TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS Facebook 近年のマリアネラ・ヌニェスの舞台には、彼女自身の人生哲学が滲み出るものが多いが、今回のジゼルはひときわその趣が強く、長く語り継がれるような舞台となって
弱さという人間の宿命 マリアネラ・ヌニェス&ウィリアム・ブレイスウェル『ジゼル』(ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS Facebook 近年のマリアネラ・ヌニェスの舞台には、彼女自身の人生哲学が滲み出るものが多いが、今回のジゼルはひときわその趣が強く、長く語り継がれるような舞台となって
王道のロマンティック・コメディ マヤラ・マグリ&マシュー・ボール『リーズの結婚』
TAG:#評・感想 埋め込み元:Gramilano 前日のマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフの舞台が、幸福と優しさこそ愛の本質であることを示していたとすれば、マヤラ・マグリとマシュー・ボールの舞台は
緻密な調和に持ち込まれた野性のダイナミズム アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル&ラドワン・ムリジガ振付『和声と創意の試み』(ローザス、アトラファイブ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが、今回タッグを組んだのは、自身が設立した舞踊学校P.A.R.T.S.の卒業生であり、モロッコ出身の振付家ラドアン・ムリジガである。二人が選んだ題
愛と優しさ―当たり前という奇跡 マリアネラ・ヌニェス&ワディム・ムンタギロフ『リーズの結婚』(ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフの『リーズの結婚』は、愛と優しさに包まれた、珠玉の舞台だった。 ヌニェスはこの喜劇仕立ての作品のうちに、恋心のロマンティシズムと、愛するが
死せる生を生きる人々を描く アラン=ルシアン・オイエン振付『Still Life―スティル・ライフ―』(森山未來/ダニエル・プロイエット/こどもの城合唱団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE一般名詞としての「still life」は静物画を意味する。行き過ぎたデジタル社会は、人と人が直接向き合う機会を奪い、分断をかつてないほど深めてきた。今、失われつつあるのは他者とのつながり
フランス革命を駆け抜けたスターたち 宮尾俊太郎振付『パリの炎』(菅井円加&山本雅也、K-BALLET TOKYO)
TAG:#評・感想 埋め込み元:K-BALLET2025年にKバレエカンパニーの芸術監督に就任した宮尾俊太郎が、振付・演出を手がける初の全幕バレエに選んだのは『パリの炎』だった。もともとはソ連時代にワシリー・ワイノーネンがプロパガ
次世代の主役を予感させる舞台 吉田朱里&井澤駿『白鳥の湖』(新国立劇場バレエ団、ピーター・ライト版)
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団オデット/オディールは、2023年にこの役で主演デビューを果たした吉田朱里。生まれ持った素材から考えれば、今回の主演キャストの中でもっともこの役にふさわしいダンサーだろう。しかし率
とどめられない美しき日々 ナタリア・オシポワ主演『ウルフ・ワークス』(ロイヤルシネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 生きることの苦しみが、そのまま強烈な存在感となり、また強烈な生き様となる。そのようなナタリア・オシポワのヴァージニア・ウルフを受け入れられるかどうかが、この舞台全体を肯ん
高田茜、愛の『ジゼル』 ロイヤル・シネマ『ジゼル』(高田茜&マシュー・ボール)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 リアリティのある演劇性とは、ロイヤル・バレエが古くから他のバレエ団と一線を画してきた領域である。その評価は昔からゆるぎないものだったが、近年のダンサーたちはさらにその先へ
ビニールに命が宿り、やがて残骸となる カンパニー・ノン・ノヴァ フィア・メナール 『牧神の午後 Version.1』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京芸術劇場シアターイーストの小さな円形の舞台には、二つのビニール袋が並べて置かれています。舞台の縁に沿ってゆっくりと歩いていたフィア・メナールは、おもむろにハサミを取り出すと、二つのビニール袋を律
死においてはじめて愛が成就する 勅使川原三郎 アップデイトダンス『ロミオとジュリエット』(シェイクスピア全集)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 横たわる二人。やがてジュリエットが目を覚まし、傍らのロミオへと身を寄せます。ロミオを永遠に失ったという現実がまだ彼女の理解に届いていないのか、それともあまりの喪失の深さに
直塚美穂、堂々たる主役デビュー 新国立劇場バレエ団『ライモンダ』(直塚美穂&速水渉悟)
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団 直塚美穂の主役デビューは堂々たるものでした。クラシックバレエの最高峰にふさわしい主役の登場といっていいでしょう。 冒頭のピチカートのヴァリエーショ
上演されるたびに変化し続ける生きた作品 オハッド・ナハリン『Decadance』(貞松・浜田バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:貞松・浜田バレエ団 オハッド・ナハリンの『Decadance』は、彼が過去に作った複数の作品の断片を再構成した作品です。タイトルは「退廃」を意味する「decadence」ではな
上野水香とフリーデマン・フォーゲル―美の邂逅 『上野水香オン・ステージ2026』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBShttps://www.nbs.or.jp/stages/2026/mizuka-ueno/ 上野水香とフリーデマン・フォーゲル。ふたりの美しさが舞台の上で交差し、響き合
ムーブメントを分かち合うことで生まれる磁場 『フレンズ・オブ・フォーサイス』
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場 会場に入った瞬間から、この作品は始まっています。舞台には、すでに二人のダンサーがいます。彼らは身動きを取ることすら難しいほどに互いの身体をきつく絡め合い、かろうじて
誰もが生きることに必死だった 小野絢子&福岡雄大 ケネス・マクミラン振付『マノン』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:美術展ナビ18世紀のパリとは、莫大な富を握る者のすぐ隣で、今日をどう生き延びるかも分からない人々が暮らす時代でした。「貧しいということはゆっくり死んでいくことを意味していた」。ケネス・マクミランのこ
孤独の中から生まれた家族の奇跡 映画『ジョン・クランコ バレエの革命児』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式『ジョン・クランコ バレエの革命児』は、20世紀バレエ史に燦然と名を刻む振付家ジョン・クランコの生涯を描いた伝記映画です。監督はヨハヒム・A・ラング。クランコ役を演じるのは俳優のサム・ライリーで
ジョージ・バランシンの抽象バレエの多彩さを知るプログラム スターダンサーズ・バレエ団『オール・バランシン』(ワルツ・ファンタジー/フォー・テンペラメンツ/ウェスタン・シンフォニー)
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団 同じジョージ・バランシンによる抽象バレエ3作品を並べたプログラムでありながら、これほどまでに多彩な表情を見せるとは大きな驚きで、バランシンの抽象バレ
月が照らす、愛の孤独と尊さ 東京バレエ団『レジェンズ・ガラ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSジョン・ノイマイヤー『月に寄せる七つの俳句』『月に寄せる七つの俳句』は、1989年にジョン・ノイマイヤーが東京バレエ団のために振り付けた作品です。小林一茶、正岡子規、与謝蕪村、松尾芭蕉、山口素
若きダンサーたちによる生命力に溢れた舞台 ロイヤルシネマ『くるみ割り人形』(マヤラ・マグリ&リース・クラーク)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ『くるみ割り人形』は若手が多く起用される作品の代表格ですが、今回のロイヤルシネマはこれまで以上にフレッシュな顔ぶれで、若きダンサーたちによる堅牢なテクニックとパワフルな身体能力を堪能で
一切の説明の欠如が暴き出す無自覚な暴力性 橋本ロマンス×サエボーグ『パワーチキン』
TAG:#評・感想 何一つ説明のない作品です。ひと言も発しない家畜たちが、ただ舞台に現れ、そして去っていく。そこにはストーリーがなければ、ドラマティックな演出もありません。畜産農場に置かれた定点カメラで写す映像を見てい
老いゆくすべての人間への愛と共感 『Zenith of Ballet―至高の舞―』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSこの公演のトップバッターを飾ったのは、マリインスキー・バレエ団話題の若手、チョン・ミンチョルと永久メイ。 永久メイはもちろんのこと、チョン・ミンチョルはマリインスキー・バレエ団の選び
音楽性と洗練をきわめた宝石箱のようなプログラム 新国立劇場バレエ団『バレエ・コフレ 2026』
TAG:#評・感想 埋め込み元:美術展ナビジョージ・バランシン、ハンス・ファン・マネン、デヴィッド・ドウソン——彼らに共通するのは、クラシック・バレエの伝統的なテクニックに根ざしながらも、その限界を軽やかに押し広げることで生まれた
『くるみ割り人形』でエトワール任命されたドロテ・ジルベール最後の『くるみ割り人形』 パリ・オペラ座バレエ in CINEMAS
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式ルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』の最大の特徴は、この物語に心理学的解釈を施したところにあります。ここでのクララは、大人たちによって精神的に抑圧される少女として描かれます。ルイス・キャロルの
フレデリック・アシュトン―残酷な喜劇作家 フランチェスカ・ヘイワード&マルセリーノ・サンベ『リーズの結婚』(ロイヤルシネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ今回のロイヤルシネマで『リーズの結婚』の若き恋人たちを演じたのは、フランチェスカ・ヘイワードとマルセリーノ・サンベ。きっと素顔は明るく朗らかな人たちなのでしょう。インタビューでもリーズ
フィリップ・ドゥクフレら、多才なクリエイターが集結した演劇 舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹×フィリップ・ドゥクフレ×藤原竜也)
TAG:#表・感想 埋め込み元:東京芸術劇場舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、主演に藤原竜也を迎え、演出・振付のフィリップ・ドゥクフレ、音楽の阿部海太郎ら、多才な面々が集結し、村上春樹の長大な原作を新たな演劇と
巨匠ジョン・ノイマイヤーが振付を手がけた「外交官ポルカ」/ワルツ「南国のばら」 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2026
TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェス 今年のウィーン・フィル ニューイヤーコンサートのバレエの振付家には、世界のバレエファンが興奮したのではないでしょうか。巨匠ジョン・ノイマイヤーが20年ぶりにウィーン・
TAG:#評・感想 2025年もとうとう最後の日となりました。今年は私にとって、ポストコロナにおける人間関係の再構築という課題を突きつけられた一年でした。 幼少期から集団行動に苦手意識のあった私にとって、コロ
象徴性と詩情に富むバレエ・スエドワへの美しきオマージュ 平原慎太郎振付の『From there』(埼玉県立近代美術館『セレクション―バレエ・スエドワと美術』関連企画)
TAG:#評・感想 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、平原慎太郎振付の『From there』が上演されました。平原慎太郎ほか、出演ダンサーは
バレエと身体の視野を広げたバレエ団 芳賀直子氏の講演会「忘れられたバレエ団〜バレエ・スエドワとロルフ・ド・マレ〜」
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー バレエ・スエドワに関わったフェルナン・レジェ《誕生日》 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、芳賀直
闇の中の赤光に宿る火の鳥の輝き 十二月歌舞伎『火の鳥』(坂東玉三郎主演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEバレエ『火の鳥』の関心から、十二月歌舞伎の『火の鳥』にも行ってきました。脚本は竹柴潤一、原純と坂東玉三郎が演出を手がけています。実は当初、8月公演を配信でチェックするだけに留めようと考えて
ジュニア世代のダンサーたちによるガラ 『Young Star Gala』
TAG:#評・感想 埋め込み元:Young Star Gala「Young Star Ballet Gala」という公演名が示す通り、ジュニアのダンサーが中心のガラでした。まだ完成からは程遠い段階ではありますが、それゆえに彼らがど
スタントン・ウェルチによる音楽性豊かな『シンデレラ』 バレエ・アステラス2025
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場7月に鑑賞した『バレエ・アステラス2025』で、私の一番のお目当てはパリ・オペラ座バレエ学校でした。しかし、期待していた「未来のエトワール」を予感させるような際立った才能に出会えたとまでは
若手と呼ばれたダンサーたちの著しい成長 ウクライナ国立バレエ団『スペシャル・セレクション2025』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今年の8月にウクライナ国立バレエのガラ『スペシャル・セレクション2025』を鑑賞してきました。この3年間、毎年このバレエ団を見続けていますが、3年前はまだ若手と呼ばれて
稀代のエンタテイナー、イワン・ワシーリエフによる大興奮の引退公演(当時) 『アレキサンドライト・ガラ』
TAG:#評・感想 年末も押し迫り、いまだ形にできていない感想を年内処理しようと、あたふたしながらキーボードを叩いております。今回は、すでに半年近くが経過した、8月の『アレキサンドライト・ガラ』です。先日の『ドラゴンク
澄んだ明るさが悲劇を照らし出す ウクライナ国立バレエ団『ジゼル』(クリスティーン・シェフチェンコ&リース・クラーク/オレクサンドル・オメリチェンコ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年の年末となり、ウクライナ国立バレエが全幕作品をたずさえて来日しましたが、演目が過去2年と重なっていたこともあり、元々はパスするつもりでいました。 その考えが変わったきっかけは、アメリカン・
会いたい、話したい、無性に 森山開次振付演出『踊る。遠野物語』(K-BALLET Opto×麿赤兒×尾上眞秀)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Kバレエひと言でいって大当たりの公演です。 企画力に定評のあるK-BALLET Optoが、振付・演出に森山開次を迎えた今回の公演。舞台に集結したのは、麿赤兒や尾上眞秀、大駱駝艦のダンサー
ドラクエ30周年、スタダン60周年 スターダンサーズ・バレエ団×東京都交響楽団 鈴木稔振付『ドラゴンクエスト』
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団今年はブログを書く体力も精神力も尽き果て、ブログ未着手の公演の感想がいまだに6つほど積み上がっています。 誰の役にも立たないこのブログも、唯一、私自身に対してだけ
マレビトとしての火の鳥 金森穣振付・Noism2『火の鳥』(SaLaD音楽祭「親子で楽しむダンス バレエ音楽『火の鳥』」)
TAG:#評・感想 今年9月に開催されたSaLaD音楽祭のうち、Noism2のダンサーたちによる金森穣振付『火の鳥』を見に行きました。これは、子ども向けプログラムである「親子で楽しむダンス バレエ音楽『火の鳥』」として
閉塞した時代を生きる私たちへのメッセージ Noism0+Noism1 金森穣振付『マレビトの歌』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 『マレビトの歌』は、金森穣が長年探究してきた「個と集団」「彼岸と此岸」という主題を、折口信夫の「マレビト」の概念を介して昇華させた、この振付家の集大成とも呼ぶ
表現性に乏しいディヴェルティスマン 米沢唯&渡邊峻郁主演 ウィル・タケット振付『くるみ割り人形』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー新国立劇場バレエ団では10年近くにわたり、ウェイン・イーグリング版『くるみ割り人形』が上演されてきましたが、むやみやたらな超絶技巧を含むイーグリング版はダンサーたちへの身体負荷が大き
内なるエネルギーがうねりとなって波打つ クラウド・ゲイト・ダンスシアター×真鍋大度『WAVES』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT袖から重みを帯びた足取りでゆったりと歩いて出てきた一人のダンサー。舞台のおよそ四分の一まで進んだとき、彼の後頭部や背中の輪郭線がほどけ、背後に溶け出し、糸となってたなびきだした光景に、私は一
他者に、世界に、自分の存在の痕跡は残せるのか 伊藤郁女『ロボット、私の永遠の愛』
TAG:#表・感想 埋め込み元:新国立劇場『ロボット、私の永遠の愛』は、ツアーの多いダンサーとして生きる伊藤郁女が、その多忙な生活ゆえに人間関係を深く構築できず、孤独を感じていたことに想を得て作られました。 この作品では
不在による存在証明は成立するのか ジェローム・ベル『ジェローム・ベル』
TAG:#表・感想 埋め込み元:KAATプロジェクターとパソコンの操作席しかない会場。ダンス公演としては明らかに異質な舞台セットからしてスキャンダルの予兆に満ちていました。やがて一人の男性が操作席に座り、「私はジェローム・ベルです
言葉とディスコミュニケーションのパラドックス カンパニー・ルーブリエ『Ombres Portées/キャストシャドウ』(ラファエル・ボワテル)
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアター重厚なスモークによって深く閉ざされた舞台。その漠とした空間はつかみどころのない過去のようです。奥の見えない煙の中から、ロープのブランコに乗った一人の女性が照らし出されてきます
水盆に咲く愛の証 勅使川原三郎演出『オルフェオとエウリディーチェ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場勅使川原三郎演出の『オルフェオとエウリディーチェ』は、安易なハッピーエンドを許さず、この世に生きることそのものに付随するはずの幸福を相対化したところに、作品の卓越性がありました。
すべてのかべはくずれる マルコ・ダ・シルヴァ・フェレイラ『CARCAÇA -カルカサ-』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT ポルトガルでは、1926年の軍事クーデターから1974年のカーネーション革命まで、半世紀近くに及ぶ長期の独裁政権が続きました。特に、首相アントニオ・サラザールが築いた
私の名前を忘れないで ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロームシアター京都「私の名前はナオミ・ブリトー。ナヤミではなくてナオミよ。忘れないで」。作品冒頭、ナオミ・ブリトー自身の口から語り出される言葉です。記憶を通じて他者とつながり、自分の存在を認めてもら
月夜を走る芸術の列車ムジカ 森山開次演出 舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』
TAG:#評・感想 埋め込み元:TRAIN TRAIN TRAIN『TRAIN TRAN TRAIN』は、2021年の東京パラリンピック開会式で演出・チーフ振付を担った森山開次を中心に、当時のキャストに加え、新たなメンバーを起用し
集団と個をめぐる考察 ネザーランド・ダンス・シアター(NDT 2)『Folkå/Watch Ur Mouth/FIT』(マルコス・モラウ/ボティス・セヴァ/アレクサンダー・エクマン)
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT18歳〜23歳の若いダンサーで構成されるNDT2では、上演される振付家もNDT1以上に新進気鋭であることが多いといいます。約20年ぶりとなる今回の来日公演は、日本で初紹介となる振付家2人を含
スペインを舞台としたバレエ作品に恥じない音楽性 秋山瑛&池本祥真『ドン・キホーテ』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS スペインといえば、リズムの国ですが、そのスペインを舞台としたバレエ作品に恥じない音楽性に優れた公演でした。 今回の東京バレエ団の『ドン・キホーテ』はすでに別キ
明るくエネルギッシュでチャーミングな舞台 伝田陽美&ヴィクター・カイシェタ『ドン・キホーテ』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS 人から舞台美術、小道具に至るまで、すべてに生気が宿り、明るく華やか。この上なく素晴らしい今回の舞台が生まれたのは、舞台に立つダンサーたち全員が役を生きていたからでしょう
小さな生命の銀の瞬きと消滅 ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet [wanderer]』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京芸術劇場生の萌芽が胚の段階のまま、ついに完全な生命の形に至ることなく、その命を終える——この未完の生命の胎動は、銀の砂屑のほかは何も存在しない惑星の地上をさまよう〈Wanderer〉として描かれ
ロマンティック・バレエの様式を貫いた舞台 秋山瑛&生方隆之介『ラ・シルフィード』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSフィリッポ・タリオーニが振り付け、1832年にマリー・タリオーニが初演した『ラ・シルフィード』はフランスバレエが誇る歴史的な傑作です。フランスバレエの重鎮だったピエール・ラコットも、その矜持を
ロシア・バレエ界の新しい顔ぶれ Ballet Muses―バレエの美神 2025―(Aプロ・Bプロ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社近年、なかなか来日する機会の少なかったロシアのバレエ団のダンサーたち。ダンサーの昇進情報など、ロシアのバレエ団の動向を耳に挟んでいたものの、踊りを見ていないこともあって、私はほとんど頭に入って
世界一美しいバレエ作品の煌めき 米沢唯&ワディム・ムンタギロフ『シンデレラ』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団 2年前、生きることに辛さを覚えてならなかったころ、ロイヤル・シネマで見たマリアネラ・ヌニェスの『シンデレラ』に救われるような思いをして以来、このフレデリック
若き才能と芸術の継承 YGP Orchard GALA―Stars of Today meet the Stars of Tomorrow―
TAG:#評・感想 埋め込み元:アットプレス今年、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の日本予選が東京で開催され、最終日にガラ公演が上演されました。このガラは、プロを目指す若いダンサーたちとプロのダンサーとの芸術的な交流を目的
密室、恐怖、欲望――メタファーとイメージが混ざり合う美しき悪夢 ピーピング・トム『トリプティック』
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアター密室は、その中に一人でいるとき、ただの寂しさとは一線を画す孤独の不安と恐怖に苛まれます。また、他者とともに閉じ込められたとしても、閉ざされた空間の中で相対するその人物が、改め
控えめな興奮にとどまった公演 日?世菜・石橋奨也主演『ドン・キホーテ』(K-BALLET TOKYO)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Bunkamura5月末に来日したオーストラリア・バレエ団の『ドン・キホーテ』は、劇場が東京上野にあることを忘れ、まるで自分が人々の息づかいと熱気に包まれるバルセロナの街にいるのではないかと錯覚する
クリストファー・ウィールドン―千変万化の魔法 ロイヤルシネマ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ ロイヤルシネマで上映中の『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、クリストファー・ウィールドンの抽象性の高い作品4本で構成された公演の収録です。(少なくとも私にとって
言葉、肉体、精神、行動の統合がもたらした三島由紀夫の死 モーリス・ベジャール振付『M』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS5年前、この作品を鑑賞した感想で「ベジャールの美学と三島の美学はどうも正反対のように思えてならない。前者は生命力への肯定的な信仰であり、後者は美しき生命への破壊欲だ」と書きました。当時、私には
実に美しいオーロラ姫とデジレ王子 パリ・オペラ座 IN シネマ『眠れる森の美女』(ブルーエン・バティストーニ&ギヨーム・ディオップ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 主演のブルーエン・バティストーニとギヨーム・ディオップが実に美しいカップルを演じてくれました。 第1幕、バティストーニによるオーロラ姫は、登場とともに軽やかな愛
アクシデントが生んだケミストリー 『バレエ・スプリーム』Cプロ(パリ・オペラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『バレエ・スプリーム』は、ヨーロッパの二大バレエ団それぞれのエッセンスを凝縮したガラとして喧伝されていました。したがって、Cプロのパリ・オペラ座バレエ団チームには、エレガンスの殿堂にふさわしい
ロイヤル・バレエ団とパリ・オペラ座バレエ団の競演 『バレエ・スプリーム』Bプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『バレエ・スプリーム』Bプロは、ロイヤル・バレエ団とパリ・オペラ座バレエ団の合同ガラでした。 最初の作品はロイヤル・バレエ団によるジョージ・バランシン振付『チャイコフスキー・パ・ド・
愛されないことに不安を抱く私たちへ 舞台版『せかいいちのねこ』(ヒグチユウコ原作、山田うん演出・振付・脚本・作詞)
TAG:#評・感想 埋め込み元:日生劇場 山田うんが演出・振付・脚本・作詞を手がけた舞台版『せかいいちのねこ』はヒグチユウコの同名の絵本を舞台化したものです。主人公は、ぼっちゃんのぬいぐるみ、ニャンコ。赤ちゃ
ダンサーを知り尽くしたサラ・ラムならではのセンスが光るプログラム バレエ・スプリーム Aプロ(ロイヤル・バレエ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS一人のダンサーの素質が、作品が変わることで、これほどまでに違ったニュアンスを帯びるのかと驚きました。 今回、パートナーが固定しなかったことが功を奏しました。おそらくパートナーリングの
熊川哲也とK-BALLETの美しい奇跡 K-BALLET TOKYO 25th ANNIVERSARY GALA
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式これまで熊川哲也の振付にほとんど魅力を感じず、この10年ほど彼の新作にも足を運んでいなかった私が、K-BALLET TOKYOの25周年記念ガラでこれほど感動するとは夢にも思いませんでした。&n
遊び方を忘れた私たちの深い寂しさ パリ・オペラ座バレエ団『PLAY』(アレクサンダー・エクマン)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEアレクサンダー・エクマン振付、パリ・オペラ座バレエ団による『Play』が来日しました。作品のテーマはタイトル通り、「遊び」です。2017年初演で、すでに映像化されている作品ですが、今回初め
一輪の薔薇に象徴された豊かな世界の記憶 東京二期会『くるみ割り人形とイオランタ』(マキシム・パスカル指揮)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEチャイコフスキー作曲のオペラ『イオランタ』とバレエ『くるみ割り人形』は、どちらも1892年にダブルビルとして初演されました。しかし、今回、ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督ロッテ・デ・ベ
「アルルの女」は現実に存在した Noism0+Noism1『アルルの女』/『ボレロ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場『アルルの女』は、肝心の「アルルの女」が一度も登場しないことにこそ、作品の妙があったと誰もが感じていたことでしょう。しかし金森穣は見事な形でそこにメスを入れました。 もちろ
韓国国立バレエ団の新進気鋭の振付家によるスタイリッシュな作品 東京シティ・バレエ団「現代バレエ? ショルツと韓国振付家」
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 今年で日韓国交正常化60周年を迎えました。それを記念し、東京シティ・バレエ団では韓国国立バレエ団を招き、東京シティ・バレエ団の看板レパートリーであるウヴェ・ショルツと、韓
『ひかりの素足』と苦しみのマラソン 伊藤郁女振付・演出『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAATこの作品は宮沢賢治の『ひかりの素足』にインスピレーションを受けて制作されました。 この童話の主人公は二人の小さな兄弟です。一郎と弟の楢夫はひどい吹雪に遭遇し、雪道を急ぐうち、いつし
ミルタに愛することを思い出させた二人の絆 加治屋百合子&コナー・ウォルシュ『ジゼル』(スタントン・ウェルチ版)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社掘り起こさなくてもよい音楽を、無理に掘り起こし、いたずらに長くしただけのバージョン、というのが、スタントン・ウェルチ版『ジゼル』に対する私の感想です。 ウェルチ版『ジゼル』の大きな特
スタントン・ウェルチ―バレエの造形美を知り尽くした振付家 ヒューストン・バレエ団『オープニング・ガラ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社プログラムの頭からお尻まで、あまり知らない振付家による、全く知らない作品で埋め尽くされたガラというのは、久しぶりでしたが、スタントン・ウェルチという振付家の優れた音楽性と造形美を目の当たりにし
腹に秘めた重い忍耐 東京バレエ団『ザ・カブキ』(宮川新大主演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回の『ザ・カブキ』は、柄本弾の芸術選奨文部科学大臣賞受賞を記念して上演したものでしたが、昨年の上演で受賞理由となった柄本弾の舞台を見て、宮川新大の初役を見逃していたので、今回は宮川新大の日で
逆境にあっても生きた心を失わない 平田桃子&マチアス・ディングマン『シンデレラ』(バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS苦しみの中に現れる希望を描いたプロコフィエフの音楽、デヴィッド・ビントレーの見事な振付、ジョン・マクファーレンによる洗練された美術。『眠れる森の美女』では正直ぱっとしなかったダンサーたちも、こ
未来の子どもたちはどこに向かうのか アクラム・カーン・カンパニー『ジャングル・ブック』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 傑作のひと言しかありません。コンテンポラリー作品としては珍しいほどに物語性がはっきりとしていて分かりやすいにもかかわらず、身体表現には強度があり、ダンス作品と
お姫さまであること以前に一人の女性であることを示す エリサ・バデネス&マチアス・ディングマン『眠れる森の美女』(バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演では『眠れる森の美女』にアリーナ・コジョカルがゲスト主演する予定でしたが、怪我によりエリサ・バデネスに変更となりました。 バデネスは、
愛する人を失う不安を描く 高田茜&井澤駿『不思議の国のアリス』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル 『不思議の国のアリス』の「不思議の国」というのは、現実には存在しないへんてこりんな世界ではなく、小さな子どもの目から現実に見えている世界を描いたものなのだと私
ロマンティック・チュチュのような繊細さ ブルーエン・バティストーニ&アンドレア・サーリ『ジゼル』(牧阿佐美バレヱ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京文化会館 パリ・オペラ座バレエ団の若手二人を主演に迎えた牧阿佐美バレヱ団の『ジゼル』は、作品のドラマが十分に浮かび上がる舞台だったとはいえないかもしれません。しかし『ジゼル
新しい世界への不安と好奇心の高まり 米沢唯&渡邊峻郁『不思議の国のアリス』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE今さらながら、新国立劇場バレエ団のダンサーたちの芸達者ぶりに驚かされました。 私はこれまで新国立劇場バレエ団の『不思議の国のアリス』を見たことがありませんでした。バレエ団初演のと
見えないゴールへ走り続けて コンドルズ埼玉公演2025年新作『BORN TO RUN』
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場コンドルズ埼玉公演2025年新作『BORN TO RUN』は、生まれてこのかた走り続けてきた私たち全員へ送られたエールといってよい作品です。 この作品のはじめ、近藤良平の目
ロミオとティボルトの壮絶な決闘 金子扶生&ワディム・ムンタギロフ主演『ロミオとジュリエット』(ロイヤル・シネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマロミオ役は、本当にワディム・ムンタギロフの当たり役だと思います。まず動きの全てが美しい。精密に紡ぎ出される動きの軌跡から優雅さと気品が余韻として残される——その美しさときたら、怪我から
スクリーンから舞台へ―バルセロナに生きる人々の息遣い オーストラリア・バレエ団『ドン・キホーテ』(近藤亜香&チェンウ・グオ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS 今回のオーストラリア・バレエ団来日公演で持ってきた『ドン・キホーテ』は、ルドルフ・ヌレエフとロバート・ヘルプマンが共同で監督し、ヌレエフ自身が主演したバレエ映画をもとに
コピーであるハリーはコピーであることにどのように向き合ったか 佐東利穂子ソロダンス『悲しみのハリー』(勅使川原三郎演出)
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS この作品は、スタニスラフ・レムの『ソラリス』 およびタルコフスキーの映画『惑星ソラリス』 を下敷きにしたものです。 ソラリスとは2つの太陽系に属する惑星で、 さまざ
愛し、愛を失い、失った愛を探し続けるということ アレクサンドル・リアブコ&シルヴィア・アッツォーニ&二山治雄『EOL』
TAG:#評・感想 この公演は元々、シルヴィア・アッツォーニがプロデュースし、アレクサンドル・リアブコとのデュエットとして2022年にイタリアで初演されました。今回の日本公演は、この作品に二山治雄を加えて作り直したものです。元々の
「親子の情」のありふれた美化 『平家物語―胡蝶の被斬―』(脚本:小林靖子×演出:朴璐美×振付・ステージング:森山開次)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式もはや2ヶ月前の公演になりますが、振付・ステージングを森山開次が手掛けた『平家物語—胡蝶の被斬—』を見に行きました。脚本は小林靖子、演出は朴璐美。台本を手にした俳優・声優たちによる
「生かされる」人々 ディモ・ミレフ振付『流れに流されてどこへでも―Drifting, wherever the tide takes us. 』
TAG:#評・感想 埋め込み元:8/COURT渋谷ヒカリエの8/COURTというイベントスペースで開催された『流れに流されてどこへでも—Drifting, wherever the tide takes us. 』という公演を見に
永久メイ―ひけらかさない美と気品 斎藤友佳理振付『眠れる森の美女』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS2年前に初演された斎藤友佳理振付『眠れる森の美女』が早くも再演されました。初演のときにさほど面白いバージョンだとは思わなかったので、再演はパスしようとしていたところ、ゲストとしてオーロラ役に永
テニスンの詩をなぞっただけのバレエ ウィル・タケット振付・演出『イノック・アーデン』(秋山瑛ほか出演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 約1ヶ月前の公演で、記憶が薄れかかっていますが、ウィル・タケット振付・演出『イノック・アーデン』の感想を覚えている限りで綴っていきます。 この作品は
三者三様の抽象美 東京シティ・バレエ団『アブストラクト・バレエ―バランシンとプティパ―』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京シティ・バレエ団 マリウス・プティパの様式美を象徴する『パキータ』のグラン・パから、抽象バレエを確立したジョージ・バランシンの作風異なる2作品で構成された珠玉のプログラムで
クラシック・バレエの伝統と革新へのオマージュ 新国立劇場バレエ団『バレエ・コフレ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 今回のトリプルビルで上演されたのは、ミハイル・フォーキンの『火の鳥』、ウィリアム・フォーサイスの『精密の不安定なスリル』、そしてハラルド・ランダーの『エチュー
上野水香、変幻自在 『Jewels from MIZUKA 2025』
TAG:#評・感想 埋め込み元:神奈川県民ホール約2時間の公演における4つの作品の中で、変幻自在に役を演じ分け、作品ごとに違う表情を見せていく上野水香には、改めて驚きました。 ブラウリオ・アルバレスがこの公演のためにガー
写真から生み出された詩的で独特な世界観 マルコス・モラウ演出・スペイン国立バレエ団『アファナドール』
TAG:#評・感想 埋め込み元:FAHEY/KLEIN GALLERY幕が開くと、何度も点滅するフラッシュの光が目に飛び込んできます。写真の撮影現場を彷彿とさせる舞台には多数のアンブレラが置かれています。フラッシュの嵐の中、挑発的
人間集団の真面目なヘンテコさへの愛 タンツマインツ『PROMISE』(シャロン・エイアール振付)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー これまでどのような舞台でも見たことのなかった、まさにシャロン・エイアールの唯一無二という動きが冒頭から繰り広げられます。その強烈なインパクトときたら、脳天にパ
身体不在の空間に身体を感じるのならば、身体とは一体何なのか 勅使川原三郎『待つ人々』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 勅使川原三郎という振付家は、ダンスにとって必要条件であったはずの音楽をダンスから取り去った『静か』を作った人でしたが、今回、とうとうダンスとイコールの存在であるはずの身体
愛を純粋な形で描いたフレデリック・アシュトンの傑作 金子扶生&ウィリアム・ブレイスウェル『シンデレラ』(ロイヤルシネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ今回のシネマの主演であるウィリアム・ブレイスウェルと金子扶生はさながらスター俳優のごとき煌びやかさを放っていました。 特にブレイスウェルは『シンデレラ』の王子役を踊るために生
新しい世界の始まり 鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×杉本博司 with G.B.Piranesi『ドン・ジョヴァンニ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェスORCHARD PRODUCEは、Bunkamuraが主催であるものの、会場をオーチャード・ホールにこだわらず、外部の劇場を使って上演するオペラシリーズです。この企画が魅力的なのは、極上のク
極限の果てにある何か 「踊れ、その身体がドラマになるまで 〜矢上恵子メモリアルガラ2025 in TOKYO〜」
TAG:#評・感想 埋め込み元:特設サイト新国立劇場バレエ団の山本隆之や福岡雄大、福田圭吾らを育て、振付家としても主にさまざまな国際コンクールの舞台で評価された矢上恵子。2019年、57歳という若さで亡くなった矢上恵子の作品を一挙
人生という円環 Noism『円環』(金森穣『過ぎゆく時の中で/Suspended Garden–宙吊りの庭』、近藤良平『にんげんしかく』)
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場 今回の公演タイトル「円環」は、近藤良平が約20年ぶりにNoismに作品を振り付け、11年ぶりに宮河愛一郎が、5年ぶりに中川賢がゲストダンサーとして戻り、7年ぶ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS Facebook 近年のマリアネラ・ヌニェスの舞台には、彼女自身の人生哲学が滲み出るものが多いが、今回のジゼルはひときわその趣が強く、長く語り継がれるような舞台となって
TAG:#評・感想 埋め込み元:Gramilano 前日のマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフの舞台が、幸福と優しさこそ愛の本質であることを示していたとすれば、マヤラ・マグリとマシュー・ボールの舞台は
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが、今回タッグを組んだのは、自身が設立した舞踊学校P.A.R.T.S.の卒業生であり、モロッコ出身の振付家ラドアン・ムリジガである。二人が選んだ題
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフの『リーズの結婚』は、愛と優しさに包まれた、珠玉の舞台だった。 ヌニェスはこの喜劇仕立ての作品のうちに、恋心のロマンティシズムと、愛するが
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE一般名詞としての「still life」は静物画を意味する。行き過ぎたデジタル社会は、人と人が直接向き合う機会を奪い、分断をかつてないほど深めてきた。今、失われつつあるのは他者とのつながり
TAG:#評・感想 埋め込み元:K-BALLET2025年にKバレエカンパニーの芸術監督に就任した宮尾俊太郎が、振付・演出を手がける初の全幕バレエに選んだのは『パリの炎』だった。もともとはソ連時代にワシリー・ワイノーネンがプロパガ
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団オデット/オディールは、2023年にこの役で主演デビューを果たした吉田朱里。生まれ持った素材から考えれば、今回の主演キャストの中でもっともこの役にふさわしいダンサーだろう。しかし率
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 生きることの苦しみが、そのまま強烈な存在感となり、また強烈な生き様となる。そのようなナタリア・オシポワのヴァージニア・ウルフを受け入れられるかどうかが、この舞台全体を肯ん
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 リアリティのある演劇性とは、ロイヤル・バレエが古くから他のバレエ団と一線を画してきた領域である。その評価は昔からゆるぎないものだったが、近年のダンサーたちはさらにその先へ
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京芸術劇場シアターイーストの小さな円形の舞台には、二つのビニール袋が並べて置かれています。舞台の縁に沿ってゆっくりと歩いていたフィア・メナールは、おもむろにハサミを取り出すと、二つのビニール袋を律
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 横たわる二人。やがてジュリエットが目を覚まし、傍らのロミオへと身を寄せます。ロミオを永遠に失ったという現実がまだ彼女の理解に届いていないのか、それともあまりの喪失の深さに
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団 直塚美穂の主役デビューは堂々たるものでした。クラシックバレエの最高峰にふさわしい主役の登場といっていいでしょう。 冒頭のピチカートのヴァリエーショ
TAG:#評・感想 埋め込み元:貞松・浜田バレエ団 オハッド・ナハリンの『Decadance』は、彼が過去に作った複数の作品の断片を再構成した作品です。タイトルは「退廃」を意味する「decadence」ではな
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBShttps://www.nbs.or.jp/stages/2026/mizuka-ueno/ 上野水香とフリーデマン・フォーゲル。ふたりの美しさが舞台の上で交差し、響き合
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場 会場に入った瞬間から、この作品は始まっています。舞台には、すでに二人のダンサーがいます。彼らは身動きを取ることすら難しいほどに互いの身体をきつく絡め合い、かろうじて
TAG:#評・感想 埋め込み元:美術展ナビ18世紀のパリとは、莫大な富を握る者のすぐ隣で、今日をどう生き延びるかも分からない人々が暮らす時代でした。「貧しいということはゆっくり死んでいくことを意味していた」。ケネス・マクミランのこ
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式『ジョン・クランコ バレエの革命児』は、20世紀バレエ史に燦然と名を刻む振付家ジョン・クランコの生涯を描いた伝記映画です。監督はヨハヒム・A・ラング。クランコ役を演じるのは俳優のサム・ライリーで
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団 同じジョージ・バランシンによる抽象バレエ3作品を並べたプログラムでありながら、これほどまでに多彩な表情を見せるとは大きな驚きで、バランシンの抽象バレ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSジョン・ノイマイヤー『月に寄せる七つの俳句』『月に寄せる七つの俳句』は、1989年にジョン・ノイマイヤーが東京バレエ団のために振り付けた作品です。小林一茶、正岡子規、与謝蕪村、松尾芭蕉、山口素
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ『くるみ割り人形』は若手が多く起用される作品の代表格ですが、今回のロイヤルシネマはこれまで以上にフレッシュな顔ぶれで、若きダンサーたちによる堅牢なテクニックとパワフルな身体能力を堪能で
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場『アルルの女』は、肝心の「アルルの女」が一度も登場しないことにこそ、作品の妙があったと誰もが感じていたことでしょう。しかし金森穣は見事な形でそこにメスを入れました。 もちろ
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 今年で日韓国交正常化60周年を迎えました。それを記念し、東京シティ・バレエ団では韓国国立バレエ団を招き、東京シティ・バレエ団の看板レパートリーであるウヴェ・ショルツと、韓
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAATこの作品は宮沢賢治の『ひかりの素足』にインスピレーションを受けて制作されました。 この童話の主人公は二人の小さな兄弟です。一郎と弟の楢夫はひどい吹雪に遭遇し、雪道を急ぐうち、いつし
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社掘り起こさなくてもよい音楽を、無理に掘り起こし、いたずらに長くしただけのバージョン、というのが、スタントン・ウェルチ版『ジゼル』に対する私の感想です。 ウェルチ版『ジゼル』の大きな特
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社プログラムの頭からお尻まで、あまり知らない振付家による、全く知らない作品で埋め尽くされたガラというのは、久しぶりでしたが、スタントン・ウェルチという振付家の優れた音楽性と造形美を目の当たりにし
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回の『ザ・カブキ』は、柄本弾の芸術選奨文部科学大臣賞受賞を記念して上演したものでしたが、昨年の上演で受賞理由となった柄本弾の舞台を見て、宮川新大の初役を見逃していたので、今回は宮川新大の日で
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS苦しみの中に現れる希望を描いたプロコフィエフの音楽、デヴィッド・ビントレーの見事な振付、ジョン・マクファーレンによる洗練された美術。『眠れる森の美女』では正直ぱっとしなかったダンサーたちも、こ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 傑作のひと言しかありません。コンテンポラリー作品としては珍しいほどに物語性がはっきりとしていて分かりやすいにもかかわらず、身体表現には強度があり、ダンス作品と
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演では『眠れる森の美女』にアリーナ・コジョカルがゲスト主演する予定でしたが、怪我によりエリサ・バデネスに変更となりました。 バデネスは、
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル 『不思議の国のアリス』の「不思議の国」というのは、現実には存在しないへんてこりんな世界ではなく、小さな子どもの目から現実に見えている世界を描いたものなのだと私
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京文化会館 パリ・オペラ座バレエ団の若手二人を主演に迎えた牧阿佐美バレヱ団の『ジゼル』は、作品のドラマが十分に浮かび上がる舞台だったとはいえないかもしれません。しかし『ジゼル
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE今さらながら、新国立劇場バレエ団のダンサーたちの芸達者ぶりに驚かされました。 私はこれまで新国立劇場バレエ団の『不思議の国のアリス』を見たことがありませんでした。バレエ団初演のと
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場コンドルズ埼玉公演2025年新作『BORN TO RUN』は、生まれてこのかた走り続けてきた私たち全員へ送られたエールといってよい作品です。 この作品のはじめ、近藤良平の目
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマロミオ役は、本当にワディム・ムンタギロフの当たり役だと思います。まず動きの全てが美しい。精密に紡ぎ出される動きの軌跡から優雅さと気品が余韻として残される——その美しさときたら、怪我から
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS 今回のオーストラリア・バレエ団来日公演で持ってきた『ドン・キホーテ』は、ルドルフ・ヌレエフとロバート・ヘルプマンが共同で監督し、ヌレエフ自身が主演したバレエ映画をもとに
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS この作品は、スタニスラフ・レムの『ソラリス』 およびタルコフスキーの映画『惑星ソラリス』 を下敷きにしたものです。 ソラリスとは2つの太陽系に属する惑星で、 さまざ
TAG:#評・感想 この公演は元々、シルヴィア・アッツォーニがプロデュースし、アレクサンドル・リアブコとのデュエットとして2022年にイタリアで初演されました。今回の日本公演は、この作品に二山治雄を加えて作り直したものです。元々の
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式もはや2ヶ月前の公演になりますが、振付・ステージングを森山開次が手掛けた『平家物語—胡蝶の被斬—』を見に行きました。脚本は小林靖子、演出は朴璐美。台本を手にした俳優・声優たちによる
TAG:#評・感想 埋め込み元:8/COURT渋谷ヒカリエの8/COURTというイベントスペースで開催された『流れに流されてどこへでも—Drifting, wherever the tide takes us. 』という公演を見に
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS2年前に初演された斎藤友佳理振付『眠れる森の美女』が早くも再演されました。初演のときにさほど面白いバージョンだとは思わなかったので、再演はパスしようとしていたところ、ゲストとしてオーロラ役に永