中国の古典を読みその中の人物について感想をつづったものです。古典と言っても主として三国志、漢書(前漢書)などです。
泰伯第八の 14 に 「不在其位,不謀其政」 とあります。 “その地位にいるのでなければ、その政務に口出しすべきではない。” です。ここで”政”は政治向きに限らず”職”に同じです。 まったく同じ句が憲問第十四の 27 にあり、さらに憲問第十四の 28 に曾子...
処世の術として読んであまり納得できない例もあります。 泰伯第八の 13 に 「危邦不入,亂邦不居。天下有道則見,無道則隱。」 という記述があります。 “危うい国には行かず、乱れた国にはとどまらない。天下に道があれば表立って活動する。道のない時は隠れる。” ...
公冶長第五の2に 「子謂南容,「邦有道,不廢;邦無道,免於刑戮。」以其兄之子妻之。」 とあります。 “孔子が南容の人物を評して「国に道のあるときはきっと用いられ、道がない時に刑死することはない。」と言って、兄の娘を嫁にやった。” 南容は、先進第十一の 6 におい...
学而第一の 13 に 「恭近於禮,遠恥辱也;因不失其親,亦可宗也」 とあります。 “恭(うやうやしくすること)が礼に外れていなければ恥辱を受けない。親しむべき人を取り違えないならその人を尊敬してよい。” というのも、処世のありかたとして尤もなことと思います。ただ...
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