『東京の坂、日本の坂』その240。霞橋からもと来た道をもどり、丘友坂の手前の道を右に曲がると報恩寺が出てくる。この横を歩いて行くと道が右に曲がっていき、左右にぐねぐね曲がりながら登って行く細い坂道となる。これが『石坂』、名前の由来は昔、安全に通行できるように坂の勾配のきついところに石を敷き詰めたことから名前がついた。坂の頂上付近に案内板があり、野毛山通にぶつかる。これを右の方に行くと野毛山公園の周回する道になり、しばらく歩く。左の方に下って行く坂道が出てくるが、この坂が先ほど歩いた『尻こすり坂』の先端部となる。道なりに歩くと右に弧を描きながら登って行くが、左側が野毛山動物園の入口となっている。野毛山は標高50mほどの丘陵で日本人の豪商たちの別荘地だったが1923年の関東大震災で被災、また、震災後の避難所に...野毛山付近の坂④〜最後は野毛坂