264.祭の延期-京都祇園祭編-(月刊「祭」2020.3月2号)
●祭延期の歴史コロナウイルスの蔓延により、春祭の開催が危ぶまれています。中止か開催かの二択ではなく、延期や一部開催という選択肢を歴史から見ていきます。今回は祇園祭編です。●小雨決行大雨強行2014年の祇園祭山鉾巡行は台風の接近により開催が危ぶまれました。しかし、その決断は「小雨決行大雨強行」という、激しい祭への意思を示したものでした。祇園祭は風流な祭と言われたり、神田囃子と比較してその音楽は都の貴族文化をのこした優雅なものだと言われたりします。しかし、その見解は「浅い」と言わざるを得ません。巡行自体が序破急を意識したものになっています。たしかにくじ改め前の囃子は穏やかなものかもしれませんが、山鉾は巡行終了間際の囃子はかなり激しいものになっています。このような「激しい祭」が、世情の流れに飲まれることなく、生き...264.祭の延期-京都祇園祭編-(月刊「祭」2020.3月2号)
2020/03/08 19:10