中国の古典を読みその中の人物について感想をつづったものです。古典と言っても主として三国志、漢書(前漢書)などです。
戦国策の一番初めに出てくる話です。 秦が兵を起こし周に至り、(周が殷から得た)九鼎をよこせと要求しました。鼎は三本足の鉄のかまです。鼎は王権の象徴ですが、これが九つセットだったのでしょうか。王権の象徴だから入手したかったのはわかりますが、書かれている限りはいきなり兵を興して九...
ここで戦国策について書こうと思います。 戦国策は漢の劉向 ( リュウキョウ ) が宮中の蔵書を校定し編纂したものとのことです。文章は相当な名文とされています。しかし私には原文をみてもその名文をあじわう能力はありません。内容は中国の戦国時代の遊説の士の話です。他の書物にもでてくる...
鉤弋夫人は趙姓でのちに倢伃 ( ショウヨ ) の位を授かったので鉤弋趙倢予とも書かれたりします。武帝が狩猟に出て河間国に至った時、雲気を見て吉凶を占う者が奇女がいると進言したそうです。奇女とはどんな女かというと、両手が拳を握ったまま披 ( ひら ) けないという女でした。多分美...
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