ専門スキースクールの主宰者で、元モーグルナショナルチームコーチのX氏にもこんな質問を投げかけ...
競技スキー指導によくみられる言い回しにもっと落としていけという常套句があります。もっと走らせなさいということなのですが、どうもスキー界には、正しい運動の結果現れる現象を言語化して指導したつもりになっている人が少なくない印象です。映像メディアで散見される「バリエーショントレーニング」もまた、出来ない人目線からすると、トレーニングと云うよりも曲芸に近いものが少なくありません。ショートターンの練習として...
世のイントラさんの中には、知らず知らずのうちに専門用語(内輪用語)を使っているのに気づかず、理解されないままに終わっているケースがかなり見受けられるように思います。以前から何度か取り上げましたが、その最たるものはコントロール動かす動きが止まった滑りこのあたりだと思います。コントロールとは一般的に調節するとか、操るという意味であるのですが、スキー業界的にはほとんど「ズラして減速する」を意味するもので...
正確無比なお手本を示してナンボの基礎スキーの世界。有名スキーヤーのいわば見世物として捉えるならば大いに結構なのですが、そうでないとすれば、程ほどにしないと何かと弊害も起こりえますので注意が必要です。たとえば上下動が顕著なスキーヤーに対して、画一的に「上下動はよくないのでやめましょう」とアドバイスを送ったとします。ほとんどのスキーヤーは「何故上下動がダメなのですか?」と問う前にとりあえず言うとおりに...
コブに限らず、スキーを習うとき頻繁にインストラクターが口にする最初はゆっくりでイイの常套句ですが、コブに限って言えばその手法は決して正解ではないと考えます。プルークの練習をゆっくりやるパラレルの練習をゆっくりやるのとは異なり、コブ斜面をゆっくり滑るのは極めて高難度の技だからです。それでもイントラは自分の技術を押し殺して生徒の前でゆっくり演じて見せますが、それは自身が熟達者であるがゆえに実現可能な運...